JPS63216468A - 回転円盤培養床上における異種麹基質の区分培養装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野〕 この発明は醸造工業、或いは醗酵工業の製麹工程に関す
るものであって９回転円盤培養床ヒの任意位置に区分壁
を設けて、それぞれの区分床に異なった麹基質を収容し
、同一培養床上で培養を行なう区分装置に関するもので
ある。

［従来の技術〕 従来７回転円盤培養床による区分の手段としては、異な
った麹基質毎に１１＃装置を設けていた。

［発明が解決しようとする問題点〕 しかしこの方法では麹基質の量の大小によって、＊麹装
置の規模に大小が生じるため。

設備に統一性がなく、管理の面においても繁雑は免れら
れなかった。すなわち代表的な例を掲げると清酒工業で
ある。清酒の醸造においては製品のクラス、仕込区分に
よって原料米の精白歩合が異なり、それに対応して個々
に設備を設けることは、管理、経費の面で合理的とは言
えなかった。

〔問題点を解決するための手段〕

ヒ記の要件を満たす区分たての手段としては、培養床が
回転円盤のため １）直径の異なる区分壁を設ける。

２）放射状に任意の位置に区分壁を設ける。

の手段に分れるが、前者は手入作業等に対して区分は容
易であるが１区分位置の変動に対し直径の異なる区分壁
の配設が困難である。

後者の手段で５区分壁を任意の位置に配置することは容
易なことであり５作動として培養床の回転による区分壁
対スクリュウ・手入機の障害は回避容易となるため、こ
の発明の手段は後者の方法を基本とする６ 異種のそれぞれの麹基質は、前段の前処理工程において
吸水、蒸煮、冷却、接種が行なわれ、培養床に盛り込ま
れるが、この区分される量が例として、を比的にｌ：２
とすれば。

第２図に示されるように区分壁を１２０＠と２４０″′
に分けた点Ａ及びＢの位置に区分壁を設置することによ
って、培養床はＡ’、Ｂ’の区分床に分割される７ Ａ′に盛込まれた麹基質は１回転培養床の回転とスクリ
ュウの回転によって整地され。

同一堆積層に盛込まれる５１区分床Ｂ′に盛込まれた麹
基質も同じ手段で整地される。

所定の時間経過後、麹菌の繁植によって麹基質は菌糸の
からみを生じて固まり、通気を阻害して１品温をｈ昇さ
せるため手入れを行なう。

手入れは第コ３図、第４図に示すように、矢印方向の円
盤移動によって１円盤に取付けられた区分壁が手入機に
近接すると、制御手段の指示によって手入機は上昇し、
壁体移動に差支えない高さに回避し、円盤の回転移動に
よって区分壁体を移動させ１手入機を隣接の区分床の所
定位置にセット、手入機の同転作動によって手入れを継
続させる。

ヒ述のように、手入機が区分壁体を回避させる手段とし
ては、第３図に示されるように。

円盤と手入機を停止せずに回避させる連続方式或いは第
４図に示すように１円盤の移動停止と手入機の上昇→停
止→下降のように１間歇運動によって回避させる方法と
がある１、またこの運動の要領は盛込、出麹用のスクリ
ュウにおいても同じである。このようにして。

種類の異なる麹基質を区分培養するに際し。

円盤昧トにその量に対応した任意の位置に区分壁を取り
付けて、培養床を区分することにより、異なった麹基質
を同一培養床−ヒで同時に培養を行なうことができるの
である。。

［実施例〕 以下この発明の詳細を実施例によって説明する。

添付図面第１図はこの発明の立面図、第２図は平面図で
あり、第３図、第４図はこの発明の要部を拡大したもの
である、 添付図面第１図、第２図において、Ｌは製麹室の断熱壁
体、２は通気可能なバｆ養床、３゜３′は培養床上の任
意位置に取り付けられた区分壁体で、４は手入作業用部
分、５は手入作業用部分の昇降装置、６は昇降装置の駆
動部で可変速型（例えばインバータとなっている）１．
また７は手入機を回転駆動する電動機である。８は盛込
、出麹用のスフ１ノユウ、９はこのスクリュウの鼎降装
置−１０はＰｆ、降装置の駆動部で可変速型の原動機、
１１はスクリュウに回転を与える電動機である、Ｉ２は
中心円筒、　１３は培養床トに堆積された麹基質である
７この麹基質■３の温度、湿度を制御するため、１４の
空気調整装置が設けられ、温湿風の送風によって麹基質
の堆積層を通気し制御する。

１５は回転培養床２の駆動装置である。

このような装置において、それぞれ異なった複数の麹基
質を培養するには、相互に混合されぬように区分壁体３
，３′を１回転培養床２ヒに麹基質の量に応じて同定す
る。第２図はｆ！ｊ頚の異なった麹基質をｌ　（Ａ’）
　：　２　（Ｂ’）の割合で区分した場合を示す、盛込
はスクリュウ８を所定の高さに固定し、１１の電動機の
駆動によって回転を与え、また培養床２は盛込速度との
バランスを取＆ｌ乍ら、駆相装置１５によって回転を与
えると、スクリュウ８の拡散作用をスクリュウ後部のス
クレーパーの作用によって、同一厚さに堆積され区分床
Ａ’の盛込みを完了する。区分床Ａ″盛込完了後。

スクリュウ８のヒ下作動と培養床２の回転によって１区
分壁体Ｂを回避し１区分線Ｂ′の盛込みを行ない、空気
調整装置１４から送られてくる温・湿風を麹基質１３に
通気して、品温・湿度を制御する。

所定の時間経過すると麹菌の繁殖によって。

麹基質は固まり通気に阻害を与えるため手入作業を必要
とする７ 手入作業は第３図に示すように、培養床２が矢印方向に
移動し１手入機４がａの位置に達すると１手入機は制御
指示により徐々にヒ畔し、麹基質から離脱したｂ点に到
達後１例えばインバータ６の駆動により、高速でｄ点に
達し手入れの適正下降速度に修正して１次の培養床ｅに
達し手入れを行なう。この作業における培養床２の移動
速度と１手入機４の上昇及び下降速度を同調させること
により、培養床２及び手入機４を停止させることなく、
連続運動で手入機を区分床Ｂ″よりＡ′に移行させるこ
とができる。

また、別の手段として第４図に示すように円盤を矢印方
向に移動させ７区分床Ｂ″の手入れを行ない、手入機４
がａ点に達した点で円盤移動を停止し１次に手入機をａ
−＋ｂにトｕ−ｂ点で上昇を停止、円盤の移動によって
０点に到達後円盤の移動を停止させ１手入機をＣ−＋　
ｄに移行して再び円盤を移動させて。

区分床Ａ′の麹基質の手入れを行なう間歇運動でも、手
入機を区分床Ｂ′→Ａ′へ移動させることができる。

以Ｈの作動は、すべて制御指示でコントロールされる。

かようにして第１回の手入作業終了後、必要に応じ第２
回の手入れを行ない所定の時間経過後、出麹とする。

［発明の効果］ 回転培養床上において５種類の異なる麹基質を区分して
培養することは、従来至難とされていたが、この発明の
ように区分壁体を培養量に応じて、任意の位置に放射状
に固定し。

それぞれの作業用部分のヒ下運動と培養床の回転によっ
て１区分壁体を回避させて区分床を形成し多種・少量培
養の要求のような場合に最も合理性を発揮するものであ
って１種類別に製麹装置を設ける必要もなく、管理の面
においても従来法と比較して、数段優れている有益４要
なものである６

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の立面図、＠２図は平面図で、第３図
、第４図はそれぞれこの発明の拡大図である６ なお図において。 ２　　　　培養庫 ３．３′　　区分壁体 ４　　　　手入作業部分 ５　　　　手入作業部分の昇降装置 ８　　　　盛込、出麹用のスクリュウ ９　　　　スクリュウの昇降装置 Ａ′・Ｂ′　区分床 である。 第３図 第４図 乙 手続ネ市ＪＪ三書（自発） 昭和６２年５月７日 特許庁長官　黒　１）明　雄　殿 ■、事件の表示 昭和６２年特許願第０４８８６９号 ２、発明の名称 回転円盤培養床上における異種麹基質の区分培養装置 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 名　称　株式会社弥生エンチニアリンク４、代理人 図面（第２図ないし第４図を訂正） 笛； □− Ｊ　固

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）断熱体で構成された製麹室内に、通気可能な回転培
   養床を設け、中心部を中心柱体に、外周部をローラにそ
   れぞれ支承させた前記回転培養床上に、麹基質の盛込と
   出麹作業とを行なう作業部分と、麹基質の手入れを行な
   う作業部分とを、前記中心柱体と麹室の壁体とに亘らせ
   て昇降自在に配設するものにおいて、前記培養床上を複
   数の区分床に分割すべく、区分に対応する任意の位置に
   放射状に区分壁体を装脱自在に取り付け、前記両作業部
   分にはこれら作業部分を隣接の区分床に移行させるにあ
   たり、各作業部分を前記区分壁体より上方へ移動させ、
   回転培養床の回転に伴ない作業部分が隣接の区分床に移
   行した時に、この作業部分を下降させるような昇降手段
   を付設したことを特徴とする回転円盤培養床上における
   異種麹基質の区分培養装置。 ２）両作業用部分を隣接の区分床に移行させるに際し、
   作業部分の上昇、及び下降速度と回転培養床の回転速度
   とを、両者が干渉しないように同調させ、それぞれの運
   動を停止させることなく連続運動によって、前記作業部
   分を隣接の区分床に移行させる同期手段を設けたことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の回転円盤培養床
   における異種麹基質の区分培養装置。 ３）両作業用部分を隣接の区分床に移行させるに際し、
   作業部分が前記区分壁体の直前の位置に達した際に、回
   転培養床の回転を一且停止し、前記作業部分に上昇運動
   を与え、区分壁体を越える位置まで回転培養床を回転さ
   せ、次いで作業部分に下降運動を与え、所定の位置に到
   達後、再び回転培養床の回転を続行させるようにした間
   歇運動手段を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の回転円盤培養床における異種麹基質の区分培
   養装置。