JPS6322655Y2 - - Google Patents

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JPS6322655Y2
JPS6322655Y2 JP2268281U JP2268281U JPS6322655Y2 JP S6322655 Y2 JPS6322655 Y2 JP S6322655Y2 JP 2268281 U JP2268281 U JP 2268281U JP 2268281 U JP2268281 U JP 2268281U JP S6322655 Y2 JPS6322655 Y2 JP S6322655Y2
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JP
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yoke
bobbin
bracket
magnet
stop plate
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JP2268281U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ボビンの前端部に、平行な磁石.
ヨーク止板部を形成し、コの字形断面のブラケツ
トの2壁面と相補つて閉じられた磁石.ヨーク収
納空間を設けたキープソレノイドに関する。
キープソレノイドは、永久磁石と励磁コイルと
を組合わせ、永久磁石の磁力で吸引状態を保持す
るようにしている。
第9図は、従来例に係るキープソレノイドの一
例を示す横断面図で、第10図は縦断面図であ
る。
このキープソレノイドは、強磁性体でコの字型
ブラケツト21の内部前端に同極が対向するよう
永久磁石22を取付け、これより後方にボビン2
3に巻回わした励磁コイル24を設け、中心軸方
向にプランジヤ25を差込んだものである。
ブラケツト21の後端には強磁性体のストツパ
26があり、プランジヤ25の後端に付加した非
磁性体のプツシユロツド27がこれを貫くように
なつている。
2個の永久磁石22の間には、磁性体のヨーク
28が設けられる。磁気抵抗を減ずるためであ
る。
ボビン23、ヨーク28の内側には非磁性金属
よりなるガイドパイプ29が差込んである。プラ
ンジヤ25はガイドパイプ29の内面に摺接す
る。
第11図はヨーク28の斜視図である。ヨーク
は例えば軟鉄製で中央にガイドパイプ通孔30を
穿設しておく。ヨークは矩形状であるのでガイド
パイプ通孔30の両側は肉の薄い薄肉部31とな
る。
ボビン23は、単純な円筒形状で、両端に円形
鍔板32が設けられているだけである。
永久磁石22の磁束は、ヨーク28、プランジ
ヤ25、ストツパ26、ブラケツト21を通る閉
ループを形成する。
永久磁石22は単なる棒状の磁石で長手方向と
直角に着磁してある。第9図、第10図に見るよ
うに、永久磁石22は四周をブラケツト21、ボ
ビン23、ヨーク28、フランジ33によつて囲
まれるが、残る2面は露出している。そのままで
は、永久磁石22は抜け出たり、ズレたりする虞
れがある。この為に接着剤でブラケツトに磁石を
接着するようにしている。
また、ヨークは1個の磁性体で、中央に大きな
ガイドパイプ通孔30を穿孔したものとしている
が、小型のキープソレノイドの場合、薄肉部31
の厚みが十分とれないから、穿孔作業が難しい。
例えば、ブラケツト寸法が30mm×16mm×14mm、
プランジヤ直径が7mm、磁石寸法が14mm×4mm×
2.5mmのキープソレノイドの場合、ヨーク寸法は
14mm×4mm×8.6mmで、薄肉部の厚みは0.4mm程度
である。
ヨークを2分割すれば加工上の困難は減ずる
が、2分割すると、接着剤を使つて永久磁石、フ
ランジ等に接着しなければならない。
本考案は、ボビンの前端に磁石、ヨーク止板部
を形成しておき、磁石、ヨークを収納する閉空間
を設け、接着作業を不要としたキープソレノイド
を与える。
以下、実施例を示す図面によつて本考案の構
成、作用及び効果を説明する。
第1図は本考案の実施例に係るキープソレノイ
ドの全体斜視図である。第2図は同じものの横断
平面図、第3図は第2図中の−断面図でる。
第4図は第3図中の−断面図を示す。
ブラケツト1は、強磁性体の板材をコの字型に
折曲げたものである。永久磁石2は棒状で、長手
方向と直角に着磁されており、ブラケツト1の前
端内面に同極が対向するよう設けられる。
ボビン3に銅線を巻回してなる励磁コイル4
は、永久磁石2のすぐ後方に設けられる。
強磁性体で丸棒のプランジヤ5は、ボビン3の
内面に直接差込まれる。ブラケツト1の後端に固
定した強磁性体のストツパー6の通穴を、プラン
ジヤ5に附加した非磁性体のプツシユロツド7が
貫通する。
ヨーク8は1個の部材ではなく、2部材に分か
れており、単なる直方体であつて、2つの永久磁
石2,2を連結するようボビン3の前端に嵌込ま
れている。
永久磁石2、ヨーク8の前方には、非磁性で矩
形状のフランジ9が、ブラケツト1の爪10をか
しめる事により、ブラケツト1に固着される。
第5図はボビン3のみの斜視図である。第6図
は第5図中の−断面図である。
ボビン3は、後端に円板状のフランジ部11、
中間に円筒部12、前方に鍔板部13、四角柱部
14、薄肉円筒部15、磁石.ヨーク止板部1
6,16等を設けたものである。
鍔板部13とフランジ部11とで仕切られる円
筒部12に巻線が施されて励磁コイル4となる。
鍔板部13は、ボビン軸と直角の矩形平板で対
向する2辺に、互に平行な磁石.ヨーク止板部1
6,16が鍔板部13に直交するよう設けられ
る。
鍔板部13の中央には、正方形状の四角柱部1
4が隆起している。四角柱部14の2面は磁石.
ヨーク止板部16,16に平行で、他の2面はこ
れに直角である。四角柱部14の高さは、磁石.
ヨーク止板部16,16の高さと等しい。
薄肉円筒部15は、四角柱部14のさらに上へ
隆起して形成してある。第6図に示すように薄肉
円筒部15の厚みtは、円筒部12の厚みTより
小さい。四角柱部14の最小厚みは薄肉円筒部1
5の厚みに等しい。
前述の例では、例えば鍔板部13の寸法を14mm
×13.5mm、磁石.ヨーク止板部16の高さを4
mm、薄肉円筒部15の厚みtを0.35mm、円筒部1
2の厚みTを0.65mmとする事ができる。
四角柱部14と、鍔板部13と、磁石.ヨーク
止板部16とによつて三方を囲まれる空間はヨー
ク収納空間18となる。これと直角方向で、2枚
の磁石.ヨーク止板部16,16、鍔板部13、
四角柱部14によつて四方を囲まれる空間は磁石
収納空間17となる。
コの字型のブラケツト1の2枚の壁面と、ボビ
ン前端の2枚の磁石.ヨーク止板部16,16と
は、相補的に四角形の外壁を構成する。第2図〜
第4図に明らかなように、磁石収納空間17,1
7及びヨーク収納空間18,18はフランジ9
と、ボビン3と、ブラケツト1によつて囲まれる
閉空間になる。
永久磁石2,2は長辺がブラケツト1とボビン
3の四角柱部14に接し、端面は磁石.ヨーク止
板部16に接する。
ヨーク8,8は、直方体で、長辺が四角柱部1
4、磁石.ヨーク止板部16に接し、端面は永久
磁石2,2の同極対向面に接する。
磁石2は接着する必要がない。このままでも抜
け落ちることがないからである。ヨーク8も接着
しなくても良い。
第7図は他の実施例を示すキープソレノイドの
磁石を含む縦断面図である。ボビンの形状は同じ
であつて、ブラケツト1、永久磁石2、フランジ
9の形状も同一である。ヨーク8′の形状だけが
異なり、これは直方体でなく、平板をコの字型に
折り曲げたものとなつている。こうしても磁気抵
抗は殆んど低下しない。
第8図は第3の実施例を示す縦断面図である。
これはヨーク8″が従来の形状と同じように、1
枚の平板の中央に通し穴を穿つたものとなつてい
る。ボビン3′は四角柱部を欠くが、鍔板部13
と、これに直角に続く磁石.ヨーク止板部16と
を備えている。ボビン、ブラケツト、フランジに
よつて、磁石.ヨークを収納する閉空間を形成す
る点は同じである。
効果を述べる。
ボビンの前端に、鍔板部13と、これの両端に
平行な2枚の磁石.ヨーク止板部16,16を形
成したので、永久磁石、ヨークを収納する閉空間
ができる。永久磁石はブラケツトに接着する必要
がない。磁石は長手方向に動かないからである。
取付の際の位置決めも容易である。仕切られた磁
石収納空間17に嵌込むだけだからである。
摺動筒を不要とするから、永久磁石をその分、
厚くでき吸引保持力が増すという利点もある。
さらに、磁気抵抗を減ずるためのヨークは、2
つの部材に分割する事が可能になる。そうする
と、ヨーク加工が楽になり、コストを削減でき
る。
ボビンは、耐摩耗性、摺動特性の良い非磁性物
質で作る。たとえば、ポリテトラフルオルエチレ
ン(PTFE)等で作る事ができる。ボビンの形状
は従来のものより複雑になるが、成形品であるの
で、あまりコスト高にはならない。
永久磁石は、フエライト系磁石、稀土類金属合
金系磁石等を用いることができる。磁石は一般に
衝撃力によつて破砕され易いが、ボビンの磁石.
ヨーク止板部で覆うから、これによつて緩衝され
防護される。
このように有用な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るキープソレノイ
ドの全体斜視図。第2図は同じものの横断平面
図。第3図は、第2図中の−断面図。第4図
は、第3図中の−断面図。第5図はボビンの
斜視図。第6図は第5図中の−断面図。第7
図は他の実施例に係るキープソレノイドの磁石を
含む面で切つた縦断正面図。第8図は第3の実施
例に係るキープソレノイドの縦断正面図。第9図
は従来例に係るキープソレノイドの横断平面図。
第10図は同じものの磁石を含む縦断面図。第1
1図はヨークのみの斜視図。 1……ブラケツト、2……永久磁石、3,3′
……ボビン、4……励磁コイル、5……プランジ
ヤ、6……ストツパー、7……プツシユロツド、
8,8′,8″……ヨーク、9……フランジ、12
……円筒部、13……鍔板部、14……四角柱
部、15……薄肉円筒部、16……磁石.ヨーク
止板部、17……磁石収納空間、18……ヨーク
収納空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁性体でコの字型のブラケツト1と、ブラケツ
    ト1の前端内部に同極が対向するよう設けられる
    2個の永久磁石2,2と、ブラケツト1の内部に
    設けられ励磁コイル4を巻廻したボビン3と、ボ
    ビン3に摺動自在に差込まれた磁性体のプランジ
    ヤ5と、2個の永久磁石2,2の間を連絡する磁
    性体のヨーク8と、ブラケツト1の前端に固着さ
    れる非磁性体のフランジ9とより成り、該ボビン
    3の前端にはボビン軸に直角をなす鍔板部13
    と、この両端に連続し互に平行な2の磁石.ヨー
    ク止板部16,16とを設けてあり、ブラケツト
    1の壁面と磁石.ヨーク止板部16とにより閉じ
    られた磁石.ヨーク収納空間17,18を形成し
    た事を特徴とするキープソレノイド。
JP2268281U 1981-02-19 1981-02-19 Expired JPS6322655Y2 (ja)

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JP2268281U JPS6322655Y2 (ja) 1981-02-19 1981-02-19

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JPS57135712U JPS57135712U (ja) 1982-08-24
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