JPS63238467A - 非接触式高電圧測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野） 本発明は非接触式高電圧測定装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、高電圧の課電部の電圧を測定する装置としてコン
デンサ分圧形計器用変圧器（以下、ＰＤという）あるい
は抵抗分圧により、直接課電部と接触させて電圧を測定
する接触式の電圧測定装置がある。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、上記提案された接触式の電、圧測定装置にお
いては絶縁を考慮する必要があるばかりか、その装置も
大型となるといった問題がある。

そこで、本発明の目的は構造簡単な検出電極を用いて課
電部の電圧を容易に測定できる非接触式高電圧測定装置
を提供することにある。

発明の構成 （問題点を解決するための手段） 本発明は前記問題点を解決するためになされたものであ
って、課電部に対し所定の距離をおいて離間した位置に
配置され、課電部と空間の静電容量を介して流入する変
位電流を検出する検出電極と、前記課電部と検出電極と
の距離値を入力するための入力手段と、所定の電圧値に
おける前記課電部と検出電極との距離値と、前記検出電
極からの出力値との関係を予め記憶した記憶手段と、前
記入力手段から入力される距離値と前記検出電極からの
出力値とに基づいて、前記記憶手段に記憶した距離値と
出力値との関係からｌ１１１部の電圧値を演算するとと
もに、その電圧値を表示器に表示させる制御手段とから
非接触式高電圧測定装置を構成したものである。

（作用） 上記手段により制御手段は入力手段から入力される距離
値と、課電部と所定の絶縁距離をおいて設置された検出
電極からの出力値とに基づいて前記記憶手段に記憶した
距離値と出力値との関係から課電部の電圧値を演算し、
課電部の電圧値は求められる。そして、前記制御手段に
よってその電圧値は表示器に表示される。

（実施例） 以下、この発明を具体化した一実施例について第１図か
ら第５図に従って説明する。

図中、この発明に用いられる非接触式の電圧センサの制
御回路を内蔵した制御ボックス１前面下部には電灯線又
はバッテリーにて供給される電源をオン−オフする電源
スィッチ２及びブザー３が設けられ、さらに、前面中央
部にはテンキー４゜プラスキー５及びマイナスキー６が
設けられている。

、−又、テンキー４の右側方にはクリアキー７、警報キ
ー９及びセットキー１０が設けられ、前記各入カキ−４
，５，６，７，９，１０は制御ボックス１に内蔵された
制御手段としての中央処理装置。

（以下、ＣＰＵという）１１に接続されている。

前記テンキー４の上方には４桁の数字を表示する液晶又
はＬＥＤよりなる表示器１３が設けられている。尚、前
記クリアキー７が押下されると、前記テンキー４による
入力はクリアされるようになっている。

電圧センサの検出電極１５は平板状に形成されるととも
に、第２図に示すように上面に検出窓１６が透設された
箱形のシールド電極１７内において絶縁支持部材１８に
て固定されている。前記検出電極１５と制御ボックス１
に内蔵された制御回路とはリード線１９にて接続されて
いる。そして、前記検出Ｎ極１５は前記検出窓１６及び
所定の絶縁距離りを介して課電部としての配電線路２０
と対向配置され、前記配電線路２０と空間の静電容量Ｃ
を介して電気的に接続されるようになっている。

次に、この電圧センサの電気的構成について説明する。

前記ブザー３は前記ｃｐｕｉｉに接続されたブザー駆動
回路１２によって駆動され、鳴動するようになっている
。又、前記表示器１３はＣＰＬｌｌｌに接続された表示
駆動回路１４によって駆動され、前記テンキー４によっ
て入力される距離値及びＣＰＬＪｌｌによって算出され
た測定電圧値を表示するようになっている。

前記検出電極１５は配電線路２０によって生じた電圧の
変化を増幅する増幅器２１と接続され、同増幅器２１は
Ａ／Ｄ変換器２２に接続されている。そして、前記Ａ／
Ｄ変換器２２は前記増幅器２１から出力されるアナログ
信号の電圧値をデジタル信号に変換し、前記ＣＰｔＪ１
１に検出電極１５からの出力値として出力する。前記Ｃ
ＰＵ１１にはこの電圧センサの演算及び制御プログラム
が記憶されたプログラムメモリ（以下、ＲＯＭという）
２３及びＣＰＵ１１の演算結果及び前記テンキー４から
入力される距離値とを記憶する記４憶手段としての作業
用メモリ（以下、ＲＡＭという）２４が接゛続されてい
る。

前記ＲＯＭ２３に記憶された演算及び制御プログラムは
例えば第４図に示すように所定の電圧値における課電部
と前記検出電Ｉ＃１１５との距離値と、検出電極１５か
らの出力値との関係を示すデータを含むものであって、
検出電極１５からの出力値は課電部の電圧変化に正比例
することと、前記デ−夕を使用することによって課電部
の電圧値を算出可能なものである。

さて、上記構成された非接触式電圧センサを用いた高電
圧測定方法について第５図に示すフローチャート図に従
って説明する。

まず、電圧を測定すべき配電線路２０に対し所定の絶縁
距１１１ｔＬを介して検出電極１５を対向配置して固定
し、電源スィッチ２をオン操作する。次に、テンキー４
を押下して前記絶縁距離りの値を入力し、セットキー１
０を押下する。すると、ＣＰＵ１１はそのキー人力され
た距離値をＲＡＭ２４に記憶しくステップ１．２．３以
下、ステップをＳで表す）、次に、ＣＰＬｌｌｌは現在
の検出電極１５からの変位電流に基づく出力値を読み込
む（Ｓ４）。そして、ＣＰＬＪｌｌは前記検出電極１５
からの出力値とＲＡＭ２４に記憶した距離値とＲＯＭ２
３の記憶データとに基づいて配電線路２０の電圧値を演
算しくＳ５）、表示駆動回路１４を介してその算出した
電圧値を表示器１３に表示させる（Ｓ６）。

以後、ＣＰＵ１１は現在の検出電極１５からの出力値を
読み込み、その出力値とＲＡＭ２４に記憶した距離値と
ＲＯＭ２３の記憶データとに基づいて配電線路２０の電
圧値を常時演算して算出し、その算出した電圧値を表示
器１３に表示させる処理動作を繰返す（８４，５，６）
。尚、ＲＡＭ２４は電源スィッチ２がオフされても距離
値を記憶し続けるようにバッテリー等のバックアップ電
源が接続されている。

従って、ＣＰＵ１１は配電線路２０と検出電極１５との
間の絶縁距離りを入力すれば、以後検出電極１５からの
出力値とＲＡＭ２４に記憶したその距離値とＲＯＭ２３
に記憶した演算プログラム及び記憶データとに従って、
配電線路２０の電圧値を演算してその結果割出された電
圧値を表示器１３に表示させることがで″きる。

さらに、警報キー９を押下した後、テンキー４を押下し
て警報電圧値を入力し、ＲＡＭ２４にその電圧値を記憶
させてからプラスキー５を押下すると、ＣＰｔＪｌｌは
前記警報電圧値と検出電極１５からの出力値に基づいて
算出した電圧値とを常時比較し、その電圧値が前記警報
電圧値以上になるとブザー３を鳴動させる。又、警報電
圧値を入力してＲＡＭ２４に記憶させてからマイナスキ
ー６を押下すると、ＣＰＵ１１は前記警報電圧値と検出
電極１５からの出力値に基づいて算出した電圧値とを常
時比較し、その電圧値が前記警報電圧値以下になるとブ
ザー３を鳴動させる。

従って、配電線路２０の電圧変化を検出電極１５による
非接触方式で測定し、さらに、その電圧値が警報電圧値
以上、又は以下となっているかどうかをブザー３を鳴動
させることによって容易に判断することができる。

又、検出電極１５は箱形のシールド電極１７内において
絶縁支持部材１８にて固定されているため、電圧を測定
すべき課電部以外の影響を受けにくいため、課電部の電
圧を的確に測定することができる。

なお、この発明は前記実施例に限定されるものではなく
、検出電極の形状を適宜変更して実施したり、アナログ
メーターを用いた表示器を用いて実施する等この発明の
趣旨から逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。

発明の効果 以上詳述したように、本発明においては構造簡単な検出
電極を高電圧が印加された課電部と所定の絶縁距離をお
いて配置し、その絶縁距離を入力することによって、以
後課電部の電圧を容易に測定できる。又、検出電極と接
続される制御ボックスも小型、軽量であって取外し、及
び持運びが容易であるという産業利用上優れた効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図から第５図は本発明を具体化した一実施例を示し
、第１図は制御ボックスの正面図、第２図は検出電極を
示す側面図、第３図は電圧センサの制御回路を示す電気
ブロック回路図、第４図はＲＯＭに記憶されたデータを
示すグラフ、第５図は作用を示すフローチャート図であ
る。 １・・・制御ボックス、４・・・テンキー、１１・・・
制御手段としてのＣＰＵ、１３・・・表示器、１５・・
・検出電極、２０・・・配電線路、２３・・・記憶手段
としてのＲＯＭ、Ｃ・・・静電容ｆｆｉ、　Ｌ・・・絶
縁距離。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、課電部に対し所定の絶縁距離をおいて離間した位置
   に配置され、課電部と空間の静電容量を介して流入する
   変位電流を検出する検出電極と、前記課電部と検出電極
   との距離値を入力するための入力手段と、 所定の電圧値における前記課電部と検出電極との距離値
   と、前記検出電極からの出力値との関係を予め記憶した
   記憶手段と、 前記入力手段から入力される距離値と前記検出電極から
   の出力値とに基づいて、前記記憶手段に記憶した距離値
   と出力値との関係から課電部の電圧値を演算するととも
   に、その電圧値を表示器に表示させる制御手段と からなることを特徴とする非接触式高電圧測定装置。