JPS63233868A - 転写印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、例えば熱昇華型あるいは熱熔融型の転写紙を
用いて行なう転写印刷装置に関するものである。

【先行技術とその問題点】

従来より、ポリエステルフィルム等のベースフィルム上
に昇華型あるいは熱熔融型のインク層を設けた転写紙と
記録用紙とを重ね合わせ、これをプラテンローラとライ
ンサーマルヘッドとの間に送り込み、そしてラインサー
マルヘッドの熱で転写紙のインクを昇華又は熔融させて
記録用紙側に転写させる方式の転写印刷装置は良く知ら
れている。 そして、このような転写印刷装置において用いられてい
る転写紙のベースフィルム厚は約６μｍ以上のものであ
る。 ところが、このような厚みが厚いベースフィルムを用い
た転写紙にあっては、転写紙のベースフィルム側に押圧
しているラインサーマルヘッドがらの熱が記録用紙側に
存在している転写紙のインクに伝わりに＜＜、この為イ
ンクの昇華あるいは熔融にそれだけ多くのエネルギー（
電力）を要するようになり、又、この為ラインサーマル
ヘッドの発熱温度が高くなることより転写紙のベースフ
ィルム自体の熱熔融も起きる恐れがあり、さらにはライ
ンサーマルヘッドで印加したエネルギーからインクの転
写に使用されるエネルギーを差し引いたエネルギーロス
が多いことから、ラインサーマルヘッドで印加したエネ
ルギーに１対１の対応でもって正確に転写されに＜＜、
印刷ぼけはそれだけ大きなといった欠点が認識されるよ
うになり、ベースフィルム厚が約５μｍ以下といった薄
手の転写紙を用いることが本願出願人等によって提案さ
れている。 すなわち、ベースフィルム厚を薄くすれば上述のような
欠点が大幅に解消されるようになり、転写印刷が正確で
、かつ印刷のランニングコストも安くなり、さらには転
写紙自体の損傷も起きにくいであろうと考えられ、そし
て、このような薄手のベースフィルムを用いた転写紙は
それ相応の特長を発揮している。 ところが、このような薄手のベースフィルムの転写紙を
用いて転写印刷を行なっていると、ベースフィルム厚が
約６μ鋼以上のような厚手の転写紙の場合には認められ
なかった画像歪みといった欠点が起きることが判明して
きた。 本発明者は、この新たな画像歪みといった欠点が起きる
原因についての研究を押し進めた結果、これは次のよう
な理由で起きることを究明した。 すなわち、これまでの転写印刷装置は、転写紙の位置決
め用マークを転写紙には設けておく等の理由により、ラ
インサーマルヘッドの幅より転写紙の幅の方が広く、転
写オｊ（のベースフィルムに押圧しているラインサーマ
ルヘッドから食み出ている部分が転写紙にはある。 そして、転写印刷に際しては、印刷する画像情報データ
に応じた電流をラインサーマルヘッドに加え、ラインサ
ーマルヘッドの発熱抵抗体部分を発熱させると、これに
応じて転写紙のベースフィルムは伸長し、発熱が終了し
て温度が低下すると、ベースフィルムは収縮する。 このラインサーマルヘッドの発熱による温度上昇及び発
熱停止による温度降下に基ずくベースフィルムの伸長・
収縮は、転写紙の中央部分といった大部分の領域ではほ
とんど問題になってない。すなわち、転写紙の大部分の
領域はラインサーマルヘッドによってプラテンローラに
押圧されている為、このラインサーマルヘッドによる押
圧が行なわれている大部分の領域においては、転写紙の
ベースフィルムの問題とするような変形はほとんど起き
ていないのであるが、ラインサーマルヘッドによって押
圧されてない、つまりラインサーマルヘッドから食み出
ている転写紙の両端部付近では、ラインサーマルヘッド
による押圧規制が作用しておらず、ラインサーマルヘッ
ドの発熱・発熱停止に応じて転写紙のベースフィルムの
伸長・収縮に基ずく変形が起きており、この為転写印刷
の進行の為に転写紙分走行させている転写紙走行駆動力
が転写紙に均一な分布で作用せず、歪みが起きており、
これが次の画像情報データ記録時に狂いとなり、画像歪
みが起きた印刷物となってしまうのである。 特に、この画像歪みはラインサーマルヘッドの両端部近
傍の部分に対応する位置で大きく発生していることより
も、画像歪み発生の原因が転写紙に対して作用している
力が不均一であることに基ずくものであることを推察で
きる。

【問題点を解決する為の手段］ 本発明は前記の点に鑑みてなされたものであり、内蔵されているラインサーマルヘッドの幅より幅広な転写紙を用いて行なう転写印刷装置において、転写印刷時にラインサーマルヘッドの側部におけるラインサーマルヘッドから食み出ている転写紙の部分を抑圧規制する転写紙押圧規制機構を備えた転写印刷装置を提供するものである。 【実施例】

第１図は本発明に係る転写印刷装置の第１実施例の要部
を示す概略図、第２図はこの転写印刷装置におけるプラ
テンローラとラインサーマルヘッドとの間に記録用紙と
転写紙とが挟持されている状態での一部を示す断面図、
第３図は転写印刷時において転写紙のベースフィルムに
作用している力を示す説明図である。 各図中、１はプラテンローラ、２はラインサーマルヘッ
ド、２ａはラインサーマルヘッドの発熱部、３はライン
サーマルヘッド２を取り付けているラインサーマルヘッ
ド保持部であり、これらの部分の構成は従来からの感転
転写印刷装置のものと同一であるから、その詳細な説明
は省略する。 ４ａは、その厚みが５μ鴎以下といったように薄手のポ
リエステルフィルノ＼等のベースフィルム、４ｂは、こ
のベースフィルム４ａの一面に設けられた熱熔融性又は
熱昇華性のインクであり、４は、これらベースフィルム
４ａとインク４ｂとで構成される転写紙を示す。 尚、この転写紙４の幅ｒはラインサーマルヘッド２の幅
ｍより長い寸法に設定されている。 ５は、転写紙４のインク４ｂ側に重ね合わせられてプラ
テンローラ１とラインサーマルヘッド２との間に供給さ
れる記録用紙である。 ６は、ラインサーマルヘッド２の両側部の位置に対応し
てラインサーマルヘッド保持部３に取り付けられたゴム
その他の弾性材よりなる押圧規制部材である。 尚、この抑圧規制部材６は、第１図からも明白な通り、
ラインサーマルヘッド２の発熱部２ａ先端より厚さ１（
１は約２ｍｍ程度）だけ飛び出しており、転写印刷時に
ラインサーマルヘッド２の部分から転写紙４が受ける単
位長さ当たりの押圧力とこの押圧規制部材６の部分から
転写紙４が受ける単位長さ当りの押圧力とがほぼ同じと
なるよう↑１，１成されている。 上記のように転写紙抑圧規制ｔ！％横を備えた転写印刷
装置では、転写印刷時において転写紙のベースフィルム
が薄いものであっても、転写紙にはラインサーマルヘッ
ド２の発熱・発熱停止に基すいておきるベースフィルム
の伸長・収縮による第３図中一点鎖線矢印で示すような
科目方向の力は作用しに＜＜、実線矢印で示すような転
写紙走行方向のほぼ均一な力が作用するものであるがら
、厚みの薄いベースフィルムご用いた場合にｂ′Ｃ来起
きていた画像歪みといった欠点は起きず、印刷特性に優
れた転写印刷物が得られる。 又、転写紙のペースフィル１１を薄いものとしたから、
転゛写紙のインクの熔融又は昇華に必要なエネルギーの
伝達が良く、途中でのエネルギーロスがそれだけ少ない
から、印刷のランニングコスＩ・も紙取になり、又、印
加エネルギーが少なくてすむからベースフィルム自体の
熔融といった恐れがなくなり、さらにはエネルギーロス
が少ないがら画像情報データにより近い画像のものが得
られるようにもなる。 第４図は、本発明に係る転写印刷装置の第２実施例の要
部を示す概略図である。 本実施例の構成は、前記第１実施例における抑圧規制部
材６をローラ方式で構成したにすぎないから、その詳細
な説明は省略する。 尚、７は、ローラ方式に構成した押圧規制部材６の回転
中心軸、８はこの回転中心軸７が取り付けられているブ
ラケットである。 第５図（ａ）、（ｂ）は、本発明に係る転写印刷装置の
第３実施例の要部を示す側面図及び上面図である。 本実施例の構成は、前記第１実施例における抑圧規制部
材６を、プラスチック等のように槍にぶれた場合でもラ
インサーマルヘッド２を傷付けない材料のバネで構成し
たものであり、そして、ラインサーマルヘッド発熱部２
ａよりやや前方側から転写紙のベースフィルム４ａに押
圧力が作用するようサーマルヘッド保持部３に接着して
取り付けた構成のものであり、その作用・効果は第１実
施例のものとほぼ同じなので、その詳細な説明は省略す
る。 尚、上記実施例においては、転写紙の抑圧規制部材６を
ラインサーマルヘッド保持部３に取り付けた場合で説明
しているが、これは必ずしもラインサーマルヘッド保持
部３に収り付けなくてもよく、例えばラインサーマルヘ
ッド２に一体的に固定したものでもよい。

【効果】

本発明に係る転写印刷装置は、内蔵されているラインサ
ーマルヘッドの幅より幅広な転写紙を用いて行なう転写
印刷装置において、転写印刷時にラインサーマルヘッド
の側部におけるラインサーマルヘッドから食み出ている
転写紙の部分を抑圧規制する転写紙押圧規制機構を備え
たので、厚みの薄いベースフィルムを用いた転写紙が使
用されても画＋ｉ歪みが起きにくくなり、入力画像情報
データに対応した正確な印刷物が得られるようになり、
又、厚みの薄いベースフィルムの転写紙を川いることが
出来るようになり、そしてこのような転写紙を用いた場
合には印刷ランニングコス）〜の低下が図れ、又、転写
紙のベースフィルム自体の熔融といったｒ７１２ｆｆも
起きなくなり、さらに転写印刷途中でのエネルギーロス
が少なくなるから入力画像情報データにより近いデータ
が再生された印刷物が得られるようになる特長を有する
。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明に係る転写印刷装置の実施例を
示すもので、第１図はその第１実施例を示す要部の説明
図、第２図はこの第１実施例の転写印刷装置におけるプ
ラテンローラとラインサーマルヘッドとの間に記録用紙
と転写紙とが挟持されている状態での一部を示す断面図
、第３図は転写印刷時において転写紙のベースフィルム
に作用する力の説明図、第４図は第２実施例を示す要部
の説明図、第５図（ａ）、（ｂ）は第３実施例を示す要
部の側面図及び上面図である。 １・・・プラテンローラ、２・・・ラインサーマルヘッ
ド、２ａ・・・ラインサーマルヘッド発熱部、３・・・
ラインサーマルヘッド保持部、４・・・転写紙。 ４ａ・・・ベースフィルム、４ｂ・・・インク、５・・
・記録用紙、６・・・押圧規制部材（転写紙押圧規制機
構）、７・・・回転中心軸、８・・・ブラケッｌ−。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内蔵されているラインサーマルヘッドの幅より幅広な転
   写紙を用いて行なう転写印刷装置において、転写印刷時
   にラインサーマルヘッドの側部におけるラインサーマル
   ヘッドから食み出ている転写紙の部分を押圧規制する転
   写紙押圧規制機構を備えたことを特徴とする転写印刷装
   置。