JPS63222598A - 車載電子回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、車両に搭載されてネットワークシステムの子
局を構成する場合に使用される車載電子回路に関する。

（ロ）従来技術とその問題点 従来、車両に搭載されるネットワークシステムには、第
２図に示すものがある。このネットワークシステムは、
親局ａに伝送路を介して複数の子局すを接続し、各子局
すにランプ、リレー、モータ等の各種の電気機器Ｃを接
続する。そして、親局ａからパケット化されて多重伝送
される制御情報をリンク確立された子局すで一旦受信し
た後、その制御情報を各電気機器Ｃに送出する。また、
電気機器Ｃのモニタ情報を子局すを介して親局ａに伝送
する。

ところで、このようなネットワークシステムでは、各種
の電気機器の使用頻度、動作履歴等のステータス情報を
収集できれば、そのステータス情報に基づいて車両全体
の診断を行なえるので都合が良い。

しかしながら、従来は、かかるステータス情報を収集す
るための手段は設けられていない。また、ステータス情
報を収集するには、既存の子局を構成する回路と別個に
専用のステータス情報の抽出回路全段け、各回路で抽出
したステータス情報を親局に転送することが考えられる
が、かかる構成では伝送回線と部品点数が増えるためス
ペース的にもコスト的にも得策でない。

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、ステータス情報の抽出が可能であり、しかも、一つ
の回路部品で親局との間の送受信とステータス情報の抽
出とが兼用できるようにして、コストアップを招来する
ことなく、車両の診断が可能なネットワークシステムを
構成できるようにすることを目的とする。

（ハ）問題点を解決するための手段 本発明は、上記の目的を達成するために、次の構成を採
る。

すなわち、本発明の車載電子回路は、単一のＩＣ基板上
に、親局からの制御情報を受信して各種の電気機器に送
出する受信部と、前記電気機器からの情報を前記親局に
送出する送信部とを備えるとともに、前記電気機器の使
用頻度、動作履歴等を示すステータス情報が記憶される
メモリ部と、前記受信部で受信される制御情報に診断指
令情報が含まれているか否かを判別する判別回路と、こ
の判別回路の判別信号に応答してメモリ部に記憶されて
いるステータス情報を前記送信部に転送する制御手段と
が設けられている。

（ニ）作用 上記の構成において、車両に搭載された各種の電気機器
を制御する場合には、親局からパケット化されて多重伝
送されろ制御情報が受信部で受信された後、その制御情
報が各電気機器に送出されて対応する各電気機器の動作
が制御される一方、電気ｉ器に設けられたモニタからの
情報は受信部を介して親局に送出される。また、親局と
の間で情報のやり取りが行なわれるたびに、電気機器の
使用頻度、動作履歴等を示すステータス情報がメモリ部
に記憶される。

電気機器の使用頻度、動作履歴等を示すステータス情報
を収集する場合には、親局から送られてくる制御情報に
診断指令情報が含まれる。したがって、この診断指令情
報が判別回路で判別されて判別信号が出力される。制御
手段は、この判別信号に応答してメモリ部に記憶されて
いるステータス情報を送信部に転送するので、送信部か
ら親局にステータス情報が送出される。

（ホ）実施例 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。

第１図は、本発明の実施例に係る車載電子回路のブロッ
ク図である。この車載電子回路１は、ネットワークシス
テムを構成する子局として使用されるもので、単一のＩ
Ｃ基板２上に受信部４と送信部６を含む各回路がＩＣ化
されて形成されている。

上記の受信部４は、図外の親局からの制御情報を受信し
て各種の電気機器に送出するもので、復号器８と直並列
変換器ＩＯからなる。また、送信回路６は、電気機器か
らの情報を親局に送出するもので、符号器１２と並直列
変換器１４とからなる。そして、直並列変換器ＩＯのデ
ータ出力部が受信用バッファ１６と後述する判別回路に
接続され、受信用バッファ１６に各種の電気機器が接続
される。また、並直列変換器１４のデータ入力部が送信
用バッファ１８に接続され、この送信用バッファ１８に
電気機器に設けられたモニタ回路等が接続される。

さらに、このＩＣ基板２上には、電気機器の使用頻度、
動作履歴等を示すステータス情報が記憶されるメモリ部
２０と、受信部４で受信される制御情報に診断指令情報
が含まれているか否かを判別する判別回路２２と、この
判別回路２２の判別信号に応答してメモリ部２０に記憶
されているステータス情報を送信部６に転送する制御手
段としての送受信制御部２４とが設けられている。

なお、２６はステータス情報を各車載電子回路ごとに個
別に取り出す場合に使用される外部設定ピンである。

次に、本発明の車載電子回路１の動作について説明する
。

（ｉ）車両に搭載されている各種の電気機器を制御する
通常のルーチン動作の場合 この場合には、図外の親局からパケット化されて多重伝
送される制御情報が受信部４で受信されると、復号器８
でその制御情報のデータがデコードされ、次いで、直並
列変換器１　（ｊでパラレルデータに変換された後、受
信用バッファ１６に送出される。受信用バッファ１６に
所定量のデータが格納されると、送受信制御部２４がこ
の格納データを対応する電気機器に送出する。これによ
り、各電気機器の動作が制御される。

一方、電気機器に設けられたモニタからの情報は送信用
バッファ１８に入力される。送信用バッファ１８に所定
量のデータが格納されると、送受信制御部２４がこの格
納データを送信部６に転送するので、このデータが並直
列変換器１４でシリアルデータに変換された後、符号器
１２でエンコードされ、親局に送出される。

さらに、送受信制御部２４は、親局との間で情報のやり
取りが行なわれるたびに、電気機器の使用頻度、動作履
歴等を示すステータス情報を抽出し、そのステータス情
報をメモリ部２０に記憶する。

（ｉｉ）電気機器の使用頻度、動作履歴等を示すステー
タス情報を収集する場合 この場合には、親局から診断指令情報を含めた制御情報
が送信される。したがって、診断指令情報を含む制御情
報が受信部４で受信されると、復号器８でそれがデコー
ドされ、次いで、直並列変換器１０でパラレルデータに
変換された後、受信用バッファ１６と判別回路２２に送
出される。

判別回路２２は制御情報に診断指令情報が含まれている
場合には、この診断指令情報に基づく判別信号を送受信
制御部２４に出力する。送受信制御部２４は、この判別
信号に応答して受信用バッファ１６のデータ読み出しを
中断するとともに、メモリ部２０に記憶されているステ
ータス情報を読み出して送信用バッファ１８に送出する
。次に、送受信制御部２４は、送信用バッファ１８に格
納されたステータス情報を送信部６に転送するので、こ
のデータが並直列変換器１４でシリアルデータに変換さ
れた後、符号器１２でエンコードされ、親局に送出され
る。これにより、親局は、各子局からのステータス情報
を収集し、これらのデータを分析して車両の診断を行な
う。

なお、ステータス情報を一つの車載電子回路ｌから個別
に取り出す場合には、外部設定ピン２６から診断指令情
報を入力する。

（へ）効果 以上のように本発明によれば、ステータス情報の収集が
可能となる。したがって、収集したステータス情報に基
づいて車両の診断を行なえる。しかも、一つの回路部品
で親局との間の送受信とステータス情報の抽出とが兼用
できるので、コストアップを招来することなくネットワ
ークシステムを構成できる等の優れた効果が発揮される
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の車載電子回路のブロック図、
第２図はネットワークシステムの全体構成図である。 ■・・・車載電子回路、２・・・ＩＣ基板、４・・・受
信部、６・・・送信部、２０・・：メモリ部、２２・・
・判別回路、２４・・・送受信制御部（制御手段）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）単一のＩＣ基板上に、親局からの制御情報を受信
   して各種の電気機器に送出する受信部と、前記電気機器
   からの情報を前記親局に送出する送信部とを備えるとと
   もに、 前記電気機器の使用頻度、動作履歴等を示すステータス
   情報が記憶されるメモリ部と、 前記受信部で受信される制御情報に診断指令情報が含ま
   れているか否かを判別する判別回路と、この判別回路の
   判別信号に応答してメモリ部に記憶されているステータ
   ス情報を前記送信部に転送する制御手段と、 が設けられていることを特徴とする車載電子回路。