JPS6322395Y2 - - Google Patents

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JPS6322395Y2
JPS6322395Y2 JP11293584U JP11293584U JPS6322395Y2 JP S6322395 Y2 JPS6322395 Y2 JP S6322395Y2 JP 11293584 U JP11293584 U JP 11293584U JP 11293584 U JP11293584 U JP 11293584U JP S6322395 Y2 JPS6322395 Y2 JP S6322395Y2
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holding
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JP11293584U
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JPS6128974U (ja
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Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両等に配設するワイヤハーネス等
の留め具に関する。
(従来の技術) 車両仕様の多種化により同一車種においても、
その使用されるワイヤハーネスの径が様々であ
り、したがつて、これら各種の径のワイヤハーネ
スをガタツキなく配設するための留め具において
も数種類の留め具が採用されていたため、部品点
数が多くなり、部品手配、部品管理上の工数が大
となる欠点があり、また、ワイヤハーネス径のバ
ラツキに対処するための留め具としては第7図に
示す留め具101のように略U字形状の保持部1
02にヒンジ103を介して回動可能に設けた蓋
体104に図示のように弾性片105を設けた留
め具101が開発されたが、この留め具ではワイ
ヤハーネスWの径が小径の場合保持力が弱く、ま
た、大径の場合蓋体104の組付けに大きな力が
必要で作業性が悪くなる等の欠点があつた。
(解決しようとする問題点) この考案は上記従来欠点に鑑みなされたもの
で、数種類の径のワイヤハーネスに対処して適宜
の保持力を有して無理なく組付けることのできる
ワイヤハーネス等の留め具を提供することを目的
とするものである。
(問題点を解決するための手段) この考案は上記目的を達成するため、薄肉状の
ヒンジ部の両端に略円弧状の把持片を設けて略C
字形状の保持部を形成し、同保持部の両端に取付
ボルトを挿通する取付孔を貫設し、かつ相互に重
合可能な固定部を設けるとともに、前記下部固定
部の上面の取付孔近傍に規制凸部を設け、前記下
部側の把持片の一部には保持部内方へ水平状に延
出する弾性を有する第一保持片と該第一保持片の
端部にヒンジ部を介して連繋する第二保持片とか
らなり該ヒンジ部を介して折曲げ可能な弾性保持
部を設け、さらに、第二保持片の端部にはヒンジ
部を介して前記上下の固定部間に延出し、かつ両
固定部間に挟着するスライド片を設け、しかも、
該スライド片には所定の幅を有して前記規制凸部
と係合する切欠き部を設けて前記弾性保持部の折
曲げ角度を調整可能に設けたワイヤハーネス等の
留め具に存する。
(実施例) つぎにこの考案の一実施例を図面にしたがつて
説明すると、図中4は留め具の全体であつて、該
留め具は合成樹脂等からなるもので、車両等の鋼
板ボデー1に設けられたナツト付取付孔2に取付
ボルト3により取付けられるもので、該留め具4
は保持部5、上下の固定部9,11および弾性保
持部22とより構成されている。
5は上記した保持部であつて、薄肉状のヒンジ
部6の図示上端には略円弧状の上部把持片7が設
けられ、また、下端には図示円弧状の下部把持片
8が設けられて断面略C字形状の保持部5が形成
されている。また、上部把持片7の端部には図示
ほぼ直角状に上部固定部9が設けられ、同固定部
9のほぼ中心部には取付ボルト3を挿通可能な取
付孔10が貫設されている。また、下部把持片8
の端部にはほぼ水平状に下部固定部が設けられ、
その端部には縁片12が形成されている。また、
この下部固定部11の端部よりのほぼ中央部には
取付ボルト3を挿通可能な孔14が貫設されると
ともに、同孔14には凹部15が凹設されて鍵孔
状の取付孔13が形成され、この取付孔13の凹
部面16の上部には孔14内へ延出する舌状の抜
止片17が形成されている。また、下部固定部1
1の上面側の孔14に近接して同孔14の径より
若干大きい幅hの規制面19,20を有する規制
凸部18が突設されている。なお、21は下部固
定部11の両側に設けられた案内凸部である。
22は上記した弾性保持部であつて、弾性能を
有する第一保持片23と第二保持片26とよりな
り、その第一保持片23は保持部5の下部把持片
8の内側面の一部より保持部5の内方に向つて所
定の長さを有して水平状に設けられ、その端部下
面には力骨部24が形成されている。また、この
第一保持片の端部には薄肉状のヒンジ部25を介
して第二保持片26が折曲げ可能に連繋され、同
保持片26の両端部には力骨部24がそれぞれ形
成されている。
27はスライド片であつて、このスライド片2
7は弾性保持部22の第二保持片にヒンジ部28
を介して固定部9,11間へ延出して設けられて
挟着されるもので平板状で上部固定部9より若干
長く形成されるとともに、同スライド片27には
取付ボルト3を挿通しかつ規制凸部18と係合す
る幅Hを有する切欠き部29が設けられている。
このように形成されたスライド片27を連繋した
弾性保持部22は切欠き部29の縁部29a,2
9bのいずれかの一方が規制凸部18の規制面1
9,20のいずれかに近接あるいは当接すること
で、その折曲げ角度αが変角されてヒンジ部25
の上部把持片7に対する距離Sが変更されるよう
に構成されている。
つぎに、上記のように構成された実施例の作用
および効果について説明する。
さて、本例留め具4は薄肉状のヒンジ部6の両
端に略円弧状の把持片7,8を設けて略C字形状
の保持部5を形成し、同保持部5の両端に取付ボ
ルト3を挿通する取付孔10,13を貫設し、か
つ相互に重合可能な固定部9,11を設けるとと
もに、下部固定部11の上面の取付孔13の孔1
4の近傍に規制面18,19を幅hの規制凸部を
設け、また、下部側の把持片8の一部には保持部
5内方へ水平状に延出する弾性を有する第一保持
片23と該第一保持片23の端部にヒンジ部25
を介して連繋する第二保持片26とからなり該ヒ
ンジ部25を介して折曲げ可能な弾性保持部22
を設け、さらに、第二保持片26の端部にはヒン
ジ部28を介して上下の固定部9,11間に延出
し、かつ両固定部9,11間に挟着するスライド
片27を設け、しかも、該スライド片27には所
定の幅Hを有して規制凸部18と係合する切欠き
部29を設けて弾性保持部22の折曲げ角度αを
調整可能に設ける構成としたものである。したが
つて、ワイヤハーネスWを配設するには、先ず、
開拡状に設けられた上部固定部9とスライド片2
7との間よりワイヤハーネスWを押し込むことで
上部固定部9はヒンジ部6を介して上方へ押し上
げられるとともに、スライド片27は弾性保持部
22を介して下方へ押し下げられて下部固定部1
1に当接される。そして、さらに押し込むとワイ
ヤハーネスWは保持部5内に納められ、上部固定
部9は元の位置に復元し、ワイヤハーネスWは上
部把持片8と弾性保持部22とに当接されて弾性
的に仮保持される。しかる後、下部固定部11の
取付孔13の孔14を鋼板ボデー1のナツト取付
孔2に整合するとともに、さらにスライド片27
を挟んで上部固定部9を重合してその取付孔10
を孔14に整合し、孔9,14へ取付ボルト3を
挿入して締付け固定する。なお、この際、取付孔
13に設けた抜止片17は取付ボルト3とナツト
付取付孔2とのねじ部間に噛み込まれる。
このように、両固定部9,11を締付け固定す
る際、スライド片27の切欠き部29は規制凸部
18と係合されるとともに、この凸部18の幅h
と切欠き部29の幅Hとはh<Hの関係に設けた
ので、ワイヤハーネスWの径が小径のワイヤハー
ネスW1の場合は規制凸部18の規制面19に切
欠き部29の縁部29aを近接あるいは当接する
ことで、弾性保持部22の第一保持片23は上方
へ弾性変位されて保持片23,26の折曲げ角度
αは小さい折曲げ角度α1に変角されるととも
に、ヒンジ部25の上部把持片に対する距離Sが
距離S1に短縮される。したがつて、この場合
(距離S1+弾性保持部22の変位量△S)の範
囲の径のワイヤハーネスW1を挟持することがで
きる(第5図イ,ロ参照)。また、ワイヤハーネ
スWの径が大径のワイヤハーネスW2の場合に
は、規制凸部18の規制面20に切欠き部29の
縁部29bを近接することで第一保持片23は下
方へ弾性変位されて大きい折曲げ角度α2に変角
されるとともに、ヒンジ部25は距離S2の位置
となつて(距離S2+弾性保持部22の変位量△
S)の範囲の径のワイヤハーネスW2を挟持する
ことができる。(第6図イ,ロ参照)。
このように、弾性保持部22に連繋したスライ
ド片27に設けた切欠き部29を規制凸部18に
対して移動調整することで、弾性保持部22の折
曲げ角度αが変角されてヒンジ部25の上部把持
片7に対する距離Sを調整することができるの
で、一つの留め具により径のことなる復数のワイ
ヤハーネスWを径に応じた適切な挟持力で挟持し
て配設することができるとともに、組付けも容易
であり、また、部品の共通化を計ることができて
管理が容易となる等多くの特長がある。
(考案の効果) さて、本考案は薄肉状のヒンジ部の両端に略円
弧状の把持片を設けて略C字形状の保持部を形成
し、同保持部の両端に取付ボルトを挿通する取付
孔を貫設し、かつ相互に重合可能な固定部を設け
るとともに、前記下部固定部の上面の取付孔近傍
に規制凸部を設け、前記下部側の把持片の一部に
は保持部内方へ水平状に延出する弾性を有する第
一保持片と該第一保持片の端部にヒンジ部を介し
て連繋する第二保持片とからなり該ヒンジ部を介
して折曲げ可能な弾性保持部を設け、さらに、第
二保持片の端部にはヒンジ部を介して前記上下の
固定部間に延出し、かつ両固定部間に挟着するス
ライド片を設け、しかも、該スライド片には所定
の幅を有して前記規制凸部と係合する切欠き部を
設けて前記弾性保持部の折曲げ角度を調整可能に
設けたものであるから、弾性保持部に連繋したス
ライド片に設けた切欠き部を規制凸部に対して移
動調整することで、弾性保持部の折曲げ角度αが
変角されてヒンジ部の上部把持片に対する距離S
を調整することができるので、一つの留め具によ
り径の異なる複数のワイヤハーネスを径に応じた
適切な挟持力で挟持して配設することができると
ともに、組付けも容易であり、また、部品の共通
化を計ることができて管理が容易となるので、ワ
イヤハーネス等の留め具として極めて実用性に優
れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は留め
具の正面図、第2図は留め具の下面図、第3図は
第1図のA−A線矢視図、第4図は第1図のB−
B線矢視図、第5図イ,ロおよび第6図イ,ロは
作用説明図、第7図は従来の留め具の斜視図であ
る。 2…ナツト付取付孔、3…取付ボルト、4…留
め具、5…保持部、6…ヒンジ部、7…上部把持
部、8…下部把持部、9…上部固定部、10…取
付孔、11…下部固定部、13…取付孔、18…
規制凸部、19,20…規制面、22…弾性保持
部、23…第一保持片、25…ヒンジ部、26…
第二保持片、27…スライド片、28…ヒンジ
部、29…切欠き部、29a,29b…縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薄肉状のヒンジ部の両端に略円弧状の把持片を
    設けて略C字形状の保持部を形成し、同保持部の
    両端に取付ボルトを挿通する取付孔を貫設し、か
    つ相互に重合可能な固定部を設けるとともに、前
    記下部固定部の上面の取付孔近傍に規制凸部を設
    け、前記下部側の把持片の一部には保持部内方へ
    水平状に延出する弾性を有する第一保持片と該第
    一保持片の端部にヒンジ部を介して連繋する第二
    保持片とからなり該ヒンジ部を介して折曲げ可能
    な弾性保持部を設け、さらに、第二保持片の端部
    にはヒンジ部を介して前記上下の固定部間に延出
    し、かつ両固定部間に挟着するスライド片を設
    け、しかも、該スライド片には所定の幅を有して
    前記規制凸部と係合する切欠き部を設けて前記弾
    性保持部の折曲げ角度を調整可能にしたことを特
    徴とするワイヤハーネス等の留め具。
JP11293584U 1984-07-24 1984-07-24 ワイヤハ−ネス等の留め具 Granted JPS6128974U (ja)

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JP11293584U JPS6128974U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 ワイヤハ−ネス等の留め具

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JP11293584U JPS6128974U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 ワイヤハ−ネス等の留め具

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Publication Number Publication Date
JPS6128974U JPS6128974U (ja) 1986-02-21
JPS6322395Y2 true JPS6322395Y2 (ja) 1988-06-20

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JP11293584U Granted JPS6128974U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 ワイヤハ−ネス等の留め具

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JPS6128974U (ja) 1986-02-21

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