JPS6321689A - 版画用版材 - Google Patents

版画用版材

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Publication number
JPS6321689A
JPS6321689A JP16457786A JP16457786A JPS6321689A JP S6321689 A JPS6321689 A JP S6321689A JP 16457786 A JP16457786 A JP 16457786A JP 16457786 A JP16457786 A JP 16457786A JP S6321689 A JPS6321689 A JP S6321689A
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JP
Japan
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present
liquid
added
diisocyanate
compound
Prior art date
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Pending
Application number
JP16457786A
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English (en)
Inventor
松則 安吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Publication of JPS6321689A publication Critical patent/JPS6321689A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は版画用版材に関し、さらに詳しくいえば、本発
明は、彫刻刀による削刻が容易で精巧な版画を制作する
ことができる版画用版材に関する。
〔従来の技術〕
版画を制作する際に用いられる版の材料としては、サク
シ、ホウ、カツラなどの木、銅または石など多様な材料
がある。また、最近では合成樹脂またはゴムも用いられ
るようになってきた。合成ゴムを版材とするものに、ス
チレン−ブタジェンゴム(S B R)を基材としたゴ
ム組成物が知られている。
このゴム組成物から成形された版は、木や石などに比較
して彫刻刀などによる削刻は容易ではあるものの、いま
だ自在にかつ緻密に削刻することが困難であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、このような従来の版材における欠点を
改良し、削刻が極めて容易で、精巧な版画を制作するこ
とができる版画用版材を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は前記の優れた版画用版材を開発するために鋭
意研究を重ねた結果、特定の重合体組成物の硬化体を用
いることにより、その目的を達成しうろことを見い出し
、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、水酸基含有液状ジエン系重合体お
よびポリイソシアネート化合物を含有してなる液状重合
体組成物を硬化処理して得られる硬化体からなる版画用
版材を提供するものである。
本発明で用いる液状重合体組成物は、水酸基含有液状ジ
エン系重合体およびポリイソシアネート化合物を必須成
分とじて含有するものであり、該水酸基含有液状ジエン
系重合体としては、分子内または分子末端に水酸基を有
する数平均分子量が好ましくは300〜25000、よ
り好ましくは500〜10000の液状ジエン系重合体
が用いられる。この重合体の水酸基の含有量については
、特に制限はないが、通常0.1〜10n+eq/g 
、好ましくは0.3〜7 meq/gの範囲である。
該液状ジエン系重合体としては、例えば水酸基を含有す
る炭素数4〜12のジエン重合体、ジエン共重合体、さ
らにはこれらジエンモノマーと炭素数2〜22のα−オ
レフィン性付加重合性七ツマ−との共重合体などが挙げ
られる。具体的には水酸基を含有するブタジェンホモポ
リマー、イソプレンホモポリマー、ブタジェン−スチレ
ンコポリマー、ブタジェン−イソプレンコポリマー、ブ
タジェン−アクリロニトリルコポリマー、ブタジェン−
2−エチルヘキシルアクリレートコポリマー、ブタジェ
ン−n−オクタデシルアクリレートコポリマーなどを例
示することができる。これらの液状ジエン系重合体は、
例えば液状反応媒体中で共役ジエンモノマーを過酸化水
素の存在下、加熱反応させることにより製造することが
できる。
一方、もう一つの必須成分として用いられるポリイソシ
アネート化合物は、1分子中に2個もしくはそれ以上の
イソシアネート基を有する有機化合物であって、前記水
酸基含有液状ジエン系重合体の水酸基に対する反応性イ
ソシアネート基を有するものである。このようなポリイ
ソシアネート化合物の例としては、通常の芳香族、脂肪
族および脂環族のものを挙げることができ、例えばトリ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、液
状変性ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレ
ンポリフェニルイソシアネート、キシリレンジイソシア
ネート、シクロヘキシルジイソシアネート、シクロヘキ
サンフェニレンジイソシアネート、ナフタリン−1,5
−ジイソシアネート、イソプロピルベンゼン−2,4−
ジイソシアネート、ポリプロピレングリコールとトリレ
ンジイソシアネート付加反応物などがあり、とりわけM
DI、液状変性ジフェニルメタンジイソシアネート、ト
リレンジイソシアネートなどが好ましい。
前記2成分の配合割合については特に制限はないが、通
常水酸基含有液状ジエン系重合体の水酸基(○H)に対
するポリイソシアネート化合物のイソシアネート基(N
GO)の割合(NGOloH)がモル比で0.2〜25
、好ましくは0.5〜15になるように配合される。こ
のモル比が上記範囲を逸脱すると、組成物が硬化しにく
くなる。
本発明において用いられる液状重合体組成物には、所望
により強化剤としてポリオール化合物やポリアミン化合
物を配合することができるし、またその他種々の添加剤
を配合することもできる。
所望により配合するポリオール化合物としては、−mポ
リオール、二級ポリオール、三級ポリオールのいずれを
用いてもよく、具体的には1.2−プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1.2−ブタンジオール
、1.3−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、
1.2−ベンタンジオール、2.3−ベンタンジオール
、2,5−ヘキサンジオール、2.4−ヘキサンジオー
ル、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、シクロヘ
キサンジオール、グリセリン、N、N−ビス−2−ヒド
ロキシプロピルアニリン、N、N’−ビスヒドロキシイ
ソプロピル−2−メチルビペラジン、ビスフェノ、−ル
Aのプロピレンオキサイド付加物などの少なくとも1個
の二級炭素に結合した水酸基を含有する低分子量ポリオ
ールが挙げられる。
さらに、ポリオールとして二級炭素に結合した水酸基を
含有しないエチレングリコール、1. 3−プロピレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ベンタ
ンジオール、1.6−ヘキサンジオールなどを用いるこ
ともできる。ポリオールとしては通常ジオールが好まし
く用いられるが、トリオール、テトラオールを用いても
よく、その分子量は50〜500の範囲のものが好適で
ある。
一方、ポリアミン化合物としてはジアミン、トリアミン
、テトラアミンのいずれでもよく、さらに、−級ポリア
ミン、二級ポリアミン、三級ポリアミンのいずれを用い
ることもできる。ポリアミン化合物としては例えば、ヘ
キサメチレンヤシアミンなどの脂肪族アミン、3,3′
−ジメチル−4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタ
ンなどの脂環族アミン、4.4′−ジアミノジフェニル
などの芳香族アミン、2,4.6−)リ (ジメチルア
ミノメチル)フェノールなどのトリアミンなどを挙げる
ことができる。
これらポリオール化合物やポリアミン化合物を配合する
場合、その配合割合については特に制限はないが、通常
は前記した水酸基含有液状ジエン系重合体100重量部
に対してポリオール化合物11゜ やポリアミン化合物を1〜1000重量吻、好ましくは
3〜200重量部の範囲で配合する。
また、所望により配合する他の添加物としては例えばマ
イカ、グラファイト、ヒル石、炭酸カルシウム、スレー
ト粉末などの充填材が挙げられる。
さらに、粘度調整剤としてジオクチルフタレートなどの
可塑剤を添加したり、ナロマ系、ナフテン系、パラフィ
ン系オイルなどの軟化剤や、粘着力、接着力の調整のた
めにアルキルフェノール樹脂、テルペン樹脂、テルペン
フェノール樹脂、キシレンホルムアルデヒド樹脂、ロジ
ン、水添ロジン、クマロン樹脂、脂肪族および芳香族石
油樹脂などの粘着付与樹脂を添加することもできる。ま
た、ジブチルスズジラウレート、第一スズオクトエート
、ポリエチレンジアミンなどの硬化促進剤を添加するこ
ともできる。さらに、耐候性向上のために老化防止剤を
添加したり、消泡剤としてシリコン化合物などを添加す
ることができる。
本発明において、硬化体を形成するために用いられる液
状重合体組成物は、前記各成分を配合、混合することに
よって得られるが、通常はまず前記成分のうちポリイソ
シアネート化合物を除いた成分を配合し、15〜120
℃、好ましくは70〜100℃の範囲の温度において5
〜240分間、好ましくは30〜180分間攪拌混合し
、次いで、この混合物にポリイソシアネート化合物を添
加して、0〜70℃、好ましくは15〜50℃の範囲に
おいて、0.5秒間〜360分間、好ましくは1秒間〜
300分間攪拌混合することにより、調製することがで
きる。
本発明においては、このようにして調製された液状重合
体組成物を所望する大きさの金型等に流し・込み、好ま
しくは加圧下に加熱処理して硬化体を形成させるが、こ
の加熱処理の条件については特に制限はないが、通常0
〜120℃、好ましくは15〜70℃の範囲の温度にお
いて、0.5〜168時間、好ましくは1〜72時間で
ある。
〔実施例〕
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
実施例1 ポリイソシアネート化合物を除いた表示成分を表示量容
器に採取し、80℃で1時間攪拌混合したのち、これに
ポリイソシアネート化合物を表示量添加して20℃で1
分間攪拌混合し、液状重合体組成物を調製した。
次に、このようにして調製した組成物を、金型に流し込
み、80℃で1時間、200kg/cfflの圧力でプ
レス硬化させ、300X200X5mの版画用板を作成
した。結果を表に示す。
実施例2 ポリイソシアネート化合物を添加して、20℃で4時間
攪拌部合したこと以外は、実施例1と同様な操作を行い
、表示成分、表示量の液状重合体組成物を調製した。次
に、この組成物を金型に流し込み、25℃で72時間加
熱処理して実施例1と同じ形状の版画用版を作成した。
結果を表に示す。
比較例 表示のSBR組成物を用い、プレス成形によって実施例
と同じ形状の版画用版を作製した。結果を表に示す。
(評価方法) 図は本発明の版材の削刻の難易を評価する方法を説明す
るための斜視図であり、上記3種の版画用版を用い、荷
重計1を取りつけた彫刻刀2により版3を削り、削刻荷
重の平均値を測定することによって、削刻の難易を評価
した。
以下余白 〔発明の効果〕 本発明の版画用版材は彫刻刀による削刻が極めて容易で
、精巧な版画を作製できるなど、優れた特性を有してお
り、美術工芸分野においての利用が期待される。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の版材の削刻の難易を評価する方法を説明す
るための斜視図である。    ・図中符号1は荷重計
、2は彫刻刀、3は版画用板である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、水酸基含有液状ジエン系重合体およびポリイソシア
    ネート化合物を含有してなる液状重合体組成物を硬化処
    理して得られる硬化体からなる版画用版材。
JP16457786A 1986-07-15 1986-07-15 版画用版材 Pending JPS6321689A (ja)

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JP16457786A JPS6321689A (ja) 1986-07-15 1986-07-15 版画用版材

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JP16457786A JPS6321689A (ja) 1986-07-15 1986-07-15 版画用版材

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JPS6321689A true JPS6321689A (ja) 1988-01-29

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ID=15795812

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JP16457786A Pending JPS6321689A (ja) 1986-07-15 1986-07-15 版画用版材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008015110A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Seed:Kk 版画用材および版画用原版

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008015110A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Seed:Kk 版画用材および版画用原版

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