JPS63209549A - 食感のすぐれた組織状蛋白の製造法 - Google Patents

食感のすぐれた組織状蛋白の製造法

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JPS63209549A
JPS63209549A JP4140087A JP4140087A JPS63209549A JP S63209549 A JPS63209549 A JP S63209549A JP 4140087 A JP4140087 A JP 4140087A JP 4140087 A JP4140087 A JP 4140087A JP S63209549 A JPS63209549 A JP S63209549A
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JP
Japan
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protein
beef
marine
twin
die
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JP4140087A
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English (en)
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Shizuya Morimoto
森元 静也
Nobuyoshi Miyazaki
宮崎 信義
Michio Watanabe
渡辺 道生
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TECH RES ASSOC EXTRU COOK FOOD IND
Original Assignee
TECH RES ASSOC EXTRU COOK FOOD IND
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、口の中で噛んだときに程よいカミ心地を有す
る非常に食べ易い蛋白食品の製造法に関するものである
更に詳細には1本発明は牛肉のロース様又は鯨肉のうち
最も高級とされ刺身用としても食される属調の部位の肉
に匹敵する食感を有し、繊維性にもすぐれた蛋白食品の
製造法に関するものである。
本発明は各種蛋白を特定割合で配合することによって、
すぐれた食感を有する組織状蛋白を製造することができ
、これを原料として珍味やハンバーグの製造を可能とし
たもので1食品業界に益するところきわめて大なるもの
がある。
(従来技術) 本発明者らは、先に、処理機械、処理装置の面からの蛋
白質の組織化に着目し、我が国のみならず欧米各国の装
@類についても広く試験研究を行った結果、各種蛋白質
を二軸エクス1−ルーダ−で処理することによって組織
化することができた。
(特開昭59−143276号など) 更に、本発明者らは、各種蛋白質からより食べやすくし
た組織状の蛋白食品を製造するために鋭意研究し、エク
ストルージョンクツキングして得られた組織状蛋白シー
トをローラーかけすれば外観が繊維状に変化し、薄いの
しいか状シー1〜を得ることができた。
(発明が解決しようとする問題点) このようにして得ら九た薄いのしいか状シー1−は、外
観はかなり改善され、珍味等が製造できる程度となった
が、噛んだときの食感がわずかにソフトな弾力性に欠け
、違和感をもたらすのはさけられなかった。一般に1食
感はきわめて微妙なもので、はっきりと区別できても表
現するのは困難である。しかし、最初に少しでも違和感
があれば、2度目は敬遠されることになってしまうので
ある。
薄いのしいか状や牛肉状に成形して形状を整えると同時
に、食感をのしいかや牛肉のものとそっくりにしなけれ
ばならない。
一般に、美味しい食品は大きく分けて次の3つの特性が
重要であると一般に言われている。
1、外観特性   色、つや、大きさ 2゜香味特性   香り、呈味 3、テクスチャー そしゃく運動による物理的性質これ
らのうち、特に最近、美味しさの追求がなされている中
でチフスチャーに関心が集まって来ており食品の美味し
さの中に物理的性質つまり食感の演する役割が重要視さ
れて来ている。
我々が食べて大変美味しいと広く評価されている代表例
として鯨肉の属調に近い部位をミディアル(mediu
m)とウェルダン(welldone)にブロイルした
ものについてGF−テクスチュロメータ−(GF−Te
xturometer)GTX−2−IN型(■全研製
)(pHnger:9mm Dia)で測定してみると
次の様な値であった。
また、牛肉のロースについても同程度の数値が得られた
」1記の表において、先ずHardness(硬さ)で
あるが、これは歯で噛んだときの歯ごたえであり数値が
大きい方が硬いということになる。
又、 cohesiveness (i集性)は噛んだ
ときの弾性的な噛み心地を表わしている。
更にgumminess (ガム性)は噛んだ時の食感
を表わし、この数値の小さなものは、比較的食へ易く、
そしゃく回数も、噛む力も少なくてすむと考えて良<、
130〜260位が非常に好ましい食感を与えている。
本発明においては、−に記の数値に近づくように組織状
蛋白を作成し、調理をして食するとき、すぐれた食感が
得らハるものを提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明においては、小麦蛋白を必須とし、小麦蛋白3〜
7重量部、大豆蛋白2〜7重景部及び動物性蛋白1〜4
重油部を混合した蛋白質含有原料を二軸型エクストルー
ジョンクツキング装置でエクストルージョンクツキング
を行い、ダイに取付けた冷却ダイかろ吐出させることに
よって食感のすぐれた組織状蛋白を得ることができたの
である。
本発明は、大豆蛋白2〜7重量部及び動物性蛋白1〜4
重量部に対して小麦蛋白3〜7重量部を使用する点に特
色を有するものである。
小麦蛋白3〜7重量部の使用によって、得られた組織状
蛋白を加熱調理したとき肉類として最も好ましい食感を
与えることを可能としたのである。
本発明における小麦蛋白としては、具体的には、活性グ
ルテン、生グルテンのいずれでもよい。
また、大豆蛋白としては、濃縮大豆蛋白、分離大豆蛋白
、脱脂大豆粉、大豆粉末、丸大豆、おからなどのいずれ
でもよい。
また、本発明における動物性蛋白としてはマリンビーフ
、マリンビーフとすり身の混合物又はその他各種動物の
蛋白などが使用される。
マリンビーフとは、魚肉のタンパク質を;農相したもの
で、魚肉から脂質と水を取り除き、粒状の乾燥品に仕上
げられた、日本で開発された魚肉濃縮タンパク質食品素
材のことである。莢名は%eat−textured 
fish protein concentrateと
されているが、一般には代名詞的にマリンビーフ(Ma
rlobeef )と称されている(同文書院発行総合
栄養学事典694頁)6 従来の魚肉タンパク質濃縮物(FPC)は、魚を溶剤で
煮つめ魚の味と臭を取り除いた粉末である。
このものは親水性が欠如し、またパウダーであるために
食感が悪く、食品素材として利用し難いものであった。
このFPCを凌駕する優九た食品素材として、水になじ
み、畜肉様の食感を与えるものとして開発されたのがマ
リンビーフである。
マリンビーフの製造方法の概略は、原料魚−採肉−調合
・混練−チョッパーーアルコール浸漬−乾燥の]1程か
ら成り立っている。製品となったマリンビーフは水分約
8%以下の粒状である。
本発明においては、このマリンビーフだけでもよいが、
すり身と併用すると、すり身の水分を吸収し、ですり身
の含水量が適度に調節されて全体の組織化がスフ1−ス
に行オ)れるだけでなく、すり身とマリンビーフとがう
まくなじんできわめて風味の良いイJ1織蛋白となる。
そのうえ、この方法によれば、マリンビーフが本来的に
有している2つの大きな問題点が解決される。すなわち
、一つの問題点は5口あたりや歯ごたえにおいてマリン
ビーフの組織中にいわゆる芯が残り食した時にいつまで
もマリンビーフ粒が歯間に残ったり舌の上にざらつき感
を感じることである。またもう一つの問題点は、マリン
ビーフの製造工程で使用されたエタノールがマリンビー
フ中に僅かに残存していてエタノール臭を呈することで
あるが、水洗にしたがってすり身とその他配合物と共に
二軸エクストルーダーで処理すると、エタノール臭はも
ちろん消失し、しかも牛肉様にffi織化されて風味、
食感のいずれもが大巾に改善されるものである。
マリンビーフは、製品をそのまま使用してもよいし、水
戻ししたものを使用してもよい。すなわち、マリンビー
フの約5倍容量以上の水を加えて40〜60分間程度浸
漬するか急ぐ場合は湯に5〜6分間分間液浸漬、膨潤さ
せ、水戻しを行い、水戻し後は布などに包んで絞り水切
りを行うが、水を絞った状態で重さは初めのマリンビー
フの5〜6倍程になっており、これを使用する。また、
マリンビーフを水もしくは湯に浸漬して膨潤させた後、
0.2〜2kg/cd程度に加圧蒸煮してエタノール臭
を除去したものも有利に使用することができる。
本発明においては、小麦蛋白3〜7重量部、大豆蛋白2
〜7重量部及びマリンビーフ又はマリンビーフとすり身
を混合した蛋白原7′)を使用するものであるが、その
他に小豆、ピーナツなどの種実類、酵母、澱粉、穀粉、
牛乳、粉乳、カゼイン、オキアミ、エビ、卵白、野菜、
海藻などを単独又は混合して0,01〜5重量部、好ま
しくは0゜05〜2重量部程度添加してもよい。
これら原料は、所定量を予じめ混合するか、又は別々の
ホッパーから同時に一定割合になるように供給してもよ
い。また必要ある場合には、バレルから、これらの諸原
料を注入することも可能である。これらの諸原料のほか
に、更に、調味料、香辛料、増粘剤、品質改良剤その他
の食品添加物又は食品用を添加してもよい。
本発明においては、まず、各種誘導ノズルを有するダイ
を装置した二軸エクストルーダーの使用が必須要件とな
るのであるが1本発明で使用する二軸エクスlル−ダー
としては、フィーダー、バレル、二軸スクリュー、ダイ
、バレル及びダイの加熱装置、冷却装置を備えたもので
あって、混合、圧縮、混練、粉砕、剪断、加熱、殺菌の
各工程をひとつのユニットで処理できる装置であれば、
すべてのタイプのものが使用できる。二軸エクストルー
ダーとしては、例えば、フィーダー、バレル、二軸スク
リュー、ダイ、バレル及びダイの加熱用ヒーター、冷却
ジャケットからなる株式会社幸和工業製の二軸エクスト
ルーダー(Twin−screwCooker−ext
ruder)が好適である。
本発明においては、ダイに取付けた冷却ダイからクツキ
ング調製物を吐出させる工程が必要である。
冷却ダイとしては二軸エクスl−ルーダ−のダイと一体
に又はダイの先端に脱着自在に扁平状、円形状、二重円
筒状などのダイである。扁平状の冷却ダイはどんな形状
のものでもよいが1例えば、吐出口の接続部は円筒で、
これが扇状に厚みを薄くしながら拡がり、先端は薄い板
状に組織が誘導されるスリットをもつものがよい。スリ
ットの厚みは1〜20mm程度で、巾は1〜600II
II11程度で、適宜のものが選択できる。スリットは
1又は2以上10程度までとしてもよい。また、円形状
の冷却ダイは中空棒状をなしており、内径は0.5〜5
0mm程度の任意のものでよく、長さは100〜800
mmの適宜のものでよい。円形状の誘導ノズルで内径1
0mm以下の小さいものである場合は1本でなく、例え
ば2〜20本と数多く設け、多数本の棒状物が吐出され
るようにしてもよい。
また、二重円筒状の誘導ノズルは吐出口の接続部は円筒
で、これが円錐状の厚みを薄くしながら拡がり、先端は
筒状になって誘導されるようになっている。二重円筒で
構成されるスリットの厚みは1−〜20IIl111程
度で、円筒の長さは100〜800+im程度であれば
よい。
これらの原料をフィーダより供給し、例えば50〜10
00g/分の割合で供給し、スクリュー回転速度40〜
300rpm、バレル温度50〜300℃でエクス1−
ルーダ−を運転すれば非常に品質のよい組織状蛋白シー
トが得られる。
このようにして得られた組織状蛋白シートをローラーか
けすることによって、外観をのしするめや肉の繊維感が
顕著になった組織に変化させることもできる。
ローラーかけは、どのようなローラにかけてもよい。基
本的には二本の円筒にはさんで押圧しながら引き出すロ
ーラーかけであるが、ローラーとしては表面が円滑なも
の、みそのついたもの、片方だけ横のみぞのついたもの
などいずれでもよい。
ローラーかけは1度でもよいが、2度以−ヒかけると組
織がよくほぐれて、荒っぽくなり、いかにものしするめ
状といった繊維性を現出させることができるものである
ローラーかけは、−回目はたてに流れ方向にかけ、これ
を短かく、例えば30cm X 30cm程度にψノ所
し、よ二方向にもう−Hローラーかけすれば繊維状物を
横に引っばり、繊維状がよく見えるJ:うにすることも
できる。
ここに得られる蛋白繊維性食品は外観はのしいかのよう
にみえたり、ステーキ状にみえたりするように製作する
ことができる。
このようにして得られた、組織状蛋白又は/及び蛋白繊
維性食品は調理して食したとき、きわめて食感がよく、
ステーキ状のものでの噛みごこちは良質のステーキを食
したような食感を与えるものである。
次に本発明の実施例を示す。ここで%はすべで重量%で
ある。
実施例1 小麦グルテン60%、大豆粉20%、マリンビーフ20
%の混合物を原料とし、これを次の条件で、ダイの先端
にスリット幅3.5mm、円周100mn+、長さ35
0m111の二重円筒型冷却ダイを有する一―軸エクス
(−ルーダ−(株式会社幸和工業製)で処理した。原料
供給速度100〜500./分、二軸スクリュー回転速
度150〜300rpm、バレル濃度は80−180℃
、水分量30〜60%。
得られた組織状蛋白はきわめて食感のすぐれた畜肉状組
織物であった。
得られたものについて比較のため、大豆粉100%の原
料を実施例1と全く同じ条件で組織化したものとその食
感をテクスチュロメータ−で比較評価した。
2I+g定機はGF−Texturometer GT
X−2−INであった。
(plunger:9mm Dia) 以上の如く硬さに於て大豆100%の方が硬く、凝集性
についてはほとんど差がなかったがガム性に於て実施例
1の押出物の方が292という値で大豆100%の半分
で非常にすぐれていることが分かった・ 実施例2 小麦グルテン50%、濃縮大豆蛋白20%、マリンビー
フ15%、調味料その他15%の原料を混合し、バレル
濃度は80−170℃、二軸スクリュー回転速度180
〜30Orpm、フィード、t150〜500g/分、
水分量30〜60%にて二重円筒型冷却ロングダイ付の
ニー軸エクストルーダーで組織化した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 小麦蛋白3〜7重量部、大豆蛋白2〜7重量部及びマリ
    ンビーフ又はマリンビーフとすり身等の動物性蛋白1〜
    4重量部を混合した蛋白原料を二軸型エクストルージョ
    ンクッキング装置でエクストルージョンクッキングを行
    い、ダイに取付けた冷却ダイから吐出させることを特徴
    とする食感のすぐれた組織状蛋白の製造法。
JP4140087A 1987-02-26 1987-02-26 食感のすぐれた組織状蛋白の製造法 Pending JPS63209549A (ja)

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JP (1) JPS63209549A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6423855A (en) * 1987-07-20 1989-01-26 Fuji Oil Co Ltd Production of protein food material of high water content
JPWO2014156948A1 (ja) * 2013-03-28 2017-02-16 不二製油株式会社 組織状植物性蛋白素材及びこれを利用した薄切り代用肉

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6423855A (en) * 1987-07-20 1989-01-26 Fuji Oil Co Ltd Production of protein food material of high water content
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