JP2631506B2 - 自動製麹方法 - Google Patents

自動製麹方法

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JP2631506B2
JP2631506B2 JP9564788A JP9564788A JP2631506B2 JP 2631506 B2 JP2631506 B2 JP 2631506B2 JP 9564788 A JP9564788 A JP 9564788A JP 9564788 A JP9564788 A JP 9564788A JP 2631506 B2 JP2631506 B2 JP 2631506B2
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、醸造工業或いは発酵工業の製麹工手にお
ける薄盛り(数cm厚)多段方式の製麹方法に関するもの
である。
【従来の技術】
従来の薄盛り多段製麹の方法は、麹基質のねかせから
盛り工程、更に盛り完了後の培養箱(以下麹箱とする)
を製麹質に収納する作業は、すべて入力で行なわれてい
た。そのため雑菌が発生しやすく、安定した製麹は望め
なかった。すなわちこれら薄盛りの製麹手段を、入力に
頼っている限り、雑菌の侵入を防止し、均一性のある良
質な麹を得ることは困難である。
【発明が解決しようとする問題点】
従来の入力による製麹作業は、麹基質を直接手で触れ
る機会が多く、また作業を行なう室内での製麹のため、
人体からの雑菌の侵入が容易であった。したがってこれ
ら雑菌侵入を防止して清潔な製麹を行なうに当たって、
製麹作業を自動化する必要性があることは認められなが
ら、その実現には解決すべき多くの問題が残されてい
た。
【問題点を解決するための手段】
ここにおいてこの発明は、ねかせ床から麹箱に一定量
宛盛り込む手段として、ねかせ床は無端体の構造に崩壊
装置及び攪砕装置から構成し、前記ねかせ床から複数多
段の麹箱に麹基質を均一に盛り込むために、麹箱に循環
運動を行なわせ、この循環運動の過程において、前述の
盛り込みを行なうことができるようにしたものである。 また麹箱群による製麹中において、占有する面積並び
に容積は、循環運動を考慮した場合、面積は通常麹箱の
ほぼ2倍の面積が最低限度となり、この条件で最少の容
積を求めるとほぼ同じ段数の麹箱を二列とすることが必
要である。このような構成とすることにより、装置の小
型化が得られ、更に品温制御時における温湿風との熱交
換においても、より均一性が計られるのである。 このような構成において製麹の進捗を計り、所定時間
後出麹の状態となれば、循環運動の過程にある麹箱を1
枚宛自動的に外部に引き出し、出麹を行なうことができ
るのである。
【実施例】
以下この発明の詳細を添付図面に示す実施例によって
説明する。 添付図面中、第1図はこの発明の方法を実施するに適
する装置の縦断面図、第2図はその一部分の竪断面図
で、第3図は第2図のC部の拡大断面図である。 第1図、第2図において、1は断熱材により囲まれて
なる麹室で、床2によってねかせ室3と本製麹室4とに
区分されている。 ねかせ室3内にはローラ5,5′にベルト6が捲回さ
れ、排出経路には崩壊機7が設けられてねかせ床を構成
している。 ホッパ8はねかせ工程を完了した麹基質を、麹箱13に
供給するホッパで、その経路に攪拌機9が装備されてい
る。 本製麹室4にはローラ11,12;11′;12′;16;15;16′;1
5′が設けられ、これらローラ間にはチエン20が捲回さ
れている。また麹箱13を収容する案内として軌条21が同
一ピッチを保ってチエン20に取り付けられ、駆動装置1
9,23によって作動するようになっている。軌条20間に収
容される麹箱13の低板はパンチング板から成り、製麹の
均質化を計っている。 下部における麹箱13の横送りの機構は、ローラ14,1
4′に捲回されたベルト28、駆動装置18から構成され、
ストッパ29によって、麹箱13の送りを制御するようにし
てあり、上部の横送り装置はローラ24,25間に麹箱13の
引掛け金具30を有するベルト26が捲回され、駆動装置23
によって作動するようになっている。この横送り装置及
びチエン20に取り付けられた軌条21から成る上昇、下降
の装置は、本製麹室4内において、麹箱13の循環作動
と、製麹完了後、扉32を開いて、開孔部33から外部に移
行させ出麹後、元に復帰させる作動も行なう。 34は出麹する場合の麹箱13の移動用ベルト、35は麹箱
の転倒させて出麹させる装置、36は出麹の一時保管タン
ク、37は出麹を輸送するベルトコンベアである。 本製麹室4内の開孔部17は、図示されていない空気調
節装置と連結され、それぞれ麹箱13の間隙に温湿風を通
風するようにしてある。この制御手段については、温湿
風を通風するほか、湿内の空気を設定された一定の温度
及び湿度に調整して、製麹に最適な室内環境を作り、製
麹中、麹からの発熱を自然発散の状態に保たせ、更に品
温が上昇すれば調整空気の循環を行なって、制御するこ
ともできる。 上述の装置において、ねかせ室3内に設けられたベル
ト6を作動し、投入孔6′から、熱処理を完了し接種し
た麹基質を供給すると、ベルト6上に適宜の厚さを保っ
て堆積され、ねかせの環境を作り上げる。 所定の時間の経過後、麹菌は発育が進み、発熱を生じ
るので、盛込作業を行なう。盛り込みに当たって崩壊機
7を作動させ、駆動装置によってベルト6を進行させる
と、麹基質は逐次崩壊されて、ホッパ8に供給され、攪
砕機9の作用によって細分化され、麹箱13に 供給される。 一方、駆動装置27の作動によってチエン26は矢印方向
に進み、金具30の牽引作用によって、(イ)の位置にあ
る麹箱13を移動させる。麹箱に対する麹基質の供給速度
と、麹箱13の移動速度の相関関係によって、自動的に適
切な盛り込みが行なわれる。麹箱13が、第3図の軌条21
間を摺動し、(ロ)の位置に達すると、制御装置31の感
知によって停止し、ついでローラ(或いはスプロケッ
ト)16,16′;15,15′の回転によってB列は1ピッチ下
降、A列の麹箱は1ピッチ上昇し、(イ)の位置に達し
た麹箱は、前述のようにして自動的に盛り込まれ、
(ロ)の位置に移動する。 またA列の上昇によって、最下位の(ニ)の部分は空
白となり、B列は下降によって(ハ)の位置に移行した
麹箱を、ベルト28と各制御装置の作動によって、(ハ)
から(ニ)に移動し、それぞれの麹箱13は循環する。 製麹中は、図示されていない空気調節装置と連結され
ている開孔部17から供給される温湿風によって品温を管
理され、所定の時間後、製麹は完了する。或いは前述の
ように、麹基質と温湿風によって作られる最適な環境下
で、製麹を完了させるのである。 出麹は製麹室に設けられた鳶路32を取り外し、開孔部
33から(ロ)の位置の麹箱を外部に移行させ、更にチエ
ン34の作動によって、麹箱の転倒台35上に移行させ、転
倒台35の回転による傾きを与えることによって、麹はタ
ンク36の中に出麹される。 出麹を完了した麹箱13は、チエン34,26の作動によっ
て、B列に復帰させ、逐次循環運動を行なわせる。 なおタンク36に保管された麹は、タンク下部に設けら
れたベルトコンベヤ37によって、所定の位置に送られ
る。 また麹箱13の洗滌は、出麹完了後、タンク36上を密封
し、タンク上で定法により容易に行なうことができる。
【発明の効果】
この発明は前述のように複数多数の麹箱の構成によっ
て、薄盛り多段方式となっているので、多種少量の製麹
の合理性を有し、麹箱毎に品種を区分することもでき
る。その他の効果を箇条的に示すと次のとおりである。
すなわち、 1)室内の上下に温度差が生じた場合には、麹箱を循環
させて位置を変えることにより、容易に調整することが
できる。 2)麹箱の低板は通常平板構造とするが、パンチング板
構造にして、更に製麹の均質化を得ることもできる。 3)区画された室内において、攪拌、盛込を入力によら
ず自動的に行なうので。雑菌の侵入が防止できる。 4)麹箱の増加(処理能力の増加)を、設置面積に関係
なく行なえる。 5)必要に応じて盛込と出麹は入力で行なうこともでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明方法を実施するに適する装置の縦断面
図、第2図はその一部分の竪断面図で、第3図は第2図
のC部の拡大斜視図である。 なお図において、 1……麹室 3……ねかせ室 4……本製麹室 6……ベルト 7……崩壊機 9……撹砕機 13……麹室 である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体培養を実施している酵素工業並びに醸
    造工業において、断熱材により囲まれている室内に製麹
    の前段工程に使用されるねかせ床と、後段工程に使用さ
    れる薄盛り多段培養床を設けて、温湿風によって管理す
    る製麹方法であって、前記ねかせ床における前段工程を
    完了した麹基質を前記薄盛り多段培養床を構成する複数
    の培養箱に盛り込む作業に際し、このねかせ床の麹基質
    をベルトにより崩壊機の方向に移動させ、攪砕して崩壊
    した麹機質を前記薄盛り多段培養床の培養箱に供給し、
    この際上昇区間と下降区間と上下における横移動区間に
    おける移動の組み合わせによって循環する多数の培養箱
    の最上段の培養箱に対して、その横方向移動に同調して
    前記盛り込みを行ない、盛り込みを終了した培養箱は下
    降区間に移って一段下降し、これに伴なって他のすべて
    の培養箱を一段ずつ上昇、下降又は横移動させ、かくし
    て上昇区間において最上段を占めた培養箱に対して順次
    前記同様の盛り込み及び移動を行ない、盛り込み操作の
    間を含む製麹中に温湿風を供給して品温管理を実施し、
    製麹完了後は前記下降区間の最上段を占めた培養箱から
    順次室外へ移動して出麹を行なうことを特徴とする自動
    製麹方法。
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JPH03297376A (ja) * 1990-04-14 1991-12-27 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 製麹システムの制御方法
JPH042299U (ja) * 1990-04-19 1992-01-09
JP2567354Y2 (ja) * 1991-06-17 1998-04-02 三菱農機株式会社 自動製麹用麹蓋の構造
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JP2807935B2 (ja) * 1991-08-30 1998-10-08 三菱農機株式会社 撹拌装置付製麹装置
JPH0576345A (ja) * 1991-09-17 1993-03-30 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 製麹室における循環機構の配置方法

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