JP5070722B2 - 交換レンズ及びカメラシステム - Google Patents
交換レンズ及びカメラシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5070722B2 JP5070722B2 JP2006085023A JP2006085023A JP5070722B2 JP 5070722 B2 JP5070722 B2 JP 5070722B2 JP 2006085023 A JP2006085023 A JP 2006085023A JP 2006085023 A JP2006085023 A JP 2006085023A JP 5070722 B2 JP5070722 B2 JP 5070722B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- interchangeable lens
- camera
- mount
- shielding member
- mount portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
Description
請求項1の発明は、カメラ(30)と結合を行うマウント部(11)と、前記マウント部(11)に設けられ、前記マウント部(11)が前記カメラ(30)と結合した状態で、前記カメラ(30)側から前記マウント部(11)に到達する光を遮る遮光部材(41,42,43)と、を備える交換レンズ(10,10−2,10−3)であって、前記マウント部(11)は、該マウント部(11)の中央側から外側に向かう方向に形成され、前記カメラ(30)と係合して抜け止めとなる係合突出部(11a)を有しており、前記遮光部材は、前記マウント部の内径側に設けられて前記マウント内部での内面反射を防止する保護部材と、前記保護部材から外周側に向けて突出して前記係合突出部を覆うように伸ばした延長部とを有しており、前記延長部は、前記係合突出部の全てに対して形成されており、前記カメラ側から見て、前記係合突出部は遮光部材に覆われて露出していないこと、を特徴とする交換レンズ(10,10−2)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の交換レンズ(10−2,10−3)において、前記マウント部(11)は、前記カメラ(30)との接合面側に向かって凹んだ凹部(11b)を有し、前記遮光部材(42)は、前記凹部(11b)に設けられていること、を特徴とする交換レンズ(10−2,10−3)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の交換レンズ(10−3)において、前記遮光部材(43)は、前記マウント部(11)よりもカメラ(30)側に突出した部分であり、撮影画面(32)の辺に対応する部分に設けられていること、を特徴とする交換レンズ(10−3)である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の交換レンズ(10,10−2,10−3)において、前記遮光部材(41,42,43)は、その表面が起毛部であること、を特徴とする交換レンズ(10,10−2,10−3)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の交換レンズにおいて、前記マウント部の非摺動部分に形成され、前記マウント部の摺動部分よりも反射率が低い低反射率部を備えること、を特徴とする交換レンズである。
請求項6の発明は、請求項5に記載の交換レンズにおいて、前記低反射率部は、塗装により形成されていること、を特徴とする交換レンズである。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の交換レンズ(10−1,10−2,10−3,10−4)を備えるカメラシステムである。
なお、符号を付して説明した構成は適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
図1は、実施例1の交換レンズを用いた一眼レフカメラの一部を示す図である。
一眼レフカメラに代表される交換レンズ式の撮影機材は、一般的には、バヨネットマウントを用いて、交換レンズ10とカメラ本体30とが結合される。
カメラ本体30は、ローパスフィルタ31と、CCD等の撮像素子32と、バヨネットマウント33等とを備えている。なお、一眼レフカメラのカメラ本体30には、ミラーボックス等の機構や各種部材が存在するが、ここでは、省略してある。
この交換レンズ10には、バヨネットマウント11がカメラ本体30のバヨネットマウント33と結合した状態で、カメラ本体30側からバヨネットマウント11に到達する光を遮り、バヨネットマウント11での反射を低減する遮光部材41が設けられている。遮光部材41は、反射をより低減させるために、その表面に植毛素材等を貼り付けて起毛部とすることが好ましい。
通常、バヨネットマウント11の爪部11aは、光軸中心に複数箇所(本実施例では、3箇所)設けられており、理想的には全ての爪部で本実施例の構成を適用することが好ましいが、可能分のみであっても反射光を低減させることができる。
内径部材12は、反射防止処理を施した部材、例えば、反射防止表面塗料を塗布した部材等が望ましい。
交換レンズ10は、上述したように構成されているので、3箇所の爪部11aは、遮光部材41に覆われ、露出していない。
したがって、ローパスフィルタ31や撮像素子32からの反射光が3箇所の爪部11a等で反射することを防止することができ、その結果、撮影結果を向上させることができる。
図3に示すように、比較例の交換レンズ鏡筒20は、実施例1のような遮光部材41を備えていない。
また、カメラ本体30は、バヨネットマウント33の部分が円環状であるが、図4に示すように、ローパスフィルタ31に続くミラーボックスの開口部30aが断面長方形となっている。ここで、ローパスフィルタ31から交換レンズ20を見ると、開口部30aの四隅では、交換レンズ20に備えられたバヨネットマウント21が4箇所露出して見える。露出部22a,22bは、バヨネットマウント21の爪部21aであるため、露出部22c,22dよりも露出面積が大きく、反射光の影響が大きい。
これに対して、実施例1の交換レンズ10は、遮光部材41を備えているので、このような問題が生じない。
実施例2の交換レンズ10−2は、バヨネットマウント11の爪部11aの先端部分に凹部11bを設けて、その凹部11bに遮光部材42を嵌め込んで取り付けたものである。
実施例2のものは、爪部11aからカメラ本体30側への寸法的余裕が他部材との関係でほとんどない場合に有効である。つまり、実施例2は、強度を保ちながら寸法的にコンパクトにまとめ、反射防止効果も確保できる、という効果がある。
実施例3の交換レンズ10−3は、内径部材12の光軸方向の長さをカメラ本体30側に延長した遮光部材43を備えている。この遮光部材43は、撮像素子32の辺に対応する部分に設けられ、基本的には、撮像素子32の四隅部分の長さを短く、他の部分を長めにする花形フードのような形態がよい。また、この遮光部材43は、必ずしも四隅部分を同一の高さにする必要はなく、その他の構成の都合にあわせて設定すればよい。
実施例3によれば、反射光51がバヨネットマウント11に到達してしまうのを防ぐことができ、特に、寸法面で拘束が少ない場合に効果的である。
実施例4の交換レンズ10−4は、バヨネットマウント11の反射面をさらに減らすようにしたものである。バヨネットマウント11は、バヨネットマウント33と摺動する面を含むため、塗装処理が難しい。しかし、非摺動部分11cに関しては、例えば、黒色の塗料を塗布する等の塗装処理を行って低反射率部44を形成すれば、非摺動部分11cがバヨネットマウント11の摺動部分よりも反射率が低くなり、爪部11a以外の場所からの反射光も低減させることができる。
上述した各実施例は、以下の変形も可能である。
(1)実施例4のような非摺動部分11cの塗装処理を、実施例1〜3の交換レンズに適用してもよい。このようにすれば、バヨネットマウント11による反射光をより低減させることができる。
(2)図2に示すように、実施例1では、3箇所の爪部11aと3箇所の爪部11aを連結する部分とを遮光部材41で覆う例で説明したが、遮光部材41は、反射光の影響が大きい3箇所の爪部11aだけを覆ってもよい。
(3)上述した各実施例では、交換レンズの例で説明したが、このような交換レンズを備えるカメラシステムであってもよい。
なお、上述した各実施例及び変形例は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は、以上説明した各実施例によって限定されることはない。
Claims (7)
- カメラと結合を行うマウント部と、
前記マウント部に設けられ、前記マウント部が前記カメラと結合した状態で、前記カメラ側から前記マウント部に到達する光を遮る遮光部材と、
を備える交換レンズであって、
前記マウント部は、該マウント部の中央側から外側に向かう方向に突出して形成され、前記カメラと係合して抜け止めとなる係合突出部を有しており、
前記遮光部材は、前記マウント部の内径側に設けられて前記マウント内部での内面反射を防止する保護部材と、前記保護部材から外周側に向けて突出して前記係合突出部を覆うように伸ばした延長部とを有しており、
前記延長部は、前記係合突出部の全てに対して形成されており、
前記カメラ側から見て、前記係合突出部は遮光部材に覆われて露出していないこと、
を特徴とする交換レンズ。 - 請求項1に記載の交換レンズにおいて、
前記マウント部は、前記カメラとの接合面側に向かって凹んだ凹部を有し、
前記遮光部材は、前記凹部に設けられていること、
を特徴とする交換レンズ。 - 請求項1又は請求項2に記載の交換レンズにおいて、
前記遮光部材は、前記マウント部よりもカメラ側に突出した部分であり、撮影画面の辺に対応する部分に設けられていること、
を特徴とする交換レンズ。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の交換レンズにおいて、
前記遮光部材は、その表面が起毛部であること、
を特徴とする交換レンズ。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の交換レンズにおいて、
前記マウント部の非摺動部分に形成され、前記マウント部の摺動部分よりも反射率が低い低反射率部を備えること、
を特徴とする交換レンズ。 - 請求項5に記載の交換レンズにおいて、
前記低反射率部は、塗装により形成されていること、
を特徴とする交換レンズ。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の交換レンズを備えるカメラシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006085023A JP5070722B2 (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | 交換レンズ及びカメラシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006085023A JP5070722B2 (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | 交換レンズ及びカメラシステム |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007264017A JP2007264017A (ja) | 2007-10-11 |
JP2007264017A5 JP2007264017A5 (ja) | 2009-05-07 |
JP5070722B2 true JP5070722B2 (ja) | 2012-11-14 |
Family
ID=38637113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006085023A Expired - Fee Related JP5070722B2 (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | 交換レンズ及びカメラシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5070722B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6381595B2 (ja) * | 2016-09-12 | 2018-08-29 | キヤノン株式会社 | レンズ鏡筒およびこれを備える撮像装置 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61113043A (ja) * | 1984-11-08 | 1986-05-30 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 沈胴式カメラの遮光装置 |
JP3435203B2 (ja) * | 1994-01-28 | 2003-08-11 | ペンタックス株式会社 | レンズ鏡筒のフォーカスレンズ繰出し機構 |
JP3209011B2 (ja) * | 1994-09-20 | 2001-09-17 | ミノルタ株式会社 | 駆動力伝達機構 |
JPH08146277A (ja) * | 1994-11-24 | 1996-06-07 | Nikon Corp | レンズ鏡筒 |
JPH09113946A (ja) * | 1995-10-16 | 1997-05-02 | Minolta Co Ltd | カメラ |
JPH09211283A (ja) * | 1996-01-31 | 1997-08-15 | Minolta Co Ltd | レンズ鏡胴 |
JP3453253B2 (ja) * | 1996-06-28 | 2003-10-06 | ナイルス株式会社 | 多方向撮像カメラ装置 |
JP3707149B2 (ja) * | 1996-09-09 | 2005-10-19 | 株式会社ニコン | マウント部の電気接点保持構造とその製造方法 |
JP3989605B2 (ja) * | 1997-12-04 | 2007-10-10 | ペンタックス株式会社 | 交換レンズ用マウントキャップ |
JPH11352386A (ja) * | 1998-06-08 | 1999-12-24 | Nikon Corp | ズームレンズ鏡筒 |
JP2000121904A (ja) * | 1998-10-19 | 2000-04-28 | Canon Inc | レンズ鏡筒 |
JP4303179B2 (ja) * | 2004-09-06 | 2009-07-29 | 邦彦 橋本 | 精密写真用カメラシフト装置及びそれを使用した合成写真の作成方法 |
-
2006
- 2006-03-27 JP JP2006085023A patent/JP5070722B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007264017A (ja) | 2007-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6575643B2 (en) | Camera apparatus | |
JP5033932B2 (ja) | 絞り装置、カメラおよび電子機器 | |
JP2001337257A (ja) | 遮蔽装置 | |
JP2010117571A (ja) | カメラ、カメラ用アクセサリ | |
JP5070722B2 (ja) | 交換レンズ及びカメラシステム | |
JP6436727B2 (ja) | レンズフード及びそれを有するレンズ装置 | |
JP2003270506A (ja) | 光学機器および遮光方法 | |
JP2007212971A (ja) | アダプターリング及び防水ケース | |
US10247903B2 (en) | Lens barrel and imaging device | |
JP2000019390A (ja) | 対物レンズ | |
US8213094B2 (en) | Lens barrel and imaging device | |
JP4270993B2 (ja) | コンバ一タレンズのための鏡筒 | |
US20160238919A1 (en) | Imaging apparatus | |
JP4358694B2 (ja) | 画像入力装置、デジタルカメラ及び携帯情報端末装置 | |
JP7237720B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP4192569B2 (ja) | ズームレンズ | |
JP6778954B2 (ja) | 交換レンズ鏡筒 | |
JP6827170B2 (ja) | レンズ鏡筒およびこれを備えたカメラ | |
JP3125772U (ja) | 自動車の後方監視カメラの撮像レンズ | |
JP2004252355A (ja) | カメラ用レンズフード | |
CN112363362A (zh) | 可成像镜头盖以及光学镜头组件 | |
JP4423601B2 (ja) | 視覚センサ | |
JP2006119185A (ja) | レンズ鏡筒 | |
JP6071355B2 (ja) | レンズ鏡筒およびそれを備えた撮像装置 | |
JP5151960B2 (ja) | 撮像素子の取付部材及び撮像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090312 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110607 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110708 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111213 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120724 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120806 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5070722 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |