JPS63216814A

JPS63216814A - 整髪化粧料

Info

Publication number: JPS63216814A
Application number: JP62052253A
Authority: JP
Inventors: Hitoshi Kodama; 仁児玉; Takashi Tsuyoshi; 津吉　俊; Hisashi Tatsumi; 辰見　寿
Original assignee: Sunstar Inc
Current assignee: Sunstar Inc
Priority date: 1987-03-05
Filing date: 1987-03-05
Publication date: 1988-09-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】褒監Δ立腎本発明は、使用時に異和感のない優れた整髪およびセッ
ト効果を有する新規な整髪化粧料に関する。

発明の背景従来より、頭髪に対して整髪効果およびセット効果を有
する化粧料として、ヘアーリキッド、ヘアートニック、
ヘアーブロー、ヘアークリーム、ポマード、ヘアースプ
レーなどが知られている。

これらの化粧料には、整髪効果およびセット効果を付与
するため、通常、ポリビニルピロリドン、ポリオキシエ
チレンブチルエーテルなどの高分子物質が用いられてい
る。しかしながら、これらの高分子物質を配合した化粧
料は、整髪効果およびセット効果を有する場合には使用
時にゴワゴワした感じやべたつき等の異和感を与え、一
方、使用時にそのような異和感を与えない場合には整髪
効果およびセット効果に乏しいという欠点を有している
。

本発明者らは、この様な事情に鑑み、整髪効果およびセ
ット効果に優れ、しかも使用時に異和感のない整髪化粧
料を得るべく鋭意研究する間に、前記の高分子物質に代
えてセンダン科のある種の植物の果皮より得られる抽出
物を配合することにより所期の目的が達成されることを
見い出し、本発明を完成するに至った。

発明の開示本発明は、ランジウムドメスチカムジャックバーデュー
ク（以下、デユーダと称する）またはランプウムドメス
チカムジャックバーランサ（以下、ランサと称する）の
果皮より得られた抽出物を有効成分として配合したこと
を特徴とする整髪化粧料を提供するものである。本発明
によれば、前記の高分子物質を用いなくても優れた整髪
効果およびセット効果を示し、しかも使用時に異和感の
ない整髪化粧料を得ることができる。

つぎに、デユーダ果皮抽出物を配合したヘアーリキッド
（本発明品）および配合していないヘアーリキッド（対
照例１．２および３）の整髪およびセット効果ならびに
使用感について試験した結果を示す。

試料は、以下の処方により、常法に従って製造した。な
お、表中の数値は全て重量％である。

試験方法：約３ｇ１長さ１７ｃｍの毛束を直径２ｃｍのガラス棒に
らせん状に巻き付けて固定し、試料約０．５ｇを該毛束
に均一に塗布する。乾燥後、該毛束をガラス棒からはず
し、温度２０℃、湿度６５％の条件下にてつり下げ、６
分、３０分および６０分後の各毛束のカール保持率（下
式により算出）を測定する。

式中、Ｌａはカール直後の毛束の長さくｃｍ）およびＬ
ｂは所定時間後のカールした毛束の長さくｃｌ）を意味
する。

カール保持率が高いほど整髪およびセット効果が優れて
いることを表わす。結果を第１図に示す。

第１図は縦軸にカール保持率（％）および横軸に時間（
分）をとり、各試料の測定値をプロットしたグラフで、
Ｏ−○は本発明のヘアーリキッド、△−△は対照例１の
へアーリキッド、ローロは対照例２のヘアーリキッドお
よび・−・は対照例３のヘアーリキッドを塗布した毛束
のカール保持率の経時変化を示す。

第１図から明らかなように、デユーダ果皮抽出物を配合
した整髪化粧料は、該抽出物を配合していない従来の整
髪化粧料より優れた整髪およびセント効果を示した。

使用感試験方法：試料を頭髪に塗布させ、その使用感を各１０名の男性パ
ネル員に官能評価にて自己申告させた。

結果を第１表に示す。表中の数値は、該当する評価を行
なったパネル員の人数である。

第１表物を配合した整髪化粧料は、該抽出物を配合していない
従来の整髪化粧料（対照例１および２）に比べて使用時
の異和感が非常に少なかった。なお１、対照例３は６０
％エタノール水溶液であり、使用時の異和感はないが整
髪およびセット効果も有しない。

本発明の整髪化粧料に配合するデユーダまたはランサ果
皮抽出物、ランジック酸、ランジオサイドＡ、Ｂまたは
Ｃの抽出、分離および精製法ならびにその構造は公知で
あり（例えば、特開昭６０−２４３０２０号参照）、商
業的に入手することができる。これらは、ランジック酸
として整髪化粧料全量に対して０．０１〜１０重量％、
好ましくは、０．１〜５重爪％配合される。配合量が０
゜０１重量％より少ないと所期の効果が得られず、また
、１０重量％より多いと基剤への溶解が困難になる場合
がある。

さらに、本発明の整髪化粧料には、必要に応じて適当な
界面活性剤、保湿剤、油剤、水溶性高分子、防腐剤、殺
菌剤、薬効剤、香料、色素等をその特性を損わない範囲
で添加してもよい。

本発明の整髪化粧料は常法に従って製造することができ
、溶液系、乳化系等にて、ヘアーリキッド、ヘアートニ
ック、ヘアーブロー、ヘアークリーム、ポマード、ヘア
ースプレー等の頭髪化粧用の通常の剤形とすることがで
きる。

寒皇匹つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。

実施例１ヘアークリーム成分　　　　　　　１％成分Ａおよび成分Ｂを別々の容器で約７５°Ｃにて均一
に溶解した。ついで、撹拌しながら成分Ａを成分Ｂに加
えた後冷却してヘアークリームを製造した。

実施例２ポマード成分　　　　　　　重量％ランジオサイドＡ　　　　　　　　　　Ｏ１１ランジオ
サイドＢ　　　　　　　　　　　Ｏ１２ランジオサイド
ＣＯ１３木ろう　　　　　　　　　　　　　　　３０．０硬化ヒ
マシ油　　　　　　　　　　　３０．０ラノリンアルコ
ール　　　　　　　　１５．０イソプロピルミリステー
ト５．０流動パラフィン　　　　　　　　　　　　適量撹拌下、
以上の成分を約７５℃にて均一にした後冷却してポマー
ドを製造した。

実施例３ヘアートニック成分　　　　　　　重量％２０％ランサ果皮抽出物（エタノール溶液）２．０エチルアルコール　　　　　　　　　　６５．０ポリオ
キシエチレンオレイルエーテル　　　　　　　　　　　　　　１．０メントー
ル　　　　　　　　　　　　０．５トウガラシチンキ　
　　　　　　　　　　０．５香料　　　　　　　　　　
　　　　　　　０．５色素　　　　　　　　　　　　　
　　　　微量精製水　　　　　　　　　　　　　　　適
量以上の処方により、常法に従ってヘアートニックを製
造した。

実施例４ヘアーブロー成分　　　　　　　重量％ランジック酸　　　　　　　　　　　　０．Ｏｌランジ
オサイドＡ　　　　　　　　　　　０．０５ランジオサ
イドＢ　　　　　　　　　　　Ｏ，０５ランジオサイド
ＣＯ，０５エチルアルコール　　　　　　　　　　２５．０プロピ
レングリコール　　　　　　　　２．０ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油　　　２，０塩化ステアリルトリメチ
ルアンモニウム　　　　　　　　　　　　　　０．２香料　　　
　　　　　　　　　　　　　ｌ・０精製水　　　　　　
　　　　　　　　　適量撹拌下、以上の成分を室温にて
均一に溶解してヘアーブローを製造した。

実施例５ヘアースプレー成分　　　　　　　重棗％Ｂ噴射ガス　　　　　　　　　　　　５０．０成分Ａを
室温にて均一に溶解し、耐圧缶に入れて密閉した後成分
Ｂを充填してヘアースプレーを製造した。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の整髪化粧料および対照整髪化粧料に
よる毛束のカール保持率の経時変化を示すグラフである
。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ランジウムドメスチカムジャックバーデュークま
たはランジウムドメスチカムジャックバーランサの果皮
より得られた抽出物を有効成分として配合したことを特
徴とする整髪化粧料。
（２）有効成分がランジック酸である特許請求の範囲第
（１）項の整髪化粧料。
（３）有効成分がランジオサイドＡ、ＢまたはＣである
特許請求の範囲第（１）項の整髪化粧料。