JPS63237238A - 光磁気記録媒体および光磁気記録方法 - Google Patents

光磁気記録媒体および光磁気記録方法

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JPS63237238A
JPS63237238A JP62070279A JP7027987A JPS63237238A JP S63237238 A JPS63237238 A JP S63237238A JP 62070279 A JP62070279 A JP 62070279A JP 7027987 A JP7027987 A JP 7027987A JP S63237238 A JPS63237238 A JP S63237238A
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magnetic
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magnetization
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気カー効果を利用して読出しすることので
きるキュリー点書込みタイプの光磁気記録媒体を使用し
た、重ね書き可能な光磁気記録方法に関する。
(従来の技術) 消去可能な光デイスクメモリとして光磁気ディスクが知
られている。光磁気ディスクは、従来の磁気ヘッドを使
った磁気記録媒体と比べて高密度記録、非接触での記録
再生などが可能であるとい′う長所がある反面、記録部
に一度記録部分を消去しなければならない(一方向に着
磁しなければならない)という欠点があった。この欠点
を補うt)に、記録再生用ヘッドと消去用ヘッドを別々
に設ける方式、あるいは、レーザーの連続ビーを照射し
ながら、同時に印加する磁場を変調しながら記録する方
式などが提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、これらの方法は、装置が大がかりとなり、コス
ト高になる欠点あるいは高速の変調が出来ないなどの欠
点を有する。
本発明は上述従来例の欠点を除去し、従来の装置構成に
簡易な構造の磁界発生手段を付設するだけで、磁気記録
媒体と同様な重ね書き(オーバーライド)を可能とした
、光磁気記録媒体とその記録方法を提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的達成可能な本発明は、 キュリー点T1、保磁力H1、厚さり、及び飽和磁化M
g1を有する第1Mi性層と、キュリー点T2、保磁力
H2、厚さhl及び飽和磁化M、!2を有する第2磁性
層と、キュリー点T3、保磁力H3、厚さh3及び飽和
磁化MS3を有する第3磁性層と、キュリー点T4、保
磁力H4、厚さh4及び飽和磁化MS4を有する第4磁
性層とから成る交換結合している四層構造の垂直磁化膜
を少なくとも基板上に有して成る光磁気記録媒体であっ
て、 第1と第21ifl性層の磁壁エネルギー、第2と第3
ii性層の磁壁エネルギー、第3と第4磁性層の磁壁エ
ネルギーを順にσW 12、σW23、σW 34とす
ると、上記4つの磁性層が次のI〜IVの条件、即ち、 I、各磁性層のキュリー点の関係に関してはT + 、
T a > T 2 、T 3II、各磁性層の保磁力
の関係に関してはH2>H4>Hl 、 H3 ■、各磁性層の膜厚の関係に関しては り、+h2≧250人、 hl +h2 +b3+114≧600ÅIV、各磁性
層の飽和磁化、膜厚、保磁力、磁壁エネルギーそれぞれ
の関係に関して はH,> MS4h4 を満たしている光磁気記録媒体と、これを使用して、次
の二値の記録を行なうことを特徴とする記録方法である
(a)該媒体に対して、記録用ヘッドと異なる場所で、
保磁力H4の第46i性層を一方向に磁化させるのに充
分で保磁力H2の第2磁性一層の磁化の向きを反転させ
ることのない大きさの磁界Bを加え、 (b)次に、記録ヘッドにより、バイアス磁界を印加す
ると同時に第21/A性層のキュリー点第2付近(第2
に近い温度で、第1、第2Mi性層の磁化の向きを均一
に第4磁性層の磁化に対して安定な方向に配列可能な温
度)まで該媒体が昇温するだけのレーザーパワーを照射
することにより、第4Wt性層の磁化の向きを変えない
まま第1、第2磁性層の磁化の向きを第3磁性層を介。
して第4磁性層に対して安定な向きにそろえる第1種の
予備記録か、バイアス磁界を印加すると同時に第4磁性
層のキュリー点第4付近(第4に近い温度で、第4磁性
層の磁化の向きを均一に反転可能な温度)まで該媒体が
昇温するだけのレーザーパワーを照射することにより、
第4磁性層の磁化の向きを反転させて同時に第1から3
6f!を性層を共に第4WL性層に対して安定な向きに
磁化する第2種の予備記録かを、信号に応じて実施し、 (c)次に、該媒体を運動させて、予備記録されたビッ
トを前記磁界Bを通過させることにより、第1種の予備
記録により形成されたビットについては第1から第4磁
性層全て磁化の向きをそのまま変化させず、 第2種の予備記録により形成されたビットについては、
第4磁性層の磁化の向きを首記磁界Bと同方向に反転さ
せ、第1、第2Mi性層の磁化の向きはそのまま変化さ
せないとする、二値の記録。
ここで、第3磁性層の磁化の向きについては、詳しくふ
れなかったが、次のどちらかのように配列している。
(T W 23/ 2M53h3< σV/ 34/ 
2MS3h3の場合は、第3Mi性層の磁化はいつも第
46fi性層の磁化の向きに対して、安定な方向に配列
する。
また、(5W 23/ 2MS+h3> Q W 34
/ 2M53h3の場合は第3磁性層の磁化はいつも第
2vii性層の磁化の向きに対して安定な方向に配列す
る。
[実施態様] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図(a) 、(b)は各々本発明の光磁気記録媒体
の一実施例を示す模式断面図である。第1図(a)の光
磁気記録媒体は、プリグループが設けられた透光性の基
板B上に、第1の磁性層1、第2の磁性層2、第3の磁
性層3及び第4の磁性層4が積層されたものである。第
1磁性層1.第2磁性層2、第3磁性層3、第4磁性層
4それぞれのキュリー点は順にT1、T2、T3、T4
、保磁力は順にH,、H2,83、H4、膜厚は順に)
1+ 、H2、H3、H4、飽和磁化は順にMS1、M
82、MS3、MS4である。
第1磁性層と第2磁性層の磁壁エネルギー、第2kP&
性層と第3磁性層の磁壁エネルギー、第3磁性層と第4
磁性層の磁壁エネルギーを順にσ”+2% σW23 
% QVi34とすると、上記4つの磁性層は次の1〜
■の条件を満たし、交換結合している。
I、各磁性層のキュリー点については、T1.T4〉T
2、T3という関係 II、各磁性層の保磁力については、 H2>H4>H+ 、H3という関係 ■、各磁性層の膜厚については、 h、+H22250Å、h1+h2+h3十h4≧60
0人という関係 ■、各磁性層の飽和磁化、膜厚、保磁力、磁壁エネルギ
ーそれぞれについては、次の関係ただし、通常は第1磁
性層1のT1は150〜400℃、Hlは、0.1〜I
にOe、膜厚り、は50〜300人、第2磁性層2のT
2は70〜200℃、H2は2〜12KOc 、 1反
厚h2は50〜300人、第3磁性層3のT3は0〜2
00℃、H3は、o、t〜IHOe、膜厚h3は50〜
300人、第46I!を性層4のT、は100〜300
℃、Hlは、0.5〜4KOe、膜厚h4は50〜60
0人程度の光囲内にするとよい。
各磁性層の主成分には、垂直磁気異方性を示し且つ磁気
光学効果を呈するものが使用できるが、希土類元素と遷
移金属元素との非晶質磁性合金が好ましい。例として、
GdCo、 GdFe 、TbFe、 DyFe。
GdTbFe、 TbDyFe、GdTbFe(:o、
TbFeGo、 GdTbCo等が挙げられる。
本発明の光磁気記録媒体の隣接する磁性層は交換力で結
合しており、第1磁性層1と第2磁性層2は相対的に強
く結合しており、第26?A性層と第3磁性層は相対的
に弱く結合している。また、第3磁性層と第4磁性層は
相対的に弱く結合している。これは強く結合している磁
性層間の磁壁エネルギーσ冑は大きく、弱く結合してい
る磁性層間の磁壁エネルギーσWは小さいということで
、時運■の関係を満たすように、各磁性層のOW、M、
、h、Hを調整する際に、OWの値を最適化しているこ
とになる。
4つの磁性層1.2.3.4は上記の関係式を満たすよ
うに[こうすることは、記録によって最終的に完成され
た2種の磁化状態(第2図(e)、(f))を安定にす
ることにむすびつ<]、各層の膜厚、保磁力、飽和磁化
の大きさ、磁壁エネルギー等を設定すればよい。
本発明の光磁気記録媒体の他の例である第1図(b)に
おいて、5.6は4つの磁性層1.2.3.4の耐久性
を向上させるためのあるいは光磁気効果を向上させるた
めの保護膜である。
7は、貼り合わせ用基板8を貼り合わすための接着層で
ある。貼り合わせ用基板8にも、1から6までの層を積
層し、これを接着すれば両面で記録・再生が可能となる
以下、第2図〜第4図を用いて本発明の記録の過程を示
す。記録面、磁性層1〜4の磁化の向きは隣接する磁性
層間で、平行(同方向)で安定状態であってもよいし、
反平行(反対方向)で安定状態であってもよい。
ただし、平行で隣接する磁性層は相対的に強く結合し、
反平行で隣接する磁性層は相対的に弱く結合するので、
本発明の光磁気記録媒体の磁化は、次のような状態であ
ることが好ましい。第1、第2磁性層の磁化に関しては
平行で安定状態となっており、第2磁性層と第4磁性層
の磁化に関しては反平行で安定状態となっていることで
ある。
第3図の35は、上述したような構成を有する光磁気デ
ィスクである。例えば、この磁性層のある一部の磁化状
態が初め第2図(a)のようになっていたとする。
第3磁性層の磁化は第4Idi性層の磁化と平行で安定
状態であるとする。
光磁気ディスク35はスピンドルモータにより回転して
、磁界発生部34を通過する。このとき、磁界発生部3
4の磁界の大きさを第2磁性層2と第4磁性層4の保磁
力の間の値に設定すると(磁界の向きは本実施例では上
向き)、第2図(b)に示す様に第4磁性層4は一様な
方向に磁化され、第4磁性層と強く結合している第3磁
性層3も、第4゜磁性層の磁化と平行に磁化される。一
方、第2!f!性層2の磁化は初めのままである。また
、第2磁性層2と強く結合している第1磁性層1の磁化
も始めのままである。
次に光磁気ディスク35が回転して記録・再生ヘッド3
1を通過するときに、2種類(第1種と第2種)のレー
ザーパワー値を持つレーザービームを、記録信号発生器
32からの信号に従って、そのどちらかのパワーでもっ
て、ディスク面に照射する。第1種のレーザーパワーは
該ディスクを第2磁性層2のキュリー点付近まで昇温す
るだけのパワーであり、第2種のレーザーパワーは該デ
ィスクを第4磁性層4のキュリー点付近まで昇温可能な
パワーである。即ち、内磁性層2,4の保磁力と温度と
の関係の概略を示した第4図において、第1種のレーザ
ーパワーはT2付近、第2種のレーザーパワーはT4付
近までディスクの温度を上昇できる。
第1種のレーザーパワーにより第26fi性層2と第4
@性層4とは、第2磁性層のキュリー点付近まで昇温す
るが、第4磁性層4はこの温度でビットが安定に存在す
る保磁力を有しているので記録時の六イアス磁界を適正
に設定しておくことにより、記録ビット部が降温してい
く過程で、それぞれの磁性層の磁化の方向は第4磁性層
の磁化に対して安定な方向へ配列する。
つまり、第2図(b)のいづれからも第2図(C)のよ
うなビットが形成される(第1種の予備記録)。
ここでバイアス磁界を適正に設定するとは、次のような
意味である。即ち、第1種の予備記録では、第4磁性層
4の磁化の向きに対して安定な向きに、第1〜3磁性層
それiれの磁化が配列する力(交換力)を受けるので1
本来はバイアス磁界は必要でない。しかし、バイアス磁
界は後述する第2種のレーザーパワーを用いた予備記録
では第4磁性層4の磁化反転を補助する向きに設定され
る。また、このバイアス磁界は、第1種、第2種どちら
のレーザーパワーの予備記録でも、大きさ、方向を同じ
状態に設定しておくことが便宜七好ましい。
かかる観点からバイアス磁界の設定は次記に示す原理に
よる第2種のレーザーパワーの予備記録に必要最小限の
大きさに設定しておくことが好ましく、これを考慮した
設定が前でいう適正な設定である。
一方、第2種のレーザーパワーにより、第4i!性層4
のキュリー点近くまで昇温させる(第2種の予備記録)
と、上述のように設定されたバイアス磁界により第4磁
性層4の磁化の向きが反転する。続いて第1〜3磁性層
の磁化も第4磁性層4に対して安定な向きに配列する。
即ち、第2図(b)のいづれからも第2図(d)のよう
なビットが形成される。
このように、バイアス磁界と、信号に応じて変わる第1
種及び第2種のレーザーパワーとによって、光磁気ディ
スクの各箇所は第2図(C)か(d)の状態に予備記録
されることになる。
次に光磁気ディスク35を回転させ、予備記録のビット
(c)、(d)が磁界発生部34を再び通過すると、磁
界発生部34の磁界の大きさは前述したように磁性層2
と4の保磁力間に設定されているので、記録ビット(C
)は、変化が起こらずに(e)の状態である(最終的な
記録状態)。一方、記録ビット(d)は第3゜4石性層
3.4が磁化反転を起こして([)の状態になるくもう
一つの最終的な記録状態)。
(f)の記録ビットの状態が安定に存在する為には、前
述したように次の様な関係が必要である。
σW  23      0W34 (ハ) H・<2M、、3h3. 2M53h3  、
(ニ)    h、+h2≧250人、h、+h2+h
3+h4≧600人 (イ)が必要なのは、第2磁性層と第4磁性層が非安定
な状態をとるようにするためである。  ″(ロ)が必
要なのは、第1、第2磁性層を強く結合させ、第1磁性
層の磁化の向きを常に第2磁性層の磁化に対して安定な
向きに配列させるためである。
(ハ)が必要なのは、第3磁性層の磁化を第2または第
4磁性層のどちらかの磁化の向きに対して常に安定にす
るためである。
(ニ)が必要なのは、後の実施例で明らかにするが、記
録感度や再生C/N比を最適化することの考慮からであ
る。
記録ビットの状態(e)と(f)は、記録時のレーザー
のパワーで制御さね、記録前の状態には依存しないので
、重ね書き(オーバーライド)が可能である。記録ビッ
ト(e)と(f)は、再生用のレーザービームを照射し
、再生光を記録信号再生器33で処理することにより、
再生できる。
再生信号の大きさく変調度)は前述のように主として第
1、第2磁性層の光磁気効果に依有する。本発明におい
て、再生光が入射する第1石性層1には、キュリー温度
が高い材料(光磁気効果の高い材料)が使用できること
から、本発明では再生信号の大きい記録が可能となる。
〔実施例〕
実施例1 5元のターゲット源を備えたスパッタ装置内に、プリグ
ループ、プリフォーマット信号の刻まれたポリカーボネ
ート製のディスク状基板を、ターゲットとの間の距fi
locmの間隔にセットし、回転させた。
アルゴン中で、第1のターゲットより、スパッタ速度1
00人/min、スパッタ圧5X 10’ Torrで
ZnSを保護層として900人の厚さに設けた。
次にアルゴン中で、第2のターゲットよりスパッタ速度
100人/min、スパッタ圧5 X 1O−3Tor
rでGdFeCoTi合金をスパッタし、lI!2厚2
00人、T、=約350℃のGdIAFe55Co24
Ti3の第16fi性層を形成した。この第1磁性層自
身のH,は約3000e以下であり、副格子磁化は遷移
金属の方が大きかった。
次に、同様な条件で、第3のターゲットより、TbFe
合金をスパッタし、膜厚150人、T2=約140℃、
Tb、、Fee82の第2磁性層を形成した。この第2
磁性層自身のH2は10 KOeであり、副格子磁化は
遷移金属の方が大きかった。
次に、同様な条件で、第4のターゲットより、GdTb
Fe合金をスパッタし、膜厚100人、T3=約160
℃、Gd、2Tb、2Fe、6の第3磁性層を形成した
この第3磁性層自身のH3は100〜3000eであり
、副格子磁化は希土類の方が大きかった。
次に、同様な条件で、第5のターゲットより、TbFe
Go合金をスパッタし、膜厚200人、T4=約210
℃、Tb23Fe、2Co5の第4磁性層を形成した。
この第4磁性層自身のH4は500〜15000eであ
り、副格子磁化は希土類の方が大きかった。
次に、同条件で第1のターゲットよりZnSをスパッタ
し、保護層として2000人の厚さのZnS層を設けた
次に膜形成を終えた上記の基板をホットメルト接着剤を
用いて、ポリカーボネートの貼り合わせ用基板と貼り合
わせ光磁気ディスクを作製した。
この光磁気ディスクを記録再生装置にセットし、2 K
Oeの磁界発生部を、線速度約7 m/secで通過さ
せつつ、約1μに集光した830nmの波長のレーザー
ビームを50%のデユーティで2MHzで変調させなが
ら、4mWと8mWの2値のレーザーパワーで記録を行
なった。バイアス磁界は1500eであった。その後1
mWのレーザービームを照射して再生を行なったところ
、2値の信号の再生ができた。
次に上記と同様な実験を、全面記録された後の光磁気デ
ィスクについて行なった。この結果節に記録された信号
成分が検出されず、オーバーライドが可能であることが
確認された。
実施例2と比較例 実施例1と同様な構成、材料にして、第1〜第JWl性
層の膜厚だけを変化させて、光磁気ディスクのサンプル
を作製した。各サンプルについて、反射率とカー回転角
を測定した。結果を以下の表1に示す。なお、反射率に
ついては、それぞれ基板表面の反射(約4%)を含めて
23〜24%であった。また、カー回転角はその値が大
きい程、再生信号のCN比が大きくなると考えられる。
比較例1〜4、実施例2−1〜2−5の結果から第1、
第26f!性層の膜厚の和り、+h2が250Å以上で
は第1〜第4磁性層の膜厚の和が充分大きいときに限り
、カー回転角θにの値は第1磁性層が充分厚いときのθ
にの値に近い値で飽和する。
比較例5〜6、実施例2−6〜2−10の結果から第1
、第2磁性層の膜Jゾの和り、+h2が250人を越え
ているとき、第1〜第4磁性層の膜厚の和が600Å以
上であれば、カー回転角θにの値は飽和する、ことがわ
かる。
そこで、再生CN比の大きな光磁気ディスクを作製する
際にはり、+h2≧250人、h、+b2+h3+h4
≧600人になるように、磁性層の膜厚を選ぶことが必
要である。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、光磁気記録媒体として、前
記所定の要件を満たす4つの磁性層を有するものをを用
い、記録時に、記録ヘッドと別位置に磁界発生部を設け
、2値レーザーパワーで記録することによって、重ね書
き(オーバーライド)が可能になった。
また、本発明の記録法に用いる記録媒体の、主に再生に
利用される磁性層は、キュリー点の高い、つまり光磁気
効果の大きい材料から選び得るので、本発明によれば結
果的に、再生信号が大きいビットが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a) 、 (b)は各々本発明で使用する光磁
気媒体の構成例を示す図、第2図は、本発明の記録  
−法を実施中の、磁性層1,2,3.4の磁化の向きを
示す図、第3図は、記録・再生装置の概念図、第4図は
第2磁性層2と第4磁性層4の保磁力と温度との関係を
示す概略図である。 Bニブリグルーブ付の透光性基板、 1.2,3,4:磁性層 5.6:保護層、 7:接着層、 8:貼り合わせ用基板、 31:記録・再生用ヘッド、 32:記録信号発生器、 33:記録信号再生器 34:磁界発生部 35:光磁気ディスク、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)キュリー点T_1、保磁力H_1、厚さh_1及び
    飽和磁化M_S_1を有する第1磁性層と、キュリー点
    T_2、保磁力H_2、厚さh_2及び飽和磁化M_S
    _2を有する第2磁性層と、キュリー点T_3、保磁力
    H_3、厚さh_3及び飽和磁化M_S_3を有する第
    3磁性層と、キュリー点T_4、保磁力H_4、厚さh
    _4及び飽和磁化M_S_4を有する第4磁性層とから
    成る交換結合している四層構造の垂直磁化膜を少なくと
    も基板上に有して成る光磁気記録媒体であって、 第1と第2磁性層の磁壁エネルギー、第2と第3磁性層
    の磁壁エネルギー、第3と第4磁性層の磁壁エネルギー
    を順にσw_1_2、σw_2_3、σw_3_4とす
    ると、上記4つの磁性層が次の I 〜IVの条件を満たす
    ように結合していることを特徴とする光磁気記録媒体。 I 、各磁性層のキュリー点の関係に関してはT_1、
    T_4>T_2、T_3 II、各磁性層の保磁力の関係に関しては H_2>H_4>H_1、H_3 III、各磁性層の膜厚の関係に関しては h_1+h_2≧250Å、 h_1+h_2+h_3+h_4≧600ÅIV、各磁性
    層の飽和磁化、膜厚、保磁力、磁壁エネルギーそれぞれ
    の関係に関しては (σw_1_2/2M_S_1h_1)>H_1、H_
    2>(σw_1_2/2M_S_2h_2)、(σw_
    2_3/2M_S_2h_2)、H_3<(σw_2_
    3/2M_S_3h_3)、(σw_3_4/2M_S
    _3h_3)、H_4>(σw_3_4/2M_S_4
    h_4)2)キュリー点T_1、保磁力H_1、厚さh
    _1及び飽和磁化M_S_1を有する第1磁性層と、キ
    ュリー点T_2、保磁力H_2、厚さh_2及び飽和磁
    化M_S_2を有する第2磁性層と、キュリー点T_3
    、保磁力H_3、厚さh_3及び飽和磁化M_S_3を
    有する第3磁性層と、キュリー点T_4、保磁力H_4
    、厚さh_4及び飽和磁化M_S_4を有する第4磁性
    層とから成る交換結合している四層構造の垂直磁化膜を
    少なくとも基板上に有して成る光磁気記録媒体であって
    、 第1と第2磁性層の磁壁エネルギー、第2と第3磁性層
    の磁壁エネルギー、第3と第4磁性層の磁壁エネルギー
    を順にσw_1_2、σw_2_3、σw_3_4とす
    ると、上記4つの磁性層が次の I 〜IVの条件、即ち、 I 、各磁性層のキュリー点の関係に関してはT_1、
    T_4>T_2、T_3 II、各磁性層の保磁力の関係に関しては H_2>H_4>H_1、H_3 III、各磁性層の膜厚の関係に関しては h_1+h_2≧250Å、 h_1+h_2+h_3+h_4≧600ÅIV、各磁性
    層の飽和磁化、膜厚、保磁力、磁壁エネルギーそれぞれ
    の関係に関しては (σw_1_2/2M_S_1h_1)>H_1、H_
    2>(σw_1_2/2M_S_2h_2)、(σw_
    2_3/2M_S_2h_2)、H_3<(σw_2_
    3/2M_S_3h_3)、(σw_3_4/2M_S
    _3h_3、H_4>(σw_3_4/2M_S_4h
    _4)を満たしている光磁気記録媒体を使用して、次の
    二値の記録を行なうことを特徴とする記録方法。 (a)該媒体に対して、記録用ヘッドと異なる場所で、
    保磁力H_4の第4磁性層を一方向に磁化させるのに充
    分で保磁力H_2の第2磁性層の磁化の向きを反転させ
    ることのない大きさの磁界Bを加え、 (b)次に、記録ヘッドにより、バイアス磁界を印加す
    ると同時に第2磁性層のキュリー点T_2付近まで該媒
    体が昇温するだけのレーザーパワーを照射することによ
    り、第4磁性層の磁化の向きを変えないまま第1、第2
    磁性層の磁化の向きを第3磁性層を介して第4磁性層に
    対して安定な向きにそろえる第1種の予備記録か、バイ
    アス磁界を印加すると同時に第4磁性層のキュリー点T
    _4付近まで該媒体が昇温するだけのレーザーパワーを
    照射することにより、第4磁性層の磁化の向きを反転さ
    せて同時に第1から3磁性層を共に第4磁性層に対して
    安定な向きに磁化する第2種の予備記録かを、信号に応
    じて実施し、 (c)次に、該媒体を運動させて、予備記録されたビッ
    トを前記磁界Bを通過させることにより、第1種の予備
    記録により形成されたビットについては第1から第4磁
    性層全て磁化の向きをそのまま変化させず、 第2種の予備記録により形成されたビットについては、
    第4磁性層の磁化の向きを前記磁界Bと同方向に反転さ
    せ、第1、第2磁性層の磁化の向きはそのまま変化させ
    ないとする、二値の記録。
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