JPS63238893A - パチンコ機の入賞装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、パチンコ機の遊技板面に装備される入賞装置
に関するものである。

［従来の技術］ 入賞装置はパチンコ機においてゲームを構成する中枢部
となるもので、装置の構造は飛入条件を左右することか
ら遊技者にとって最も関心・の高い部分となっている。

従来入賞装置に関しては数多くの提案があり、多数の実
施品があるが、本発明はこれら多くの入賞装置の巾にあ
って特にタイマー等との組合せによって装置に備える扉
を所要時間開放させ、この間に多くの打球の飛入を可能
にした扉付き入賞装置の改良に関するものである。

周知の様に最近のパチンコ機は特定した飛入口に打球が
飛入したり、予じめ設定した飛入の組合せが完成した場
合等においてその褒賞として扉付き入賞装置を開放作動
させ、通常一定の時間この開放状態を継続させて多くの
入賞を可能にしたものが多く採用されている。

この扉付きの入賞装置はタイマーとの組合せに併せて飛
入法を検出するスイッチを備えて飛入数を計数し、設定
した時間の経過、若しくは設定個数の飛入があったとき
のいずれかが達成されたとき扉を閉じて飛入、即ち入賞
を止めるものてしである０例えば実開昭８１−３４２７
７号公報、実開昭８１−１２１８７１号公報等に記載さ
れる入賞装置がこの種扉付きの入賞装置である。

この入賞装置は設定した開放条件、例えば特定した飛入
口に打球が飛入したことなどを条件にして装置の飛入口
に設ける扉をソレノイドの励磁などによって開放される
ものとなっているが、」−記者公報に記載され装置にお
いて開示されるように飛入口を開く扉は単なる板状の扉
にして、開放時には前方に向けて水平に倒し、落下する
打球を受けてこれを飛入口に誘導し、また閉塞時には起
立させて飛入口を閉ざすものとしである。

この様に従来の装置は板状の扉を下端を枢着部として上
端を前後の揺動させ、開閉動する構造に係り、ことに開
放時にはこの扉に受けられる球を全て入賞球として飛入
口に受は入れてしまうものとなっているが、この種入賞
装置は前述した様にタイマーとの組合せによって所要の
時間開放状態が継続されるものとなついることからこの
扉に受けられる球が全て入賞球となると、逸速く設定個
数の飛入が達成されて多くの時間を残したま一閉じてし
まう一方、この近辺に寄り付く球の全てがこの入賞装置
の飛入口に集められて他の入賞口に飛入するチャンスが
奪われることからゲームが極めて単調になる欠点があっ
た。

［発明が解決しようとする問題点１ 本発明は、上述の様な従来の扉付−きの入賞装置におけ
る欠陥、即ち、扉の開放に伴う飛入条件の緩和時におけ
る単調さに鑑み、これを改善すべく研究開発されたもの
で、扉の開放時にこの扉に落下した打球の全てを飛入口
に誘導することなく飛入口と非飛入口に落下球の個々の
落下状態によって不規則に振り分け、従来装置における
単調さを解消すると共に、非水入球となった球について
は他の入賞口に誘導して再度の入賞のチャンスを与えら
れるようにした改善された入賞装置を提供せんとするも
のである。

［問題を解決するための手段１ 本発明は上述目的に基づきなされたもので、その特徴と
するところは取付基板に開設する飛入口の開口部下縁に
沿って支軸を介して開閉自由に枢着される扉を設け、該
扉の背面両側端部に上面を傾斜面にした所要横幅を有す
る球の振り分け台を立設したことを特徴としたパチンコ
機の入賞装置にある。

本発明における入賞装置はソレノイドによって扉を開閉
動させると共に開放時には所要の時間開放状態を継続せ
しめるもので、この開放時に前方に倒れて上を向く扉の
背面の両側端部に振り分け台を設け、落下する打球を扉
の背面に直接受けてこれを飛入口に誘導し、飛入法、即
ち、入賞球とするほか、上記振り分け台上に落下した打
球をここで入賞球と非入賞球に任意に振り分け、飛入に
変化をつける一方、非入賞球については本発明入賞装置
の近傍に設けられる入賞口に誘導して再度の飛入のチャ
ンスを与えることにより前記従来の装置における単調さ
を改善したものである。以下、本発明の入賞装置を図示
する実施例について詳述する。

［実施例］ 図面に示す実施例は本発明の一例で、第１図は本発明装
置の使用状態を示す正面図、第２図は一部欠截した拡大
正面図、第３図は第２図■−■線に沿って断面とした側
面図、第４図は同じ＜ＩＶ−ＩＶ線に沿って断面とした
側面図、第５図は同じ＜Ｖ−Ｖ線に沿って断面とした側
面図である。

図面においてｌは本発明入賞装置の取付基板であり、２
はこの取付基板の背面に一体に設けた箱形の枠体、３は
取付基板を貫通するように開設した横長の飛入口で、４
はこの飛入口を開閉する扉、５は扉を開閉動させるため
のソレノイドである。

本発明入賞装置は遊技板６に開設する取付孔部７に枠体
２を嵌め入れ取付基板ｌを前面に添わせた状態で取付け
られるもので、上記枠体２の内部には飛入口３に続けて
入賞球を受は入れ、これを遊技板背後の入賞球通路へと
誘導する通路８を有し、この通路には入賞球を検出する
ためのカウント用の検出スイッチ９が臨ませである。

扉４は飛入口３と略同−の横長の形状の板にして両側縁
には飛入口３の開口部に枢着するための軸受板１０ａ　
、　１０ｂを備え、これに飛入口３の左右の開口縁の下
池に水平に突設する支軸１１．１１を軸装して、これを
支点に前後方向に自由に開閉動するよう枢着しである。

この扉４の背面両側端部には上記軸受板１０ａ、１０ｂ
に連続するように球の振り分け台１２．１２が設けてあ
り、扉の球受は面となる背面の一部を占領している。

振り分け台は略パチンコ球の直径に等しい高さと横幅を
有しており、その上面１２ａつまり扉の背面と並行する
面は内方に向けて緩い勾配をもった傾斜面に形成しであ
る。

この振り分け台１２は扉４と一体をなし、扉の閉塞時に
は飛入口３を通して枠体２の中に入り込むようになって
いる。尚、枠体２の内部はこの振り分け台が入る空間と
通路８との間を画す壁１３が設けてあり、通路を通る球
がこの空間に入り込まない様にしである。

上記振り分け台１２を有した扉４は左右の軸受板１０ａ
　、　１０ｂにそれぞれ後方に向けて突き出す係合片１
４．１５を備え、一方の係合片１４にはバネ１Ｂを掛は
止めた付勢鉤片１７を係合させ、他方の係合片１５には
前記ソレノイド５のプランジャから延設した作用棒１８
によって作動される連動片１８が係合させである。

付勢鉤片１７は一端を軸２０によって枢着し、常時バネ
１６によって上方に引き上げられて自由端に係合する係
合片１４を上向きに付勢し、これによって扉４を開放方
向に付勢する。そして、他方連動片１Ｂは一端を枢支す
る軸２１を支点に揺動自由に取付き、常にはソレノイド
５のプランジャに巻装する縮設したバネ２２の反発を受
けて押下げられる作用棒１８を上縁に受けて押下げられ
、揺動する自由端に係合する係合片１５を押下げて扉４
を閉塞方向に付勢するようにしである。

尚、ここにおけるバネ２２は前記鉤片１７を引き上げる
バネ１Ｂより強力にして常態において扉４を閉塞した状
態にしである。

上記構成に係る本発明の入賞装置は好ましい一例として
第８図に示した如く遊技板６の略中央部に配置される表
示装置２３の直下に取付け、この装置の左右上部に打球
の落下を誘導する障碍釘２４を配列し、その最下端を飛
入口２の左右両測部上方に臨ませる。そして、この配置
に併せて入賞装置の左右下方には他の入賞口２５を配置
し、この入賞口の上方に適宜障碍釘２４を植設してその
取付けを行う。

この様な使用において打球が遊技板６に設置した一つの
入賞口２６に飛入したとき、この入賞口に備える検出ス
イッチ（図示せず）の検出でソレノイド５を励磁するよ
うに設定しておくと、第５図に示した如くバネ２２に抗
してプランジャが上昇し、作用棒１８が連動片１９から
離れるため、この連動片によって押付けられていた扉４
が支軸１１を支点に前方に傾倒し、飛入口２を開放する
ことになる。

第８図はこの扉４の開放状態を示すもので、この状態に
おいて障碍釘２４に誘導されて落下する打球はその誘導
方向に位置する扉４の振り分け台１２に向けて落下し、
その上面１２ａに衝合することになり、このとき球の勢
い或は回転状態、衝合方向等の諸条件によってこの振り
分け台の左右いずれかに進路を決定され内方に転がった
ものは溝上に乗り飛入口に誘導されて入賞球となり、ま
た外方に転がったものは非入賞球となるとともに、この
内の幾つかは再度その下方に配置される他の入賞口２５
へ案内され入賞のチャンスが与えられることになる。

本発明の上記入賞装置は通常従来の入賞装置と同様図示
しないタイマー装置と連動して設けられると共に、通路
８に備える検出スイッチ９に接続する入賞個数計数装置
とも連動して設けられる。そして、開放状態が一定の時
間経過したとき、または所定数の入賞球があったとき、
前記ソレノイド５が失磁して開放した扉４は閉じられる
。

ソレノイド５が失磁するとバネ２２の作用で作用棒１８
が下降し、連動片１９が押下げられて係合片１５を介し
て扉４は支軸１１を支点に自由端を起上げ飛入口２を閉
じる。

第７図及び第６図はこの扉の閉塞状態を示したもので、
付勢鉤片１７は押下げられ、開放方向に付勢するバネ１
６は引き伸される。そして、扉４の左右の振り分け台は
枠体２の内部に格納されることになる。

尚、図中２７は本発明入賞装置の飛入口３の下方に設け
た入賞口であり、２８は扉の開放状態を表示するため枠
体２の内部に備えた照明を兼用した表示ランプである。

［発明の効果］ 本発明入賞装置は−Ｌ述説明の如く構成され、使用され
るもので、例えば特定の入賞口に打球が飛入したとき作
用するように設定したソレノイド５を励磁して扉４を開
放し、落下球を受は取り飛入口３の飛入を容易にして入
賞率を高める一方、失磁に伴わせて扉４を閉塞し、飛入
を不能にして入賞条件を確実に変化させることができる
ことは勿論のこと、本発明の入賞装置は上述溝の開放時
にはこの扉の背面に備える振り分け台が取付基板の前面
に突き出し、扉４に向けて落下する打球を受けてこれを
内外に振り分けることから、従来装置の如く単純に扉に
受けられる全ての球を入賞球とするようなことがなく変
化に富んだ遊技を楽しむことができる。

また、本発明装置は他の入賞口の近傍に備えて組合せる
と、上記振り分け台によって外方に振り分けた球に再度
入賞のチャンスを与えるこてができるため、従来の画一
化された装置より遥かに変化に富んだ装置を提供するこ
とができる。

尚、前記実施例ではソレノイド５の励磁によって扉４を
開放させ、失磁によってこれを閉塞するよう設定したが
、扉４に対するソレノイドは逆に関係付けて失磁したと
き開放するようにしても同好であり、実施者において任
意選択することができる。

また、扉の背面に備える振り分け台１２の上面１２ａの
勾配を内方に傾けたが、外方に傾けても、或はこの上面
１２ａを弧状の凸曲面に形成して落下した打球を左右に
振り分けてもよい。この上面の傾きは入賞確率に影響す
るものとなるが、内、外に向けての傾き、その勾配の大
小は任意実施者において選択することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明入賞装置の一実施例を示したもので、第１
図は使用状態の正面図、第２図は一部欠截した拡大正面
図、第３図は第２図■−■線に沿って断面とした要部の
側面図、第４図は同じ＜ＩＶ−ＩＶ線に沿った断面図、
第５図は同じく第２図■−■に沿って断面とした扉の閉
塞時における断面図、第７図は同じく第２図ｖ−ｖ線に
沿って断面とした扉の閉塞時における断面図、第８図は
本発明入賞装置の具体的配置例を示す説明図である。 ｌ・・・取付基板、２・・・枠体、３・・・飛入口、４
・・・扉、１１・・・支軸、１２・・・振り分け台、１
２ａ・・・振り分け台の上面。 手続補正書（方式） 昭和６３年５月７２日 特許庁長官　小　川　邦　夫　殿 １、事件の表示 昭和６１年特　許　願第２６９９０３号２、発明の名称 パチンコ機の入賞装置 ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 住所　群馬県桐生市広沢町二丁目３０１４番地８名称　
　　平和工業株式会社 代表者　中島健吉 ４、代　　理　　人　　〒　１０５ 住所　東京都港区愛宕−丁目６番８号 ５、補正命令の日付 昭和６３年４月２６日（発送日） ６、補正の対象 明細書中、図面の簡単な説明の欄 ７、補正の内容 明細書第１４頁第１２行目「く第２図ｍ−ｍに沿って断
面とした」とあるのを、「く第２図Ｖ−Ｖ線に沿った断
面図、第６図は第２図■−■線に沿って断面とした」と
補正する。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）、取付基板に開設する飛入口の開口部下縁に支軸
   を介して開閉自由に枢着し、揺動自由な上端を前方に倒
   すことより開放され、また起立することによって飛入口
   を閉塞する扉を設ける一方、該扉の背面両側端部に上面
   を傾斜面にした所要横幅を有する球の振り分け台を立設
   したことを特徴とするパチンコ機の入賞装置。
2. （２）、飛入口は横長に形成し、扉を該飛入口に適合し
   た横長形状にすると共に、該扉の両側端部に設ける球の
   振り分け台は閉塞時上記飛入口を通して取付基板の背後
   に格納されるものであることを特徴とした特許請求の範
   囲第１項に記載のパチンコ機の入賞装置。
3. （３）、球の振り分け台の上面は幅を略パチンコ球１個
   分の幅を有するようにすることを特徴とした特許請求の
   範囲第１項に記載のパチンコ機の入賞装置。
4. （４）、球の振り分け台の上面は緩い勾配をもった傾斜
   平面であることを特徴とした特許請求の範囲第１項に記
   載のパチンコ機の入賞装置。
5. （５）、球の振り分け台の上面の傾斜は内方に傾斜する
   平面であることを特徴とした特許請求の範囲第４項に記
   載のパチンコ機の入賞装置。
6. （６）、球の振り分け台の上面は弧状曲面であることを
   特徴とした特許請求の範囲第１項に記載のパチンコ機の
   入賞装置。