JPS6323679B2 - - Google Patents
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- JPS6323679B2 JPS6323679B2 JP20290183A JP20290183A JPS6323679B2 JP S6323679 B2 JPS6323679 B2 JP S6323679B2 JP 20290183 A JP20290183 A JP 20290183A JP 20290183 A JP20290183 A JP 20290183A JP S6323679 B2 JPS6323679 B2 JP S6323679B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/46—Manufacturing multilayer circuits
- H05K3/4644—Manufacturing multilayer circuits by building the multilayer layer by layer, i.e. build-up multilayer circuits
- H05K3/4664—Adding a circuit layer by thick film methods, e.g. printing techniques or by other techniques for making conductive patterns by using pastes, inks or powders
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/70—Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、電子部品に関し、より具体的には、
多層厚膜回路の製造法に関する。
多層厚膜回路の製造法に関する。
[背景技術]
近年、厚膜回路は、電子部品として広く使用さ
れるようになつた。多くの厚膜回路は、誘電体層
により分離され且つ絶縁性基板上に支持された複
数の導電層を備えている。即ち、導電層と誘電体
層は、各層に形成されるパターンに高い分解能と
薄く均一な厚みを許容するシルク・スクリーン印
刷技術により、ペースト状で基板に塗布される。
各層は、基板上にプリントした後、その層をまず
始めに乾燥させ、次いで、次の層のプリントに備
えるために焼成される。代表的には、プリント時
間は約1分またはそれ以下であり、乾燥時間は約
10分乃至15分であり、通常炉における焼成時間は
約60分である。本明細書中で使用する「通常炉」
なる用語は、炉内壁または間接加熱室(マツフ
ル)からの対流及び輻射により厚膜回路を焼成す
るものを云い、その波長帯域は、一般に2.5乃至
20ミクロンに集中している。厚膜回路全体を製造
するのに要する時間は、1時間の層数倍である。
通常炉において一度に2層以上の焼成を試みた
が、失敗に終わつた。理由としては、一番上の導
電層に半田付けができないこと、各層が拡散して
誘電定数及び破壊電圧の設計値に変更を生じるこ
と、及び、各層がペーストからの揮発物の漏出に
より損傷を受けることが挙げられる。
れるようになつた。多くの厚膜回路は、誘電体層
により分離され且つ絶縁性基板上に支持された複
数の導電層を備えている。即ち、導電層と誘電体
層は、各層に形成されるパターンに高い分解能と
薄く均一な厚みを許容するシルク・スクリーン印
刷技術により、ペースト状で基板に塗布される。
各層は、基板上にプリントした後、その層をまず
始めに乾燥させ、次いで、次の層のプリントに備
えるために焼成される。代表的には、プリント時
間は約1分またはそれ以下であり、乾燥時間は約
10分乃至15分であり、通常炉における焼成時間は
約60分である。本明細書中で使用する「通常炉」
なる用語は、炉内壁または間接加熱室(マツフ
ル)からの対流及び輻射により厚膜回路を焼成す
るものを云い、その波長帯域は、一般に2.5乃至
20ミクロンに集中している。厚膜回路全体を製造
するのに要する時間は、1時間の層数倍である。
通常炉において一度に2層以上の焼成を試みた
が、失敗に終わつた。理由としては、一番上の導
電層に半田付けができないこと、各層が拡散して
誘電定数及び破壊電圧の設計値に変更を生じるこ
と、及び、各層がペーストからの揮発物の漏出に
より損傷を受けることが挙げられる。
1981年9月28日付出願の米国特許出願第306200
号に記載のように、赤外線炉においては、一度に
1層だけ厚膜回路を焼成することは公知である。
本明細書中で使用の「赤外線炉」なる用語は、赤
外線発生源から発生される赤外線エネルギー(一
般には0.5乃至2.5ミクロンの波長帯に集中してい
る。)に厚膜回路を直接さらす炉を意味する。既
知のように、この赤外線直接照射方式では、基板
を殆ど加熱することなく焼成すべき層を選択的に
加熱することができる。なぜなら、基板は容量が
大きく赤外線吸収率が低いのに対し、焼成すべき
層は容量が小さく赤外線吸収率が高いからであ
る。
号に記載のように、赤外線炉においては、一度に
1層だけ厚膜回路を焼成することは公知である。
本明細書中で使用の「赤外線炉」なる用語は、赤
外線発生源から発生される赤外線エネルギー(一
般には0.5乃至2.5ミクロンの波長帯に集中してい
る。)に厚膜回路を直接さらす炉を意味する。既
知のように、この赤外線直接照射方式では、基板
を殆ど加熱することなく焼成すべき層を選択的に
加熱することができる。なぜなら、基板は容量が
大きく赤外線吸収率が低いのに対し、焼成すべき
層は容量が小さく赤外線吸収率が高いからであ
る。
[発明の概要]
本発明では、多層厚膜回路の複数の層は、これ
を下から支持する基板に個別に塗布並びに個別に
乾燥させた後、赤外線炉内で同時焼成される。赤
外線を直接照射すると、多層を同時に焼成するこ
とができ而も前述のような問題を発生させずに済
むことが判明している。具体的に述べると、まず
始めに、揮発性有機結合剤中に導電性粒状物を含
有する硬化性導電ペーストで出来た第1層を基板
に塗布する。次に、この第1層を低温で乾燥させ
て、粒状物を溶解させることなく揮発性結合剤の
大部分を除去する。続いて、揮発性有機結合剤中
に誘電性粒状物を含有する硬化性誘電ペーストで
出来た第2層を該第1層に塗布する。次に、該第
2層を低温で乾燥させて、粒状物を溶解させるこ
となく揮発性結合剤の大部分を除去する。このよ
うにして、2層乃至4層の誘電層を塗布する。こ
の工程を、厚膜回路上に所要の数の層を形成する
まで繰り返す。最終行程では、総ての層を赤外線
炉内において高温下で同時焼成して、層間に粒状
物が殆ど拡散せず、基板に歪みを生じること無
く、あるいは層に損傷を与えること無しに、各層
の粒状物を溶解する。
を下から支持する基板に個別に塗布並びに個別に
乾燥させた後、赤外線炉内で同時焼成される。赤
外線を直接照射すると、多層を同時に焼成するこ
とができ而も前述のような問題を発生させずに済
むことが判明している。具体的に述べると、まず
始めに、揮発性有機結合剤中に導電性粒状物を含
有する硬化性導電ペーストで出来た第1層を基板
に塗布する。次に、この第1層を低温で乾燥させ
て、粒状物を溶解させることなく揮発性結合剤の
大部分を除去する。続いて、揮発性有機結合剤中
に誘電性粒状物を含有する硬化性誘電ペーストで
出来た第2層を該第1層に塗布する。次に、該第
2層を低温で乾燥させて、粒状物を溶解させるこ
となく揮発性結合剤の大部分を除去する。このよ
うにして、2層乃至4層の誘電層を塗布する。こ
の工程を、厚膜回路上に所要の数の層を形成する
まで繰り返す。最終行程では、総ての層を赤外線
炉内において高温下で同時焼成して、層間に粒状
物が殆ど拡散せず、基板に歪みを生じること無
く、あるいは層に損傷を与えること無しに、各層
の粒状物を溶解する。
[実施例の説明]
本発明の実施に最適な具体的実施例の一つを添
付図面に示した。
付図面に示した。
従来、厚膜回路は、市販の導電性ペースト及び
誘電性ペーストの複数層をスクリーン・プリント
法により絶縁性基板(普通、96%アルミナのよう
なセラミツク材)に塗布することによつて製造さ
れる。該ペーストは、有機結合剤中に可溶性の導
電性粒状物または誘電性粒状物を含むと共に、ス
クリーン・プロセスによる塗布に適したインキ粘
調度を有している。
誘電性ペーストの複数層をスクリーン・プリント
法により絶縁性基板(普通、96%アルミナのよう
なセラミツク材)に塗布することによつて製造さ
れる。該ペーストは、有機結合剤中に可溶性の導
電性粒状物または誘電性粒状物を含むと共に、ス
クリーン・プロセスによる塗布に適したインキ粘
調度を有している。
多層厚膜回路の代表例を第3図に示した。導電
層10が誘電性基板12の表面をおおい、誘電層
14が導電層10をおおう。もう一つの誘電層1
6が誘電層14をおおい、導電層18がこの誘電
層16をおおう。誘電層20が導電層18をおお
う。更に別の誘電層22が誘電層20をおおう。
このようにして次々に層を重ねて所望数の層を形
成する。一般的には、導電層の各対の間に誘電層
を2層介在させてあり、その導電層は乾燥後の厚
さが約20ミクロンのオーダーであり、各誘電層は
乾燥後の厚さが約30乃至40ミクロンのオーダーで
ある。普通、導電層は銀その他の貴金属かあるい
は銅その他の卑金属からなるのがよく、また、誘
電層はガラスとセラミツクの混合物であるのがよ
いが、しばしば、デユポン社製9950または4575D
厚膜誘電体などのような鉛ホウケイ酸材料をベー
スにしたものが用いられる。
層10が誘電性基板12の表面をおおい、誘電層
14が導電層10をおおう。もう一つの誘電層1
6が誘電層14をおおい、導電層18がこの誘電
層16をおおう。誘電層20が導電層18をおお
う。更に別の誘電層22が誘電層20をおおう。
このようにして次々に層を重ねて所望数の層を形
成する。一般的には、導電層の各対の間に誘電層
を2層介在させてあり、その導電層は乾燥後の厚
さが約20ミクロンのオーダーであり、各誘電層は
乾燥後の厚さが約30乃至40ミクロンのオーダーで
ある。普通、導電層は銀その他の貴金属かあるい
は銅その他の卑金属からなるのがよく、また、誘
電層はガラスとセラミツクの混合物であるのがよ
いが、しばしば、デユポン社製9950または4575D
厚膜誘電体などのような鉛ホウケイ酸材料をベー
スにしたものが用いられる。
第1図に示したように、第3図に図示のタイプ
の厚膜回路を製造するための従来の方法は、各導
電層及び誘電層をそれぞれ個別にプリント、乾燥
及び焼成する工程から構成されている。普通、乾
燥工程では、厚膜回路を125℃乃至175℃の範囲の
温度まで約15分間に亘り加熱して、粒状物を溶解
することなく揮発物の大部分を除去する。その
際、各層は接触に対して粘着したりあるいはこれ
をぬらしたりしないよう十分に乾燥させると共
に、有機結合剤の硬化により安定した寸法を得ら
れるようにしてある。各焼成工程は、最も一般的
には、厚膜回路を内部炉または間接加熱室からの
対流及び間接照射により850℃乃至950℃の範囲の
温度まで加熱する通常炉の中で実施される。各層
を処理するのに要する時間は約60分である。最近
の技術革新により、赤外線源からのエネルギーを
厚膜回路に直接照射するようにした赤外線炉内に
おいて単層焼成を行なう工程が開発された。赤外
線炉での所要処理時間は、5分程度にまで短縮さ
れた。
の厚膜回路を製造するための従来の方法は、各導
電層及び誘電層をそれぞれ個別にプリント、乾燥
及び焼成する工程から構成されている。普通、乾
燥工程では、厚膜回路を125℃乃至175℃の範囲の
温度まで約15分間に亘り加熱して、粒状物を溶解
することなく揮発物の大部分を除去する。その
際、各層は接触に対して粘着したりあるいはこれ
をぬらしたりしないよう十分に乾燥させると共
に、有機結合剤の硬化により安定した寸法を得ら
れるようにしてある。各焼成工程は、最も一般的
には、厚膜回路を内部炉または間接加熱室からの
対流及び間接照射により850℃乃至950℃の範囲の
温度まで加熱する通常炉の中で実施される。各層
を処理するのに要する時間は約60分である。最近
の技術革新により、赤外線源からのエネルギーを
厚膜回路に直接照射するようにした赤外線炉内に
おいて単層焼成を行なう工程が開発された。赤外
線炉での所要処理時間は、5分程度にまで短縮さ
れた。
第2図に示すように、本発明では、厚膜回路の
各層を個別にプリント及び乾燥させた後、総ての
層を同時に焼成する。本発明を用いると、通常炉
における多層焼成の欠点が全く発生せず、而も、
焼成に1工程しか必要でないため所要処理時間を
大幅に短縮することができる。赤外線炉を適正に
操作した場合、結果として得られる厚膜回路は、
揮発物の迅速除去による表面変形を生じることが
なく、制御された誘電定数を有し、且つ半田付け
可能な最上位誘電層を備えたものとなる。更に、
基板にも歪みを生じることがない。本発明の方法
を用いた赤外線炉において、中間に誘電層を介在
させた約300ミクロンの総厚みを有する最大4層
までの導電層を、何ら有害な結果を生じることな
く本発明により同時焼成できた。また、全焼成時
間は約8.3分であつた。
各層を個別にプリント及び乾燥させた後、総ての
層を同時に焼成する。本発明を用いると、通常炉
における多層焼成の欠点が全く発生せず、而も、
焼成に1工程しか必要でないため所要処理時間を
大幅に短縮することができる。赤外線炉を適正に
操作した場合、結果として得られる厚膜回路は、
揮発物の迅速除去による表面変形を生じることが
なく、制御された誘電定数を有し、且つ半田付け
可能な最上位誘電層を備えたものとなる。更に、
基板にも歪みを生じることがない。本発明の方法
を用いた赤外線炉において、中間に誘電層を介在
させた約300ミクロンの総厚みを有する最大4層
までの導電層を、何ら有害な結果を生じることな
く本発明により同時焼成できた。また、全焼成時
間は約8.3分であつた。
望ましくは、1981年9月28日付出願の米国特許
願第306200号または1982年5月25日付出願の米国
特許願第381901号に記載の赤外線炉において、本
発明の方法に基づき厚膜回路を焼成するのがよ
い。なお、両出願の開示内容は、参考として本明
細書中に取り入れられる。前記同時焼成を実施す
るための赤外線炉の代表例を第4図に示す。焼成
すべき厚膜回路は、コンベヤ42により赤外線炉
40内を搬送される。コンベヤ42の駆動は、速
度制御装置46を備えたモータ44で行なう。赤
外線炉40の焼成室内の温度を監視する温度セン
サ48を設ける。温度センサ48に応答して、制
御回路50は、電源52から赤外線炉40内の赤
外線ランプに印加される電圧の大きさを調整す
る。所望とあれば、温度センサ48、制御回路5
0及び電源52と同一の制御ループを赤外線炉4
0の焼成室内の異なるゾーンに別々に配設して、
コンベヤ42上の厚膜回路に対し所望の温度プロ
フイルを設定することもできる。いずれにして
も、制御ループは、必要に応じて、赤外線ランプ
から放射されるエネルギーを増減して焼成室内ま
たはそのゾーン内の温度を一定に維持する働きを
する。コンベヤ42の搬送速度が速度制御装置4
6に応答して増大すると、それだけ多くの赤外線
エネルギーが各厚膜回路に供給される。なぜな
ら、温度を一定に保つために赤外線ランプがそれ
だけ多くのエネルギーを放射しなければならない
からである。一般に、赤外線エネルギーは0.5乃
至2.5ミクロンの波長帯域に集中している。大型
炉のピーク温度は普通850℃乃至950℃の範囲内で
ある。速度制御装置46は、厚膜回路によつて吸
収されるエネルギー量が多層材の厚みを完全に且
つ前述の悪影響を生じることなく焼成するのに十
分になるまで調節される。
願第306200号または1982年5月25日付出願の米国
特許願第381901号に記載の赤外線炉において、本
発明の方法に基づき厚膜回路を焼成するのがよ
い。なお、両出願の開示内容は、参考として本明
細書中に取り入れられる。前記同時焼成を実施す
るための赤外線炉の代表例を第4図に示す。焼成
すべき厚膜回路は、コンベヤ42により赤外線炉
40内を搬送される。コンベヤ42の駆動は、速
度制御装置46を備えたモータ44で行なう。赤
外線炉40の焼成室内の温度を監視する温度セン
サ48を設ける。温度センサ48に応答して、制
御回路50は、電源52から赤外線炉40内の赤
外線ランプに印加される電圧の大きさを調整す
る。所望とあれば、温度センサ48、制御回路5
0及び電源52と同一の制御ループを赤外線炉4
0の焼成室内の異なるゾーンに別々に配設して、
コンベヤ42上の厚膜回路に対し所望の温度プロ
フイルを設定することもできる。いずれにして
も、制御ループは、必要に応じて、赤外線ランプ
から放射されるエネルギーを増減して焼成室内ま
たはそのゾーン内の温度を一定に維持する働きを
する。コンベヤ42の搬送速度が速度制御装置4
6に応答して増大すると、それだけ多くの赤外線
エネルギーが各厚膜回路に供給される。なぜな
ら、温度を一定に保つために赤外線ランプがそれ
だけ多くのエネルギーを放射しなければならない
からである。一般に、赤外線エネルギーは0.5乃
至2.5ミクロンの波長帯域に集中している。大型
炉のピーク温度は普通850℃乃至950℃の範囲内で
ある。速度制御装置46は、厚膜回路によつて吸
収されるエネルギー量が多層材の厚みを完全に且
つ前述の悪影響を生じることなく焼成するのに十
分になるまで調節される。
第1図は、厚膜回路を製造するための従来の方
法を示すブロツク図である。第2図は、本発明の
原理に基づいて厚膜回路を製造する際の製法を示
すブロツク図である。第3図は、多層厚膜回路の
代表例を示す概略図である。第4図は、本発明を
実施する際に使用される赤外線炉の概略ブロツク
図である。 10,18……導電層、12……誘電性基板、
14,16,20……誘電層、40……赤外線
炉、42……コンベヤ、44……モータ、46…
…速度制御装置、48……温度センサ、50……
制御回路、52……電源。
法を示すブロツク図である。第2図は、本発明の
原理に基づいて厚膜回路を製造する際の製法を示
すブロツク図である。第3図は、多層厚膜回路の
代表例を示す概略図である。第4図は、本発明を
実施する際に使用される赤外線炉の概略ブロツク
図である。 10,18……導電層、12……誘電性基板、
14,16,20……誘電層、40……赤外線
炉、42……コンベヤ、44……モータ、46…
…速度制御装置、48……温度センサ、50……
制御回路、52……電源。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 揮発性結合剤中に可溶導電性粒状物を含有す
る硬化性導電ペーストの層を塗布して乾燥させる
1回又は2回以上の第1工程、及び揮発性結合剤
中に可溶誘電性粒状物を含有する硬化性誘電ペー
ストの層を塗布して乾燥させる1回又は2回以上
の第2工程からなる工程と、 上記各層及び基板を一体に波長帯域0.5乃至2.5
ミクロンの赤外線で焼成して、各層の粒状物を互
いに溶解させると共に、残りの揮発性結合剤を放
出させる焼成工程 とからなることを特徴とする多層厚膜回路の製造
法。 2 前記第1工程と前記第2工程を交互に行なう
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
多層厚膜回路の製造法。 3 最上層が硬化性導電ペーストの層であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に
記載の多層厚膜回路の製造法。 4 前記第1工程が、硬化性導電ペーストを所望
パターンにプリントして乾燥させる工程を含むこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項又
は第3項に記載の多層厚膜回路の製造法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US43891882A | 1982-11-03 | 1982-11-03 | |
US438918 | 1982-11-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5996798A JPS5996798A (ja) | 1984-06-04 |
JPS6323679B2 true JPS6323679B2 (ja) | 1988-05-17 |
Family
ID=23742574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP20290183A Granted JPS5996798A (ja) | 1982-11-03 | 1983-10-31 | 多層厚膜回路の製造法 |
Country Status (2)
Country | Link |
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EP (1) | EP0108314A2 (ja) |
JP (1) | JPS5996798A (ja) |
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-
1983
- 1983-10-21 EP EP83110541A patent/EP0108314A2/en not_active Withdrawn
- 1983-10-31 JP JP20290183A patent/JPS5996798A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
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