JPS6322931A

JPS6322931A - 小便器の洗浄方法及び装置

Info

Publication number: JPS6322931A
Application number: JP16763486A
Authority: JP
Inventors: 近藤　峰治; 茂榊原
Original assignee: Inax Corp
Current assignee: Inax Corp
Priority date: 1986-07-16
Filing date: 1986-07-16
Publication date: 1988-01-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、小便器における洗浄水の吐出パターンを使用
状態に応じて低流量と高流量との間で調整することで、
便鉢内面への汚れの付着防止及び使用中における臭気の
発生を防止し、同時に節水を行うようにした小便器の洗
浄方法及び洗浄装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来にあって、小便器の自動洗浄方式には、周期的に洗
浄水を吐出させる方式と、使用者が小便器へ接近したこ
と及び小便器から離れたことを光検知センサー等で検知
し、使用中又は使用後に洗浄水を供給する方式とがある
。而して、前記いずれの場合においても、１回の便器洗
浄に使用する洗浄水の全量（以下は、絶対水量という）
は一定である。またこの絶対水量は、給水源の最低水圧
時に前記一定の洗浄水量が得られるように流量制御弁の
開度と、吐出時間とを決定して設定している、加えて、
このような小便器の洗浄では、絶対水量をある一定流量
の持続によって確保するだけでは、封水トラップ内の尿
水を洗浄水と置換することができないので、洗浄中に少
なくとも一回は瞬間的な奔流量（以下は、瞬間奔流量と
いう）が得られる機会を確保するようにし、この瞬間奔
流量を確保したうえで、前記絶対水量を設定していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

然しながら、このように瞬間奔流量を確保した上で、絶
対水量を決定する場合、瞬間奔流量が得られる状態で一
定の吐出時間を確保しなければならず、絶対水量が最低
限必要な洗浄水量よりも遥かに多くなり、その分だけ無
駄な洗浄水を使用するという欠点があった。しかも、給
水源の最低水圧時に、瞬間奔流量が得られるように設定
する必要があり、給水源の圧力が設定時より増加して安
定している状態にあっては、やはり無駄な洗浄水量が吐
出されるという欠点があった。

また予備洗浄をした場合を除き、使用後に便器洗浄を行
う方式では、尿水に含まれるタンパク質等が便鉢内面へ
直接放出されるので強固に付着し、その後に洗浄を行っ
てもきれいに洗浄できないという欠点があった。しかも
この方式では、使用者が尿水を放出中に尿水に含まれる
アンモニア、アセトン等の成分が異臭を放ち、使用者に
不快感を与えるという欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明は前記従来の洗浄方法の問題点に鑑みてこれを改
良除去したものであって、小便器における洗浄水の吐出
パターンを使用状態に応じて低流量と高流量との間で調
節することで、便鉢内面への汚れの付着防止及び使用中
における臭気の発生を防止し、同時に節水を行うように
した小便器の洗浄方法並びに同装置を提供せんとするも
のである。

〔問題点を解決するための手段〕

前記問題点を解決するための本発明の手段は、第１の発
明にあっては、洗浄水の流路内に設置した流量センサー
と、小便器近傍に設置した人体検知センサーとの信号に
より、人が小便器に近づいたことを検知して低流量で洗
浄を開始し、真の便器使用者であれば便鉢内面を湿らす
程度の予備洗浄を所定の高流量以下で所定時間だけ行い
、続いて使用者が小便器を離れるまでの間は低流量で洗
浄水を流し続け、また使用者が小便器を離れた以後は所
定時間だけ所定の高流量で洗浄水を吐出するようにして
いる。

また本発明の第２の発明にあっては、小便器近傍に設置
した人体検知センサーと、洗浄水の流路内に設置した流
量センサー及び流量制御弁と、該流量制御弁を開閉制御
するモーターと、前記人体検知センサー及び流量センサ
ーの信号とにより前記駆動モーターを正・逆方向へ回転
制御する制御回路とで小便器の洗浄装置を構成している
。

〔作　用〕

第１図乃至第３図の実施例で明らかな如く、本発明にあ
っては、小便器の洗浄を５ｊ！／ｓｉｎ程度の低流量と
、１５ｊ！／ｗｉｎ程度の高流量の二段階の流量制御を
行うようにしている。小便器へ近づいた者が真の便器使
用者である場合には、ｔ１時間の間だけ低流量で便器洗
浄を開始し、続いてｔ１時間経過後に、高流量でｔ２時
間だけ洗浄水を吐出している。このｔ２時間の洗浄は、
いわゆる予備洗浄であり、尿水に含まれているアンモニ
ア。

タンパク質等の汚れの原因となる成分の便器への付着が
ほとんどなく、洗浄効果の向上が図れる。

そして、１２時間経過後から使用者が便器を離れるまで
のｔ３の時間にあっては、低流量での便器洗浄を行い、
使用中における臭気の発生を防止するようにしている。

最後に使用者が便器を離れてからのｔ４時間にあっては
、高流量で便器洗浄を行い、封水トラップ内の尿水を洗
浄水と置換している。

〔実施例〕

以下に本発明の構成を図面に示す実施例に基づいて説明
すると次の通りである。

第１図は本発明の一実施例に係る洗浄装置１の全体を示
す回路図、第２図は洗浄水の流量と吐出時間とを示す図
面、第３図は各信号のタイムチャ−ト図である。第１図
に示す如く、この洗浄装置１は、人体を検知する回路２
と、洗浄水の流量を検知する回路３及びこれらの回路２
．３により流量制御弁４０開度を設定するための制御回
路５とを有している。

人体検知回路２は、実際にあっては、流量検知回路３の
中に図示した小便器８の近傍に設置されている。而して
、この回路２は、パルス発生器６と、赤外線センサー又
は焦電センサー等により人体から放射される熱量や反射
した赤外線を検知して人体が小便器８へ近づいたことを
検知する人体検知センサー７とを有している。

流量検知回路３は、小便器８へ洗浄水を供給する通路９
内に組み込まれた流量センサー１０と、流量制御弁４と
を有しており、該流量制御弁４は駆動モーター（実際は
、ステッピングモーター）１１により後述するパルスの
数だけ開閉制御されるようになっている。　１２は、ス
テンとングモーター１１の全閉状態を機械的に検知して
それ以上の回転を阻止し、流量制御弁４の損壊を防止す
るためのリミットスイッチである。また前記流量センサ
ー１０は、７．７ｃｃの水が流れるごとに１パルスを発
生する構造となっている。

制御回路５は、前記人体検知センサー７からの信号ａと
、流量センサー１０からの信号すとをその制御因子とし
、小便器８の使用状態に応じてステッピングモーター１
１を制御して５　ｊ！　７’ｎｉｎ程度の低流量と、１
５Ｊ／ｗｉｎ程度の高流量の二段階に洗浄水の吐出流量
をコントロールすべく回路構成されている。而して、こ
の回路５は太き（別けると、流量制御弁４を開方向へ制
御するための開指示回路１３と、閉方向へ制御するため
の閉指示回路１４とを有している。

開指示回路１３は、人体を検知することで小便器８へ５
１７ｗ１ｎを越える洗浄水を供給させるためのＡＮＤ素
子１５と、更に便鉢内面の全体を湿らせる予備洗浄を行
うためにｔ２時間内において１５１／ｓｉｎを越える洗
浄水を供給させるためのＡＮＤ素子１６と、使用後に１
５Ｊ／ｍ１１１を越える洗浄水をｔ４時間吐出させるた
めのＡＮＤ素子１７とを有している。

そして、これらの各ＡＮＤ素子１５．１６．１７はＯＲ
素子１８に接続されている。

ＡＮＤ　Ｎ子１５は、信号ｄ、ｅ、ｆの三つの信号が“
Ｈ”レベルの状態で入力された時に“Ｈ”レベル出力す
る素子である。信号ｄは、人体検知センサー７の出力信
号ａ又は電源パワーＯＮによる１シｇ７ト信号Ｃのいず
れかの信号を受けて“Ｈ”レベル出力されるＯＲ回路１
９の信号である。尚、１ショット信号Ｃは、電源パワー
ＯＮ時に、人体が小便器８へ近づいたことを模擬的に作
成し、−旦ｔ１＋ｔ２＋ｔ３の時間（約１０秒）だけ洗
浄水を吐出させ、各部の動作を確認するためのものであ
る。

ところで、前記信号ｅは、前記信号ｄの“Ｈ”レベル出
力の立上り信号によりｔ１時間だけ出力される１ショッ
トパルス信号である。更に信号ｆは、流量センサー１０
からの出力信号すの周波数に応じた電圧を発生するＦ／
Ｖ変換器２０の信号を入力し、該信号から小便器８へ供
給されている洗浄水の流量が５１！／ｗｉｎ以下である
場合に１Ｈ”出力される瞬間流量判定回路２１の出力信
号である。

一方、ＡＮＤ素子１６は、信号ｇとｈにより′Ｈ”出力
するようになっている。信号ｇは、１ショットパルス信
号ｅの立下がり信号が入力され、かつこの状態で信号ｄ
が“Ｈ゛出力れている場合にのみ、ｔ２時間だけ出力さ
れる１ショットパルス信号である。また信％ｈは、前記
Ｆ／Ｖ変喚器２０の出力信号を入力し、この信号から小
便器８へ供給されている洗浄水の流量が１！Ｍ／ｗｉｎ
以下である場合に“Ｈ”レベル出力される瞬間流量判定
回路２２の出力信号である。

残りのＡＮＤ素子１７は、前記瞬間流量判定回路２２の
出力信号りと、人体検知信号ａの立ち下がり信号により
ｔ４時間だけ出力される１ショットパルス信号ｊとが共
に′″Ｈ”レベルの時に、１Ｈ″レベル出力するように
なっている。

而して、これらの各ＡＮＤ素子１５．１６．１７のＨ”
レベル信号は、ＯＲ素子１８に入力されている。そして
、このＯＲ素子１８の出力信号にの一部は、ＡＮＤ素子
２３へ入力され、他の一部はセレクター回路２５及びス
テッピングモーター１１のドライブ回路２６へ入力され
ている。また前記ＡＮＤ素子２３には、カウンター回路
２７とカウント設定回路２８との信号ｍ。

ｎを比較し、ｍａｎのとき“Ｈ”レベル出力するように
設定された比較回路２９の信号が入力されている。この
ＡＮＤ素子２３の出力信号ｐは、分周回路３０のパルス
信号ｑと共に、ＮＡＮＤｆｆｉ子２４へ入力されている
。ＮＡＮＤ素子２４の出力信号ｒは、前記カウンター回
路２７とセレクター回路２５とにそれぞれ入力されるよ
うになっている。カウンター回路２７では、この信号ｒ
のパルスごとにアップカウントするように設定されてい
る。

これに対して、閉指示回路１４は、予備洗浄が完了した
後で、しかも便器使用の継続中である場合に、洗浄水の
流量を５４！／ｌｌ１ｎ以下に制御するための閉信号ｔ
を出力するＡＮＤ素子３１と、全閉信号Ｕを出力するＡ
Ｎ［＋素子３２とを有している。　ＡＮＤ素子３１は、
開指示回路１３の信号ｅ及びｇを入力して反転した出力
をするＮＯＲ素子３６の信号Ｓと、前述した信号ｄと、
信号ｆの反転した信号とを入力するようにしている。ま
たＡＮＤ素子３２は、前述した信号ｊの反転信号と、人
体検知信号ｄの反転信号とを入力するようにしている。

これらのＡＮＤ素子３１及び３２の出力信号ｔ、ｓは、
ＯＲ回路３３に入力され、該回路３３の出力信号Ｖは、
ＡＮＤ素子３４と、セレクター回路２５とへ入力されて
いる。　ＡＮＤ素子３４へは、リミットスイッチ１２の
全閉検知信号Ｗが入力され、その出力信号ＸはＮＡＮＤ
素子３５へ入力されている。　ＮＡＮＯ素子３５には、
前記分周回路３０のパルス信号ｑが入力され、その反転
した出力ｙは、セレクター回路２５とカウンター回路２
７とへ入力されるようになっている。カウンター回路２
７にあって、入力ｙはダウンカウント信号である。

而して、セレクター回路２５から出力される駆動信号（
パルス信号）２は、ドライブ回路２６へ入力されており
、該ドライブ回路２６は開指示回路１３の０Ｒｆｆｉ子
１８の出力信号ｋが“Ｈ”レベル出力の時には、ステッ
ピングモーター１１へ正転方向（流量制御弁４を開く方
向）へ回転するように、また前記信号ｋが“Ｌ”レベル
出力の時には、逆転方向（流量制御弁４を閉じる方向）
へ回転するように信号Ａを出力するようになっている。

次に上述の如く構成された小便器洗浄装置ｌの動作態様
を、第１図乃至第３図を参照して説明すると次の通りで
ある。なお、使用開始前の状態にあって、瞬間流量判定
回路２１及び２２の出力信号ｒ。

ｈはいずれも“Ｈ゛レベル信号ある。また開Ｆ誇示信号
「と、閉指示信号ｙとは共に“Ｌ”レベル出力の時に、
ステッピングモーター１１を動作させて流量制御弁４を
開閉動作させるように設定されており、リミットスイッ
チ１２の出力信号Ｗは、流量制御弁４が全閉の時に“Ｌ
”レベルとなるように設定されている。

先ず、使用に際し、使用者が小便器８へ近づくと、人体
検知センサー７がこれを検知し、“Ｈ”レベルの信号ａ
をＯＲ素子１９へ出力し、該ＯＲ素子１９の出力信号ｄ
も“Ｈ”レベルとなる。このため、その信号ｄの立上り
信号により１ショットパルス信号ｅが出力される。一方
、流量制御弁４は、閉の状態であり、瞬間流量判定回路
２１より出力される信号ｒも“Ｈ”レベルである。従っ
て、ＡＮＤ素子１５に入力される信号が全て“Ｈルーベ
ルとなり、へＮ口素子１５が、“Ｈ“レベルの信号を出
力し、更にＯＲ素子１８が″Ｈ゛レベルの信号ｋを出力
する。

このため、セレクター回路２５は、ドライブ回路２６へ
の出力信号である駆動信号２がカウンター回路２７への
アンプカウント入力と同一となるようにＮＡＮＯ回路２
４の出力信号ｒを選択し、ドライブ回路２６は、その出
力信号Ａが正転方向への開動作指示信号となるべく切り
換えられて待機する。

一方、前記ＯＲ素子１８の“Ｈ”レベルの出力信号には
、ＡＮＤ素子２３の出力信号ｐを“Ｈ“レベルとする。

なお、この状態で比較回路２９からへＮｏ素子２３へ入
力される信号は“Ｈ”レベルである。このため、ＮＡＮ
Ｏ素子２４の出力信号ｒは、分周回路３０のパルス信号
ｑに対応した反転出力となり、カウンター回路２７とセ
レクター回路２５とへ入力される。

セレクター回路２５は、前記信号ｒ及びｋを受けて駆動
パルス信号２を出力する。ドライブ回路２６は、このパ
ルス信号２及び１８のＯＲ素子の出力ｋを受けて、ステ
ッピングモーター１１へパルスの数だけの開信号Ａを出
力する。このため、制御弁４は閉伏態から徐々に開いて
いき、小便器８へ洗浄水が供給され始める。そして、流
量センサー１０による信号すが５ｊ！／１ｌｉ１１を越
えると、瞬間流量判定回路２１の出力信号ｆが“Ｌ”出
力となり、ＡＮＤ素子１５及びＯＲ素子１８も“Ｌ”レ
ベル出力となる。従って、ＮＡＮＤ素子２４の出力信号
ｒは、安定した“Ｈ”レベルとなり、駆動信号２はパル
スを発生しなくなるので、ステッピングモーター１１は
、流量制御弁４の開方向への回転動作を停止し、そのま
まの状態を維持する。すなわち、第２図に示すｔ１時間
の流量制御を行い、給水通路９から小便器８へ供給され
る洗浄水の流量を、５ｊ！／＋ｍｉｎにコントロールす
る。なお、この実施例では、ｔｌは３秒である。

而して、人体検知からｔ１時間が経過すると、信号ｅの
立下がり信号を受けて１ショットパルス信号ｇがｔ２時
間（本実施例では、３秒である）だけ出力される。この
ため、今度はＡＮＤ素子１６の入力側が共に“Ｈ”レベ
ルとなり、その出力も“Ｈ”レベルとなる。従って、前
記ｔ１時間の流量制御の場合と同じように、ＮＡＮＤ素
子２４の出力信号（反転パルス信号）ｒに対応して、駆
動信号２及び開動作信号へが出力され、流量制御弁４は
５２／ｌｌ１ｎの状態から流量を増加させる方向への開
動作が続けられる。そして、給水通路９を流れる洗浄水
の流量が１５ｊ！／ｗｉｎを越えると、瞬間流量判定回
路２２の出力信号りが“Ｌ°出力となり、ＯＲ１子１８
及びＡＮＤ素子２３の信号に、ｐが“Ｌルベルとなるの
で、前記制御弁４の開動作は停止される。

このｔ２時間内の流量制御は、低流量から高流量へ切り
換えて、便鉢内面の全面を湿らすためのいわゆる予備洗
浄である。この予備洗浄は、便鉢内面を湿らすことで、
便鉢内の表面に水膜を形成し、使用者から放出された尿
が便鉢内表面へ強固に付着するのを防止するためのもの
である。

上述の如くして予備洗浄が終了すると、信号ｅ及びｇが
“Ｌ”レベルとなってＮＯＲＮ＋３６の出力信号ＳがＨ
”レベルとなる。また信号ｆの反転出力は“Ｈ”レベル
となる。加えて、人体検知信号ｄが“Ｈルベルとなって
から約６秒（ｔｌ　＋１２）が経過したこの状態にあっ
て、使用者は放尿の準備態勢を完了し、やがて放尿動作
となる。

もちろん、この時の人体検知センサー７からの出力信号
ａは依然として“Ｈ”レベルである。このため、ＡＮＤ
素子３１に入力される信号が全て“Ｈ。

レベルとなり、該素子３１の出力信号ｔと、ＯＲ素子３
３の出力信号Ｖとが“Ｈ″レベルなる。この出力信号Ｖ
は、“Ｈ”レベル時に、セレクター回路２５の出力信号
２に、入力信号ｒ及びｙのうち、ｙを選択するための切
換信号としてセレクター回路２５へ入力され、またＡＮ
Ｄ素子３４へ入力される。　ＡＮＤ素子３４は、信号Ｖ
が“Ｈ”レベルであるので、“Ｈ゛レベル信号ＸをＮＡ
ＮＯ素子３５へ出力する。

ＮＡＮＯ素子３５は、分周回路３０の出力信号（パルス
信号）ｑ及びＡＮＤ素子３４の出力信号Ｘが共に“Ｈ“
レベルのときに、反転した出力信号ｙを出力する。

従って、この出力信号ｙは、前記分周回路３０のパルス
信号ｑに対応した反転信号となる。信号ｙは、セレクタ
ー回路２５とカウンター回路２７へ入力される。カウン
ター回路２７では、信号ｙのパルス数に応じてダウンカ
ウントを行う。またセレタク−回路２５は信号ｙのパル
ス数に応じて駆動パルス信号２を出力し、ドライブ回路
２６は信号２及びｋに応じてステッピングモーター１１
を回転させる信号Ａを出力する。而して、前記信号ｙが
出力された状態にあっては、開指示回路１３のＯＲ素子
１８の出力信号には“Ｌ″レベルなっており、ドライブ
回路２６へは開指示信号ｋが“Ｈ”レベル出力されてい
る場合とは逆の切り換え指示が行われている。このため
、前記信号Ａは流量制御弁４を閉塞する方向へ、そのパ
ルス数だけモーター１１を回転動作させる。

そして、流量制御弁４が順次閉塞され、第２図に示す如
＜　５　ｊ！　／ｆｆ１ｉｎ　１）、下の流量になると
、瞬間流量判定回路２１の出力信号ｆが“Ｈ”レベルと
なり、ＡＮＤ素子３１へ入力される信号ｆの反転信号が
“Ｌ”レベルとなるので、ＮＡＮＯ素子３５の出力信号
ｙが安定した“Ｈ゛レベルなり、信号２はパルス信号と
ならない。即ち、洗浄水の流量が５１／ｓｉｎ以下に制
御される。この状態は、使用者が放尿を完了し、小便器
８を離れるまでの間のｔ３時間継続して行われる。この
ように、本実施例の洗浄装置では、使用者が放尿を開始
する直前から使用を終了するまでの間にあって、５ｆｆ
ｉ／＋＊ｉｎ以下の低流量の洗浄水を吐出し、放尿動作
中に便鉢内から臭気が立ち上るのを防止するようにして
いる。

使用者が小便器８を離れると、人体検知センサー７から
の出力信号ａが“Ｌ°レベルとなり、人体検知信号ｄも
“Ｌ″レベルなる。そのため、信号ｄの立下がり信号を
受けて１ショットパルス信号ｊがｔ４時間だけ出力され
、開指示回路１３のＡＮ［ｌ素子１７の入力信号り、３
が共に“Ｈ”レベルとなり、前述の場合と同様にしてＮ
ＡＮＤ素子２４から分周回路３０のパルス信号ｑに応じ
た開信号ｒが出力される。なお、この状態では洗浄水の
流量は、依然として５Ｎ／＋ａｉｎ以下に維持されてお
り、瞬間流量判定回路２２の出力信号りは“Ｈ”レベル
を維持している。従って、セレクター回路２５及びドラ
イブ回路２６は流量制御弁４を開動作させるべく動作し
、流量制御弁４は、開指示信号ｒのパルス数に応じてそ
の開度が増加する。そして、洗浄水の流量が１５Ｎ／ｍ
ｉｎを越えると、瞬間流量判定回路２２の出力信号りが
“Ｌ゛レベルなり、ＡＮＤ素子１７．　ＯＲ素子１Ｂも
“Ｌ“レベルとなる。このため、ＮＡＮＤ素子２４から
開パルスｒが出力されなくなり　（“Ｈ”レベルとなり
）、ステッピングモーター１１はｌ）ｊ！／ａ＋ｉｎの
流量となる位置で、流量制御弁４の回転動作を停止させ
、その状態を維持する。

この状態から、ｔ４時間が経過し、１ショットパルス信
号ｊの出力信号が′Ｌ”レベルとなると、今度は閉指示
回路１４のＡＮＤ素子３２へ入力される信号ｄ及びｊの
反転信号が共に“Ｈ”レベルとなるので、ＯＲ素子３３
及びＡＮＤ素子３４の出力信号が“Ｈ゛レベルなり、Ｎ
ＡＮＤ素子３５の出力信号ｙはパルス信号となる。即ち
、閉を誇示信号Ｖが“Ｈ゛レベル出力れることになり、
ドライブ回路２６は前記信号ｙのパルス数に応じてステ
ンとングモーター１１を逆転方向へ回転させ、流量制御
弁４を閉動作させる。この出力は、弁４が完全に閉塞さ
れ、これを検知するリミントスイッチ１２から出力され
るオールクリア信号Ｗが′Ｌ゛レベルとなるまで継続さ
れる。この信号Ｗにより、ＡＮＤ素子３４が“Ｌ°小出
力なるので、開パルス信号ｙは“Ｈ”レベルコンスタン
トとなり、ステッピングモーター１１をｇｈさセる信号
Ａは実質的に出力されない。

これにより１回の使用が完了し、洗浄装置１は使用前の
状態へ復帰し、次の使用に際して待機準備する。このよ
うに、本装置１にあっては、人体を検知してからｔ１時
間の間は、５　ｊ！　／ｓｉｎを越えた状態の低流量で
洗浄を開始し、続いてｔ２時間の間だけ１５ｆ／ｍｉｎ
を越えた状態の高流量で便鉢内面の予備洗浄を行ってい
る。この予備洗浄により、尿中に含まれるアンモニア、
タンパク質等の成分が便鉢内面へ強固に付着することは
なく洗浄効果の向上が図れる。そして、放尿中のｔ３時
間内では臭気の発生を防止するために５４！／ｍｉｎを
越えた状態の低流量で洗浄を継続し、使用後にｔ４時間
をもって１５ρ／ｌｌｌ１ｎ以下の高流量洗浄を行い、
封水トラップ内の尿水を洗浄水と置換するようにしてい
る。

ところで、本発明は上述の実施例に限定されるものでは
なく、その低流量制御時と高流量制御時の具体的な洗浄
水量は、適宜の変更が可能である。

また洗浄水量は、使用状態に応じて多段階に切り換える
ようにすることも可能である。更にステッピングモータ
ー１１のステッピング数を計数してその上限を制御する
回路３７は、機械的なりＥ　７　トスイッチとすること
も可能であり、その他の回路構成についても適宜の変更
が可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明にあっては、使用状態に応じ
て洗浄水のｓｉを自動的にコントロールするところに最
大の技術的特徴を有している。具体的には高流量で予備
洗浄を行って、尿中に含まれるアンモニア５タンパク質
等の成分の便鉢内面への付着を防止し、洗浄効果の向上
を図り、また放尿中にあっては低流量洗浄とすることで
、使用中の臭気の発生を抑止し、快適な使用状態を得る
と共に洗浄水のトータル的な使用量を極力抑えるように
している。更に、使用後にあっては、高流量洗浄とし、
射水トラップ内の尿水を洗浄水と置換するようにしてい
る。しかもこのような洗浄水の流量制御は、流量センサ
ーにより実際に流れる洗浄水の流量を計測して正確に行
われており、給水源の圧力変動に対しても常に一定した
流量を得ることができ、節水対策上においても非常に優
れたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る洗浄装置の全体を示す
回路図、第２図は同装置の流量制御状態を示す図面、第
３図は同装置の各信号のタイムチャートである。７・・・人体検知センサー１０・・・流量センサー　　８・・・小便器４・・・流
量制御弁　　　１１・・・モーター５・・・制御回路特許出願人　　　株式会社イナックス代　理　人　　　弁理士　内田敏彦第２図

Claims

【特許請求の範囲】１、洗浄水の流路内に設置した流量センサーと、小便器
近傍に設置した人体検知センサーとの信号により、人が
小便器に近づいたことを検知して低流量で洗浄を開始し
、真の便器使用者であれば便鉢内面を湿らす程度の予備
洗浄を所定の高流量以下で所定時間だけ行い、続いて使
用者が小便器を離れるまでの間は低流量で洗浄水を流し
続け、また使用者が小便器を離れた以後は所定時間だけ
所定の高流量で洗浄水を吐出するようにしたことを特徴
とする小便器の洗浄方法。２、小便器近傍に設置した人体検知センサーと、洗浄水
の流路内に設置した流量センサー及び流量制御弁と、該
流量制御弁を開閉制御するモーターと、前記人体検知セ
ンサーの信号及び流量センサーの信号とにより前記駆動
モーターを正・逆方向へ回転制御する制御回路とで構成
したことを特徴とする小便器の洗浄装置。