JPH01290993A - ローリングピストン式回転機械 - Google Patents
ローリングピストン式回転機械Info
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- JPH01290993A JPH01290993A JP11798888A JP11798888A JPH01290993A JP H01290993 A JPH01290993 A JP H01290993A JP 11798888 A JP11798888 A JP 11798888A JP 11798888 A JP11798888 A JP 11798888A JP H01290993 A JPH01290993 A JP H01290993A
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Landscapes
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明はローリングピストン式回転機械に関し、特にそ
の耐久性の向上に関するものである。
の耐久性の向上に関するものである。
ローリングピストン式回転機械は部品点数が少なくシン
プルな構造であるため、種々の優れた特長を有している
。そのため、例えばエアコン等のコンプレッサとして、
ディーゼルエンジン車の負圧源として、あるいはブレー
キブースタ等の負圧ポンプとして広く利用されている。
プルな構造であるため、種々の優れた特長を有している
。そのため、例えばエアコン等のコンプレッサとして、
ディーゼルエンジン車の負圧源として、あるいはブレー
キブースタ等の負圧ポンプとして広く利用されている。
従来のローリングピストン式回転機械は円筒状内周面を
有するシリンダ内を、シリンダの軸心に対して所定の偏
心量をもつロータがシリンダの内周面に沿って回転する
。このロータ外周面に摺接しロータの半径方向に往復運
動するベーンが、シリンダとロータとの間の空間を吸入
室と吐出室とに区画することによって圧力差を生じさせ
る。
有するシリンダ内を、シリンダの軸心に対して所定の偏
心量をもつロータがシリンダの内周面に沿って回転する
。このロータ外周面に摺接しロータの半径方向に往復運
動するベーンが、シリンダとロータとの間の空間を吸入
室と吐出室とに区画することによって圧力差を生じさせ
る。
ここでロータの材料としては、特開昭61−29179
4号公報に開示されるように騒音・振動・大型化防止の
ため軽量であること、発熱損傷・変形防止のためケーシ
ングや軸受部の鉄材と同等の熱膨張率を有することとい
う条件を満足する繊維強化アルミニウム等のアルミニウ
ム基複合材料が適切である。
4号公報に開示されるように騒音・振動・大型化防止の
ため軽量であること、発熱損傷・変形防止のためケーシ
ングや軸受部の鉄材と同等の熱膨張率を有することとい
う条件を満足する繊維強化アルミニウム等のアルミニウ
ム基複合材料が適切である。
しかしながら、アルミニウムは無潤滑状態での耐焼付性
に乏しいので、アルミニウム基複合材料製のロータの焼
付防止のために何らかの対策を施すことが望まし2い。
に乏しいので、アルミニウム基複合材料製のロータの焼
付防止のために何らかの対策を施すことが望まし2い。
そこで、ロータが摺動する相f−面に、例えばフッ素樹
脂等の自己潤滑被膜を設けたとする。その場合、ロータ
の焼付を防止することはできるが、自己潤滑被膜として
のフッ素樹脂の耐摩耗性に問題が残る。
脂等の自己潤滑被膜を設けたとする。その場合、ロータ
の焼付を防止することはできるが、自己潤滑被膜として
のフッ素樹脂の耐摩耗性に問題が残る。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、自己潤滑被
膜としてのフッ素樹脂に十分な耐摩耗性を付〜、するこ
とによってアルミニウムX:11合材料製ロータの焼付
を防止し、ローリングピストン式回転機械の耐久性を向
上させることを目的とする。
膜としてのフッ素樹脂に十分な耐摩耗性を付〜、するこ
とによってアルミニウムX:11合材料製ロータの焼付
を防止し、ローリングピストン式回転機械の耐久性を向
上させることを目的とする。
そこで、本発明は、
筒状内周面と両端部の側板とを有するシリンダと、該内
周面に沿って回転するように該シリンダ軸心に対して所
定の偏心盪をもって該シリンダ内に廃されたアルミニウ
ム基複合材料からなるロータと、該ロータの外周面に摺
接しかつ該ロータの半径方向に往復運動しながら該シリ
ンダと該ロータとの間の空間を吸入室と吐出室に区画形
成するベーンとを具備したローリングピストン式回転機
械において、 前記側板のロータとの摺動面トに熱硬化性樹脂からなる
マトリックス中に無機質ウィスカを1〜1QVol%、
フッ素樹脂を10〜50Vol%の比率で分散させた摺
動表面層を設けたことを特徴とするローリングピストン
式回転機械という技術的手段を採用する。
周面に沿って回転するように該シリンダ軸心に対して所
定の偏心盪をもって該シリンダ内に廃されたアルミニウ
ム基複合材料からなるロータと、該ロータの外周面に摺
接しかつ該ロータの半径方向に往復運動しながら該シリ
ンダと該ロータとの間の空間を吸入室と吐出室に区画形
成するベーンとを具備したローリングピストン式回転機
械において、 前記側板のロータとの摺動面トに熱硬化性樹脂からなる
マトリックス中に無機質ウィスカを1〜1QVol%、
フッ素樹脂を10〜50Vol%の比率で分散させた摺
動表面層を設けたことを特徴とするローリングピストン
式回転機械という技術的手段を採用する。
本発明によれば、摺動表面層に分散している無機質ウィ
スカにより、摺動表面層の耐摩耗性が大幅に改善される
。さらに無機質ウィスカは繊維状であるため熱硬化性樹
脂と強く固着し、脱落・埋没が起こりにくい。
スカにより、摺動表面層の耐摩耗性が大幅に改善される
。さらに無機質ウィスカは繊維状であるため熱硬化性樹
脂と強く固着し、脱落・埋没が起こりにくい。
〔実施例]
次に本発明をブレーキブースタ用バキュームポンプとし
て用いた場合の実施例について説明する。
て用いた場合の実施例について説明する。
第1図及び第2図において、主軸1は玉軸受2を介して
フロントハウジング3.リヤハウシング4に軸支されて
いる。この主軸Iの中央部には、主軸1の回転を滑らか
にするためのバランサー5が設けられ、このバランサー
5の両側には軸心より所定量偏心した偏心軸6が形成さ
れている。そして、この偏心軸6には玉軸受7を介して
円筒状のロータ8が軸支されている。
フロントハウジング3.リヤハウシング4に軸支されて
いる。この主軸Iの中央部には、主軸1の回転を滑らか
にするためのバランサー5が設けられ、このバランサー
5の両側には軸心より所定量偏心した偏心軸6が形成さ
れている。そして、この偏心軸6には玉軸受7を介して
円筒状のロータ8が軸支されている。
フロントハウジング3及びリヤハウジング4の間には、
円筒状内面9aを1丁するケーシング9が挟持されてお
り、この円筒状内面9aの中心とロータ8の中心とは所
定量偏心している。さらに、ロータ8の側面にはフロン
トハウジング3及びリヤハウジング4の各々の間に側板
IO,11が配されており、ケーシング9.側板10.
11によってシリンダが形成されている。
円筒状内面9aを1丁するケーシング9が挟持されてお
り、この円筒状内面9aの中心とロータ8の中心とは所
定量偏心している。さらに、ロータ8の側面にはフロン
トハウジング3及びリヤハウジング4の各々の間に側板
IO,11が配されており、ケーシング9.側板10.
11によってシリンダが形成されている。
この側板io、ti上には、ロータ8の側板10.11
への焼付きを防止するために摺動表面層)Oa、lla
が設けられている。
への焼付きを防止するために摺動表面層)Oa、lla
が設けられている。
ケーシング9には軸方向に開口するベーン室12が形成
されており、このベーン室12内には板状のベーン13
が挿入されている。ごのベーン13にはスプリング受は
穴13aが形成されており、このスプリング受は穴13
aとベーン室の床面との間にはスプリング14が配され
ている。そして、このスプリング14の付勢力によって
ベーン13は常にロータ8の外周面に当接しており、ロ
ータ8がシリンダ内を偏心運動すると、このロータ8の
運動に伴なってベーン13はベーン室12内を往復運動
する。
されており、このベーン室12内には板状のベーン13
が挿入されている。ごのベーン13にはスプリング受は
穴13aが形成されており、このスプリング受は穴13
aとベーン室の床面との間にはスプリング14が配され
ている。そして、このスプリング14の付勢力によって
ベーン13は常にロータ8の外周面に当接しており、ロ
ータ8がシリンダ内を偏心運動すると、このロータ8の
運動に伴なってベーン13はベーン室12内を往復運動
する。
また、このへ・−ン13はシリンダ内面とロータ8の外
周面とによって形成されるう/リング室を吸入室Aと吐
出室Bとに区画しでいる。そして、ケーシング9には、
吸入室Aに空気を導く吸入口15が形成され、吐出室B
内の空気・り吐出するだめの吐出口16がベーン室12
の近傍のケージング9に開口して設けられている。また
、吐出口16には吐出「116から外部に向かう空気の
みを通過させるチエツクバルブ17がバルブ受け18に
よって設けられている。尚、フロントハウジング3゜ケ
ーシング9.リヤハウジング4は互いにボルト20によ
って締結されている。
周面とによって形成されるう/リング室を吸入室Aと吐
出室Bとに区画しでいる。そして、ケーシング9には、
吸入室Aに空気を導く吸入口15が形成され、吐出室B
内の空気・り吐出するだめの吐出口16がベーン室12
の近傍のケージング9に開口して設けられている。また
、吐出口16には吐出「116から外部に向かう空気の
みを通過させるチエツクバルブ17がバルブ受け18に
よって設けられている。尚、フロントハウジング3゜ケ
ーシング9.リヤハウジング4は互いにボルト20によ
って締結されている。
次に各構成部品の材料について説明する。ケーシング9
は、例えば鉄に′フッ素樹脂コーティングしたもの、ベ
ーン1.(は樹脂含浸の焼結カーボン、フロント及びリ
ヤハウジング3,4と側4Fi l 0 。
は、例えば鉄に′フッ素樹脂コーティングしたもの、ベ
ーン1.(は樹脂含浸の焼結カーボン、フロント及びリ
ヤハウジング3,4と側4Fi l 0 。
IJは鉄である。なお、フロントハウジング3と側板1
0、及びリヤハウジング4と側板11は一体としても良
い。ロータ8は、セラミンクlAl1 Itとセラミッ
ク粒子の混合体にアルミニウム合金(jIS ADC
12)を複合させた鐵維及び粒子強化アルミニウムであ
る。これによりロータ8の熱膨張率は、ケーシング9の
材料である鉄の熱膨張率と同等なものとなっている。な
おロータ8の材料は上記以外に、アルミニウム基複合材
料を用いてその熱膨張率を鉄と同等としたものならば良
い。
0、及びリヤハウジング4と側板11は一体としても良
い。ロータ8は、セラミンクlAl1 Itとセラミッ
ク粒子の混合体にアルミニウム合金(jIS ADC
12)を複合させた鐵維及び粒子強化アルミニウムであ
る。これによりロータ8の熱膨張率は、ケーシング9の
材料である鉄の熱膨張率と同等なものとなっている。な
おロータ8の材料は上記以外に、アルミニウム基複合材
料を用いてその熱膨張率を鉄と同等としたものならば良
い。
次に側板10に設けた摺動表面層10aの模式図を第3
図に示し、その組成について説明する。
図に示し、その組成について説明する。
なお、側板11も同様の構造である。摺動表面層10a
は熱硬化性樹脂としての耐熱性エポキシ樹脂にSiCウ
ィスカ210を摺動表面層10a全体の5シof%、フ
ン素樹脂220(例えばデュポン社製商品名テフロン)
を同20VO1%2二硫化モリブデン(MO32)23
0を同3νo1%分散させたものからなる。ただし、q
6質ウィスカとしてのSiCウィスカ210の分散比率
は、))1動表面層10a全体の1〜10Vol%であ
ればよい。
は熱硬化性樹脂としての耐熱性エポキシ樹脂にSiCウ
ィスカ210を摺動表面層10a全体の5シof%、フ
ン素樹脂220(例えばデュポン社製商品名テフロン)
を同20VO1%2二硫化モリブデン(MO32)23
0を同3νo1%分散させたものからなる。ただし、q
6質ウィスカとしてのSiCウィスカ210の分散比率
は、))1動表面層10a全体の1〜10Vol%であ
ればよい。
これはSiCウィスカ210が1Vol%未ン+’Aで
あると摺動表面層10aの耐Iγ耗性を4−分すこ向上
させることはできず、逆に1QVol%より多くなると
、ロータ8によるFtXt=力によって摺動表面層10
aからSiCウィスカ210が引き抜かれやすくなり、
ぞの際摺動表面層10aに穴やひび割れを発生させるな
ど、摺動表面層10aの強度が弱くなるためである。ま
た、フッ素樹脂220の拡散比率についても摺動表面層
10a全体のlO〜50Vol%であれば良い。これは
フッ素樹脂220が10Vol%未満であるときには、
−1分な自己潤滑性を得ることはできず、逆に50Vo
l%を超えると摺動表面層10aのフン素樹脂220の
粒子−間に割れが発生しやすくなるなど(H動表面層1
0aの強度に問題が生じるためである。なお、二硫化モ
リブデン(MoSz)230はフン素樹脂220とは異
なる機構により自己潤滑性を示すので、二硫化モリブデ
ン(MoSz)230を摺動表面層10a全体の5νo
I%以下の比率で拡散することにより、摺動表面層10
aの耐焼付性をさらに向−トさ−せることができる。
あると摺動表面層10aの耐Iγ耗性を4−分すこ向上
させることはできず、逆に1QVol%より多くなると
、ロータ8によるFtXt=力によって摺動表面層10
aからSiCウィスカ210が引き抜かれやすくなり、
ぞの際摺動表面層10aに穴やひび割れを発生させるな
ど、摺動表面層10aの強度が弱くなるためである。ま
た、フッ素樹脂220の拡散比率についても摺動表面層
10a全体のlO〜50Vol%であれば良い。これは
フッ素樹脂220が10Vol%未満であるときには、
−1分な自己潤滑性を得ることはできず、逆に50Vo
l%を超えると摺動表面層10aのフン素樹脂220の
粒子−間に割れが発生しやすくなるなど(H動表面層1
0aの強度に問題が生じるためである。なお、二硫化モ
リブデン(MoSz)230はフン素樹脂220とは異
なる機構により自己潤滑性を示すので、二硫化モリブデ
ン(MoSz)230を摺動表面層10a全体の5νo
I%以下の比率で拡散することにより、摺動表面層10
aの耐焼付性をさらに向−トさ−せることができる。
ムニだし、二硫化モリブデン(MO32)230は必ず
しも必要、なものではなく、また拡散比率が5Vol%
よりも多くなると摺動表面層leaの強度を弱めるごと
になる。なお、二硫化モリブデン(MoS2)に代えて
、グラファイトあるいは二硫化タングステン(WS、)
を用いることも可能である。
しも必要、なものではなく、また拡散比率が5Vol%
よりも多くなると摺動表面層leaの強度を弱めるごと
になる。なお、二硫化モリブデン(MoS2)に代えて
、グラファイトあるいは二硫化タングステン(WS、)
を用いることも可能である。
摺動表面層10aの厚さは、5〜50 /l m (+
−t’ましくは10〜30μm)であり、これは厚さが
5μm以下であるとSiCウィスカ210を保持するこ
とが困難になり、50μm以上となると側板10.11
に対する接着力に問題が生じるためである。また、Si
Cウィスカ210は繊維径081〜1μm、繊維長10
〜・50μInの無機質ウィスカであり、ここで繊維長
を10μm以上とU7たのは良好な耐摩耗性を得るため
に摺動表面層1()aの表面にSiCウィスカ210の
一部が突出するようにするためであり、繊維長の上限を
50μmとしたのは摺動表面層10aの厚さから定めた
ものである。また、フン素樹脂220及び二硫化モリブ
デン(MoSz)は10μm以下の粒状をし、ていて、
摺動表面層10.3中に均一に分散し2ている。なお、
摺動表1fflj!loaは、耐熱性上ボキシ樹脂に予
じめStCウィスカ210.フッ素樹脂220.二硫化
モリブデン(&1oSz)を分散しておき、通常の焼付
は塗装により形成した。
−t’ましくは10〜30μm)であり、これは厚さが
5μm以下であるとSiCウィスカ210を保持するこ
とが困難になり、50μm以上となると側板10.11
に対する接着力に問題が生じるためである。また、Si
Cウィスカ210は繊維径081〜1μm、繊維長10
〜・50μInの無機質ウィスカであり、ここで繊維長
を10μm以上とU7たのは良好な耐摩耗性を得るため
に摺動表面層1()aの表面にSiCウィスカ210の
一部が突出するようにするためであり、繊維長の上限を
50μmとしたのは摺動表面層10aの厚さから定めた
ものである。また、フン素樹脂220及び二硫化モリブ
デン(MoSz)は10μm以下の粒状をし、ていて、
摺動表面層10.3中に均一に分散し2ている。なお、
摺動表1fflj!loaは、耐熱性上ボキシ樹脂に予
じめStCウィスカ210.フッ素樹脂220.二硫化
モリブデン(&1oSz)を分散しておき、通常の焼付
は塗装により形成した。
次に本実施例の作動についで説明する。第1図及び第2
図において原動機(図示せず)により駆動される主軸1
0回転に伴い偏心軸6は主軸lの周囲を偏心回転する。
図において原動機(図示せず)により駆動される主軸1
0回転に伴い偏心軸6は主軸lの周囲を偏心回転する。
この時、iコータ8は、玉軸受7を介して偏心軸6に対
し7回転自在に支承されているため、ゲー・ソング9内
部で第1図矢印R方向に回転揺動運動を行・う。この時
、ベーンt 3はスプリング14の押付は力により、ロ
ータ8の外周部に当接し、偏心L7−タ8の回転揺動運
動に伴いベーン室12内を往復運動する。
し7回転自在に支承されているため、ゲー・ソング9内
部で第1図矢印R方向に回転揺動運動を行・う。この時
、ベーンt 3はスプリング14の押付は力により、ロ
ータ8の外周部に当接し、偏心L7−タ8の回転揺動運
動に伴いベーン室12内を往復運動する。
これにより、吸入室A及びμm1出室Bl!l吹大、縮
小を繰り返し、ポンプ作用を行う。すなわち、主軸1の
回転に伴い、吸入室Aが最大となるまではブレーキブー
スタの真空タンク(図示せず)内の空気を吸入口15を
通じて吸入室Aに吸入する。
小を繰り返し、ポンプ作用を行う。すなわち、主軸1の
回転に伴い、吸入室Aが最大となるまではブレーキブー
スタの真空タンク(図示せず)内の空気を吸入口15を
通じて吸入室Aに吸入する。
その後、吸入さセた空気は吐出室Bの縮小により吐出口
16を通り大気に放出される。
16を通り大気に放出される。
」二記の如き作動において、第3図に示すようにロータ
8が摺動する摺動表面層10a、lla中に均一に分散
しているSiCウィスカ210の良好な耐摩耗性と、フ
ッ素樹脂220及び二硫化モリブデン(MoSz)23
0の自己潤滑性とにより、ポンプの耐久性は著しく改善
される。
8が摺動する摺動表面層10a、lla中に均一に分散
しているSiCウィスカ210の良好な耐摩耗性と、フ
ッ素樹脂220及び二硫化モリブデン(MoSz)23
0の自己潤滑性とにより、ポンプの耐久性は著しく改善
される。
第1表に側板1O511にフッ素樹脂と耐熱性エポキシ
樹脂による被膜を設けた場合と、SiC粒子を5νo1
%添加したフン素樹脂と耐熱性エポキシ樹脂による被膜
を設けた場合と、本実施例による表面層を用いた場合と
の耐久性の比較結果を示す。
樹脂による被膜を設けた場合と、SiC粒子を5νo1
%添加したフン素樹脂と耐熱性エポキシ樹脂による被膜
を設けた場合と、本実施例による表面層を用いた場合と
の耐久性の比較結果を示す。
第 1 表
なお、第1表は繊維強化アルミニウムのロータ8を無潤
滑の状態で毎分5000回転の回転速度で駆動した比較
結果である。
滑の状態で毎分5000回転の回転速度で駆動した比較
結果である。
第1表に示すように、本実施例においては、表面層が2
0μm摩耗する(ポンプ性能の一割低下に相当)のに1
000時間以上を要する。これは、ド実施例をブレーキ
ブースタのバキュームポンプとして使用した場合には1
0年以上の耐用年数に必適する。
0μm摩耗する(ポンプ性能の一割低下に相当)のに1
000時間以上を要する。これは、ド実施例をブレーキ
ブースタのバキュームポンプとして使用した場合には1
0年以上の耐用年数に必適する。
次に本発明の第2の実施例について説明する。
熱硬化性樹脂としての耐熱性エボギシ樹脂に無機質ウィ
スカとしてのSi3N4ウィスカ(繊維径0.1=1μ
m、繊維長to〜50μm)を摺動表面層全体の5シ0
1%、フン素樹脂(粒径10μm以下〕を同15νo1
%、カーボン(粒径10μm以下)を同5νo1%拡I
Wする。上記の組成により構成される摺動表面層におい
ても、前述の実施例と同様の結県があった。
スカとしてのSi3N4ウィスカ(繊維径0.1=1μ
m、繊維長to〜50μm)を摺動表面層全体の5シ0
1%、フン素樹脂(粒径10μm以下〕を同15νo1
%、カーボン(粒径10μm以下)を同5νo1%拡I
Wする。上記の組成により構成される摺動表面層におい
ても、前述の実施例と同様の結県があった。
また、無機質ウィスカは前述したSiCウィスカ及び5
lxNa ウィスカの代わりに、酸化アルミニウム(A
120.)或いはホウ化チタン(TiB、)或いはリン
化チタン(TiP)等も用いても良い。
lxNa ウィスカの代わりに、酸化アルミニウム(A
120.)或いはホウ化チタン(TiB、)或いはリン
化チタン(TiP)等も用いても良い。
以上述べたように本発明によれば、自己潤滑被膜として
のフッ素樹脂に十分な耐摩耗性を付与することができる
ので、アルミニウム基複合材ネ’tからなるロータの焼
付を防止し、ローリングピストン式回転機械の耐久性を
大幅に向−]二することができる。
のフッ素樹脂に十分な耐摩耗性を付与することができる
ので、アルミニウム基複合材ネ’tからなるロータの焼
付を防止し、ローリングピストン式回転機械の耐久性を
大幅に向−]二することができる。
第1図は本発明の一実施例の横断面図、第2図は本発明
の一実施例の縦断面図、第3図は摺動表面層を示す模式
図である。 1・・・主軸、8・・・ロータ、io、xi・・・側板
、10a、lla・・・摺動表面層、13・・・ベーン
。
の一実施例の縦断面図、第3図は摺動表面層を示す模式
図である。 1・・・主軸、8・・・ロータ、io、xi・・・側板
、10a、lla・・・摺動表面層、13・・・ベーン
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 筒状内周面と両端部の側板とを有するシリンダと、該
内周面に沿って回転するように該シリンダ軸心に対して
所定の偏心量をもって該シリンダ内に配されたアルミニ
ウム基複合材料からなるロータと、該ロータの外周面に
摺接しかつ該ロータの半径方向に往復運動しながら該シ
リンダと該ロータとの間の空間を吸入室と吐出室に区画
形成するベーンとを具備したローリングピストン式回転
機械において、 前記側板のロータとの摺動面上に熱硬化性樹脂からなる
マトリックス中に無機質ウィスカを1〜10Vol%,
フッ素樹脂を10〜50Vol%の比率で分散させた摺
動表面層を設けたことを特徴とするローリングピストン
式回転機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11798888A JPH01290993A (ja) | 1988-05-14 | 1988-05-14 | ローリングピストン式回転機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11798888A JPH01290993A (ja) | 1988-05-14 | 1988-05-14 | ローリングピストン式回転機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01290993A true JPH01290993A (ja) | 1989-11-22 |
Family
ID=14725243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11798888A Pending JPH01290993A (ja) | 1988-05-14 | 1988-05-14 | ローリングピストン式回転機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01290993A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0547469U (ja) * | 1991-11-27 | 1993-06-25 | ダイキン工業株式会社 | ローリングピストン型圧縮機 |
JP2005325842A (ja) * | 2005-06-13 | 2005-11-24 | Daikin Ind Ltd | 流体機械 |
US7563510B2 (en) | 2004-01-15 | 2009-07-21 | Daikin Industries, Ltd. | Fluid machinery |
-
1988
- 1988-05-14 JP JP11798888A patent/JPH01290993A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0547469U (ja) * | 1991-11-27 | 1993-06-25 | ダイキン工業株式会社 | ローリングピストン型圧縮機 |
US7563510B2 (en) | 2004-01-15 | 2009-07-21 | Daikin Industries, Ltd. | Fluid machinery |
JP2005325842A (ja) * | 2005-06-13 | 2005-11-24 | Daikin Ind Ltd | 流体機械 |
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