JPS63216264A - 単管多色蛍光ランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は単一のバルブにより複数の色光を発光できる単
管多色蛍光ランプに係り、特に、迷光の防止を図った単
管多色蛍光ランプに閏する。

（従来の技術） 従来、この種の単管多色蛍光ランプの一例としては特開
昭６１−５５８５１号公報に掲載されたものがある。

これは第３図に示すように偏平角筒状の密閉容器に構成
されたガラス製のバルブ１内に、１本のカソード２と例
えば３本のアノード３ａ、３ｂ。

３Ｃとをバルブ１の長手方向に沿って対向配置し、バル
ブ１内を仕切板４．４により各アノード３ａ。

３ｂ、３ｃに対応して３つの放電路５ａ、５ｂ。

５Ｃにほぼ等分し、各放電路５ａ、５ｂ、５ｃのカソー
ド２側端部には各放電路５ａ、５ｂ、５ｃを幅方向に連
通させる連通路６を形成している。

各放電路５ａ、５ｂ、５ｃを臨むバルブ１の内面の少な
くとも１面には例えば各放電路５ａ、５ｂ、５ｃ毎に発
光色が異なる蛍光体膜を被着しており、カソード２と放
電を行なうアノード３ａ。

３ｂ、３ｃに応じて適宜色光を発光させる゛ようになっ
ている。

しかし、このような単管多色蛍光ランプではカソード２
の周辺部で迷光が発生するという問題がある。

すなわち、例えば１つのアノード３ａとカソード２との
間で放電させて、単色の色光を発光させようとすると、
カソード２周辺のグローが連通路６を通ってパルプ１内
幅方向に拡散して、伯の放電路５ｂ、５ｃの蛍光体膜を
励起して他色を発光させるという迷光が発生する。

これに対して、このような迷光を防止する単管多色蛍光
ランプの一例としては実開昭６１−９３９６９号公報に
掲載されたものがある。

これは第４図に示すように第３図で示す単管多色蛍光ラ
ンプの迷光を発生させる箇所、すなわち、カソード２お
よび連通路６のほぼ全体を覆うバルブの一端部を遮光体
１０により被覆して、迷光を遮光するようにしたもので
あり、これによれば迷光を防止することができるが、バ
ルブ１の発光面積を遮光体１０により減少させてランプ
効率を低下させるという問題がある。

（発明が解決しようとする問題点） 上述したように従来の各重管多色蛍光ランプでは迷光が
発生し、あるいは、迷光を防止する際にランプの発光表
示面積を減少させて、ランプ効率を低下させるという問
題がある。

そこで、本発明の目的は、迷光を防止することができる
ランプ効率の良好な単管多色蛍光ランプを提供すること
にある。

（発明の構成） （問題点を解決するための手段） 本発明は、バルブ内に対向配置されたカソードと複数の
アノードと、このアノードと上記カソードとの間に介在
され、放電空間を形成するバルブの内部を、アノード数
に対応する複数の並列放電路に区画する仕切部材と、こ
れら各放電路に臨む表面に被着され、各放電路に対応し
て異なる色を発光する蛍光体膜と、上記カソード周りの
放電の拡散を防止すると共に、この放電を上記並列放電
路に案内する孔を有する拡散防止体とを°有し、上記仕
切部材は上記孔までに延在していること特徴とする。

（作用） 例えば１つのアノードとカソードとの間で放電を発生さ
せると、カソード周りに発生したグローの拡散が拡散防
止体により防止され、この拡散防止体の孔から流出した
グローは仕切部材により案内されて、上記通電中のアノ
ードの有する放電路のみへ移動し、ここで陽光柱を形成
して紫外線を発生させる。この紫外線はこの放電路の蛍
光体膜を励起して適宜色光を発生させる。

したがって、カソード周りのグローは仕切部材により案
内されて通電中のアノードを有する放電路のみへ移動し
、これ以外の放電路へ拡散されるのを防止することがで
き、通電されていない他の放電路へはみ出すことは抑υ
１される。

このために、通電中のアノードの有する放電路の蛍光体
膜のみが紫外線により励起されて発光し、他の放電路の
蛍光体膜は発光せず、迷光は抑制される。

しかも、本発明によれば、放電路を遮光体等により遮光
して発光面積を減少させることがないので、ランプ効率
の向上を図ることができる。

また、本蛍光ランプを表示方向から見たとき赤熱するカ
ソードの赤色およびカソード周りのグローの青色の光が
拡散防止体により遮蔽されて視認されず、迷光が抑えら
れる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を第１図および第２図に基づいて
説明する。

第１図は本発明の一実施例の半裁縦断面図であり、図に
おいて、円筒状の密閉容器に構成されたガラス製のバル
ブ２０内には水銀および希ガスが封入され、カソード２
１が射出されている。

カソード２１はバルブ２０内の底部２２上に植設される
と共に、下端を開口させた有蓋円筒状の拡散防止体２３
に被覆されて、その外周が周方向に包囲され、カソード
２１周りのグローの横方向の拡散を防止するようになっ
ている。

また、拡散防止体２３はその上蓋部のは゛ぼ中央部に放
電を通過させるための中心孔２４を穿設している。

拡散防止体２３の外周面は第２図にも示すように底部２
２の外周部上に立設された支持板２５の軸方向中間部に
固着されて支持され、支持板２５の上端部は内方側へ若
干屈曲されて反射筒２６の下端部に固着されて、この反
射筒２６を支持している。

反ｒＪＪ筒２６は両端開口の逆円錐台状の外筒２７を拡
散防止体２３の上方にて同軸状に配置し、外筒２７の下
端開口を所要のギャップをおいて拡散防止体２３の中心
孔２４に対向させている。

外筒２７はその内部を例えば２枚の縦長矩形板よりなる
縦、横仕切板２８ａ、２８ｂを外筒２７の中心部で互い
に直交させて、４つの並列放電路２９ａ、２９ｂ、２９
ｃ、２９ｄにほぼ等分しており、外筒４７の内周面には
例えば各並列放電路２９ａ〜２９ｄ毎に発光色が異なる
蛍光体膜３０をそれぞれ被着しており、外筒２７の大径
Ｍ部上力のランプ視認方向へ向けて所要の色光を発光さ
ぼるようになっている。

また、縦、横仕切板２８ａ、２８ｂの各下端は外０２７
を垂直方向下方に貫通して延び、拡散防止体２３の下端
外周まで延出しており、外筒２７の下端と拡散防止体２
３の上端との間隙を各並列放電路２９ａ〜２９ｄに対応
させて周方向に仕切る放電仕切板（仕切部材）２８ａ　
　、２８ａ２゜２８ｂ　　、２８ｂ、、が一体に形成さ
れている。

但し、各放電仕切板２８ａ　　〜２８ｂ２の外面には蛍
光体膜を被覆していない。

このために、拡散防止体２３により横方向への拡散を抑
制されたグローはその中心孔２３より上方へ移動すると
、各放電仕切板２８ａ、。

２８ａ　　、２８ｂ　　、２８ｂ２により案内さレテ外
筒２７内の所要の並列放電路２９ａ〜２９ｄへ導入され
るので、拡散防止体３２からのグローは所要の並列放電
路２９ａ〜２９ｄへ確実に案内され、他の並列放電路２
９〜２９ｄへのグローのはみ出しを抑制することができ
る。

上記外筒２７の大径端外周部上方には各°放電路２９ａ
〜２９ｄにそれぞれ対応させて４つのアノード３１ａ、
３１ｂ、３１ｃ、３１ｄがそれぞれ配設されている。

各アノード３１ａ〜３１ｄは底部２２上に立設されて、
外筒２７の大径端部を垂直方向に貫通するガラススリー
ブ３２ａ、３２ｂ、３２ｃ、３２ｄにより支持されると
共に、その内部に貫挿された給電体を介して複数の外部
ビン３３にそれぞれ電気的に接続されている。

各外部ビン３３は底部２２に外方へ突出するように突設
され、外部ビン３３の所要の２本はカソード２１の両端
に電気的にそれぞれ接続されている。

次に、本実施例の作用について述べる。

ＩＮえば１つの７ノード３１ａとカソード２１とを通電
して放電を発生させると、カソード２１周りのグローは
拡散防止体２３の内周面によりその横方向の拡散が防止
される。

また、カソード２１周りのグローは拡散防止体２３の中
心孔２４にて放電径が絞られてから、放電仕切板２８ａ
１〜２８ｂ２に案内されて、通電中のアノード３１ａを
有する反射ｆ’１ｉ２６の並列放電路２９ａの下端より
導入されるので、その放電が通電中の７ノード３１ａを
有する並列放電路２９ａのみに移動し、それ以外の並列
放電路２９ｂ〜２９ｄへの拡散は抑制される。

さらに、仮に中心孔２４から伯の並列放電路２９ｂ〜２
９ｄヘゲローがリークしても放電仕切板２８ａ１〜２８
ｂ２には蛍光膜が被着されていないので、紫外線から可
視光への変換は殆ど行なわれず、迷光を抑制できる。

通電中のアノード３１ａを有する放電路２９ａを通過す
る放電により、陽光柱が形成されて紫外線を発生させ、
そ゛の放電路２９の蛍光体膜３０を励起し、所要の色光
に発光させる。

また、通電中のアノード３１ａを有する放電路２９ａ以
外の並列放電路２９ｂ〜２９ｄへは放電が拡散されない
ので、通電中のアノード３１ａを有する放電路２９ａの
みが発光し、迷光は抑制される。

したがって、本実施例によれば、バルブ２０の一部を遮
光することがないので、ランプ効率が良好な状態で迷光
を抑制することができる。

また、ランプ視認方向（第１図ではバルブ２０の上方）
からは赤熱するカソード２１の赤色およびカソード周り
のグローの青色が拡散防止体２３により遮光されるので
、視認されず、この迷光も抑制することができる。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
例えば拡散防止体２３を角筒により構成し、もしくは省
略してもよく、これによっても、カソード２１周りのグ
ローの移動を放電仕切板２８ａ　〜２８ｂ２により、通
電中のアノード３１ａ〜３１ｄを有する並列放電路２９
ａ〜２９ｄへ案内することができ、迷光を抑制すること
ができる。

また、反射筒２６を省略してバルブ２０内を放電仕切板
２８ａ　　〜２８ｂ２により並列放電路２９８〜２９ｄ
を形成するように構成してもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、カソード周りの放電をバ
ルブ内の所要の放電路へ案内する放電仕切部材を設けた
ので、通電中以外のアノードを有する放電路への放電の
拡散を防止することができ、迷光を抑制することができ
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る単管多色蛍光ランプの一実施例の
全体構成を示ず半裁縦所面図、第２図は第１図の要部斜
視図、第３図および第４図は従来の単管多色蛍光ランプ
の斜視図である。 ２０・・・バルブ、２１・・・カソード、２３・・・拡
散防止体、２２・・・中心孔、２６・・・反射筒、２７
・・・外筒、２８ａ　　、２８ａ　　、２８ｂ　　、２
８ｂ１゜２８ｂ２・・・放電案内板（仕切部材）、２９
ａ〜２９ｄ・・・放電路、３１ａ〜３１ｄ・・・アノー
ド。 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. バルブ内に対向配置されたカソードと複数のアノードと
   、このアノードと上記カソードとの間に介在され、放電
   空間を形成するバルブの内部を、アノード数に対応する
   複数の並列放電路に区画する仕切部材と、これら各放電
   路に臨む表面に被着され、各放電路に対応して異なる色
   を発光する蛍光体膜と、上記カソード周りの放電の拡散
   を防止すると共に、この放電を上記並列放電路に案内す
   る孔を有する拡散防止体とを有し、上記仕切部材は上記
   孔までに延在していること特徴とする単管多色蛍光ラン
   プ。