JPS6322394Y2 - - Google Patents

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JPS6322394Y2
JPS6322394Y2 JP1983062522U JP6252283U JPS6322394Y2 JP S6322394 Y2 JPS6322394 Y2 JP S6322394Y2 JP 1983062522 U JP1983062522 U JP 1983062522U JP 6252283 U JP6252283 U JP 6252283U JP S6322394 Y2 JPS6322394 Y2 JP S6322394Y2
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JP
Japan
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clamp
resin
opposing surfaces
recesses
clamp body
Prior art date
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JP1983062522U
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JPS59168083U (ja
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Priority to JP6252283U priority Critical patent/JPS59168083U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は配管のサポートに使用される樹脂クラン
プに関する。
従来の樹脂クランプは、合成樹脂からなりかつ
互いの対向面に挾持すべき管を挟み付ける凹部を
有した一対のクランプ本体と、これらクランプ本
体を互いに締め付けるボルトなどから構成されて
いる。
従つて樹脂製のクランプ本体と金属製のボルト
とでは強度がバランスしておらず、ボルトの方が
強度が高すぎる。このため、ボルトを締付けた時
には一時的にクランプ本体の締付力が高まるが、
長時間経過すると次第にクランプ本体のへたりを
生じてきて締付力が低下することがある。特に、
管に加わる振動が激しい場合には樹脂のへたりが
更にひどくなつて、ボルトの弛みが倍加される。
このため極端な場合にはボルトの張力がなくな
り、ガタを生じた状態で大きな衝撃が加わるなど
すると管に悪影響を与えるのは勿論のこと、ボル
トの破断を生じることも考えられる。
本考案は上記事情にもとづきなされたものでそ
の目的とするところは、クランプ本体の樹脂のへ
たりを防止することにより、ボルトの弛みを防止
して高い締付力を維持することのできる配管用樹
脂クランプを提供することにある。
上記目的を果たすために本考案では、下記構成
の配管用樹脂クランプを提供する。すなわち本考
案のクランプは、合成樹脂からなりかつ互いに離
間対向して設けられるとともに互いの対向面には
挟持すべき管Aを挟み付ける円弧状の凹部3,4
を有しかつ内側に上記凹部3,4の相互対向面に
開口する空隙部5を有した一対のクランプ本体
1,2と、凹部3,4の両側に設けられてクラン
プ本体1,2を互いに管Aの径方向に締付けるボ
ルト10と、クランプ本体1,2よりも強度の高
い材質からなりしかも各クランプ本体1,2の上
記空隙部5にそれぞれ嵌め込まれることにより互
いに離間対向して配置させられかつ相互対向面の
少なくとも一部の高さが円弧状凹部3,4の内面
の高さと揃う2分割形の補強アタツチメント12
とを具備したものである。
上記構成の樹脂クランプにおいては、上記ボル
トによつて一対のクランプ本体を管の径方向に締
付けると、管はクランプ本体の円弧状凹部だけで
なく補強アタツチメントの相互対向面によつても
径方向に締付けられる。
以下に本考案の一実施例について第1図ないし
第4図を参照して説明する。第1図において図中
1,2は合成樹脂製の一対のクランプ本体を示
す。これらクランプ本体1,2はそれぞれブロツ
ク状の一体成形品であつて、互いの対向面には挟
持すべき管Aを挟み付けるための半円状の凹部
3,4が形成されている。更にこの凹部3,4の
相互対向面に開口する空隙部5,5がそれぞれ形
成されている。以上の構成のクランプ本体1,2
は従来の樹脂クランプと同様であつてもよい。
また、図示上側のクランプ本体1の上面には座
板7が設けられているとともに、下側のクランプ
本体2の下面には取付板8が設けられている。こ
れら座板7および取付板8は、合成樹脂または金
属によつて形成されている。
そして上記座板7と取付板8の間に、クランプ
本体1,2がボルト10,10によつて締付けら
れるようになつている。各ボルト10,10は座
板7とクランプ本体1,2に形成した貫通孔1
1,11(一部のみ図示する)を挿通するととも
に、取付板8に設けたねじ孔あるいはナツト(図
示せず)にねじ込まれるようになつている。上記
ボルト10,10は金属製である。
なお、座板7および取付板8は必らずしも必要
ではなく、いずれか一方、または双方を省略した
構造であつても差支えない。
そして上記空隙部5,5…に互いに離間対向す
るようにして2分割形の補強アタツチメント1
2,12…が嵌め込まれるようになつている。こ
れら補強アタツチメント12,12…は、上記ク
ランプ本体1,2よりも強度の高い材質、例えば
繊維強化合成樹脂(FRP)、あるいは耐へたり性
の高い硬質合成樹脂からなる。そして第4図に示
されるように、互いの対向面には上記凹部3,4
と同様の形状の半円状の凹部13,13が形成さ
れており、この凹部13,13の円弧状内面とク
ランプ本体1,2の凹部3,4の円弧状内面の位
置が互いに揃うようになつている。なお上記補強
アタツチメント12,12…の厚みや幅などの寸
法は、空隙部5,5…に嵌合させたときにガタを
生じないように空隙部5,5…とほぼ同等に形成
されているのが好ましい。
本実施例は以上にように構成されるから、クラ
ンプ本体の凹部3,4…と補強アタツチメントの
凹部13,13…に挟持すべき管Aを挟み付け、
ボルト10,,10をねじ込むことによつて管A
をクランプする。しかして管Aに対する締付面に
は補強アタツチメント12,12…が存在するこ
とによつて締付面を補強しているから、ボルト1
0,10を締付けた状態にして長時間経過して
も、クランプ本体1,2の樹脂がへたることがな
く、従つてボルト10,10の弛み、ガタつきを
防止することができる。このため、例えば管Aに
生じる振動、あるいは大きな衝撃が加わるなどし
ても管Aに悪影響を与えたりボルト10,10が
折損するなどのおそれがなくなり、配管サポート
としての機能を十分に発揮することができる。
また上記補強アタツチメント12,12…は既
存のクランプ本体に形成されている空隙部5,5
…にそのまま嵌め込めばよく、クランプ本体1,
2に大幅な設計変更を要することがない。場合に
よつては従来のクランプ本体をそのまま用いるこ
とができることもあり、実施が容易であるという
利点がある。
そしてクランプ本体1,2自体は従来と同質の
一般的な樹脂材を使用して一体成形することがで
きるから、コストも安くて済む。また、管Aに対
して密着性のよい樹脂を用いたクランプ本体1,
2と強度の高い補強アタツチメント12,12…
とを組合わせて管Aを締付けるから、管Aに対す
る密着性に優れているとともに強度が高く、管A
を軸線方向および軸まわり方向に確実に拘束させ
ることができるものである。
なお第5図は補強アタツチメント12,12…
の変形例を示すものである。この場合矩形の補強
アタツチメント12,12を空隙部5,5に嵌め
込むようにしている。この場合は、補強アタツチ
メント12,12の相互対向面の幅方向中央部の
高さが凹部3,4の中央部の高さと揃う。その他
の基本的構造は上記実施例と同様であり、かつ同
等の作用効果を発揮することができる。これを始
めとして、補強アタツチメントやクランプ本体、
空隙部等の具体的形状は本考案の要旨を逸脱しな
い範囲で種々に変形して実施できることは言うま
でもない。また、補強アタツチメントの数は各1
枚ずつ、あるいは3枚ずつ以上であつてもよく、
実施例に制約されるものではないことは勿論であ
る。
前記したように本考案によれば、樹脂製のクラ
ンプ本体と、このクランプ本体に形成された空隙
部に嵌め込まれて使用される補強アタツチメント
を組み合わせることによつて、ボルトの締付けに
よる樹脂のへたりを防止でき、確実にクランプす
ることができる。従つてボルトの弛みを防ぐこと
ができ、長期にわたつて高い締付力が得られ、配
管サポートとしての信頼性を大幅に向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示
し、第1図は樹脂クランプの正面図、第2図は側
面図、第3図はクランプ本体の斜視図、第4図は
補強アタツチメントの斜視図、第5図は補強アタ
ツチメントの一変形例を示す樹脂クランプの正面
図である。 1,2…クランプ本体、3,4…凹部、5…空
隙部、10…ボルト、12…補強アタツチメン
ト、A…管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂からなりかつ互いに離間対向して設け
    られるとともに互いの対向面には挟持すべき管を
    挟み付ける円弧状の凹部を有しかつ内側に上記凹
    部の相互対向面に開口する空隙部を有した一対の
    クランプ本体と、このクランプ本体における上記
    凹部の両側に設けられてクランプ本体を互いに上
    記管の径方向に締付けるボルトと、上記クランプ
    本体よりも強度の高い材質からなりしかも各クラ
    ンプ本体の上記空隙部にそれぞれ嵌め込まれるこ
    とにより互いに離間対向して配置させられかつ相
    互対向面の少なくとも一部の高さが上記クランプ
    本体の円弧状凹部の内面の高さと揃う2分割形の
    補強アタツチメントとを具備したことを特徴とす
    る配管用樹脂クランプ。
JP6252283U 1983-04-26 1983-04-26 配管用樹脂クランプ Granted JPS59168083U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6252283U JPS59168083U (ja) 1983-04-26 1983-04-26 配管用樹脂クランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6252283U JPS59168083U (ja) 1983-04-26 1983-04-26 配管用樹脂クランプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59168083U JPS59168083U (ja) 1984-11-10
JPS6322394Y2 true JPS6322394Y2 (ja) 1988-06-20

Family

ID=30192716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6252283U Granted JPS59168083U (ja) 1983-04-26 1983-04-26 配管用樹脂クランプ

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JP (1) JPS59168083U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5627606U (ja) * 1979-08-07 1981-03-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5627606U (ja) * 1979-08-07 1981-03-14

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Publication number Publication date
JPS59168083U (ja) 1984-11-10

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