JPS63211220A

JPS63211220A - 白色線香

Info

Publication number: JPS63211220A
Application number: JP4315887A
Authority: JP
Inventors: Toshikazu Hata; 利和畑
Original assignee: SHIYOUEIDOU KK
Current assignee: SHIYOUEIDOU KK
Priority date: 1987-02-27
Filing date: 1987-02-27
Publication date: 1988-09-02
Also published as: JPH0149689B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は白色線香に関するものであり、更に詳しくは白
色の外観を有しかつ悪臭の全（ない白色線香に関するも
のである。

〔従来の技術・解決すべき問題点〕

従来、線香は原料に濃い着色の草根や木皮よりなる漢薬
香料、特に沈香などの粉末を使用しているので、外観が
重苦しく陰気であり、原料によって線香の色が決まって
しまうので所望の線香を得ることができず、また原料、
例えば椨粉（タブコ）の燃焼の際の独特の糊のような悪
臭が発生するという欠点があった。

〔問題点を解決するための手段・作用〕本発明は従来の
線香における上記のような問題点を解決するためになさ
れたものであって、本発明前は俯扮を殆んど使用せず、
原料として土に結晶セルロースを使用することにより燃
焼時の悪臭の少ない白色線香を得ることに成功して本発
明を完成するに至った。

すなわち、本発明の白色線香は、結晶セルロース、椨粉
、漢薬香料、糊剤、白色顔料および塩素含有酸化剤から
なることを特徴とするものであって、本発明の白色線香
により従来の問題点は一挙に解決された。

本発明の白色線香の主要部を占める基材の結晶セルロー
スは線香成形の際に極めて優れた諸性質、例えば均一乾
燥性、適度の押出し流動性、成形品の保形性、それ自体
無味・無臭であること、人体に対して無害であること、
カビ等に容易に汚染されないこと、適度の吸湿性、また
、燃焼時の置床性（従って火災に対する優れた安全性）
、微片性、などの優れた諸性質を示す。

ところが、この結晶セルロースにも欠点、すなわち、燃
焼の際に鼻を突くセルロース臭が発生して薫香としての
品質を低下させる欠点がある。本発明によれば、この欠
点は塩素含有酸化剤を添加することにより、漢薬香料の
香りを…うことなくセルロース臭のみを排除できること
がわかった。

また、酸化剤の作用により煙の発生が更に抑制された。

本発明の白色線香は、以上述べたように、煙の発生が極
めて少な（、また線香自体の色が白いために、燃焼させ
たときに上記の組成では燃焼部分の確認が困難であるの
で、糊剤（例えばＣＭＣ）を添加して灰を固化させ、ま
た、水酸化アルミニウムを添加して燃焼後の灰が捲縮す
るようにして燃焼部分を確認することができた。また、
この捲縮した灰は１本の線香の燃焼終了まで自重により
切断したりすることがないので、火気に対する安全性も
向上する。

また、線香の白色度を高めるために白色顔料、例えば２
ｆＪ１化チタン、炭酸カルシウムなどを添加することが
できる。漢薬香料としては例えば、沈香、白檀、丁子、
桂皮、カッニラ、打粉なとが使用できる。塩素含有酸化
剤としては、過塩素酸塩、塩素酸塩、亜塩素酸塩などが
使用され、例えば漂白粉なども使用できる。また、任意
所望の顔料を使用して種々の色の線香を得ることができ
る。

本発明の白色線香の好ましい組成は次の通りである。

３１１　　　　成　　　　　　　　　　重　量　％結晶
セルロース　　　　　　　　５０〜７０俯　　　　　　
粉　　　　　　　　　　　３〜７漢薬香料　　　　１５
〜３０糊　　　　　　剤　　　　　　　　　　　３〜６白色Ｄ
ｎ料　　　　２〜５塩素含有酸化剤　　　　　　　　　２〜５本発明による
白色線香は、結晶セルロース、椨粉、漢薬香料、糊剤、
白色顔料および塩素含有酸化剤を混合機により混合して
配合物を調製し、この配合物を常法により、例えば押出
し成形により線香の形に成形することによって製造され
る。なお、いわゆる細い線香状のものの外に、渦巻形、
稍太い円柱形、三角柱形などの形状のものも製品するこ
とができる。

以下の実施例によって本発明を更に具体的に説明する。

実施例次の組成の線香配合物を調製した：組　　　成　　　　　　　　　　重　量　％結晶セルロ
ース　　　　　　　　　６５楯粉Ａ（粘性大）　　　　
　　　　　　２Ｂ（粘性中）　　　　　　　　　　２漢薬香料　　　　２０糊剤（ＣＭＣ）　　　　　　　　　　　　５２酸化チタ
ン　　　　　　　　　　　３漂・　白　　粉　　　　　
　　　　　　　３計　　　　　　　　　　　　　　　１
００上記組成の線香配合物を、押出成形して白色線香を
得た。この白色線香の成形は極めて円滑に行われ、乾燥
後に得られた線香は純白であり、燃焼の際に殆んど煙を
発生せず、また悪臭もなく、生じた灰もよく捲縮して途
中から切断することはなかった。

比較例次の組成の線香配合物から実施例と同様にして線香を製
造した。

組　　　成　　　　　　　　　　重　量　％椨粉Ａ（粘
性大）３０Ｂ（粘性中）２０Ｃ（粘性小）ｌＯ漢薬香料　　　　４０計　　　　　　　　　　　　　１００こうして得た従来の組成線香の色は茶褐色であり、また
燃焼時に楯粉特有の臭気が発生した。

〔発明の効果〕

本発明によれば、従来の有色の線香に代えて、高級品の
イメージの白色線香が得られ、これに任意所望の着色・
模様付けなどをすることにより、購入者の使用目的に応
じた各ｆｉｔの色の多品種の線香が得られ、線香の利用
範囲が著しく拡大された。

また、燃焼の際に発煙が極めて少なく、生成する灰は自
から固化するので火災に対する安全性が向上し、高品質
の線香が得られる。

代理人弁理士（８１０７）佐々木　清隆（ほか３名）

Claims

【特許請求の範囲】

結晶セルロース、椨粉、漢薬香料、糊剤、白色顔料およ
び塩素含有酸化剤からなる配合物を常法により成形して
なる白色線香。