JPS63222667A - 真空凍結乾燥法を利用した小豆の乾燥方法 - Google Patents

真空凍結乾燥法を利用した小豆の乾燥方法

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JPS63222667A
JPS63222667A JP62057714A JP5771487A JPS63222667A JP S63222667 A JPS63222667 A JP S63222667A JP 62057714 A JP62057714 A JP 62057714A JP 5771487 A JP5771487 A JP 5771487A JP S63222667 A JPS63222667 A JP S63222667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beans
drying
vacuum freeze
adzuki
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP62057714A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Tamiya
田宮 茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GOSEI SHOJI KK
Original Assignee
GOSEI SHOJI KK
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Publication date
Application filed by GOSEI SHOJI KK filed Critical GOSEI SHOJI KK
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Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は小豆の乾燥方法に係り、さらに詳しくは真空凍
結乾燥法を利用した小豆の乾燥方法に関するものである
[従来の技vi] 小豆は餡として各種の菓子類に用いられたり、ぜんざい
やしるこなどに用いられ、−年中を通して特殊な需要が
ある。このような需要を満たすために、小豆は天火乾燥
され、袋詰めにした状態で金属に保管される。そして、
Cpi内では長JfJにわたる貯蔵時に虫が発生しない
ようにシアン系のガスによる燻蒸が行なわれている。
[発明が解決しようとする問題点1 しかし、従来の天火乾燥を中心とした乾燥方法では乾燥
は不十分であり、製餡時における処理工程が複雑で、長
時間を要することになる。
即ち、製餡時においては前処理工程として1昼夜にわた
る浸漬工程が必要となり、さらに、これを煮熟するのに
1Lなべを用いると4〜5時間、圧力鋼を用いると1〜
2助聞必要であり、前処理工程が長期化する。
また、天火乾燥を中心とした乾燥では、長期保存すると
、どうしても品質劣化が生じてしまう。
一方、小豆は天候に左右され易い作物で、毎年生産山が
異なるため長期間の保存はどうしても必要であった。
[問題点を解決りるための手段] 本発明においては上述した問題点を解決するために、次
のような方法を採用した。
材質および均一で同種の粒径の小豆を得る選別工程と、
選別された小豆を洗浄する工程と、洗浄した小豆を10
〜30℃で10〜24時間水中に浸漬づる工程と、浸漬
した小豆を一20℃〜−25℃で20〜24時聞予備冷
凍づる工程と、予備冷凍された小豆を真空凍結乾燥庫内
で真空凍結乾燥する工程と、貞空凍f+ili後、直に
真空バッタする工程を含む小マスの乾燥方法。
[作用] 上述した方法においては選別工程において小豆の粒径や
品質を均一に出来、洗浄工程において表面にfJ lし
ているゴミ等の異物を除去し、浮立を除去することがで
きる。
また、浸漬工程においては収穫俊、シアン等により燻蒸
した時の小豆の表皮に付むしたシアン等を除去でき、さ
らにタンニンやサポニンあるいは無機物のCa 、M(
1、P等を除去し、水分を90%以を小豆内に含まUる
ことができる。
一方、予備乾燥工程では、含浸された水分を氷の微細な
結晶とし、次の真空凍結乾燥工程において、この氷の微
細な結晶を昇華させ、ポーラスな乾燥小豆を得る。この
乾燥小豆は直に真空パック。
されるため、湿気の浸入やカビの発生を防止できる。
[実施例] 以下、本発明方法の詳細を説明する。
添付の図面は本発明方法の工程を説明するもので、図に
おいてステップS1は選別工程である。
この選別工程においては、選穀機、比重選別機、石取機
などを用いて異種の小豆や異物を除去し、粒径を揃え、
U質の均一な同種の小豆を精選する。
もし、材質の均一な同種の小豆を揃えないと、後述する
真空凍結乾燥工程で均一な乾燥が行なえないため、この
工程はどうしても必要である。
上述した工程で選別された小豆は次のステップS2にお
いて洗浄工程にかけられる。この工程では水中で小豆を
洗うことにより、小豆の表面のゴミやホコリを洗い流し
、未熟豆である浮立を除去し、選別工程で残った浮遊性
のある異物の除去を行なう。従ってこの工程は選別工程
をも兼ねていることになる。
洗浄された小豆は次のステップS3において浸漬工程に
かけられる。
この工程では10℃〜30℃で、10〜24時間かけて
水に浸漬し、小豆の内部にまで水を浸漬させる。
理想的には100%の8水率が望ましいが、経済効果も
考慮し、90%以上の含水率を確保する。
具体的には24時間の浸漬で96.5%と言う実験結果
がでている。
ところで、小豆は収穫時において愈庫内に一時的に保管
し、前述したようにシアンガスなどを用いて燻蒸を行な
うが、この時のシアンが小豆の表皮に付着している。
このシアンは上述した浸漬工程において表皮から除去さ
れる。また、表皮に含まれるタンニン、サポニン、ある
いは無機物のCa 、Mす、Pなどら除去される。
この浸漬工程で小豆に十分に水を浸漬さゼると製餡時に
前処理として行なう煮熟時に小豆を均等に煮熟させるこ
とが出来、真空凍結乾燥工程で効果的な乾燥が可能であ
る。
ところで、浸漬工程で注意すべきは長時間Wl漬しすぎ
て、表皮が割れ1て、いわゆる「腹割れ」が生じないよ
うにJることで、このような腹割れが生じると、小豆内
のコロイド状の内容物が流れ出してしまうため、腹割れ
が生じる前に浸漬を止める必要がある。
上述した浸漬工程を経た小豆は¥1積で1.2〜2.5
倍、重量で1.1〜2倍程度にまで膨潤している。
参考までに20℃にお番ノる浸漬時間と吸水率を第1表
に示す。
第1表 浸漬工程を経た小豆は次のステップS4においてトレイ
充填工程に入る。
この工程は以上の」、稈において小豆をハンドリングし
易くするために必要で、まず、Il!l111シた小豆
の水切りをtj <にい、しかる侵、1 WJのトレイ
に例えば18に!It/f程度の■で仕込む。
小豆の同が多過ぎれば膨潤小豆は潰れてしまい、少なけ
れば処理効率が悪いため、上述した程度のmが1個のト
レイについて最適である。
!・レイへの充填が終了しIζ小豆は次のステップS5
において予備凍結工程に入る。この工程ではトレイに充
填した膨潤小豆を凍結庫に入れ、−18℃〜−25℃で
18〜25時聞冷凍し、予備凍結を行なう。
この予備凍結工程で、小豆に含まれた水分を微細な氷の
結晶体とする。
次にステップS6において真空凍結乾燥工程に入る。
この工程では、まず、予備凍結の終了した小豆をトレイ
ごと凍結庫から取り出し、真空凍結乾燥庫の棚に並べる
この時、棚の両側に配置されているコールド・トラップ
を一40℃以下に凍ら°ぜておく。これは後述するよう
にして昇華された水蒸気をコールド・トラップで直らに
凍結させ、庫内の真空度を低下させないようにするため
である。
この状態で真空凍結乾燥庫の扉を閉じ、庫内の排気を行
なう。この排気は真空度7GOToorの常圧から1T
OOrになるまで行なう。
庫内の真空度が1 丁oor1.:達した時点で今度は
棚に設けられたヒータを作動さけ、棚加熱を行なう。
この棚加熱は前半の4〜5時間を100〜130℃で行
ない、小豆中の氷の結晶を昇華させ、コールド・トラッ
プに凍結さUて捕捉し、庫内の真空度を低下さけないよ
うにする。もちろん、庫内の真空度は監視されており、
1Toorに保たれるように真空ポンプを作動さける。
水分の昇華の盛んな前半4〜5時間が経過した後には、
後半の5〜′6時間は徐々に棚温を下げ、最終品温か5
5℃〜60℃を越えないようにする。
これ以上の温度にすると小豆の蛋白質が変性(蛋白変性
温度)L’UL、まっ。
上述したようにして、真空凍結乾燥が終了したら庫内を
常圧に戻すエアクリークを行なう。
エアクリーク終了後にコールド・1〜ラツプに凍結して
捕捉された氷を溶かし次の凍結乾燥に備える。
上述した真空凍結乾燥の時間はトレイの仕込み、取り出
しに20分、排気に20分、凍結乾燥中の時聞約10時
間、エアクリークに15分、コールド・トラップの融氷
に30分で約12時間となる。
上述した時間は重量で 1,5倍に膨潤している場合の
もので、水分の含有率がi!’i 4Jれば時間も長く
なる。
上述した真空凍結乾燥によって11潤した小豆中の氷の
微細な結晶が昇華し、氷の微細な結晶の跡が微細な小孔
となり、全体としてポーラスな乾燥小豆が得られる。
なお、真空凍結乾燥においては小豆に水分(氷)がある
あいだは品温は0℃以下で乾燥が進み、水分がなくなっ
た後においては品温が蛋白変性温度の55℃〜60℃以
下で乾燥が行なわれる。
このため常圧での加熱乾燥とは異なり栄養分が失活する
ことがない。
上述した真空凍結乾燥が終了づるとステップS7に進み
回収、包装工程に入る。
この工程では乾燥完了直後において乾燥小豆はナイロン
やポリプロピレンの袋体中に真空パックされる。
従って、乾燥終了後におりる湿気やカビ等の侵入を防止
でき長期間に渡って保存することができる。
上述した工程を経て1;1られた乾燥小豆は粒径が大き
くなり、極めてポーラスな状態にあるため、製餡等のた
めに煮熟づる時には、前述したポーラスな空間の中に水
がりみやかに浸透し、短時間でやわらかくなる。
具体的には従来数時間かかつていた煮熟時間が30分〜
40分程度ですむ。
また、水分が最終的には1〜2%程度であるため、カビ
は発生しない。
また−20℃以下の真空乾燥で処理されるため、混入し
たマメゾウムシ等の虫ヤ虫卵を完全に死滅するため長期
間保存しても虫害が生じることがない。
[効果] 以上の説明から明らかなように本発明によれば極めて保
存性が良く、真空凍結乾燥で処理するため小豆の栄養成
分が変質したり破壊されたりすることがない。
また、乾燥小豆は極めてボーシスであるため、加水後の
戻りが極めて良く、短時間で煮熟することができる。
更に、品質の均一・性が保たれ、風味や食感に優れ、真
空パックされた小豆はそのまま 100%完全に餡等の
原料として使用できる。
また、真空凍結乾燥の前工程において製餡工程の大部分
を代替しているため現実的な製餡工程を大幅に縮小し経
費の節減を実現できる。
【図面の簡単な説明】 図は本発明の一実施例を説明する製造工程図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)材質の均一な同種の小豆を精選する選別工程と、
    水中でゴミ等を除去する洗浄工程と、10℃〜30℃で
    10時間〜24時間水に浸漬し小豆中に水分を含浸させ
    膨潤小豆を得る浸漬工程と、膨潤小豆を水切り後所定量
    ずつトレイに仕込むトレイ充填工程と、トレイに充填し
    た膨潤小豆を凍結庫中で−18℃〜−25℃で18時間
    〜25時間で凍結させる予備凍結工程と、予備凍結した
    小豆を真空凍結乾燥庫中において真空凍結乾燥しポーラ
    スな乾燥小豆を得る真空凍結乾燥工程と、真空凍結乾燥
    された小豆を真空パックする工程とを含むことを特徴と
    する真空凍結乾燥法を利用した小豆の乾燥方法。
  2. (2)真空凍結乾燥工程は予備凍結された膨潤小豆を真
    空度1〜5Toorで4〜5時間、100〜130℃で
    水分を昇華させる工程と、5〜6時間徐々に温度を下げ
    最終品温が55〜60℃を越えないようにする工程とを
    含むことを特徴とする特許請求の範囲1項に記載の真空
    凍結乾燥法を利用した小豆の乾燥方法。
JP62057714A 1987-03-12 1987-03-12 真空凍結乾燥法を利用した小豆の乾燥方法 Pending JPS63222667A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04166046A (ja) * 1990-10-29 1992-06-11 Uerusan:Kk 麺類およびその製造方法
WO2003041505A3 (en) * 2001-11-13 2003-09-25 Enzo Nicolello Process for the lyophilization of vegetables, and lyophilized vegetables obtained through such process
CN101961094A (zh) * 2010-11-02 2011-02-02 中国农业大学 一种食用杂粮杂豆改质调构的方法
ES2401797A1 (es) * 2011-09-26 2013-04-24 Alimentos Naturales, S.A. Procedimiento de obtencion de legumbres liofilizadas
JP2021177753A (ja) * 2020-05-11 2021-11-18 財團法人食品工業發展研究所 インスタント小豆食品の製造方法及び該製造方法を用いて作成されたインスタント小豆食品及び該インスタント小豆食品を含む食品
CN115316603A (zh) * 2021-05-11 2022-11-11 中国农业大学 速煮薏米及其制备方法

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