JPS63207753A - 車両用操作スイツチ等のバツクアツプ方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は車両用操作スイッチ、操作スイッチの信号を入
力する多重ノード、多重メートを接続する信号伝送路等
に異常が発生したときに、正常な操作スイッチが異常な
操作スイッチや多重ノード等の代替を果すことができる
ようにしたバックアップ方法に関するものである。

（従来技術） 従来の自動車用の配線はスイッチやランプ等を１本１本
電線で接続していたので、断線したり操作スイッチが壊
れたりするとその４！１律は完全に麻痺してしまうこと
もあり得るが、他の機能にまで影響することは少なかっ
た。また回路が単純であるため故障の発生自体が少なか
った。

ところが最近の自動車は非常に多くの装備が搭載される
ようになってきており、従来の方法で配線を行なうと電
線の本数が増加するためワイヤハーネスが肥大化し、車
両に組み付けられなくなる虞がある。

そこで最近では第４図のように操作スイッチ２の信号を
一旦制御装置ｌに入力し、同操作スイッチ２の情報をそ
の制御装Ｆａｌから他の制御装置３へ信号伝送路４でシ
リアル伝送し、シリアル信号を受信する制御装Ｆａ３に
スイッチング素子を置きモータ、ランプ等の７クチユエ
ータ５を駆動するようにした多重化ワイヤハーネスシス
テムが多く考案され、実用化されつつある。

（従来技術の問題点） しかし多重化ワイヤハーネスシステムは電子回路を通し
て通信を行なうので構成が複雑になり、故障発生の確率
が従来に比べて高くなる。更に故障が発生すると影響の
及ぶ範囲が広くなるといった聞届がある。

自動車は故障時にもフェイルセーフ、バックアップ機能
等で最低限の機能は確保されなくてはならないが、多毛
化ワイヤハーネスシステムにおいてこれらは未だ確立さ
れていない。

（発明の目的） 本発明は多重化ワイヤハーネスシステムにおける操作ス
イッチの異常時に、同スイッチの動作を確保するための
バックアップ方法を確立することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明の車両用操作スイッチのバックアップ方法は、操
作スイッチ、センサ等の信号の入力やランプ、モータ等
の７クチユエータの駆動を行なう多重ノードが複数個配
置され、夫々の多重ノード１〜８は相互に信号の授受が
可能なるように信号伝送路９に接続された車両用配線シ
ステムにおいて、一部の操作スイッチ、或はその操作ス
イッチの信号を入力する多重ノード、或はその多重ノー
ドが接続される信号伝送路９に異常が発生し、操作スイ
ッチの信号が他のノードに伝送されなくなったときに正
常なノードで異常を検知し、正常な他の操作スイッチが
異常なスイッチの代替をするようにしたものである。

（発明の作用） 第１図は本発Ｉｊ１のバックアップ方法の一例を示す説
明図である。この図において例えば操作スイッチの信号
を入力するノード４に異常が発生するとそれにより制御
されるヘッドライト、ワイパ等の重要度の高い機能が同
時に正常動作しなくなる可能性がある。これは信頼性の
点から大きな問題であるため、第１図の場合はノード５
に異常検知機能をもたせてあり、これにより、ノード４
が故障して信号伝送路９にヘッドライトやワイパーのス
イッチの状態を表わす信号が一定時間以上送信されない
ときや、ノード４が他のノードに対して応答しないとき
等にノード４の異常が検知されるノード５はノード４の
異常を検知すると、本来はオーディオやエアコンなどの
操作のために設けられている操作スイッチをノード４に
接続されているライトスイッチやワイパスイッチ等の操
作スイッチとして機能させる。すなわちラジオのオン／
オフ用の操作スイッチをヘッドランプのオン／オフ用に
、エアコンのオン／オフ用の操作スイッチをワイパのオ
ン／オフ用に、といったように役割りを変える。これに
より異常が発生した操作スイッチやノードが他の正常な
ノード及び操作スイッチでバックアップされる。

（実施例） 第１図は本発明のバックアップ方法の一例を示す説ＩＪ
Ｉ図である。第１図の１〜８は多重ノードであり、この
全ての多重ノードは共通の信号伝送路９に接続されてバ
ス型のネットワークを構成している。

ノード１．２は自動車のフロント部分のヘッドライト、
ターンシグナルライト、ホーン等をオン／オフするスイ
ッチング素子を内蔵しており、信号伝送路９から受信す
る信号に応じてそれらのスイッチング素子を制御するも
のである。

ノード６．７も同様に自動車のリア部分のランプ類を制
御するものである。

ノード３は運転席ドア内のスイッチやブレーキベタルス
イッチ等の入力やドア内の７クチユエータの制御等を行
なうものである。

ノード８も同様に助手席側の制御を行なうものである。

ノード４．５は操作スイッチを複数個集めてノードの機
能を付加したものであり、ノード４にはステアリング周
辺のライトスイッチ、ワイパスイッチ等の比較的重要な
機能に必要なものを集めてあり、ノード５にはラジオ、
エアコン等の比較的重要度の低い機能に必要なスイッチ
を集である。

ノード４．５は操作スイッチの情報を信号伝送路９に一
定時１ｊｌ＋毎に送信し、アクチュエータが接続されて
いるノードはそれを受信してスイッチング素子を制御し
ている。

ノード５には他のノードの異常を検出する異常検知機能
をもたせである。またノード５は異常を検知すると、正
常な操作スイッチを異常になった操作スイッチの機能に
代替させるようにもしである。これと同時にノードや操
作スイッチ等の異常をブザーやウオーニングランプで運
転者に警告する機能も備えている。

ノード５をＣＲＴとパネルＳＷを組み合わせたような多
機能なスイッチとしておけば、異常時にも操作性が損な
われずにノード４のバックアップをすることも可能にな
る。

第１図は自動車内に電線のパスラインを設け。

各ノードｌ〜８をそれに接続して通信を行なう形！ムで
あるが、第２図、第３図は本発明の他の実施例であり、
信号伝送路９に光ファイバを用いた例である。

第２図は複数のノード１０−１５をリング型に接続した
形態であり、多重信号は各ノード１０〜１５を通して一
巡するようになっている。この場合はいずれかのノード
に故障が発生すると信号が一巡しなくなるため、他のノ
ードで故障を検知することができる。故障を検知した場
合は故障したノードの前後のノードで信号を折り返すル
ープバック制御が行なわれるようにしである。

第３図は中央に光スターカプラ２０を用いた例であり、
各ノードから送信された信号はこのスターカプラ２０で
ミキシングされ、各ノードに均等に分配されるようにし
たものである。これは論理上バス型の形態となる。

（発す１の効果） 末完１１の車両用操作スイッチのバックアップ方法によ
れば、自動車において特に重要な機能に関する操作スイ
ッチや同スイッチの信号を入力するノード等に異常が発
生しても、それらの動作が正常なノードや操作スイッチ
でバックアップされるので、信頼性の高い多重化ワイヤ
ハーネスシステムとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明のバックアップ方法の異なる例
の説明図、第４図は従来の多重化ワイヤーハーネスシス
テムの説明図である。 １〜８は多重ノード ９は信号伝送路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 操作スイッチ、センサ等の信号の入力やランプ、モータ
   等のアクチュエータの駆動等を行なう多重ノードが複数
   個配置され、夫々の多重ノードは相互に信号の授受が可
   能となるように信号伝送路に接続された車両用配線シス
   テムにおいて、一部の操作スイッチ、或はその操作スイ
   ッチの信号を入力する多重ノード、或はその多重ノード
   を接続する信号伝送路等に異常が発生して、操作スイッ
   チの信号が他のノードに伝送されなくなったときに、正
   常なノードで異常を検知し、正常な他の操作スイッチが
   異常なスイッチの代替をするようにしたことを特徴とす
   る車両用操作スイッチ等のバックアップ方法。