JPS63208011A - 電装品内蔵レンズ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｃ産業上の利用分野］ 本発明は、電装品内蔵レンズ、更に詳しくはレンズ鏡筒
内に電気部品を実装した電装品内蔵レンズに関するもの
である。

［従来の技術］ 近年、電子カメラ、ビデオカメラ等においては、その自
動化、電子化に伴ないレンズ鏡筒内に、オートフォーカ
ス駆動用、ズーミング駆動用、絞り駆動用、シャッタ駆
動用等のためのアクチュエータを搭載するようになって
きている。

この場合、カメラボディの小型化、ボディとレンズ間の
電気的接続の単純化、ボディ、レンズのトータル的スペ
ース効率等を考慮すると、アクチュエータの駆動、制御
用のＲＯＭ等の電気回路はレンズ鏡筒内に配置するのが
最も効果的であり、従って、レンズ内に電気部品を実装
するスペースを得る必要がある。しかし、レンズ内に電
気部品および電気回路を実装するためのスペースを得る
には当然のことながらレンズ光路は避けなければならず
、また、実装スペースのために通常、円筒形をしている
レンズ鏡筒の一部を外方に突出させることも外観上およ
び操作性上好ましくない。

また、この種従来のものとしては実開昭６１−２１１７
６号公報に開示されている電子カメラにおける回路の実
装構造が提案されている。しかし、この技術手段は内部
にリレーレンズのようなレンズ径の小さいレンズが配置
されていて、外周部がカメラボディに取り付けられるレ
ンズ固定枠の、カメラボディ内に位置する外周部にフレ
キシブルな電気回路基板を巻き付けるようにしたもので
、ボディ内のデッドスペースは利用しているものの、レ
ンズ鏡筒内に電装部品や電気回路を配設するものではな
い。

［発明が解決しようとする問題点］ 従って、レンズｖＬｔ３の外径を大きくすることなく、
鏡筒内に実装用スペースを見つけようとすれば、レンズ
より外方で円筒形固定筒の内方に存在するリング状部分
゛となる。この部分は、レンズ鏡筒内において、あるレ
ンズが光軸方向に動くズームレンズのような場合には、
その変倍用レンズの外周に光線の通らない空隙部分とし
て可成り大きく存在している。よって、この部分を利用
して実装用スペースとすることが考えられる。

ところが、この空隙部内に電気部品および電気回路を高
密度に効率良く実装するには一］二夫を要する。

本発明の目的は、このようなレンズ鏡筒内の空隙部内に
電装品を高密度に実装し得るようにした電装品内蔵レン
ズを提供するにある。

ｃ問題点を解決するための手段および作用］本発明は上
記目的を達成するために、 鏡筒の外郭構成部材の内周面と該鏡筒内のレンズ保持部
材乃至同保持部材の光軸方向への移動通路の外周面との
間の空隙内に電装品を配設するようにした電装品内蔵レ
ンズにおいて、 上記鏡筒内における自己の径方向位置がに記外郭構成部
材に近接して設定され、周方向に分割可能な部材によっ
て形成され、かつ自己の内周面に上記電装品を装着保持
するための電装サポート而が設けられた電装サポート部
材を有してなることを特徴とする。

［実　施　例］ 以下、図示の一実施例によって本発明を説明する。なお
、本実施例はレンズ鏡筒の前半部が大径で後半部が小径
に構成された直進型ズームレンズに本発明を適用した場
合について述べるが、レンズ鏡筒の内周面がわとレンズ
光学系の外周とに空隙部が存在するレンズ鏡筒、即ち、
全長に亘って略同径で全体として大径のレンズ鏡筒等に
も本発明が同様に適用されることは勿論である。

第１図において、ズームレンズ光学系は前方から第ルン
ズ群を構成する大径のパワーレンズ群Ｌｌ、このレンズ
群の略半分程度のレンズ径の第２レンズ群からなる変倍
レンズ群Ｌ２．およびこの変倍レンズ群Ｌ２のレンズ径
と略同じレンズ径の第３および第４レンズ群からなるリ
レーレンズ群Ｌ３．Ｌ４とで構成されており、順次鏡筒
内に配設される。このうち、ズーム用の上記変倍レンズ
群Ｌ２はズーミング時に光軸方向に直進移動してズーム
動作を行なうようになっている。

上記鏡筒は、上記各レンズ群を支持する主たる固定鏡筒
部材が前半部を構成する大径の前部固定鏡枠１と、この
前部固定鏡枠１に一体に接合されて後半部を構成する小
径の後部固定鏡筒部２と、矢張り小径で前部固定鏡枠１
内に固定される内部固定鏡筒部３とで構成されていて、
上記パワーレンズ群Ｌ１は前部固定鏡枠１内に、また変
倍レンズ群Ｌ２は内部固定鏡筒部３内に、そして上記リ
レーレンズ群Ｌ３．Ｌ４は後部固定ｖＬ筒部２内にそれ
ぞれ配設される。

上記前部固定鏡枠１は第２図に示すように、大径の前部
短筒１ａと同じく大径の後部短筒１ｂとを等間隔に配置
された４本のブリッジ１ｃで光軸方向に連結したもので
、前部短筒１ａには外向フランジ１ｄおよび内向フラン
ジ１ｇが一体に形成されており、後部短筒１ｂには２段
の階段状の段付部１ｅ、Ｉｆが一体に形成されている。

従って、各ブリッジｌｃ間には空隙部４が設けられ、こ
の空隙部４内に後述する電装品が配設される。そして、
上記４本のブリッジ１ｃには、それぞれ光軸方向に延び
るスリット１ｈが設けられている。このスリット１ｈは
後述するズーム駆動用ピン９（第１．５図参照）の移動
を許容するための逃げ溝である。

このように構成されている上記前部固定鏡枠１の前端部
内周面には、第１図に示すようにレンズ保持枠５によっ
てパワーレンズ群Ｌｌが支持されて配設されており、同
レンズ群Ｌ１の後方には」二記内向フランジ１ｇに、前
端の外向フランジ３ａをビス止めされた上記内部固定鏡
筒部３が鏡枠１内に内筒として固定されていて、この内
部固定鏡筒部３内にレンズ保持部材６により変倍レンズ
群Ｌ２が光軸方向に移動自在に配設されている。また、
上記後部固定鏡筒部２の前端部寄りの内周面にはレンズ
保持枠７によって上記リレーレンズ群Ｌ３が配設されて
おり、後端部寄りの内周面にはレンズ保持枠８により上
記リレーレンズ群Ｌ４が配設されている。

上記後部固定鏡筒部２はその前端部に外向フランジ２ａ
を有しており、同フランジ２ａを、上記前部固定鏡枠１
の後端部の肉厚部に段部状に切り込まれて形成された取
付部１１に結合用ねじ１０により接合することにより前
部固定鏡枠１に一体に結合される。また、この後部固定
鏡筒部２の後端部には、このズームレンズＴ１．筒をカ
メラ本体（図示されず）に着脱自在に装着するための取
付用マウント２ｂが形成されている。

一方、上記内部固定鏡筒部３にはその胴周部の中程の、
上記ブリッジ１ｃのスリット１ｈに対応する位置にそれ
ぞれ光軸方向のガイド溝３ｂが穿設されている。この各
ガイド溝３ｂはズーム駆動用ピン９（第１，５図参照）
が挿通されるためのもので、ズーム駆動用ピン９は前記
変倍レンズＪＥＴＬ２を支持したレンズ保持部材６の外
周の等間隔位置（本実施例では４箇所）にそれぞれ放射
方向に向けて固植されている。このようにズーム駆動用
ピン９を等間隔位置にＮ数本設けているのは、ズーム駆
動を円滑に行なうようにするためで、このズーム駆動用
ピン９は後述するズーム環１１のカム溝孔１１ａ（第４
図参照）により光軸方向に移動するようになっている。

そして、前部固定鏡枠１の外周には」二記内部固定鏡筒
部３に対応してズーム環１１が回動自在に嵌合され、上
記鏡枠１の前端部外周に螺合されたズーム環押えリング
１２により抜止めされて配設される。このズーム環１１
は固定鏡枠１との回動摩擦を極力少なくするために、そ
の裏面の前後端部のみが固定鏡枠１の前部の上記フラン
ジ１ｄおよび後部の上記段付部１ｅの外周面にそれぞれ
当接するようになっている。このズーム環１１は第４図
に示すように変倍レンズ群Ｌ２をズーム駆動するための
カム溝孔１１ａが穿設されており、このカム溝孔１１ａ
には、内部固定鏡筒部３のガイド溝３ｂと前部固定鏡枠
１のブリッジ１ｃに光軸方向に穿設された上記ガイド溝
３ｂとスリット１ｈとを貫通した上記ズーム駆動用ピン
９が嵌入している。また、このカム溝孔１１ａはズーム
環１１に波頂され、ズーム環１１を回動し呂いように滑
り止めの施されたゴム環１３により外部に露呈しないよ
うにカバーされている。

このように構成されたレンズ鏡筒においては、同鏡筒の
外郭構成部材を形成するズーム環１１の内周面とレンズ
保持部材６の外周面および同部材の移動通路の外周面と
の間に可成り大きな空隙が存在する。従って、この空隙
を利用して同空隙内に電装品を配設するのであるが、本
実施例においては電装サポート部材１５を用いる。

この電装サポート部材１５は上記固定鏡枠１の中程の外
周を覆う厚味の薄い筒体で形成されていて、本実施例で
は上記鏡枠１に対して４二下から挟み付けて配設できる
ように、半円状に分割されて２体で形成されている。こ
の電装サポート部材１５はその一方の下半部を第３図に
示すように、中央部に上記ブリッジ１ｃのスリット１ｈ
に■合されるスリット１５ａが光軸方向に形成されると
共に、両側縁部には上記スリット１５ａの半分を形成す
る割溝が光軸方向に設けられている。そして、このよう
に形成された電装サポート部材１５の内面の、上記固定
鏡枠１の空隙部４に対応する面が電装品を装管保持する
ための電装サポート面１５ｂとなっており、この而１５
ｂに、電気回路の形成されたフレキシブル基板、電気部
品あるいはアクチュエータ等の電装品１７がサポートさ
れ、この電装品１７をサポートした電装サポート部祠１
５を第１，５図に示すように、上記固定鏡枠１に対して
外側方から挟み付けるようにしてビス１６ａ。

１６ａで固定する。

このようにして電装サポート部材１５を固定すると、同
部材のサポート而１５ｂに取り付けられた電装品１７は
、上記固定鏡枠１の空隙部４内に配置される。この配設
位置は、鏡筒の外郭構成部材であるズーム環１１の近傍
であり、鏡筒の外周寄りであるので曲率もゆるやかで面
積も広い箇所であるから、相当量の電装品を無理なく内
蔵させることができる。

また上記実施例においては、電装サポート部材１５を上
下に分割した円筒形の部材で構成したが、これは正多角
形等の筒体で構成してもよく、更にフレキシブル基板そ
のものを電装サポート部材としてもよい。また分割数も
２つ以上であってもよいことは勿論である。そして、電
装サポート面１５ｂに電装品１７をサポートする取付手
段は、ビス止め、接着等の周知の手段によって行なわれ
る。また固定鏡枠１のブリッジＩＣも上記実施例のよう
に４本に限定されるものでないことは言うまでもない。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、 ■鏡筒の外郭構成部＋４の内周面近傍を利用して電装品
を配設するため、装着用面積も広く、多くの電装品を無
理なく内蔵することができる。

■比較的曲率のゆるい部位に電装品を配設するので、電
装用基板および実装部品に無用の応力が作用することが
少ない。

等の顕著な効果を有する電装品内蔵レンズを提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す電装品内蔵レンズの
上半部の断面図、 第２図は、前部固定鏡枠の斜視図、 第３図は、電装サポート部材の一方のみを示した斜視図
、 第４図は、ズーム環に穿設されるズーム駆動用男ム溝の
平面図、 第５図は、上記第１図の電装品内蔵レンズの要部縦断面
図である。 １・・・・・・・・・・・・前部固定鏡枠４・・・・・
・・・・・・・空隙部 ６・・・・・・・・・・・・レンズ保持部材１１・・・
・・・・・・ズーム環（外郭構成部材）１５・・・・・
・・・・電装サポート部材１５ｂ・・・・・・電装サポ
ート面 １７・・・・・・・・・電装品

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 鏡筒の外郭構成部材の内周面と該鏡筒内のレンズ保持部
   材乃至同保持部材の光軸方向への移動通路の外周面との
   間の空隙内に電装品を配設するようにした電装品内蔵レ
   ンズにおいて、 上記鏡筒内における自己の径方向位置が上記外郭構成部
   材に近接して設定され、周方向に分割可能な部材によっ
   て形成され、かつ自己の内周面に上記電装品を装着保持
   するための電装サポート面が設けられた電装サポート部
   材を有してなることを特徴とする電装品内蔵レンズ。