JPS63220156A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JPS63220156A
JPS63220156A JP5480187A JP5480187A JPS63220156A JP S63220156 A JPS63220156 A JP S63220156A JP 5480187 A JP5480187 A JP 5480187A JP 5480187 A JP5480187 A JP 5480187A JP S63220156 A JPS63220156 A JP S63220156A
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JP
Japan
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layer
charge
resin
fatty acid
charge generating
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Application number
JP5480187A
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English (en)
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Kiyoshi Taniguchi
淑 谷口
Minoru Umeda
実 梅田
Katsuichi Ota
勝一 大田
Kayoko Yokoyama
横山 佳代子
Toshio Fukagai
深貝 俊夫
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • G03G5/02Charge-receiving layers
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    • G03G5/043Photoconductive layers characterised by having two or more layers or characterised by their composite structure
    • G03G5/047Photoconductive layers characterised by having two or more layers or characterised by their composite structure characterised by the charge-generation layers or charge transport layers
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、電荷発生物質を分散した層を有する電子写真
用感光体の改良に関する。
〔従来技術〕
従来より、電荷発生物質と共に各種の樹脂を配合させた
電荷発生層を設けた電子写真用感光体は知られている。
このような例としては、ポリビニルブチラール(特開昭
58−105154号)、脂肪酸セルロースエステル(
特開昭58−166353号)、Tgが70℃以下で酸
価数10〜40のアクリル樹脂(特開昭58−1920
40号)、Tgが70℃以下の樹脂と、Tgが75℃以
上の樹脂を混合したもの(特開昭58−193549号
)、電荷発生物質−樹脂−溶剤の系に相溶性のより低い
樹脂−溶剤系を加えて再分散したもの(特開昭56−1
2646号)、ポリビニルピロリドン(特開昭56−1
13140号)、ポリビニルホルマール樹脂(特開昭6
1−235844号)等の樹脂を用いたものが挙げられ
る。
しかしながら、従来公知の感光体にあっては。
電荷発生物質とバインダー樹脂の混合比によって感度と
前露光疲労に対する帯電性が異なるという問題があった
即ち、従来の感光体は電荷発生物質に対するバインダー
樹脂の使用量を少くすると感度を増大することができる
が、前露光疲労に対する帯電性の低下が著しくなり、逆
に電荷発生物質に対するバインダー樹脂の使用量を多く
すると前露光疲労に対する帯電性の低下を抑制できるが
、感度が著しく低下するという問題点を包含する。
また、従来の感光体は帯電と露光の繰り返しにおいて帯
電電位の低下が著しいという欠点も有している。
〔目  的〕
本発明は、高感度であるとともに前露光疲労による帯電
性の低下が著しく小さく、しかも帯電と露光の繰り返し
においても帯電電位が低下しない電子写真用感光体を提
供することを目的とする。
〔構  成〕
本発明によれば、導電性支持体上に電荷発生物質を分散
した層を少なくとも有する電子写真用感光体において、
電荷発生物質を分散した層が高級脂肪酸エステルを含有
することを特徴とする電子写真用感光体が提供される。
本発明の電子写真用感光体は、電荷発生物質を分散した
層に高級脂肪酸エステルを含有させたことから、高感度
であるとともに前露光疲労による帯電性の低下が著しく
小さく、しかも帯電と露光の繰り返しにおいても帯電電
位が低下しないという顕著な作用効果を奏する。
一般に、高感度の感光体は前露光疲労によって帯電性が
低下する。この前露光疲労は光吸収によって発生した電
荷が、移動可能な状態で感光体に残留している時間が長
いほど、またその電荷数が多いほど、前露光疲労による
帯電性の低下が著しくなる。即ち、光吸収によって発生
した電荷が残留している状態で帯電操作をしても残留す
るキャリヤの移動で表面電荷が中和されるため、残留電
位が消費されるまで表面電位は上昇しない、したがって
、前露光疲労分だけ表面電位の上昇が遅くなり、見かけ
上の帯電電位が低くなるわけである。
本発明者らは、この点を改良すべく鋭意検討した結果、
電荷発生物質を分散した層に高級脂肪酸エステルを含有
させると上記欠点が解消されることを見い出し、本発明
を完成するに到った。
本発明がこのような顕著な作用効果を有する理由は現地
点では必ずしも明らかでないが、電荷発生物質に高級脂
肪酸エステルが化学吸着し、光吸収によって発生した電
荷の再結合中心となるため、前露光疲労で発生した電荷
が速やかに再結合し、その電荷を消失することによって
感光体の帯電電位の低下が抑制されることに帰因するも
のと思われる。
更に、前記のような前露光疲労に対する効果は、帯電と
露光を繰り返す実際の使用時においても同様に発現する
ため、本発明に係る電子写真用感光体は、従来のものと
比較して、帯電と露光との繰り返しにおいても、帯電電
位の低下が著しく小さいものである。
以下、添付図面に沿って本発明をさらに詳細に説明する
第1図〜第4図は本発明の電子写真用感光体の代表的な
層構成を説明する図面である。
第1図は、導電性支持体3上に、電荷発生層lおよび電
荷移動層2が順次積層されたものであり。
第2図は第1図の電荷発生層1と電荷移動層2の積層順
位を逆にしたものであり、電荷発生層1の形成は、電荷
移動層2を乱さない様な塗工方法例えばスプレー塗工法
等が採用される。
第3図は第1図〜第2図の積層型感光層とは異なり、電
荷発生機能と電荷移動機能を1つの層に持たせた単層型
感光層からなる感光体を示すものである。
第4図は、第1図において、導電性支持体3と電荷発生
層lとの間に下引層5を設けたものである。
このような下引層5は第2図及び第3図の構成のものに
おいても同様に適用することができる。
下引層はレーザープリンター用感光体における光干渉防
止を目的とする場合は、光散乱性下引層又は光吸収性下
引層が用いられ、接着性・可撓性を目的とする場合は接
着性の良好なポリアミド、ポリエステル、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール等の樹脂下
引層が用いられる。
つぎに1本発明で用いられる各構成材料について説明す
る。
導電性支持体とは、帯電電荷と逆極性の電荷を基体側に
供給することを目的とするものであって、電気抵抗が1
0”00m以下で、かつ電荷発生層、電荷移動機能には
下引層の成膜条件に耐えられるものを使用することがで
きる。これらの例としては、AQ 、 Ni、 Cr、
 Zn、ステンレス等の電気伝導性の金属および合金並
びにガラス、セラミックス等の無機絶縁物質およびポリ
エステル、ポリイミド、フェノール樹脂、ナイロン樹脂
1紙等の有機絶縁性物質の表面を、真空蒸着、スパッタ
リング、吹付塗装等の方法によって、AlNi、Cr、
 Zn、ステンレス、炭素、SnO□、 In、03等
の電気導電性物質を被服して導電処理を行なったもの等
があげられる。
電荷発生物質を分散した層は、第1図、第2図及び第4
図のように積層型感光層にあっては、電荷発生層として
構成され、また、第3図のような単層型感光層において
は、該感光層内に形成される。
また、積層型感光層においては、電荷発生層は、電荷発
生物質とバインダーから構成される。
本発明においては、該バインダーとして前記したように
高級脂肪酸エステルを用いる。
この場合、脂肪酸成分は、天然脂肪酸でも合成脂肪酸で
もよく、飽和のものでも不飽和のものでもよく、さらに
直鎖状のものでも分枝鎖状のものでもよく、またその炭
素数は偶数でも奇数でもよい、このような脂肪酸の具体
例としては、例えばカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、バルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、ア
ラキン酸、ベヘン酸、バルミチン酸、オレイン酸、エル
カ酸、2−メチルドデカン酸、イソステアリン酸等が挙
げられる。好ましくは、炭素数lO〜29の飽和又は不
飽和の直鎖状脂肪酸である。
また、アルコールとしては、種々の脂肪族アルコールが
適用されるが、通常は炭素数3〜31.好ましくは3〜
18のものが使用される。このようなアルコールの具体
例としては、プロパツール、イソプロパツール、ブタノ
ール、ヘプタツール、ヘキサノール、オクタツール、ス
テアリルアルコール等が挙げられる。
本発明で好ましく用いられる高級脂肪酸エステルとして
は、例えばステアリン酸ブチル、ラウリル酸ブチル、ミ
リスチン酸イソプロピル、バルミチン酸イソプロピル、
バルミチン酸オクチル、ステアリン酸ステアリル等が挙
げられる。
また、本発明の電荷発生物質を分散した層は、バインダ
ーとして高級脂肪酸エステルを含むものであるが、必要
に応じこの種の電荷発生層に用いられる他の樹脂バイン
ダーを併用することもできる。
このような樹脂バインダーとしては、ポリスチレン、ス
チレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジ
ェン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポ
リエステル、ポリ塩化ビニル。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリアクリレート樹脂。
フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、酢酸セルロース樹
脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチラール、ポ
リビニルホルマール、ポリビニルトルエン、ポリ−N−
ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、シリコン樹脂、エ
ポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール
樹脂、アルキッド樹脂等の熱可塑性または熱硬化性樹脂
が挙げられる。
バインダー樹脂は、その総量として電荷発生物質100
重量部に対して0.01〜200重量部用いるのが適当
であり、好ましくは1〜50重量部である。また、高級
脂肪酸エステルは、電荷発生物質100重量部に対して
少なくとも0.01重量部、好ましくは1重量部以上含
有させることが必要である。
電荷発生物質としては1例えば、シーアイピグメントブ
ルー25〔カラーインデックス(CI)211803゜
シーアイピグメントレッド41(CI 21200)、
シーアイアシッドレッド52(CI 45100)、シ
ーアイベーシックレッド3(CI 45210)、さら
に、ポリフィリン骨格を有するフタロシアニン系顔料、
アズレニウム塩顔料、スクアリック塩顔料、カルバゾー
ル骨格を有するアゾ顔料(特開昭53−95033号公
報に記載)、スチルスチルベン骨格を有するアゾ顔料(
特開昭53−138229号公報に記載)、トリフェニ
ルアミン骨格を有するアゾ顔料(特開昭53−1325
47号公報に記載)、ジベンゾチオフェン骨格を有する
アゾ顔料(特開昭54−21728号公報に記載)、オ
キサジアゾール骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−1
2742号公報に記載)、フルオレノン骨格を有するア
ゾ顔料(特開昭54−22834号公報に記載)、ビス
スチルベン骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−177
33号公報に記1り、ジスチリルオキサジアゾール骨格
を有するアゾ顔料(特開昭54−2129号公報に記載
)、ジスチリルカルバゾール骨格を有するアゾ顔料(特
開昭54−17734号公報に記載)、カルバゾール骨
格を有するトリアゾ顔料(特開昭57−195767号
公報。
同57−195768号公報に記載)等、さらに、シー
アイピグメントブルー16(CI 74100)等のフ
タロシアニン系顔料、シーアイバットブラウン5(CI
 73410)、シーアイバットダイ(CI 7303
0)等のインジゴ系顔料、アルゴスカーレットB(バイ
オレット社製)、インダスランスカーレットR(バイエ
ル社lK)等のペリレン系顔料等の有機顔料を使用する
ことができる。
これら電荷発生物質の中でも特にアゾ顔料が好適であり
、更にアゾ顔料の中でも以下に示すジスアゾ顔料あるい
はトリスアゾ顔料が最も好ましい。
アゾ顔料の具体例を以下に示す。
顔JIJ4m          −一一へ一一一顔J
IJJn          −一一八一一一顔」L肢
         −一一Δ−−−顔JLM     
     −−−Δ−−−!JLI!!Q      
    −一一人一一一綴J「と        −一
」し−一顔」[隙        −一二m 履J[服         −一一へ−−−顔」Lぬ 
        −一一へ一一一履1服       
  −一一Δ−一一ILU2        −一一人
一一一顔JAM          −一−Δ−−−顔
」虹ぬ        −−」L−−しμ 顔1肺          −一−八−一一顔4L−−
一−Δ−一− ILMU!2       −一−m 顔」[肢        −f 腫」L&         −f 顔JL−−一一へ−−− 顔J「陽        −−」し−一顔」[囮   
      −一一へ一一一電荷発生層lの膜厚は、 
O,OS〜2μ−程度が適当であり、好ましくは0.1
〜1μ−である。
電荷発生層1は、適当な溶剤に樹脂バインダーおよび電
荷発生物質を溶解ないし分散し、これを塗布、乾燥する
ことによって形成できる。溶剤として、ベンゼン、トル
エン、キシレン、塩化メチレン、ジクロルエタン、モノ
クロルベンゼン、ジクロルベンゼン、酢酸エチル、酢酸
ブチル、メチルエチルケトン、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、シクロヘキサノン、メチルセロソルブ、エチ
ルセロソルブなどを単独または混合して用いることがで
きる。
電荷移動層2は、電荷移動物質および樹脂バインダーを
適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを電荷発生層1上
に塗布、乾燥することにより形成できる。また、必要に
より可塑剤やレベリング剤等を添加することもできる。
電荷移動物質としては、ポリ−N−ビニルカルバゾール
およびその誘導体、ポリ−ツーカルバゾリルエチルグル
タメートおよびその誘導体、ピレン−ホルムアルデヒド
縮金物およびその誘導体、ポリビニルピレン、ポリビニ
ルフェナントレン、オキサゾール誘導体、オキサジアゾ
ール誘導体、イミダゾール誘導体、トリフェニルアミン
誘導体、9−(P−ジエチルアミノスチリル)アントラ
セン、1,1−ビス−(4−ジベンジルアミノフェニル
)プロパン、スチリルアントラセン、スチリルピラゾリ
ン、フェニルヒドラゾン類、α−フェニルスチルベン誘
導体等の電子供与性物質が挙げられる。
樹脂バインダーとしては、前記電荷発生層で用いたポリ
スチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチ
レン−ブタジェン共重合体、スチレン−無水マレイン酸
共重合体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリアクリレート樹脂、フェノキシ樹脂、ポリ
カーボネート、酢酸セルロース樹脂、エチルセルロース
樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、
ポリビニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、
アクリル樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン
樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂
等の熱可塑性または熱硬化性樹脂が挙げられる。
このときの溶剤としては、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、トルエン、モノクロルベンゼン、ジクロル千タン
、塩化メチレン等が使用できる。
電荷移動層2の厚さは、5〜100μm程度が適当であ
る。
また、電荷発生物質を分散した層が第3図に示されるよ
うな単層型感光層であるものは、前記した電荷発生層で
用いた電荷発生物質、高級脂肪酸エステル、樹脂バイン
ダー更には必要により前記した電荷移動層で用いた電荷
移動物質を混合し、これらの塗工液を導電性支持体等上
に塗布乾燥することによって形成することができる。
更に1本発明においては、前記したように導電性支持体
と感光層の間に必要により下引層を設けることができる
光散乱性下引層及び光吸収性下引層は前述の様にプリン
ター用感光体における光干渉防止を目的とする層である
。光散乱性下引層は、例えば酸化スズ、酸化アンチモン
等の導電性粉体と酸化亜鉛、硫化亜鉛、酸化チタン等の
白色顔料とを下記の様な熱硬化性樹脂中に分散して構成
され、また光吸収性下引層は、例えば炭素、各種金属等
の導電性光吸収性顔料及び/又は光吸収性有機顔料を同
様な熱硬化性樹脂中に分散して構成される。ここで使用
される熱硬化性樹脂は例えば、活性水素(−OH基、−
NH,基、 −NH基等の水素)を複数個含有する化合
物とイソシアネート基を複数個含有する化合物及び/又
はエポキシ基を複数個含有する化合物とを熱重合させた
ものである。活性水素を複数個含有する化合物としては
9例えばポリビニルブチラール、フェノキシ樹脂、フェ
ノール樹脂、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレン
グリコール、ヒドロキシエチルメタアクリレート基等の
活性水素を含有するアクリル系樹脂等があげられる。イ
ソシアネート基を複数個含有する化合物としては、たと
えば、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート等と
これらのプレポリマー等があげられ、エポキシ基を複数
有する化合物としては、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂等があげられる。
いずれにしても光散乱性又は光吸収性下引層は以上の様
な成分を溶解又は分散した液を基体上に塗布し、50−
200℃で熱重合させて形成される。なおこの下引層の
厚さは1〜10μ麿が適当である。また導電性粉末と白
色顔料と前記熱硬化性樹脂との重量比は2〜671〜5
72〜6が適当であり、また光吸収性顔料と前記熱硬化
性樹脂との重量比は4〜971〜6が適当である。
〔効  果〕
本発明の電子写真用感光体は、電荷発生物質を分散した
層に高級脂肪酸エステルを含有させたことから、高感度
であるとともに前露光疲労による帯電性の低下が著しく
小さく、しかも帯電と露光の繰り返しにおいても帯電電
位が低下しないという顕著な作用効果を奏する。
〔実 施 例〕
以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
実施例1 〔電荷発生層用塗工液〕 表−1に示すアゾ顔料(顔料Not)5重量部とパルミ
チン酸イソプロピルの0.78重量でシクロヘキサノン
溶液160重量部とを72時間ボールミルで混合して顔
料分散液を得、ついでこの顔料分散液100重置部に、
撹拌しながら、メチルエチルケトン90重量部を追加混
合して電荷発生層塗工液とした。
〔電荷移動層用塗工液〕
ポリカーボネート (商品名、パンライトC1400:今人II)100重
量部シリコン油(商品名、 KF 50 :信越シリコ
ーン■) )     0.1重量部テトラヒドロフラ
ン       800重量部つぎに、AQを真空蒸着
した75μ−のポリエステルフィルム基板上に上記の電
荷発生層用塗工液をブレード塗工し、120℃で10分
間加熱乾燥して約0.2μ重の電荷発生層を形成した。
ついで、電荷発生層の上に下記組成の電荷移動層用塗工
液をブレード塗工し、120℃で20分間加熱乾燥して
約20μ■の電荷移動層を形成し感光体を作成した。
実施例2 AQを真空蒸着した75μ纏のポリエステルフィルム基
板上に実施例1で用いた電荷移動層用塗工液を実施例1
と同様にしてブレード塗工し、ついで乾燥して約20μ
■の電荷移動層を形成した。ついで、この電荷移動層の
上に実施例1で用いた電荷発生層用塗工液をスプレー塗
工し、120℃で30分間加熱乾燥して約0.2μ■の
電荷発生層を形成し感光体を作成した。
実施例3 電荷移動層用塗工液のα−フェニルスチルベン化合物を
下記構造の化合物の変更した以外は実施例1と同様にし
て感光体を作成した。
実施例4 電荷発生層用塗工液の作成に使用したバルミチン酸イソ
プロピルの0,78重量Sシクロヘキサノン溶液をラウ
リル酸ブチルの0.156重量算シクロヘキサノン溶液
とした以外は実施例2と同様にして感光体を作成した。
実施例5 電荷発生層用塗工液の作成に使用したメチルエチルケト
ン90重量部をポリビニルブチラール(商品名:XYH
L、ユニオンカーバイドプラスチック社製)の0.67
重量%メチルエチルケトン溶液90重量部とした以外は
実施例4と同様にして感光体を作成した。
実施例6 酸化アンチ上210重量製を含有する酸化スズの微粉8
重量部と酸化チクダン白色顔料粉末5重量部とポリビニ
ルブチラール(商品名:BL−1,種水化学社製)の1
2重量%メチルエチルケトン溶液68重量部とを72時
間ボールミルで処理し、次にメチルエチルケトン47重
量部を追加して48時間再びボールミルで処理した1次
にこの顔料分散液80重量部を撹拌しながら8重量部の
トリレンジイソシアネートの20重量%メチルエチルケ
トン溶液を追加混合して光散乱用下引層塗工液とした。
つぎに、lを真空蒸着した75μ菖のポリエステルフィ
ルム基板上に上記光散乱用下引層塗工液をブレード塗工
し、120℃で30分間加熱硬化して約2.5μ−の光
散乱用下引層を形成した。
次に、この光散乱用下引層の上に実施例1と同様にして
電荷発生層及び電荷移動層を形成した感光体を作成した
比較例1〜2 電荷発生層用塗工液のバルミチン酸イソプロピルをポリ
ビニルブチラール(商品名:XYHL、ユニオンカーバ
イドプラスチック社製)にした以外は各々実施例1及び
実施例3と同様にして感光体を作成した。
比較例3 電荷発生層用塗工液のバルミチン酸イソプロピルをポリ
ビニルブチラール(商品名:XYHL、ユニオンカーバ
イドプラスチック社!1)にした以外は実施例4と同様
にして感光体を作成した。
比較例4 電荷発生層用塗工液のバルミチン酸イソプロピルをポリ
エステル(商品名:バイロン200.東洋紡社製)にし
た以外は実施例2と同様にして感光体を作成した。
比較例5 電荷発生層用塗工液作成時のバルミチン酸イソプロピル
の0.78重量%シクロヘキサノン溶液をポリビニルブ
チラール(商品名:XY)IL、ユニオンカーバイドプ
ラスチック社製)の5.88重量%シクロヘキサノン溶
液にした以外は実施例1と同様にして感光体を作成した
以上の様にして作成した電子写真用感光体を、静電複写
紙試験装置(川口電機製作所■、 SP 428型)を
使用して、次の様に電子写真特性を評価した。まず、各
感光体に一6KVのコロナ放電を20秒間行なって、そ
の間にコロナ放電開始2秒後の帯電電位Vs (vol
t)を測定し、その後、暗所に放電して表面電位が一8
00vになった時点でタングステン光を照射して1表面
電位が一400vに光減衰するのに必要な露光量5(l
ux 5ee)を求めた。その後、色温度2856°に
のタングステン光を100000 lux see照射
の後、再び前記と同様に光疲労後の帯電電位V、’ (
volt)及び露光量S’ (lux 5ee)を求め
た0以上の結果を表−1に示す。
なお、第2図のタイプ感光体は+7KVのコロナ放電を
20秒間行なって、その間にコロナ放電開始2秒後の帯
電4位v2を測定し、その後、暗所に放置して表面電位
が+800vになった時点でタングステン光を照射して
表面電位が+80Vに光減衰するのに必要な露光量Sを
求めた。その後前記と同様に1000001ux se
c照射後、光疲労後の帯電4位V、/及び露光量S′を
求めた。
【図面の簡単な説明】
第1図−第4図は本発明に係る種々の電子写真用感光体
の模式断面図である。 1;電荷発生層 2:電荷移動層 3;導電性支持体 4;単層型感光層 5;下引層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体上に電荷発生物質を分散した層を少
    なくとも有する電子写真用感光体において、電荷発生物
    質を分散した層が高級脂肪酸エステルを含有することを
    特徴とする電子写真用感光体。
JP5480187A 1987-03-09 1987-03-09 電子写真用感光体 Pending JPS63220156A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6197463B1 (en) 1998-05-15 2001-03-06 Mitsubishi Chemical Corporation Electrophotographic photosensitive bodies

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6197463B1 (en) 1998-05-15 2001-03-06 Mitsubishi Chemical Corporation Electrophotographic photosensitive bodies

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