JPS63238128A - ポリエステルの製造法 - Google Patents

ポリエステルの製造法

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JPS63238128A
JPS63238128A JP7254087A JP7254087A JPS63238128A JP S63238128 A JPS63238128 A JP S63238128A JP 7254087 A JP7254087 A JP 7254087A JP 7254087 A JP7254087 A JP 7254087A JP S63238128 A JPS63238128 A JP S63238128A
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polyester
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Ryuichi Murashige
隆一 村重
Yasuhiro Nishino
泰弘 西野
Katsuro Kuze
勝朗 久世
Yujiro Matsuyama
松山 雄二郎
Osamu Makimura
牧村 修
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Nippon Magphane KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 不発明はポリエステル製造法に関するものである。さら
に詳しく説明するとポリエステルを製造する際、特定粒
子形状および粒径分布を有した微粒子をスラリーとして
重合系へ添加することにより、特に滑り性、耐摩耗性に
優れかつ粗大突起数の少ないフィルムを与えることので
きるポリエステルの製造法に関する。
(従来の技術) 一般にポリエチレンテレフタレートに代表されるごとき
ポリエステルは、その優れた物理的および化学的諸特性
の故に、惰維用、成型品用の他、磁気テープ用、フロッ
ピーディスク用、写真用、コンテンサー用、包装用、レ
ントゲンフィルム、マイクロフィルムなどのフィルム用
としても多種の用途で広く用いられている。これらフィ
ルム用として用いられる場合、その滑り性および耐摩耗
特性はフィルムの製造工程および各用途における加工工
程の作業性の良否、さらにはその製品品質の良否を左右
する大きな要因となっている。特にポリエステルフィル
ム表面に磁性層を塗布し磁気テープとして用いる場合に
は、磁性M塗布時におけるコーティングロールとフィル
ム表面との摩擦および摩耗が極めて激しく、フィルム表
面へのしわおよび擦り傷が発生しやすい。また磁気層塗
布後のフィルムをスリットしてオーディオ、ビデオまた
はコンピューター用テープ等に加工した後でも、リール
やカセット等からの引き出し巻き上げその他の操作の際
に、多くのガイド部、再生ヘッド等との間に摩擦および
摩耗が著しく生じ、擦り傷、歪の発生さらにはポリエス
テルフィルム表面の削れ等による白粉状物質を析出させ
る結果、磁気記録信号の欠落、即ちドロップアウトの大
きな原因となることが多い。また添加粒子中に含まれる
粗大粒子に起因する粗大突起もドロップアウト等の欠点
発生となることが多い。
従来、フィルムの滑り性および耐摩耗性の改良にはフィ
ルム表面に凹凸を付与することによりガイドロール等と
の間の接触面積を減少せしめる方法が採用されており、
この表面凹凸を形成させる方法としてフィルム原料に用
いる高分子の触媒残渣から不溶性の粒子を析出せしめる
方法や、不活性の無機粒子や有機粒子を添加せしめる方
法等が用いられている。これら原料高分子中の粒子は、
その大きさが大きい程、滑り性の改良効果が大であるの
が一般的であるが、磁気テープ用のごとき精密用途には
その粒子が大きいこと自体がドロップアウト等の欠点発
生の原因となり、さらに電磁変換特性も著しく悪化する
ため、フィルム表面の凹凸はその形状、密度、高さ等を
精密に調整する必要がある。
従来は粒子の粒度分布が平均粒径のみの観点でしかとら
えられておらず、粒子の粒度分布が制御されていないこ
とから設計通りのフィルム表面形態を得難いという欠点
もあった。さらに、粒子形状に関しても、フィルム表面
形態を精密に調整する必要性を考慮すれば、従来用いら
れている体積形状係数による評価や粒径分布の評価のみ
では不十分である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は前記従来技術の欠点を解消し、滑り性耐摩耗性
に優れ、かつ粗大突起数の少ないフィルムを与えること
のできるポリエステルの製造法を提供せんとするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明はジカルボン酸成分とグリコールとからポリエス
テルを製造するにあたり、走査型電子顕微譚で観察して
得られる平均粒子径力旬、05μm以上5.0μm未満
で、かつ下記(I)式で定義される外接円に対する面積
率が60%以上である不活性粒子をエチレングリコール
(EC)を主成分とした溶媒に微分散化したスラリーと
してポリエステル製造反応系へ添加することを特徴とす
るポリエステルの製造法である。
本発明のより好ましい実wA態様は前記の発明において
、不活性粒子スラリーとしてリン酸および/または亜リ
ン酸の類のアルカリ金属塩の存在下、高圧式均質分散機
を用いて下記(II)式および(II[)式を同時に満
足する処理条件で下記(IV)式を!i:4足するまで
微分散化したものを用いることを特徴とするポリエステ
ルの製造法である。
(Pl−P2)XN≧50       ・・・(1)
0.1<−く0.3               ・
・・(In)遠心沈降性平均粒子径/顕微鏡法平均粒子
径=0.9〜1.7         ・・・(IV)
本発明で用いられるポリエステルとはポリエチレンテレ
フタレート、ポリアルキレンナフタレート等との結晶性
ポリエステルであり特に限定はされないがとりわけポリ
エチレンテレフタレートが適しており、なかんずくその
繰り返し単位の80モル%以上がエチレンテレフタレー
トからなるものであり、他の共重合成分としてはイソフ
タル醗、p−β−オキシエトキシ安息香酸、2,6−す
7タレンジカルボン酸、4.4’−ジカルボキシルジフ
ェニール、4.4’−ジカルボキシルベンゾフェノン、
ビス(4−カルボキシルフェニール)エタン、アジピン
酸、セバシン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、
シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸等のジカルボン
酸成分、プロピレングリコール、ブタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、ジエチレングリコール、シクロヘ
キサンジメタツール、ビスフェノールAのエチレンオキ
サイド付加物、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のグリ
コ/’ a 分、p−オキシ安息香酸などのオキシカル
ボン酸成分等を任意に選択使用することができる。
この能弁重合成分として少量のアミド結合、ウレタン結
合、エーテル結合、カーボネート結合等を含有する化合
物を含んでいてもよい。
該ポリエステルの製造法としては、芳香族ジカルボン酸
とグリコールとを直接反応させるいわゆる直接重合法、
芳香族ジカルボン酸のジメチルエステルとグリコールと
をエステル交換反応させるいわゆるエステル交換法など
任意の製造法を適用することができる。
本発明における不活性粒子としては酸化ケイ素、二酸化
チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、三酸化
タングステン、三酸化ビスマス等の金属酸化物、炭酸カ
ルシウム等の炭酸塩、硫酸バリウム、硫酸カルシウム等
の硫酸塩、硫化亜鉛等の硫化物、カオリナイト、焼成り
レー、ゼオライト、タルク等の無機粒子やスチレン・ジ
ビニルベンセン共重合体、ポリアクリル酸、エポキシF
JjM等の有機粒子が挙られる。該粒子は単独で用いて
もよいし、2種以上を併用してもよい。2種以上を併用
する方法はフィルムの表面特性を多様化できるので好ま
しい。
本発明における粒子は走査里電子顕微鏡で観察して得ら
れる平均粒子径が0.05μm以上で5.0μm未満が
好ましいが、0.1μmから2.5μmの範囲が特に好
ましい。平均粒子径が0.05μm未満では滑り性およ
び耐摩耗性の向上効果が不充分となるので好ましくない
。逆に5.0μm以上ではフィルム表面に粗大突起を生
じる可能性があるため好ましくない。
つぎに粒子の形状に関しては、粒子単体もしくは一次粒
子が凝集して生じる粒子の複合体の形状がきわめて真球
状に類似している事が好ましい。
すなわち添加した粒子が球状のものであればフィルム表
面に形成される突起の形状は確率的に極めて類似したも
のになると考えられるからである。
粒子の形状をかかる背景のもとに正確に規定するために
は走査型電子顕微誂による観察と画像解析装置の組み合
せが有効であり、本発明者らは粒子の投影面積に対する
粒子の投影図に外接する円の面積の割合いを、外接円に
対する面積率として定めた。粒子の投影形状が円に栖め
て類似しておれば、当然核粒子は球状に極めて類似して
いることになるが、外接円に対する面積率は100%に
近くなる。本特許では以上のようにして求めた面積率が
60%以上、好ましくは70%以上であるこ、とが望ま
しい。面積率が60%未満である粒子は球形とはかなり
異なった形態を有しており、かかる粒子をフィルム用に
添加した場合得られるフィルム表面の突起形態は不規則
なものとなる。
本発明におけるリン酸および亜リン酸類のアルカリ金属
塩としては正リン酸、ビロリン酸、ポリメタリン酸、ポ
リリン酸、正面リン酸、ピロ亜リン酸、ポリ亜リン酸、
ポリメタ亜リン酸のナトリウム塩およびカリウム塩等で
具体的には第一リン酸ナトリウム、第一リン酸カリウム
、第三リン酸ナトリウム、第ニリン酸カリウム、第三リ
ン酸ナトリウム、第三リン酸カリウム、ビロリン藪ナト
リウム、ビロリン酸カリウム、ビロリン酸二水素ナトリ
ウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸
カリウム、トリポリリン酸ナトリウム、トリポリリン酸
カリウム、亜すンム2ナトリウム、ピロ亜リン酸ナトリ
ウム、ピロ亜リン酸カリウム、メタ亜リン酸ナトリウム
、メタ亜リン酸カリウム等が挙げられる。該アルカリ塩
は単独で使泪してもよく、また2種以上を併用してもよ
い。
該アルカリ塩の添加量はスラリー中の不活性無機粒子に
対してアルカリ金gflとして0.04〜201!量%
でかつ生成ポリエステルに対してアルカリ金属]として
3〜50 ppmを同時に満足する量が分 好ましい。上記範囲未満では充分な微撥散効果がアルカ
リ金属塩による副反応が増加しポリマー着色の増大等の
悪影響が現われるので好ましくない。
本発明でいう高圧式均質分散機とは、従来のような攪拌
翼を持った回転式の攪拌方式とはまったく異なり、不活
性粒子と主としてエチレングリコールとからなるスラリ
ーに高度の圧力をかけ、その高圧により極微小な間隙か
ら瞬時に押し出すことによつて生じる極めて大きな剪断
力によって、不活性無機粒子間の二次凝集を破壊し完全
な微分散を達成しようとするものである。第1図には、
本発明で用いられる高圧式均質分散機の原理の概念図を
示した。即ちパルプ1により圧力室3の方向にスプリン
グ等によって高度の一定圧力を与える。この圧力室3の
中に分散前の二次凝集粒子を含む不活性粒子と主として
エチレングリコールとからなるスラリー原液4をポンプ
によって高圧力で送り込む。このスラリー原液供給圧力
がパルプ1によって与えられた一定圧力を越えた場合は
パルプ1が押しもどされることによりバルブシート5と
の間に微小間隙6が生じ、スラリー原液は極めて大きな
剪断力を受けつつ微小間隙6を瞬時に通過する。この時
受けた極めて大きな剪断力によってスラリー中の二次凝
集粒子は完全に分散され、微分散スラリー7を得ること
が出来る。ひき続き第2ホモパルプ2の加圧により得ら
れた微分散スラリー7を第2ホモバルブで加圧処理を行
なうと再凝集を防ぎ完全に分散され、微分散スラリー8
を得ることができるものである。もちろんこのスラリー
通過による放圧で圧力室3および3′内の圧力がホモパ
ルプ1およびホモパルプ2によって与えられた一定圧力
より低下した場合にはホモパルプlおよびホモパルプ2
は即時にバルブシート5に密着するためこの分散操作は
連続的に繰り返される。
本発明における高圧式均質分散機の処理条件は、処理圧
力差(1次ホモバルブと2次ホモバルブの圧力差)PL
−P2 CKq/cd’) 、処理回数N(回)との積
(Pl−P2)X Nが50未満では充分な微分散効果
は得られない。更により好ましくは(Pi−P2)XN
が100以上となるような処理条件が挙げられ、最も好
ましくは(PL−P2 ) X Nが250以上となる
ような処理条件が挙げられる。通常はこの(Pi−P2
)XNを5000以下で行なうのが実用的である。この
(Pl−P2)XNの条件設定は処理圧力(Pi−P2
)の調整あるいは処理回数Nの変更いずれによっても良
いが、連続性という利点を生かすには処理圧力(Pi−
P2)の増大による(PI−P2)XNの増加を行なう
のが好ましい。また処理圧力の比p2が0.3をこえる
と充分な微分散効果は得られない。
最も好ましくは0.1≦−!j−< 0.2の処理条件
が挙l けられる。
またこの高圧式均質分散相処理を行なうに際し、その前
または後工程として従来から行なわれている攪拌あるい
は超音波処理による分散を補助的手段として用いること
は一向にさしつかえなく、むしろ分散効率のアップの点
で好ましい。
本発明における粒子分散スラリーは顕微鏡性平均粒子径
に対する遠心沈降法平均粒子径の比が0.9から1.7
の範囲で微分散化したものを用いることが好ましい。1
.0から1.4の範囲が特に好ましい。
1.7を越えると凝集粗大粒子数が多くなり、フィルム
にした場合に粗大突起が増え、たとえば磁気テープ用途
に利用した場合に電磁信号の欠落等好ましくない現象が
引起される。また、凝集粒子が多くなり、粒子形状が不
規則となり真球状に近い粒子を用いる本発明の効果が発
現されなくなるので好ましくない。一方0.9未満では
不活性粒子の破砕が起り粒子形態が不規則になり、かか
る粒子を含んだポリエステルを製膜してフィルムにした
場合はフィルムの突起形態が不規則なものとなり滑り性
や耐摩耗性が不十分となるので好ましくない。
該微粒子のスラリーの溶媒としてはECの単独使用が好
ましいが50iff1%以下であればたとえば水やアル
コール類等の他の溶媒を混合してもかまわない。また該
スラリーは初期縮合反応が終了するまでの任意の段階で
ポリエステル製造過程に添加すればよい。なお初期縮合
反応が終了した時点とは固有粘度が約0.2に達した時
をさし、これ以後では反応系の粘度が高すぎるために添
加成分の混合が不均一になり均質な製品が得られなくな
る。またオリゴマーの解重合が起り生産性の低下やジエ
チレングリコール副生量の増大をひき起すので好ましく
ない。
(実施例) 次に本発明の実施例および比較例を示す。実施例中の部
は特にことわらないかぎりすべて重量部を意味する。
また、用いた測定法を以下に示す。
(1)顕微続演平均粒子径 不活性粒子を走査型電子顕微鏡(日立5510型)で観
察、写真撮影したものを拡大コピーし、さらにトレース
を行なってランダムに200個の粒子を黒く塗りつぶし
た。この儂を画像解析装置にレコ株式会社製ルーゼック
ス500型)を用いて、水平方向のフエレ径を測定し、
その平均値を平均粒子径とした。
(2)外接円に対する面積率 平均粒子径の測定に用いたトレース像より任意に20の
粒子を選び、それぞれの粒子について投影断面積を、(
1)で用いた画像解析装置で測定した。また、それらの
粒子に外接する円の面積を算出することにより下式を用
いて面積−を求めた。
(3)遠心沈降法平均粒径 島津製作所製遠心沈降式粒度分布測定器(SA−CPa
型)によって得た等偏球径分布における積算50%点の
値を用いる。
(4)不活性粒子の分散性 粒子分散性の評価には、得られたスラリーの希釈したサ
ンプルを少量スライドグラス上に滴下し、カバークラス
で固定し位相差顕微鏡によって得られた像を画像解析処
理装置ルーゼックス5OO(日本レギュレーター製)を
用いて処理し、粒子像内の最大炎が5μm以上の二次凝
集粒子の多少によって行なった。またポリマー中の粗大
粒子量は、少相差顕微鏡像をスラリーと同様に処理し、
5μm以上の二次凝集粒子の多少によって判定した。
ランク付けを下記に表わす。
1級・・・粗大凝集粒子非常に多い 2級・・・粗大凝集粒子多い 3級・・・粗大凝集粒子やや多い 41・・・粗大凝集粒子はとんどなし 5扱・・・粗大凝集粒子なし く5)フィルムの加工性(?#り性および耐m%性)フ
ィルムを細幅にスリットしたテープ状ロールを金m製ガ
イドロールにこすりつけて高速、長時間走行させるとき
、一定の供給張力に対してガイドロール擦過後のテープ
張力の大小およびガイドロール表面に発生する白粉量の
多少をそれぞれ5段階にip価し次のランク付けで表わ
す。
(イ)滑り性 1級・・・張力大(擦り傷多い) 2級・・・張力やや大(擦り傷かなり多い)3級・・・
張力中(擦り傷ややあり) 4級・・・張力やや小(擦り傷はとんどなし)5級・・
・張力小(擦り傷まったくなし)(ロ)耐摩耗性 1級・・・白粉発生非常に多い 2級・・・白粉発生多い 3級・・・白粉発生ややあり 4級・・・白粉発生はとんどなし 5級・・・白粉発生まったくなし く6)フィルム表面の粗大突起数 フィルム表面にアルミニウムを薄く蒸着したのち、二光
束干渉頒徽鏡を用いて四重環以上の粗大突起fi(測定
面檀IJ当りの個数)をカウントし、粗大突起数の多少
により次のランク付けで表わす。
1級・・・16個以上/、J 2 級 ・・・ 1 2〜1 5 江! /  、、1
3級・・・8〜11個/ J 4級・・・4〜7個/− 5級・・・O〜3個/一 実施例1 1)スラリー調整法 EG 1.0容量部に対して顕微ml法平均粒子径が1
.1μmで外接円に対する面積率が72%の炭酸カルシ
ウム0.5部およびトリポリリン酸ナトリウムを1oo
r/zの濃度で水に溶解した水溶液0.0G4容量部を
混合し、高圧式均質分散機(三相機械製H−20型)に
供給し、第1ホモパルプでのfi[圧力(Pl)、第2
ホモバルブでの処理圧力(Pz )および通過処理口’
II (N)をそれぞれ560Kq/ctA、60Kf
/−および5回の条件で処理した。得られたスラリー中
の炭酸カルシウムの遠心沈降法平均粒子径は1.2μn
+であり、かつ粗大粒子が存在し、ない極めて高品質な
ものであった。
2)ポリエステルの製造法 攪拌装置、分縮器、原料仕込口および生成物取り出し口
を設けた2段の完全混合槽よりなる連続エステル化反応
装置を用い、その第1エステル化反応缶のエステル化反
応生成物が存在する系へテレフタルm(TPA )に対
するEGのモル比率1.7ニ3Li整し、かつ三酸化ア
ンチモンをアンチモン原子としてTPA単位当り289
 ppmを含むTPAのEGスラリーを連続的に供給し
た。
同時にTPAのEGスラリー供給口とは別の供給口より
、酢酸マグネシウム四水塩のEG浴溶液反応缶内を通過
する反応生成物中のポリエステル単位ユ=ツ)当りそれ
ぞれM1原子として100 ppmとなるように連続的
に供給し、常圧にて平均滞留時間4.5時間、温度25
5℃で反応させた。
この反応生成物を連続的に県外に取り出して、第2エス
テル化反応缶に供給した。第2エステル化反応缶内を通
過する反応生成物中のポリエステル単位ユニットに対し
て0.5重量部のEG、トリメチルホスフェートのEG
浴溶液P原子として6の供給口より連続的に供給し、常
圧にて平均滞留時間5.0時間、温度260℃で反応さ
せた。
該エステル化反応生成物を攪拌装置、分縮器、原料仕込
口および生成物取り出し口を設けた2段の連続重縮合反
応装置に連続的に供給して重縮合を行ない、固有粘度0
.620のポリエステルを得た。
得られたポリエステル中の炭酸カルシウム粒子の分散性
は良好で粗大粒子が存在しない高品質のものであった。
3)フィルムの製造法 2)の方法で製造したポリエステルを290℃で溶融押
出しし、90℃で縦方向に3.5倍、130℃で横方向
に3.5培延伸した後220℃で熱処理して突起数が極
めて少なくかつ易滑性および耐久走行性に優れており極
めて高品質であった。
比較例1 実施例1の1)の方法でトリポリリン酸ナトリウムを添
加しない以外実施例1と同じ方法でスラリー、ポリエス
テルおよびフィルムを得た。得られびポリエステル中の
炭酸カルシウム粒子の分散性は悪く、粗大粒子が多く存
在し低品質であった。
またフィルムは易滑性および耐久走行性が劣り、かつ粗
大突起数が著るしく多く低品質であった。
比較例2 実施例1の1)の方法で高圧式均質分散機の処理条件を
下記のごとく変更する以外実施例1と同じ方法で処理す
る以外実施例1と同じ方法でスラリー、ポリエステルお
よびフィルムを得た。
第1ホモバルブでの処理圧 145 h/d第2ホモバ
ルブでの処理圧 100Ky/i通過処理回数    
   1回 −およびポリエステル中の炭酸カルシウム粒子の分散性
は悪く、粗大粒子が多く存在し低品質であった。またフ
ィルムは筋滑性および耐久走行性が劣り、かつ粗大突起
数が著るしく多く低品質であった。
比較例3 実施例1の方法で顕微叩法平均粒子径が1.0lnnで
かつ外接円に対する面積率が48%の炭酸カルシウムを
用いる以外実施例1と同じ方法でスラリー、ポリエステ
ルおよびフィルムを得た。得られ炭酸カルシウムの分散
性は良好で高品質であり、フィルムの粗大突起数も少な
かったが、易滑性や耐久走行性の点で劣っており低品質
であった。
実施例2 実施例1の方法で(1)平均粒径が0.8μmでかつ外
接円に対する面積率が75%の炭酸カルシウムに、(2
)高圧式均質分散機の処理条件を下記のごと<、(3)
ポリエステルへの炭酸カルシウムの添加量を2500p
pmに変更する以外、実施例1と同じ方法でスラリー、
ポリエステルおよびフィルムを得た。
第1ホモバルブの処理圧 560 Kq/lyl第2ホ
モパルプの処理圧  65 h/crd通過処理回数 
     8回 −、ポリエステルおよびフィルムはいずれもが高品質で
あった。
比較例4 実施例2の方法でトリポリリン酸ナトリウム企示す。本
比較例で得られたスラリーおよびポリエステル中の炭酸
カルシウムの分散性は悪く、粗大粒子数が多くかつフィ
ルムは粗大突起数の多いもので低品質であった。
比較例5 実施例2の方法で高圧式均質分散機の処理条件を下記の
ごとく変更する以外実施例1と同じ方法第1ホモバルブ
での処理圧 100 KlF/−第2ホモバルブでの処
理圧  6oh/cJ通過処理回数       1回 本比較例で得られたスラリーおよびポリエステル中の炭
醐カルシウムの分散性は悪く粗大粒子数が多く1.かつ
フィルムは粗大突起数の多いもので低品質であった。
たような各種のリン酸類のアルカリ金属塩を用いいずれ
も高品質のものが得られた。
実施例6 炭酸カルシウムに替え、平均粒子径が1,1μmでかつ
外接円に対する面積率が94%のシリカを用本実施例で
得られたスラリー、ポリエステルおよびフィルムはいず
れもが高品質であった。
以下余白 (発明の効果) 本発明によれば、滑り性や耐摩耗性等の加工性に優れ、
かつ粗大突起数の少ない高品質なフィルムを与えること
ができるポリエステルを容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は高圧式均質分散機の模式図である。以下各部の
説明を簡単に行う。 1:第1ホモバルブ 2:第2ホモバルブ 3:圧力室 3′二圧力室 4:微分散処理前のスラリー原液 5;バルブシート 6:微小間隙 7:第1微分散処理後のスラリー 8:第2徽分散処理後のスラリー 特許出願人  東洋紡績株式会社 早1 図 1:g1ホモlぐル1       5:バル7゛シー
ト手続補止宿(自発) 昭和63年6月23日 1、 事件の表示 昭和62年特許願第72540号 2 発明の名称 ポリエステルの製造法 3、 補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 (310)東洋紡績株式会社 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 「画像解析装置」を「画像解析装置」と訂正する。 ■ 同第25頁第1行目 「粒子数が多くかつ」を「粒子数が多(、かつ」と訂正
する。 (3)  同第27頁第1表中の最右欄の説明「粗大突
起数数(級)」を「粗大突起数(級)」と訂正する。 以    上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジカルボン酸成分とグリコールとからポリエステ
    ルを製造するにあたり、走査型電子顕微鏡で観察して得
    られる平均粒子径が0.05μm以上5.0μm未満で
    かつ下記( I )式で定義される外接円に対する面積率
    が60%以上である不活性粒子をエチレングリコールを
    主成分とした溶媒に微分散化したスラリーとしてポリエ
    ステル製造反応系へ添加することを特徴とするポリエス
    テルの製造法。 〔外接円に対する面積率〕=粒子の投影断面積/粒子に
    外接する円の面積×100(2)不活性粒子スラリーと
    してリン酸および/または亜リン酸の類のアルカリ金属
    塩の存在下、高圧式均質分散機を用い下記(II)式およ
    び(III)式を同時に満足する処理条件で下記(IV)式
    を満足する範囲で微分散化したものを用いることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のポリエステルの製造
    法。 (P_1−P_2)×N≧50・・・(II) 0.1≦P_2/P_1≦0.3・・・(III) 〔式中Nは通過処理回数(回)、P_1は第1ホモバル
    ブでの処理圧力(Kg/cm^2)P_2は第2ホモバ
    ルブでの処理圧力(Kg/cm^2)である。〕 遠心沈降法平均粒子径/顕微鏡法平均粒子径=0.9〜
    1.7・・・(IV)
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