JPH0738892Y2 - ズームレンズの内面反射防止装置 - Google Patents
ズームレンズの内面反射防止装置Info
- Publication number
- JPH0738892Y2 JPH0738892Y2 JP8473889U JP8473889U JPH0738892Y2 JP H0738892 Y2 JPH0738892 Y2 JP H0738892Y2 JP 8473889 U JP8473889 U JP 8473889U JP 8473889 U JP8473889 U JP 8473889U JP H0738892 Y2 JPH0738892 Y2 JP H0738892Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- ring
- lens
- lens barrel
- light blocking
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ズームレンズの内面反射防止装置、さらに詳
しくは、ズームレンズの望遠側から広角側まで全域にわ
たって有効に内面反射防止を行うことができる内面反射
防止装置に関する。
しくは、ズームレンズの望遠側から広角側まで全域にわ
たって有効に内面反射防止を行うことができる内面反射
防止装置に関する。
(従来技術とその問題点) 従来のズームレンズの内面反射防止装置としては、移動
レンズの鏡筒の後端と、該移動レンズ鏡筒とフィルムの
間の位置とに、遮光リングを設けていた。この遮光リン
グは移動レンズ鏡筒及び固定鏡筒にそれぞれ固定的に取
付けられているため、望遠側から広角側までの全領域に
ついて反射防止作用とともに撮影光束のけられをも考慮
しなければならず、結果的に有効な内面反射防止作用を
行うことができない問題があった。
レンズの鏡筒の後端と、該移動レンズ鏡筒とフィルムの
間の位置とに、遮光リングを設けていた。この遮光リン
グは移動レンズ鏡筒及び固定鏡筒にそれぞれ固定的に取
付けられているため、望遠側から広角側までの全領域に
ついて反射防止作用とともに撮影光束のけられをも考慮
しなければならず、結果的に有効な内面反射防止作用を
行うことができない問題があった。
(考案の目的) 本考案は従来のズームレンズの内面反射防止装置に関す
る上述の問題に鑑みなされたものであって、簡易な構造
で、望遠側から広角側までの全域にわたり有効に内面反
射防止効果を有する反射防止装置を提供することを目的
とする。
る上述の問題に鑑みなされたものであって、簡易な構造
で、望遠側から広角側までの全域にわたり有効に内面反
射防止効果を有する反射防止装置を提供することを目的
とする。
(考案の構成) 本考案によるズームレンズの内面反射防止装置は、固定
鏡筒内で移動レンズを移動させるズームレンズにおい
て、移動レンズの鏡筒と、該移動レンズ鏡筒よりもフィ
ルム面側の上記固定鏡筒と一体の固定部材との少なくと
も一方に、他方の側へ伸縮自在の支持部材によって支持
された遮光リングを設けたことを特徴として構成され
る。
鏡筒内で移動レンズを移動させるズームレンズにおい
て、移動レンズの鏡筒と、該移動レンズ鏡筒よりもフィ
ルム面側の上記固定鏡筒と一体の固定部材との少なくと
も一方に、他方の側へ伸縮自在の支持部材によって支持
された遮光リングを設けたことを特徴として構成され
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。ズーム
レンズ1は、第1図及び第2図に示すように、光軸Oに
沿って移動可能な第1レンズ群2及び第2レンズ4、さ
らに固定鏡筒3に固定された第3レンズ群6を有する。
レンズ1は、第1図及び第2図に示すように、光軸Oに
沿って移動可能な第1レンズ群2及び第2レンズ4、さ
らに固定鏡筒3に固定された第3レンズ群6を有する。
鏡筒部は、カメラボディ10に固定された固定鏡筒3、カ
メラボディ10の前方に取付けられた前カバー12、固定鏡
筒3に対し摺動可能に前カバー12の内部に取付けられた
遮光環14、固定鏡筒3に対し摺動可能に遮光環14の内部
に取付けられたダスト環16を包含する。
メラボディ10の前方に取付けられた前カバー12、固定鏡
筒3に対し摺動可能に前カバー12の内部に取付けられた
遮光環14、固定鏡筒3に対し摺動可能に遮光環14の内部
に取付けられたダスト環16を包含する。
固定鏡筒3の内部には移動環19及びズーム環20が所定の
カム溝(図示せず)に従って摺動可能に取付けられてい
る。移動環19の後端部には第1遮光部材21が取付けられ
ている。移動環19は、第1レンズ群2を固定的に支持す
るとともに、第2レンズ群4を所定のカム溝(図示せ
ず)に従って光軸O上を移動させる。
カム溝(図示せず)に従って摺動可能に取付けられてい
る。移動環19の後端部には第1遮光部材21が取付けられ
ている。移動環19は、第1レンズ群2を固定的に支持す
るとともに、第2レンズ群4を所定のカム溝(図示せ
ず)に従って光軸O上を移動させる。
ズーム環20の後端部、すなわちフィルム側の端部には、
所定の遮光をなすリング状の第2遮光部材22が取付けら
れている。第2遮光部材22の移動レンズ側には、弾性部
材により一体的に形成された遮光リング24が取付けられ
ている。遮光リング24は、遮光部材22に取付けるための
基部26、基部26から移動レンズ側へ立上った変形支持部
28、及びほぼ全周にわたって延在し、遮光部材22と平行
に支持部28によって支持されたリング部30からなる。
所定の遮光をなすリング状の第2遮光部材22が取付けら
れている。第2遮光部材22の移動レンズ側には、弾性部
材により一体的に形成された遮光リング24が取付けられ
ている。遮光リング24は、遮光部材22に取付けるための
基部26、基部26から移動レンズ側へ立上った変形支持部
28、及びほぼ全周にわたって延在し、遮光部材22と平行
に支持部28によって支持されたリング部30からなる。
上述の構成の内面反射防止装置は、第1図に示す望遠状
態においては、遮光リング24の変形支持部28が立上り、
リング部30が第2遮光部材22よりも前方へ所定の間隔を
置いた位置に配置される。その結果、第1図に示すよう
に、第2レンズ群4から射出された光束のうちズーム環
20の内面によって反射された光束Bを有効に遮光するこ
とができる。
態においては、遮光リング24の変形支持部28が立上り、
リング部30が第2遮光部材22よりも前方へ所定の間隔を
置いた位置に配置される。その結果、第1図に示すよう
に、第2レンズ群4から射出された光束のうちズーム環
20の内面によって反射された光束Bを有効に遮光するこ
とができる。
一方、第2図に示す広角状態においては、ズーム環20に
対し移動環19が後退して、移動環19の後端部に取付けら
れた第1遮光部材21とズーム環20の後退部に取付けられ
た第2遮光部材22とが互いに接近して、第1遮光部材2
1、遮光リング24、第2遮光部材22とが単一体の如くに
集結される。
対し移動環19が後退して、移動環19の後端部に取付けら
れた第1遮光部材21とズーム環20の後退部に取付けられ
た第2遮光部材22とが互いに接近して、第1遮光部材2
1、遮光リング24、第2遮光部材22とが単一体の如くに
集結される。
本考案の他の実施例においては、第4図に示すように、
第2遮光部材22の遮光リング24に加えて、第1遮光部材
21のフィルム側面に遮光リング24と同一の構成を有する
副遮光リング50を取付けて構成される。この実施例は、
望遠状態において第1遮光部材21と第2遮光部材22との
間隔が大きいときに特に内面反射防止の効果が大きい。
第2遮光部材22の遮光リング24に加えて、第1遮光部材
21のフィルム側面に遮光リング24と同一の構成を有する
副遮光リング50を取付けて構成される。この実施例は、
望遠状態において第1遮光部材21と第2遮光部材22との
間隔が大きいときに特に内面反射防止の効果が大きい。
(考案の効果) 本考案によれば、ズームレンズが広角状態においては、
移動可能な遮光リングが固定の遮光部材とほぼ一体とな
るように位置決めされ、ズームレンズの有効光束を遮る
ことがなく、一方望遠状態及びこれに至る状態において
は、移動可能な遮光リングが固定の遮光部材から離れて
鏡筒内面による反射光を有効に除去することができる効
果を有する。
移動可能な遮光リングが固定の遮光部材とほぼ一体とな
るように位置決めされ、ズームレンズの有効光束を遮る
ことがなく、一方望遠状態及びこれに至る状態において
は、移動可能な遮光リングが固定の遮光部材から離れて
鏡筒内面による反射光を有効に除去することができる効
果を有する。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は望遠状態のズー
ムレンズの断面説明図、第2図は広角状態のズームレン
ズの断面説明図、第3図は遮光部材及び遮光リングの斜
視図、第4図は他の実施例の遮光部材及び遮光リングの
斜視図である。 1……ズームレンズ 2……第1レンズ群 3……固定鏡筒 4……第2レンズ群 6……第3レンズ群 10……カメラボディ 14……遮光環 19……移動環 20……ズーム環 21……第1遮光部材 22……第2遮光部材 24……遮光リング 26……基部 28……変形支持部 30……リング部 50……副遮光リング O……光軸
ムレンズの断面説明図、第2図は広角状態のズームレン
ズの断面説明図、第3図は遮光部材及び遮光リングの斜
視図、第4図は他の実施例の遮光部材及び遮光リングの
斜視図である。 1……ズームレンズ 2……第1レンズ群 3……固定鏡筒 4……第2レンズ群 6……第3レンズ群 10……カメラボディ 14……遮光環 19……移動環 20……ズーム環 21……第1遮光部材 22……第2遮光部材 24……遮光リング 26……基部 28……変形支持部 30……リング部 50……副遮光リング O……光軸
Claims (3)
- 【請求項1】固定鏡筒内で移動レンズを移動させるズー
ムレンズにおいて、移動レンズの鏡筒と、該移動レンズ
鏡筒よりもフィルム面側の上記固定鏡筒と一体の固定部
材との少なくとも一方に、他方の側へ伸縮自在の支持部
材によって支持された遮光リングを設けたことを特徴と
するズームレンズの内面反射防止装置。 - 【請求項2】上記遮光リングが、上記移動レンズ鏡筒の
後端に設けられた遮光部材と一体に取付けられている請
求項(1)記載の内面反射防止装置。 - 【請求項3】上記遮光リングが、上記固定部材と一体に
取付けられている請求項(1)記載の内面反射防止装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8473889U JPH0738892Y2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | ズームレンズの内面反射防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8473889U JPH0738892Y2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | ズームレンズの内面反射防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0324619U JPH0324619U (ja) | 1991-03-14 |
JPH0738892Y2 true JPH0738892Y2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=31633412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8473889U Expired - Fee Related JPH0738892Y2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | ズームレンズの内面反射防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0738892Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3757495B2 (ja) * | 1996-10-23 | 2006-03-22 | 株式会社ニコン | レンズ鏡筒及びカメラ |
JP4648104B2 (ja) * | 2005-06-20 | 2011-03-09 | トッパン・フォームズ株式会社 | 往復はがき |
-
1989
- 1989-07-19 JP JP8473889U patent/JPH0738892Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0324619U (ja) | 1991-03-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |