JPS63216707A - コ−ナ−用コンクリ−トパネルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は軽量気泡コンクリート板やプレキャストコン
クリート板を用いる建物の、コーナ一部に配置されるパ
ネルを製作する、コーナー用コンクリートパネルの製造
方法に関するものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

コーナー用コンクリートパネルの製造方法として従来、
方形柱状のブロックを成型後にその一部を切除すること
によりＬ字断面形状のパネルを製作する方法（特公昭５
７−１６８８５号公報参照）、一定形状をなす型枠に軽
量気泡モルタルを注入し、半硬化後面取り加工してオー
トクレーブ処理する方法（特開昭６１−１２０７０８号
公報参照）等が一般的に知られている。

しかしながら前者の方法では方形柱状のブロックの成型
、一部切除という二つの工程を要すことに加え、切除部
分が無駄になるという難点があり、一方後者の方法では
一定形状、すなわち一定寸法のパネルしか製造で□きな
いという不都合がある。

この発明はこうした従来方法の問題点を踏まえてなされ
たもので、外型枠と中子型枠及び仕切板の３種類の型枠
を使用することにより一度の工程で、自由な寸法でパネ
ルを製造しようとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明では外型枠、中子型枠及び仕切板よりパネルの形
状をなす逆り字状の空間を形成することにより単一の工
程でＬ形のパネルを製造することを可能にする。また各
型枠の配置を変えることによってパネルの厚さ、幅等の
寸法調節を可能にする。

外型枠はそれぞれ水平、鉛直に配置される底板と側板と
からなり、この底板上に方形断面形状の中子型枠を固定
するとともに、中子型枠上に仕切板を鉛直に固定するこ
とによって逆り字状の空間を形成する。

次に空間に補強鉄筋を配筋し、更にモルタルを注入して
パネルを製造する。

中子型枠及び仕切板の固定の際、側板からの距離を調節
し、また中子型枠の規模を変えることによりパネルの寸
法、規模の調節がなされる。

〔実　施　例〕

以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて説明する。

この発明は第１図に示すように外型枠１と中子型枠２及
び仕切板３とから形成される逆り字状の空間に補強鉄筋
４を配筋し、モルタル５を注入してＬ形のコーナー用コ
ンクリートパネルＡ（以下パネルＡ）を製造する方法で
ある。

外型枠１は水平に配置される底板１ａと鉛直に配置され
る側板１ｂとからＬ字状に組まれ、中子型枠２は方形断
面形状で、特に中空断面形状をし、底板１ａ上に側板１
ｂから所定距離をおいて固定される。

中子型枠２の空間と逆の側面には図示するように開口部
２ａが設けられており、この開口部２ａよりポルト６を
締めることによって中子型枠２は底板１ａに固定される
。

中子型枠２の上面上にはパネルＡの長さを決定する仕切
板３が鉛直に固定される。この仕切板３は、側板１ｂの
上方に水平に固定され、補強鉄筋４を吊り下げるセット
枠７との間に模状のスペーサ８を差し込む等により固定
される。

このときモルタル５の注入圧力に仕切板３を抵抗させる
ために必要により中子型枠２上面に突設した突起２ｂと
仕切板３との間に別のスペーサ８′を介在させる。

以上の外型枠１と中子型枠２及び仕切板３より逆り字状
の空間を形成した後、この空間にパネルＡの形状に応じ
て組まれた補強鉄筋４を配筋する。

補強鉄筋４は第１図に示すようにセット枠７に懸架され
るセット枠９に吊り下げられる形で配筋される。

第２図は補強鉄筋４配筋時の平面詳細を示したものであ
るが、補強鉄筋４の横筋にはここに示すような格子状の
スペーサ１０が跨設され、このスペーサ１０にセット棒
９下端の係止部９ａが鎖線で示すように係止して補強鉄
筋４を保持することになる。

セット枠９は第３図に示すような形状であり、その下端
の係止部９ａは平板状をしており、この係止部９ａ上の
凹みにおいて、補強鉄筋４の配筋時にスペーサ１０に係
合し、モルタル５注人後にはこのセット枠９を９０°回
転させることによりスペーサ１０から引き抜ける仕組に
なっている。

補強鉄筋４の配筋に続いてこれをセット枠９で保持した
状態で空間内にモルタル５を注入する。

モルタル５には通常のモルタルの他、軽量気泡モルタル
、金属アルミ粉を発泡剤として混合した、または気泡剤
を混合した軽量気泡モルタル、急結性セメント等を使用
したモルタル等が用いられる。

モルタル５注人後、その半硬化時に側板１ｂ、仕切板３
を脱型するとともに、セット枠９を引き抜く。

その後、第４図に示すようにモルタル５の上部をピアノ
線１１等により切除し、下部をオートクレーブ養生する
。これによってオートクレーブ養生後に切断を行う場合
の、切断面への気泡の発生を防止することができる。

なおオートクレーブ養生の際は、パネルＡを底板１ａ及
び中子型枠２上に載せた状態で行えば形くずれせずにこ
れを成型することができる。

〔発明の効果〕

この発明は以上の通りであり、外型枠、中子型枠及び仕
切板により一度の製造工程でＬ形のコーナー用パネルを
製造することができ、また中子型枠と仕切板の配置を変
えることによってパネルを比較的自由な寸法に成型する
ことが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施状態を示した縦断面図、第２図は
補強鉄筋の一部を示した平面図、第３図はセット棒を示
した斜視図、第４図は脱型した様子を示した縦断面図で
ある。 Ａ−−−・−・−・コーナー用コンクリートパネル、１
・・・−・外型枠、１ａ−・−−−−一底板、１　ｂ−
−−−−−一側板、２−・−・中子型枠、２　ａ−−−
−−−−一開口部、２ｂ−・−突起、３・・−・−仕切
板、４−・−−−一−−補強鉄筋、５・−・−モルタル
、６−・−・−・ボルト、７−−−−−−−−セツト棒
、８　、　８　’−−−−−−−スペーサ、９・−・・
−・−・・セット棒、９ａ−・−係止部、１０・−・−
・スペーサ、１１・・−・−・ピアノ線。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）底板と側板とからなる外型枠の底板上に側板から
   所定距離をおいて方形断面形状の中子型枠を固定すると
   ともに、中子型枠上に仕切板を鉛直に固定して外型枠、
   中子型枠及び仕切板より逆Ｌ字状の空間を形成した後、
   空間に補強鉄筋を配筋し、空間内にモルタルを注入する
   という工程からなるコーナー用コンクリートパネルの製
   造方法。