JPS63234402A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は記録電流及び再生周波数特性を最適に自動調整
する磁気記録再生装置に関する。

（従来の技術） 磁気記録再生装置の記録電流はテープの種類（例えば蒸
着テープ（ＭＥテープ）、塗布型テープ（ＭＰテープ）
）に対応した最適値があるが、〜ＩＰテープならばどの
ようなＭＰテープでも一定の電流で記録している。また
ヘッドについてもそのばらつき及び使用程度によって最
適記録電流に差ができるが、実際はどのようなヘッドも
一定の電流で記録している。例えば８ＭＶＴＲ用のある
種のヘッドはその最適記録電流として２７ｍＡ±７ｍＡ
の範囲があり、当然のことながらＡ、Ｂヘッドでも差が
生じる。このため、従来の磁気記録再生装置では、ヘッ
ド及びテープの能力を１００％引き出しているとは言い
難い。

また、再生時の再生エンベロープは予め記録された再生
周波数特性テープを再生することにより調整しているが
、このような調整方法ではリニアリティ、再生時の各種
損失（特にスペース損失）等を考えるとデツキを含んだ
ヘッドに対して最適な調整を行っているとは言い難い。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の磁気記録再生装置では、ＭＰテープならばどのよ
うなＭＰテープでも一定の電流で記録し、またヘッドの
ばらつき等も考慮せずに一定の電流で記録しているため
、ヘッド、テープの能力を１００％引き出しているとは
言い難い。また再生時の再生エンベロープは再生周波数
特性テープを再生して調整しているが、これもデツキを
含んだヘッドに対して最適な調整を行っているとは古い
難い。そこで本発明は上記の欠点を除去するもので、記
録電流及び再生周波数特性の最適な調整をテープ及びヘ
ッド毎に自動的に行うことができる磁気記録再生装置を
提供することを目的としている。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、テープに信号を記録再生する磁気記録再生装
置において、信号を発生する信号発生手段と、この信号
のレベルを段階的に変化させてテープに記録する記録手
段と、前記記録手段によって記録されたテープを再生す
る再生手段と、再生手段から得られる再生信号のエンベ
ロープ検波信号の最大電圧部を検出する検出手段と、こ
の最大電圧部に対応する記録時の信号レベルを最適記録
電流として設定する設定手段とを具備して構成される。

並びに信号を発生する信号発生手段と、この信号の周波
数を２段階に変化させてテープに記録する記録手段と、
館記紀録手段によって記録されたテープを再生する再生
手段と、再生手段より得られる再生信号の周波数の異な
るエンベロープ検波信号の両レベルが一定の関係になる
ように前記再生手段の周波数特性を変化させる再生周波
数特性変化手段と、前記一定の関係を得た時の前記再生
手段の周波数特性を最適再生周波数特性として設定する
設定手段とを具備して構成される。

（作用） 本発明の磁気記録再生装置において、記録手段は信号発
生手段から発生される信号のレベルを段階的に変化させ
てテープに記録する。検出手段は再生手段から得られる
再生信号のエンベロープ検波信号の最大電圧部を検出し
、これを設定手段に出力する。設定手段は入力された最
大電圧部に対応する記録時の信号レベルを最適記録電流
として設定する。並びに記録手段は信号発生手段から発
生される信号の周波数を２段階に変化させてテープに記
録する。再生周波数特性変化手段は再生手段から得られ
る再生信号の周波数の異なるエンベロープ検波信号の両
レベルが一定の関係となるように前記再生手段の周波数
特性を変化させる。

設定手段は前記一定の関係を得た時の前記再生手段の周
波数特性を最適再生周波数特性として設定する。

（実施例） 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。第１
図は本発明の磁気記録再生装置の記録電流調整系の一実
施例を示したブロック図である１は輝度信号をクランプ
するクランプ回路、２は輝度信号をＦＭ変調するＦＭ変
調器、３は信号を増幅してロータリトランス４へ出力す
る記録アンプ、４は信号をヘッドへ送り込むロータリト
ランス、５は記録再生ヘッド、６はテープ、７は輝度信
号から水平同期信号を分離する水平同期分離回路、８は
水平同期信号から垂直同期信号を分離する垂直同期分離
回路、９は最適な記録電流を求めるための制御を行うマ
イクロコンピュータ、１０はマイクロコンピュータ９か
らのデジタル信号を記録アンプ３のゲイン調整用信号と
するＤ／Ａ変換器、１１は記録再生ヘッド５からの再生
信号を増幅するプリアンプ、１２は再生信号のエンベロ
ープ検波を行うエンベロープ検波器、１３はエンベロー
ブ検波結果をデジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換器、１
４はエンベロープ検波結果を波形整形する波形整形回路
、１５はマイクロコンピュータ９によりデータの読み出
し書き込みが行われる不揮発性メモリ、１６．１７．１
８はスイッチである。

次に本実施例の動作について説明する。装置を記録電流
及び再生周波数特性調整モードとするスタートスイッチ
１６をオンとすると、装置は記録、巻き戻し、再生（検
出）を自動的に行って最適記録電流を検出し、更に続け
て記録、巻き戻し、再生（検出）を自動的に行って最適
再生周波数特性を求める動作（後述する）を行う。

通常、スイッチ１７は常時端子ａ側となっているがスタ
ートスイッチ１６がオンすると、スイッチ１７は端子す
側となり、クランプ回路１には特定のＤＣ電圧が印加さ
れる。これにより、ＦＭ変調器２は５ＭＨ２付近で発振
する。一方、水平同期分離回路７、垂直同期分離回路８
は輝度信号１００より水平、垂直同期信号を分離し、水
平同期信号をクロックパルスとし、垂直同期信号とリセ
ットパルスとしてマイクロコンピュータ９に出力する。

これによりマイクロコンピュータ９のＯｏ端子からは第
２図（Ａ）に示した垂直周期間に、第２図（Ｂ）に示す
信号が発生され、これがＦＭ変調器２の発振信号と共に
記録アンプ３に入力される。このため、第２図（Ｃ）に
示す如くＦＭ変調器２の変調出力には第２図（Ｂ）に示
した信号によるきざみが入ったものとなる。これと同時
にマイクロコンピュータ９は０１〜０３の端子からゲイ
ン調整用のデジタル信号を出力し、これがＤ／Ａ変換器
１０によってアナログ化されて記録アンプ３のゲインを
変化させる。このため、記録アンプ３の出力波形は第２
図（Ｃ）に示した如くなり、この波形をヘッド５にてテ
ープ６に記録すると記録電圧（電流）が順次大きくなる
。

次にテープ６を巻き戻してテープ６に記録した前記信号
をヘッド５にて再生する。この際ヘッド５は再生信号を
プリアンプ１１にて増幅した再生波形は第２図（Ｄ）に
示す如く最大点を持つ波形となり、これをエンベロープ
検波器１２にて検波すると第２図（Ｅ）に示すような信
号が得られる。この再生エンベロープ検波信号はＡ／Ｄ
変換器１３にてデジタル化されてマイクロコンピュータ
９に入力されると共に、波形整形回路１４にて第２図（
「）の如く波形整形される。この波形整形信号はゲート
信号としてマイクロコンピュータ９に入力される。

マイクロコンピュータ９はＡ／Ｄ変換器１３から入力さ
れる再生エンベロープ検波信号のゲートされた部分の電
圧値を比較して最大電圧値を検出し、これに対応するゲ
イン調整信号（アドレス）をＤ／Ａ変換器１０に出力す
ると共に、このアドレスを不揮発性メモ１月５に格納す
る。これによりｍｍオフ時にても前記アドレスは保有さ
れ、記録アンプ３のゲインは記録電流が最適な値となる
ところで固定される。

第３図は本発明の磁気記録再生装置の再生周波数特性調
整系の一実施例を示したブロック図である。１９はプリ
アンプ１１の周波数を決定するイコライザ部で、その特
性はＦＥＴに加える電圧によって変化されるものとする
。２０は第２のヘッドで、２１はそのロータリトランス
である。２２は第２のヘッドの再生信号のプリアンプで
、２３はそのイコライザ部である。２４はＤ／Ａ変換器
で、マイクロコンピュータ９からの周波数調整信号をア
ナログ化してイコライザ部１９又はイコライザ部２３の
ＦＥＴに印加する。他の構成は第１図に示したものと同
一である。

次に再生周波数特性調整動作について説明する。

前述の記録電流調整動作が終ると、テープは巻き戻しさ
れ再び記録モードとなる。この時、スイッチ１１は端子
す側で、スイッチ１８は端子ａ側となっており、クラン
プ回路１には電圧ＤＣ１が印加されている。一方、水平
同期分離回路７及び垂直同期分離回路８からはマイクロ
コンピュータ９にクロック信号として水平同期信号が、
リセット信号として垂直同期信号が供給される。先ず、
第４図（Ａ）で示す垂直期間の最初はクランプ回路１に
第４図（８）に示す如＜ＤＣＩの電圧が印加されるため
、第４図（Ｃ）に示す如＜ＦＭ変調器２からはｆ１ＭＨ
２の信号が発生される。前記垂直同期期間の略中央付近
でスイッチ１Ｂは端子す側に切換ねり、クランプ回路１
に第４図（８）に示す如くＤＣ２の電圧が印加され、こ
の時点よりＦＭ変調器２からは第４図（Ｃ）に示す如＜
ｆ２ＭＨ２の信号が出力される。従って、Ｆｔｖｌ変調
器２の第４図（Ｃ，）に示すような信号は記録アンプ３
にて増幅された後、ロータリトランス４を介してヘッド
５にてテープ６に記録される。この際、記録アンプ３の
ゲインは前述の記録電流の最適値が得られる値に固定さ
れている。次に、テープ６を巻き戻して再生すると、前
述で記録したｆｌ　、ｆ２　ＭＨ２の再生信号がヘッド
５、ロータリトランス４及びプリアンプ１１を介して得
られる。得られた再生信号はエンベロープ検波器１２に
よってエンベロープ検波された後、Ａ、／Ｄ変換器１３
にてＡ／Ｄ変換された後、マイクロコンピュータ９に出
力される。この際、マイクロコンピュータ９は周波数特
性調整信号をＤ／Ａ変換器２４にてアナログ化し、これ
をイコライザ部１９のＦＥＴに出力する。これにより、
プリアンプ１１、エンベロープ検波器１２、Ａ／Ｄ変換
器１３、マイクロコンピュータ９、Ｄ／Ａ変換器２４、
イコライザ部１９、プリアンプ１１のループが形成され
る。マイクロコンピュータ９は入力されるエンベロープ
検波信号のｆ１ＭＨ２部のＤ　、／　Ｃレベルとｆ２　
ＭＨ２部のＤ／Ｃレベルの差がある一定の関係になるま
で、前記周波数特性調整信号をＤ／Ａ変換器２４に出力
し、前記一定の関係を得ると、周波数特性調整信号をそ
の時の値（Ｒ適値）に固定し、Ｄ／Ａ変換器２４の出力
値も前記値に固定する。同時に、マイクロコンピュータ
９は前記周波数特性調整信号の最適値を不揮発性メモリ
１５に格納する。同様の周波数特性調整動作はヘッド２
０、ロータリトランス２１、プリアンプ２２、イコライ
ザ部２３の別のヘッド系についても行われるが、記録電
流調整動作もこの別のヘッド系について事前に行われる
。

本実施例によれば、記録電流の最適値及び再生周波数特
性の最適値をテープ及びヘッド毎に自動的に行うことが
できるため、ヘッドのインピーダンス、ギャップ等のば
らつき及びテープの種別は勿論同種テープのばらつきに
対して記録電流、再生周波数特性を最適に設定でき、テ
ープ及びヘッドの性能を１００％引き出すことができる
。また、ヘッドの摩耗による変化に対しても対応でき、
常にその時のヘッドの性能を１００％引き出す記録電流
及び再生周波数特性の最適値を得ることができる。

［発明の効果コ 以上記述した如く本発明の磁気記録再生装置によれば、
記録電流及び再生周波数特性の最適な調整をテープ及び
ヘッド毎に自動的に行い得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気記録再生装置の記録電流調整系の
一実施例を示したブロック図、第２図は第１図に示した
調整系の動作波形図、第３図は本発明の磁気記録再生装
置の再生周波数特性調整系の一実施例を示したブロック
図、第４図は第３図に示した調整系の動作波形図である
。 １・・・クランプ回路　２・・・Ｆ〜１変調器３・・・
記録アンプ　　５．２０・・・ヘッド９・・・マイクロ
コンピュータ １０、２４・・・Ｄ、’Ａ変換器　１１．２２・・・プ
リアンプ１２・・・エンベロープ検波器 １３・・・Ａ／Ｄ変換器　　１４・・・波形整形回路１
５・・・不揮発性メモリ　１９．２３・・・イコライザ
部代理人　弁理士　則　近　憲　右 同　　宇治　弘

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）テープに信号を記録再生する磁気記録再生装置に
   おいて、信号を発生する信号発生手段と、この信号のレ
   ベルを段階的に変化させてテープに記録する記録手段と
   、前記記録手段によって記録されたテープを再生する再
   生手段と、再生手段より得られる再生信号のエンベロー
   プ検波信号の最大電圧部を検出する検出手段と、この最
   大電圧部に対応する記録時の信号レベルを最適記録電流
   として設定する設定手段とを具備して成ることを特徴と
   する磁気記録再生装置。
2. （２）テープに信号を記録再生する磁気記録再生装置に
   おいて、信号を発生する信号発生手段と、この信号の周
   波数を２段階に変化させてテープに記録する記録手段と
   、前記記録手段によって記録されたテープを再生する再
   生手段と、再生手段より得られる再生信号の周波数の異
   なるエンベロープ検波信号の両レベルが一定の関係にな
   るように前記再生手段の周波数特性を変化させる再生周
   波数特性変化手段と、前記一定の関係を得た時の前記再
   生手段の周波数特性を最適再生周波数特性として設定す
   る設定手段を具備したことを特徴とする磁気記録再生装
   置。