JPS6323831A - 4−(パラフルオロベンゾイル)フエノ−ル類の製法 - Google Patents

4−(パラフルオロベンゾイル)フエノ−ル類の製法

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JPS6323831A
JPS6323831A JP61165512A JP16551286A JPS6323831A JP S6323831 A JPS6323831 A JP S6323831A JP 61165512 A JP61165512 A JP 61165512A JP 16551286 A JP16551286 A JP 16551286A JP S6323831 A JPS6323831 A JP S6323831A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐熱性ポリマー用のモノマー、あるいは農薬
、医薬等の中間体として重要な4−(パラフルオロベン
ゾイル)フェノール類の製造方法に関する。
(従来の技術及び問題点) 4(、、#ラフルオロペンゾイル)フェノールの製法と
して、パラフルオロ安息香酸とフェノールとを、大量の
ぼりリン酸中で反応させる方法(特公昭50−4653
号公報)、大量の無水フッ化水素中で反応させる方法(
特開昭53−9735号公報)、大量のメタンスルホン
酸中で反応させる方法(特開昭57−154140号公
報)、大量のトリフルオロメタンスルホン酸中で反応さ
せる方法(特開昭58−62132号公報)が提案され
ているが、これらの方法では・ぐラフルオロ安息香酸が
高価なことと、大量の強酸を使用することと、さらには
脱水反応によって生成した水によってこれらの酸が希釈
されてしまい、必要な酸の濃度を保持するためには濃縮
しなければならないが、これらの酸と水との親和性が大
きくその分離が困難であることなどの欠点を有している
。また、パラフルオロ安息香酸クロリドとフェノールを
フルーデル・クラフッ反応を行う方法(特開昭53−9
735号公報、特開昭58−15936号公報)も提案
されているが、ノソラフルオロ安息香酸クロリドはさら
に高価なものである。
さらに、フッ化ベンゼンとパラヒドロキシ安息香酸とを
、無水フッ化水素−三フツ化ホウ素中で反応させる方法
(特開昭58−15936号公報)、大量のトリフルオ
ロメタンスルホン酸中で反応させる方法(特開昭58−
62132号公報)も提案されているが、バラヒドロキ
シ安息香酸が比較的高価な原料であることと、脱水反応
によって生成してくる水とこれらの強酸との分離が前述
のように困難なことなどの欠点を有している。
(問題点を解決するための手段) そこで本発明者らは、簡単な化合物であるフッ化ベンゼ
ン、−酸化炭素、フェノール類のアルカリ金属塩から安
価に、4−(パラフルオロベンゾイル)フェノール類を
製造する方法について鋭意検討を重ね念詰果、本発明を
完成するに至った。
すなわち本発明は、 1)酸化剤の存在下に、ヨウ素及び/またはヨウ化水素
をフッ化ベンゼンに反応させて、バラヨードフルオロベ
ンゼンを得るヨウ素化工程、b)該ノソラヨードフルオ
ロベンゼンをカルボニル化触媒の存在下に、一酸化炭素
及び・ぞう位に置換基を持たないフェノール類のアルカ
リ金属塩と反応させて、パラフルオロ安息香酸フェニル
エステル類を得るエステル化工程、及びC)  該パラ
フルオロ安息香酸フェニルエステル類を酸触媒の存在下
、4−(パラフルオロベンゾイル)フェノール類に転位
させる転位反応工程を包含することを特徴とする4、−
()ぞ2フルオロベンゾイル)フェノール類の製法であ
る。
本発明の方法は次のような反応式で表わされる。
a)ヨウ素化工程 または/及び C)転位反応工程 (式中、R1,几2. R3,几4はそれぞれ水素、ま
たは低級アルキル基、低級アルコキシ基、フッ素原子、
ニトロ基、シアノ基から選ばれた置換基を表わし、これ
らは、それぞれが同じものであってもよい。またMはア
ルカリ金属原子を表わす。)本発明のヨウ素化工程にお
いては、ヨウ素及び/またはヨウ化水素と、酸化剤とか
ら成るヨウ素化剤をフッ化(ンゼンに反応させることに
よってヨウ素化反応が実施されるが、・ソラヨードフル
オロベンゼンの選択率及び収率をできるだけ高くするよ
うに行うことが好ましく、少くとも80モル%のパラヨ
ードフルオロベンゼンを含むヨウ素化フルオロベンゼン
混合物が得られるように行うことが必要である。そのた
めには、ヨウ素1モル当シ、2モル以上のフッ化ベンゼ
ンを用いて行つことが好ましく、より好ましくは2.5
〜10モルのフッ化ベンゼンを用いて行われる。フッ化
ベンゼンの使用量がヨウ素1モル当シ、2モルよシ少い
とジョーPフルオロベンゼンなどの多ヨーP化フルオロ
ベンゼンの副生量が増したシ、未反応のヨウ素が残った
りして、バラヨードフルオロベンゼンの収率や選択率が
低下する。また10倍モルより多くのフッ化ベンゼンを
用いてもよいが、反応器が大きく々つたり、分離すべき
未反応のフッ化ベンゼンの量が多くなるので、それほど
好ましい方法ではない。
ヨウ素及び/またはヨウ化水素と組合わされてヨウ素化
剤となる酸化剤としては種々のものを用いることができ
る。例えば硝酸、亜硝酸、硫酸などの酸化力のある無機
酸類; NO2,N2O3などの酸化力のある窒素酸化
物類;ヨウ素酸、過ヨウ素酸などのハロゲンのオキシ酸
類;過酢酸、過酸化水素などの過酸化物類などが好まし
く用いられる。
特に好ましいのは、硝酸及び/または酸化力のある窒素
酸化物であり、これらは安価であるし、反応性もよい。
酸化剤の使用量としては、ヨウ素1モル当シ、11!子
酸化剤の場合は2モル以上、2電子酸化剤の場合は1モ
ル以上の割合で用いることが好ましい。
ヨウ素化反応は、ヨウ素化フルオロベンゼン混合物中の
バラヨードフルオロベンゼンの選択率をできるだけ高く
するために、できる限シ低温で行うことが好ましいが、
あまシ反応温度が低すぎると、反応速度が遅くなシ好ま
しい方法ではない。
バラヨードフルオロベンゼンの選択率が80%以上であ
って、適度な反応速度で反応させるためKは、10〜1
50℃の範囲が好ましく、より好ましくは30〜100
℃の範囲である。
ヨウ素化反応においては、触媒を用いる必要もないが、
鉄粉、塩化鉄、臭化鉄、ヨウ化鉄などの鉄系触媒、塩化
アルミニウム、ヨウ化アルミニウムなどのアルミニウム
系触媒などを用いることもできる。
またヨウ素化工程においては、フッ化ベンゼン以外の他
の溶媒を用いずに実施することも好ましい方法であるが
、必要に応じて溶媒を用いることもできる。このような
溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば
どのようなものも使用できるが、例えば酢酸、プロピオ
ン酸などの低級脂肪族カルゼン酸類;四塩化炭素、クロ
ロホルム、塩化メチレン、トリクロロエタンなどの低級
脂肪族ハロゲン化炭化水素類;エーテル、ジオキサンな
どのエーテル類;二硫化炭素;水などが用いられる。
用いるヨウ素化剤の種類や、場合によっては用いられる
溶媒の種類によっては、ヨウ素化反応は不均一液相で実
施される場合があるが、攪拌を効果的に行うことによっ
て、反応をスムーズに進行させることができる。
ヨウ素化工程は、回分式でも流通式でも実施できるが、
反応系中ではヨウ素化剤に対して、フッ化ベンゼンが当
会より過剰に存在している状態で反応させることが重要
であシ、またヨウ素及び/またはヨウ化水素の反応率を
できるだけ高くするように反応させることも重要である
ヨウ素化工程で得られたヨウ素化フルオロベンゼン混合
物から、・ソラヨードフルオロベンゼンを分離取得する
ために、分離・精製工程が実施される。ヨウ素化工程を
経た反応混合物は、通常、反応時過剰量に存在する未反
応のフッ化ベンゼンとノぞラヨードフルオロベンゼン、
オルトヨードフルオロベンゼンや場合によってはメタヨ
ーrフルオロベンゼン及ヒジョードフルオロベンゼンナ
トノ多ヨーPフルオロベンゼンから成るヨウ素化生成物
を含む有機部と、酸化剤の還元された生成物あるいは、
場合によっては過剰量の使用によって残っている未反応
の酸化剤を含む水都から成っている。
水の量や残存する酸化剤の量が有機部に比べて少ない場
合には、そのまま蒸留などの方法によって有機部を分離
・回収することもできるが、通常は有機部を二層分離等
で分離した後、水洗し、次いで有機部の分離・精製工程
を実施するのが好ましい。
ヨウ素化フルオロベンゼン混合物の分離・精製は、蒸留
または/及び晶析操作よシ実施され、高純度の、バラヨ
ードフルオロベンゼンが取得される。
本発明のエステル化工程に訃いては、ヨウ素化工程で得
られたバラヨードフルオロベンゼンをカルボニル化触媒
の存在下に、−酸化炭素、及びパラ位に置換基を持たな
いフェノール類のアルカリ金属塩と反応させて、パラフ
ルオロ安息香酸フェニルエステル類t−得ル。
カル−ニル化触媒としては、パラジウム、ロジウム、ル
テニウム、白金、イリジウム表どの白金属元素を含む触
媒、あるいは、鉄、コノ々ルト、ニッケルなどの金属元
素を含む融媒が好ましく用いられる。特に好ましいのは
パラジウム触媒またはニッケル触媒である。パラジウム
触媒としては、成分として・ぐラジウム元素を含むもの
であれば特に制限はなく、パラジウムが金属状態であっ
てもよいし、化合物を形成する成分であってもよい。
を次、との・ぞラジウム成分が例えば、活性炭、グラフ
ァイト、シリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、シリカ
−チタニア、チタニア、ジルコニア、硫酸ノ々リウム、
炭酸カルシウム、アスベスト、ベントナイト、ケインウ
土、プリマー、イオン交換樹脂、ゼオライト、モレキュ
ラーシーツ、ケイ酸マグネシウム、マグネシアなどの担
体に担持されたものであってもよい。
金属状態のノをラジウムとしては、/ぞラジウム金属、
パラジウム黒、ノ9ラジウムイオンを含む化合物を前記
のような担体に担持した後、水素やホルムアルデヒP1
 ヒドラジンなどで還元処理したもの、およびノ4ラジ
ウムを含む合金あるいは金属間化合物などが用いられる
。合金あるいは金属間化合物としては、例えば、セレン
、テルル、イオウ、アンチモン、ビスマス、銅、銀、金
、亜鉛、スズ、ノ々ナジウム、鉄、コノセルト、ニッケ
ル、水銀、鉛、タリウム、クロム、モリブデン、タング
ステンなどを含むものがあげられる。もちろん、これら
の合金あるいは金属間化合物が、前記のような担体に担
持されたものであってもよい。
−万、ノソラジウムを含む化合物としては、Pd0J!
、。
PdBr1. PdI2. Pd(NO3)2. Pd
804などの無機塩類;Pd (OCOCH3)2.シ
ュウ酸・々ラジウムなどの有機酸塩類; Pd(ON)
z ; PdO; Pds ; N2(PdX4 )、
M鵞(PdXg)で示されるノミラジウム酸塩類(Mは
アルカリ金属、またはアンモニウムイオンを表わし、X
はニトロ基、シアン基、)・ロゲンを表わす) ; (
pd(NH3)4]X4 。
(Pd(en)2〕Xzなどのパラジウムのアンミン錯
体類(Xは上記と同じ意味分もち、anはエチレンジア
ミンを表わす) ; Pd012(PhON)、、 P
d0ft□(PR3)2゜Pd(Co) (PRs)3
. Pd (PPh3)4. PdO2(几)(PPh
s)z。
Pd (02H4) (PPh3)2 、 Pd (0
3H5)2などの錯化合物棟たは有機金灰化合物類(R
は有機基を表わす):pd(acac)2などのキレー
ト配位子が配位した錯化合物fA(acacはアセチル
アセトンを表わす)などが用いられる。
また、本発明で用いられるニッケル触媒とは、成分とし
てニッケル元素を含むものであれば特に制限はなく、ニ
ッケルが金属状態であってもよい ・し、化合物を形成
する成分であってもよい。さらに、このニッケル成分が
前記のような担体に担持されたものであってもよい。
一方、ニッケルを含む化合物としては、Ni0n□。
NlBr2. NiI2などのハロゲン化ニッケル類;
N1804゜N1(NOI)2 、 NiC!03 、
 Nl (8ON)z 、 Nl (OfiOJ*など
のfJIA機酸のニッケル塩類; Ni (OOOC)
N3)z 、シュウ酸ニッケルなどの有機酸のニッケル
塩類;酸化ニッケル:水酸化ニッケル;硫化ニッケル;
リン化ニッケル;M2CNiX4)、 N4[”NiX
6]で示されるニッケル酸塩類(Mはアルカリ金属また
はアンモニウムイオンを表わし、Xはニトロ基、シアン
基、ハロゲン、No3e 54804を表わす);(N
i(NH3)4〕X2. CN1(Y)、1]X2゜C
NI(Y)2]X2. (Ni(1)Y)4)X4など
のニッケルのアンミン錯体類(Xは上記と同じ意味をも
ち、Yはエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ビ
ピリジン、7エナントロリンなどのキレート配位子を表
わし、pyはピリジンを表わす) ; N1(acac
)2などのキレート配位子が配位した錯化合物類(ac
acはアセチルアセトンを表わす) : N1(Co)
4. Ni(co)s(Pus)。
N1(OO)2(PH1)2. NiX2(PH1)2
. N1X(PH1)3. N1(P現)4゜N1XP
h(PRs)2. N1(RNO)2. CN1X(a
llyl)1zNl(05H5)2゜Ni(○0)2(
05H5)2 、 N1X(05H1)(PH1) 、
 N1(COD)2 。
Ni(con)(pa3)などの錯化合物類または有機
ニッケル化合物類(Rはアルキル、アリールなどの有機
基を表わし、00Dはシクロオクタジエンを表わす)な
どが用いられる。彦お、これらの化合物の中で成る種の
ものについては、水和物の形で用いてもよい。
これらの/eラジウム触媒およびニッケル触媒は、1種
だけ用いてもよいし、2s以上を用いることもできる。
さらに、収率や選択率分向上させたり、反応速度分上げ
たり、反応温度を下げたシする目的で、他の化合物を添
加することもできる。このような化合物としては、例え
ば、一般式(I)で示されるようなホスフィン化合物が
あげられる。
PIL’lR’211L’3      (I)(式中
、B/、 、 R/、 、 R’3は水素、ハロゲン、
脂肪族基、脂環族基、芳香族基、芳香脂肪族基を表わし
、これらは同じものであってもよいし、また、リンを含
む環を構成する要素であってもよい。)もちろん、この
ようなリンを1分子中に2個以上含むポリホスフィン化
合物であってもよい。
このようなホスフィン化合物としては、例えば、n−オ
クチルホスフィン、ジ−n−ブチルホスフィン、ジエチ
ルブチルホスフィン、トリーn−フロビルホスフィン、
トリーn−ブチルホスフィンなどのアルキルホスフィン
、ジアルキルホスフィンおよびトリアルキルホスフィン
類;シクロヘキシルホスフィン、ジシクロヘキシルホス
フィンなどの脂i 族ホスフィン類;ベンジルホスフィ
ン、ジベンジルホスフィン、ジベンジルエチルホスフィ
ン、トリベンジルホスフィンなどの芳香脂肪族ホスフィ
ン類;メチルフェニルホスフィン、エチルフェニルホス
フィン、ジメチルフェニルホスフィン、メチルジフェニ
ルホスフィン、メチルベンジルフェニルホスフィン、エ
チルジフェニルホスフィン、シシクロヘキシルクエニル
ホスフインなどの混合ホスフィン類;フェニルホスフィ
ン、トリルホスフィン、ジフェニルホスフィン、トリフ
ェニルホスフィン、トリストリルホスフィン、ジフェニ
ルトリルホスフィンなどのアリールホスフィン、ジアリ
ールホスフィンおよびトリアリールホスフィン類;ビス
(ジフェニルホスフィノ)メタン、ビス(ジフェニルホ
スフィノ)エタン、オルトフェニレンビス(ジエチルホ
スフィン、2.2’−ビス(、)フェニルホスフィン)
−1,1’−ヒナフチルなどのジホスフィン類などが用
いられる。
このようなホスフィン化合物は、1種類でもよいし、2
8以上混合して用いてもよい。このようなホスフィン化
合物の中で、特にトリアリールホスフィンが好ましく用
いられる。ドリアリールホスフィンの中でも、入手の容
易さなどの理由でトリフェニルホスフィンが特に好まし
く用いられる。
本発明で用いられるパラ位に置換基を持たないフェノー
ル類のアルカリ金属塩とは一般式で表わされる化合物で
あって、フェノール類のヒドロキシル基の水素原子がア
ルカリ金R原子によって置換された化合物である。(但
し、几1.R2゜R’s B4. Mは前記の通シであ
る。)このような化合物は、どのような方法で得られた
ものであってもよいが、例えばアルカリ金属原子を含む
塩基性物質と、パラ位に置換基を持たないフェノール類
とから容易に得られる。アルカリ金属原子を含む塩基性
物質としては、例えば、アルカリ金属、アルカリ金属酸
化物、アルカリ金属水酸化物、7°ルカリ金属炭酸塩、
アルカリ金g4重炭酸塩などがあげられる。とりわけ、
フェノール類と水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化ルビークラム、水酸化セシウムな
どのアルカリ金属水酸化物との反応による方法が最も容
易である。
このようなパラ位に置換基を持たないフェノール類のア
ルカリ金属塩の原料となるフェノール類としては例えば
フェノール、クレゾール、ジメチルフェノール、トリメ
チルフェノール、テトラメチルフェノール、エチルフェ
ノール、ジエチルフェノール、トリエチルフェノール、
エチルクレゾール、メトキシフェノール、エトキシフェ
ノール、ジメトキシフェノール、メトキシクレゾール、
フルオロクレゾール、ジフルオロフェノール、フルオロ
クレゾール、ニトロフェノール、ジニトロフェノール、
ニトロクレゾール、シアンフェノール、ジシアノフェノ
ール、シアンクレゾール、フルオロニトロフェノール、
フルオロニトロクレゾール、フルオロシアノフェノール
、ニトロシアノフェノール、シクロヘキシルフェノール
、シクロヘキシルクレゾール、シクロヘキシルフルオロ
フェノールなどが用いられる(但し、置換フェノールの
場合、ヒPロキシル基に対してパラ位が置換されたもの
は除く)。
このようなフェノール類のアルカリ金属塩の中で、フェ
ノールまたは2,6−ジメチルフェノールのナトリウム
塩またはカリウム塩が特に好ましく用いられる。
一酸化炭素は純−酸化炭素でもよいし、q素、アルザン
、ヘリウム、低級炭化水素などの反応に悪影響を及ぼさ
ない他のガスで希釈されたものであってもよい。−酸化
炭素は分圧で0.1〜300 kf/crn2、好まし
くは1〜200 kf/の2の範囲で使用される。
エステル化工程を実施するに当シ、カルボニル化触媒は
、その中に含まれる金属原子として、・ソラヨードフル
オロベンゼンに対して、通常0.0001〜1,000
倍モルの量で使用されるのが好ましい。
また、ホスフィン化合物のような添加剤を用いる場合に
は、カルセニル化触媒中の金属原子に対して通常0.0
1〜1 、000倍モルの量で使用されるのが好ましい
パラ位に置換基を持たないフェノール類のアルカリ金属
塩は、ノにラヨーPフルオロベンゼンニ対して好ましく
は0.5〜2.0当量、よシ好ましくは088〜1.5
当量の範囲で用いられる。
本発明のエステル化工程においては、反応溶媒を用いな
くてもよいが、必要に応じて、反応に悪影響を及ぼさな
い溶媒を用いることができる。
このような溶媒としては、例えば、ヘキサン、ヘプタン
、オクタン、デカン、ペンタデカンなどの脂肪族炭化水
素類;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンなどの脂
環族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン、メシ
チレンなどの芳香fe炭化水素類;アセトニトリル、ベ
ンゾニトリルなどのニトリル類;スルホラン、メチルス
ルホラン、ジメチルスルホランなどのスルホン類;テト
ラヒrロフラン、1.4−ジオキサン、1,2−ジメト
キシエタンなどのエーテル類;アセトン、メチルエチル
ケトンなどのケトン類;酢酸エチル、安息香酸エチルな
どのエステル類; N、N−ジメチルホルムアミド、N
、N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリPン、
ヘキサメチルホスホルアミドなどのアミP類などがあげ
られ石。
エステル化反応は通常50〜350℃、好ましくは10
0〜300℃の範囲で、また、反応圧力は、通常1〜5
00跣ytm2、好ましくは5〜300にグ/α2の範
囲で実施される。
このようなカルボニル化触媒を行うことによって、パラ
ヨーPフルオロベンゼンのフッ素原子は置換されずに、
ヨウ素原子のみがアリーロヤシカルボニル基によって置
換されたパラフルオロ安息香酸フェニルエステル類が、
90%以上の高収率及び高選択率で得られることがわか
った。
またエステル化工程で副生ずるアルカリ金属ヨウ化物は
、例えばエステル化反応混合物を水洗するなどの方法に
より、パラフルオロ安息香酸フェニルエステル類から容
易に分離される。そしてこのヨウ化水素と塩基との塩か
らは、公知の方法によって、ヨウ化水素と塩基として、
またはヨウ素と塩基としてそれぞれ容易に回収すること
ができ、これらは、それぞれヨウ素化工程、及びエステ
ル化工程に循環再使用することができる。
本発明の転位反応工程においては、エステル化工程で得
られた・9ラフルオロ安息香酸フエニルエステル類を酸
触媒の存在下、転位反応を行なって目的トする4−(パ
ラフルオロベンゾイル)フェノール類を得る。
転位反応工程において用いることのできる酸触媒として
は、実質的に水を殆んど含まないものであれは使用する
ことができるが、収率や選択率をできるだけ高くするた
めに、ルイス酸、および/または強酸性プロトン酸を用
いることが好プしい。
このようなルイス酸としては、ホウ素、アルミニウム、
ガリウム、インジウム、タリウム、スカンジウム、イツ
トリウムなどの■属の元素の/・ロゲン化物類;ケイ素
、ゲルマニウム、スズ、チタン、ジルコニウムなどの■
属の元素の7−ロゲン化物類;アンチモン、ビスマス、
ノ々ナジウム、二オフ、タンタルなどのV属の元素の7
・ロダン化物類、鉄、銅、亜鉛などの金属の7・ロダン
化物類などが用いられる。また強酸性プロトン酸として
は、無水フン化水素;トリフルオロ酢酸、ノミ−フルオ
ロプロピオン酸などのフルオロカルゼン酸類;メタンス
ルホン酸、エタンスルホン酸、ヘンゼンスルホン酸など
のスルホン酸類;フルオロスルホン酸、クロルスルホン
酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トリクロロメタン
スルホン酸、パーフルオロエタンスルホン酸などの/・
ロゲン化スルホン酸類及ヒ、ハロゲン化アルカンスルホ
ン酸類などが用いられ石。また固体酸である高シリカ含
有ゼオライト、強酸性陽イオン交換樹脂や、固体超強酸
酸と呼ばれる酸類も本発明の転位反応に用いることがで
きる。固体超強酸とは100%硫酸よりも強い酸強度を
もつ固体状の強酸のことであり、このものとしては、例
えばSbF5 、5aF5 、 BF3.0FsSO3
H、SbFg HP。
SbF5  FSOs H又はこれらの混合物などを8
+02 AJ2tO3+8102 TiO2,5i02
 ZrO2,’rto、  ZrO2,1JQ203B
203!SiOスーWO3,HF−ゼオライト、Al1
zOs、 5i02.グラファイト、陽イオン交換樹脂
、活性炭、フッ素化グラファイトなどに担持させたもの
、フッ素化スルホン酸樹脂などを挙げることができる。
ここで、フッ素化スルホン酸樹脂とは一〇F25O3H
基および/または〉0FSO3H基を有する樹脂のこと
である。
これらの酸は、単独で、あるいは2種以上分混合して用
いることができる。
また、この転位反応は無溶媒で行なってもよいが、反応
に悪影響を及ぼさない溶媒を用いることもでき石。この
ような溶媒としては、二硫化炭素;クロロホルム、塩化
メチレン、四塩化炭素、ジクロルエタン、トリクロロエ
タン、テトラクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類
;クロルベンゼン、ジクロルベンゼン、ブロムベンゼン
、クロルナフタレンなどのハロゲン化芳香族炭化水素類
;ニトロベンゼン、ニトロトルエン、ニトロメタンなど
のニトロ化合物類などが用いられる。
この転位反応は、実質的に無水の条件下で行うことが好
ましい。反応系中に水が存在すると−でラフルオロ安息
香酸フェニルエステル類の加水分解が起り、目的とする
4−(パラフルオロベンゾイル)フェノール類の収率が
低下するからである。
従って酸触媒中の水分はもちろんのこと、溶媒を用いる
場合は溶媒中の水分率をできるだけ低くしておくことが
好ましい。
またこの転位反応を行う温度及び反応時間は用いる触媒
や溶媒の槌類などの他の反応条件によって異なるが、通
常−30〜250℃、好ましくは一20〜200℃の温
度範囲で、数分〜数十時間の範囲である。
このような転位反応を行うことによって、・セラフルオ
ロ安息香酸フェニルエステル類から、高収率、高選択率
で4−(パラフルオロベンゾイル)フェノール類が得ら
れる。
(発明の効果) 本発明の方法によシ、フッ化ベンゼン、一酸化炭素及び
パラ位に置換基を持たないフェノール類のアルカリ金属
塩から、高収率、高選択率で4−()ぐラフルオロベン
ゾイル)フェノール’fA カM 造できることが明ら
かとなった。
(実施例) 以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発明
は、これらの実施例【て限定されるものではない。
実施例I N K 冷却器付のフラスコにフッ化ベンゼン2882
、ヨウ素254Fを入れ65〜70℃に加熱し、次いで
攪拌下に61%硝i 840 ?を徐々に滴下した。滴
下終了後、さらに3時間攪拌を続け、反応を完結させた
。ヨウ素は完全に消費されていた。反応混合物を二層分
離し、有機層分水、炭酸ナトリウム水溶液、水の/If
fに洗浄し、次いで蒸留を行っ九。
過剰量仕込んでいたフッ化ベンゼンと少量含まれている
水を留去した後の組成は、ノクラヨーPフルオロベンゼ
ン91.9%、オルトヨードフルオロベンゼン7.6%
、メタヨードフルオロベンゼン0.5%でs、b、ソの
重量は442グ(モノヨードフルオロベンゼンとして9
9.5%収率)であった。
このモノヨードフルオロベンゼンを還流装置付の充填塔
式精留装置を用いて精留を行って得られたノぞラヨード
フルオロベンゼンを用いて、次のエステル化工程を実施
した。
ノソラヨーPフルオロベンゼン22.2 t 、フェノ
ールと当量の水酸化ナトリウムを水溶液中で反応させた
後、脱水、乾燥して得られたナトリウムフェノキシト1
2.891塩化ノぐラジウム0.1F、  トリフェニ
ルホスフィン0.3t1)ルエン50dtオートクレー
ブに入れ、オートクレーブの内部を一酸化炭素で貨換し
た後、−酸化炭素を50 K4/cm” K圧入した。
攪拌下、180℃で2時間反応させた後、冷却し、反応
混合物を口過し、口液を分析した結果、ノ9ラヨードフ
ルオ口ベンゼンの反応率は100%で、ノクラフルオロ
安息香!!2 フェニルエステk カ収率99%、選択
率99%で得られた。なお口滓は、過剰量存在した未反
応のナトリウムフェノキシrを含むヨウ化ナトリウムで
あった。ヨウ素はヨウ化ナトリウムとして定量的に回収
された。
エステル化反応混合物を減圧蒸留することによって得ら
れたノソラフルオロ安息香酸フェニルエステルを用いて
、次の転位反応工程を行なった。
パラフルオロ安息香酸フェニル10.8F、  ) リ
フルオロメタンスルホン酸221をフラスコに入れ、攪
拌下45〜50℃で2時間反応させた。その後大部分の
トリフルオロメタンスルホン酸を減圧下に留去した後、
反応混合物を冷水に入れた。生成した白色結晶を口別し
て減圧下に乾燥して分析した結果、4−(ノクラフルオ
ロベンゾイル)フェノールが収率96X1選択率96%
で得られたことがわかった。
未反応のフッ化ベンゼンは回収されてヨウ素化工程に循
環再使用できるので、本実施例は反応したフッ化ベンゼ
ンを基準として、4−(パラフルオロベンゾイル)フェ
ノールが収率87%、選択率87%で得られたことを示
している。
実施例2 還流冷却器付のフラスコに、フッ化ベンゼン884?、
細かく粉砕したヨウ素6872及び61X硝酸145f
を入れ、50〜54℃に加熱する。次いで攪拌下に61
%硝酸1匂を徐々に滴下した。滴下終了後、さらに5時
間攪拌を続け、反応を完結させた。ヨウ素は完全に消費
されていた。実施例1と同様の後処理を行って、パラヨ
ーPフルオロベンゼン92.2%、オルトヨードフルオ
ロベンゼン7.4%、メタヨードフルオロベンゼン0.
4%かう成ルモノヨードフルオロベンゼンを収率99.
6%で得た。
このヨードフルオロベンゼン混合物を−30〜−40℃
に冷却することによって晶析してくるノぞラヨードフル
オロベンゼンを取得シた。とのノRラヨードフルオ口ベ
ンゼンを用いて、次のエステル化工程を行った。
パラヨーPフルオロベンゼン22.2 f 1ナトリウ
ム−2、6−uメチルフェノキシr 15.8 F 、
ニッケルアセチルアセトナ−) N : (acac)
20.8 f 、  ) A/エン50ゴをオートクレ
ーブに入れ、200℃で2時間反応させる以外は、実施
例1のエステル化工程と同様な方法で反応を行った結果
、・ぞラフルオロ安息香酸2,6−シメチルフエニルエ
ステルが収率97%、選択率97%で得られた。
なお、ナトリウム−2,6−シメチルフエノキシドは、
2,6−ジメチルフェノールと当否の水酸化ナトリウム
を水溶液中で反応させた後、脱水・覧燥して得られたも
のを使用し念。
このパラフルオロ安息香酸−2,6−シメチルフエニル
エステル19.5F、メタンスルホンf!276Fをフ
ラスコに入れ攪拌下に150℃で1.5時間反応させた
後、減圧下に大部分のメタンスルホン酸を留去した。次
いで反応混合物を冷水に入れ生成してくる白色結晶を口
別し、減圧下に乾燥し念。こノ白色結晶は、t−()ぞ
ラフルオロペンゾイル)−2,6−ジメチルフェノール
であシ、その収率は97%で選択率は99%であった。
未反のフッ化ベンゼンは回収されてヨウ素化工程に循環
再使用できるので、本実施例は反応したフッ化ベンゼン
を基準として、4−(パラフルオロベンゾイル)−2,
6−ジメチルフェノールが収率86%、選択率88%で
得られたことを示している。
実施例3 7ツ化ベンゼン192f、ヨウ素63.5 r、過ヨウ
素酸・2水和物28.4 F、酢酸500 rrtl 
、硫酸1?をフラスコに入れ、45〜50℃で5時間攪
拌下に反応させた。反応終了後、7ツ化ベンぜンと酢酸
を留去した後、炭酸す) IJウム水溶液及び水で洗浄
し、次いで乾燥した。
反応生成物はパラヨードフルオロベンゼン93.0%、
オルトヨーPフルオロベンゼン6.7%、メタヨーrフ
ルオロベンゼン0.3%から成っておシ、モノヨードフ
ルオロベンゼンとしての収率は98.8Xであった。
このモノヨードフルオロベンゼン混合物を実施例2と同
様な方法によって晶析操作を行って得るれ次バラヨード
フルオロベンゼン22.2f、ナトリウムフェノキシY
 12.8 ?、塩化ニッケルNlCf120.2F、
)リフェニルホスフィン0.1’、)ルエン50?を用
い230℃で2時間反応させる以外は実施例1のエステ
ル化工程と同様な反応及び操作を行っり結果、ハラフル
オロ安息香酸フェニルエステルが収率95%、選択率9
5%で得られた。
エステル化反応混合物を減圧蒸留することによって得う
したノクラフルオロ安息香酸フェニルエステルを用いて
、次の転位反応工程2行った。
A”j7にオロ安息香酸フェニルエステル夫5 P。
液状無水フッ化水素150Fを還流冷却器付ポリエチレ
ン製フラスコに入れ、攪拌下0〜10℃で10時間反応
させた。反応後、系を20〜40℃に上げ、無水フッ化
水素を蒸留によって回収した。得られた残渣を少量の希
アルカリ水および蒸留水で洗浄し九後、減圧下に乾燥し
た。生成物を分析し之結果1.Rラフルオロ安息香酸フ
ェニルエステルの反応率は85%で、’  (’ぞラフ
ルオロペンゾイル)フェノールが収率84%、選択率9
9%で生成していた。異性体である2−(パラフルオロ
ベンゾイル)フェノールは1%しか検出されなかった。
未反応のパラヨーrフルオロベンゼント、ノぞラフルオ
ロ安息香酸フェニルエステルはそれぞれ回収されてヨウ
素化工程、及び転位反応工程に循環再使用できるので、
本実施例は反応したフッ化ベンゼンを基準として、4 
 (パラフルオロベンゾイルフェノールが収率86.4
%、選択率86.4%で得られたことを示している。
実施例4 実施例2で得られたバラヨードフルオロベンゼンを用い
て、次のエステル化工程を行った。
パ、r ヨー )’フルオロベンゼン22.2?、ナト
リウム−2,6−シメチルフエノキシド16.Of、酢
酸パラジウム50■、キシレン5orttlをオートク
レーブに入れ、オートクレーブの内部を一酸化炭素で置
換した後、190℃に加熱した。この温度で反応圧が5
0 K4/cm”を保つように一酸化炭素を連続的に導
入しながら、攪拌下に2時間反応させた後、冷却し、反
応混合物を口過し、口液を分析した結果、ハラフルオロ
安息香酸−2,6−シメチルフエニルエステルが収率9
8%、選択率98%で得られた。
ヨウ素はヨウ化ナトリウムとして定量的に回収された。
次いで、このノξラフルオロ安息香酸−2,6−シメチ
ルフエニルエステル12゜2 y 、無水塩化アルミニ
ウム7.3P、乾燥オルトジクロルベンゼン70rpt
lをフラスコに入れ、150℃で攪拌下に4時間反応さ
せた。反応後、オルトジクロルベンゼンを減圧下で留去
、残渣に塩酸水溶液を入れ攪拌した。次いで酢酸エチル
で抽出を行い、抽出液から酢酸エチル分留去することに
よって、4−(パラフルオロベンゾイル)−2,6−ジ
メチルフェノールを収率94%で得た。反応したフッ化
ベンゼン基準の収率は84.6%であった。
実施例5 実施例2で得られたバラヨードフルオロベンゼンを用い
て、次のエステル化工程を行った。
バラヨードフルオロベンゼン22.25’、カリウムフ
ェノキシr 13.5 t、活性炭にパラジウム5W%
を担持した5%Pd/cxr、トルエン50d、)リフ
ェニルホスフィン0.5Pをオートクレーブに入れ、オ
ートクレーブの内部を一酸化炭素で置換し念後、−酸化
炭素を50Kg/nn”まで圧入した。攪拌下に170
℃で2時間反応させ念後、冷却し、反応混合物を口過し
、Pd / cとヨウ化カリウムを日別した。この液成
分を分析した結果、・ソラフルオロ安息香酸フェニルエ
ステルが収率99%、選択率99%で生成していた。
このエステル化反応混合物からトルエンを留去した後、
減圧蒸留を行って高純度の・ぐラフルオロ安息香酸フェ
ニルエステルを得た。
またヨウ素はヨウ化カリウムとして定量的に回収された
このA ラフルオロ安息香酸フェニルエステル17.3
F、メタンスルホン酸50f1 トリフルオロメタンス
ルホン酸12をフラスコに入れ、攪拌下100℃で30
分間反応させた後、メタンスルホン酸及びトリフルオロ
メタンスルホン酸の大部分を減圧下に留去した。次いで
反応混合物を冷水に入れ生成してくる白色結晶を日別し
、減圧下に乾燥した。4−()ぞラフルオロベンゾイル
)フェノールが収″$ 96 X %選択率96%で得
られた。反応し±フッ化ベンゼン基準の収率は87.3
%であった。
なお、これらの実施例のヨウ素化工程において副生する
オルト−及びメタ−ヨードフルオロベンゼンは、触媒及
び塩基の存在下に水素化分解反応を行うことによって、
定量的にフッ化ベンゼン、及びヨウ化水素と該塩基との
塩に変換できるので、この操作を行って回収された7ツ
化ベンゼンを循環、再使用するならば、これらの実施例
におけるフッ化ベンゼン基準の4−()ぞラフルオロベ
ンゾイル)フェノール類の収率は、それぞれ95%前後
のさらに高い値に上昇することはいうまでもない。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)酸化剤の存在下に、ヨウ素及び/またはヨウ
    化水素をフッ化ベンゼンに反応させて、パラヨードフル
    オロベンゼンを得るヨウ素化工程、 b)該パラヨードフルオロベンゼンをカルボニル化触媒
    の存在下に、一酸化炭素及びパラ位に置換基を持たない
    フェノール類のアルカリ金属塩と反応させて、パラフル
    オロ安息香酸フェニルエステル類を得るエステル化工程
    、及び c)該パラフルオロ安息香酸フェニルエステル類を酸触
    媒の存在下、4−(パラフルオロベンゾイル)フェノー
    ル類に転位させる転位反応工程 を包含することを特徴とする4−(パラフルオロベンゾ
    イル)フェノール類の製法
  2. (2)酸化剤が硝酸及び/または酸化力のある窒素酸化
    物である特許請求の範囲第1項記載の方法
  3. (3)パラ位に置換基を持たないフェノール類のアルカ
    リ金属塩が、フェノールまたは2,6−ジメチルフェノ
    ールのナトリウム塩またはカリウム塩である特許請求の
    範囲第1項または第2項記載の方法
  4. (4)カルボニル化触媒が、パラジウム触媒またはニッ
    ケル触媒である特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれ
    か1項に記載の方法
  5. (5)酸触媒がルイス酸、及び/または強酸性プロトン
    酸である特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1項
    に記載の方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2647108A1 (fr) * 1989-05-19 1990-11-23 Rhone Poulenc Chimie Procede de preparation de cetones aromatiques

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