JPS63219892A - ロ−リングピストン式回転機械 - Google Patents
ロ−リングピストン式回転機械Info
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- JPS63219892A JPS63219892A JP5493287A JP5493287A JPS63219892A JP S63219892 A JPS63219892 A JP S63219892A JP 5493287 A JP5493287 A JP 5493287A JP 5493287 A JP5493287 A JP 5493287A JP S63219892 A JPS63219892 A JP S63219892A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C21/00—Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
- F01C21/08—Rotary pistons
- F01C21/0809—Construction of vanes or vane holders
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はローリングピストン式回転機械に関するもので
、例えばディーゼルエンジン車に用いられる負圧源、あ
るいはブレーキブースターに負圧を供給する負圧ポンプ
として用いられて有効である。
、例えばディーゼルエンジン車に用いられる負圧源、あ
るいはブレーキブースターに負圧を供給する負圧ポンプ
として用いられて有効である。
[従来の技術]
従来ローリングピストン式回転機械は部品点数が少なく
構造が簡単であるため小型軽量であり、耐久性が高いな
ど種々の利点を有する回転機械としてコンプレッサ、バ
キュームポンプ等に適している。
構造が簡単であるため小型軽量であり、耐久性が高いな
ど種々の利点を有する回転機械としてコンプレッサ、バ
キュームポンプ等に適している。
その構造は円筒状内周面と側板とを有するシリンダ内を
シリンダの軸心に対して所定の偏心量をもってシリンダ
内周面に沿ってロータが回転し、このロータ外周面に沿
って摺動しロータの半径方向に往復動しながらシリンダ
とロータとの間の空間を吸入室と吐出室とに区画するベ
ーンによって圧力差を生じさせる構造を有している。
シリンダの軸心に対して所定の偏心量をもってシリンダ
内周面に沿ってロータが回転し、このロータ外周面に沿
って摺動しロータの半径方向に往復動しながらシリンダ
とロータとの間の空間を吸入室と吐出室とに区画するベ
ーンによって圧力差を生じさせる構造を有している。
従来このロータは鉄又は特開昭58−70088号公報
に開示されているようにポリイミド樹脂等の樹脂材料を
用いていた。
に開示されているようにポリイミド樹脂等の樹脂材料を
用いていた。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、ロータの材料が鉄である場合は、ロータ
の重量が大きくなり、ロータは偏心して回転するため大
きな重量によるエネルギー損失が大きく、また偏心によ
る振動の発生、それに伴って騒音が発生する上に、偏心
を調和させるために設けられるバランスウェイトが大き
くなるために全体が大型化し及び重量が大となるという
問題があった。
の重量が大きくなり、ロータは偏心して回転するため大
きな重量によるエネルギー損失が大きく、また偏心によ
る振動の発生、それに伴って騒音が発生する上に、偏心
を調和させるために設けられるバランスウェイトが大き
くなるために全体が大型化し及び重量が大となるという
問題があった。
そこで軽量化のためにロータを樹脂材料で構成した場合
は、樹脂材料の熱膨張係数がケーシングや軸受部の鉄材
よりも大きいために回転作動等による温度上昇のため樹
脂製ロータが膨張してケーシングとの接触状態が変化し
て発熱損傷したり、変形したりするという問題があった
。
は、樹脂材料の熱膨張係数がケーシングや軸受部の鉄材
よりも大きいために回転作動等による温度上昇のため樹
脂製ロータが膨張してケーシングとの接触状態が変化し
て発熱損傷したり、変形したりするという問題があった
。
またローリングピストン式回転橢械にお(プる上記欠点
を解消するため、特開昭61−291794号公報に示
されるような繊維強化アルミニウム類のロータを使用し
た場合、アルミニウムは無潤滑状態での耐焼付性に乏し
いため相手摺動面へのアルミニウムの移着が生じ焼付が
生じ易すく、結果としてロータの耐焼付性に問題があっ
た。この耐焼付性を改善するため、相手摺動面にテフロ
ン等の自己TA潤滑脂被覆を施した場合は、耐焼付性は
改善されるが、この被覆の耐摩耗性に問題があり特に面
接触となるロータ端面とシリンダ側板の摩耗が著しく、
これによりローリングピストン式回転機械の耐久性が劣
化するという問題があった。
を解消するため、特開昭61−291794号公報に示
されるような繊維強化アルミニウム類のロータを使用し
た場合、アルミニウムは無潤滑状態での耐焼付性に乏し
いため相手摺動面へのアルミニウムの移着が生じ焼付が
生じ易すく、結果としてロータの耐焼付性に問題があっ
た。この耐焼付性を改善するため、相手摺動面にテフロ
ン等の自己TA潤滑脂被覆を施した場合は、耐焼付性は
改善されるが、この被覆の耐摩耗性に問題があり特に面
接触となるロータ端面とシリンダ側板の摩耗が著しく、
これによりローリングピストン式回転機械の耐久性が劣
化するという問題があった。
またmett強化ア強化アルミニウムータに、特開昭5
5−164794号に示されるようなセラミックを溶射
して被覆層を設けると、セラミックと繊維強化アルミニ
ウムとの結合力が弱くかつセラミックが脆いことに起因
して、作動中セラミックの!IJ#が生じやすく耐久性
に問題があった。
5−164794号に示されるようなセラミックを溶射
して被覆層を設けると、セラミックと繊維強化アルミニ
ウムとの結合力が弱くかつセラミックが脆いことに起因
して、作動中セラミックの!IJ#が生じやすく耐久性
に問題があった。
[問題点を解決するための手段1
本発明は、繊維強化アルミニウム製ロータを有するロー
リングピストン式回転機械の上記欠点を解消するため、
ロータ表面のうち少なくともシリンダ側板と接触するロ
ータ端面に、Mo 、Mo合金、Moにセラミック及び
グラファイトのうちの少なくとも一種が混在した混合物
、並びにMO合金にセラミック及びグラファイトのうち
の少なくとも一種が混在した混合物から成る群から選択
された一種より成る摺動表面層を設け、該ロータと摺動
接触するシリンダ面のうち少なくともシリンダ側板にセ
ラミックから成る摺動表面層を設けたことを特徴とする
。
リングピストン式回転機械の上記欠点を解消するため、
ロータ表面のうち少なくともシリンダ側板と接触するロ
ータ端面に、Mo 、Mo合金、Moにセラミック及び
グラファイトのうちの少なくとも一種が混在した混合物
、並びにMO合金にセラミック及びグラファイトのうち
の少なくとも一種が混在した混合物から成る群から選択
された一種より成る摺動表面層を設け、該ロータと摺動
接触するシリンダ面のうち少なくともシリンダ側板にセ
ラミックから成る摺動表面層を設けたことを特徴とする
。
MOあるいはMO合金にセラミック及び/またはグラフ
ァイトが混在する場合、セラミック及び/またはグラフ
ァイトは0〜g□vo+%の範囲であるのが好ましい。
ァイトが混在する場合、セラミック及び/またはグラフ
ァイトは0〜g□vo+%の範囲であるのが好ましい。
ここでMO合金は、0〜95wt%のFe、Ni、Aj
!、Go 、Cr及びo〜iowt%のM(1、C。
!、Go 、Cr及びo〜iowt%のM(1、C。
BSs+ とから成る群から選択された少なくとも1種
、残部MO及び不可避不純物とから成る。
、残部MO及び不可避不純物とから成る。
またセラミックとしては、酸化アルミニウム、酸化ケイ
素酸化クロム及びこれらの混合物などが好ましく、セラ
ミックス表面層は溶射法(プラズマスプレー法)により
10〜500μmの厚さでシリンダ側板に設けるのが好
ましい。またシリンダ側板と摺動接触するロータ端面に
設けられる活動表面層も溶射法(プラズマスプレー法)
により10〜500ufflの厚さ設けるのが好ましい
。
素酸化クロム及びこれらの混合物などが好ましく、セラ
ミックス表面層は溶射法(プラズマスプレー法)により
10〜500μmの厚さでシリンダ側板に設けるのが好
ましい。またシリンダ側板と摺動接触するロータ端面に
設けられる活動表面層も溶射法(プラズマスプレー法)
により10〜500ufflの厚さ設けるのが好ましい
。
[作用]
本発明者は繊維強化アルミニウム製ロータの端面に摺動
表面層として作用する被覆層を設ける場合、Moあるい
はMO合金あるいはこれらとグラファイトやセラミック
との混合物から成る層がロータの耐焼付性及び耐摩擦性
を向上させるのに最適であり、またこのロータ摺動表面
層と摺動接触するシリンダー側板にはセラミックス層を
設けるのが最適であることを見い出した。MOあるいは
Mo合金は、Δβロータへの溶射時にAfを固溶し、A
1と極めて強固な結果をもたらすと共に、耐焼付性と耐
摩耗性が優れているので、tHM強化アルミニウムロー
タの摺動表面層として適する。
表面層として作用する被覆層を設ける場合、Moあるい
はMO合金あるいはこれらとグラファイトやセラミック
との混合物から成る層がロータの耐焼付性及び耐摩擦性
を向上させるのに最適であり、またこのロータ摺動表面
層と摺動接触するシリンダー側板にはセラミックス層を
設けるのが最適であることを見い出した。MOあるいは
Mo合金は、Δβロータへの溶射時にAfを固溶し、A
1と極めて強固な結果をもたらすと共に、耐焼付性と耐
摩耗性が優れているので、tHM強化アルミニウムロー
タの摺動表面層として適する。
必要とされる耐摩耗性あるいは耐焼付性及び熱膨張係数
の程度に応じ、MoあるいはMO合金層にグラファイト
あるいはセラミックスを混在させることができる。
の程度に応じ、MoあるいはMO合金層にグラファイト
あるいはセラミックスを混在させることができる。
[実施例]
次に本発明をブレーキブースタ用バキュームポンプとし
て用いた場合の実施例について説明する。
て用いた場合の実施例について説明する。
第1図及び第2図において、主軸1は玉軸受2を介して
フロントハウジング3、リヤハウジング4に軸支されて
いる。この主軸1の中央部には、主軸1の回転を滑らか
にするためのバランサー5が設けられ、このバランサー
5の両側には軸心より所定量偏心した偏心軸6が形成さ
れている。そして、この偏心軸6には玉軸受7を介して
円筒状のロータ8が軸支されている。前記フロントハウ
ジング3及び前記リヤハウジング4の間には、円筒状内
面9aを有するケーシング9が挟持されており、この円
筒状内面9aの中心と前記ロータ8の中心とは所定量偏
心している。さらに、ロータ8の端面には前記フロント
ハウジング3及びリヤハウジング4の各々の間に側板1
0.11が配されており、前記ケーシング9、側板10
,11によってシリンダが形成されている。
フロントハウジング3、リヤハウジング4に軸支されて
いる。この主軸1の中央部には、主軸1の回転を滑らか
にするためのバランサー5が設けられ、このバランサー
5の両側には軸心より所定量偏心した偏心軸6が形成さ
れている。そして、この偏心軸6には玉軸受7を介して
円筒状のロータ8が軸支されている。前記フロントハウ
ジング3及び前記リヤハウジング4の間には、円筒状内
面9aを有するケーシング9が挟持されており、この円
筒状内面9aの中心と前記ロータ8の中心とは所定量偏
心している。さらに、ロータ8の端面には前記フロント
ハウジング3及びリヤハウジング4の各々の間に側板1
0.11が配されており、前記ケーシング9、側板10
,11によってシリンダが形成されている。
前記ケーシング9には軸方向に開口するベーン室12が
形成されており、このベーン室12内には板状のベーン
13が挿入されている。このベーン13にはスプリング
受1″j穴13aが形成されており、このスプリング受
は穴13aと前記ベーン室の床面との間にはスプリング
14が配されている。そして、このスプリング14の付
勢力によってベーン13は常に前記ロータ8の外周面に
当接しており、ロータ8がシリンダ内を偏心運動すると
、このロータ8の運動に供なってベーン13はベーン苗
12内を往復運動する。また、このベーン13は前記シ
リンダ内面と前記ロータ8の外周面とによって形成され
るシリンダ室を吸入室Aと吐出室Bとに区画している。
形成されており、このベーン室12内には板状のベーン
13が挿入されている。このベーン13にはスプリング
受1″j穴13aが形成されており、このスプリング受
は穴13aと前記ベーン室の床面との間にはスプリング
14が配されている。そして、このスプリング14の付
勢力によってベーン13は常に前記ロータ8の外周面に
当接しており、ロータ8がシリンダ内を偏心運動すると
、このロータ8の運動に供なってベーン13はベーン苗
12内を往復運動する。また、このベーン13は前記シ
リンダ内面と前記ロータ8の外周面とによって形成され
るシリンダ室を吸入室Aと吐出室Bとに区画している。
そして、前記ケーシング9には、前記吸入室Aに空気を
導く吸入口15が形成され、吐出室B内の空気を吐出す
るための吐出口16が前記ベーン室12の近傍のケーシ
ング9に開口して設けられている。また、吐出口16に
は吐出口16から外部に向かう空気のみを通過させるチ
ェックバルブ17がバルブ受け18によって設けられて
いる。尚、フロントハウジング3、ケーシング9、リヤ
ハウジング4は互いにボルト20によって締結されてい
る。
導く吸入口15が形成され、吐出室B内の空気を吐出す
るための吐出口16が前記ベーン室12の近傍のケーシ
ング9に開口して設けられている。また、吐出口16に
は吐出口16から外部に向かう空気のみを通過させるチ
ェックバルブ17がバルブ受け18によって設けられて
いる。尚、フロントハウジング3、ケーシング9、リヤ
ハウジング4は互いにボルト20によって締結されてい
る。
次に各構成部品の材料について述べる。ケーシング9は
、鋳鉄にテフロンコーティングしたもの、ベーン13は
、樹脂含浸の焼結カーボン、側板10.11の主部は鉄
製であり且つロータ側部と摺動接触する部分に10〜5
00μmのセラミック切が設けられている。セラミック
は酸化アルミニウムであり、プラズマスプレー法により
設けられた。次にこのセラミックス層は相手摺動面との
なじみ性をよくするため表面の突起の高さが3μm以下
となる表面粗さに研摩した。
、鋳鉄にテフロンコーティングしたもの、ベーン13は
、樹脂含浸の焼結カーボン、側板10.11の主部は鉄
製であり且つロータ側部と摺動接触する部分に10〜5
00μmのセラミック切が設けられている。セラミック
は酸化アルミニウムであり、プラズマスプレー法により
設けられた。次にこのセラミックス層は相手摺動面との
なじみ性をよくするため表面の突起の高さが3μm以下
となる表面粗さに研摩した。
ロータ8は炭素繊維を縦横方向に織りなした炭素繊維織
布を第3図に示すごとく巻付積層して形成させた第4図
のような円筒状予成形体30にアルミニウム(JIS
AOC12:熱膨張係数24×10″″6/”Cを複
合化させた炭素繊維強化アルミニウムよりなり、鋳鉄の
熱膨張係数とほぼ同じ熱膨張係数を有する。
布を第3図に示すごとく巻付積層して形成させた第4図
のような円筒状予成形体30にアルミニウム(JIS
AOC12:熱膨張係数24×10″″6/”Cを複
合化させた炭素繊維強化アルミニウムよりなり、鋳鉄の
熱膨張係数とほぼ同じ熱膨張係数を有する。
このvan強化アルミニウム製ロータの製造方法は、特
開昭61−291794号公報に詳細に説明されている
ので省略する。ロータの表面のうちシリンダー側板10
.11と店接するロータ端面8a 、8cに10〜50
0μm好ましくは50〜200μmの厚さの18%MO
−79%Fe−3%C合金の摺動用表面層が設けられて
いる。この摺動表面層はロータ端面に溶射することによ
って形成された。この摺動表面層は、相手の摺動面との
なじみ性をよくするため、表面の突起が高さ3μm以下
となる表面粗さに研磨された。
開昭61−291794号公報に詳細に説明されている
ので省略する。ロータの表面のうちシリンダー側板10
.11と店接するロータ端面8a 、8cに10〜50
0μm好ましくは50〜200μmの厚さの18%MO
−79%Fe−3%C合金の摺動用表面層が設けられて
いる。この摺動表面層はロータ端面に溶射することによ
って形成された。この摺動表面層は、相手の摺動面との
なじみ性をよくするため、表面の突起が高さ3μm以下
となる表面粗さに研磨された。
次に本実施例の作動について説明する。
原動機(図示せず)により駆動される主軸1の回転に伴
い偏心軸6は主軸1の周囲を偏心回転する。この時、偏
心ロータは、玉軸受7を介して偏心軸6に対し回転自在
に支承されているため、ケーシング9内部で第1図中矢
印R方向に回転揺動運動を行う。この時、ベーン13は
スプリング14の押付は力により、偏心ロータ8の外周
部に当接し、偏心ロータ8の回転揺動運動に伴いベーン
室12内の往復動を行う。これにより、吸入室A及び吐
出室Bは拡大、縮小を繰り返し、ポンプ作用を行う。す
なわち、主軸1の回転に伴い、吸入室Aが最大となるま
ではブレーキブースタの真空タンク(図示せず)内の空
気を吸入口15を通じて吸入室Aに吸入する。その後、
吸入させた空気は吐出室8の縮小により吐出口16を通
り大気に放出される。
い偏心軸6は主軸1の周囲を偏心回転する。この時、偏
心ロータは、玉軸受7を介して偏心軸6に対し回転自在
に支承されているため、ケーシング9内部で第1図中矢
印R方向に回転揺動運動を行う。この時、ベーン13は
スプリング14の押付は力により、偏心ロータ8の外周
部に当接し、偏心ロータ8の回転揺動運動に伴いベーン
室12内の往復動を行う。これにより、吸入室A及び吐
出室Bは拡大、縮小を繰り返し、ポンプ作用を行う。す
なわち、主軸1の回転に伴い、吸入室Aが最大となるま
ではブレーキブースタの真空タンク(図示せず)内の空
気を吸入口15を通じて吸入室Aに吸入する。その後、
吸入させた空気は吐出室8の縮小により吐出口16を通
り大気に放出される。
第1表にロータに摺動表面層なしの炭素繊維強化アルミ
ニウム合金複合材を用いた場合と、上記表面層を設けた
場合との耐久性の相違を示す。
ニウム合金複合材を用いた場合と、上記表面層を設けた
場合との耐久性の相違を示す。
第 1 表
1) サイドプレート摺動面、Aj1203溶射層2)
ロータ5000rpm、無潤滑 上記実施例ではロータ端面にのみMO合金の摺動表面層
を設けたが、ロータ表面全体にこの摺動表面層を設ける
と更にロータの耐久性が向上する。
ロータ5000rpm、無潤滑 上記実施例ではロータ端面にのみMO合金の摺動表面層
を設けたが、ロータ表面全体にこの摺動表面層を設ける
と更にロータの耐久性が向上する。
更に、上記実施例ではシリンダーのうち側板にのみセラ
ミック摺動表面層を設けたがケーシング表面全体にこの
セラミック摺動表面層を設けることにより回転機械の耐
久性を更に向上させることができる。
ミック摺動表面層を設けたがケーシング表面全体にこの
セラミック摺動表面層を設けることにより回転機械の耐
久性を更に向上させることができる。
[発明の効果]
炭素繊維強化アルミニウム製ロータ8は比重が2゜3と
軽量であり、また熱膨張係数が鉄製の玉軸受7と等しく
なるよう構成されているため熱膨張の相違によるガタ等
が発生する心配はなく、また鉄製のハウジング9との熱
膨張係数の差も非常に小さいためロータ8とハウジング
9との隙間が小さくなって接触したり、あるいは隙間が
広がりすぎて空気もれにより性能が低下することがなく
なる。
軽量であり、また熱膨張係数が鉄製の玉軸受7と等しく
なるよう構成されているため熱膨張の相違によるガタ等
が発生する心配はなく、また鉄製のハウジング9との熱
膨張係数の差も非常に小さいためロータ8とハウジング
9との隙間が小さくなって接触したり、あるいは隙間が
広がりすぎて空気もれにより性能が低下することがなく
なる。
また優れた耐摩耗性と耐焼付性が必要とされる、ロータ
端部とシリンダ側板にはそれぞれ、MoあるいはMO合
金あるいはこれを主成分としてセラミックやグラファイ
トを混在させた混合物からなる摺動表面層及びセラミッ
ク層が設けられ、ロータ母材のアルミニウムとMOある
いはMO合金は強固に結合しているため従来のようにア
ルミニウムとセラミックとの結合力の弱さ及びセラミッ
クの脆さから摺動表面層に割れが生じることがなくなっ
た。更にロータ端部の表面層とシリンダ側板の表面層と
の相互摺動によって生じる摩耗粉は速かに摺動面外に排
出されるかあるいは表面層の四部に保持されるので、凝
着およびアグレッシブ摩耗がおこりにくく長期間の使用
にも耐えつるという優れた作用効果が得られた。
端部とシリンダ側板にはそれぞれ、MoあるいはMO合
金あるいはこれを主成分としてセラミックやグラファイ
トを混在させた混合物からなる摺動表面層及びセラミッ
ク層が設けられ、ロータ母材のアルミニウムとMOある
いはMO合金は強固に結合しているため従来のようにア
ルミニウムとセラミックとの結合力の弱さ及びセラミッ
クの脆さから摺動表面層に割れが生じることがなくなっ
た。更にロータ端部の表面層とシリンダ側板の表面層と
の相互摺動によって生じる摩耗粉は速かに摺動面外に排
出されるかあるいは表面層の四部に保持されるので、凝
着およびアグレッシブ摩耗がおこりにくく長期間の使用
にも耐えつるという優れた作用効果が得られた。
第1図は本発明のローリングピストン式回転機械の半径
方向断面図、第2図は第1図における軸方向断面図であ
る。 8・・・・・・ロータ、 9・・・・・・シリンダ、 13・・・・・・ベーン、 A・・・・・・吸入室、 B・・・・・・吐出室。
方向断面図、第2図は第1図における軸方向断面図であ
る。 8・・・・・・ロータ、 9・・・・・・シリンダ、 13・・・・・・ベーン、 A・・・・・・吸入室、 B・・・・・・吐出室。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 筒状内周面と側板とを有するシリンダと、 該内周面に沿つて回転するよう該シリンダの軸心に対し
て所定の偏心量をもつて該シリンダ内に配置され、該内
周面に作動上協働する外周面を有し、該側板と面接触す
る端面を有する、繊維強化アルミニウム製のロータと、 該ロータ外周面に摺接し、該ロータの半径方向に往復動
しながら前記シリンダと前記ロータとの間の空間を吸入
室と吐出室に区画形成するベーンとを備え、 該ロータのうち少なくとも端面は、Mo、Mo合金、M
oとセラミツク及びグラフアイトのうちの少なくとも一
種との混合物、並びにMo合金とセラミツク及びグラフ
アイトのうちの少なくとも一種の混合物から成る群から
選択された一種から成る摺動表面層を有し、 該シリンダのうち少なくとも側板は、セラミツクから成
る摺動表面層を有する、ローリング式回転機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5493287A JPH0735792B2 (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 | ロ−リングピストン式回転機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5493287A JPH0735792B2 (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 | ロ−リングピストン式回転機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63219892A true JPS63219892A (ja) | 1988-09-13 |
JPH0735792B2 JPH0735792B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=12984400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5493287A Expired - Lifetime JPH0735792B2 (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 | ロ−リングピストン式回転機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735792B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07217567A (ja) * | 1994-01-31 | 1995-08-15 | Nippondenso Co Ltd | 無潤滑真空ポンプ |
-
1987
- 1987-03-10 JP JP5493287A patent/JPH0735792B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07217567A (ja) * | 1994-01-31 | 1995-08-15 | Nippondenso Co Ltd | 無潤滑真空ポンプ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0735792B2 (ja) | 1995-04-19 |
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