JPS6320836Y2 - - Google Patents

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JPS6320836Y2
JPS6320836Y2 JP1981137042U JP13704281U JPS6320836Y2 JP S6320836 Y2 JPS6320836 Y2 JP S6320836Y2 JP 1981137042 U JP1981137042 U JP 1981137042U JP 13704281 U JP13704281 U JP 13704281U JP S6320836 Y2 JPS6320836 Y2 JP S6320836Y2
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JP
Japan
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gate valve
piston rod
main gate
valve
relief
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JP1981137042U
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JPS5842340U (ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、スライド式排気ブレーキ装置の改良
に関し、特に、排気ブレーキの解除を正確に行う
ことができると共に、主ゲート弁を支持するピス
トン桿の先端部の折損あるいは曲がりを防止した
装置を提供するものである。
〔従来技術〕
従来、デイーゼルエンジンを搭載した車両のス
ライド式排気ブレーキ弁装置として、次のような
ものが知られていた。すなわち、排気ブレーキ本
体に往復動可能に主ゲート弁を内挿し、かつ、主
ゲート弁往復路の端部に連設したエアシリンダー
のピストン桿を、主ゲート弁内にスライド可能に
係合させた弁装置において、前記ピストン桿の主
ゲート弁側端に凹ブロツクを固定し、その凹ブロ
ツクに逃しゲート孔(リリースポート)を開閉す
る凸ライナーを組み込んだ装置である。
しかしながら、このようにピストン桿のゲート
弁側端に凹ブロツクを固定し、かつ凹ブロツク内
に凸ライナーを組み込んだ装置は、凹ブロツクの
往復動によつて凸ライナーを摺動させて逃がしゲ
ート孔を開閉するものである。
従つて、凸ライナーの凸部が凹ブロツクの凹部
に遊嵌して支持された状態で凸ライナーが主ゲー
ト弁に摺動してゲート孔を開閉する構造であるた
めに閉弁に際し速やかに逃しゲート孔と凸ライナ
ーとの間の気密性を保持するための十分な押圧力
を得ることができず、且つ摺動の繰り返しにより
凸ライナーのシート面が偏摩耗して気密性が低下
すると云う問題があつた。
また、通常の凹ブロツクは横長のものであり、
これをピストン桿の先端部に固定しているために
このピストン桿の端部が折損ないしは曲がると云
う問題がある。
この原因は、排気ブレーキ本体の内面の主ゲー
ト往復路は通常は鋳放し状態、もしくは簡単に機
械加工を施したのに過ぎず、この粗い壁面をガイ
ド面として主ゲート弁をピストン桿と凹ブロツク
を介して前後に移動させるものであるため、この
主ゲート弁は主ゲート往復路に引つ掛かつて円滑
に移動し難く、いわゆるピストン桿の先端部を
「こじる」ような曲げモーメントが作用し、この
曲げモーメントによつてピストン桿の先端部が折
損あるいは曲げられるのである。このピストン桿
の先端部の折損等の不都合は、大型車両に取付け
る排気ブレーキ装置に多く発生する傾向があ。
また、この種の弁装置は構造的にも複雑であ
り、部品点数、加工工数が多く、信頼性にも欠
け、車両の操縦にも問題を発生する。
別の公知例として、実開昭56−101435号公報が
提案されている。この装置は主ゲート弁にゲート
孔を明け、ピストン桿の先端に、これに直交して
横長の逃しゲート弁(シヤツタ部材)を固定し、
この逃しゲート弁で主ゲート弁に設けられたゲー
ト孔を開閉するものであるが、これも逃しゲート
弁を使用し、ピストン桿の軸線の延長線上とは外
れた位置にゲート孔の開口部(弁座)を形成した
ものである。
この考案は、ゲート弁のリブ(桟)に、中心線
より外れた位置に2個の開口部を明けたもので、
前記2個の開口部、即ち弁座にアクチユエータの
軸の先端の縮小部分に設けた横長の逃しゲート弁
を押圧して開口部を開閉している。
従つて、アクチユエータのピストン桿の先端に
設けた横長の逃しゲート弁によつて主ゲート弁を
押し引きし、この逃しゲート弁の両端で主ゲート
弁の軸線より外れた位置に設けた2個の開口部
(弁座)を開閉しなければならないために、主ゲ
ート弁が移動する間、あるいは逃がしゲート弁が
2個の開口部を開閉する際には片当たりを発生
し、ピストン桿の先端部に曲げモーメントが作用
して折損し易い。また、折損しないまでもピスト
ン桿の先端部に曲がりが発生し、主ゲート弁の開
口部に対して一様に当たらず、一般には片当たり
となつて、排気ブレーキの作動が不完全となる欠
点があり、信頼性に欠けると云う問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、前記従来の排気ブレーキ装置の有す
る問題である、アクチユエータのピストン桿の先
端部が弱く折損ないしは曲がりやすいと云う問題
点と、ゲート弁に設けた開口部(即ち弁座)を、
長期間にわたつて確実に開閉することが困難であ
り、信頼性に欠けると云う問題点を解消し、更
に、部品点数を減少させた排気ブレーキ装置を提
供するものである。
〔考案の概要〕
前記目的を達成するための本考案は、排気ブレ
ーキ本体に形成した主ゲート往復路に主ゲート弁
を摺動可能に収容し、前記主ゲート往復路の端部
に設けたエアシリンダーのピストン桿の先端部
に、小型の逃しゲート弁を固定すると共に、前記
主ゲート弁に形成した中間桟上であつて、前記ピ
ストン桿の軸線方向に、前記逃しゲート弁が当接
する弁座を開口してなるスライド式排気ブレーキ
装置である。
即ち、本考案は従来の装置のように横長の逃し
ゲート弁を使用することなく、幅が狭く小型化さ
れた逃しゲート弁を使用し、主ゲート弁側の中心
線上に弁座を設け、この弁座を開閉することに特
徴があるのである。換言すれば、ピストン桿の先
端部分で逃がしゲート弁を開閉することによつて
このピストン桿の先端部に曲げモーメントが発生
することを防止するものである。
本考案によれば、逃しゲート弁は幅ないしは長
さが短いものであり、主ゲート弁の中心部に設け
た弁座を開閉するものであるのでピストン桿を
「こじる」ような曲げモーメントは一切発生する
ことがなく、弁座の開閉は確実であり、耐久性が
良好である。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は、スライド式排気ブレーキ装置の一部
を破断して示す側面図、第2図は正断面図であ
る。
排気ブレーキ本体1の排気ガス流通路8に直交
するように形成した主ゲート弁往復路3内に主ゲ
ート弁2が収容され、この主ゲート弁2はエアシ
リンダ(アクチユエータ)40のピストン桿4の
先端に係合され、前記主ゲート弁往復路3内を摺
動するように構成されている。
前記主ゲート弁2は全体として板状であつて周
囲に桟(リブ)が巡らされており、この桟に前記
ピストン桿4の先端部が係合されている。そして
主ゲート弁2の中央部に形成した中間桟5に、ゲ
ート面に直交して逃しゲート孔6の一面が開口さ
れ、この逃しゲート孔6は前記ピストン桿4側で
あつて、その中心線上に他面が開口されて弁座6
aを形成している。
そして前記ピストン桿4の先端に設けた逃がし
ゲート弁7が前記弁座6aに当接するように構成
している。前記逃がしゲート弁6aの幅Bは小さ
く、前記弁座6aを閉止するのに十分な幅でしか
も小型に構成されたものであつて、ピストン桿4
の先端部に極力、曲げモーメントが発生するのを
回避している。
排気ブレーキ装置が作動させる動力源として本
考案においては、エアシリンダ40が使用されて
いるが、これにエア室41に圧縮空気を導入する
ことによつてピストン42と一体的なピストン桿
4をバネ43に抗して左方向に押し、ピストン桿
4の先端部の軸線上に設けられた小幅Bで小型の
逃しゲート弁7を中間桟5の一面に設けた弁座6
aに当接させて、逃しゲート孔6を完全に閉止す
る。
その後は、ピストン桿4の左方向への移動に伴
つて、主ゲート弁2が排気ブレーキ本体1の内壁
面に沿つて往復路3を左方向へ摺動し、排気ガス
流通路8を閉止する。
排気ブレーキ装置を解除する際には、まずエア
シリンダー40へ導入された圧縮空気を排出し、
逃しゲート弁7を逃しゲート孔6の弁座6aから
後退させた後、主ゲート弁2を右側へ摺動させ
る。
〔考案の効果〕
本考案に係るスライド式排気ブレーキ装置は排
気ブレーキ本体の内部に形成した主ゲート往復路
に主ゲート弁を摺動可能に収容し、前記主ゲート
往復路の端部にエアシリンダーを設け、前記エア
シリンダーのピストン桿の先端部に小幅で小型の
逃しゲート弁を固定すると共に、前記主ゲート弁
に中間桟の中央部であつて、前記ピストン桿の軸
線方向で、前記逃しゲート弁側に開口した弁座を
設けてなるものである。
即ち、逃しゲート弁がピストン桿の先端に、同
軸上に直接固定されており、主ゲート弁の中間桟
の中央部に開口した弁座に当接するので、開弁と
閉弁が迅速確実で、通常の止め弁のように気密性
が良好であり、排気ブレーキ装置を確実に作動さ
せることができる。
更に、逃しゲート弁は小幅でピストン桿の先端
部の両横方向に大きく張り出していないのでピス
トン桿の先端部に実質的に曲げモーメントが発生
しなく、従つて、ピストン桿が折損したり、曲が
つたりすることがなく、耐久性に富んだ排気ブレ
ーキ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案に係るスライド式排気ブレーキ装
置の実施例を示すものであつて、第1図は一部破
断した側面図、第2図は正断面図である。 1……排気ブレーキ本体、2……主ゲート弁、
3……主ゲート往復路、4……ピストン桿、5…
…中間桟、6……逃しゲート孔、6a……弁座、
7……逃しゲート弁、8……排気ガス通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気ブレーキ本体に形成した主ゲート往復路に
    主ゲート弁を摺動可能に収容し、前記主ゲート往
    復路の端部に設けたエアシリンダーのピストン桿
    の先端部に、小型の逃しゲート弁を固定すると共
    に、前記主ゲート弁に形成した中間桟上であつ
    て、前記ピストン桿の軸線方向に、前記逃しゲー
    ト弁が当接する弁座を開口してなるスライド式排
    気ブレーキ装置。
JP13704281U 1981-09-17 1981-09-17 スライド式排気ブレ−キ弁装置 Granted JPS5842340U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13704281U JPS5842340U (ja) 1981-09-17 1981-09-17 スライド式排気ブレ−キ弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13704281U JPS5842340U (ja) 1981-09-17 1981-09-17 スライド式排気ブレ−キ弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5842340U JPS5842340U (ja) 1983-03-22
JPS6320836Y2 true JPS6320836Y2 (ja) 1988-06-09

Family

ID=29930336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13704281U Granted JPS5842340U (ja) 1981-09-17 1981-09-17 スライド式排気ブレ−キ弁装置

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JP (1) JPS5842340U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599062Y2 (ja) * 1979-12-29 1984-03-22 自動車機器株式会社 エキゾ−ストブレ−キバルブ

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Publication number Publication date
JPS5842340U (ja) 1983-03-22

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