JPS63238303A - ボイラシステムの制御装置 - Google Patents

ボイラシステムの制御装置

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JPS63238303A
JPS63238303A JP6998687A JP6998687A JPS63238303A JP S63238303 A JPS63238303 A JP S63238303A JP 6998687 A JP6998687 A JP 6998687A JP 6998687 A JP6998687 A JP 6998687A JP S63238303 A JPS63238303 A JP S63238303A
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combustion state
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、複数のボイラユニットを有するポ、イラシ
ステムの制御装置に関するものであり、特に、起動順序
に従って順次に起動する複数のボイラユニットの各々に
対して、その起動に先がけて順次にプリパージ(換気ま
たは掃気)を行うようにして、起動ごとのプリパージに
よる作動時間遅れを最小限に抑え、負荷の変動に対する
システムの応答性や、システム全体を始動させる際の迅
速性を高めるようにした改良に係わるものである。
〈従来の技術〉 スチームヘッダに共通接続された比較的容量の小さな複
数のボイラユニットを有する′ボイラシステムは、容量
の大きな単一のボイラユニットからなるボイラシステム
にくらべて、ボイラユニットごとにその停止状態と作動
状態の間を移行させることが容易であり、これによって
負荷の変動に対してシステムを追随させることができ、
しかも、個々のボイラユニットを最大出力で作動させる
こともできるので、広範囲に多用されている。
ところで、ボイラユニットは、その容量の大小を問わず
、その起動に際してプリパージを行うことが1通常、不
可避的に必要とされている。
このため、複数のボイラユニットを有するボイラシステ
ムにおいても、各々のボイラユニットを起動させるたび
ごとに、その準備段階としてのプリパージを行うことと
なり、プリパージには、少−なからぬ時間を要するので
、その起動に作動時間遅れを生じてしまう、結果として
、負荷の変動に対して追随させやすいとされるこの種の
システムにあっても、依然、負荷の変動にシステムを円
滑かつすみやかに追随させきれないという問題点があっ
た。これに対して、近時、複数のボイラユニットからな
るボイラシステムの制御において、各々のボイラユニー
/ トの燃焼状態を、高出力状態と低出力状態との間で
交互に移行させるようにして、負荷変動に対してシステ
ムを追随させ、これにより、ボイラユニットの起動と停
止の回数を減少させる燃焼状態制御方式が提案されてい
る。
第1図及び第2図の一部を参照して、その構成と動作を
説明すると、以下の通りである。
起動順序に従って、それぞれ番号#1、#2゜#3、#
4が付されている4台のボイラユニー/ )10の出力
管は、スチームへラダ11に共通接続され、スチームヘ
ッダ11を介して図外の負荷機器に蒸気が供給される。
スチームヘッダ11には、圧力調節器12が設けられ、
圧力調節器12の出力端子は制御装置13に接続され、
該ヘッダll内の蒸気圧を表わす蒸気圧力信号が制御装
置13に供給される。制御装置1゜の出力端子は4台の
ボイラユニット10の各々に接続され、燃焼開始信号B
I、または燃焼停止信号BD、及び高燃焼状態選択信号
BH,または低燃焼状態選択信号BLが個々のボイラユ
ニット10に供給される。
制御装置13には、スチームヘッダ11の圧力調節器1
2に内蔵される可変抵抗器の出力端子に接続する抵抗−
電圧変換回路14と、抵抗−電圧変換回路14の出力端
子に比較入力端子を接続し、別個に設定される基準電圧
値をそれぞれの基準入力端子に接続する第1ないし第4
の4個の比較器15a 、 15b 、 15c 、1
5dと、第1と第4の比較器15a 、 15dの出力
端子に、それぞれのバッファ18a 、 ledを介し
て接続する燃焼台数設定部17と、第2と第3の比較器
15b 、 15cの出力端子に、それぞれのバッファ
leb 、 16cを介して接続する燃焼状態選択部1
8とが設けられている。
第1の比較器15aには、下限臨界値としての第1の臨
界値、例えば7.2Kg / c rn”に対応する基
準電圧値が供給され、圧力調節器12の蒸気圧信号によ
り表わされる蒸気圧が、この下限臨界値より小なるとき
には、第1の比較器15aから燃焼台数設定部17に燃
焼台数増加要求信号Biが供給される、同様にして、第
4の比較器15dには、上限臨界値としての第4の臨界
値、例えば8.0Kg / c tn’に対応する電圧
値が供給され、蒸気圧が、この上限臨界値より大なると
きには、第4の比較器15dから燃焼台数設定部17に
燃焼台数減少要求信号Bdが供給される。
第2の比較器15bには、第1の臨界値より大なる第2
の臨界値、例えば、7.4Kg / c tn’に対応
する基準電圧値が供給され、蒸気圧が、この第2の臨界
値より小なるときには、第2の比較器15bから燃焼状
態選択部18に高燃焼状態要求信号Bhが供給される。
同様にして、第3の比較器15cには、第2の臨界値よ
り大なる第3の臨界値、例えば、 7.8Kg / C
rn’に対応する基準電圧値が供給され、蒸気圧が、こ
の第3の臨界値より大なるときには、第3の比較器15
cから燃焼状態選択部18に低燃焼状態要求信号BIL
が供給される。
燃焼台数設定部17は、燃焼台数増加信号Biが供給さ
れたときには、ボイラユニット10の各々に、起動順序
に従って所定の時間の経過ごとに順次、燃焼開始信号B
Iを供給して、各ユニット10を順次に起動し、一方、
燃焼台数減少信号Bdが供給されたときには、起動順序
とは逆の順序に従って所定の時間の経過ごとに順次、燃
焼停止信号BDを供給して、各ユニット10を起動順序
と逆の順序で順次に停止し、複数のボイラユニット10
の起動、停止制御を行う。
燃焼状態設定部18は、前記燃焼台数設定部17が起動
順序に従って順次に起動した最後のボイラユニット(以
下、調整ボイラという)に対して、高燃焼状態要求信号
Bhが燃焼状態設定部18に供給されたときには、調整
ボイラの動作状態において、その燃焼状態を高燃焼状態
に選択させる高燃焼状態選択信号BHを供給し、一方、
低燃焼状態要求信号BIが供給されたときには、その燃
焼状態を低燃焼状態に選択させる低燃焼状態選択信号B
Lを供給して、調整ボイラの燃焼状態制御を行う以下、
従来技術に基づくこの種のボイラシステムの制御装置の
動作をより詳細に説明する。なお、第1ないし第4の比
較器15a−15dからの出力信号Bi、Bd、Bh、
Bnはいずれもこれを7クチブハイ信号とし、比較器1
5a−15bに関しては、その入力電圧がそれぞれの基
準電圧以下であるときに、そして、比較器15c 、 
15dに関しては、その入力電圧がそれぞれの基準電圧
以上であるときに、高レベルでアクチブとなるような信
号とする。
上記燃焼台数設定部17は起動スイッチ20がオンとな
ったときに活性化され、入力信号BiまたはBdに応じ
て、それぞれ高レベルの燃焼開始信号BIまたは低レベ
ルの燃焼停止信号BDを前記ボイラユニット#1、#2
、#3、#4に対して選択的に出力する。
該燃焼台数設定部17は、その入力に上記燃焼台数増加
要求信号Biが現われている間は、前記ボイラユニット
に対して前記高レベルの燃焼開始信号BIを所定の時間
間隔をもって、個々のボイラユニットの起動順序に従っ
て、すなわち#l→#2→#3→#4の順序で順次出力
する。
一方、上記燃焼台数減少要求信号Bdが現われている間
は、前記ボイラユニットに対して前記低レベルの燃焼停
止信号BDを所定の時間間隔、例えば、4秒の時間間隔
をもって、該ボイラユニットの起動順序とは逆の順序に
従って、すなわち#4→#3−.#2→#lの順序で順
次出力する。
なお、この燃焼開始信号BIを順次各ボイラユニットに
供給する時間間隔は、各ボイラユニット10が停止状態
から起動されて高燃焼状態に至るまでの若干の時間的余
裕を考慮してこれを5秒程度とするのがよい、また、各
ボイラユニットが前記燃焼台数設定部17からの燃焼開
始信号BIにより停止状態から燃焼状態に移行する場合
には、無条件で高燃焼状態となるものとするが、ただし
該ボイラユニット10が停止状態から高燃焼状態となる
のに先立って、若干の時間遅れと、それに引き続くいく
ばくかの低燃焼状態時間をともなう。
上記燃焼状態選択部18は、そのセット入力端子Sがバ
ッファtabを介して上記第2の比較器15bの出力端
子に接続され、そのリセット端子Rがバッファ18cを
介°して上記第3の比較器15cの出力端子に接続され
たセット・リセット型のフリップフロップ21を有し、
フリップフロップ21の出力端子Qはオアゲート22.
23.24の一方の入力端子にそれぞれ共通接続されて
いる。また、オアゲート22.23.24の各他方の入
力端子は燃焼台数設定部17のボイラユニット#1〜井
4の各出力端子にそれぞれ接続されている。そして、こ
れらのオアゲート22.23.24の各出力端子及びフ
リップフロップ21の各出力端子は、それぞれ各ボイラ
ユニー/ )#l〜#4に接続され、これにより、燃焼
状態選択部18から各ボイラユニット#1〜井4には、
高燃焼状態選択信号BHまたは低燃焼状態選択信号BL
が供給可能である。
そして、該燃焼状態選択部18は前記第2の比較器15
bからの高燃焼状態要求信号Bhに応じて、それぞれ高
レベルの高燃焼状態選択信号BHまたは低レベルの低燃
焼状態選択信号BLを、前記ボイラユニット#1、#2
.#3、#4に対して選択的に出力する。
これにより、例えば本例におけるボイラシステムの全ボ
イラユニット#l〜#4の燃焼中は、それらボイラユニ
ットのうち起動順序が後である1台のボイラユニット#
4が、またボイラユニット#l〜#3の燃焼中はそれら
ボイラユニットのうち起動順序が後である1台のボイラ
ユニット#3が、それぞれ調整ボイラとなるが、この調
整ボイラに対しては、蒸気圧力が上昇中で、フリップフ
ロップ21のリセット入力端子に低燃焼状態要求信号B
Iが入力し、これに応じて該フリップフロップが「0」
を記憶し、低燃焼状態選択信号BLを、当該時点におけ
る調整ボイラに対して、例えば、その起動順序とは逆の
順序に従って、順次出力する。また蒸気圧力が降下中で
、フリップフロップ21のセット入力端子に前記高燃焼
状態要求信号Bhが入力され、これに応じて該フリップ
フロップが「1」を記憶し、高燃焼状態選択信号BHを
、当該時点における調整ボイラに対して、例えば、その
起動順序に従って、順次出力する。
しかして、上記従来技術によれば、燃焼台数設定部17
は、複数のボイラユニy)1Gを起動順序。
またはその逆の順序に従って、各々のボイラについて順
次に起動、停止制御を行い、燃焼状態選択部18は、燃
焼台数設定部17にて設定された調整ボイラについて燃
焼状態制御を行い、これらが相俟って、負荷の変動に対
してシステムを追随させるように動作する。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記従来技術によれば、調整ボイラを設
定して、その燃焼状態を高燃焼状態と低燃焼状態との間
で移行するような制御が行われるので、負荷の変動によ
る蒸気圧の変化が所定の範囲内に留まる場合には、上記
の燃焼状態制御によっても、ある程度はシステムを負荷
変動に追随させることが可能ではあるが、当該所定の範
囲を逸脱するような負荷の変動が生じた場合や、ボイラ
システム全体を始動させる場合などには、結局のところ
、各々のボイラユニットについて起動、停止を行わなけ
ればならず、そして、ボイラの起動に際しては、その都
度、ボイラごとにプリパージ、が必要となるので、それ
にともなう時間遅れを避けることができない、その結果
、依然として、負荷の変動に対してシステムを円滑かつ
すみやかに追随させきることができないので、応答性に
欠け、しかも、システム全体の始動に際しての迅速性に
も欠けるという問題点があった。
く問題点を解決するための手段〉 故に、この発明は、上記従来技術に基づくボイラシステ
ムの制御装置における負荷の変動に対するシステムの応
答性の劣悪さや、始動に際しての迅速性の欠如という問
題点に鑑み、複数のボイラユニットの各々に対して供給
される燃焼開始信号BIに応答して、起動順序に従って
順次に起動する各々のボイラユニットに対して、その起
動に先がけて順次にプリパージ待機信号を供給するプリ
パージ待機信号生成手段を備えることにより、各々のボ
イラユニットの起動順序に先がけて(起動順序において
一台先行するボイラユニー/ トの加熱動作にに割当て
られたタイムスロットに重ねて)予めプリパージを行う
ようにして、プリパージにともなう時間遅れを解消し、
もって前記問題点を解決せんとするものである。
く作 用〉 この発明の構成は、複数のボイラユニットの各々に対し
て、燃焼台数設定手段17がその起動順序に従って所定
の時間の経過ごとに順次に供給する燃焼開始信号BIに
基づいて、プリパージ待機信号生成手段30は、起動順
序に従って次に起動されるであろうボイラユニットに対
して、プリパージ待機信号BPを供給し、当該ボイラユ
ニットの起動に先がけて目下作動中のボイラユニットに
割出てられたタイムスロット内で当該ボイラユニットで
のプリパージを行わせるようにし、これにより、起動順
序に従って各々のボイラユニー/ )が起動する際には
、各ボイラユニットがプリパージ待機信号BPに後続す
る燃焼開始信号BIに対して即座に応答して、加熱作動
を開始するように作用するものである。
〈実施例〉 この発明の実施例を図面に基づいて説明すれば以下の通
りである。
なお、この発明による制御装置の適用可能なボイラシス
テムは、どのような形式の、また、どのような台数のボ
イラユニットからなるものであってもよいが、以下に記
載する実施例においては、説明の便宜上、当該ボイラシ
ステムは蒸気式ボイラを4台連結してなるものとする。
第1図において、制御装置13は、4台のボイラユニッ
ト#1〜#4を共通接続するスチームへラダ11の圧力
調節器12に接続され、制御装置13にはプリパージ待
機信号生成手段30が内部に設けられている。制御装置
13の出力端子は、ボイラユニット10の各々に接続さ
れ、燃焼開始信号BI、燃焼停止信号BD、高燃焼状態
選択信号BH,低燃焼選択信号BL及びプリパージ待機
信号BPが各ボイラユニット10に供給可能である。
第2図は、制御装置13の具体的構成例として、そのア
ルゴリズムを実行するためのハードウェア構成を概念的
に示すものであり、制御装置13は、マイクロコンピュ
ータ等によって実現され、起動順序に従って番号付けさ
れている4台のボイラユニット#l〜#4を適宜、選択
的に制御する。
圧力調節器12に内蔵されてスチームヘッダll内の蒸
気圧の変動に対応してその抵抗値が変化する可変抵抗器
の出力端子は、その抵抗値の変化を電圧値の変化に変換
する抵抗−電圧変換器14に接続され、抵抗−電圧変換
器14の出力端子には、4個の比較器15a 、 15
b 、 15c 、 15dが接続されている。そして
、比較器15a 、 15dの出力端子はバッファle
a 、 led経由で燃焼台数設定部17に接続され、
比較器15b 、 15cの出力端子はバッファtab
、 18c経由で燃焼状態選択部18に接続されている
燃焼台数設定部17の出力端子は、各々のボイラユニッ
ト10に接続され、途中分岐でプリパージ待機信号生成
手段30にも接続され、燃焼開始信号B■と燃焼停止信
号BOとがそれぞれに供給可能である。また、燃焼台数
設定部17の出力端子のうち、ボイラユニット#2、#
3、#4に接続されるものは、燃焼状態選択部18にも
接続されている。
次いで、プリパージ待機信号生成手段30について詳細
に説明する。
プリパージ待機信号生成手段30は、一方の入力端子が
第1のインバータ31を介して起動スイッチ20に接続
され、他方の入力端子が第2のインバータ32を介して
燃焼台数設定部17のボイラユニット#1への出力端子
に接続されている第1のアンドゲート33と、一方の入
力端子が前記ボイラユニット#1への出力端子に接続さ
れ、他方の入力端子が第3のインバータ34を介して燃
焼台数設定部17のボイラユニット#2への出力端子に
接続されている第2のアンドゲート35と、一方の入力
端子が前記ボイラユニット#2への出力端子に接続され
、他方の入力端子が第4のインバータ38を介して燃焼
台数設定部17のボイラユニット#3への出力端子に接
続されている第3のアンドゲート37と、・一方の入力
端子が前記ボイラユニット#3への出力端子に接続され
、他方の入力端子が第5のインバータ38を介して燃焼
台数設定部17のボイラユニット#4への出力端子に接
続されている第4のアンドゲート38とを有し、これら
の第1ないし第4のアンドゲート33.35.37.3
8の出力端子は、それぞれ#1〜#4のボイラユニット
に接続され、これらによって各々のボイラユニット10
には、プリパージ待機信号BPが供給可能である。
これにより、例えば、本例におけるボイラシステムの#
lのボイラユニットに燃焼台数設定部!7から燃焼開始
信号BIが供給される場合には、第1のアンドゲート3
3の一方の入力端子には、起動スイッチ20の閉成によ
るローレベル信号が第1のインバータ3!によって反転
されてハイレベル信号として入力し、アンドゲート33
の他方の入力端子には、燃焼台数設定部17のボイラユ
ニット#lへの出力端子のハイレベル信号が第2のイン
バータ32によって反転されてローレベル信号として入
力するので、第1のアンドゲート33の出力はローレベ
ル信号となるので、この場合、ボイラユニー/ ト#1
には、゛プリパージ待機信号BPは供給されない。
これに対して、起動順序で次のボイラユニットにあたる
#2のボイラユニットに接続されている第2のアンドゲ
ート35の一方の入力端子には、燃焼台数設定部17の
ボイラユニット#lへの出力端子のハイレベル信号が入
力し、しかも、ボイラユニット#2への出力端子のロー
レベル信号が第3のインバータ34によって反転されハ
イレベル信号として入力するので、第2の7ンドゲート
35の出力はハイレベル信号となり、この場合、ボイラ
ユニット#2には、プリパージ待機信号BPが供給され
る。
しかしながら、ボイラユニット#3.#4にそれぞれ接
続されている第3、第4のアンドゲート37.38には
、燃焼台数設定部17のボイラユニット井2、#3への
出力端子からローレベル信号が入力しているので、これ
らのアンドゲート37.38の出力はローレベル信号と
なり、この場合でも、ボイラユニット#3、#4には、
プリパージ待機信号BPが供給されない。
起動順序に従って、次にボイラユニット#lに加えてボ
イラユニット#2に対しても燃焼台数設定部17から燃
焼開始信号BIが供給される場合には、上記と同様にし
て、第1と第2のアンドゲート33.35には、第1と
第2のインバータ32.34を介してローレベル信号が
入力し、また第4のアントゲ−)313には、燃焼台数
設定部17のボイラユニット#3への出力線からローレ
ベル信号が入力するので、これらのアンドゲート33.
35.39の出力はローレベル信号となり、ボイラユニ
ット#l、#2、#4には、プリパージ待機信号BPが
供給されない。
しかるところ、この場合には、第3のアンドゲート37
の一方の入力端子には、燃焼台数設定部17のボイラユ
ニット#2への出力端子からハイレベル信号が入力し、
他方の入力端子には、ボイラユニット#3への出力への
出力端子のローレベル信号が第4のインバータ3Bによ
って反転されてハイレベル信号となって入力するので、
第3のアンドゲート37の出力はハイレベル信号となり
、起動順序に従って次に起動されるであろうボイラユニ
ット#3に対して、プリパージ待機信号BPが供給され
る。
その際、第3のアンドゲート37の出力がハイレベル信
号に移行する時点は、燃焼台数設定部17から、ボイラ
ユニット#2に加熱動作を開始させるべく、当該ボイラ
に向けて出力される燃焼開始信号BI  (当該信号の
ハイレベルへの移行時点)によって支配されるものであ
るから、第3のアンドゲート37からボイラユニット#
3に向けて出力されるプリパージ待機信号BPとボイラ
ユニット#2に向けて出力される燃焼開始信号BE と
は同時的に供給されることとなり、結局、ポイラユニツ
#3に対してプリパージ待機信号BPが供給される。
かくして、プリパージ待機信号生成手段30は、燃焼台
数設定部17から複数のボイラユニー2トの各々に対し
てその起動順序に従って順次に供給する燃焼開始信号B
Iに応答して、その起動順序に従って次に起動されるで
あろうボイラユニットに対して、その起動に先がけてプ
リパージ待機信号BPを供給し、起動に先がけてプリパ
ージを行う。
しかして、燃焼台数設定部17から当該ボイラユニット
に燃焼開始信号BIが供給されるときには、すでにプリ
パージが行われ、ないしは完了しているので、プリパー
ジに併う時間遅れが解消され、円滑かつすみやかにボイ
ラユニットの起動が行われることになる。
このように作動するプリパージ待機信号生成手段30を
含む制御装置13の全体的な動作を説明すれば以下のと
おりである。
先ず、下記のような5段階の制御領域に係わる制御プロ
トコルに基づいて、前記ボイラシステム(第1図)に対
する制御が行われる。
1且IL! (]!u転台数増加モード)前記スチーム
ヘッダ11(第1図)内の蒸気圧力が前記第1の臨界値
7.2Kg / Cm″以下場合はこれを圧力制御領域
Aとし、この制御領域Aにおいては、ボイラユニットの
燃焼台数を5秒間熱で1台ずつ高燃焼状態で順次起動さ
せる。この場合、停止状態から高燃焼状態に移行するボ
イラユニットの起動順序は#1→#2→#3→#4の順
序とする。そして、このとき各ボイラユニットの起動に
先がけて順次、→#2→#3→#4の順序で各々のボイ
ラユニットに対してプリパージが行われる。
W(高燃焼状態移行モード) 蒸気圧力が前記第1の臨界値7.2Kg / c m″
以上かつ前記第2の臨界値7.4Kg / c m″以
下場合はこれを圧力制御領域Bとし、この制御領域Bに
おいては、調整ボイラを低燃焼状態から高燃焼状態に移
行させる。ただし、蒸気圧力が上昇中の場合は、調整ボ
イラはすでに高燃焼状態となっているため、このモード
が実行されるのは、蒸気圧力が降下中で調整ボイラが低
燃焼状態となっている場合のみである。
」61匹(状態保持モード) 蒸気圧力が前記第2の臨界値7.4 kg/cm″以上
でかつ前記第3の臨界値7.8 kg/crn’以下の
場合はこれを圧力制御領域Cとし、この制御領域Cでは
蒸気圧力が上昇して第2の臨界値を越え、あるいは蒸気
圧力が降下して第3の臨界値以下となった時点における
状態を全ボイラユニットが保持する。
!(低燃焼状態移行モード) 蒸気圧力が前記第3の臨界値7.8 kg/cm″以上
でかつ前記第4の臨界値8.0 kg/cm’以下の場
合はこれを圧力制御領域りとし、この制御領域りでは調
整ボイラを高燃焼状態から低燃焼状態に移行させる。た
だし、蒸気圧力が降下中の場合は、調整ボイラはすでに
低燃焼状態となっているため、このモードが実行される
のは、蒸気圧力が上昇中で調整ボイラが高燃焼状態とな
っている場合のみである。
1且」1」(燃焼台数減少モード) 蒸気圧力が前記第4の臨界値8.0 kg/cm″以上
の場合はこれを圧力制御領域Eとし、この制御領域Eに
おいては、ボイラユニットの燃焼台数を4秒間熱で1台
ずつ減少させると同時に、調整ボイラを高燃焼状態から
低燃焼状態に移行させる。この場合の停止順序も、ボイ
ラユニットの起動順序とは逆の順序、すなわち#4→#
3→#2→#1の順序とする。
以下、上記のような制御プロトコルにもとづいて、第1
図の構成のボイラシステムを制御する動作について、第
3図を参照して説明する。なお第3図において、BHお
よびBLはそれぞれ第2図の燃焼状態選択部1Bからの
高燃焼選択信号および低燃焼選択信号をその順に表わし
、BPは第2図のプリパージ待機信号生成手段30から
のプリパージ待機信号BPを表わし、H,LおよびPは
これら高燃焼選択信号BH,低燃焼選択信号BLおよび
プリパージ待機信号BPが出力されている期間における
ボイラユニットの実際の燃焼状態とプリパージの状態を
示すもので、Hは高燃焼状態を、Lは低燃焼状態を、P
はプリパージ状態をそれぞれ表わす、従って各ボイラユ
ニットの高燃焼状態Hの立上りに先行する短期間の低燃
焼状態りは、前記したプリパージに引き続いて不可避的
に経過する低燃焼期間を示すものである。しかして以下
の説明においては、取り敢えず当該ポイラシステムに対
する熱負荷がほぼ一定であるものとして説明を進め、し
かる後、負荷変動時の制御動作について説明することと
する。
(1)まず、第3図に示す時間toで第2図に示す起動
スイッチ20がオンとなった時点では、蒸気圧力は前記
制御領域A内にある。この制御領域Aは前述のようにボ
イラユニットの燃焼台数を5秒間隔で1台ずつ増加させ
、その際、各ボイラユニットの起動に先がけてプリパー
ジを行う制御領域であり、前記比較器15a 、 15
bからの出力信号は高レベルに保持されるため、燃焼台
数増加要求信号Biおよび高燃焼状態要求信号Bhが出
力されており、従って前記燃焼台数設定部17からは燃
焼開始信号BIが、また前記燃焼状態選択部18からは
高燃焼状態選択信号BHが、ボイラユニット#1に対し
てそれぞれ出力され、これに付随して。
同時的にプリパージ待機信号生成手段30からプリパー
ジ待機信号BPがボイラユニット#2に対して出力され
る。その結果、該ボイラユニット#1が若干のプリパー
ジPとこれに引き続く低燃焼状態りを経過した後、高燃
焼状態Hで燃焼を開始し、ボイラシステムのへラダ11
 (第1図)内の蒸気圧力が立ち上るが、かかるボイラ
#lの燃焼動作に割当てられたタイムスロットに重複す
るようにして供給されるプリパージ待機信号BPに応答
してボイラ#2のプリパージが行われる。このボイラユ
ニット#lを作動状態に移行させてから5秒後の時間t
lにおいてもなお制御領域Aの状態が持続しているなら
ば、さらにボイラユニット#2に対して燃焼台数設定部
17および燃焼状態選択部18から燃焼開始信号BIお
よび高燃焼状態選択信号BHがそれぞれ出力され、これ
に付随して同時的にプリパージ待機信号生成手段30か
らプリパージ待機信号BPがボイラユニット#3に対し
て出力される。この間、ボイラユニット#2では、既に
その起動に先がけてプリパージとが行われているので、
燃焼開始信号BIと高燃焼状態選択信号BHに応答して
若干の低燃焼状態り期間後、高燃焼状態Hですみやかに
燃焼を開始する。その後も制御領域Aの状態が続くかぎ
り、ボイラユニット#3以降の各ボイラユニットもそれ
ぞれ5秒間隔をもっ°て、順次その起動順序に従って燃
焼を開始して高燃焼状MHとなり、その際、各ボイラユ
ニットの起動に先がけて順次プリパージが行われる。
かくて複数台のボイラユニットの各々が、自己の燃焼動
作に割当てられたタイムスロット内に自己のプリパージ
による遅れ時間を入り込ませることなく、すみやかに高
燃焼状態Hで燃焼を開始することとなる。以下の説明で
は、仮に時間t2、t3でボイラユニット#3、#4が
それぞれ起動されて、邑該ボイラシステム中の全ボイラ
ユニット#1〜#4が高燃焼状態となるものと想定する
。なお、前述のように、これらボイラユニット#1〜#
4がすべて燃焼状態にある場合には、起動順序が後であ
るボイラユニット#4が調整ボイラとして動作する。
(2)上述のようにして全ボイラユニット#l〜#4が
高燃焼状態Hで燃焼を開始することにより、ヘッダ内の
蒸気圧力はすみやかに上昇して、例えば図示の時間t4
で前記第1の臨界値7.2kg/crn’に達し、圧力
制御領域は領域Aから領域B、すなわち高燃養状態移行
モードに移行する。
この制御領域Bは、調整ボイラを低燃焼状態から高燃焼
状態に移行させるモードであり、本動作例の場合は、前
述のようにボイラユニット#4が調整ボイラとして指定
されていて、このボイラユニットが低燃焼状態りから高
燃焼状態Hに移行されるべき制御領域である。しかしな
がら、このとき、前記比較器15bからの出力信号は高
レベルとなっているため、高燃焼状態要求信号Bhが発
せられているので、このボイラユニット#4はすでに高
燃焼状態Hにあり、しかも蒸気圧力が上昇中であるため
、各ボイラユニット#1〜#4はいずれもそのままの状
態、すなわち高燃焼状態Hに保持される。
(3)蒸気圧力がさらに上昇して、例えば時間t5で前
記第2の臨界値7.4 kg/crn’に達すると、蒸
気圧力は制御領域Bからさらに制御領域C1すなわち状
態保持モードに移行する。この制御領域Cでは、前記比
較器15aないし15dからの出力信号がすべて低レベ
ルであり、従って蒸気圧力が前記第2の臨界値7.4 
kg/crn”と第3の臨界値7.8 kg/cゴの間
の範囲内にあるかぎり、全ボイラユニットがそのままの
状態、すなわち高燃焼状態Hを保持する。
(4)ついで、例えば図示の時間10で蒸気圧力が前記
第3の臨界値7.8 kg/crfに達すると、蒸気圧
力は制御領域Cからさらに制御領域D、すなわち低燃焼
状態移行モードに移行する。この制御領域りは調整ボイ
ラを高燃焼状態から低燃焼状態に移行させる領域であり
、本動作例の場合は、まず前記比較器15cからの出力
信号が高レベルとなって、低燃焼状態要求信号BIが発
せられる。すると、ボイラユニット#4に対して燃焼状
態選択部18から低燃焼状態選択信号BLが出力されて
、このボイラユニット#4が高燃焼状態Hから低燃焼状
態りに移行する。しかしてその後も蒸気圧力が上昇を続
け、なおも上記第3の臨界値7.8 kg/cm″以上
であるならば、この現時点におけるボイラユニット#4
は、すでに低燃焼状態りにあるため。
各ボイラユニット#1〜#4は現状の状態に維持される
(5)シかる後、蒸気圧力がさらに上昇して、例えば図
示の時間t7において前記第4の臨界値8.0 kg/
cm″に達すると、圧力制御領域は領域りから領域Eに
移行する。この制御領域Eは燃焼台数を4秒間隔で1台
ずつ減少させると同時に、調整ボイラを起動順序とは逆
の順序に従って順次に指定し直し、その新たに指定され
た調整ボイラを高燃焼状態から低燃焼状態に移行させる
制am城であり1本動作例の場合、時間t7において、
先ず、ボイラユニット#4に対して燃焼台数設定部17
から燃焼停止信号BDが出力されるとともに、前記比較
器15d、15cからの出力信号が高レベルとなって前
記燃焼台数減少要求信号Bdと低燃焼状態要求信号BI
とが発せられ、燃焼状態選択部18からボイラユニット
#3に対して低燃焼状態選択信号BLが出力される。か
くて低燃焼状態りで燃焼中のボイラユニット#4が燃焼
を停止し、これとともに調整ボイラがこれまでのボイラ
ユニット#4からボイラユニット#3に移され、このボ
イラユニット#3が高燃焼状態Hから低燃焼状態りに移
行する。上記時間t7から4秒後の時間t8においても
依然として蒸気圧力が前記第4の臨界値8.0kg/c
m’以上であるならば、この時点上8でボイラユニット
#3に対して燃焼台数設定部17から燃焼停止信号BD
が出力されて、該ボイラユニット#3が燃焼を停止する
。このとき、前記比較器15cからの出力信号が高レベ
ルとなって前記低燃焼状態要求信号BIが発せられてい
るため、ボイラユニット#2に対して燃焼状態選択部1
8から低燃焼状態選択信号BLが出力されて、このボイ
ラユニット#2が高燃焼状態Hから低燃焼状態りへと移
行する。なお、この場合のボイラユニット#3に対する
燃焼停止信号BDとボイラユニット#2に対する低燃焼
状態選択信号BLも、互いに同時的に発せられる。
(6)上述のようにしてボイラユニット#4および#3
が停止し、かつ調整ボイラ#2が低燃焼状態りとなるこ
とにより、蒸気圧力は低下することとなる。それでもな
お、蒸気圧力が例えば図示の時間t3で前記第4の臨界
値8.0 kg/cゴ以上にあるときには、蒸気圧力が
制御領域E内にあるので、ボイラユニット#2に対して
も燃焼台数設定部17から燃焼停止信号BDが出力され
て、該ボイラユニット#2が燃焼を停止する。これとと
もに、調整ボイラがこれまでのボイラユニット#2から
ボイラユニット#1に移され、このボイラユニット#1
が同時的に高燃焼状態Hから低燃焼状mLに移行する。
このとき、ボイラユニー、ト#2は、起動順序に従って
次に起動されるボイラユニットであるので、プリパージ
待機信号生成手段30から該ユニット#2に対して、プ
リパージ待機信号BPが供給され、ここで燃焼開始に先
がけて、プリパージが継続的に行われる。
(7)蒸気圧力がさらに低下して1例えば図示の時間t
loで前記第2の臨界値7.4 kg/crn’に達す
ると、蒸気圧が制御領域Cから制御領域Bに移行し、こ
の場合蒸気圧力が減少中であるため、ボイラユニット#
lが低燃焼状態りから高燃焼状!aHに移行する。これ
により該ボイラユニット#lの蒸発能力が増大するため
、蒸気圧力はほぼ時間tloで再び上昇傾向に転するこ
ととなる。かくて、例えば図示の時間tllで蒸気圧力
が再び前記第3の臨界値7.8 kg/cm″に達する
と、蒸気圧力が制御領域Cから制御領域りに移行し、高
燃焼状態Hにあるボイラユニット#lが低燃焼状sLに
移行する。これにより該ボイラユニット#1の蒸発能力
は減少して、蒸気圧力はほぼ時間tllで再び低下傾向
に転することとなる0以上のようにして、熱負荷がほぼ
一定であるかぎり、燃焼中のボイラユニット#1が低燃
焼状態りと高燃焼状WBHの間を交互に往復移動し、従
って蒸気圧力は前記第2の臨界値7.4 kg/cm″
と前記第3の臨界値7.8kg/crn’との間を図示
(t10−tll −t12−t13 )のように上下
して、蒸気圧力は前記状態保持領域C内に収束すること
となる。
なお、上述のように制御領域りから制御領域E、すなわ
ち前記低燃焼状態移行モードから前記燃焼台数減少モー
ドへ移行した後にも、前記時間t8におけるように蒸気
圧力が上昇傾向から低下傾向に反転せず、なおも上昇を
続けるような場合には、蒸気圧力が所定の最大臨界値1
例えば8.5 k。
/crn’に達した時点で、燃焼中のボイラユニット#
1に対して燃焼台数設定部17から燃焼停止信号BDを
出力して、ボイラユニットがすべて燃焼を停止するよう
にすることもできる。このような機能は、第2図の構成
を若干手直しするのみで容易に実現することが可能であ
る。
上述の制御動作は、当該ボイラシステムに対する熱負荷
がほぼ一定であると想定した場合のものであるが1次に
熱負荷が急激に変動した場合の制御動作について、引き
続き第2図および第3図を参照して説明する。すなわち
、ボイラシステムに加えられる熱負荷に急激な変動が生
じた場合、・蒸気圧力は急激に上昇するか、あるいは急
激に降下することとなる。いま1例えば前記時間t13
でボイラユニット#lが高燃焼状態Hから低燃焼状態り
に移行して蒸気圧力が降下中に、ボイラシステムに対す
る熱負荷が急激に増大して、スチームヘッダ11 (第
1図)内の蒸気圧力が急激に降下したとする。
(8)そこで、蒸気圧力が例えば時間t14で前記第2
の臨界値7.4 kg/am″に達すると、蒸気圧力は
制御領域Cから制御領域Bに移行し、蒸気圧力が減少中
であるため、ボイラユニット#1が低燃焼状態りから高
燃焼状態Hに移行する。これにより該ボイラユニット#
lの蒸発能力は増大するが、蒸気圧力は依然として降下
を続けているため、蒸気圧力が例えば、時間t15では
、制御領域Bから制御領域Aに移行し、燃焼台数設定部
17からボイラユニット#2に対して燃焼開始信号BI
が出力されるので、該ボイラユニット#2が起動する、
このとき、該ボイラユニット#2は、すでにプリパージ
が行われているので、すみやかに高燃焼状態Hに移行す
る。この間、ボイラユニット#3に対して、プリパージ
待機信号生成手段30からプリパージ待機信号BPが同
時的に供給される。かくて1.ボイラユニット#1およ
び#2かいずれも高燃焼状態Hとなったにも拘らずさら
に蒸気圧力の低下が続いて、例えば図示の時間tteで
も蒸気圧力が制御領域内Aにある場合、この時点におい
て非作動状態にあるボイラユニット#3に対して前記燃
焼台数設定部17から燃焼開始信号BIが出力されて、
該ボイラユニット#3は、すみゃかに高燃焼状態Hで起
動されることとなる。その結果、蒸気圧力は上昇傾向に
転じて、制W望城Aから制御領域Bへ(時間tl? )
 、制御領域Bから制御領域Cへ(時間tlB ) 、
さらに制御領域りへ(時間t19)と吊具を続け、前述
の場合(時間t10−t13)とほぼ同様の経過をたど
って、制御領域Cの領域内に収束することとなる。
〈発明の効果〉 以上に述べたように、本発明によるボイラシステムの制
御装置は、ボイラユニットを複数台備えてなるボイラシ
ステムにおいて、該システム全体の出力蒸気圧力を検出
してその検出値に応じて前記複数台のボイラユニットを
選択的に起動または停止させ、前記ボイラシステムの出
力蒸気圧力を制御するにあたって、燃焼開始信号BIに
基づいて、起動順序に従って起動される各々のボイラユ
ニットに対して、その起動に先がけてプリパージを行わ
せるように構成したことにより、起動順序に従って各々
のボイラが起動する際には、当該ボイラユニットは既に
プリパージが開始されており、当該ボイラでの起動の準
備段階のためのタイムスロット内にプリパージの期間が
入り込むことに由来する時間遅れを生じないので、熱負
荷の変動に対してシステムを円滑かつすみやかに追随さ
せることができ、応答性を高めるとともに、システム全
体の始動に際しても、迅速に各ボイラユニットが起動す
るので、始動時間を短縮することができるという優れた
効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるボイラ制御装置の適用可能なボイ
ラシステムを概括的に示す概略図、第2図はこの第1図
に示すシステム中の制御装置の具体的な構成例として本
発明の制御装置のアルゴリズムを実行するためのハード
ウェア構成の例を概念的に示すブロック図、第3図は本
発明によるボイラ制御装置を第1図に示すボイラシステ
ムに適用した場合の蒸気圧力曲線と、該曲線上の各時点
において該システムに対して選択的に供給される制御信
号の論理状態および各ボイラユニットの出力状態を示す
タイムチャートである。 10、 、 、 、 、ボイラユニット11、 、 、
 、 、スチームヘッダ12、 、 、 、 、圧力調
節器 13、 、 、 、 、制御装置 14、 、 、 、 、抵抗−電圧変換回路15、 、
 、 、 、電圧比較回路 17、 、 、 、 、燃焼台数設定部18、 、 、
 、 、燃焼状態設定部30、 、 、 、 、プリパ
ージ待機信号生成手段#l、#2.#3.#4 0006.ボイラユニット。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 スチームヘッダ11に共通接続され、各別に、燃焼開始
    信号BIと燃焼停止信号BDとの各々に応答して停止状
    態と作動状態との間で、移行可能な複数のボイラユニッ
    ト10と、 スチームヘッダ11に接続され、該ヘッダ内の蒸気圧を
    表わす蒸気圧力信号を出力する圧力調節器12と、 圧力調節器12からの蒸気圧力信号に応答して複数のボ
    イラユニット10を、各別に、前記停止状態と作動状態
    とに制御する制御装置13とから成り、上記制御装置1
    3は、 蒸気圧力信号により表わされる蒸気圧が下限臨界値以下
    であることを検出して燃焼台数増加要求信号Biを出力
    する燃焼台数増加要求信号生成手段15aと、 蒸気圧信号により表わされる蒸気圧が下限臨界値より大
    なる上限臨界値以上であることを検出して燃焼台数減少
    要求信号Bdを出力する燃焼台数減少要求信号生成手段
    15dと、 燃焼台数増加要求信号Biに応答して燃焼開始信号BI
    を、複数のボイラユニット10の各々に対してその起動
    順序に従って所定の時間の経過ごとに順次に供給し、燃
    焼台数減少要求信号Bdに応答して燃焼停止信号BDを
    、複数のボイラユニット10の各々に対してその起動順
    序とは逆の順序に従って所定時間の経過ごとに順次に供
    給する燃焼台数設定手段17と、 燃焼台数設定手段17から複数のボイラユニット10の
    各々に対して供給される燃焼開始信号BIに応答してプ
    リパージ待機信号BPを、複数のボイラユニット10の
    各々に対してその起動に先がけて順次に供給するプリパ
    ージ待機信号生成手段30とを含むことを特徴とするボ
    イラシステムの制御装置。
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