JPS63208707A - 紙葉類のパラメ−タ検出装置 - Google Patents

紙葉類のパラメ−タ検出装置

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JPS63208707A
JPS63208707A JP62040382A JP4038287A JPS63208707A JP S63208707 A JPS63208707 A JP S63208707A JP 62040382 A JP62040382 A JP 62040382A JP 4038287 A JP4038287 A JP 4038287A JP S63208707 A JPS63208707 A JP S63208707A
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JP
Japan
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thickness
paper sheet
displacement sensor
displacement
roller
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Pending
Application number
JP62040382A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Mizunaga
水永 和宏
Ryo Ono
大野 稜
Takashi Hase
長谷 隆史
Norio Tsuchitani
槌谷 則夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の要約 通過する紙葉類の厚さを表わす電気信号を出力する厚さ
検出器を1紙葉類の搬送路の幅方向に左右に2個配置す
る。これらの厚さ検出器の出力信号に基づいて1紙葉類
の厚さ、長さ、スキュー角の有無およびその角度等のパ
ラメータが算出される。厚さの異なる多種類の紙幣や厚
さ変化の大きい紙幣等の2枚検知が容易となる。
発明の背景 この発明は1紙幣を含む搬送されている紙葉類のパラメ
ータ、たとえば厚さ、長さ、スキューの有無、有の場合
のスキュー角等の検出装置に関し、たとえば預金支払機
(ATM)、自動現金支払機(CD)等の銀行取引処理
装置に設けられる紙幣放出機において放出される紙幣の
上記パラメータを検出するために使用される装置に関す
る。
紙幣放出機は与えられた枚数の紙幣を放出するものであ
り、放出紙幣枚数を正しく計数するために紙幣が1枚ず
つ搬送されているか、2枚重なった状態で搬送されてい
るかを検出する紙幣厚さ検出器を備えている。この厚さ
検出器には、カムを用いた機械的方式のものと、フォト
・センサを用いた光学式のものとがある。機械的方式の
1つのタイプのものは、対向部材との間に紙幣1枚分程
度の間隔をあけて配置された回転自在のカムを備え、2
枚の紙幣が重なって送られて(るとこのカムが回転し2
紙幣の2枚検知を行なう。この方式のものは、1枚の紙
幣か2枚以上の紙幣かを検知できるにすぎない。また、
厚さの異なる多゛種類の紙幣に適用するためには2種類
ごとに設けなけれitならない、1枚の紙幣でも場所に
よって厚さが異なるような厚゛さ変化の大きい紙幣に対
しては信頼性が低い1紙幣の摩擦係数によって検知厚さ
が変ってしまう1紙幣の端の折れ、しわ等によって誤検
知を生じさせる1紙幣の搬送方向にそう長さの計測がで
きない等の問題点があった。光学式のものは紙幣の厚さ
方向における光の透過光量を計Jll Lで2枚検知を
行なうもので9紙幣の汚れによって信頼性が低下すると
いう問題がある。
発明の概要 この発明は2紙葉類の厚さを表わす電気信号を得ること
ができ、これによって厚さの変化に対応することが可能
となるとともに2紙葉類に汚れがあっても高い信頼性を
もち、さらに紙葉類の搬送方向にそう長さやスキュー状
態の検知も可能な紙葉類のパラメータ検出装置を提供す
ることを目的とする。
この発明による紙葉類のパラメータ検出装置は1紙葉類
の搬送方向に直交する方向に適当な間隔をあけて配置さ
れた少なくとも2つの厚さ検出器、およびこれらの厚さ
検出器の出力信号に基づいて、搬送されている紙葉類の
パラメータを算出する演算手段を備えている。上記厚さ
検出器は。
紙葉類の搬送路を挾んで対向して設けられた受部材およ
びこの受部材に接する方向に付勢されかつ受部材に対し
て進退自在の検出ローラ、ならびに上記受部材と検出ロ
ーラとの間を搬送される紙葉類によって変位する検出ロ
ーラの変位量を表わす電気信号を出力する変位センサを
備えている。
上記受部材と検出ローラとの間を紙葉類が搬送されると
、この紙葉類の厚さ分だけ検出ローラが変位し、この検
出ローラの変位量は」−記変位センサによって検出され
1紙葉類の厚さを表わす信号が得られる。この信号は1
紙葉類の厚さの変化に伴ってその値が変化する信号であ
り2紙葉類の厚さの変化を直接に表わしている。したが
って、任意の厚さの紙葉類に対処することができる。
上記厚さ検出器は幅方向に所定間隔をあけて少なくとも
1対設けられている。したがって、これらの厚さ検出器
から出力される信号の立上り、立下り、継続時間、信号
の表わす値等を用いて紙葉類の厚さのみならず、長さ、
スキューの有無、有の場合の角度等の各種パラメータを
得ることができる。また2紙葉類の厚さを直接に検出し
ているから1紙葉類の汚れに影響されることはない。
実施例の説明 この実施例は、この発明をATM、CD等の取引処理装
置における紙幣放出機に適用したものである。紙幣放出
機は1紙幣収納箱に収納されている紙幣を指令された枚
数だけ繰出して放出するものである。この発明による紙
幣のパラメータ検出装置は、収納箱から繰出された紙幣
の枚数を計数するために用いられる。紙幣枚数を計数す
るためには、1枚の紙幣が正しく繰出されているか、ま
たは2枚以上の紙幣が重なった状態で繰出されているか
等を検知することが必要となる。
第1図は紙幣放出機の構成の一部を示すものである。紙
幣収納箱1内には多数枚の紙幣Bが垂直に近い斜めの状
態で配列、収納されている。紙幣Bは原則的に1枚ずつ
繰出しローラ4によって収納箱1から繰出され、搬送路
3を搬送されていく。搬送路3は1紙幣Bを両面から挟
むベルトとこれらのベルトが掛けられた多数のローラま
たはブーりから構成されている。この搬送路3の途上に
は2つの紙幣の厚さ検出器5が設けられている。後述す
るところから明らかになるように、この厚さ検出器5の
出力信号に基づいて搬送されている紙幣の厚さ、長さ、
スキュー角が測定される。この測定値が放出許容範囲に
含まれていれば、切換フラッパ6が実線で図示の状態に
保持され、この紙幣は次の一時保留機構に送られる。測
定値が許容範囲内にない場合、たとえば紙幣が2枚重な
った状態で搬送されていると判定された場合、厚さまた
は長さの測定値からみて所定の種類の紙幣ではないと判
断された場合等には、フラッパ6が鎖線で示すように切
換えられ1紙幣は回収箱2に回収される。異なる種類の
紙幣を1つの収納箱1内に混在して収めてもよいが、一
般には紙幣の種類ごとにその収納箱が設けられる。°こ
れら複数の収納箱から繰出された異なる種類の紙幣は同
じ搬送路3を通って搬送させることが可能である。ずな
イつち、この発明における紙幣の厚さ検出器5は1!数
種類の紙幣に適用することが可能である。
第2図および第3図は紙幣の厚さ検出器5の構成を示す
ものである。
これらの図において9紙幣Bはその長手方向が搬送方向
に垂直になる姿勢で、上下の搬送ベルト22間に挟まれ
た状態で搬送路3を搬送される。2つの厚さ検出器5は
、搬送方向に直交する方向(搬送路3の幅方向)に適当
な間隔をあけて配置されている。これらの厚さ検出器5
の真下にはローラ17がそれぞれ配置されている。両側
のフレーム23間には軸18が渡され、この軸18に上
記ローラI7が回転自在に支持されている。これらのロ
ーラ17には下側ベルト22が掛けられる溝17aが形
成されており、ローラ17の周面はベルト22の挾持面
と同じかまたはこれよりも突出している。
2つの厚さ検出器5は全く同じ構成であるのでその一方
についてのみ説明する。厚さ検出器5は検出レバー10
を含んでいる。この検出レバー10はL字型形状であり
2つの端部10a 、 10bを有している。検出レバ
ー10の端部LOaに近い屈折部にはボス11が形成さ
れ、このボスll内をフレーム23間に固定された支軸
12が通ることによって、レバー10はこの軸12を中
心に揺動自在に支持されている。検出レバー10の端部
tob方向は長く延びその途中には検出ローラ13が軸
I4によって回転自在に設けられている。一方、検出レ
バー10の端部10aとフレーム23に固定されたばね
受け16との間にはひきばね15が設けられている。こ
の結果、検出レバーIOは、ばね■5によって検出ロー
ラ13がローラ17に圧接するように付勢されている。
検出ローラ13はローラ17のベルト22以外の周面に
接している。
紙幣Bがベルト22に挾まれた状態でローラ17と検出
ローラ13との間に進入してくると、その厚さ分だけ検
出ローラ13は搬送ローラ17から離れる方向に動く。
この結果、検出レバーIOも鎖線・で示すように揺動す
る。検出ローラ13は端部10bと軸12との間に設け
られているから、端部10bの変位量は検出ローラ13
の変位量よりも大きい。検出レバー10によって変位量
が拡大される。
[ルバー10の端部10bの変位量は、フレーム23に
固定された取付部材21に固定された変位センサ20に
よって検知される。この変位センサ20は検出レバー1
0の端部10bを挾んで対向する位置に設けられた投光
器(発光素子、たとえば発光ダイオード)とこの投光器
からの光を受光する受光器(受光素子、たとえばフォト
トランジスタ)とを備えている(第4図参照)。ローラ
17と検出ローラ13との間に紙幣が存在しないときに
は、投光器から出射した光の光路は検出レバー10の端
部10bによって殆ど遮光されず、大部分の光は受光器
によって受光される。1枚の紙幣がローラ17.13間
に進入して検出レバー10が揺動すると、その端部10
bの変位によって上記光路の一部が遮光される。2枚の
紙幣がローラ17.13間に進入したときには端部10
bの変位量は2倍になるから上記光路の大部分が端部t
obによって遮光され、受光器に受光される光量はわず
かになる。2枚の紙幣のみならず3枚以上の紙幣の厚さ
も検出範囲に含ませる場合には、3枚以上の紙幣がロー
ラ17.13間に進入したときに生じるレバー10の端
部10bの変位範囲をカバーしうるように投光器の投射
光ビームの径および受光器の受光範囲を定めればよい。
第4図は、上述の厚さ検出器5の変位センサ2゜を含む
紙幣のパラメータ検出装置の電気的構成の概要を示して
いる。
変位センサ20の出力すなわちその受光器の出力電気信
号は一定周期でサンプリングされる。このサンプリング
された電圧値はA/D変換回路27でディジタル信号に
変換されてCPU24に取込まれる。CPU24は、そ
の実行プログラムおよび種々のデータを記憶するメモリ
25を備えている。紙幣放出制御装置26は1紙幣収納
箱1における繰出しローラ4の駆動、搬送路3を構成す
るローラの駆動、フラッパ6の切換え等を制御するもの
で。
CPU24からの指令に応じて動作する。
以上の構成を用いて1紙幣の厚さ1紙幣の長さく搬送方
向にそう長さ、この実施例では紙幣の幅)、ならびにス
キニーの有無および有の場合のスキュー角を測定する原
理について説明する。
第5図および第6図は比較的単純な場合を示している。
第5図は紙幣Bの搬送状態を、第6図は変位センサ20
の出力をそれぞれ示している。2つの変位センサ20の
一方を便宜的に右変位センサ。
他方を左変位センサということにする。
第5図において、1枚の紙幣が、またはぴったりと重な
った2枚の紙幣が搬送されている。スキュー角θとは、
この図に示されているように。
紙幣Bの搬送方向に直交する方向(左右の検出ローラ1
3の中心を結ぶ方向)に対する紙幣Bの長手方向のなす
角である。
第6図に示すように1紙幣Bが両ローラ17.13間に
進入すると、変位センサ20の出力信号が立上り2紙幣
Bが両ローラ17.13間を通っている間。
変位センサ20の出力レベルはほぼ一定に保たれ。
紙幣Bが通過すると出力信号は立下る。紙幣Bが右変位
センサによって検知されている時間をtl、左変位セン
サによって検知されている時間をt2とし、右、左の変
位センサの出力信号の立上りの時間差をt3とする。
右左の変位センサ20の出力信号は時間t1またはt2
の間積分される。1枚の紙幣が通過したときのこれらの
積分値をそれぞれIA、IA2と■ する。また、左右の検出ローラ13間の間隔をLとする
通過した紙幣の厚さは次式により与えられる。
厚さ−IA  /11またはIA2/12・・・(1)
スキュー角θ−tan−’ (V −t  / L) 
−(2)ここで■は紙幣の搬送速度であり、搬送路3の
駆動装置によって定まる既知の値である。もっとも、ロ
ーラー7等の回転量を1111定することにより求めで
もよい。
紙幣Bの長さは次式に求められる。
長さ−v−t”cosθまたは ■ V−t−cosθ       −(3)2枚の紙幣が
ぴったり重なった状態で搬送されたときには左、右の変
位センサ20の出力は一層大きくなる。このような場合
の変位センサ出力の積分値が第6図にIB、IB2で示
されている。
紙幣2枚分の厚さは次式で与えられる。
厚さ−IB  /l  またはIB2/12・・・(4
)3枚以上の紙幣が重なった場合にはより大きな積分値
が得られ、3枚以上の厚さも同じようにして求められる
紙幣1枚分の厚さがとりうる範囲、2枚分の厚さの範囲
等をあらかじめ定めておき、第(1)式。
第(4)式等により求めた厚さがどの範囲に入るかを検
査することによって搬送されてきた紙幣が何枚であるか
を知ることができる。複数の種類の紙幣がある場合には
2紙幣の種類ごとに上記の範囲を定めておくことが好ま
しい。
第7図および第8図は多少t!雑な例を示している。第
7図において、2枚の紙幣が相互にずれ一部のみ重なっ
た状態でしかも一方の紙幣(搬送方向前方の紙幣;これ
を1枚目という)がスキニーした状態で搬送されている
様子が示されている。
他方の紙幣(これを2枚目という)はスキューしていな
い。第8図は、このような2枚の紙幣を検出する右、左
の変位センサの出力信号波形を示している。
右、左の変位センサの出力信号の積分値をそれぞれIC
,IC2とする。また、右の変位センすの出力信号の第
1の立上りから第1の立下りまでの時間をt 、第2の
立上りから第2の立下りまでの時間をt12とする。左
の変位センサの出力に関しても同じように、第1の°立
上りから第1の立下りまでの時間をt 、第2の立上り
から第2の立下りまでの時間をt22とする。右変位セ
ンサの第1の立上りから左変位センサの第1の立上りま
での時間をt3とする。
紙幣の厚さ、スキュー角、長さはそれぞれ次のように与
えられる。
厚さく2枚の平均値) −IC/(t11+t12) またはIC/(t  +t  )   ・・・(5)ス
キュー角θ(1枚目) −tan−1(V −t  / L )      −
、(8)長さく1枚目) −v−t’cosθまたは V”t’eO3θ        ・(7)長さく2枚
目) −V ’ t 12または V ’ t 22             ・・・(
8)紙幣の枚数は次のようにして検出することかできる
。第8図に示すように、少なくともいずれか一方の変位
センサ出力の立上りエツジおよび立下りエツジを検出す
る。第8図には変位センサ出力の変化量を表わすパルス
が左変位センサの立上り、立下りエツジに対応して示さ
れている。そして1紙幣枚数は 枚数−立上りエツジ数 一立下りエツジ数         ・・・(9)で与
えられる。
第9図はメモリ25の一部を示している。メモリ25に
は、右、左の変位センサについてそれぞれ。
サンプリング・データ(変位センサの出力値)を記憶す
るエリア、加算処理をするための加算エリア(加算値は
積分値IA、IB1.・・・。
■ IC2等の積分値を表わす)2紙幣有フラグ、終了フラ
グとして用いられるエリア、サンプリング・データを用
いて検出された上記の時間t1゜1..1 .1 .1
 .1 .1  等を記憶するエリア(図示略)が設け
られている。紙幣有フラグは紙幣がローラ13と17と
の間を通っているときにオンとされ、終了フラグは紙幣
がローラ13゜17間を通過したときにオンとされる。
また、メモリ25には、スキニー・チェック、長さチェ
ック。
厚さチェック等において用いられる基準となる値、許容
範囲を示す値等があらかじめ記憶されている。
第10図は、変位センサ20の出力信号を取込み。
通過紙幣に関するスキニー角、長さ、厚さ等のパラメー
タを測定する処理を示している。
上述のように2つの変位センサ20の出力信号は一定時
間(サンプリング周期)ごとにサンプリングされ、かつ
A/D変換されてCPU24に取込まれる。サンプリン
グ周期の時間が経過すると(ステップ31)、まず右変
位センサの出力値がサンプリングされて取込まれ、メモ
リ25内のサンプリング・データ・エリアにストアされ
る(ステップ32)。サンプリング・データはこのエリ
アにサンプリングごとに一定の順序でストアされる。サ
ンプリング・データの示す値が所定のスレシホールドφ
レベルを超えているかどうかがチェックされる(ステッ
プ33)。このスレシホールド・レベルは紙幣の1枚分
の厚さ以下の適当なレベルに設定される。サンプリング
舎データ値がこのスレシホールド・レベルをはじめて超
えると9紙幣Bの先端が両ローラ13.17間に突入し
たと利足される。すなわち、サンプリング・データ値が
スレシホールド・レベルを超えかつ紙幣有フラグがオフ
であれば(ステップ34)1紙幣が両ローラ13.17
間に突入したと判定され1紙幣有フラグがオンとされる
とともにこのサンプリング・データをメモリ25の加算
エリアのデータ(最初はクリアされているので零)に加
算される(ステップ35)。このときからサンプリング
・データのストア処理(ステップ32)を行なうように
してもよい。既に紙幣有フラグがオンとなっているとき
には紙幣はローラ17.13間を通過中であるから、サ
ンプリング・データの加算処理のみが行なわれる(ステ
ップ3B)。
サンプリング・データの示す値が上記スレシホールド・
レベル以下の場合には(ステップ33でNo) 、紙幣
有フラグがオンであれば(ステップ37)1紙幣がロー
ラ13.17間を丁度通過したのであるから、このフラ
グ番オフとして(ステップ38)、終了フラグをオンと
する(ステップ39)。
紙幣有フラグがオフであれば紙幣は存在しないのである
から、何らの処理も行なわれない。
以上と同じ処理が左変位センサの出力についても行なわ
れる。
両変位センサに関する終了フラグがともにオフ、または
いずれか一方がオフである場合には。
サンプリング周期ごとに上述の処理が繰返される。
両終了フラグがともにオンになると(ステップ40)、
まず両終了フラグがオフにされ、上述した第(1)式〜
第(8)式のうちの所定のものを用いて紙幣の厚さ、ス
キュー角、長さが算出される(ステップ42)。積分値
IA  、・・・、IC2等として■ は加算エリアの最終加算結果が用いられる。また、サン
プリング・データ・エリアの隣接するデータ同志の比較
が順次行なわれ、それらの差が成るスレシホールド値を
超えているときに、変位センサの出力の立」−りまたは
立下りがあったと判定される。これらの立上りと立下り
との間のサンプル数とサンプリング周期との積をとるこ
とにより上述の時間1,12.・・・、t22が算出さ
れす る。また立上り、立下りエツジ数等も求められる。速度
Vおよび間隔りはあらかじめメモリ25にストアされて
いるので(速度Vについては測定値を用いてもよい)1
紙幣の厚さ、スキュー角、長さ等が算出できる。
サンプリング・データのストア処理(ステップ32)、
またはステップ35.3(+において上述のエツジを検
出する処理を行なうようにしてもよい。そして1時間t
1等を計数するカウンタを設けておき、立上りエツジ検
出によってこのカウンタをスタートさせ、立下りエツジ
検出によってカウンタの動作を停止させることによって
時間tl等を計時することもできる。時間t3について
は左、右の変位センサの出力データの一方の立上りから
他方の立−りりまでを計時することにより求められる。
第11図は上述の紙幣パラメータ測定結果に基づいて紙
幣のチェックを行なう処理を示している。
まずスキニー・チェックが行なわれる(ステップ43)
。スキュー角θがあまり大きいと搬送路で詰り(ジャム
)を生じさせるおそれがある。そこで、4ξ1定された
スキュー角θとあらかじめメモリ25にストアされてい
る上限角とを比較して、スキュー角θが上限角以下であ
ればOK、超えていればNGとする。
続いて長さチェック、厚さチェックが行なわれる(ステ
ップ44.45)。メモリ25には長さの許容範囲、厚
さの許容範囲(上、下限値)があらかじめストアされて
おり、 io+定した長さ、厚さがこれらの範囲に入っ
ていればそれぞれOK、入っていなければNGとなる。
これは紙幣の真偽の判別の一種である。これにより、指
定された正しい紙幣のみの放出が保障される。長さおよ
び厚さの許容範囲は紙幣の種類ごとに設けられることが
好ましい。
上述したように原則的には紙幣は1枚ずつ繰出され、1
枚ずつ一時保留機構に送られる。そこで枚数チェックが
行なわれる。第5図および第6図に示したように2枚の
紙幣がぴったり重なっている場合には第(4)式により
求めた厚さによって2枚かどうかが検査される。また、
第7図および第8図に示すように2枚の紙幣が一部重な
っている場合には検出エツジ数によって枚数検知が行な
われる。
いずれにしても1枚であると判定された場合には、上述
のスキュー、長さ、厚さチェックでOKが出ていれば、
放出のために一時保留部に送られるとともに2枚数カウ
ンタに+1されて放出枚数が計数される(ステップ47
.48)。
枚数チェックによって2枚である。または3枚であると
確実に判明した場合には、この確定枚数を枚数カウンタ
に加算して放出させるようにしてもよい。
−に連のスキュー、長さ、厚さチェックのいずれかでN
Gの場合1枚数チェックで枚数が不明の場合(および場
合によっては2枚以上の場合)には1回収箱2への回収
が行なわれる(ステップ49)。
紙幣に穴がおいているような場合にはサンプリング・デ
ータがでたらめになることがある。このようなときに、
左、右の変位センサのサンプリング・データの少なくと
も一方が上述のすべてのチェックでOKとなれば放出可
能と判定してもよい。一般に穴は紙幣の一部にのみおい
ており、少なくとも一方の変位センサは穴のない部分の
厚さを検出することが多いからである。
紙幣の一部に粘着テープが貼っであるような場合には、
2つ以上の立上りエツジおよび2つ以上の立下りエツジ
が生じることがあるが、一般にはこのような紙幣は長さ
チェックでNGとなるであろう。このように、不良紙幣
の排除も可能である。
積分手段としては上記の加算処理以外に種々のものがあ
る。たとえば変位センサの出力信号を一積分回路で紙幣
が検出ローラを通過する時間帯にわたって積分し、この
積分信号をA/D変換してCPUに取込むようにしても
よい。また、変位センサの厚さ検出信号をその電圧に対
応した周波数のパルス信号に変換するV/F変換回路と
、このV/F変換回路の出力パルスを計数するカウンタ
とを設け1紙幣が検出ローラを通過する時間帯にわたっ
て上記カウンタを動作させ、その計数値をCPUに取込
むようにしてもよい。上記積分回路の積分時間、カウン
タの計数時間は変位センサの出力信号のオフセット・レ
ベルからの立上り、立下りの検出によって定めることが
できよう。
上述のエツジ検出も通常の微分回路を用いて行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は紙幣放出機の概略的な構成を示す機構図である
。 第2図および第3図は厚さ検知器を示すもので、第2図
は平面図、第3図は断面図ある。 第4図は紙幣パラメータ検出装置の電気的構成を示すブ
ロック図である。 第5図は搬送されている紙幣と検出ローラとの関係を示
す平面図、第6図は左、右の変位センサから出力される
信号を示す波形図である。 第7図は紙幣の他の搬送状態を示す平面図、第8図は、
この搬送状態における左、右の変位センサの出力信号を
示す波形図である。 第9図はメモリの一部を示すメモリ・マツプである。 第10図は、変位センサの出力信号のサンプリング処理
手順を示すフロー・チャート、第11図は紙幣の各種チ
ェック処理を示すフロー・チャートである。 3・・・搬送路、      5・・・厚さ検出器。 10・・・検出レバー、     13・・・検出ロー
ラ。 15・・・ばね、17・・・ローラ。 20・・・変位センサ、24・・・CPU。 25・・・メモリ、      B・・・紙幣。 以  上

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紙葉類の搬送方向に直交する方向に適当な間隔を
    あけて配置された少なくとも2つの厚さ検出器、および これらの厚さ検出器の出力信号に基づいて、搬送されて
    いる紙葉類のパラメータを算出する演算手段から構成さ
    れ、 上記厚さ検出器が、 紙葉類の搬送路を挾んで対向して設けられた受部材およ
    びこの受部材に接する方向に付勢されかつ受部材に対し
    て進退自在の検出ローラ、ならびに 上記受部材と検出ローラとの間を搬送される紙葉類によ
    って変位する検出ローラの変位量を表わす電気信号を出
    力する変位センサ を備えている、紙葉類のパラメータ検出装置。
  2. (2)上記検出ローラが、一端で枢着されかつばねで付
    勢された検出レバーの中間付近に回転自在に設けられ、
    上記変位センサが上記検出レバーの他端の拡大された変
    位量を検出するように配置されている、特許請求の範囲
    第(1)項に記載の紙葉類のパラメータ検出装置。
  3. (3)上記受部材が回転自在なローラである、特許請求
    の範囲第(1)項に記載の紙葉類のパラメータ検出装置
  4. (4)紙葉類のパラメータが、スキュー角、長さまたは
    厚さである、特許請求の範囲第(1)項に記載の紙葉類
    のパラメータ検出装置。
  5. (5)上記変位センサの出力信号を積分する手段が設け
    られている、特許請求の範囲第(1)項に記載の紙葉類
    のパラメータ検出装置。
  6. (6)上記変位センサの出力信号の立上りエッジおよび
    立下りエッジを検出する手段が設けられている、特許請
    求の範囲第(1)項に記載の紙葉類のパラメータ検出装
    置。
  7. (7)上記変位センサの出力信号を積分する手段、上記
    変位センサの出力信号の立上りエッジからこれに対応す
    る立下りエッジまでの時間を計時する手段、および 積分手段によって得られた積分値を計時手段によって得
    られた時間の総和で除すことによって紙葉類の厚さを検
    出する手段、 を備えている特許請求の範囲第(1)項に記載の紙葉類
    のパラメータ検出装置。
  8. (8)両変位センサの出力信号の立上りエッジを検出す
    る手段、および 一方の変位センサの出力信号の立上りから他方の変位セ
    ンサの立上りまでの時間を計時する手段、および 計時された時間を用いてスキュー角を検出する手段、 を備えている特許請求の範囲第(1)項に記載の紙葉類
    のパラメータ検出装置。
  9. (9)一方の変位センサの出力信号の立上りからこれに
    対応する立下りまでの時間を計時する手段、および 計時された時間および算出されたスキュー角を用いて紙
    葉類の長さを算出する手段、 を備えている特許請求の範囲第(8)項に記載の紙葉類
    のパラメータ検出装置。
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