JPS6322532Y2 - - Google Patents

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JPS6322532Y2
JPS6322532Y2 JP1978042492U JP4249278U JPS6322532Y2 JP S6322532 Y2 JPS6322532 Y2 JP S6322532Y2 JP 1978042492 U JP1978042492 U JP 1978042492U JP 4249278 U JP4249278 U JP 4249278U JP S6322532 Y2 JPS6322532 Y2 JP S6322532Y2
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JP
Japan
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speed detection
line
strip
metal
line speed
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JP1978042492U
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JPS54147271U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、幅狭で極端に薄い金属帯、すなわ
ち、ストリツプのスリツターラインにおけるライ
ンスピード検出装置に関するものである。
従来の技術 従来、この種のスリツターラインにおけるライ
ンスピード検出装置を示すと、添付図面の第3図
に示すようになつている。この図に基づいて、従
来のスリツターラインを説明すると、次ぎのよう
になる。アンコイラ1を出た金属帯2が、スリツ
ター3によりスリツトされ、分割された多条帯か
ら成る金属帯2′となる。この多条帯から成る金
属帯2′が、図示されていないルーピングピツト
においてループ部11を形成しながらラインスピ
ード検出装置7を通つてテンシヨンリール5に巻
き取られるようにラインが、構成されている。こ
のようにして、分割された多条帯から成る金属帯
2′が、リール5に巻き取られる前にループ部を
11を形成するのは、金属帯2′の各条帯の間に、
不可避的に長さの差が生じ、そのままでは、金属
帯2′をリール5に円滑に巻き取ることが不可能
であるので、次第に蓄積される長さの差を吸収
し、各条帯を不ぞろい無く均一に、緊密に巻き取
るためである。
このようなスリツターライン内に配置されるラ
インスピード検出装置7は、単に、ラインの速
度、すなわち、スピードを求めるだけではなく、
容量が定められているルーピングピツトに対して
ループ部11の形成量を制御するためと、特に、
テンシヨンリール5に巻き取られる金属帯2′の
巻き太り補償を上手に制御するために、不可避的
に巻き取り前に分割された多条帯から成る金属帯
2′のラインスピードを精度良く検出するためと
に必要としているものである。
しかしながら、このように、従来は、幅が狭
く、極めて薄い金属帯2のスリツターラインにお
けるスリツト後の分割された多条帯から成る金属
帯2′のラインスピードの検出には、速度検出ロ
ーラ7だけをラインに組み込んだラインスピード
検出装置が使用されて来たが、これには、次ぎの
ような欠点がある。
すなわち、速度検出ローラ7を多条に分割され
た多条帯から成る金属帯2′に接触させてその回
転数からラインスピードを求めるのであるので、
検出誤差を少なくするためには、速度検出ローラ
7と、金属帯2′との間における滑りを、できる
限り少なくする必要があるが、このためには、両
者の間の接触面圧を十分に大きくしなければなら
ない。しかしながら、スリツト前の金属帯2の厚
みは、幅、長さの各方向に対して必ずしも一様で
は無く、まして、これをスリツトし、多条に分割
した、極めて幅の狭い金属帯2′の各条帯であつ
て、しかも、その厚みや、その断面形状は、各条
帯ごとに異なつているとも言えるので、金属帯
2′の各条帯に対して不均一な接触面圧を生じ、
金属帯2′の各条帯に不均一な横方向の力を与え
るが、これは、接触面圧を大きくすれば大きくす
る程、大きくなる。その結果、従来の検出装置に
おいては、この不均一な横方向の力により、金属
帯2′の各帯条ごとの横ずれが不均一に助長され、
各条帯が重なり合つて表面傷を発生したり、ある
いは、相互に絡み合い、金属帯2′が切断される
ことを余儀なくされており、このために、ライン
の停止の必要が生じたり、このような事態の発生
を防止するために、ラインスピードを低下させな
ければならないという欠点があつた。
考案が解決しようとする問題点 そこで、本考案は、従来のラインスピード検出
装置における上記のような欠点を解消した新規な
スリツターのラインスピード検出装置を得ること
を、その目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、この目的を達成するために、添付図
面の第1図に示すように、スリツター3により金
属帯2をスリツトし、分割された多条帯から成る
金属帯2′と接触して回転する速度検出ローラ7
の回転数からラインスピードを検出するスリツタ
ーのラインスピード検出装置において、速度検出
ローラ7の上側に前記金属帯2′をはさみ込むよ
うにバツクアツプローラ8を設け、これらのロー
ラ7,8の直前及び直後に、前記金属帯2′を案
内し、保持するように前記ストリツプ2′の上側
及び下側に各1個ずつのパツドが配置された2組
のパツド装置9,10を設けたラインスピード検
出装置を特徴とするものである。
実施例 以下、本考案をその1実施例を示す添付図面の
第1及び2図に基づいて詳細に説明する。
まず、第1図に示すように、従来のラインの場
合と同様に、アンコイラ1を出た金属帯2がスリ
ツター3によりスリツトされ、多条に分割された
多条帯から成る金属帯2′となり、この金属帯
2′がループ部11を形成しながら、本考案によ
るラインスピード検出装置4を通り、テンシヨン
リール5に巻き取られるようにラインが構成され
ている。
このラインスピード検出装置4は、詳細には、
第2図に示すように、金属帯2′の下側に配置さ
れた、速度検出器6を備えた速度検出ローラ7
と、速度検出ローラ7の上側に金属帯2′を、そ
れとの間に挟み込むように配置されたバツクアツ
プローラ8と、これらのローラ7,8の直前及び
直後に、それぞれ、配置され、金属帯2′を案内
し、保持するように、金属帯2′の上側及び下側
に、それぞれ、1個ずつのパツドを備えた2組の
パツド装置9,10から成り立つている。この場
合、このパツドは、金属帯2′に直接接触する織
布若しくは不織布の布地と、この布地を金属帯
2′に圧接する鋼板とから構成されているものと
する。
このようなパツドを使用したパツド装置9,1
0は、金属帯2′に対してパツドの圧接力を加減
することができるように、金属帯2′の両縁の外
部に、例えば、スクリユウ・ナツト式、あるい
は、油圧圧下方式などの公知の加圧手段を使用す
ることにより、パツド鋼板を圧接可能に構成する
ものとする。
本考案によるラインスピード検出装置は、上記
のような構成を有しているが、次に、その作用を
説明する。
この装置は、多条に分割された多条帯から成る
金属帯2′に接触して回転する速度検出ローラ7
に対する金属帯2′の接触面圧を、金属帯2′をバ
ツクアツプローラ8により押圧することにより上
げ、このようにして回転する速度検出ローラ7の
回転数を、速度検出器6を介して求めるものであ
る。この場合、これらの両方のローラ7,8によ
り、通板する金属帯2′の各条帯を上下から挟み
込み、更に、これらの両方のローラ7,8の直前
及び直後において金属帯2′に対するパツドの圧
接力を加減しながら金属帯2′の各条帯を案内し、
保持することができるように、パツド装置9,1
0が設けてあるので、金属帯2′の各条帯と、速
度検出ローラ7との間における不均一な接触面圧
により生ずる各条帯の不均一な横ずれを、有効に
抑制することができるものである。
すなわち、従来パツドを通板材を挟持すること
により、これに張力を与えたり、単に、通板材を
保持するために使用することは、知られていると
ころであるが、本考案においては、パツド装置
9,10として、上記のように、弾力性のある布
地などと、これを取り付けた鋼板とから成り立つ
ているものを使用し、通板材を布地などの間に保
持するように挟持することができるので、金属帯
2′ごとに確実に保持しながら通板させることが
可能となり、また、同時に、これにより、通板材
の横ずれを有効に抑止することができるものであ
る。
ここで、本考案による装置の具体的な数値例を
説明する。
厚さ0.10mm、幅200mmのストリツプを、幅20mm
の10条の多条帯にスリツトした場合、従来の検出
装置によつては横ずれが激しく、事実上、速度の
検出が不可能であつたが、本考案による検出装置
によつて速度検出を行つた場合、このような横ず
れによるラインの停止を生ずることが無く、ま
た、ラインスピードを低下させることも無く、精
度良好にラインスピードを検出することができ、
従つて、安定したスリツターラインの操業を可能
とすることが確認された。
考案の効果 本考案は、上記のような構成及び作用を有して
いるので、従来、この種のラインにおいて発生す
る金属帯の各条帯が、条帯ごとに不均一に横ずれ
し、各条帯が相互に重なり合つたり、絡み合つた
りするために、ラインの停止を余儀なくされた
り、あるいは、このような事態の発生を防止する
ためにラインスピードを低下させたりすること
を、回避することができ、従つて、ラインの生産
性の向上を図ることが可能となる。また、従来、
この検出により製造歩留まりを低下させたり、ス
リツト製品の品質を低下させたりすることがあつ
たが、このようなことの発生することを防止する
ことも可能となる。更に、多条に分割された金属
帯と、速度検出ローラとの間の接触面圧を十分に
大きくすることができるので、速度検出ローラの
滑りを無くすことができ、従つて、検出誤差を最
小とし、検出精度を向上させることができる。そ
の結果、安定したスリツターラインの操業を可能
とさせることができるという効果も、得られるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるラインスピード検出装
置を使用するスリツターラインを示す概略図、第
2図は、本考案によるラインスピード検出装置の
詳細を示す斜視図、第3図は、従来のラインスピ
ード検出装置を使用するスリツターラインを示す
概略図である。 2……金属帯、2′……多条に分割された多条
帯から成る金属帯、3……スリツター、4……ラ
インスピード検出装置、7……速度検出ローラ、
8……バツクアツプローラ、9,10……パツド
装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スリツター3により金属帯2をスリツトし、分
    割された多条帯から成る金属帯2′と接触して回
    転する速度検出ローラ7の回転数からラインスピ
    ードを検出するスリツターのラインスピード検出
    装置において、速度検出ローラ7の上側に前記金
    属帯2′をはさみ込むようにバツクアツプローラ
    8を設け、これらのローラ7,8の直前及び直後
    に、前記金属帯2′を案内し、保持するように前
    記金属帯2′の上側及び下側に各1個ずつのパツ
    ドが配置された2組のパツド装置9,10を設け
    たラインスピード検出装置。
JP1978042492U 1978-04-03 1978-04-03 Expired JPS6322532Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978042492U JPS6322532Y2 (ja) 1978-04-03 1978-04-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978042492U JPS6322532Y2 (ja) 1978-04-03 1978-04-03

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Publication Number Publication Date
JPS54147271U JPS54147271U (ja) 1979-10-13
JPS6322532Y2 true JPS6322532Y2 (ja) 1988-06-21

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ID=28915104

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JP1978042492U Expired JPS6322532Y2 (ja) 1978-04-03 1978-04-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0734378Y2 (ja) * 1989-12-22 1995-08-02 小松造機株式会社 履帯式走行車の車速検出装置

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JPS54147271U (ja) 1979-10-13

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