JPS63213320A - 希土類−鉄系永久磁石 - Google Patents

希土類−鉄系永久磁石

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JPS63213320A
JPS63213320A JP62047047A JP4704787A JPS63213320A JP S63213320 A JPS63213320 A JP S63213320A JP 62047047 A JP62047047 A JP 62047047A JP 4704787 A JP4704787 A JP 4704787A JP S63213320 A JPS63213320 A JP S63213320A
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less
rare earth
alloy
coercive force
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JP62047047A
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Koji Akioka
宏治 秋岡
Osamu Kobayashi
理 小林
Tatsuya Shimoda
達也 下田
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/032Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
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    • H01F1/047Alloys characterised by their composition
    • H01F1/053Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
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    • H01F1/0576Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B in the form of particles, e.g. rapid quenched powders or ribbon flakes pressed, sintered or bonded together pressed, e.g. hot working

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、希土類−鉄系永久磁石に閃する。
(従来の技術〕 従来、希土類−鉄系の磁石には次の3通りの方法による
磁石が報告されている。
(1)  わ)末冶金法に基づ< tJi結法による磁
石(参考文献1) (2)  アモルファス合金を製造するに用いる急冷2
、V帯製造装(−五で、厚さ30μm程度の急冷薄片を
作り、そのF、V片を樹脂で結合する磁石。
(参考文献2) (3)  (2)の方法で使用した同じ薄片を、2r2
階の、1、ブトブレス法で機械的配向処理を施した磁石
。(参考文献2) 参考文献!、M、Sagawas S、Fuj imu
 raz N、Togawas 11 Yamam。
Lo  and  Y、MaLsuura;J、App
i、   Plays、   Vol、55(G)、1
5〜1a r o h  1984.1) 2083参
考文献2.R,W、I、cc;App1.  PIXy
s、   L、cLL、   Vol、4G(8)、1
5 Aρril  1085、P790文献に添って上
記の従来技術を説明する。まず(1)の焼結磁石では、
溶解、鋳造により合金インゴットを作製し、粉砕されて
3μmくらいの粒径を(1する磁7i′わ)にされる。
磁石粉は成形助剤となるバインダーと混抹され、磁場中
でプレス成形されて、成形体ができあがる。成形体はア
ルゴン中で1100’Cn1r後の温度で1時間焼結さ
れ、その後室温まで急冷される。が6結後、6oo″C
前後の温度で熱処理すると保磁力はさらに向上する。
(2)の磁石ではまず急冷薄帯製造装置nの最適な回転
数でR−Fc−13合金の急冷薄帯を作る。得られた戸
、V帯は厚さ30 n mのリボン状をしており、l+
’、[径が1000λ以下の多結晶が集合している。薄
帯は脆くて割れやすく、結晶粒は等方向に分布している
ので磁気的にも等方性である。との薄帯を適度な粒度に
して、樹脂と混練してプレス成形ずれば7 L On 
/ c m″程度圧力で、約85体431%の充191
が可[1シとなる。
(3)の磁石では、始めにリボン状の急冷薄帯あるいは
2.v帯の片を、几空中あるいは不活性雰囲気中で約7
00℃で予備加熱したグラフフィトあるいは他の耐熱用
のプレス型に入れる。該リボンが1有望の温度に到達し
たとき一軸の圧力が加えられる。l温度、時間は特定し
ないが、充分な塑性が出る条件としてT=725±25
0” C,圧力は1’ 〜1 、4 L o n / 
c m ’程度が適している。この段階では磁石はわず
かにプレス方向に配向しているとはいえ、全体的に等方
性である。次の;11ツトプレスは、大面積を有する型
で行なわれる。最ら一般的には700℃で0.7ton
で数秒間プレスする。すると試f1は最初の厚みの17
2になりプレス方向と平行に磁化容易軸が配向してきて
、合金は異方性化する。これらの工程は、二段階、1;
ットプL/ 7.法(two−s Lagc  bo 
L−press  procedure)と呼ばれてい
る、この方法により緻密で異方性を打するR −F c
 −I3 [石が製造できる。なお、最初のメルトスピ
ニング法で作られるリボ/薄帯の結晶粒は、それが最大
の保磁力を示す時の粒径よりも小さめにしておき、後に
ホットプレス中に結晶粒の粗大化が生じて最適の粒径に
なるようにしておく。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来技術で、希土類−鉄系の磁石は一応作製で
きるのであるが、これらの技術を利用した磁石は次のよ
うな欠点を佇している。(1)のすf6結磁石では粉末
にするのが必須であるが、RF C−13系合金はたい
へんM索に対して活性であるので、粉末化すると余計酸
化が激しくなり、焼結体中の酸素濃度はどうしても高(
なってしまう。また粉末を成形するときに、例えばステ
アリン酸亜鉛のような成形助剤を使用しなければならず
、これは〃6精工程で前もって取り除かれるのであるが
、数刻は磁石体の中に炭素の形で残ってしま゛ う。こ
の炭素は著しく R−F e −8の磁気性能を低下さ
せる。成形助剤を加えてプレス成形した後の成形体はグ
リーン体と言われる。これはたいへん脆(、ハンドリン
グが難しい。従って焼結炉にきれいに並べて入れるのに
は、和尚の手間がかかることも大きな欠点である。これ
らの欠点があるので一般的に言ってR−F e −R系
の焼結磁石の製造には、高価な設備が必要になるばかり
でなく、生産効率が悪く、磁石の製造費が高くなってし
まう。従って、R−Fe−B光磁石の原料費の安さを充
分に引き出す磁石とは言い難い。
(2)と(3)の磁石は真空メルトスピニング装置を使
う。この装置は現在では、たいへん生産性が悪(しかも
高価である。(2)では原理的に等方性があるので低エ
ネルギーJ1′!であり、ヒステリシスループの角形性
もよくないので温度特性に対しても、使用する而におい
ても不利である、(3)の方法は、ホットプレスを2段
階に使うというユニークな方法であるが、実際に量産を
考えるとたいへん非効率になることは否めないであろう
本発明による希土類−鉄系永久磁石はこれらの欠点を解
決するものであり、その目的とするところは高性能低コ
ストな希上煩−鉄系永久磁石を得ることにある。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本i明の永久磁石は、希土類−鉄系永久磁石に閃するも
のであり、具体的にはRが8〜30原子%、■3が2〜
28原子%、C050原子%以下、Al15原子%以下
、Ge8原子%以下、Sn4原子%以下及び残部が鉄及
びその他の製造上不可避な不純物からなる合金をm57
及び鋳造後、該鋳造インゴットを500℃以上の温度で
熱間加工することにより結晶粒を微細化し、またその結
晶軸を特定の方向に配向せしめて、該LJI造合金合金
気的に異方性化することを特徴とする。さらに磁気特性
、特に保磁力の向上のためには、前記組成中でも1セが
8〜25原子%、Bが2〜81iii子%、Co401
ジ:【子%以下、A I 15原子%以下、Gc8原子
%以下% Sn4原子%以下及び残部が鉄及びその他の
製造上不可避な不純物からなり、250℃以上の温度で
熱処理することにより、磁気的に硬化する鋳造磁石合金
を使用することを特徴とする。また樹脂結合化のために
は、熱間加工により粒子が微細化する性質を利用し、樹
脂結合のための粉砕を施した後にも各粉末内に、磁性相
Rt Fct a 11粒子を複数個含むような粉末を
作製し、打槻物バインダーとともに混練・硬化させて、
樹脂結合磁石とすることを特徴とする。
前記のように現存の希土類−鉄系永久磁石の製造方法で
ある焼結法、急冷法はそれぞれ粉砕による粉末管理の困
難さ、生産性の悪さといった大きな欠点をイ「している
。本発明者らは、これらの欠点を改良するため、バルク
の伏信での磁石化17) 1iJf究に打手し、まず特
許請求の範囲第[項の組成域で熱間加工による結晶粒の
微細化と異方化ができ、組成域を特許=+1求の範囲第
2項にまでせばめれば、鋳造軟融のまま熱処理するだけ
で十分な保磁力が得られ、また熱間加工後のインゴット
の粉砕によって樹脂結合型磁石が作製できることを発明
した。この方法では、熱間加工による異方化は参考文献
2に示した急冷法のような2段階ではなく、一段階のみ
でよく、加工後の保磁力は粒子の微細化により大幅に増
加するという全く異った現象を呈する。また鋳造インゴ
ットを粉砕する必要がないので、焼結法はどの厳密な雰
囲気管理を行う必要はなく、設備費が大きく低減される
。さらに樹脂結合磁石においても、急冷法によった磁石
のように原理的に等方性であるといった問題点がなく、
異方性の樹脂結合磁石が得られ、RF e−11磁石の
、Tj、’性能、低コストという特徴を生かすことがで
きる。
バルク状態で磁石化するという研究には、参考文献3、
三保広晃他(日本金属学会、昭和60年度秋期講演会、
講演番号(544))があるが同研究はj’JdlG、
2  Fe50.7  Co22゜OVl、3 110
.2という組成でのアルゴンガス吹きつけ大気中溶解で
吸い上げた小型サンプルによるものであり、小量採取の
ために結晶粒の急冷微細化効果が出たものと考えられる
。この組成では通常の鋳造では主相であるNdt Fe
t an相が11大化してしまい、熱間加工による異方
化は可能だが永久磁石として十分な保磁力が得に(いこ
とを我々は実験的に確めた。通常の鋳造で十分な保磁力
を得るには、本発明の特許請求の範囲2にしるしたよう
な低B組成であることが必須である。
従来のR−F e −11系磁石の組成は、参考文献1
に代表されるようなRtaFettnsが最Δとされて
いた。この組成は主相RtFe+all化合物をハ;1
子1″1う)率にした。11[成R1!、7Fc82.
4135.0に比してR・Bに富む側に移行している。
このことは保磁力を得°るためには、主相のみでなく、
Rric)を相5Dricb相という非磁性相が必要で
あるという点から説明されている。ところが本発明によ
る組成では逆に13が少ない側に移行したところに保磁
力のピーク値が存在する。この81[成域では、焼結法
の場合、保磁力が激減するので、これまであまり問題に
されていなかった。しかし通常の鋳造法では、本発明の
特11−請求の範囲第2項の組成範囲でのみ、高保磁力
が得られ、逆に焼結法の主流組成であるI3に富む01
11では十分な保磁力は得られない。
これらの点は以下のように行えられる。まず焼結法を用
いても鋳造法を用いても、保磁力機11カそのものはn
uc IcaL ion、mode 1に従っている。
これは、両者の切迫化曲腺がSmC。
、のように急峻な立ち」−がりを示すことかられかる。
このタイプの磁石の保磁力は基本的には!i1 m区モ
デルによっている。すなわちこの場合、太きな精品磁気
異方性をイ1゛するRzFe+a ロ化合物が、大きず
ぎると粒内にM1壁を仔するようになるため、磁化の反
転か磁壁の移動によって容易に起きて、保磁力は小さい
。一方、粒子が小さくなって、ある1J法以下になると
、粒子内に&li壁を佇さなくなり、磁化の反転は回転
のみによって進行するため、保磁力は大きくなる。つま
り汀切な保磁力をe)るには、RtFc+aB相が適切
な粒径を有することが必要である。この粒径としては1
0μm前後が適当であり、焼結タイプの場合は、′jJ
l結n1fの粉末粉度の調整によって粒径を適合させる
ことができる。ところが鋳造法の場合、RI F(!1
、!3磁化物の大きさは溶融から凝固する段階で決定さ
れるため、組成と凝固過程に注意を払う必要がある。特
に組成の章味合いは大きく、Bが8原子%以」、含むと
、vJ造上がりのRtFc+413相の大きさが容易に
100μmを越えてしまい、参考文献2のような急冷装
置を用いないと鋳造状態では保磁力を(−することは困
難である。これに対して、特許請求の範囲第2項で述べ
たような低ボロン領域では、鋳型・鋳込温度等の工夫で
容易に粒径を微細化できる。しかしいずれの場合でも、
熱闘加工を施せば主相R*Fe+’nD相が微細化する
ので、加工前よりは保磁力は増大する。鋳造g f3で
保は力を得られる領域は、見方を変えればt2tFc+
al)に比してPcに富んだ組成とも言え、凝(71段
階ではまず初品としてF eが出現し、続いて包晶反応
によってRtFc+aB相が現われる。このとき玲却ス
ピードは平衡反応に比してはるかに速いため、初晶Fe
のまわりをR*Fe1JI3相が取り囲むような形で凝
固する。この組成域では低Bな領域であるため、当然の
ことながら焼し’;タイプの代表組成R+1FettU
aの磁石に見られるようなl3ricb相は量的にほと
んど無視できる。特許請求の範囲第2項で述べた然処理
は初品F cを拡散させ、平衡状態に到達させるための
もので保磁力は、とのFe相の拡散に大きく依存してい
る。
次に特許ai7求の範囲第3項の樹脂結合化について説
明する。前記参考文献2の急冷法でも確かに樹脂結合磁
石はイ′1成できる。しかし急冷法で作成される粉末は
、直径が1000Å以下の多結晶が等量的に集合したも
のであるため磁気的にも等方性であり、異方性磁石は作
成できず、R−Fe−1l系の低コスト・高性能という
特徴が生かせない。
また、これまで焼結R−F e −13磁石を粉砕して
樹脂結合磁石が製造できなかった膣内には主として2つ
ある。まずRtFe+au相の111 m区臨界半径が
SmCo5等に比して1桁小さく、ザブミクロンオーダ
である点に注目する必要がある。この粒度まで粉砕する
ことは、通常の機械粉砕では非常に困難であり、また粉
末があまり活性化してしまうので酸化がはげしく発火し
やすくなり粒径の割りには保磁力がでない。我々は粒径
と保磁力の関係をユリべたが、保磁力は高々数KOcの
域を出ず、表面処理によっても保磁力はほとんど伸びな
かった。次に問題となるのは機械加工による歪である。
例えば、焼結軟融で10KOcの保磁力を有する磁石を
機械粉砕すると、粒径20〜30t1mの粉末ではI 
K Oc以下の保磁力しかをしなくなる。同様な保磁力
機構(nucleat ionmodc l)に従うと
されるSmC。
、磁石では、この様な保磁力の激減は起こらず、容易に
保磁力を有する粉末を製造できる。こういった現象原因
としては、粉砕時の加工歪等の影響がR−F e −n
系の場合、かなり大きいことが予想できる。このことは
ウォフヂ用ステップモーターのロータ磁石のような小物
磁石を焼結ブロックから切り出し加工するときには大き
な問題となる。
以上の2つの理由、すなわち臨界半径の小さいこと、加
工歪の影響の大きいことが原因で、通常粉砕では、樹脂
結合型磁石ができなかったわけである。保磁力をイrす
る粉末を得るためには、参考文献2のような粒内にR,
Pa、a口粒子を、多数イrする粉末を作ればよい。し
かし参考文献2の急冷法は生産性に問題がある。また焼
結後の粉砕によりこの様な粉末を作ることは事実上不可
11ヒである。何故なら、焼結中にも粒はある程度成長
して大きくなるので、焼結前の粒度はその分を見込んで
さらに小さくしておかなければならない。しかしそうい
った粒度では粉末のi1!2索濃度が著しく高くなり期
待するような性能は得られない。その−ため現状では焼
結上がりのR,FetaD相の粒度を10μm程度とす
るのが限界である。この程度の粒度では、扮6F後はほ
とんど保磁力をイrしなくなる。そこで我々は、熱間加
工による粒の微細化を利用することに着目した。鋳造上
がりでRlF c Ia 13相の粒径を焼結R−F 
e −11磁石並みにすることは比較的容易にできる。
そしてこのような粒度のR*Fc+a13相を有するt
I逍プaツクを熱間加工して、粒を微細化・配向させた
後に粉砕するのである。この方法によれば樹脂結合磁石
用粉末の粒度は20〜30μmであるから、粉末中に多
数のRt F e、a 8粒子を含ませることができ、
保磁力を有するわ)末が製造できる。さらにこの粉末は
参考文献2の急冷法のような等方性ではな(、磁場配向
が可能な粉末であるため異方性磁石とすることができる
。もちろんこのとき粉砕に水素粉砕を適用すれば、保磁
力はよりよく維持される・ 以下、本発明による永久磁石の組成限定理由を説明する
。希土類としては、Y、La1C(、Pr1Ndt S
ms Eu、cd、Tb5DV% M。、E u 1’
rm 1Y 1)、Luが候補として挙げられ、これら
のうちの1411あるいは1種以上を組み合わせて用い
られる。最も高い磁気性能はP rで得られる。従って
実用的にはP rs N d s l’ r−Nd合金
、Cc−f’r−Nd合金等が用いられる。また少量の
重希土元素Dy5Tb等は保磁力の向上に有効である。
R−Fe−11系磁石の主相はRtFe+allである
。従ってRが8原子%未滴では、もはや上記化合物を形
成せずα−鉄と同一構造の立方晶組織となるため高磁気
特性は得られない。一方Rが30F1子%を越えると非
磁性のRric11相が多くなり磁気特性は著しく低下
する。よってRの範囲は8〜3(1子%が適当である。
しかし鋳造磁石とするため、好ましくはR8〜25原子
%が鑓当である。
口は、Rt Fe+ a ロ相を形成するための必須元
素であり、2府下%未填では菱面体のR−Fc系になる
ため高保磁力は望めない。また28原子%を越えると1
3に富む非磁性相が多くなり、残留磁束密度は著しく低
下してくる。しかし#造磁石としては1381ift子
%以下がよく、それ以上では特殊な冷却を施さないかぎ
り、微細なRI F e 14B相を得ることができず
、保磁力は小さい。
Coは水系磁石のzトユリ一点を増加させるのに有効な
元素であり、基本的にFeのサイトを置換しnt Co
t a 11を形成するのだが、この化合物は結晶異方
性磁界が小さく、その量が増すにつれて磁石全体として
の保磁力は小さくなる。そのため永久磁石として考えら
れるIKOc以上の保磁力を与えるには501i;T子
%以内がよい。
A l t!参考文献4  Z h a n gM a
 o c a i他1’ r o c c c d i
 n Hs o r t b c  Q L hI n
 t c n a L i o n a l  W o
 r k s h o po n  Ra r c −
E a r t b  M a gn c LS、  
 19R5,P541に示されるよう保磁力の増大効果
をイrしている。同文献は焼結磁石に対する効果を示し
たものであるが、その効果はill造磁石でも同トηに
存在する。しかしΔlは非磁性元素であるため、その添
加量を増すと残留磁束密度が低下し、15 U;”子%
を越えるとハードフェライト以下の残留磁束密度になっ
てしまうので、希土類磁石としての目的を寒し得ない。
よってA、 1のlR加量は15n3子%以下がよい。
添加元素GcとSnは保磁力の増大効果を持つ。また、
これらの添加元素は、耐候性を大幅に向上させ、しかも
結晶粒微細化の効果により、熱間加工における加工性及
び配向性をも向上させる。しかしながら添加元素は残留
磁束密度を大きく減少させるので、その添加量が、G 
cで8原子%、Snで/I n:i子%を越え名と、ハ
ードフェライト以下の残留は東密度になってしまう。従
って添加量はGcで8原二r〜%以下、Snで41フ子
%以下がよい。
〔実施列l〕
以下に本発明による製造法を説明する。まず所≦1!の
組成の合金を:J9)g炉でrB解し、鋳型に鋳造する
。次に磁石に異方性を(・1与するために、各種の熱間
加工を施す。本実施例では、一般的な鋳造法ではなく、
特殊鋳造11:とじて急冷による結晶粒微細効果の大き
なL i <4 u i d  d y n a m 
i ccompac t ion法(参考文献5、T、
S。
Ch i n他、J、Apr)1.  Phys、  
50(4)N  15  February  108
G。
P 1207 )を用いた。本実施例では、熱間加工と
して■押し出し加工、■圧延加工、■スタンプ加工、■
プレス加工のいずれかを1000℃で施した。押し出し
加工については、等方向に力が加えられるようにグイ側
からも力が加わるよう工夫した。圧延及びスタンプにつ
いては、極力ひずみ速度か小さくなるようにロール・ス
タンプの速度をコ、′コ整した。いずれの方法でも合金
のI’l+される方向に平行になるように結晶の磁化容
易軸は配向する。
第1表の組成の合金を溶解し、磁石を作製した。ただし
用いた熱間加工法は表中に併記した。
また熱間加工後のアニール処理はずべて1000・CX
24時間行った。
第1表 次に結果を示す。参考データとして熱間加工を行わない
試料の残留磁束密度を示した。
第2表 第2表より、押出し、圧延、スタンプ、プレスのすべて
の熱間加工法で残留磁束密度が増加し磁気的に異方化さ
れたことがわかる。
〔実施例2〕 ここでは、通常の鋳造法を用いた実施例を紹介する。ま
r第3表のような組成を誘導炉で溶解し鉄鋳型に鋳造し
、柱状晶を形成せしめる。加工率的50%以」二の熱間
加工(本実施例ではプレス)を行った後、インゴットを
磁気的に硬化させるため1000℃X24時間のアニー
ル処理を施した。このときアニール後の平均粒径は約1
5μmであった。鋳造タイプの場合は、熱間加工を行な
わず、所望形状に加工すれば、柱状晶の異方性を利用し
た面内異方性磁石となる。
第3表  ・ 次なる第4表に各組成に対して熱間加工をせずにアニー
ル処理したものと熱間加工後、アニール処理したものの
磁気特性を示す。
第4表 ここで熱間加工によって(B11)n+−8Cとも大幅
な増加を示している。これは加工にょ゛り粒子が配向し
、B■カーブの角形性が大幅に改善されたためである。
参考文献2の急冷法では、11 cは減る傾向にあり、
jll Cの大幅増加は本発明の大きな特徴となってい(実施例
3〕 ここでは熱間加工後に粉砕して、樹脂結合化した実施例
をR1介する。実施例2の第3表のNo。
1.2.8.4.6.7.8の試料をそれぞれ、スタン
プミル・ディスクミルにて粒径的30μm(フィッシャ
ーザブシーブサイザーにて測定)にまで粉砕した。この
ときの粒内のRyFQ+a ロまたはR*  (FeC
o)+ a ロの粒径は2〜3μmであった。こうして
出来た10粍類の粉末のうち、No、1.3.4.7の
粉末はそのままエポキシ樹脂2重量%と混練後、磁場成
形命焼成した。またNo、2.5.8の粉末はシラ/カ
ップリング剤処理を行った後、体積比6:4の割合でリ
ーイロン12と約250℃で混練した後、射出成形した
。結果を以下の第5表に示す。
第5表 〔実施例4〕 実施例2における第3表に示した1、2.3.4.7を
60℃×05%湿度の恒温槽内にて耐候性試験を行った
。第6表にその結果を示す。
第6表 〔発明の効果〕 以上述べたように本発明によれば、従来の焼結法のよう
にインゴットを粉砕することなく、熱処理をするだけで
保磁力を得ることができる。また熱間加工も急冷法のよ
うな2段階でなく、一段階でよく、その効果には単なる
異方性化効果だけでなく、保磁力の増大効果もある。こ
のような特徴から、従来の焼結法、急冷法に比し、製造
工程が大きく単純化できる。さらに熱間加工後試料の粉
砕によれば異方性樹脂結合磁石も製造できる。
以  上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)R(ただしRはYを含む希土類元素のうち少なく
    とも1種)8原子%〜30原子%、ボロン(B)2原子
    %〜28原子%、Co50原子%以下、Al15原子%
    以下、Ge8原子%以下、Sn4原子%以下及び残部が
    鉄及びその他の製造上不可避な不純物からなる合金を溶
    解および鋳造後、該鋳造インゴットを500℃以上の温
    度で熱間加工することにより結晶粒を微細化しまたその
    結晶軸を特定の方向に配向せしめて、該鋳造合金を磁気
    的に異方性化することを特徴とする希土類−鉄系永久磁
    石。
  2. (2)R(ただしRはYを含む希土類元素のうち少なく
    とも1種)8原子%〜25原子%、ボロン(B)2原子
    %〜8原子%、Co50原子%以下、Al15原子%以
    下、Ge8原子%以下、Sn4原子%以下及び残部が鉄
    及びその他の製造上不可避な不純物からなり、250℃
    以上の温度で熱処理することにより、磁気的に硬化する
    鋳造磁石合金を使用することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の希土類−鉄系永久磁石。
  3. (3)熱間加工により粒子が微細化する性質を利用し、
    樹脂結合のための粉砕を施した後にも各粉末内に、磁性
    相R_2Fe_1_4B粒子を複数個、含むような粉末
    を作製し、有機バインダーとともに混練、硬化させて、
    樹脂結合磁石とすることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の希土類−鉄系永久磁石。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0239503A (ja) * 1988-07-29 1990-02-08 Mitsubishi Metal Corp 希土類―Fe―B系異方性永久磁石の製造法

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