JPS63238009A - ミミズ抽出物含有化粧料 - Google Patents

ミミズ抽出物含有化粧料

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JPS63238009A
JPS63238009A JP62072721A JP7272187A JPS63238009A JP S63238009 A JPS63238009 A JP S63238009A JP 62072721 A JP62072721 A JP 62072721A JP 7272187 A JP7272187 A JP 7272187A JP S63238009 A JPS63238009 A JP S63238009A
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water
earthworm
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JP62072721A
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Norio Tsukada
塚田 範夫
Yoshihiko Ando
安藤 芳彦
Yasuo Ibata
井端 泰夫
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Ichimaru Pharcos Co Ltd
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Ichimaru Pharcos Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61Q17/04Topical preparations for affording protection against sunlight or other radiation; Topical sun tanning preparations
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • A61Q19/004Aftersun preparations

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔イ〕発明の目的 本発明はミミズ(地竜) : Lumbricusの応
用に関する。
「産業上の利用分野j 本発明によって得られたミミズの抽出物は、化粧品又は
医薬部外品として、外用塗布、!!!棒の形態の処方中
に配合して用いることが出来る。その他、口腔含猷、歯
肉用歯磨き剤などにも用いることが出来る。又、医薬品
内服、外用剤としても利用可能である。
1従来の技術。
ミミズは、その乾燥したものを漢方では1地竜:ジリュ
ウjと呼び、わが国でも古くから解熱剤として、前側の
方式で服用されてきた歴史がある6例えば、ティバメク
形態の家庭薬としては、「七度煎、と呼ばれるものがあ
り、インフルエンザ、リウマチ、神経痛、その他、原因
不明の高熱、悪寒がともなうような症状に対して、特効
薬として知られている。しかし、現在では各種の新薬が
開発諮れ、一部の漢方薬の処方中に用いられている他、
はとんど利用がなくなっている。
ミミズの医薬への応用に関する刊行物としては、例えば
次に示すごとくの文献がある。
(公知刊行物の所在) (1)松浦薬業刊:わたしたちの漢方薬シリーズNo3
.P、5−14(1978年10月30日発行) (2)R&Dプライニング刊:動物成分利用集成(水産
・蛇・昆虫・漢方薬篇)P、389〜391(1986
年12月20日発行)一方、最近の公開特許公報を調査
してみると、例えば、栄養食品用としてミミズから蛋白
質を主体となす製造法として、公開特許公報 昭61−
231979、さらにミミズから無臭、無色透明なエキ
スの製造法として、公開特許公報 昭57−28007
が開示されている。これによれば、飲用して、疲労を回
復し、浴用として用いれば、身体をあたため肌がきれい
になるとある。
一方、前記の刊行物(1)によれば、漢方における地竜
の応用についての歴史と共に、その研究成果が報告され
ており、現在、中国では、地竜の抽出エキス:水抽出物
とアルフール抽出物の2つのタイプの注射薬が開発され
ており、気管支喘息等に、服用が困難な小児用に用いら
れているとある。
又、地竜の抽出物は、大腸菌毒素による発熱に対して解
熱作用を有し、その他、利尿、血圧降下作用があること
が知られている。さらにヨーロッパの民間薬としての利
用についても述べられてνするが、利水、産後の催乳促
進作用、三日熱に服用、鍵切断、耳痛、歯痛、胃痛、リ
ンノく腺III 4こ外用して用いられていたと言われ
ている。
〔口〕発明の構成 本発明は、ミミズ抽出物を化粧料に用いることからなる
。具体的には、ミミズを出発原料となし、エタノール、
熱水、加水分解による、いずれか一つ、又は一つ以ヒの
組合わせをもって得られた抽出物を含有する化粧料にあ
る。
r問題点を解決するための手段。
化粧料にミミズの抽出物を用いたとする公知文献を調査
してみたが、これまでに、それを具体的に開示した刊行
物は見当らなかった。
そこで、本発明者らは、古来から用いられる前側による
方法をもとに、化粧料として最適な抽出物の研究を開始
し、以下の抽出操作によって得られた抽出物を用いるこ
とに成功した。
1実施例」 (1)出発原料 出発原料としては、漢方に示される生薬1地竜、あるい
は、その同種のフトミミズ、ツリミミズ、カッシックミ
ミズ、シマミミズなど、いずれでもよい、市販には養殖
されたものがある。漢方で用いられているミミズ: L
umbricusは、動物分類学上から調べてみると、
貧毛目、 Mega−seoledaeの参環毛峠(P
hanatima Aspergillum) 、又は
同口の縞4f @ (A11olobophora C
aIigtnosaτrapazoi−des )が、
主として漢方で用いられている、地竜に該当するとされ
ている。中国産の輸入される地竜は、大別して広地竜と
土地竜とに区別さ、れ、前者は泥を取り除き乾燥した状
態のものを差し、後者は泥を含んだまま乾燥したものの
ことである。
本発明に用いる原料は、釣りエサ用として養殖された生
きたままのものでも、ヌ、これを乾燥させたものでもよ
く、きらに、泥を除去したもの、泥を含んだもの、その
いずれでも用いることが出来る。又、最近では、韓国産
の生きたままの養殖これたミミズも輸入可能となってお
り、本発明に用いるミミズは、その動物分類学的にとく
に限定して用いることを必要としない。
(2)抽出法 rA:前処理操作(湯通し)。
原料となるミミズは、前記したごとくの泥をはかせた後
、乾燥した物、泥をはかせないで乾燥したもの、又、生
きたままのミミンのいずれでも良いが、前処理としては
、熱湯水中で短時間の湯通し処理を行う、生きたままの
ものでは、約80℃以上の熱湯水、又は80℃以上の水
蒸気で水洗を兼ね1〜5分、乾燥物では約5分間程度行
い、乾燥物が水分を含み、多少膨張するにとどめる。
又、生きたままのミミズの場合では、色が変色し、多少
縮む状態までとなす、長時間(20分以上)の処理は、
薬効的又は美容的成分の水への移行(流出)をまねく。
rB、エタノール浸漬(熟成)抽出法ノ前記のAで前処
理されたミミズは、ミンチカッターにより細切し、ミン
チ状物となし、エタノールが15〜60%含有する水と
の混液中に入れ、ゆっくりと攪拌を続けた後、常温下で
密閉保存し約1週間以上静置する。又、低温下(5〜1
0℃)であれば、ときどき攪拌を行い、約2週間程度装
置し、熟成する。
尚、エタノールと水との混液中へのミンチ状物の投入の
割合は、10対1〜10対3の程度が良い、又、エタノ
ールと水の混液のかわりに、清酒を用いることも良い。
静置熟成させた後、遠心分HI機により、その得られた
浸漬溶液と残渣物を分取する。浸漬溶液は、濾過を行う
と微黄色状の清澄な果実の香りをもった、芳香性の良好
な溶液(以下、便宜上、B抽出溶液と呼ぶ〕が得られる
。このものは、そのまま化粧料として用いられる他、さ
らに低温下で減圧濃縮を行い粘稠な溶液となすか、さら
に凍結乾燥等により粉体状物(以下、B抽出物と呼ぶ)
となし、化粧料中に配合して用いる。
rC:有機溶媒組合わせ抽出法」 前記のAで前処理後のミミズを、ミンチ状物となした後
、水を加えてカニ状物となす、水の添加量は、ミンチ状
物に対して1〜3倍量程度で行い、遠心分m機に投入し
て、水溶周部と残渣物を分取し、水溶周部に対して水に
混和しない有機溶媒(例えば、クロロホルム、酢酸アミ
ル、酢酸イソプロピルなどのエステル類、n−へキシル
アルコール、デシルアルコールなどのアルコール類、n
−ヘキサン、n−へブタン、ベンゼン、シクロヘキサン
などの炭化水素類)の一種類を、水溶周部に対して、約
10〜50%程度加えてよく攪拌させ、−昼夜程度、冷
暗所に静置し、水溶周部と有機溶媒層の二層に分離後、
水溶周部を分取し、これに対して、水に混和する有機溶
媒(例えば、工タ/−ル、メタノ−L 、アセトン、プ
ロピルアルコールなど)の一種類を、30〜90%程度
加えて攪拌を行い、−昼夜程度、冷暗所に静置し、沈a
、IIi部(以下、C−1抽出物と呼ぶ)と水溶周部を
それぞれ分取する。水溶周部は濾過後、減圧蒸留して完
全に有機溶媒を除去した後、凍結乾燥機等により乾燥粉
末(以下、C−2抽出物と呼ぶ)を得る。尚、C−1抽
出物は、これを凍結乾燥して粉末状となしてから、化M
料に配合して用いる。
1D:加水分解抽出(酵素処理)法」 前記のAで前処理後のミミズをミンチ状物となし、約2
倍量の水を加え、70℃付近の水浴上でプロテアーゼ(
科研製薬製=100万チロシン単位/ g )を加え、
約30分間〜3時間程度、反応させた後、温度を80℃
以とに上昇させて約30分間処理後、用いたプロテアー
ゼの失活を行う。
この際のプロテアーゼの反応に当っては、前記BやC中
の工程で分取の際に除去された残渣物を加えて行っても
良い、プロテアーゼの反応は、他の臓器を用いて分解を
行うときに比べ、大変反応が良好に進行する。
プロテアーゼの失活後は、冷却後、遠心分離機等にかけ
、その水溶周部を分取し、−昼夜程度静置して、再度濾
過を行い、粘稠性のある水溶液C以下、D油出溶液と呼
ぶ)を得る。このD抽出溶液は、そのまま化粧料に用い
ることが出来るが、さらに、D抽出溶液1〜21!に対
して、4%塩化セチルピリジニウム溶液を0.3〜0.
51加えて沈澱物を分取するか、あるいは、D抽出溶液
に対して、エタノールを約2倍量程度加え、沈澱物を分
取し、それぞれの沈澱物を凍結乾燥して粉末(以下、D
抽出物と呼ぶ)を得る。
「E:加熱処理を最小限にとどめた抽出法。
前記のAで前処理したミミズを、ミンチ状物となした後
、エチレンオキサイドガス滅菌室に入れ、ガス殺菌を行
い、次に約6〜10倍量の精製水を加えて、20〜40
℃の温度下でゆっくりとlll1拌を行うことにより、
約1時間程度で膨潤化したミミズの表面に付着していた
ところの、滑りのある粘稠な乳白色状の成分が水中に溶
出されて、カニ状となる。このカニ状物を遠心脱水機に
かけ、その水溶周部を分取した後、濾過を行い粘稠な溶
液(以下、E抽出溶液と呼ぶ)を得る。このものは、そ
のまま化粧料として用いるこ七が出来るが、又、さらに
、E抽出溶液は、同量のエタノールを加え一昼夜程度静
置後、再度濾過して水溶要部を取り、減圧蒸留した後、
凍結乾燥等により、粉末状物(以下、E−1抽出物)を
得る。
あるいは又、E抽出溶液1〜22に対して、4%塩化セ
チルピリジニウム溶液を0.3〜0.5fi類エルカ、
エタノールを2倍量加えて攪拌後、−昼夜程度静置して
、沈澱物を分取し、凍結乾燥等によって粉末状物(以下
、E−2抽出物)を得る。
(3)収量(収率) 前記の各抽出法(B−E)において得られたそ\れぞれ
の抽出溶液、又は抽出物は、そのいずれもが化粧料に用
いることの出来るものであるが、その収量については、
出発原料を乾燥物に換算したとき、第1表に示すごとく
であった。数値に巾があるのは、ミミズ中に含まれる内
容物(泥状物、あるいは繊維質など)の除去されたもの
と、含まれたものの違いにより増減するので、一定では
ない、尚、第1表中、抽出溶液等については、すべて減
圧濃縮後、凍結乾燥して得られるところの粉末の重量か
ら求めた。
(第1表)抽出物の収率(%) (4)性状及び主な含有成分 各抽出物に係る性状及び主な含有成分は、いずれも蛋白
質及びペプチド、アミノ酸、多糖体、それにグアニン又
は、グアノシン様の物質、及びATPなどの核酸関連物
質、色素成分、各種のミネラルが含まれているが、それ
ぞれの抽出物中に含まれる含有成分上には、抽出法の違
いによってそれぞれに特徴がある。第2表は、前記B−
Hの各抽出法による抽出物と対比して、それぞれの成分
の組成上の違いをみたものである。
(第2表)抽出物の性状及び主な成分 (5)抽出及び製剤化に当っての要点 末法B−Eで抽出きれた各抽出物は、第2表で示すごと
く、化粧料基材として繁用きれる代表的な成分である水
、エタノール、ポリオール系溶媒のいずれかに、可溶性
を有する。又、すべての抽出物は、ミミズの有する特異
臭が、工程中で除去されるべく処理操作が組まれている
。とくに、Bにおける抽出物は、まったくミミズからの
抽出物とは感することは出来ず、官能検査においての解
答は、すべてが植物系又は果実系抽出物と判定している
各抽出物を用いるに当っては、濾過工程がポイントとな
る。つまり、第2表に示すごとく、各種の栄養的成分が
含まれ、細菌類の増殖に充分な配f8が必要であり、例
えば02ミクロンのメンブランフィルタ−により、加圧
下で濾過することが望ましい、尚、エタノールを用いて
抽出された粗液中には、逆に抗菌性作用を有する成分が
含まれているが、不明でおる。しかし、一般的には、抽
出溶液、又はa縮溶液、あるいは、粉体となした各抽出
物を化粧料に用いるに当っては、それぞれの処方中には
、防パイ剤を流加することが望ましいが、この場合、パ
ラベン類の二種以上の場合、あるいは、安息香酸、フェ
ノキシエタノールなどの添加が良好である。
次に、化粧品類に用いるに当り、各抽出物の作用又は効
果についてみると、以下に示すごとくとなる。
(6)作用又は効果に関する要点 (イ)B抽出溶液やB抽出物は、エタノールによく溶解
し、芳香性が非常に良好であり、頭皮、頭髪用から、化
粧水などのエタノール高含有化粧料に用いやすく、又、
スプレ一方式の頭髪料などに用いやすい、その使用は、
髪に光沢性を与え、太陽光線に当ると光を散乱する効果
を有する。
(ロ)光散乱効果は、B−Eに係るそのすべての抽出法
によって得られた抽出物において、共通してみられるが
、C−Dについての抽出物では、この散乱性効果は、抽
出物が肌や毛髪上に吸着きれ乾燥することにより、光沢
を与えるようになる。
一方、E抽出溶液やE−2抽出物では、B抽出物と同様
、毛髪や肌に塗布した時点で光沢性が得られる。この主
体成分は不明であるも、エタノール可溶性の蛋白質や、
あるいはグアニンなどの咳酸−X 物’E、あるいは色
素、ミネラルなどの成分が深く関係しているのではない
かと推定している。
(ハ)B−Eで示されるすべての抽出物は、チロノンに
チロシナーゼを用いた反応系で、メラニン色素の生成を
抑制する作用が認められ、その作用は、とくにC−Eで
示きれる抽出物に強く示され、さらに強い抑制作用を有
する抽出物は、B抽出物、C−2抽出物、D油出溶液、
E−1抽出物に認められる。
(ニ)B−Eで得られる抽出物のすへてには、少なから
ず保湿性作用があり、べたつきの少ない、すべり効果が
得られる。その内、とくに滑り効果をもった保湿効果の
高い抽出物としては、C−1抽出物、D抽出物、E−2
抽出物である。
(ホ)B−Eで示きれる抽出法によって得られた抽出物
は、酵母菌やその他腸内の有効菌の増殖作用があり、!
腸作用(消化促進剤)、虫歯予防(歯磨き剤)などに利
用可能であると共に、醗酵工業、例えば抗生物質生産に
おける培養源として、少量の添加で醗酵を円滑となし、
目的となす、最終物質の生産量を向上することが出来る
(へ)B−Eで得られた各種の抽出物は、セルラーゼ、
リゾチーム、ジアスターゼ、リパーゼなどの酵素に類似
した作用、又はそれらの酵素活性を高める作用が認めら
れることが特徴である。
(ホ)B−Hの工程中で、最終的に除去された残渣物は
、土壌改良、又は肥料として有効利用出来る1例えば、
B−Eで除去された泥状物質、その他の水に不溶性の物
質は、これを土壌中に散布すれば、植物の種子の発芽、
発根を促進することが出来る。これは、土壌中の各種微
生物の成育環境を高めることが原因であると考えられる
。又、散布した土壌は、保湿性に富む柔らかい土壌とな
すことが可能である。もちろん、B−Eの抽出物も、同
様の目的で利用出来る。無農薬野菜作りには、植物繊維
質(草木類、大豆カス、米ヌカ)などによる堆肥化(醗
酵分解)と、さらにその腐植土化が必須条件となるが、
その際にB−Eの残渣物及び抽出物の添加は、共にその
醗酵分解を促進することとなる。
tなわち、醗酵に必要な微生物の繁殖環境を整える剤と
しても利用出来ることである。
(7)作用又は効果に関する試験成績結果(イ)肌又は
毛髪に対する塗布効果 法の第3表に示す処方中に、B−Eで得られた抽出物(
すべて凍結乾燥粉末となしたもの使用)1%を加えたも
の、無添加のものについて、塗布して対比した結果は、
次表(第4表)に示すごとくであった。
(第3表)処方(例) 尚、前表(第4表)中、モニター数は1o名(男子5名
、女子5名)により、無添加処方による製剤と対比して
もらった。評価は大変良いを優、良いを良、無添加処方
に比べ悪いを可とする基準により解答させたもので、第
4表中それぞれに対する解答欄中の数字は、解答者数を
示す。
(ロ)チロシナーゼに対する活性抑制作用等末法による
各抽出物は、共通してチロシナーゼに対する活性抑制作
用を示す、又、一方、逆にリパーゼやジアスターゼの入
った消化酵素製剤(胃腸薬)や、乳厳菌製剤の入ったa
m剤と併用すると、共に胃腸の調子を早く整え、便通を
正常となし、回復が早い、又、解熱剤と併用すれば、そ
の効果を高め、とくに悪寒を取り除き、食欲を増進する
。又、リゾチームの入ったかぜ薬、鼻風邪(鼻炎)、耳
炎、歯肉炎などの治療剤と併用すると、効き目を高める
。又、酵母菌などの増殖能が高まる。
以下の表(第5表)は、チロシナーゼ酵素をチロシンに
反応させたときの有色メラニンの生成抑開催を示す、又
、第6表は、酵母菌に対する増殖藺をみたものである。
第7表、及び第8表は、プロテアーゼ(アクチナーゼA
S:25万プロジン車位、及びその他の酵素)ヲ用いて
、カゼインに対する加水分解度を、遊離するNH,基生
成量、又は遊@CO○Hの生成量から抽出物流カロ群と
、無添加群と対比してみたものである。尚、表中におい
ては、あらかしめ抽出物を加水分解し、それに含まれる
M HI基、又はC0OHの生成量を求め、これを差引
いた数値で示したものである。
(第5表)チロブナーゼ活性阻害(抑制)作用(第6表
)酵母菌(パン酵母)の繁殖状態(第7表)カゼインに
対するプロテアーゼカミ水分解能(遊離NH+基生成量
) (8)水溶性蛋白と金属イオン ミミズ中の生理活性物質としては、水溶性の蛋白と金属
イオンとの化合物が知られている0例えば、解熱作用の
発現には、チロシンの誘導体であるlumbrofeb
rin : Cs H+ s Os N *、又はそれ
に各1の金属イオンが結合したものと考えられ、又、各
種の薬理活性は、ミミズ中に含まれる蛋白質との金属錯
体が重要に関与し、生体の解毒、酸化還゛元に働き、薬
効を示すと推定きれる。従って、前記(7)において示
す作用又は効果については、少なからずこれにあずかる
ところが多いと考えられる。
本発明者らは、ミミズ中から水溶性蛋白を分離し、その
分子量分布についてゲル濾過法をもとに分画し、1万以
下、1万〜2万、5万付近〜10万付近の水溶性蛋白を
もとに、それぞれを1L強アルカリで加水分解を加えた
後、金属イオン(アルカリ土類金属を含めて)の微量分
析を試みたところ、亜鉛、コバルト、モリブデン、鉄、
マンガン、銅、その他3〜6種類程度のものが微量に検
出され、さらにカルシウム、カリウム、マグネシウムな
どのアルカリ土類金属も、水溶性蛋白質中から確認する
ことが出来た。さらに、この成績結果をもとに2〜3の
追試を行っているが、例えば紫外部吸収能や可視部の吸
収能を測定すると1通常の蛋白質が有する280nm付
近のピークの他、250nm付近、さらに、可視部40
0〜800nm付近にピークをもった成分が確認され、
目下、それぞれの蛋白質の分画に当っている。これらは
、その性質からみると、ブトクロムルー450物質、ス
ーパーオキシドジスムターゼ、メタロチオネイン物質、
カルモデユリン物質と類似しており、きらに研究(分析
)中である。
又、各抽出物については、例えばB抽出溶液やE抽出溶
液は、黄色又は赤黄色系の色調が、他の抽出物と比べて
濃いが、前記した生理活性物質の含有量は、この色調に
ほぼ比較して多くなる傾向を示すことである。
(9)金属結合蛋白を主体とする抽出法実施例D−Hに
おいては、ミミズ抽出物の化粧料への応用(配合)に当
って、製剤化後の安定性を中心となし、収量的にも操作
的にも、もつとも簡易な方法を開示したが、前記(8)
に示すごとくの金pA8s合蛋白質を主体となす抽出物
を得て、これらを用いることも出来る。その際には、実
施例のAで示す前処理後、結合した金属の解離をきける
ため、緩衝液中でホモジナイズして、超遠心分lIl@
にかけて、その可溶層部を分取し、濾過して得られた抽
出物を用いる方法が良い、又、熱に対しては、ここで得
られた抽出物は、他の水溶性蛋白質と比べて安定であり
、加熱滅菌も可能である。きらに、精製には、有機溶媒
による分別や熱処理、カラム処理(例えばセファデック
スなどのゲル濾過カラム)により、分子量の異なったさ
まざまな金属と結合した蛋白が分取出来る。
例えば、分子量7千付近で得られた抽出物は、亜鉛、カ
ドニウムとチオール基(システィン残基)をもった蛋白
質で、メタロチオネイン又はメタロチオネイン様物質と
推定きれ、この抽出物は、チロシナーゼ活性を強く抑制
する作用を有する、但し、化粧料に当っては、分子量が
7千付近及びそれ以下の分画部分には、ミミズの有する
特異臭をもったものも多く存在する。したがって、目的
や用途に応し、抽出に当っては、緩衝液により粗抽出液
を得た後、例えば、活性炭処理、イオン交換樹脂等によ
る操作を加えて得られたものを用いることも良い。
〔ハ〕発明の効果 本発明は、ミミス抽出物を化粧料に応用したこと自体が
、その効果の一つとして上げられる。
又、本発明で開示した実施例等による技術、又は効果(
作用)は、これを利用すれば、医薬や他の分野への有効
利用への引金となるものと考えている。
化粧料(類)への応用は、髪や肌への栄養源となるのみ
なるず、ミネラル供給源として役立つものである。すな
わち、髪や肌に対する金属イオンの役割は、従来、重金
属は毒物としてとらえられてきたがために、化粧品をは
しめ、医薬、食品等にあっては、それらの除去こそ良と
なすとの考え方が主流をなしてきた。
しかし、生体内から、各種金属を完全に除去すれば、生
命の存在はありえない0例えば、人間は血液をもって生
命の存在があり、ここには赤い血、すなわち鉄が必要で
ある。この状態は、蛋白と結合状態にあって、水溶性が
保持され、ヘモグロビンとなってはじめて良となしてい
る。生体にはあらゆる酵素が存在する0例えば、前述し
たチロシナーゼとて、銅と結合した蛋白である。
すなわち、生体の生存にとって、金属は欠くことの出来
ない大切な要素であり、蛋白と結合状態にあるとき、毒
とならずである。又、生体は、毒となる金属を無毒化す
るために、蛋白との結合を開始する。美容的効果、治療
的効果のために、これらの金属がどれほど必要かは今の
ところ不明であり、これからの研究分野であるが、少な
くとも皮膚に対するパッチテストにおいて試験を行えば
、肌に対して、ミミズ抽出物中に含まれる微量の蛋白と
結合した金属類については、何ら危害を及ぼすに至らな
い量であることが確認出来ることである。
そして、外傷部に対しては、正面、修復を促進し、腫れ
をとり、消炎作用を示すことである。
又、日中に抽出物を含めば口臭をさり、歯肉炎、歯槽膿
漏を治す。
化粧品への利用における効果は、各抽出部にはそれぞれ
共通した毛髪、肌に対する吸着保湿(湿潤)性と共に、
光沢性、光散乱性効果を発揮し、紫外!a(日光)によ
る日焼は防止、紅斑防止効果を付与する。きらに、末法
で得られたB−E、きらに前記(8)や(9)による金
属イオンと結合した蛋白などを含む抽出物を組み合せる
ことにより、紫外部から可視部の光線に対する光線の吸
収剤としても利用可能である。
特を出願人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 熱水処理後、有機溶媒抽出、加水分解抽出のいずれかに
    よって得られたミミズ抽出物、又は、金属イオンと結合
    した蛋白質を含むミミズ抽出物を含有することを特徴と
    する化粧料。
JP62072721A 1987-03-25 1987-03-25 ミミズ抽出物含有化粧料 Pending JPS63238009A (ja)

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