JPS63233947A - 4−ビフエニル酢酸の製造法 - Google Patents

4−ビフエニル酢酸の製造法

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JPS63233947A
JPS63233947A JP62065723A JP6572387A JPS63233947A JP S63233947 A JPS63233947 A JP S63233947A JP 62065723 A JP62065723 A JP 62065723A JP 6572387 A JP6572387 A JP 6572387A JP S63233947 A JPS63233947 A JP S63233947A
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rhodium
biphenylaldehyde
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Tatsuhiko Yanagawa
柳川 達彦
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、4−ビフェニルアルデヒドより4−ビフェニ
ル酢酸を製造する方法に関する。
4−ビフェニル酢酸はインドメタシンとほぼ同等の優れ
た鎮痛消炎作用を有し、鎮痛消炎剤とじて用いられる。
また経皮吸収性に優れ且つ鎮痛消炎作用を持つヘキシル
エステル及び2−(2−ヒドロキシエチルオキシ)エチ
ルエステル(ジエチレングリコール七ノエステル)等の
原料として有用である。
(従来の技術) 本発明における原料の4−ビフェニルアルデヒドは、公
知の方法により強酸触媒下でビフェニルと一酸化炭素か
ら容易に製造される。
芳香族アルデヒドから芳香族酢酸を製造する方法として
は次の例がある。
(1)芳香族アルデヒドにホルムアルデヒドメルカプク
ールS−オキシドを反応させ、次に鉱酸で処理すること
により芳香族酢酸誘導体とする方法[K、 Ogura
 et al、、 TeLrahedron Lett
ers+ 1383頁(1972)]。
(2)塩基の存在下、芳香族アルデヒドとアルカンチオ
ール及びトリハロメタンとを水および非プロトン系極性
溶媒と混合媒体中において反応させ芳香族酢酸とする方
法〔特開昭55−66523号]。
(3)酸化ロジウムとヨウ素からなる触媒の存在下に一
酸化炭素と水素とからなる混合ガスを用い、ベンズアル
デヒドからフェニル酢酸とする方法〔特開昭52−13
6133361 33号〕期律表第■放置金属化合物、臭素、ヨウ素或い
はこれらのハロゲン化合物、および銅または銀化合物か
らなる三元系触媒の存在下に一酸化炭素及び水を用い、
芳香族アルデヒドを芳香族酢酸とする方法〔特開昭53
−56633号〕。
(5)p4ルアルデヒドをロジウムもしくはロジウム化
合物およびヨウ化水素からなる触媒の存在下に一酸化炭
素及び水と反応させp−メチルフェニル酢酸とする方法
〔特開昭56−75444号〕。
またメタノールのロジウム錯体触媒によるカルボニル化
は良く知られており、ロジウム触媒を用いたベンジルア
ルコールのカルボニル化によるフェニル酢酸の合成例も
ある〔増田ら、日化誌、249(19B2) )。
(発明が解決しようとする問題点) ホルムアルデヒドメルカプタールS−オキシドを反応さ
せる(1)の方法は、これを製造するプロセスが別に必
要であり製造工程が長い。(2)の方法は有害なトリハ
ロメクンを使用せねばならず、また(3)の方法は高沸
点生成物が副生じフェニル酢酸の収率が低い。(4)の
方法は生成物や触媒の取扱が極めて煩雑である。
(5)の方法により4−ビフェニルアルデヒドを原料と
して4−ビフェニル酢酸を製造する方法は、上記のよう
な問題点が無いので有利であるが、この方法では副反応
生成物の4−゛メチルビフェニルが生成するため触媒量
が多ければ選択率が低下し、また触媒量が少なければ4
−ビフェニルアルデヒドの反応率が低下するため、収率
を上げられないことが問題点としてあげられる。
(問題点を解決するための手段) 発明者等は、以上の如き問題点を有する4−ビフェニル
酢酸の製造に関し鋭意検討し、ロジウムもしくはロジウ
ム化合物およびヨウ化水素からなる触媒を用いる(5)
の方法において、溶媒として酢酸を用いれば4−ビフェ
ニル酢酸の収率および選択率が著しく向上することを見
出し本発明に至った。
即ち本発明は、酢酸溶媒の存在下、ロジウムもしくはロ
ジウム化合物に対するモル比1〜10のヨウ化水素から
なる触媒を使用し、4−ビフェニルアルデヒドを一酸化
炭素および水と反応させることを特徴とする4−ビフェ
ニル酢酸の製造法である。
本発明において、4−ビフェニルアルデヒドの水素添加
により得られた4−ビフェニルアルコールを原料に用い
ることもできる。
触媒のロジウム化合物には、反応に際してカルボニル化
合物を形成する化合物が用いられ、例えば三塩化ロジウ
ム、三酸化二ロジウム、酢酸ロジウム(U)二量体、ロ
ジウムオクタカルボニル、テトラロジウムカルボニル、
ヘキサロジウムへキサデカカルボニル、クロロカルボニ
ルロジウム(■)二量体などがある。特にロジウムハロ
ゲン化合物が本反応に対して好ましい。
触媒のロジウムもしくはロジウム化合物の使用量は、4
−ビフェニルアルデヒドまたは4−ビフェニルアルコー
ルに対するモル比で10−S〜10−1、好ましくはl
o−3〜10−1である。
この使用量は、ヨウ化水素量との関連があり、一定量の
ヨウ化水素では、ロジウム量が少なスキると4−メチル
ビフェニルメチル生成量が増大し、ロジウム量が多すぎ
ると反応率が低下する。
ヨウ化水素の使用量は、ロジウムもしくはロジウム化合
物に対するモル比で1〜10、好ましくは1〜5である
。ヨウ化水素は多すぎると副生成物の4−メチルビフェ
ニルが多くなり、少なすぎると未反応の4−ビフェニル
アルデヒドないし4−ビフェニルアルコールが多くなる
反応に用いる水の量は、4−ビフェニルアルデヒドまた
は4−ビフェニルアルコールに対するモル比で1〜10
0、好ましくは1〜10である。水量が少なすぎると、
4−ビフェニルアルデヒドの反応率が低下する。
溶媒として用いる酢酸の量は、4−ビフェニルアルデヒ
ドまたは4−ビフェニルアルコールIg当り 1〜10
mfである。酢酸量が少なすぎると、4−ビフェニル酢
酸の収率および選択率が低下する。
次に4−ビフェニルアルデヒドまたは4−ビフェニルア
ルコールより4−ビフェニル酢酸を生成する反応の反応
条件について述べる。
反応温度は50〜250″Cであり、好ましくは100
〜200°Cである。温度が低すぎると反応が進行せず
、高すぎると4−メチルビフェニル等の副反応物が増大
する。
本反応は10〜200気圧、好ましくは20〜100気
圧の一酸化炭素分圧下で行う。−酸化炭素に窒素、メタ
ンなどの不活性ガスまたは水素が混合されていてもかま
わない。
反応時間は温度および圧力に依存するが、通常は0.3
〜15時間であり、好ましくは0.3〜5時間である。
回分式反応においては、−酸化炭素の吸収による圧力低
下が無くなった後、適当な時間を置いて反応終了とする
4−ビフェニルアルデヒドの水素添加反応は、Pd触媒
等を用いた公知の方法により行われる。この反応は、溶
媒を用いずに行うこともできるが、反応を円滑に実施す
るためには適切な溶媒を使用することが好ましく、次の
4−ビフェニル酢酸合成反応に用いられる酢酸゛溶媒も
用いられる。
本反応は、回分式、連続式の何れの方法でも実施できる
。各成分の添加順序は特に規定されないが、触媒と反応
物質の接触を高めるために間断ない撹拌を行うことが重
要である。
反応器はヨウ化水素等による耐蝕および反応器壁から溶
出する金属化合物による系内汚染を起こさない材質とす
る必要があり、ハステロイB、ハステロイCもしくはジ
ルコニウムが使用され、内面をグラスライニングあるい
はテフロンライニング等の耐蝕処理を施した反応器も用
いられる。
生成した4−ビフェニル酢酸は、反応混合物から蒸留、
晶出等により分離精製される。
(実施例) 次に実施例により本発明を具体的に説明する。
本発明はこれらの実施例により限定されるものではない
実施例において生成物の同定および定量は、ガスクロマ
トグラフィー・質量分析法およびガスクロマトグラフィ
ー法により行った。各成分の収率および選択率は次式に
よる数値である。
内容積200m lのハステロイB製の電磁撹拌式オー
トクレーブに4−ビフェニルアルデヒド18g、水5.
6g、三塩化ロジウム0.63g 、 56χヨウ化水
素水1.2gおよび酢酸50m lを仕込み、内部を窒
素ガスで充分置換した後、−酸化炭素を50気圧まで圧
入した。150″Cで2時間加熱撹拌後、常温まで冷却
し、金属固形物を分離除去しガスクロマトグラフィーで
分析した。
この結果、4−ビフェニルアルデヒドの反応率は99.
8χ、4−ビフェニル酢酸の収率および選択率はそれぞ
れ85.3χおよび85.6χであり、4−メチルビフ
ェニルの収率は14.3?!であった。
比較例1 溶媒をベンゼンに代えた以外は実施例1と同じ操作を行
った。
この結果、4−ビフェニルアルデヒドの反応率は92.
0!、4−ビフェニル酢酸の収率および選択率はそれぞ
れ61.7におよび67.0%であり、4−メチルビフ
ェニルの収率は29.0χであった。
実施例2 実施例1のオートクレーブを用い、4−ビフェニルアル
デヒド18g、2χPd−カーボン1.8g 、酢酸5
0m lを仕込み、内部を窒素ガスで充分置換した後、
水素を5気圧まで圧入した。室温で2時間撹拌後、触媒
を分離除去しガスクロマトグラフィーで分析した。
この結果、4−ビフェニルアルデヒドの反応率は96.
3χ、4−ビフェニルメタノールの収率および選択率は
それぞれ94.6χおよび98.2χであった。
次に蒸留により4−メチルビフェニルメタノールを分離
した。上記オートクレーブに4−ビフェニルメタノール
17g1水1.5g、三塩化ロジウム0.14g、56
%ヨウ化水素水0.34gおよび酢酸50m lを仕込
み、内部を窒素ガスで充分置換した後、−酸化炭素を5
0気圧まで圧入した。150℃で2時間加熱撹拌後、常
温まで冷却し、金属固形物を分離除去しガスクロマトグ
ラフィーで分析した。
この結果、4−ビフェニルアルデヒドの反応率は98.
5χ、4−ビフェニル酢酸の収率および選択率はそれぞ
れ91.0χおよび92.32:であり、4−メチルビ
フェニルの収率は7.3χてあった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酢酸溶媒の存在下、ロジウムもしくはロジウム化
    合物に対するモル比1〜10のヨウ化水素からなる触媒
    を使用し、4−ビフェニルアルデヒドを一酸化炭素およ
    び水と反応させることを特徴とする4−ビフェニル酢酸
    の製造法
  2. (2)あらかじめ4−ビフェニルアルデヒドを水素添加
    し、得られた4−ビフェニルメタノールを一酸化炭素お
    よび水と反応させる特許請求の範囲第(1)項記載の4
    −ビフェニル酢酸の製造法
JP62065723A 1987-03-23 1987-03-23 4−ビフエニル酢酸の製造法 Expired - Lifetime JPH0816079B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114956983A (zh) * 2021-02-25 2022-08-30 大加香料技术(天津)有限公司 一种苯乙酸的生产方法

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