JPS637694Y2 - - Google Patents

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JPS637694Y2
JPS637694Y2 JP9668184U JP9668184U JPS637694Y2 JP S637694 Y2 JPS637694 Y2 JP S637694Y2 JP 9668184 U JP9668184 U JP 9668184U JP 9668184 U JP9668184 U JP 9668184U JP S637694 Y2 JPS637694 Y2 JP S637694Y2
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JP
Japan
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central shaft
fastener
mounting hole
width
elastically
Prior art date
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JP9668184U
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JPS6111009U (ja
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  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はワイヤハーネス等を配設するための
留め具に関する。
(従来の技術) 従来、ワイヤハーネス等を配設するための留め
具としては、第6図に示すように基板101に垂
設した中央軸102の下端部の両側には薄肉状の
ヒンジ部103を介して中央軸102側へ弾性変
位可能に係止ブロツク104が設けられ、この係
止ブロツク104によりボデーに貫設した取付孔
に弾性係着してワイヤハーネスは配設されてい
た。しかしながら、この留め具101にあつて
は、取付孔の径に合せて係止ブロツク104の弾
性変位量が設定されているので、対象とする取付
孔以外の取付孔に対して係着することができなか
つた。
(解決しようとする問題点) 本考案は、上記従来欠点に鑑みなされたもの
で、二種類の取付孔に係着可能な汎用性を有する
留め具を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の上記目的を達成するための手段は合成
樹脂等からなる留め具であつて、取付基板の一部
より平板状で幅方向にスリツト部を貫設してなる
中央軸を垂設するとともに、この中央軸の下端部
寄りの左右両側には上端部に平面状の肩部を有す
る一対の係止ブロツクを前記中央軸に対して斜上
方へ左右対称に設け、前記中央軸上端部寄りの左
右両側には上端部に力骨部を有する一対の当接片
を中央軸に対し斜上方へ左右対称に設けた留め具
に存する。
(実施例) 次に本考案の一実施例を図面にしてがつて説明
すると、図中3は留め具の全体であつて、合成樹
脂等からなるもので、この留め具1は例えばエン
ジン本体に対しアジヤストバー1を介して取付け
られるオルタネータ(図示せず)に配設するワイ
ヤハーネスWのための留め具であつて、アジヤス
トバー1に貫設した長溝状の取付孔2に係着して
配設するもので、この留め具3は取付基板4と係
止脚部12とより構成されている。なお、このア
ジヤストバー1はエンジンの型式によりその取付
孔の幅がD1,D2の2種類のものが採用され、
幅D1,D2はD1>D2の関係にある。
4は上記した取付基板であつて、この取付基板
4は基板部5と取付部7とより構成されている。
この基板部5は若干弾性変形可能な平板状に形成
され、その両端部には下方に突出する力骨部6が
形成されている。この基板部5の上面側には一側
に開口部8を有する断面略C形状の取付部7が一
体に形成され、この開口部8の上方の開口端には
外側上方に向つて斜状の案内片9が設けられてい
る。また、この開口部8側の基板部5の端部には
案内片9と対応して開口部8側に向つて斜状に先
端部に力骨部11を有する案内片10が形成され
ている。なお、この案内片10は弾性変位可能に
形成され、また、取付部7も、その全体が若干弾
性変形可能に設けられて開口部8を開拡可能に設
けられている。
12は上記した係止脚部であつて、中央軸13
と対をなす係止ブロツク19とより形成されてい
る。この中央軸13は所定の肉厚Tを有する平板
状に形成され、その肉厚Tの中心部には幅方向に
幅T1を有するスリツト部14が貫設されて、ス
リツト部の両側には同スリツト部14の中心線に
対し弾性変位可能な弾性脚片15が形成されると
ともに、この両弾性脚片15の対向面のほぼ中央
部には齟齬状に高さtを有する断面略半円状の力
骨部16が突設されている。また、この両弾性脚
片15の力骨部16を設けた上部側の外側面の対
応する位置には取付孔2に挿通したとき、その縁
面に当接する先端に力骨部18を有して上方へ向
つて略円弧状の対をなす当接片17が形成されて
いる。
19は中央軸13、すなわち、左右の弾性脚片
15の下端部寄りに左右対称に形成された係止ブ
ロツクであつて、この係止ブロツク19の上端部
には平面状の肩部20が設けられ、同ブロツク1
9の垂直断面としては、下端部を尖端とする略く
さび形状に形成され、また、肩部20には立上り
状に首部21が形成されている。なお、この係止
ブロツク19は中央軸13と対応する幅に形成さ
れている。このように形成された係止ブロツク1
9は薄肉部22を介して中央軸13を挟んで所定
の角度をもつて斜上方に一体に形成されるととも
に、同係止ブロツク19は薄肉部22を介して中
央軸13側へ変位量Sが許容されている。
次に、上記のように構成された本実施例の作用
および効果について説明する。
さて、本例留め具3は合成樹脂等からなるもの
であつて、取付基板4の一部より所定の肉厚Tを
有する平板状の中央軸13を垂設するとともに、
この中央軸13の下端部寄りの左右両側には上端
部に平面状の肩部20を有し、垂直断面として下
端部を尖部とする略くさび形状を有する一対の係
止ブロツク19を薄肉部22を介して中央軸13
に対して斜上方へ左右対称に一体に設けて、薄肉
部22を介して中央軸13に対し変位量Sをもつ
て接離可能に設け、しかも、中央軸13はその肉
厚Tの中心部に幅T1を有してその幅方向にスリ
ツト部14を貫設して該スリツト部14の両側に
係止ブロツク19と一体にスリツト部14の中心
線に対し弾性変位可能な弾性脚片15を設け、か
つ弾性脚片15の対向面のほぼ中央部には高さt
を有する断面略半円状の力骨部18を齟齬状に設
ける構成としたものである。したがつて、まず、
取付孔2の幅がD1のアジヤストバー1にワイヤ
ハーネスWを配設する場合について説明すると、
まず、ワイヤハーネスWを留め具3の取付部7の
開口部8側より案内片9,10に当接して押圧す
ると、下方の案内片10が弾性変位し、また、取
付部7時体も若干弾性変形して開口部8が開拡さ
れ、ワイヤハーネスWが通過して取付部7内に納
まると同時に取付部7および案内片10は弾性復
元してこの案内片10によりワイヤハーネスWの
抜けが防止される。しかる後、係止脚部12を取
付孔2に当接して押圧すると、左右の係止ブロツ
ク19は取付孔2の縁に案内されて両ブロツク1
9は薄肉部22を介して中央軸13側へ弾性変位
される。そして、さらに押圧すると中央軸13の
上部側に設けた左右の当接片17が取付孔2の上
縁に当接されるとともに、同当接片17は縁部に
案内されて、さらに湾曲状に弾性変形され、さら
に押圧して、両係止ブロツク19が取付孔2を通
過すると、両ブロツク19は弾性復元してその首
部21は取付孔2の縁に当接するとともに、肩部
20はアジヤストバー1の下面に当接係合されて
留め具3は取付孔2に弾性係着されてワイヤハー
ネスWは配設される。このように、取付孔2の幅
D1を有するアジヤストバー1に対しては、図示
でも明らかなように、留め具3の中央軸13は、
その元の肉厚Tをほぼ保持した状態で係止ブロツ
ク19の弾性変位のみで係着される。
次に、取付孔2の幅D2のアジヤストバー1の
場合について説明すると、この取付孔の幅D2は
上記の取付孔2の幅D1に対しD2<D1の関係
にある。したがつて、この取付部7にワイヤハー
ネスWを取付け、しかかる後、係止脚部12を取
付孔2に当接して押圧すると、左右の係止ブロツ
ク19は取付孔2の縁に案内されて両ブロツク1
9は薄肉部22を介して中央軸13側へ弾性変位
され、さらに押圧すると両ブロツク19はこの押
圧力によりその変位量S以上の変位が強制され、
この強制押圧力が中央軸19の左右の弾性脚片1
5に及ぶこととなつて、両脚片15はスリツト部
14の中心線側へ若干弾性変位され、同時に中央
軸13の上部側の左右の当接片17は取付孔2に
より案内されて、上記した幅D1の場合の湾曲状
態より、さらに湾曲状に弾性変形されるととも
に、この変形の反力により中央軸13の左右の弾
性脚片15はさらにスリツト部14の中心線側へ
弾性変位されて、齟齬状に設けた力骨部18が相
互の対向面に当接される。さらに押圧して両係止
ブロツク19が取付孔2を通過すると、ブロツク
19は弾性復元してその首部21は取付孔2の縁
に当接するとともに、肩部20はアジヤストバー
1の下面に当接係合されて留め具3は弾性係着さ
ける。このように、取付孔2の幅D2を有するア
ジヤストバー1に対しては、第5図でも明らかな
ように、中央軸13の左右の弾性脚片15に設け
た力骨部16は相互に当接されて、中央軸13の
肉厚TはほぼT−tの肉厚に減縮された状態で弾
性係着されている。
上述したように本例留め具3によれば、取付孔
2の幅D1のアジヤストバー1のものに対して
は、その中央軸13の肉厚幅Tを保持して左右の
係止ブロツク19の変位量Sにより弾性係着する
ことができ、また、幅D1より若干小さい幅D2
の取付孔2を有するアジヤストバー1に対して
は、中央軸13の左右の弾性脚片15が相対的に
変位tして中央軸13の肉厚幅TはT−tに減縮
されて弾性係着され、したがつて、一個の留め具
により2種類の取付孔2に対して取付けることが
でき、その汎用性を高めることができるものであ
る。
なお、上記実施例においては、中央軸13の左
右の弾性脚片15に齟齬状に力骨部16を設けて
例示したが、この力骨部16を省略してもよい。
また、上記実施例においては、長溝状の取付孔2
に取付ける構成として例示したが、丸孔の取付孔
にも適用可能である。
(考案の効果) さて、本考案は合成樹脂等からなる留め具であ
つて、取付基板の一部より平板状で幅方向にスリ
ツト部を貫設してなる中央軸を垂設するととも
に、この中央軸の下端部寄りの左右両側には上端
部に平面状の肩部を有する一対の係止ブロツクを
前記中央軸に対して斜上方へ左右対称に設け、前
記中央軸上端部寄りの左右両側には上端部に力骨
部を有する一対の当接片を中央軸に対し斜上方へ
左右対称に設ける構成としたことにより、取付孔
の幅D1のアジヤストバーのものに対しては、そ
の中央軸の肉厚幅Tを保持して左右の係止ブロツ
クの変位量Sにより弾性係着することができ、ま
た、幅D1より若干小さい幅D2の取付孔を有す
るアジヤストバーに対しては、中央軸の左右の弾
性脚片が相対的に変位tして中央軸の肉厚幅Tは
T−tに減縮されて弾性係着され、したがつて、
一個の留め具により2種類の取付孔に対して取付
けることができ、その汎用性を高めることができ
るので留め具として極めて実用性に優れた考案で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は留め
具の正面図、第2図は留め具の側面図、第3図は
取付け状態を示す斜視図、第4図および第5図は
作用説明図、第6図は従来の留め具の正面図であ
る。 1……アジヤストバー、2……取付孔、3……
留め具、4……取付基板、12……係止脚部、1
3……中央軸、14……スリツト部、15……弾
性脚片、19……係止ブロツク、20……肩部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂等からなる留め具であつて、取付基板
    の一部より平板状で幅方向にスリツト部を貫設し
    てなる中央軸を垂設するとともに、この中央軸の
    下端部寄りの左右両側には上端部に平面状の肩部
    を有する一対の係止ブロツクを前記中央軸に対し
    て斜上方へ左右対称に設け、前記中央軸上端部寄
    りの左右両側には上端部に力骨部を有する一対の
    当接片を中央軸に対し斜上方へ左右対称に設けた
    ことを特徴とする留め具。
JP9668184U 1984-06-26 1984-06-26 留め具 Granted JPS6111009U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9668184U JPS6111009U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 留め具

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JP9668184U JPS6111009U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 留め具

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JPS6111009U JPS6111009U (ja) 1986-01-22
JPS637694Y2 true JPS637694Y2 (ja) 1988-03-07

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JP9668184U Granted JPS6111009U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 留め具

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Families Citing this family (5)

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JPH0539209Y2 (ja) * 1988-11-15 1993-10-05
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