JPS6311898Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6311898Y2 JPS6311898Y2 JP1982175633U JP17563382U JPS6311898Y2 JP S6311898 Y2 JPS6311898 Y2 JP S6311898Y2 JP 1982175633 U JP1982175633 U JP 1982175633U JP 17563382 U JP17563382 U JP 17563382U JP S6311898 Y2 JPS6311898 Y2 JP S6311898Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- drive device
- electromagnetic drive
- shaped yoke
- magnetic circuit
- Prior art date
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- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 claims description 2
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 description 10
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- 239000010941 cobalt Substances 0.000 description 6
- GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N cobalt atom Chemical compound [Co] GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
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Landscapes
- Moving Of Heads (AREA)
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、電磁駆動装置に係り、特に、磁気デ
イスク装置における磁気ヘツドの位置決め手段に
使用される電気エネルギーを、電磁作用により機
械的運動エネルギーに変換させる電磁駆動装置に
関するものである。
イスク装置における磁気ヘツドの位置決め手段に
使用される電気エネルギーを、電磁作用により機
械的運動エネルギーに変換させる電磁駆動装置に
関するものである。
磁気デイスク装置の磁気ヘツドの位置決め手段
には、ボイスコイル型リニアモータと称される可
動コイル型の電磁駆動装置が、一般に使用されて
いる。また、磁気デイスク装置の小型・軽量化の
ために、磁気回路部の薄形化を図るべく、可動コ
イルの駆動方向の両端に磁石を分割配置した電磁
駆動装置も提案されている。
には、ボイスコイル型リニアモータと称される可
動コイル型の電磁駆動装置が、一般に使用されて
いる。また、磁気デイスク装置の小型・軽量化の
ために、磁気回路部の薄形化を図るべく、可動コ
イルの駆動方向の両端に磁石を分割配置した電磁
駆動装置も提案されている。
まず、従来のこの種の電磁駆動装置を、図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
ここで、第1図は、従来の電磁駆動装置の側面
図、第2図は、第1図のA−A矢示横断平面図で
ある。
図、第2図は、第1図のA−A矢示横断平面図で
ある。
第1図ないし第2図で、1は、E形を形成する
E形偏平ヨーク、2は、E形偏平ヨーク1のセン
ターポール、3,3aは、それぞれE形偏平ヨー
ク1のサイドヨーク、4は、カウンターヨーク、
5は、ムービングコイルである。6a,6bは、
シヨートリング6を構成するリング片、7および
7aは、それぞれサイドヨーク3および3aに固
定された永久磁石である。
E形偏平ヨーク、2は、E形偏平ヨーク1のセン
ターポール、3,3aは、それぞれE形偏平ヨー
ク1のサイドヨーク、4は、カウンターヨーク、
5は、ムービングコイルである。6a,6bは、
シヨートリング6を構成するリング片、7および
7aは、それぞれサイドヨーク3および3aに固
定された永久磁石である。
上記の構成に 電磁駆動装置においては、永
久磁石に大きな減磁界が作用するため、永久磁石
として保磁力の大なる希土類コバルト磁石が一般
に使用されている。そして希土類コバルト磁石
は、RCo5系とR2Co17系の2種類に大別される
が、磁気回路のパーミアンス係数が小さいため、
減磁耐力の点からRCo5系の希土類コバルト磁石
を使用しており、永久磁石とセンターポールとの
間に形成された磁気空隙の磁束密度を大きくでき
ないという問題があつた。
久磁石に大きな減磁界が作用するため、永久磁石
として保磁力の大なる希土類コバルト磁石が一般
に使用されている。そして希土類コバルト磁石
は、RCo5系とR2Co17系の2種類に大別される
が、磁気回路のパーミアンス係数が小さいため、
減磁耐力の点からRCo5系の希土類コバルト磁石
を使用しており、永久磁石とセンターポールとの
間に形成された磁気空隙の磁束密度を大きくでき
ないという問題があつた。
本考案は、上記のような欠点を解消したもの
で、磁気回路のパーミアンス係数が十分大なる電
磁駆動装置の提供を、その目的とするものであ
る。
で、磁気回路のパーミアンス係数が十分大なる電
磁駆動装置の提供を、その目的とするものであ
る。
本考案の特徴は、強磁性材料からなり、センタ
ーポールと一対のサイドヨークとを有するE形ヨ
ークと前記サイドヨークにそれぞれ固定され、前
記センターポールとの間に磁気空隙を形成する一
対の永久磁石とを有する磁気回路と、前記磁気空
隙内に移動自在に挿入された可動コイルとを備え
た電磁駆動装置において、前記磁気回路は、前記
E形ヨークが一対のコ形状ヨーク片からなり、前
記コ形状ヨーク片にそれぞれ固定した前記永久磁
石を着磁した後、前記コ形状ヨーク片を一体的に
結合して組み立てたものである電磁駆動装置にあ
る。
ーポールと一対のサイドヨークとを有するE形ヨ
ークと前記サイドヨークにそれぞれ固定され、前
記センターポールとの間に磁気空隙を形成する一
対の永久磁石とを有する磁気回路と、前記磁気空
隙内に移動自在に挿入された可動コイルとを備え
た電磁駆動装置において、前記磁気回路は、前記
E形ヨークが一対のコ形状ヨーク片からなり、前
記コ形状ヨーク片にそれぞれ固定した前記永久磁
石を着磁した後、前記コ形状ヨーク片を一体的に
結合して組み立てたものである電磁駆動装置にあ
る。
以下、本考案の実施例を、第3図イ,ロに基づ
いて説明する。
いて説明する。
ここで、第3図イ,ロは、一実施例に係る電磁
駆動装置の磁気回路を説明するための正面図であ
る。
駆動装置の磁気回路を説明するための正面図であ
る。
同図で、9aおよび9bは、それぞれコ形状に
両端部を折曲げて形成されたヨーク片、10aお
よび10bは、永久磁石、11は、シヨートリン
グであり、12aおよび12bは、それぞれヨー
ク片9aおよび9bの一端部である。
両端部を折曲げて形成されたヨーク片、10aお
よび10bは、永久磁石、11は、シヨートリン
グであり、12aおよび12bは、それぞれヨー
ク片9aおよび9bの一端部である。
上記の電磁駆動装置の磁気回路は、まず、第3
図イに示すように、コ形状に両端部が折曲げられ
て形成されたヨーク片9a,9bに、それぞれ永
久磁石10a,10bを固着した後、図示極性の
如く着磁し、しかる後、第3図ロに示すように、
ヨーク片9aの一端部12aおよびヨーク片9b
の一端部12bを、ねじ止めもしくは接着等の手
段で接合して組立てられる。
図イに示すように、コ形状に両端部が折曲げられ
て形成されたヨーク片9a,9bに、それぞれ永
久磁石10a,10bを固着した後、図示極性の
如く着磁し、しかる後、第3図ロに示すように、
ヨーク片9aの一端部12aおよびヨーク片9b
の一端部12bを、ねじ止めもしくは接着等の手
段で接合して組立てられる。
次に、上記の磁気回路の磁気特性を、従来例と
対比しつつ第4図に基づいて説明する。
対比しつつ第4図に基づいて説明する。
第4図は、各種希土類コバルト磁石の減磁曲線
を示す図であり、図中AおよびBは、それぞれ
RCo5およびR2Co17系の希土類コバルト磁石(日
立金属製H18BおよびH23)の減磁曲線、Xおよ
びYは、それぞれ第1図に示すサイドヨーク3,
3a予め着磁した永久磁石7,7aを固着した磁
気回路のパーミアンス係数および第3図イ,ロに
示す磁気回路のパーミアンス係数を示す。
を示す図であり、図中AおよびBは、それぞれ
RCo5およびR2Co17系の希土類コバルト磁石(日
立金属製H18BおよびH23)の減磁曲線、Xおよ
びYは、それぞれ第1図に示すサイドヨーク3,
3a予め着磁した永久磁石7,7aを固着した磁
気回路のパーミアンス係数および第3図イ,ロに
示す磁気回路のパーミアンス係数を示す。
周知の如く、減磁界の大きさ(H)は、永久磁
石の厚さ(tm)および可動コイルへの入力
(Ni)との間に、下記(1)式で示す関係がある。
石の厚さ(tm)および可動コイルへの入力
(Ni)との間に、下記(1)式で示す関係がある。
HαNi/tm (1)
この減磁界の影響を少なくするためには、磁気
回路のパーミアンス係数(P)を高くする必要が
あり、このパーミアンス係数(P)は、永久磁石
の断面積(Sm)および厚さ(tm)との間に下
記(2)式で示す関係がある。
回路のパーミアンス係数(P)を高くする必要が
あり、このパーミアンス係数(P)は、永久磁石
の断面積(Sm)および厚さ(tm)との間に下
記(2)式で示す関係がある。
Pαtm/Sm (2)
また、可動コイルの駆動力は、永久磁石の磁束
量、すなわち、永久磁石の磁石密度と永久磁石の
断面積に比例する。
量、すなわち、永久磁石の磁石密度と永久磁石の
断面積に比例する。
したがつて、永久磁石の寸法およびコイルへの
入力が一定の場合、減磁界の影響を受けにくく、
かつ駆動力を大とするためには、磁気回路のパー
ミアンス係数が大で、かつ磁束密度の大なる永久
磁石を用いる必要がある。
入力が一定の場合、減磁界の影響を受けにくく、
かつ駆動力を大とするためには、磁気回路のパー
ミアンス係数が大で、かつ磁束密度の大なる永久
磁石を用いる必要がある。
そこで、第4図を参照すると、第1図に示す従
来の磁気回路によれば、磁石単体を着磁した後に
着磁装置から取り出した時に、パーミアンス係数
は直線Xで示すように低くなるので、大きな減磁
耐力を得るために保磁力の大なるRCo5系の希土
類磁石を用いる必要がある。しかるに、第1図に
示す磁気回路を組み立てた場合、RCo5系の希土
類磁石は曲線Aで示す減磁特性を有しているの
で、単体の動作点R2より磁束密度が上昇しR3点
にて動作するため、磁気空隙の磁束密度Bd1は約
6000Gにしかならない。
来の磁気回路によれば、磁石単体を着磁した後に
着磁装置から取り出した時に、パーミアンス係数
は直線Xで示すように低くなるので、大きな減磁
耐力を得るために保磁力の大なるRCo5系の希土
類磁石を用いる必要がある。しかるに、第1図に
示す磁気回路を組み立てた場合、RCo5系の希土
類磁石は曲線Aで示す減磁特性を有しているの
で、単体の動作点R2より磁束密度が上昇しR3点
にて動作するため、磁気空隙の磁束密度Bd1は約
6000Gにしかならない。
これに対して、本考案の磁気回路によれば、第
3図イの状態で着磁されるので、パーミアンス係
数が直線Yで示すように大幅に向上することか
ら、R2Co17系の希土類磁石を使用しても十分大
なる減磁耐力が得られる。R2Co17系の希土類磁
石は曲線Bで示す減磁特性を有するので、動作点
R1における磁気空隙の磁束密度Bd2は約7000Gに
もなる。ただし、R2Co17系の希土類磁石を使用
した場合でも、従来の磁気回路であると、単体の
動作点R5からマイナーループをたどつてR4点に
て動作するため、磁気空隙の磁束密度Bd′は約
5600Gになつてしまう。
3図イの状態で着磁されるので、パーミアンス係
数が直線Yで示すように大幅に向上することか
ら、R2Co17系の希土類磁石を使用しても十分大
なる減磁耐力が得られる。R2Co17系の希土類磁
石は曲線Bで示す減磁特性を有するので、動作点
R1における磁気空隙の磁束密度Bd2は約7000Gに
もなる。ただし、R2Co17系の希土類磁石を使用
した場合でも、従来の磁気回路であると、単体の
動作点R5からマイナーループをたどつてR4点に
て動作するため、磁気空隙の磁束密度Bd′は約
5600Gになつてしまう。
以上述べたように、本考案に拠れば、磁気回路
のパーミアンス係数が大幅に向上し、電磁駆動装
置の小形化、軽量化ならびに高性能化を達成する
ことができるので、実用的効果に優れた考案とい
うことができる。
のパーミアンス係数が大幅に向上し、電磁駆動装
置の小形化、軽量化ならびに高性能化を達成する
ことができるので、実用的効果に優れた考案とい
うことができる。
第1図は、従来の電磁駆動装置の側面図、第2
図は、第1図のA−A矢示横断平面図、第3図
イ,ロは、本考案の一実施例に係る電磁駆動装置
の磁気回路を説明するための正面図、第4図は、
各種希土類コバルト磁石の減磁曲線を示す図であ
る。 9a,9b……ヨーク片、10a,10b……
永久磁石。
図は、第1図のA−A矢示横断平面図、第3図
イ,ロは、本考案の一実施例に係る電磁駆動装置
の磁気回路を説明するための正面図、第4図は、
各種希土類コバルト磁石の減磁曲線を示す図であ
る。 9a,9b……ヨーク片、10a,10b……
永久磁石。
Claims (1)
- 強磁性材料からなり、センターポールと一対の
サイドヨークとを有するE形ヨークと前記サイド
ヨークにそれぞれ固定され、前記センターポール
との間に磁気空隙を形成する一対の永久磁石とを
有する磁気回路と、前記磁気空隙内に移動自在に
挿入された可動コイルとを備えた電磁駆動装置に
おいて、前記磁気回路は、前記E形ヨークが一対
のコ形状ヨーク片からなり、前記コ形状ヨーク片
にそれぞれ固定した前記永久磁石を着磁した後、
前記コ形状ヨーク片を一体的に結合して組み立て
たものであることを特徴とする電磁駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17563382U JPS59176385U (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | 電磁駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17563382U JPS59176385U (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | 電磁駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59176385U JPS59176385U (ja) | 1984-11-26 |
JPS6311898Y2 true JPS6311898Y2 (ja) | 1988-04-06 |
Family
ID=30382056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17563382U Granted JPS59176385U (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | 電磁駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59176385U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5588559A (en) * | 1978-12-25 | 1980-07-04 | Fujitsu Ltd | Magnetic circuit construction for magnetic deriver |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5721507Y2 (ja) * | 1977-05-23 | 1982-05-10 |
-
1982
- 1982-11-22 JP JP17563382U patent/JPS59176385U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5588559A (en) * | 1978-12-25 | 1980-07-04 | Fujitsu Ltd | Magnetic circuit construction for magnetic deriver |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59176385U (ja) | 1984-11-26 |
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