JPS6321638B2 - - Google Patents

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JPS6321638B2
JPS6321638B2 JP55053185A JP5318580A JPS6321638B2 JP S6321638 B2 JPS6321638 B2 JP S6321638B2 JP 55053185 A JP55053185 A JP 55053185A JP 5318580 A JP5318580 A JP 5318580A JP S6321638 B2 JPS6321638 B2 JP S6321638B2
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JP
Japan
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composition
added
transfer
photopolymerization initiator
oligomer
Prior art date
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Expired
Application number
JP55053185A
Other languages
English (en)
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JPS56148580A (en
Inventor
Narikazu Naemura
Kenichi Nishimura
Keiji Kishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は転写印刷方法に関するものであり、優
れた効率で低い温度のもとに転写印刷を施すこと
を目的とするものである。
転写印刷方法は種々の形態、素材からなる対象
物に図柄を形成する方法として汎用されている印
刷技術である。従来用いられている転写方法は主
にいわゆる加熱加圧転写方法である。これは感熱
接着剤よりなる接着剤層を構成した転写シートを
接着剤層が接するように被転写体表面に載置し、
基体シート側より加熱ロール等を用いて加熱し、
熱伝導により接着剤層に接着性を与えた被転写体
に接着せしめる方法であり、容易に転写できるた
め、大量生産するのにも適しており多く採用され
ている方法である。しかしながらこの方法は次の
ような欠点をを有している。即ち(1)基体シート側
より加熱し、接着剤層に接着性を付与するのに時
間がかかる。(2)加熱は被転写体にも及ぶためプラ
スチツク成型品等の熱変形し易い非耐熱性基材に
対しては適用できない、という欠点があつた。
本発明者らは以上のような従来の加熱加圧転写
方法の欠点を解消せんとし、種々考察研究の結
果、本発明を完成するに至つたものである。
即ち本発明は剥離性を有する基板シート上に図
柄層が設けられた転写シートの図柄層側に、重合
性二重結合を有するプレポリマー或いはオリゴマ
ー又はエポキシ基を有するプレポリマー或いはオ
リゴマーの組成物と、反応型希釈剤と、必要によ
り添加する光重合開始剤とからなる組成物を塗布
し、転写シートに該組成物が半硬化状態になるよ
うに前記組成物に重合開始剤を添加する場合は電
子線照射を施し、重合開始剤を添加しない場合は
電子線照射を施した後被転写体に加圧転写し、し
かる後基体シートを剥離し必要に応じて紫外線照
射又は電子線照射を施すことを特徴とする転写印
刷方法である。
以下本発明にかかる転写印刷方法について更に
詳しく説明する。
まず本発明に使用する転写シートは剥離性を有
する基体シート、図柄層より構成される。基体シ
ートにはポリエチレンテレフタレートフイルム、
ポリプロピレンフイルム、ポリエチレンフイル
ム、ナイロン等にアクリル、ポリオレフイン系の
樹脂等の層を形成して離型処理を施したものを用
いる。図柄層は通常のインキにてオフセツト、グ
ラビア、スクリーン印刷方法等により形成され
る。
以上のような転写シートを用いて、転写印刷は
次のような工程で行われる。まず転写シートの図
柄層側に、重合性二重結合を有するプレポリマー
或いはオリゴマー又はエポキシ基を有するプレポ
リマー或いはオリゴマーの組成物と、反応型希釈
剤と、必要により添加する光重合開始剤とからな
る組成物を塗布する。重合性二重結合を有するプ
レポリマー或いはオリゴマーとしては、例えば
不飽和ジカルボン酸又はその無水物と多価アルコ
ールのポリ縮合物からなる不飽和ポリエステル組
成物、比較的低分子量のアルキド又はポリエス
テルの残余OH基にアクリル酸を縮合したアルキ
ドアクリレート又はポリエステルアクリレート、
ポリオールとジイソシアネートとを反応させた
末端イソシアネートウレタンプレポリマーにヒド
ロキシル基をもつアクリレートを反応させること
により得られるウレタンアクリレート、シリコ
ンオリゴマーにアクリロイル基を導入したシリコ
ンアクリレート、ポリブタジエンオリゴマーの
末端にアクリロイル基を導入したジエン系アクリ
レート、メラミンオリゴマーにアクリロイル基
を導入したメラミンアクリレート、低分子量の
ビニル共重合体の側鎖の官能基を利用してアクリ
ロイル基を導入したもの、前記〜のアクリ
ルオリゴマーをイソシアネート化合物、エポキシ
化合物、油脂類等で変成した組成物等がある。又
エポキシ基を有するプレポリマー又はオリゴマー
としては、エポキシ樹脂にアクリル酸をエステ
ル付加させて得られるエポキシアクリレート、
光によつて分解してルイス酸を発生する化合物を
光開始剤としてエポキシ化合物を開環重合させる
組成物、等がある。又、反応型希釈剤としては、
例えばビニルピロリドン、2−エチルヘキシルア
クリレート、ラウリルアクリレート、ヒドロキシ
エチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタアク
リレート、テトラヒドロフルフリルアクリレー
ト、ジエチレングリコールジアクリレート、テト
ラエチレングリコールジアクリレート、ネオペン
チルグリコールジアクリレート、トリメチロール
プロパントリアクリレート、テトラメチロールメ
タンテトラアクリレート等を使用することができ
る。
光重合開始剤は必要により添加する。即ち、後
述する紫外線照射を施す場合は添加するが、電子
線照射を施す場合は添加しない。使用し得る光重
合開始剤としては、例えばベンゾインエチルエー
テル、ベンゾフエノン、ベンジル、メチルオルソ
ベンゾイルベンゾエート、クロロチオキサント
ン、2・2−ジエトキシアセトフエノン、2−メ
チルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサ
ントン、1−フエニル−1・2−プロパンジオン
−2−(0−エトキシカルボニル)、1−フエニル
−1・2−プロパンジオン−2−(0−ベンゾイ
ル)オキシム等がある。尚、塗布をより容易にす
るために有機溶剤を更に添加してもよい。尚塗布
はロールコート法、グラビアコート法等による。
塗布後、該転写シートに前記組成物に光重合開始
剤を添加する場合は紫外線照射を施し、光重合開
始剤を添加しない場合は電子線照射を施す。この
照射は前記塗布された組成物が半硬化状態になる
ように施されるものである。照射時間は特定され
ないが、1秒〜10秒間で十分である。
紫外線照射又は電子線照射を施した後、被転写
体表面に図柄層側を密着するように転写シートを
載置し、加圧転写せしめる。前記塗布された半硬
化状態の組成物は接着性を有しているため加圧の
みで被転写体表面に接着する。加圧転写した後、
基体シートを剥離し、必要に応じて紫外線照射又
は電子線照射を施す。即ち前記塗布せしめた組成
物に重合性二重結合を有するプレポリマー或いは
オリゴマーを含む場合は、光重合開始剤を添加す
る場合には紫外線照射を施し、光重合開始剤を添
加しない場合には電子線照射を施す。2度目の各
各の照射は前記半硬化状態の組成物を完全に硬化
せしめ優れた表面強度の図柄を形成するために施
されるものである。尚この場合基体シートは照射
後に剥離してもよい。
一方、前記塗布せしめた組成物にエポキシ基を
有するプレポリマー或いはオリゴマーを含む場合
は必ずしも照射する必要はなく、放置することに
よつて前記半硬化状態の組成物は完全に硬化す
る。
本発明にかかる特許請求の範囲第2項に記載の
転写印刷方法は以下の通りである。即ち、まず被
転写体表面に前記した組成物を塗布し、該組成物
が半硬化状態になるように紫外線照射又は電子線
照射を塗布する組成物に応じて施す。即ち該組成
物に光重合開始剤を添加する場合は紫外線照射を
施し、光重合開始剤を添加しない場合は電子線照
射を施す。しかる後、前記転写シートを用いて加
圧転写する。その後、前述した様に前記組成物に
重合性二重結合を有するプレポリマー或いはオリ
ゴマーを含む場合は先重合開始剤の添加の有無に
応じて紫外線照射又は電子線照射を適宜選択して
施す。又、該組成物にエポキシ基を有するプレポ
リマー或いはオリゴマーを含む場合は必ずしも照
射する必要はなく、放置してもよい。
以上のようにして得られた図柄は非常に竪固な
ものである。
本発明は以上述べたような転写印刷方法である
から非常に高速度で転写印刷を行うことができ、
又対象とする基材として非耐熱性基材にも適用す
ることができる。更に加熱の必要がないことから
一般に加熱転写方法よりも経費が少なくて済み、
エネルギーの損失をも省くことができる転写印刷
方法である。
以下本発明の実施例を説明する。
実施例 1 ポリエチレンテレフタレートフイルムにアクリ
ル系樹脂の層を形成した剥離性を有する基体シー
ト上に通常のインキを用いて図柄層が形成された
転写シートの図柄層側に次の組成物をグラビアコ
ート方法により塗布した。
エピコートアクリレート201(シエル化学) 60部 ヒドロキシエチルメタアクリレート 20部 グリシジルメタアクリレート 20部 ベンゾイソエチルエーテル 1.5部 ベンゾイソイソプロピルエーテル 1.5部 塗布した後、転写シートに高圧水銀灯1kw、1
灯のランプを用いて紫外線照射を、照射間距離11
cm、照射時間0.5秒間の条件で施した。この結果、
塗布した前記組成物は半硬化状態になつた。しか
る後ポリエチレンテレフタレート成型容器表面に
該転写シートを用いて加圧転写し、基体シートを
剥離した後、再び前記と同様の条件で紫外線照射
を施したところ、表面強度の優れた図柄を有する
プラスチツク容器が得られた。
実施例 2 実施例1と同じ構成の転写シートの図柄層側に
下記の組成物をグラビアコート方法により塗布し
た。
アデカウルトラセツト、ADX−701 旭電化工業(株) 100部 アリルジアゾニウム系触媒溶液、PP−33 旭電化工業(株) 3部 シランカツプリング剤、A−187 日本ユニカー 1.5部 塗布した後、転写シートに実施例1と同様の条
件で紫外線照射を施し、しかる後ガラス板表面に
加圧転写した。その後実施例1と同様の条件で紫
外線照射を施し、基体シートを剥離して放置する
と、表面強度の優れた転写図柄を有するガラス板
が得られた。
実施例 3 実施例1と同様の転写シートの図柄層側に以下
の組成物をロールコート方法により塗布した。し
かる後、転写シートに加速電圧275kV、電子線電
流45mA、処理量5Mradの条件で電子線照射を施
した。
アロニツクス、M−6300 東亜合成(株) 80部 ヒドロキシエチルアクリレート 10部 ネオペンチルグリコールジアクリレート 5部 トリメチロールプロパントリアクリレート5部 ベンゾイン 3部 照射後、ガラス板に加圧転写し、基体シートを
剥離した後再び前記と同様な条件で電子線照射を
施した結果、表面強度の優れた図柄を有するガラ
ス板が得られた。
実施例 4 実施例2と同様の組成物をポリエチレンテレフ
タレート成型容器表面に浸漬方法により塗布し、
しかる後実施例1と同様の条件で紫外線照射を施
した。その後実施例1と同様の転写シートを用い
て加圧転写し、基体シートを剥離した後放置する
と表面強度の優れた図柄を有するプラスチツク容
器が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 剥離性を有する基体シート上に図柄層が設け
    られた転写シートの図柄層側に、重合性二重結合
    を有するプレポリマー或いはオリゴマー又はエポ
    キシ基を有するプレポリマー或いはオリゴマーの
    組成物と、反応型希釈剤と、必要により添加する
    光重合開始剤とからなる組成物を塗布し、転写シ
    ートに該組成物が半硬化状態になるように前記組
    成物に光重合開始剤を添加する場合は紫外線照射
    を施し、光重合開始剤を添加しない場合は電子線
    照射を施した後被転写体に加圧転写し、しかる後
    基体シートを剥離し必要に応じて紫外線照射又は
    電子線照射を施すことを特徴とする転写印刷方
    法。 2 被転写体表面に、重合性二重結合を有するプ
    レポリマー或いはオリゴマー又はエポキシ基を有
    するプレポリマー或いはオリゴマーの組成物と、
    反応型希釈剤と、必要により添加する光重合開始
    剤とからなる組成物を塗布し、被転写体に該組成
    物が半硬化状態になるように前記組成物に光重合
    開始剤を添加する場合は紫外線照射を施し、光重
    合開始剤を添加しない場合は電子線照射を施した
    後、剥離性を有する基体シート上に図柄層を設け
    られた転写シートを用いて被転写体に加圧転写す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の転写印刷方法。
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