JPS6321674B2 - - Google Patents

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JPS6321674B2
JPS6321674B2 JP12521681A JP12521681A JPS6321674B2 JP S6321674 B2 JPS6321674 B2 JP S6321674B2 JP 12521681 A JP12521681 A JP 12521681A JP 12521681 A JP12521681 A JP 12521681A JP S6321674 B2 JPS6321674 B2 JP S6321674B2
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JP
Japan
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ester
dimethyl
pyridine
nitrophenyl
dihydro
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JP12521681A
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JPS5826882A (ja
Inventor
Masahito Kamibayashi
Shinji Tsucha
Kozo Hiratsuka
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Tokyo Tanabe Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Tanabe Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Tanabe Co Ltd filed Critical Tokyo Tanabe Co Ltd
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Priority to GB08223168A priority patent/GB2108108B/en
Priority to FR8214008A priority patent/FR2511370B1/fr
Priority to DE19823230400 priority patent/DE3230400A1/de
Publication of JPS5826882A publication Critical patent/JPS5826882A/ja
Publication of JPS6321674B2 publication Critical patent/JPS6321674B2/ja
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は血圧降下作用を有する下記一般式
〔〕で示される新規な1・4―ジヒドロピリジ
ン誘導体に関する。 (式中R1は炭素数1〜4のアルキル基又は炭
素数3〜6のアルコキシアルキル基を、R2は炭
素数1〜8のアルキル基を表わし、Aは任意に炭
素数1〜3のアルキル基で置換されていてもよい
ヘキサメチレン基を表わす。) 従来、1・4―ジヒドロピリジン誘導体として
は、冠循環又は悩循環改善剤として有用な4―
(2―ニトロフエニル)―2・6―ジメチル―
1・4―ジヒドロピリジン―3・5―ジカルボン
酸ジメチルエステル(米国特許第3485847号;以
下ニフエジピンと略す)及び4―(3―ニトロフ
エニル)―2・6―ジメチル―1・4―ジヒドロ
ピリジン―3・5―ジカルボン酸3―メチルエス
テル―5―β―(N―ベンジル―N―メチルアミ
ノ)エチルエステル塩酸塩(特公昭55−45075
号;以下ニカルジピンと略す)などが知られてい
る。しかしながら、これらの化合物の血管拡張作
用及び該作用に起因する血圧降下作用は、それら
が顕著となる静注有効量、例えば10μg/Kgにお
いては、30〜40分程度の短時間で消滅し、更に心
臓機能の負担増の一つを意味する心拍数の増加現
象を伴なうことが報告されている(Arzneimittel
―Forschung 22巻1号 33頁 1972年;同26巻
12号 2172頁 1976年;東邦医学会雑誌26巻1・
2号 48頁 1979年)。従つて、長期間にわたる
薬物の連用を要する高血圧症及び心臓血管性疾患
などに、これらの化合物を治療薬として用いる場
合には、徐放化等の製剤改良、副作用の発現を高
める頻回投与又は他剤との併用が必要とされる。 本発明の課題は血管拡張作用に由来する持続時
間の長い降圧作用を具備し、且つ心拍数の増減能
が軽微であり、この故に高血圧症及び心臓血管性
疾患の治療薬として有用な前記一般式〔〕で示
される1・4―ジヒドロピリジン誘導体の提供に
ある。 本発明化合物〔〕は下記式に示すような互変
異性体を包含する。 (式中R1,R2,及びAは前記と同意義。) また、4位のニトロフエニル基としては、オル
ト、メタ又はパラ位にニトロ基を有するものを含
むが、パラニトロフエニル基の場合には血圧降下
作用の劣化の傾向が認められた。 3位のエステル(―COOR1)としては、メチ
ル、エチル、ノルマルプロピル、イソプロピルも
しくはイソブチル等のアルキルエステル又は2―
メトキシエチル、2―エトキシエチル、2―ノル
マルプロポキシエチル、2―イソプロポキシエチ
ル、2―イソブトキシエチル、3―メトキシプロ
ピル、3―エトキシプロピル、2―メトキシプロ
ピル、1―メチル―2―メトキシプロピル、4―
メトキシブチル、4―エトキシブチルもしくは3
―メトキシブチル等のアルコキシアルキルエステ
ルを含む。アルコキシアルキルエステルの場合に
は、2―アルコキシエチルエステルが好適であ
る。 5位のエステルの一の構成要素であるアルキル
置換―3―ピラゾリルオキシ基
【式】としては、メチル、エチ ル、ノルマルプロピル、イソプロピル、ノルマル
ブチル、イソブチル、ヘキシル又はオクチル等の
アルキル基が4位又は5位に置換された3―ピラ
ゾリルオキシ基を含む。更に、他の構成要素であ
る任意にアルキル基で置換されていてもよいヘキ
サメチレン基(―A―)としては、ヘキサメチレ
ン基、1―メチルヘキサメチレン基、5―メチル
ヘキサメチレン基、1・6―ジメチルヘキサメチ
レン基、2・5―ジメチルヘキサメチレン基、
3・4―ジメチルヘキサメチレン基、5・5―ジ
メチルヘキサメチレン基、1・6―ジエチルヘキ
サメチレン基、3・4―ジエチルヘキサメチレン
基、2・2―ジエチルヘキサメチレン基、1・6
―ジイソプロピルヘキサメチレン基又は2・5―
ジイソプロピルヘキサメチレン基等が含まれる。 本発明化合物〔〕の代表的な具体例を以下に
示す。 (化合物 1) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―メチルエステル5―〔6―(5
―メチル―3―ピラゾリルオキシ)ヘキシル〕
エステル。 (化合物 2) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―メチルエステル5―〔6―(5
―イソプロピル―3―ピラゾリルオキシ)ヘキ
シル〕エステル。 (化合物 3) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―エチルエステル5―〔6―(5
―メチル―3―ピラゾリルオキシ)ヘキシル〕
エステル。 (化合物 4) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―イソプロピルエステル5―〔6
―(5―メチル―3―ピラゾリルオキシ)ヘキ
シル〕エステル。 (化合物 5) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―(2―メトキシエチル)エステ
ル5―〔6―(5―メチル―3―ピラゾリルオ
キシ)ヘキシル〕エステル。 (化合物 6) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―メチルエステル5―〔6―(5
―メチル―3―ピラゾリルオキシ)ヘキシル〕
エステル。 (化合物 7) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―エチルエステル5―〔6―(5
―イソプロピル―3―ピラゾリルオキシ)ヘキ
シル〕エステル。 (化合物 8) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―イソプロピルエステル5―〔6
―(5―イソプロピル―3―ピラゾリルオキ
シ)ヘキシル〕エステル。 (化合物 9) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―イソブチルエステル5―〔6―
(5―エチル―3―ピラゾリルオキシ)ヘキシ
ル〕エステル。 (化合物 10) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―(2―ノルマルプロポキシエチ
ル)エステル5―〔6―(5―エチル―3―ピ
ラゾリルオキシ)ヘキシル〕エステル。 (化合物 11) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―(2―イソブトキシエチル)エ
ステル5―〔6―(5―メチル―3―ピラゾリ
ルオキシ)ヘキシル〕エステル。 (化合物 12) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―イソプロピルエステル5―〔6
―(5―ノルマルブチル―3―ピラゾリルオキ
シ)ヘキシル〕エステル。 (化合物 13) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―メチルエステル5―〔6―(5
―ノルマルブチル―3―ピラゾリルオキシ)ヘ
キシル〕エステル。 (化合物 14) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―ノルマルプロピルエステル5―
〔6―(5―イソプロピル―3―ピラゾリルオ
キシ)ヘキシル〕エステル。 (化合物 15) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―メチルエステル5―〔6―(5
―オクチル―3―ピラゾリルオキシ)ヘキシ
ル〕エステル。 (化合物 16) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―メチルエステル5―〔6―(5
―エチル―3―ピラゾリルオキシ)ヘキシル〕
エステル。 (化合物 17) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―メチルエステル5―〔6―(5
―メチル―3―ピラゾリルオキシ)―1―メチ
ルヘキシル〕エステル。 (化合物 18) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―メチルエステル5―〔6―(5
―ヘキシル―3―ピラゾリルオキシ)ヘキシ
ル〕エステル。 (化合物 19) 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジ
カルボン酸3―(2―イソプロポキシエチル)
エステル5―〔6―(5―メチル―3―ピラゾ
リルオキシ)ヘキシル〕エステル。 次に本発明化合物〔〕の薬理学的活性の試験
例を示す。 <血圧降下作用> 本発明化合物〔〕の具体例として上述した化
合物の降圧作用及び該作用の持続時間を、ペント
バルビタールナトリウム30mg/Kgの静脈内投与に
より麻酔した成犬を用いて試験した。この試験は
5〜6匹の犬を1群とし、名犬の右大腿動脈にお
ける血圧及び心拍数を観血的に測定することによ
り行つた。血圧及び心拍数は圧トランスジユーサ
ーMPU―0.5(日本光電社製)及びパルスレー
ト・タコメーターRT―2(日本光電社製)でそ
れぞれ測定し、ペン書きオツシログラフWI―380
(日本光電社製)で記録して求めた。各化合物の
投与は各化合物を10%ポリエチレングリコール水
溶液に溶解したものを左大腿動脈に注入すること
により行つた。投与量は3μg/Kg及び10μg/Kg
に設定した。持続時間は各化合物の投与後、作用
発現時から消滅時までの時間を測定して求めた。 結果は第1表に示すとおりであつた。心拍数は
各化合物の投与前後における1分あたりの心拍数
の増減で、血圧降下作用は各化合物投与後の平均
血圧と投与前の平均血圧との差でそれぞれ表示し
た。持続時間は分単位で表わした。なお、本発明
者らが実施したニフエジピン及びニカルジピンの
心拍数及び血圧降下作用を、比較のために同表に
併記した。
【表】
【表】 第1表から明らかなように、各化合物は心拍数
の増減が軽微であり、且つ薬用量に相当する量、
例えば10μg/Kgでは1.5〜3時間又は3時間以上
もの長時間、良好な血圧降下作用を持続すること
が認められる。第1表に記載した化合物以外の本
発明化合物〔〕、例えば後述の製造例記載の化
合物も約1.5時間以上持続する降圧効果が認めら
れた。また、麻酔した犬を用いて別途に行つた血
管拡張作用の試験において、本発明化合物〔〕
は持続性のある有意な活性を示した。 本発明化合物〔〕は一般式 (式中R1及びAは前記と同意義。R3はハロゲ
ン、メシルオキシ基、トシルオキシ基又はベンゼ
ンスルホニルオキシ基を表わす。)で示されるジ
ヒドロピリジン誘導体と、一般式 (式中R2は前記と同意義。)で示される5―ピ
ラゾロン誘導体とを、アニオン化試薬及び必要に
応じてアルカリ金属ヨウ化物を用いて反応させて
製造することができる(以下これを製造法1と略
す)。この製造法1の反応は、5―ピラゾロン誘
導体〔〕とアニオン化試薬との反応混合物にジ
ヒドロピリジン誘導体〔〕を添加することによ
り有利に進行する。 アニオン化試薬として金属ナトリウムもしくは
金属カリウム等のアルカリ金属、金属カルシウム
もしくは金属マグネシウム等のアルカリ土類金
属、水素化ナトリウム、水素化カリウムもしくは
水素化リチウム等の水素化アルカリ金属、炭酸ナ
トリウムもしくは炭酸カリウム等の炭酸塩、メタ
ノール、エタノール、プロパノールもしくはブタ
ノール等のナトリウムもしくはカリウムアルコキ
シド、又はトリエチルアミン、ピリジンもしくは
ジメチルアニリン等の三級アミンを含む。上述の
反応において、アニオン化試薬としてアルコキシ
ドを用いる場合には、生成されるアルコールを可
及的に除去すると有利である。アルカリ金属ヨウ
化物としてはヨウ化ナトリウム又はヨウ化カリウ
ムを含む。アルカリ金属ヨウ化物は一般式〔〕
の式中、R3がヨウ素以外のハロゲンであるジヒ
ドロピリジン誘導体を原料として用いる場合に、
上述の反応を促進する。 反応比率は、ジヒドロピリジン誘導体〔〕1
モルに対し、5―ピラゾロン誘導体〔〕を1〜
6倍モル、好適には1〜2倍モルとする。アニオ
ン化試薬は該比率は、三級アミン以外の上記した
該試薬を用いる場合には、ジヒドロピリジン誘導
体〔〕の使用モル比以上であつて5―ピラゾロ
ン誘導体〔〕の使用モル比以下とし、三級アミ
ンを用いる場合にはジヒドロピリジン誘導体
〔〕の使用モル比以上とする。 反応溶媒としてはジメチルスルホキシド、N・
N―ジメチルホルムアミド、N・N―ジメチルア
セトアミド、ピリジン、ジオキサン、ヘキサメチ
ルリン酸トリアミド、メチルモルホリンもしくは
1・2―ジメトキシエタン等又はこれらの2種以
上からなる混合溶媒を使用することができる。反
応温度は0〜180℃の範囲内で設定できるが、15
〜100℃の範囲内が好適である。 上述の反応により製造される本発明化合物
〔〕は好適な溶媒による抽出、イオン交換樹脂
もしくはシリカゲル等を担体としたカラムクロマ
トグラフイー、析出、分別沈殿もしくは再結晶等
の又はこれらを適宜に組合わせた精製法により精
製することができる。 なお、製造法1においては、一般式 (式中R1,R2及びAは前記と同意義。)で示さ
れる化合物を副生成物として得ることができる。
この化合物〔〕も有用な薬理学的活性、例えば
持続性のある血圧降下作用及び血管拡張作用を示
した。 また、本発明化合物〔〕は製造法1以外の下
記の反応式で示される方法により製造することも
できる。 (製造法 2) 〔式中R1,R2及びAは前記と同意義を表わし、
R4又はR5はR1又は一般式
【式】 (式中R2及びAは前記と同意義。)で示される基
を表わす。但し、R4及びR5が同一である場合を
除く。〕 (製造法 3) (式中R1,R2,R4,R5及びAは前記と同意
義。) (製造法 4) (式中R1,R2,R4,R5及びAは前記と同意
義。) 製造法2〜4における反応溶媒としては、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、もしく
はブタノール等のアルコール類、エチレングリコ
ールもしくはプロピレングリコール等のジオール
類、メチルセロソルブ、プロピルセロソルブもし
くはエチルセロソルブ等のセロソルブ類、アセト
ニトリルもしくはプロピオニトリル等のニトリル
類、ニトロベンゼン、N・N―ジメチルアセトア
ミド、N・N―ジメチルホルムアミド、ピリジン
又はヘキサメチルリン酸トリアミド、又はこれら
の2種以上からなる混合溶媒が使用できる。また
反応促進剤としてはモレキユラーシーブ、ピペリ
ジン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、N・
N―ジメチルアニリン等を適宜使用できる。反応
温度は50〜180℃の範囲内において設定すること
ができる。 これらの方法で製造される本発明化合物〔〕
は製造法1に記載した精製法を用いて、同様に精
製することができる。 製造法1において、一の原料とて使用する前記
一般式〔〕で示されるジヒドロピリジン誘導体
は、式中R3がハロゲン、即ち一般式 (式中R1及びAは前記と同意義を表わし、X
はハロゲンを表わす。)で示される化合物である
場合には、一般式 〔式中R6はR1又は一般式―A―X(式中A及び
Xは前記と同意義。)で示される基を表わす。〕 で示される化合物と、一般式 〔式中R7はR1又は一般式―A―X(式中A及び
Xは前記と同意義。)で示される基を表わす。但
し、R7はR6と同一である場合を除く。〕で示され
る化合物とを反応させるか、一般式〔XI〕で示さ
れる化合物とアンモニアと、一般式 (式中R7は前記と同意義。)で示される化合物
とを反応させるか、又は前記した一般式 で示されるニトロベンズアルデヒドと一般式〔
〕で示される化合物と、一般式 (式中R6は前記と同意義。)で示される化合物
とを反応させる、これら3種類の方法により製造
することができる。 上述の各反応において、反応溶媒、反応促進剤
及び反応温度は前記製造法2〜4で記載したそれ
らと同一のものを使用又は設定できる。 一般式〔〕で示される以外のジヒドロピリジ
ン誘導体〔〕、即ち一般式 (式中R1及びAは前記と同意義を表わし、R8
はメシル基、トシル基又はベンゼンスルホニル基
を表す。)で示される化合物は、一般式 (式中R1及びAは前記と同意義。)で示される
化合物とメシルクロライド、トシルクロライド又
はベンゼンスルホニルクロライドとを反応させて
製造することができる。 反応溶媒としては、クロロホルム、ジクロルメ
タン、酢酸エチルエステル、酢酸メチルエステ
ル、N・N―ジメチルホルムアミドもしくはジメ
チルスルホキシド等又はこれらの2種以上からな
る混合溶媒が、酸除去剤としては、ピリジン、ル
チジン、トリエチルアミン又はN・N―ジメチル
アニリン等の塩基が使用できる。反応温度は―10
〜30℃の範囲内で設定するのが好適である。 なお、一般式〔〕で示される化合物は、前
記の一般式〔XI〕,〔XII〕,〔〕及び〔〕の
式中Xで示されるハロゲンを水酸基に置き換えた
化合物を用いる以外は、上述した一般式〔〕で
示される化合物の製造法と同様にして製造するこ
とができる。 製造法1において、他の原料として使用する前
記一般式〔〕で示される5―ピラゾロン誘導体
は、公知の5―ピラゾロン誘導体の製造法、例え
ばBerichte Der Deutschen Chemischen
Gesellschaft29巻253頁に記載された方法に準じ
た方法で製造することができる。 製造法2〜4で使用する原料において、前記一
般式〔〕で示される化合物は、一般式R5―OH
(式中R5は前記と同意義。)で示される化合物と
ジケテンとを用いて、公知のアセト酢酸エステル
誘導体の製造法、例えば、Journal of the
Chemical Society97巻1978頁1910年に記載され
た方法に準じた方法で製造することができる。同
じく前記一般式〔〕及び〔〕で示される両化
合物は、一般式 (式中R9は前記のR4又はR5を表わす。)で示さ
れる化合物とアンモニアとを用いて、公知のエナ
ミノカルボン酸エステル誘導体の製造法、例えば
Journal of the American Chemical Society67
巻1017頁1945年に記載された方法に準じた方法で
製造することができる。また、同じく前記一般式
〔〕で示される化合物は、前記一般式〔〕で
示される化合物と、一般式 (式中R5は前記と同意義。)で示される化合物
とを用いてベンジリデンアセト酢酸エステル誘導
体の公知製造法、例えばOrganic Syntheses
Collective Volume4巻408頁1963年に記載の方法
に準じた方法で製造することができる。 参考例 1 (a工程) 1・6―ヘキサンジオール141.8g(1.20モル)
及びトリエチルアミン1.0g(0.01モル)を酢酸
エチルエステル60mlに加熱下に溶解し、これにジ
ケテン25.2g(0.30モル)を滴下し、1時間加熱
還流した。反応液を15℃に冷却し、次いでこれに
ベンゼン400mlを添加し、白色結晶として析出し
た余剰の1・6―ヘキサンジオールを去した。
得られた液を減圧濃縮し、油状のアセト酢酸6
―ヒドロキシヘキシルエステル49.2gを得た。こ
の化合物40.5g(0.20モル)をメタニトロベンズ
アルデヒド30.2g(0.20モル)及びβ―アミノク
ロトン酸メチルエステル23.0g(0.20モル)と共
にエタノール300mlに溶解し、5時間加熱還流し
た。冷後、エタノールを減圧留去し、得られた残
渣を酢酸エチルエステル300mlに溶解し、これを
水1000mlで2回洗浄したのち無水硫酸ナトリウム
を用いて乾燥した。この溶液を減圧濃縮後、シリ
カゲルを用いたカラムクロマトグラフイーに付
し、固定相の不純物を含まない分画をベンゼン―
酢酸エチルエステル混合液(容量比1:1)で溶
出した。得られた溶出液を減圧乾固したところ上
述した構造式で示される1・4―ジヒドロ―2・
6―ジメチル―4―(3―ニトロフエニル)ピリ
ジン―3・5―ジカルボン酸3―メチルエステル
5―(6―ヒドロキシヘキシル)エステルの淡黄
色結晶性粉末51.8g(0.12モル;収率60.0%)を
得た。 PMRスペクトル(δ CDCl3+D2O) 1.00〜2.00(8H,m),2.30(6H,S),3.58
(3H,S),3.30〜3.75(2H),5.00(1H,S)
7.07〜8.07(4H,m) 上述とほぼ同様の操作をして、以下に列記する
化合物を収率15.4〜82.0%で製造した。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―ノルマルプロピルエステル5―(6
―ヒドロキシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―イソブチルエステル5―(6―ヒド
ロキシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―メトキシエチル)エステル5
―(6―ヒドロキシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―イソプロポキシエチル)エス
テル5―(6―ヒドロキシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―ノルマルプロポキシエチル)
エステル5―(6―ヒドロキシヘキシル)エステ
ル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―イソブトキシエチル)エステ
ル5―(6―ヒドロキシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―メチルエステル5―(6―ヒドロキ
シヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―エチルエステル5―(6―ヒドロキ
シヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―イソプロピルエステル5―(6―ヒ
ドロキシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―メトキシエチル)エステル5
―(6―ヒドロキシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―イソプロポキシエチル)エス
テル5―(6―ヒドロキシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―メチルエステル5―(6―ヒドロキ
シ―1・6―ジイソプロピルヘキシル)エステ
ル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―メチルエステル5―(6―ヒドロキ
シ―5・5―ジメチルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―メチルエステル5―(6―ヒドロキ
シ―1・6―ジメチルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―メチルエステル5―(6―ヒドロキ
シ―1・6―ジエチルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―エチルエステル5―(6―ヒドロキ
シ―1・6―ジメチルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―エチルエステル5―(6―ヒドロキ
シ―3・4―ジメチルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―エチルエステル5―(6―ヒドロキ
シ―5―メチルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―エチルエステル5―(6―ヒドロキ
シ―2・5―ジイソプロピルヘキシル)エステ
ル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―メトキシエチル)エステル5
―(6―ヒドロキシ―2・5―ジメチルヘキシ
ル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―メチルエステル5―(6―ヒドロキ
シ―1―メチルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―エチルエステル5―(6―ヒドロキ
シヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―イソプロピルエステル5―(6―ヒ
ドロキシヘキシル)エステル。 上述したこれらの化合物は、淡黄色結晶性粉末
又は淡黄色油状物で得られた。得られた各粉末又
は油状物のPMRスペクトル及びIRスペクトルは
上述の化学名で表わせる構造式を支持した。 (b工程) 上述したa工程で製造した1・4―ジヒドロ―
2・6―ジメチル―4―(3―ニトロフエニル)
ピリジン―3・5―ジカルボン酸3―メチルエス
テル5―(6―ヒドロキシヘキシル)エステル
43.3g(0.10モル)をトシルクロライド29.5g
(0.15モル)と共にクロロホルム200mlに溶解し、
これに氷冷撹拌下でピリジン25.0g(0.32モル)
を滴下した。この反応液を2時間室温で放置し、
次いでこれに水100mlを注入して3時間撹拌した。
得られた液のクロロホルム層を分取し、これを
0.02N硫酸200ml、水200ml及び飽和重曹水200ml
で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムを用いて
乾燥した。このクロロホルム溶液から、溶出液と
してベンジン―酢酸エチルエステル混合液(容量
比8:1)を用いたシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイーにより、上述の構造式で示される1・4
―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―(3―ニト
ロフエニル)ピリジン―3・5―ジカルボン酸3
―メチルエステル5―(6―トシルオキシヘキシ
ル)エステルの淡黄色油状物36.6g(収率62.5
%)を得た。 PMRスペクトル(δ CDCl3) 1.00〜2.00(8H,m),2.30(6H,S),2.38
(3H,S),3.57(3H,S),3.73〜4.13(4H),
5.00(1H,S),6.19(1H,S),7.09〜8.07
(8H,m) 上述とほぼ同様にして、以下に列記する化合物
を30.6〜73.8%の収率で製造した。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―ノルマルプロピルエステル5―(6
―トシルオキシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―イソブチルエステル5―(6―トシ
ルオキシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―メトキシエチル)エステル5
―(6―トシルオキシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―イソプロポキシエチル)エス
テル5―(6―トシルオキシヘキシル)エステ
ル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―ノルマルプロポキシエチル)
エステル5―(6―トシルオキシヘキシル)エス
テル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―イソブトキシエチル)エステ
ル5―(6―トシルオキシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―メチルエステル5―(6―トシルオ
キシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―エチルエステル5―(6―トシルオ
キシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―イソプロピルエステル5―(6―ト
シルオキシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―メトキシエチル)エステル5
―(6―トシルオキシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―イソプロポキシエチル)エス
テル5―(6―トシルオキシヘキシル)エステ
ル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―メチルエステル5―(6―トシルオ
キシ―1・6―ジイソプロピルヘキシル)エステ
ル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―メチルエステル5―(6―トシルオ
キシ―5・5ジメチルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―メチルエステル5―(6―トシルオ
キシ―1・6―ジメチルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―メチルエステル5―(6―トシルオ
キシ―1・6―ジエチルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―エチルエステル5―(6―トシルオ
キシ―1・6―ジメチルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―エチルエステル5―(6―トシルオ
キシ―3・4―ジメチルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―エチルエステル5―(6―トシルオ
キシ―5―メチル―ヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―エチルエステル5―(6―トシルオ
キシ―2・5―ジイソプロピルヘキシル)エステ
ル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―メトキシエチル)エステル5
―(6―トシルオキシ―2・5―ジメチルヘキシ
ル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―メチルエステル5―(6―トシルオ
キシ―1―メチルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―エチルエステル5―(6―トシルオ
キシヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―イソプロピルエステル5―(6―ト
シルオキシヘキシル)エステル。 上述したこれらの化合物は淡黄色油状物で得ら
れた。得られた各油状物のPMRスペクトル及び
IRスペクトルは上述の化学名で表わせる構造式
をよく支持した。 参考例 2 参考例1のb工程において、トシルクロライド
の代りにメシルクロライド又はベンゼンスルホニ
ルクロライドを用いた以外は以下ほぼ同様にし
て、1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―メチルエステル5―(6―メシルオ
キシヘキシル)エステル又は1・4―ジヒドロ―
2・6―ジメチル―4―(3―ニトロフエニル)
ピリジン―3・5―ジカルボン酸3―メチルエス
テル5―(6―ベンゼンスルホニルオキシヘキシ
ル)エステルを得た。 参考例 3 アセト酢酸6―クロルヘキシルエステル22.1g
(0.10モル)、メタニトロベンズアルデヒド15.1g
(0.10モル)及びβ―アミノクロトン酸メチルエ
ステル11.5g(0.10モル)をエタノール50mlに溶
解し、5時間加熱還流した。冷後、反応溶媒を減
圧留去し、得られた油状残渣を、溶出溶媒として
クロロホルム―メタノール混合液(容量比140:
1)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーに付して精製し、上述の構造式で示される1・
4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―(3―ニ
トロフエニル)ピリジン―3・5―ジカルボン酸
3―メチルエステル5―(6―クロルヘキシル)
エステルの淡黄色結晶性粉末29.0g(収率64.3
%)を得た。 PMRスペクトル(δ CDCl3) 1.03〜1.93(8H,m),2.30(6H,S),3.40
(2H,t),3.57(3H,S),3.96(2H,t),
5.00(1H,S),6.14(1H,S),7.03〜8.07
(4H,m) 上述とほぼ同様に操作して、以下に列記する化
合物の淡黄色結晶性粉末を45.3〜70.5%の収率で
製造した。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―メチルエステル5―(6―クロル―
1―メチルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(2―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―エチルエステル5―(6―クロル―
5―メチルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―ノルマルプロピルエステル5―(6
―クロルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―イソプロピルエステル5―(6―ク
ロルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―メトキシエチル)エステル5
―(6―クロルヘキシル)エステル。 1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―(2―イソプロポキシエチル)エス
テル5―(6―クロルヘキシル)エステル。 参考例1のa工程及びb工程、参考例2並びに
参考例3に記載した各最終生成物は、本発明化合
物〔〕の合成中間体として有用であるばかりで
なく、それら独自で有用な薬理学的活性、例えば
血圧降下作用、血管拡張作用又は血小板凝集抑制
作用等が認められたた。 製造例 1 水素化ナトリウム0.24g(10ミリモル)をジメ
チルスルホキシド10mlに懸濁し、これに室温撹拌
下に3―メチル―5―ピラゾロン1.00g(10ミリ
モル)を少量ずつ添加した。水素の発生が終了し
た後、この溶液に1・4―ジヒドロ―2・6―ジ
メチル―4―(3―ニトロフエニル)ピリジン―
3・5―ジカルボン酸3―メチルエテル5―(6
―トシルオキシヘキシル)エステル5.87g(10ミ
リモル)のジメチルスルホキシド溶液30mlを滴下
し、2時間室温下で撹拌した。得られた反応液を
氷水200mlに注入し、析出した生成物をクロロホ
ルム100mlで抽出した。このクロロホルム溶液を
水50mlで5回洗浄し次いで無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後、減圧濃縮して褐色油状残留液を得
た。この残留液をベンゼン―酢酸エチル混合液
(容量比1:1)を溶出液として用いるシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイーに付して精製し、上
述の構造式で示される1・4―ジヒドロ―2・6
―ジメチル―4―(3―ニトロフエニル)ピリジ
ン―3・5―ジカルボン酸3―メチルエステル5
―〔6―(5―メチル―3―ピラゾリルオキシ)
ヘキシル〕エステルの淡黄色粉末3.20g(収率
62.4%)を得た。 IMRスペクトル(cm-1クロロホルム溶液) 3490,3460,2940,1690,1520,1340,1220,
1118 PMRスペクトル(δ CDCl3+D2O) 1.10〜1.19(8H,m),2.20(3H,S),2.33
(6H,S),3.60(3H,S),4.00(4H,t),
5.02(1H,S),5.37(1H,S),7.00〜8.10
(4H,m) 元素分析値(C26H32N4O7として) 理論値(%);C,60.93 H,6.29 N,10.93 実測値(%); 61.13 6.43 10.75 3―メチル―5―ピラゾロン及び1・4―ジヒ
ドロ―2・6―ジメチル―4―(3―ニトロフエ
ニル)ピリジン―3・5―ジカルボン酸3―メチ
ルエステル5―(6―トシルオキシヘキシル)エ
ステルの代りに相応するそれらを用い、更に水素
化ナトリウムを、必要に応じて他のアニオン化試
薬に適宜変更した以外は上述とほぼ同様に操作
し、下記第2及び第3表に示す化合物を得た。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 製造例 14 水素化ナトリウム0.36g(15ミリモル)のN・
N―ジメチルホルムアミド懸濁液15mlに、室温撹
拌下に3―イソプロピル―5―ピラゾロン2.52g
(20ミリモル)を少量ずつ加え、水素の発生が止
むまで放置した。この容液に1・4―ジヒドロ―
2・6―ジメチル―4―(3―ニトロフエニル)
ピリジン―3・5―ジカルボン酸3―エチルエス
テル5―(6―トシルオキシヘキシル)エステル
6.01g(10ミリモル)のN・N―ジメチルホルム
アミド溶液15mlを滴下し、70℃で2時間撹拌し
た。得られた反応液を氷水200ml中に注ぎ、析出
した生成物を酢酸エチルエステル100mlで抽出し、
次いでこの酢酸エチル溶液を水50mlで2回洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮
し油状残留液を得た。この液をシリカゲルを用い
たカラムクロマトグラフイーに付し、固定相の不
純物を含まない分画をクロロホルム―メタノール
の混合液(容量比160:1)で溶出し、これを減
圧乾固したところ、上述の構造式で示される1・
4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―(3―ニ
トロフエニル)ピリジン―3・5―ジカルボン酸
3―エチルエステル5―〔6―(5―イソプロピ
ル―3―ピラゾリルオキシ)ヘキシル〕エステル
の淡黄色粉末2.55g(収率46.0%)を得た。 IRスペクトル(cm-1クロロホルム溶液) 490,3465,2940,1690,1520 PMRスペクトル(δ CDCl3+D2O) 〔1.21(6H,d),1.00〜2.00(11H,m)計
17H〕,2.30(6H,S),2.56〜3.00(1H),3.7〜
4.27(6H,m),5.00(1H,S),5.37(1H,S),
7.00〜8.07(4H,m) 元素分析値(C29H38N4O7として) 理論値(%);C,62.80 H,6.91 N,10.10 実測値(%); 63.10 7.07 9.82 3―イソプロピル―5―ピラゾロン及び1・4
―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―(3―ニト
ロフエニル)ピリジン―3・5―ジカルボン酸3
―エチルエステル5―(6―トシルオキシヘキシ
ル)エステルの代りに相応するそれらを用い、更
に水素化ナトリウムもしくはその他のアニオン化
試薬又は溶媒を適宜に選択して用いた以外は上述
とほぼ同様に操作して、下記第4〜7表に示す化
合物を得た。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 製造例 39 水素化ナトリウム0.72g(30ミリモル)をN・
N―ジメチルホルムアミド60mlに懸濁し、これに
室温撹拌下に3―エチル―5―ピラゾロン5.60g
(50ミリモル)を少量ずつ加え、水素の発生が止
むまで放置した。この液に1・4―ジヒドロ―
2・6―ジメチル―4―(3―ニトロフエニル)
ピリジン―3・5―ジカルボン酸3―メチルエス
テル5―(6―クロルヘキシル)エステル4.51g
(10ミリモル)のN・N―ジメチルホルムアミド
溶液40mlを滴下し、次いで90〜100℃で3時間加
熱した後、室温で放置した。冷後、反応液を氷水
400mlに注入し、得られた析出生成物を酢酸エチ
ルエステル100mlで抽出し、これを水洗乾燥後、
減圧濃縮し、褐色油状残留液を得た。この残留液
をクロロホルム―エタノール混合液(容量比20:
1)を溶出液として用いるシリカゲルカラムクロ
マトグラフイーに付して精製し、上述の構造式で
示される1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―
4―(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―
ジカルボン酸3―メチルエステル5―〔6―(5
―エチル―3―ピラゾリルオキシ)ヘキシル〕エ
ステルの淡黄色粉末1.79g(収率34.0%)を得
た。 IRスペクトル(cm-1 クロロホルム溶液) 3490,3465,2940,1690,1520 PMRスペクトル(δ CDCl3+D2O) 〔1.20(3H,t),1.00〜1.89(8H,m)計
11H〕,2.33(6H,S),2.56(2H,q),3.60
(3H,S),4.00(4H,t),5.05(1H,S),
5.40(1H,S),7.07〜8.08(4H,m) 元素分析値(C27H34N4O7として) 理論値(%);C,61.58 H,6.51 N,10.64 実測値(%); 61.74 6.80 10.42 3―エチル―5―ピラゾロン及び1・4―ジヒ
ドロ―2・6―ジメチル―4―(3―ニトロフエ
ニル)ピリジン―3・5―ジカルボン酸3―メチ
ルエステル5―(6―クロルヘキシル)エステル
の代りに相応するそれらを用い、更に水素化ナト
リウムもしくはその他のアニオン化試薬又は溶媒
を適宜選択して用いた以外は上述とほぼ同様に操
作して、下記第8及び9表に示す化合物を得た。
【表】
【表】
【表】
【表】 製造例 48 水素化ナトリウム0.36g(15ミリモル)のN・
N―ジメチルホルムアミド懸濁液15mlに、室温撹
拌下に3―メチル―5―ピラゾロン2.00g(20ミ
リモル)を少量ずつ添加し、水素の発生が止むま
で放置した。この溶液に、15mlのN・N―ジメチ
ルホルムアミドに溶解した1・4―ジヒドロ―
2・6―ジメチル―4―(3―ニトロフエニル)
ピリジン―3・5―ジカルボン酸3―メチルエス
テル5―(6――トシルオキシヘキシル)エステ
ル5.87g(10ミリモル)を滴下した。滴下終了
後、100℃で1時間撹拌し、反応液を氷水200ml中
に注ぎ、酢酸エチルエステル100mlで抽出した。
酢酸エチルエステル抽出液を水洗乾燥後、減圧濃
縮し、これをシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーに付した。固定相に吸着した物質を、薄層クロ
マトグラフイーの追跡下に慎重に、ベンゼン―酢
酸エチルエステル混合液(容量比1:1)を用い
て溶出し、別個の物質をそれぞれ1種ずつ含有す
る2種類の溶出分画を得た。先に溶出した分画を
減圧乾固したところ1・4―ジヒドロ―2・6―
ジメチル―4―(3―ニトロフエニル)ピリジン
―3・5―ジカルボン酸3―メチルエステル5―
〔6―(5―メチル―3―ピラゾリルオキシ)ヘ
キシル〕エステルの淡黄色粉末2.95g(収率57.5
%)を得た。 元素分析値(C26H32N4O7として) 理論値(%);C,60.93 H,6.29 N,10.93 実測値(%); 61.20 6.41 10.69 IR及びPMRの両スペクトルは製造例1で得ら
れたものと一致した。 次に、後に溶出した分画を減圧乾固したとこ
ろ、1・4―ジヒドロ―2・6―ジメチル―4―
(3―ニトロフエニル)ピリジン―3・5―ジカ
ルボン酸3―メチルエステル5―〔6―(3―ヒ
ドロキシ―5―メチル―1―ピラゾリル)ヘキシ
ル〕エステルの淡黄色油状物0.49g(収率7.8%)
を得た。 IRスペクトル(cm-1 クロロホルム溶液) 3460,2490,1690,1520,1340,1220 PMRスペクトル(δ CDCl3+D2O) 1.00〜1.90(8H,m),2.13(3H,S),3.60
(3H,S),3.73(2H,t),3.96(2H,t),
5.00(1H,S),5.17(1H,S),7.00〜8.10
(4H,m) 元素分析値(C26H32N4O7として) 理論値(%);C,60.93 H,6.29 N,10.93 実測値(%); 61.18 6.42 10.73

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中R1は炭素数1〜4のアルキル基又は炭
    素数3〜6のアルコキシアルキル基を、R2は炭
    素数1〜8のアルキル基を表わし、Aは任意に炭
    素数1〜3のアルキル基で置換されていてもよい
    ヘキサメチレン基を表わす。)で示される1・4
    ―ジヒドロピリジン誘導体。 2 Aがヘキサメチレン基又はメチルヘキサメチ
    レン基である特許請求の範囲第1項記載の1・4
    ―ジヒドロピリジン誘導体。
JP12521681A 1981-08-12 1981-08-12 新規な1・4−ジヒドロピリジン誘導体 Granted JPS5826882A (ja)

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