JPH01290993A - ローリングピストン式回転機械 - Google Patents

ローリングピストン式回転機械

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JPH01290993A
JPH01290993A JP11798888A JP11798888A JPH01290993A JP H01290993 A JPH01290993 A JP H01290993A JP 11798888 A JP11798888 A JP 11798888A JP 11798888 A JP11798888 A JP 11798888A JP H01290993 A JPH01290993 A JP H01290993A
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JP
Japan
Prior art keywords
rotor
cylinder
sliding surface
surface layer
rolling piston
Prior art date
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Pending
Application number
JP11798888A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Otsuki
浩 大槻
Kenichi Akutagawa
芥川 憲一
Jun Hasegawa
順 長谷川
Hideo Otsu
大津 日出男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明はローリングピストン式回転機械に関し、特にそ
の耐久性の向上に関するものである。
ローリングピストン式回転機械は部品点数が少なくシン
プルな構造であるため、種々の優れた特長を有している
。そのため、例えばエアコン等のコンプレッサとして、
ディーゼルエンジン車の負圧源として、あるいはブレー
キブースタ等の負圧ポンプとして広く利用されている。
〔従来の技術〕
従来のローリングピストン式回転機械は円筒状内周面を
有するシリンダ内を、シリンダの軸心に対して所定の偏
心量をもつロータがシリンダの内周面に沿って回転する
。このロータ外周面に摺接しロータの半径方向に往復運
動するベーンが、シリンダとロータとの間の空間を吸入
室と吐出室とに区画することによって圧力差を生じさせ
る。
ここでロータの材料としては、特開昭61−29179
4号公報に開示されるように騒音・振動・大型化防止の
ため軽量であること、発熱損傷・変形防止のためケーシ
ングや軸受部の鉄材と同等の熱膨張率を有することとい
う条件を満足する繊維強化アルミニウム等のアルミニウ
ム基複合材料が適切である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、アルミニウムは無潤滑状態での耐焼付性
に乏しいので、アルミニウム基複合材料製のロータの焼
付防止のために何らかの対策を施すことが望まし2い。
そこで、ロータが摺動する相f−面に、例えばフッ素樹
脂等の自己潤滑被膜を設けたとする。その場合、ロータ
の焼付を防止することはできるが、自己潤滑被膜として
のフッ素樹脂の耐摩耗性に問題が残る。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、自己潤滑被
膜としてのフッ素樹脂に十分な耐摩耗性を付〜、するこ
とによってアルミニウムX:11合材料製ロータの焼付
を防止し、ローリングピストン式回転機械の耐久性を向
上させることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明は、 筒状内周面と両端部の側板とを有するシリンダと、該内
周面に沿って回転するように該シリンダ軸心に対して所
定の偏心盪をもって該シリンダ内に廃されたアルミニウ
ム基複合材料からなるロータと、該ロータの外周面に摺
接しかつ該ロータの半径方向に往復運動しながら該シリ
ンダと該ロータとの間の空間を吸入室と吐出室に区画形
成するベーンとを具備したローリングピストン式回転機
械において、 前記側板のロータとの摺動面トに熱硬化性樹脂からなる
マトリックス中に無機質ウィスカを1〜1QVol%、
フッ素樹脂を10〜50Vol%の比率で分散させた摺
動表面層を設けたことを特徴とするローリングピストン
式回転機械という技術的手段を採用する。
〔作用〕
本発明によれば、摺動表面層に分散している無機質ウィ
スカにより、摺動表面層の耐摩耗性が大幅に改善される
。さらに無機質ウィスカは繊維状であるため熱硬化性樹
脂と強く固着し、脱落・埋没が起こりにくい。
〔実施例] 次に本発明をブレーキブースタ用バキュームポンプとし
て用いた場合の実施例について説明する。
第1図及び第2図において、主軸1は玉軸受2を介して
フロントハウジング3.リヤハウシング4に軸支されて
いる。この主軸Iの中央部には、主軸1の回転を滑らか
にするためのバランサー5が設けられ、このバランサー
5の両側には軸心より所定量偏心した偏心軸6が形成さ
れている。そして、この偏心軸6には玉軸受7を介して
円筒状のロータ8が軸支されている。
フロントハウジング3及びリヤハウジング4の間には、
円筒状内面9aを1丁するケーシング9が挟持されてお
り、この円筒状内面9aの中心とロータ8の中心とは所
定量偏心している。さらに、ロータ8の側面にはフロン
トハウジング3及びリヤハウジング4の各々の間に側板
IO,11が配されており、ケーシング9.側板10.
11によってシリンダが形成されている。
この側板io、ti上には、ロータ8の側板10.11
への焼付きを防止するために摺動表面層)Oa、lla
が設けられている。
ケーシング9には軸方向に開口するベーン室12が形成
されており、このベーン室12内には板状のベーン13
が挿入されている。ごのベーン13にはスプリング受は
穴13aが形成されており、このスプリング受は穴13
aとベーン室の床面との間にはスプリング14が配され
ている。そして、このスプリング14の付勢力によって
ベーン13は常にロータ8の外周面に当接しており、ロ
ータ8がシリンダ内を偏心運動すると、このロータ8の
運動に伴なってベーン13はベーン室12内を往復運動
する。
また、このへ・−ン13はシリンダ内面とロータ8の外
周面とによって形成されるう/リング室を吸入室Aと吐
出室Bとに区画しでいる。そして、ケーシング9には、
吸入室Aに空気を導く吸入口15が形成され、吐出室B
内の空気・り吐出するだめの吐出口16がベーン室12
の近傍のケージング9に開口して設けられている。また
、吐出口16には吐出「116から外部に向かう空気の
みを通過させるチエツクバルブ17がバルブ受け18に
よって設けられている。尚、フロントハウジング3゜ケ
ーシング9.リヤハウジング4は互いにボルト20によ
って締結されている。
次に各構成部品の材料について説明する。ケーシング9
は、例えば鉄に′フッ素樹脂コーティングしたもの、ベ
ーン1.(は樹脂含浸の焼結カーボン、フロント及びリ
ヤハウジング3,4と側4Fi l 0 。
IJは鉄である。なお、フロントハウジング3と側板1
0、及びリヤハウジング4と側板11は一体としても良
い。ロータ8は、セラミンクlAl1 Itとセラミッ
ク粒子の混合体にアルミニウム合金(jIS  ADC
12)を複合させた鐵維及び粒子強化アルミニウムであ
る。これによりロータ8の熱膨張率は、ケーシング9の
材料である鉄の熱膨張率と同等なものとなっている。な
おロータ8の材料は上記以外に、アルミニウム基複合材
料を用いてその熱膨張率を鉄と同等としたものならば良
い。
次に側板10に設けた摺動表面層10aの模式図を第3
図に示し、その組成について説明する。
なお、側板11も同様の構造である。摺動表面層10a
は熱硬化性樹脂としての耐熱性エポキシ樹脂にSiCウ
ィスカ210を摺動表面層10a全体の5シof%、フ
ン素樹脂220(例えばデュポン社製商品名テフロン)
を同20VO1%2二硫化モリブデン(MO32)23
0を同3νo1%分散させたものからなる。ただし、q
6質ウィスカとしてのSiCウィスカ210の分散比率
は、))1動表面層10a全体の1〜10Vol%であ
ればよい。
これはSiCウィスカ210が1Vol%未ン+’Aで
あると摺動表面層10aの耐Iγ耗性を4−分すこ向上
させることはできず、逆に1QVol%より多くなると
、ロータ8によるFtXt=力によって摺動表面層10
aからSiCウィスカ210が引き抜かれやすくなり、
ぞの際摺動表面層10aに穴やひび割れを発生させるな
ど、摺動表面層10aの強度が弱くなるためである。ま
た、フッ素樹脂220の拡散比率についても摺動表面層
10a全体のlO〜50Vol%であれば良い。これは
フッ素樹脂220が10Vol%未満であるときには、
−1分な自己潤滑性を得ることはできず、逆に50Vo
l%を超えると摺動表面層10aのフン素樹脂220の
粒子−間に割れが発生しやすくなるなど(H動表面層1
0aの強度に問題が生じるためである。なお、二硫化モ
リブデン(MoSz)230はフン素樹脂220とは異
なる機構により自己潤滑性を示すので、二硫化モリブデ
ン(MoSz)230を摺動表面層10a全体の5νo
I%以下の比率で拡散することにより、摺動表面層10
 aの耐焼付性をさらに向−トさ−せることができる。
ムニだし、二硫化モリブデン(MO32)230は必ず
しも必要、なものではなく、また拡散比率が5Vol%
よりも多くなると摺動表面層leaの強度を弱めるごと
になる。なお、二硫化モリブデン(MoS2)に代えて
、グラファイトあるいは二硫化タングステン(WS、)
を用いることも可能である。
摺動表面層10aの厚さは、5〜50 /l m (+
−t’ましくは10〜30μm)であり、これは厚さが
5μm以下であるとSiCウィスカ210を保持するこ
とが困難になり、50μm以上となると側板10.11
に対する接着力に問題が生じるためである。また、Si
Cウィスカ210は繊維径081〜1μm、繊維長10
〜・50μInの無機質ウィスカであり、ここで繊維長
を10μm以上とU7たのは良好な耐摩耗性を得るため
に摺動表面層1()aの表面にSiCウィスカ210の
一部が突出するようにするためであり、繊維長の上限を
50μmとしたのは摺動表面層10aの厚さから定めた
ものである。また、フン素樹脂220及び二硫化モリブ
デン(MoSz)は10μm以下の粒状をし、ていて、
摺動表面層10.3中に均一に分散し2ている。なお、
摺動表1fflj!loaは、耐熱性上ボキシ樹脂に予
じめStCウィスカ210.フッ素樹脂220.二硫化
モリブデン(&1oSz)を分散しておき、通常の焼付
は塗装により形成した。
次に本実施例の作動についで説明する。第1図及び第2
図において原動機(図示せず)により駆動される主軸1
0回転に伴い偏心軸6は主軸lの周囲を偏心回転する。
この時、iコータ8は、玉軸受7を介して偏心軸6に対
し7回転自在に支承されているため、ゲー・ソング9内
部で第1図矢印R方向に回転揺動運動を行・う。この時
、ベーンt 3はスプリング14の押付は力により、ロ
ータ8の外周部に当接し、偏心L7−タ8の回転揺動運
動に伴いベーン室12内を往復運動する。
これにより、吸入室A及びμm1出室Bl!l吹大、縮
小を繰り返し、ポンプ作用を行う。すなわち、主軸1の
回転に伴い、吸入室Aが最大となるまではブレーキブー
スタの真空タンク(図示せず)内の空気を吸入口15を
通じて吸入室Aに吸入する。
その後、吸入さセた空気は吐出室Bの縮小により吐出口
16を通り大気に放出される。
」二記の如き作動において、第3図に示すようにロータ
8が摺動する摺動表面層10a、lla中に均一に分散
しているSiCウィスカ210の良好な耐摩耗性と、フ
ッ素樹脂220及び二硫化モリブデン(MoSz)23
0の自己潤滑性とにより、ポンプの耐久性は著しく改善
される。
第1表に側板1O511にフッ素樹脂と耐熱性エポキシ
樹脂による被膜を設けた場合と、SiC粒子を5νo1
%添加したフン素樹脂と耐熱性エポキシ樹脂による被膜
を設けた場合と、本実施例による表面層を用いた場合と
の耐久性の比較結果を示す。
第  1  表 なお、第1表は繊維強化アルミニウムのロータ8を無潤
滑の状態で毎分5000回転の回転速度で駆動した比較
結果である。
第1表に示すように、本実施例においては、表面層が2
0μm摩耗する(ポンプ性能の一割低下に相当)のに1
000時間以上を要する。これは、ド実施例をブレーキ
ブースタのバキュームポンプとして使用した場合には1
0年以上の耐用年数に必適する。
次に本発明の第2の実施例について説明する。
熱硬化性樹脂としての耐熱性エボギシ樹脂に無機質ウィ
スカとしてのSi3N4ウィスカ(繊維径0.1=1μ
m、繊維長to〜50μm)を摺動表面層全体の5シ0
1%、フン素樹脂(粒径10μm以下〕を同15νo1
%、カーボン(粒径10μm以下)を同5νo1%拡I
Wする。上記の組成により構成される摺動表面層におい
ても、前述の実施例と同様の結県があった。
また、無機質ウィスカは前述したSiCウィスカ及び5
lxNa ウィスカの代わりに、酸化アルミニウム(A
120.)或いはホウ化チタン(TiB、)或いはリン
化チタン(TiP)等も用いても良い。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、自己潤滑被膜として
のフッ素樹脂に十分な耐摩耗性を付与することができる
ので、アルミニウム基複合材ネ’tからなるロータの焼
付を防止し、ローリングピストン式回転機械の耐久性を
大幅に向−]二することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の横断面図、第2図は本発明
の一実施例の縦断面図、第3図は摺動表面層を示す模式
図である。 1・・・主軸、8・・・ロータ、io、xi・・・側板
、10a、lla・・・摺動表面層、13・・・ベーン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  筒状内周面と両端部の側板とを有するシリンダと、該
    内周面に沿って回転するように該シリンダ軸心に対して
    所定の偏心量をもって該シリンダ内に配されたアルミニ
    ウム基複合材料からなるロータと、該ロータの外周面に
    摺接しかつ該ロータの半径方向に往復運動しながら該シ
    リンダと該ロータとの間の空間を吸入室と吐出室に区画
    形成するベーンとを具備したローリングピストン式回転
    機械において、 前記側板のロータとの摺動面上に熱硬化性樹脂からなる
    マトリックス中に無機質ウィスカを1〜10Vol%,
    フッ素樹脂を10〜50Vol%の比率で分散させた摺
    動表面層を設けたことを特徴とするローリングピストン
    式回転機械。
JP11798888A 1988-05-14 1988-05-14 ローリングピストン式回転機械 Pending JPH01290993A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0547469U (ja) * 1991-11-27 1993-06-25 ダイキン工業株式会社 ローリングピストン型圧縮機
JP2005325842A (ja) * 2005-06-13 2005-11-24 Daikin Ind Ltd 流体機械
US7563510B2 (en) 2004-01-15 2009-07-21 Daikin Industries, Ltd. Fluid machinery

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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