JPH0246210Y2 - - Google Patents

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JPH0246210Y2
JPH0246210Y2 JP13401583U JP13401583U JPH0246210Y2 JP H0246210 Y2 JPH0246210 Y2 JP H0246210Y2 JP 13401583 U JP13401583 U JP 13401583U JP 13401583 U JP13401583 U JP 13401583U JP H0246210 Y2 JPH0246210 Y2 JP H0246210Y2
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signal
load
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digital signal
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は負荷の管制を行うための負荷管制装置
に関するものである。
例えば船舶等においては従来、負荷の消費電力
に応じて、発電機の運転台数の増減制御を行なつ
ている。この場合、負荷の使用条件に制限を加え
ないため総消費電力は増加する傾向にあり、総発
電設備も大きくなる一方で、省エネルギーは全く
図られていない。従つて、負荷制御装置と発電設
備との間に、負荷管制的制御に関する関連は無
く、それぞれ独立制御系となつている。
しかしながら省エネルギー化は時代の趨勢であ
り、また、発電システムの規模の適正化などから
も何らかの負荷管制を行う必要がある。
例えば発電機運転台数は固定しておき、総消費
電力が増加した時に、発電機の分担する負荷量が
ある設定値(例えば定格出力の90%)以上になれ
ば不足電力に相当する信号を、負荷管制装置に送
り、過剰負荷分に相当する負荷群を停止させ、総
消費電力が減少して発電機に余剰電力が生じたと
き、再び先に停止させた負荷群を起動させる方式
が考えられるが、このような方式を実現するため
にはかかる制御を行うことのできる装置が必要と
なる。
本考案は上記の事情に鑑みて成されたもので供
給される電力の容量に対応したアナログ信号と負
荷の運転を制御する制御器から与えられる負荷の
運転状況及び負荷消費電力に対応したレベルのア
ナログ信号とを受けこれらのアナログ信号をもと
にそのレベルに応じ予め設定したデジタル信号を
発生するアナログ−デジタル信号制御装置と、こ
のデジタル信号に応じて負荷運転の制御指令を発
生し、前記制御器に与える信号制御装置と、前記
デジタル信号と制御器からの負荷の状況を示す信
号を受けこれらより負荷の状況変化の有無を知る
と共に該状況変化に応じて所定の時間後に負荷の
制御完了を示す信号を出力する遅延制御装置とを
備えて構成し、上記二つのアナログ信号のアナロ
グ量より余剰電力量と負荷消費電力量、負荷運転
状況を知つてこれより状況に対応したデジタル信
号を発生させ、このデジタル信号より負荷制御の
指令出力を発生すると共に前記デジタル信号と負
荷制御の結果より負荷状況変化の有無を知つて該
状況変化に応じ所定時間後に負荷制御完了を示す
信号を発生させるようにして供給電力に負荷の運
転を行う余裕があるか否かを自動判別して負荷運
転の制御を行うことができるようにした負荷管制
装置を提供することを目的とする。
すなわち、本考案は余剰電力量に相当するアナ
ログ信号(正の信号)もしくは、不足電力量に相
当するアナログ信号(負の信号)と、運転中の負
荷の消費電力に相当するアナログ信号(正の信
号)もしくは停止中の負荷が運転するときに必要
な消費電力に相当するアナログ信号(負の信号)
を得てその和を計算し、計算結果に応じて、該当
する負荷を起動させたり、停止させたりし、遅延
時間を持たせて、ある一つの負荷に対する制御が
完了したことを示す信号を出力し、前述と同様な
制御を次の負荷に行い、これを順次くり返す。
一つの負荷に対する制御の結果は、次の負荷制
御時に入力される余剰電力量もしくは不足電力量
としてフイードバツクさせる。
以下、本考案の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
第1図は本考案による負荷管制装置4の構成を
示すブロツク図であり、図中1はアナログ−デジ
タル信号制御装置、2はデジタル信号制御装置、
3は遅延時間制御装置である。また、イは発電設
備の給電可能な総発電量と総消費電力量の差に相
当するアナログ信号であり、アナログ−デジタル
信号制御装置1の受信部aに入力されるものであ
つて、このaに入力される該アナログ信号が正の
ときは、余剰電力ありの信号となり、負のとき
は、発電設備の発電量不足の信号となり、その量
は、アナログ信号の量により決まる。
また、ロは図示しない各負荷の制御器からのア
ナログ信号であり、各負荷の消費電力に応じた大
きさのアナログ信号量であつてアナログ−デジタ
ル信号制御装置1の受信部bに入力される。この
bに入力される該アナログ信号量が正のときは、
該当する負荷が運転中で負のアナログ信号量のと
きは、該当する負荷が停止中であり、信号量がゼ
ロのときは該当する負荷が休止中であることをそ
れぞれ意味する。
またハはアナログ−デジタル信号制御装置1の
受信部fに与えられる談装置1の作動開始信号
(パルス信号)、ニは負荷管制装置4におけるアナ
ログ−デジタル信号制御装置1の受信部eに外部
から与えられる負荷管制装置4の作動開始信号
(パルス信号もしくは連続信号)である。
上記アナログ−デジタル信号制御装置1は前記
作動開始信号ハ及びニを受けると動作し、入力さ
れる前記アナログ信号イ及びロを加算してこのア
ナログ信号イ,ロの信号量に応じて第2図の
CASE1〜5に示すような関係にしたがつて起動
指令信号の出力部c及び停止指令信号の出力部d
にデジタル信号を出力する機能を有する。
また、上記デジタル信号制御装置2は受信部
g,h、出力部i,j、受信部gに入力された信
号と同じ働きをするタイマスタート信号の出力部
k,受信部hに入力された信号と同じ働きをする
タイマスタート信号の出力部lを有し、前記アナ
ログ−デジタル信号制御装置1の出力する起動指
令信号を受信部gにまた停止指令信号を受信部h
に受けると共にこのgで受けた起動指令信号が
“1”のとき出力部iに“1”、また“0”のとき
は“0”を出力し、また、入力された起動指信号
と同じデジタル信号を出力部kに出力する機能を
有する。また受信部hに入力された停止指令信号
と同じデジタル信号を出力部j,lに出力する機
能を有する。
また、上記遅延時間制御装置3は受信部m,
n,qと出力部pを有し、mにはkの、またnに
はlの出力を受けると共にqに入力された信号を
保持し、またm,nの内容に応じ予め設定した所
定時間経過後、またはm,nへの信号入力時に完
了信号ホ(“1”信号)を出力部pへ出力するも
のである。
次に上記構成の本装置の作用について説明す
る。
外部より発電設備の給電可能な総発電量と総消
費電力量の差に相当するアナログ信号イを発生さ
せこのアナログ信号イをアナログ−デジタル信号
制御装置1の受信部aに与える。このアナログ信
号イをΔCRとすれば、ここではこのΔCRの値に
より、以下のように定義するものとする。
ΔCR≧0のときは、余剰電力があり、ΔCRに
相当する負荷を更に運転できることを意味する。
ΔCR<0のときは、発電不足であり、ΔCRに相
当する負荷を停止させる必要があることを意味す
る。
また、負荷制御器から該負荷制御器の制御対象
としている負荷の消費電力に対応したアナログ信
号ロがアナログ−デジタル信号制御装置1の受信
部bに供給される。このアナログ信号ロをΔMR
とすれば、このΔMRの値により、ここでは以下
のように定義するものとする。すなわち、ΔMR
>0のときは、負荷が運転しており、その消費電
力に相当する信号がΔMRであることを意味す
る。
ΔMR<0のときは、負荷が停止しており、そ
の運転時の消費電力に相当する信号がΔHRであ
ることを意味する。
ΔMR=0のときは、負荷が休止中であること
を意味する。
次に、負荷管制装置4の作動開始信号(デジタ
ル信号)ニおよびアナログ−デジタル信号制御装
置1の作動開始信号(デジタル信号)ハが入力さ
れるとこのアナログ−デジタル信号制御装置1は
動作し、入力されたアナログ信号イ,ロをもとに
以下に示す制御を行う。
すなわち、アナログ−デジタル信号制御装置1
はその内部で、受信部a,bにそれぞれ入力され
るΔCRとΔMRの和(ΔTR)を計算し、その結
果およびΔCR,ΔMRの信号量に応じて第2図の
CASE1〜5に示すような関係に従い出力部c,
dに信号(デジタル信号)を出力する。すなわ
ち、 CASEI:ΔCR≧0,ΔMR>0のときは、ΔTR
>0となり、出力部cに起動指令信号(デジタル
信号“1”)が出力され、出力部dにはデジタル
信号“0”(停止信号なし)が出力される。
CASE2:ΔCR≧0,ΔMR<0のときは、ΔTR
≧0の場合、出力部cに起動指令信号(デジタル
信号“1”)を、また出力部dにはデジタル信号
“0”(停止信号が出力されない)がそれぞれ出力
される。ΔTR<0の場合、cにデジタル信号
“0”(起動信号が出力されない)、dに停止信号
(デジタル信号“1”)がそれぞれ出力される。
CASE3:ΔCR<0,ΔMR>0のときは、ΔTR
≧0であつてもΔTR<0であつても、cにデジ
タル信号“0”(起動信号が出力されない)、dに
停止信号(デジタル信号“1”)がそれぞれ出力
される。
CASE4:ΔCR<0,ΔMR<0のときは、ΔTR
<0となり、cにデジタル信号“0”(起動信号
が出力されない)、dに停止信号(デジタル信号
“1”)がそれぞれ出力される。
CASE5:ΔMR=0のときは、ΔCR,ΔTRの値
に関係なく、c,dにそれぞれデジタル信号
“1”が出力され、休止信号として利用される。
一方、CASE1でΔCR≧0,ΔMR>0のとき、
ΔTR<0となつた場合、およびCASE4でΔCR<
0,ΔMR<0となつた場合、c,dにそれぞれ
デジタル信号“0”が出力され、アナログ−デジ
タル信号制御装置の故障表示用として利用され
る。
デジタル信号制御装置2は上述のようなアナロ
グ−デジタル信号制御装置1の出力部c,dより
出力され受信部g,hに入力されたデジタル信号
をもとに両デジタル信号の内容の組み合わせから
負荷に対する起動、停止、故障表示、休止中の各
制御出力を発生する。ここで、アナログ−デジタ
ル信号制御装置のc,dから出力され、デジタル
信号制御装置のg,hに入力される信号の組合せ
は、上述し、且つ第2図のiに示したように4種
類ある。従つて各々の組み合わせ別に説明する。
(A) c=g=1,d=h=0のとき(負荷の起動
制御) gにデジタル信号“1”が入力されるとこの時
点でiで記憶されている内容がデジタル信号
“0”であつたとすれば“1”にセツトし、iで
記憶されている内容が“1”ならば、そのまま
“1”をiで記憶保持する。そして出力部iのこ
の“1”なる信号は負荷の起動指令信号へとして
外部に出力される。また、出力部kにも受信部g
に入力されたデジタル信号“1”がそのまま出力
される。
一方受信部hに入力されたデジタル信号“0”
はこの時点においてjで記憶されている内容が
“1”(停止信号)であつたとすれば“0”にリセ
ツトされ、jで記憶されている内容が“0”なら
ば、そのまま”0”をjに記憶保持させまた、こ
の“0”なる信号を出力部jより外部に負荷の停
止指令キヤンセルの信号トとして出力する。ま
た、出力部lにもデジタル信号“0”を出力す
る。
(B)c=g=0,d=h=1のとき(負荷の停止制
御) この場合受信部gにデジタル信号“0”が入力
されるとこの時点で出力部iで記憶されている内
容がデジタル信号“1”であつたとすればこの記
憶内容はこの入力された信号“0”により“0”
にリセツトされ、またiで記憶されている内容が
“0”ならば、そのまま“0”がiで記憶保持さ
れる。そして、この“0”なる信号を負荷の起動
指令キヤンセルの信号へとして出力部iより出力
する。また出力部kにもgに入力されたデジタル
信号“0”とそのまま出力する。
一方、受信部hに入力されたデジタル信号
“1”はこの入力時点において出力部jで記憶さ
れている内容が“0”であつたならば、jを
“1”にセツトし、jで記憶されている内容が
“1”ならば、そのまま“1”をjで記憶保持さ
せ、この“1”なる信号を負荷の停止指令信号ト
としてjより出力する。また出力部lにもこのh
に入力されたデジタル信号“1”をそのまま出力
する。
(C) c=g=0,d=h=0のとき(故障表示信
号) gおよびhに入力された信号が共にデジタル信
号“0”のときは、故障表示信号がデジタル信号
制御装置2の内部へ出力され、故障表示用信号と
して使用される。この場合、i,jには信号は出
力されず、k,lにはそれぞれ“0”信号が出力
される。
(D) c=g=1,d=h=1のとき(負荷が休止
中であるときの制御) gおよびhに入力された信号が共にデジタル信
号“1”のときすなわち、負荷が休止中であると
きは、i,jに記憶されているそれぞれの内容が
“1”ならば、それぞれ“0”にリセツトし、i,
jに記憶されているそれぞれの内容が“0”なら
ば、それぞれ“0”を記憶保持させる。
また、このとき、出力部kおよびlにはデジタ
ル信号“1”を出力する。
このようにデジタル信号制御装置2はアナログ
−デジタル信号制御装置1からの2つの入力信号
の内容により上記4つの形態の出力信号を発生す
る。この信号のうち、出力部k,lから出力され
る信号は遅延時間制御装置の入力部m,nに入力
される。
一方、デジタル信号制御装置2の出力部i,j
からの信号へ、トは図示しない負荷制御用の負荷
制御器に送られ、この信号に応じた負荷制御(起
動や停止など)が行われる。その制御器内での制
御結果が信号リとして、遅延時間制御装置3の入
力部qに入力され、該遅延時間制御装置3はこれ
を記憶する。しかし、qはm,nへ入力される
k,lからの信号の処理が以下のようになされた
後、信号ホをr=1として出力部pより出力させ
ると同時に信号リを受信部qから受け取り記憶す
る。
すなわち、リの信号は遅延時間制御装置3の入
力部qの入口で待ち状態となり、遅延時間制御装
置3での所定の遅延時間制御が完了し、p=1と
して信号ホをpより出力すると同時に遅延時間制
御装置3はqのゲートを開き、信号リを受けと
り、qの内容を新らしい信号リの内容と置き変え
て記憶させる。
〈A〉k=m=1,l=n=0のとき 負荷制御器からの信号リが“1”のとき、すな
わち、負荷が運転中信号の場合は、、q=m=1,
n=0になり、遅延時間制御装置3の内部に設け
てある図示しない遅延時間設定タイマーをバイパ
スし、p=1を信号ホとして出力すると共に、q
のゲートを開き信号リの最新の信号を受け取り、
qで記憶する。
q=0のとき、すなわち、負荷が停止中信号の
場合は、m=1,q=0,n=0すなわち、q≠
mとなるため、負荷に状態の変化が生じたことは
明白である。この場合は、負荷が停止状態(q=
0)から起動状態(m=1)に移行することにな
り、遅延時間制御装置3の内部に設けた負荷の起
動から整定に至る時間とほゞ等しい時間(一般に
は1〜30秒間)をあらかじめ、起動時の遅延時間
設定タイマーで設定しておき、この設定時間経過
後出力部pより“1”なる信号ホを出力すると共
に、qのゲートを開き、信号リの最新の信号を受
け取り、qで記憶する。すなわち、qの内容はq
=0→q=1に変わる。
〈B〉k=m=0,l=n=1のとき q=1のときは、m=0,n=1、すなわち、
q≠mとなるため、負荷に状態の変化が生じてい
る。この場合は、負荷が運転状態(q=1)から
停止状態(m=0)に移行することになり、遅延
時間制御装置3の内部に設けた負荷の運転から停
止し、整定するまでに要する時間とほゞ等しい時
間(一般には1〜20秒間)をあらかじめ停止時の
遅延時間設定タイマーで設定しておくと、この設
定時間経過後遅延時間制御装置3は出力部pに
“1”を信号ホとして出力すると共に、入力部q
のゲートを開きこの受信部qに入力されている信
号リの最新の信号を受け取り、qで記憶する。す
なわちち、qの内容はq=1→q=0に変わる。
q=0のときは、q=m=0,n=1になり、
遅延時間制御装置3の内部に設けた遅延時間設定
タイマーをバイパスし、出力部pに“1”なる信
号ホを出力すると共に、qのゲートを開き、信号
リの最新の信号を受け取り、qで記憶する。
〈C〉k=m=0,l=n=0のとき k=l=m=n=0のときは、すでに述べたよ
うにアナログ−デジタル信号制御装置1の故障を
意味する。
従つて、この場合はアナログ−デジタル信号制
御装置1、デジタル信号制御装置2での負荷制御
は行われていないので、遅延時間設定タイマーを
バイパスし、出力部pに“1”を信号ホとして出
力すると共に、qのゲートを開き、信号の最新の
信号を受け取り、qで記憶する。
〈D〉k=m=1,l=n=1のとき k=m=l=1のときは、すでに述べたよう
に、負荷が休止中であることを意味する。
従つて、この場合も上記(C)と同様に遅延時間設
定タイマーをバイパスし、出力部pに“1”なる
信号を信号ホとして出力すると共に、qのゲート
を開き、信号リの最新の信号を受け取り、qで記
憶する。
すなわち、第1図の装置においては外部より発
電設備の給電可能な総発電量と総消費電力量の差
に相当するアナログ信号制御装置1の受信部aに
与える。このアナログ信号イはΔCRで示すもの
とすると前述したようにΔCR≧0のときは、余
剰電力があり、ΔCRに相当する負荷を更に運転
できることを意味し、ΔCR<0のときは、発電
不足であり、ΔCRに相当する負荷を停止させる
必要があることを意味する。
また、負荷制御器から該負荷制御器の制御対象
としている負荷の消費電力に対応したアナログ信
号ロがアナログ−デジタル信号制御装置1の受信
部bに供給される。このアナログ信号ロをΔMR
とすれば、前述したようにΔMR>0のときは、
負荷が運転しており、その消費電力に相当する信
号がΔMRであることを意味し、またΔMR<0
のときは、負荷が停止しており、その運転時の消
費電力に相当する信号がΔMRであることを意味
する。また、ΔMR=0のときは、負荷が休止中
であることを意味する。
次に負荷管制装置4の作動開信号(デジタル信
号)ニおよびアナログ−デジタル信号制御装置1
の作動開始信号(デジタル信号)ハが入力される
とこのアナログ−デジタル信号制御装置1は動作
し、入力されたアナログ信号イ,ロをもとに以下
に示す制御を行う。
すなわち、アナログ−デジタル信号制御装置1
はその内部で受信部a,bに入力されるアナログ
信号イ(ΔCR)とロ(ΔMR)の和(ΔTR)を
計算する。
この結果、ΔCR≧0,ΔMR>0であれば
ΔTR>0となるので、アナログ−デジタル信号
制御装置1は出力部cに起動指令信号(デジタル
信号“1”)を出力し、また出力部dにはデジタ
ル信号“0”(停止信号なし)を出力する。
すなわち、余剰電力があつてΔCRに相当する
負荷を更に運転できる状態にあり、且つΔMRな
る消費電力の負荷が運転中であつてそれらの和が
零より大であるときはcに“1”,dに“0”な
る信号が出力されることになる。
ΔCR≧0,ΔMR<0のときは、ΔTR>0と
なつた場合、出力部cに起動指令信号(デジタル
信号“1”)を、また出力部dにはデジタル信号
“0”(停止信号が出力されない)をそれぞれ出力
し、またΔTR<0となつた場合には、cにデジ
タル信号“0”(起動信号が出力されない)、dに
停止信号(デジタル信号“1”)をそれぞれ出力
する。
すなわち、余剰電力がΔCR相当あり、ΔMRな
る消費電力の負荷が停止していて加算値が零に等
しいかそれより大なるときはcには“1”,dに
は“0”が出力される。また、加算値ΔTRが零
より小となるときはcには“0”,dには“1”
が出力される。
このc,dの出力はデジタル信号制御装置2の
g,hに与えられる。
gにcからのデジタル信号“1”が入力される
とこの時点でiで記憶されている内容がデジタル
信号“0”であつたとすれば“1”にセツトし、
iで記憶されている内容が“1”ならばそのまま
“1”をiで記憶保持する。そして出力部iのこ
の“1”なる信号は負荷の起動指令信号へとして
外部の負荷制御器に出力する。従つて、この負荷
制御器により制御される負荷は起動される。ま
た、出力部kにもgに入力されたデジタル信号
“1”がそのまま出力される。
一方dよりhに入力されたデジタル信号“0”
によりデジタル信号制御装置2はこの時点におい
てjで記憶されている内容が“1”(停止信号)
であつたとすれば“0”にリセツトし、jで記憶
されている内容が“0”ならばそのまま“0”を
jに記憶保持させ、また、この“0”なる信号を
出力部jより外部の前記負荷制御部に負荷の停止
指令キヤンセルの信号トとして出力する。これに
より該負荷制御器により制御される負荷は今まで
停止状態であつたとしてもこの時点で起動される
ことになる。また、出力部lにもデジタル信号
“0”を出力する。
上記制御の結果、負荷が起動されると負荷制御
器からは負荷が起動していることを示す信号が出
力され、遅延時間制御装置3のqに与えられる。
一方、前記アナログ−デジタル信号制御装置1
に与えられるアナログ信号イ(ΔCR),ロ
(ΔMR)がΔCR<0,ΔMR>0のときはすなわ
ち、発電量不足でΔMRなる消費電力の負荷が運
転中のときは両者の加算値ΔTRがΔTR≧0であ
つてもまたΔTR<0であつてもアナログ−デジ
タル信号制御装置1はcにデジタル信号“0”
(起動信号が出力されない)、dに停止信号(デジ
タル信号“1”)をそれぞれ出力する。
ΔCR<0,ΔMR<0のときすなわち、発電量
不足であり、ΔMRなる消費電力の負荷が停止中
であるときは、加算値はΔTR<0となり、アナ
ログ−デジタル信号制御装置1はcにデジタル信
号“0”(起動信号が出力されない)、dに停止信
号(デジタル信号“1”)をそれぞれ出力する。
ΔTR=0のときは、ΔCR,ΔTRの値に関係な
く、c,dにそれぞれデジタル信号“1”を出力
する。
すなわち、発電量不足であれば負荷が運転中で
も停止中でもcから“0”、dから“1”が出力
され、負荷が休止中であればcから“1”、dか
ら“1”が出力され、デジタル信号制御装置2の
g,hに入力される。するとデジタル信号制御装
置2はgにデジタル信号“0”が入力されるとこ
の時点で出力部iで記憶されている内容がデジタ
ル信号“1”であつたとすればこの入力された信
号“0”により“0”にリセツトされ、またiで
記憶されている内容が“0”ならば、そのまま
“0”がiで記憶保持される。そして、この“0”
なる信号を負荷の起動指令キヤンセルの信号ヘと
して出力部iより負荷制御装置に出力する。これ
により該負荷制御装置は負荷の起動指令をキヤン
セルする。また出力部kにもgに入力されたデジ
タル信号“0”をそのまま出力する。
一方、hに入力されたデジタル信号“1”はこ
の入力時点において出力部jで記憶されている内
容が“0”であつたならば、jを“1”にセツト
し、jで記憶されている内容が“1”ならば、そ
のまま“1”をjで記憶保持させ、この“1”な
る信号を負荷の停止指令信号トとしてjより負荷
制御装置に出力し、これにより負荷制御装置は負
荷の停止を行う。また出力部lにもこのhに入力
されたデジタル信号gおよびhに入力された信号
が共にデジタル信号“1”のときすなわち、負荷
が休止中であるときはi,jに記憶されているそ
れぞれの内容が“0”ならば、それぞれ“0”を
記憶保持させる。この信号は起動指令キヤンセル
信号として負荷制御器に与えられるので、負荷制
御器は負荷の起動指令をキヤンセルする。
また、デジタル信号制御装置2はこのとき、出
力部kおよびlにデジタル信号“1”を出力す
る。 また、アナログ信号ΔCR,ΔMRがΔCR≧
0,ΔMR>0のときその加算値ΔTRがΔTR<
0となつた場合、およびΔCR<0,ΔMR<0の
とき、ΔTR>0となつた場合は、アナログ−デ
ジタル信号制御装置1はc,dにそれぞぞれデジ
タル信号“0”を出力し、アナログ−デジタル信
号制御装置2に与えるので、gおよびhに入力さ
れた信号が共にデジタル信号“0”のときは、故
障表示信号がデジタル信号制御装置2の内部へ出
力され、故障表示用信号として使用される。この
場合、i,jには信号は出力されず、k,lには
それぞれ“0”信号が出力される。
このようにしてデジタル信号制御装置2はアナ
ログ−デジタル信号制御装置1からのデジタル信
号に応じ、負荷制御器に起動,停止,起動指令キ
ヤンセルなどの指令を与える。
これを受けて負荷制御器はその指令に応じた制
御を負荷に対して行い、その制御結果を信号リと
して遅延時間制御装置3に与える。
そして、この遅延時間制御装置3はこの信号リ
に応じて次のように動作する。
負荷制御器からの信号リが“1”のとき、すな
わち、負荷が転中信号の場合は、q=m=1,n
=0になり、遅延時間制御装置3の内部に設けて
ある図示しない遅延時間設定タイマーをバイパス
し、p=1を信号ホとして出力すると共に、qの
ゲートを開き、信号リの最新の信号を受け取り、
qで記憶する。
q=0のとき、すなわち、負荷が停止中信号の
場合は、m=1,q=0,n=0すなわち、q≠
mとなるため、負荷に状態の変化が生じたことは
明白である。この場合は負荷が停止状態(q=
0)から起動状態(n=1)に移行することにな
り、遅延時間制御装置3の内部に設けた負荷の起
動から整定に至る時間とほゞ等しい時間(一般に
は1〜30秒間)をあらかじめ、起動時の遅延時間
設定タイマーで設定しておき、この設定時間経過
後、出力部pより“1”なる信号ホを出力すると
共に、qのゲートを開き、信号リの最新の信号を
受け取り、qで記憶する。すなわち、qの内容は
q=0→q=1に変わる。
q=1のときは、m=0,n=1、すなわち、
q≠mとなるため、負荷に状態の変化が生じてい
る。この場合は、負荷が運転状態(q=1)から
停止状態(m=0)に移行することになり、遅延
時間制御装置3の内部に設けた負荷の運転から停
止し、整定するまでに要する時間とほゞ等しい時
間(一般には1〜20秒間)をあらかじめ停止時の
遅延時間設定タイマーで設定しておくと、この設
定時間経過後遅延時間制御装置3は出力部pに
“1”を信号ホとして出力すると共に、入力部q
のゲートを開きこの入力部qに入力されている信
号リの最新の信号を受け取り、qで記憶する。す
なわち、qの内容はq=1→q=0に変わる。
q=0のときは、q=m=0,n=1になり、
遅延時間制御装置3の内部に設けた遅延時間設定
タイマーをバイパスし、出力部pに“1”なる信
号ホを出力すると共に、qのゲートを開き、信号
リの最新の信号を受け取り、qで記憶する。
k=l=m=n=0のときはすでに述べたよう
にアナログ−デジタル信号制御装置1の故障を意
味する。従つて、この場合はアナログ−デジタル
信号制御装置1、デジタル信号制御装置2での負
荷制御は行われていないので、遅延時間設定タイ
マーをバイパスし、出力部pに“1”を信号ホと
して出力すると共に、qのゲートを開き、信号リ
の最新の信号を受け取り、qで記憶する。
k=m=l=1のときは、上記iですでに述べ
たように、負荷が休止中であることを意味する。
従つて、この場合も上記〈C〉と同様に、遅延
時間設定タイマーをバイパスし、出力部pに
“1”なる信号を信号ホとして出力すると共に、
qのゲートを開き、信号リの最新の信号を受け取
りqで記憶する。
すなわち、遅延時間制御装置3は負荷の整定に
必要な時間だけ遅延した後に負荷制御器からの負
荷の制御完了を示す信号を出力することになり、
この出力によつて、負荷制御の完了を把握するこ
とが可能になる。
従つて、このようなアナログ−デジタル信号制
御装置1、デジタル信号制御装置2、遅延時間制
御装置3よりなる負荷管制装置4を第3図に示す
ようにリング状に接続すると、この場合、起動,
停止制御すべきこれぞれの負荷に、それぞれ1組
の負荷管制装置4を対応させておくことにより
各々の負荷を発電容量と消費電力の推移及び優先
度に従つて管制できるようになる。すなわち、起
動,停止制御される負荷の数量分の負荷管制装置
4をリング状に接続する。
そして、それぞれ負荷管制装置4のe全てに作
動開始信号を送つているものとする。この条件下
で、任意の負荷管制装置4におけるアナログ−デ
ジタル信号制御fにシステムの作動開始信号を送
ると前述した制御が該当する負荷に対して行わ
れ、遅延時間制御装置3のpより“1”が出力さ
れる。すると、次に接続された負荷管制装置4の
アナログ−デジタル信号制御装置1の受信部fに
p→ホ→ハ→fの順で負荷管制装置4の作動開始
信号が送られ、負荷管制装置4は作動を開始し、
前述と同様、制御が該当する負荷に対して行わ
れ、その負荷管制装置4の遅延時間制御装置3の
出力部pより“1”が出力される。この制御がリ
ング状に接続された各負荷管制装置4に対し順次
行われ、ハもしくはニの信号がオフするまでくり
返し行われる。
この第3図に示す応用例を採用すれば発電量が
一定であつて、複数の負荷を運転する場合に消費
電力の推移に応じ、電力に余裕がなくなつたとき
は負荷を停止させ、余裕が生じて来ると起動させ
ることができるようになり、発電設備の大規模化
抑制ができるようになる。
以上詳述したように本考案は供給される電力の
容量に対応したアナログ信号と負荷の運転を制御
する制御器から与えられる負荷の運転状況及び負
荷消費電力に対応したレベルのアナログ信号とを
受けこれらのアナログ信号をもとにそのレベルに
応じ予め設定したデジタル信号を発生するアナロ
グ−デジタル信号制御装置と、このデジタル信号
に応じて負荷運転の制御指令を発生し、前記制御
器に与える信号制御装置と、前記デジタル信号と
制御器からの負荷の状況を示す信号を受けこれら
より負荷の状況変化の有無を知ると共に該状況変
化に応じて所定の時間後に負荷の制御完了を示す
信号を出力する遅延制御装置とを備えて構成し、
上記二つのアナログ信号のアナログ量より余剰電
力量と負荷消費電力量、負荷運転状況を知つてこ
れより状況に対応したデジタル信号を発生させ、
このデジタル信号より負荷制御の指令出力を発生
すると共に前記デジタル信号と負荷制御の結果よ
り負荷状況変化の有無を知つて該状況変化に応じ
所定時間後に負荷制御完了を示す信号を発生させ
るようにしたので、供給電力に負荷の運転を行う
余裕があるか否かを自動判別して負荷運転の制御
を行うことができるようになり、この装置で例え
ば優先度の低い負荷を制御すれば電力に余裕のな
いときはその負荷の運転を中止でき、また、余裕
の出来たときに運転再開することができることか
ら給電設備を適正な規模としておくことができ、
特に船舶などでは省エネルギと発電規模の適正化
が可能となるなどの特徴を有する負荷管制装置を
提供することができる。
尚、本装置は電動機用負荷管制装置、ヒーター
用負荷管制装置、照明装置用負荷管制装置、変圧
器用負荷管制装置、発電機制御装置など広く応用
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すブロツク図、
第2図は本考案の動作を説明するための図、第3
図は本考案の応用例を示すブロツク図である。 1……アナログ−デジタル信号制御装置、2…
…デジタル信号制御装置、3……遅延時間制御装
置、4……負荷管制装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 供給される電力の容量に対応したアナログ信号
    と負荷の運転を制御する制御器から与えられる負
    荷の運転状況及び負荷消費電力に対応したレベル
    のアナログ信号とを受けこれらのアナログ信号を
    もとにそのレベルに応じ予め設定したデジタル信
    号を発生するアナログ−デジタル信号制御装置
    と、このデジタル信号に応じて負荷運転の制御指
    令を発生し、前記制御器に与える信号制御装置
    と、前記デジタル信号と制御器からの負荷の状況
    を示す信号を受けこれらより負荷の状況変化の有
    無を知ると共に該状況変化に応じて所定の時間後
    に負荷の制御完了を示す信号を出力する遅延制御
    装置とを備えたことを特徴とする負荷管制装置。
JP13401583U 1983-08-30 1983-08-30 負荷管制装置 Granted JPS6042042U (ja)

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