JPS63201677A - 熱ロ−ラ定着方法及び定着装置 - Google Patents

熱ロ−ラ定着方法及び定着装置

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JPS63201677A
JPS63201677A JP62036208A JP3620887A JPS63201677A JP S63201677 A JPS63201677 A JP S63201677A JP 62036208 A JP62036208 A JP 62036208A JP 3620887 A JP3620887 A JP 3620887A JP S63201677 A JPS63201677 A JP S63201677A
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荒原 幸三
Toshiichi Onishi
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Hiroshi Fukumoto
博 福本
Hiroshi Satomura
里村 博
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真等の静電記録装置あるいは磁気写真装
置の複写機一般に適用される熱ローラ定着方法及び定着
装置に関するものである。
〔従来技術と解決すべき問題点〕
従来、トナー像を定着する定着装置に於いては、熱によ
るトナーの溶融定着又は圧力のみによる圧力定着と、熱
を主流としてトナーを接触溶融定着するローラ定着があ
る。
これらの定着装置の内、圧力定着器は、二本の定着ロー
ラ間に像支持体を加圧挾持し、通常ローラ長手方向1c
m当り10kg以上の圧力によって像支持体にトナー像
を定着させるものであるが、この定着ローラの表面材質
として硬質クロームメッキの被膜層が用いられている。
これは、硬質クロームメッキの被膜層がローラの表面強
度を高めるとともに、該表面からの像支持体の離型性を
良(することとの点で優れているからである。しかしな
がら、長手方向1cm当り10kg以上の高圧力をかけ
るため定着装置の重量が重くなったり、紙等の像支持体
が圧力のために光沢を持ったり、両面コピーが困難にな
る等の問題点がある。このため、圧力を低下させる努力
が為されているが、定着ローラ表面温度が室温以下では
、現在迄のところ1cm当10kg以下の圧力で定着す
る定着装置は開発されていない。
このため一般に広く用いられている定着方法は熱定着で
あり、例えばチャンバ一定着器、熱ローラ定着器:フラ
ッシュ定着器等がある。しかしながら、チャンバ一定着
器においては、トナー像を有する紙を赤熱したシーズヒ
ーターを用いて非接触加熱し樹脂から成るトナーを溶融
させ紙に定着させるため大量のエネルギーを必要とし、
さらにジャム時に於いては紙が加熱により発火するとい
う問題点を有している。また、フラッシュ定着器におい
ては、閃光ランプに瞬時に高電圧を印加して発火させる
ため大型のコンデンサーを必要とし、装置の大型化を招
くと共に、コンデンサーの充電時間を必要とするため、
高速化が困難という問題点を有している。このため現行
の電子写真装置に於ける定着装置はトナー像を担持した
記録材と接触して、記録材上に該トナー像を定着させる
定着ローラと該定着ローラに圧接する加圧ローラとを有
する熱ローラ定着器が主流である。しかし、この熱ロー
ラ定着器も鋼製シリンダー表面にPTFE。
PFA等のフッ素樹脂をコートした定着ローラーを内側
からハロゲンヒータ等で約150〜200℃迄加熱し加
熱された定着ローラと該定着ローラに圧接するこれも鋼
製シリンダーにシリコンゴム等をコートした加圧ローラ
間を紙が通過することでトナー像を定着させるものであ
るため、定着に用いられるエネルギーの効率は低いもの
となっている。
すなわち、熱源であるハロゲンランプヒーターの熱効率
は、熱として取り出せる赤外放射が約80〜85%と低
く、さらにこの熱を鋼製もしくはアルミニウムのシリン
ダーに伝達するためシリンダ一端゛部からの熱の逃げが
生じ、実際に定着に利用できる熱は全体の70%以下に
なってしまう。この為端部の□断熱手段が考えられてい
るが、十分な断熱は装置の複雑化とコストアップを招(
また、従来定着方法及装置においては、加圧ローラを硬
度の低いゴムを肉厚に金属シリンダー上に形成している
為、定着ローラとの接触幅が増し、特に1分間に60枚
(A4)以上の複写を行う機器においては、10 m 
m以上となっている。この為トナーだけを加熱するだけ
でなく転写材たる紙へ大多数の熱が奪われてしまう。さ
らに熱が奪われる定着ローラは連続複写により急激に冷
え、定着性が低下することとなる。
これに対して使用するトナーの軟化点を下げる事によっ
て、定着温度を下げ定着効率を上げるという努力が為さ
れているが、トナーは、画像性を維持するため適当な粒
径に微粉粉砕が可能なものでなければならず、また、ブ
ロッキングと呼 ばれる凝固を発生しないようにする必
要があるため、実際上、低軟化点化は困難なものとなっ
ていた。
以上のように今までのところ省エネルギーでかつ高速に
対応できる定着方法及び定着装置は得られていない。
〔課題を解決する技術手段、その方法〕本発明は、以上
のような事態に対処すべくなされたものであって、低消
費エネルギーでかつ高速に対応できる定着システムを提
供することを目的とする。
すなわち、本発明の目的は、内部に熱源を持ち、該熱源
により加熱昇温されるローラを少なくとも対の一本とす
る熱ローラ対間にトナー像を有する最終転写材を挾持搬
送し、該トナー像を定着する熱ローラ定着方法において
、該熱ローラ対間に掛かる圧力が20kg/cm2以上
150kg/crr?以下であり、且つ、該トナー像を
形成するトナーが懸濁重合法によって生成された静電荷
像現像用重合I・ナーであり、スチレン系重合体または
スチレン系共重合体100重量部、軟化点40〜130
℃を有し且つ芳香族基を有する低軟化点化合物A30〜
1500重量部、前記低軟化点化合物以外の軟化点40
〜130°Cを有する低軟化点化合物820〜1500
重量部および着色剤を含有している重合トナーであるこ
とを特徴とする熱ローラ定着方法を提供することにある
また、本発明の目的は、内部に熱源を持ち、該熱源によ
り加熱昇温されるローラを少なくとも対の一本とする熱
ローラ対間にトナー像を有する最終転写材を挾持搬送し
、該トナー像を定着する熱ローラ定着装置において、懸
濁重合法によって生成された静電荷像現像用重合トナー
であり、スチレン系重合体またはスチレン系共重合体1
00重量部、軟化点40〜130℃を有し且つ芳香族基
を有する低軟化点化合物A30〜1500重量部、前記
低軟化点化合物以外の軟化点40〜130℃を有する低
軟化点化合物820〜1500重量部および着色剤を含
有している重合トナーから形成されているトナー像を定
着するための熱ローラ対であって、該熱ローラ対間に掛
かる圧力が20kg/cm2以上150kg/crd以
下に調整されている熱ローラ対を有することを特徴とす
る熱ローラ定着装置を提供することにある。
本発明においては、20kg/crrr 〜150kg
/crrr以下の圧接力をトナーに加えることで熱流動
性を増加せしめ、前述定着時の温度をより低下せしめた
ことを特徴とするものである。
〔実施例の説明〕
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する第2図は
本発明定着装置を適用した電子写真装置を示している。
不図示のコピーボタンが押されると感光体ドラムlが矢
印方向に回転を始める。
感光体ドラムlは回転に伴なって帯電器3より一様に帯
電される。一方、原稿照明系2は感光体ドラムlの回転
に伴なって、ホームポジションから移動を開始する。原
稿台4上の原稿は原稿照明ランプ5により照明され、レ
ンズ系6を介して順次原稿光像が露光位置7に於いて一
様に帯電された感光体ドラムlに露光される。これによ
り、感光体ドラムl上に静電潜像が形成される。そして
、この静電潜像は現像器8によりトナー像に現像され、
トナー像は給紙ローラ9とレジストローラlOにより前
述トナー像の先端に同期して給紙された記録材としての
転写紙Pに転写帯電器11により転写される。トナー像
が転写された転写紙Pはさらに搬送ベルト12により搬
送されて本発明の定着装置Fに至る。転写紙Pは内部に
熱源を有する定着ローラ13と、これに圧接する加圧ロ
ーラ14との回転体対により挾持搬送される。このとき
定着ローラ13からの熱伝導と加圧ローラ14からの圧
力により軟化し転写紙P上に定着される。そして、定着
後、転写紙Pは分離爪15により前記ローラ対から剥離
され機外に排出される。尚、トナー像が転写された後の
感光体ドラムは、クリーナー17により残留トナーを除
去され次回の画像形成に備えることとなる。
次に第2図を用いて本発明である定着器Fについて詳述
を加える。定着ローラ13はアルミニウム。
ステンレス鋼等の剛体シリンダー上にPFA、PTFE
等の高離型性を有するフッ素樹脂を塗装して成膜したも
のである。さらに、該定着ローラの内部にはハロゲンラ
ンプ等の熱源が設置されており、定着ローラ13の表面
を所定の温度迄昇温させている。
加圧ローラ14はアルミニウム、あるいは、ステンレス
鋼のシリンダー上に、シリコンゴム、フッ素ゴム等の離
型性を有するゴムを被膜したちである。
また、前記2本のロールはニップ部Nにおいてバネ16
により圧接されている。
つぎに、細部の条件について述べると、該ニップ部Nに
於ける圧力は20 k g / cイ以上120kg/
crri以下であり好ましくは25kg/crrf以上
80kg/ c rd以下であり、20kg/crr?
以下の圧力では定着率が著しく低下し60%以下と成っ
てしまう、また120kg/cm2以上の場合転写紙の
表面が光沢を帯びる、さらに前記ロール対の芯金が圧力
に耐えるため必然的に厚(成らざるをえず、結果として
該ロールの熱容量が増加し、始動時に多(の時間がかか
る事となる。
ニップ部Nにおける該ロール対の接触幅にツブ幅)は前
記圧力および後に述べるシリコンゴ、フッ素ゴムの肉厚
と硬度によるため一概に決められないが、ロールの周速
度(Vpmm/5ec)ニップ幅(N p m m )
との間に関係0.01>Np/Vp>0.002が成り
立つように設定すればよい。
また、定着ロール13の温度は、前記ニップ部の圧力と
ニップ幅により異なってくるが85℃以上140℃以下
の間でほかの諸条件を考慮して適宜定めればよい。さら
に定着ローラ13の表面はできあがりた画像の品位を左
右するためできるだけ滑らかなほど良く、表面粗さでは
、3μm r m S以下が好ましい。
次に加圧ローラ14に用いることの出来るゴムについて
のべると、シリコンゴムとしては、KE−16゜109
1.1092,1093.KE−119,KE−120
5゜1206.1300. 1600 (RTVシリコ
ンゴム)。
KE−106,KE−1201,1202,1204,
KE−1212゜KE−1800(LTV シリコンゴ
ム) 、  K E −530。
540、550.  KE−860,870(HTV 
シリコンゴム)し信越シリコーン■製〕、フッ素ゴムと
しては、G−201,501,a−6o2.603.7
01.751゜702[ダイキン工業(Φ製]等が用い
られる。但し、前記!−I T Vシリコンゴムを用い
る場合定着時のトナーのオフセットを防止するため、該
加圧ロール14のシリコンゴム表面にシリコンオイル等
の離型剤を塗布又は含浸して使用することが好ましい。
ゴムの肉厚はニップ部Nに加えられる圧力とゴム硬度に
より適宜定められるが、傾向としてゴム硬度が高い場合
は厚くすることが可能であり、低(なるに連れて薄くな
る。ただし、0.1 m m以下の厚みでは実際上の耐
久性に乏しく、転写紙の斜行等によりニップ部Nにおい
て転写紙かしわ及び折れ等を生じた場合ゴムに局部的圧
力が加わり、その結果亀裂、はがれが発生することとな
ってしまう。このため、使用するゴムの厚みは少な(と
も0.2mm以上必要であり好ましくは0.3mm以上
である。また、5 m m以上の厚みでは定着に必要と
される圧力を加えたときにニップ部Nにおける転写紙と
定着ローラ13の接触幅が太き(なり転写紙に余分な熱
が伝わるためエネルギーロスが著しくなる。適正な厚み
としては、例えば使用するゴムの硬度を50度とすると
0.3〜1mm、70度とすると2〜3mmの値に設定
することが好ましい。但し、この値は前述シリコンゴム
を用いた場合であって、実際上は使用するゴムの引っ張
り強度と硬度並びに前述の諸条件により適宜定めれば良
い。
次に、本発明に於いて用いることのできるトナーについ
て詳述する。
本発明に係るトナーは、懸濁重合法によって生成された
静、電荷像現像用重合トナーであり、スチレン系重合体
またはスチレン系共重合体100重量部、軟化点40−
130°Cを有し且つ芳香族基を有する低軟化点化合物
A5〜1500重1部、前記低軟化点化合物以外の軟化
点40〜l 30 ’Cを有する低軟化点化合物045
〜1500重量部および着色剤を含有している。
本発明に係る重合トナーは、現像に使用され、通常体積
平均粒径約0.1〜約30μmの粒径を有し懸濁重合に
よって重合性単量体から生成された重合体100重■部
に対して軟化点40〜130℃の芳香族基を有する低軟
化点化合物A30〜1500重量部含有し、且つ芳香族
基を有していない軟化点40〜130℃の低軟化点化合
物820〜1500重量部を含有している。
本発明の重合トナーは、上述の如(従来の重合トナーと
比較して低軟化点化合物を多量に含有しているにもかか
わらず耐ブロッキング性に優れている。これは、低軟化
点化合物が重合性単量体から重合された重合体に良好に
内包化されており、低軟化点化合物が重合トナー粒子表
面に表出していないためである。耐ブロックキング性は
、直径約5cmの100m I!容器に試料1〜5gを
入れ温度50℃、相対温度約60±5%の環境下に一日
放置した後の20メツシ篩(ティラーメツシュ)に残留
する長粒径約1mm以上の凝集塊状物の有無によって測
定可能である。
本発明の低軟化点化合物AおよびBにおいては、複数の
低軟化点化合物を混合して使用しても良い。
使用する複数の低軟化点化合物の軟化点(40−130
℃)および使用量をそれぞれ(TI、  Wl)、(T
2゜W2) −(Tn−1,Wn−1)、(T n 、
 W n )とした場合、下記条件を見足すことが好ま
しい。
尚、低軟化点化合物の使用量は、添加した重合性単量体
がほぼ100%重合して重合体を生成した場合を仮定し
ての値であり、重合体100重量部に対して50≦W 
1 + W 2 + −W n −1+ W n≦10
00の条件を満たしている。重合体100重量部とは、
換言すれば重合トナーを形成する重合体を生成するため
に有効に使用される重合性単量体100重量部を意味す
る。したがって、水性媒体に溶解するmおよび未反応量
を考慮して、重合性単量体を100重fit部以上使用
して重合体100重量部が生成される場合もある。
上記条件からはずれて、0.05以下の値となった場合
には低軟化点化合物の使用量が多すぎて、耐ブロッキン
グ性が低下し、重合トナーの機械的強度が不足する傾向
が高まる。反対に、0.8以上の値となる場合には低温
定着性および/又は低圧定着性の改善の程度が少な(な
る。
本発明の重合トナーは、次の製造方法により生成するこ
とが出来る。
すなわち、少な(とも重合性単量体、低軟化点40〜1
30℃を有する芳香族基を有する低軟化点化合物A、低
軟化点化合物Bおよび着色剤を含有する単量体組成物を
、高温に加温された水性媒体中で分散造粒し、造粒工程
が実質的に終了した後に、造粒された単量体組成物粒子
を含有する重合温度に調整された水性媒体中へ重合開始
剤を添加して、懸濁重合する方法である。この場合、水
性媒体の造粒工程時における液温は、低軟化点化合物の
軟化点よりも高温にする方が、造粒の容易さ及び粒度分
布をシャープにする点で好ましい。
上記製造方法においては、重合性単量体を重合するため
の重合開始剤が単量体組成物を造粒後に水性媒体中に添
加されている。そのため、単量体組成物の分散媒体であ
る水性媒体の温度を従来より高温にして造粒をおこなう
ことが可能である。さらに、造粒後に分級工程を設けて
所定粒度を有する単量体組成物粒子と規定外の粒度を有
する単量体組成物粒子とを分級し、その後に重合開始剤
を添加して重合をおこなうことが可能であり、一方分別
された規定外の粒度を有する単量体組成物粒子を重合工
程前に他の単量体組成物と混合し、再度分散造粒して再
利用することも可能である。また、造粒工程中は重合開
始剤の分解温度を考慮することなく、水性媒体の温度を
高温にすることが可能であるため、単量体組成物中に低
軟化点化合物を多量に添加して造粒することができ、多
量に添加されている場合でも高温で造粒することができ
るため、シャープな粒度分布を有する低温定着および/
又は低圧定着可能な省エネルギー用の重合トナーを製造
し得る。
本発明者らの知見によれば、水溶性の重合開始剤を使用
した場合、生成される重合トナーは耐湿性が低下し、高
温高湿時における現像特性および耐ブロッキング性が劣
化してしまうので、環境特性に優れた重合トナーを製造
するためには実質的に非水溶性の重合開始剤を使用する
ことが好ましい。実質的に非水溶性の重合開始剤を使用
する場合、従来の如(単量体組成物に予め溶解混合して
いる系では、各単量体組成物粒子に均等に重合開始剤が
分配されることが予想されるが、上記製造方法の如く水
性媒体中で単量体組成物を造粒後、実質的に非水溶性の
重合開始剤を添加する系においても、各粒子に良好に重
合反応が生ずるということは驚くべきことである。
上記製造方法で使用される重合開始剤は、実質的に非水
溶性であることが上述の如く好ましい。本発明における
実質的に非水溶性の重合開始剤とは、室温にて水100
gに対して1g以下の溶解度を有するものであり、好ま
しくは水100gに対して0.5g以下、特に好ましく
は水100gに対して0.2g以下の低溶解度を有する
ものである。水100gに対して1g以上の溶解度を有
する場合には、重合終了後に重合トナー粒子表面に残存
する重合開始剤の分解生成物が、重合トナーの耐湿性を
低下させるので好ましくない。また、上記製造方法で使
用する重合開始剤は重合性単量体に可溶であり、通常使
用する量範囲(単量体100重量部に対して重合開始剤
2〜5重量部)では良好に重合性単量体に溶解する特性
を有する。上記製造方法に使用可能な重合開始剤として
、2.2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニト
リル)、2.2’ −アゾビスイソブチロニトリル、1
.1’ −アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニト
リル)、2.2’ −アゾビス−4−メトキシ−2,4
−ジメチルバレロニトリル、その他のアゾビスイソブチ
ロニトリル(AIBN)の如きアゾ系またはジアゾ系重
合開始剤;ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケ
トンパーオキサイド、イソプロピルパーオキシカーボネ
ート、キュメンハイドロパーオキサイド、2,4−ジク
ロリルベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキ
サイドの如き過酸化合物系重合開始剤が挙げられる。本
発明の製造方法において、重合開始剤は重合温度(通常
50℃以上)と同等またはそれ以下の融点を有するもの
が好ましい。また、重合体の分子量および分子量分布を
調節する目的でまたは反応時間を調節する目的等で二種
類またはそれ以上重合開発剤を混合して使用することも
好ましい。
その場合、すくな(とも1種は、重合時の水性媒体中の
液温に相当する温度またはそれ以下の温度の融点を有す
るものを使用することが好ましい。何故ならば、重合反
応時の液温で重合開始剤が油状化しているので、水性媒
体へ添加後に分散されている各単量体組成物粒子へ重合
開始剤または重合開始剤から生成するラジカルがより良
好に付与されるからである。ちなみに、後述の実施例で
使用している2、2′−アゾビス−(2,4−ジメチル
バレロニトリル)はメソ体(m 、 p 、 55〜5
7℃)と61体(m 、 p 、74〜77°C)との
混合物であり、該混合物は約45℃で融解を始め約70
℃で融解が終了する。重合開始剤の使用量は、重合単量
体100重畳m部に対して0.1〜20重量部、好まし
くは1〜10重量部である。0.1重量部以下では、各
単量体組成物粒子へ均等に重合開始剤を付与することが
困難であり、20重量部以上では多過ぎて重合生成物の
分子量が低くなり過ぎるとともに重合反応が不均一に発
生する傾向が高まる。
懸濁重合反応は、通常重合温度50℃以上でおこなわれ
、重合開始剤の分解速度を考慮して上限温度が設定され
る。設定重合温度が高すぎると、重合開始剤が急激に分
解されてしまうので好ましくない。上記製造方法におい
ては、懸濁造粒時には重合開始剤を単量体組成物中に存
在させる必要がないため、造粒時の水性媒体の液温を例
えば75℃以上にして単量体組成物の溶融粘度を低下さ
せることにより、造粒を容易におこなうことが可能であ
る。
形成された単量体組成物粒子が所定粒度を有しているこ
とを確認して後に、該粒子を含む水性媒体の液温を重合
&度(例えば55〜700C)に下げて後に、重合開始
剤を添加する。水性媒体の液温を下げることにより、単
量体組成物粒子の保形酸も向上し、粒子同志の合一も抑
制される。重合反応時間は、重合開始剤の種類および重
合温度で変動するが、通常は2〜30時間である。
上記の製造方法においては、高温での分散造粒が可能で
あるので、低軟化点化合物を単量体組成物に添加剤とし
て多量に加えてもトナーとして使用可能な重合生成物を
製造することが可能である。
本発明の重合トナーにおいては、芳香族基を有する低軟
化点化合物A及び低軟化点化合物Bは結着樹脂としての
役割をも有することが可能である。本発明における芳香
族基を有する低軟化点化合物Aとは、環球法(JIS 
 K  2531等参照)で測定した軟化点が40〜1
30℃、好ましくは50〜I2o℃を有するものである
。軟化点が40℃以下ではトナーの耐ブロッキング性及
び保形性が不充分であり、130℃以上では定着温度ま
たは定着圧力を低下させる効果が少ない。芳香族基を有
する低軟化点化合物Aとしては、芳香族基を有する変性
ワックスを例示し得る。異なる低軟化点化合物を混合し
て用いても良い。具体的には、ベトロジン80(三井石
油化学製)、ベトロジン100(三井石油化学製)、ベ
トロジン120(三井石油化学製)、タックエースA−
100(三井石油化学製)、タックエースF−100(
三井石浦化学製)、タックエースB−60(三井石油化
学製)、変性ワックスJC−1141(三井石油化学製
)、変性ワックス)c−2130(三井石油化学製)、
変性ワックスJC−4020(三井石油化学製)、変性
ワックスJC−1142(三井石油化学製)、変性ワッ
クスJC−5020(三井石油化学製)等を挙げること
ができる。尚、低軟化点化合物が芳香族基を有している
か否かは、赤外線吸収スペクトル等から知見できる。
ハイレツッT−100X (三井石油化学製)、ハイレ
ツツT−200X(三井石油化学製)、ハイレツツT−
300X (三井石油化学製)、密ロウ、カルナバワッ
クス、モンタンワックス等を挙げることができる。尚、
100℃以上の軟化点の低軟化点化合物を使用する場合
には、加圧下で水性媒体の液温を100 ’C以上にし
て分散造粒するのが好ましい場合もある。
上記低軟化点化合物A及びBは、重合トナーの定着温度
および/又は定着圧を下げるためにスチレン系重合体ま
たはスチレン系共重合体100重青部に対して、低軟化
点化合物Aの場合は30〜1500重量部、好ましくは
50〜800重量部混合され、さらに低軟化点化合物B
の場合は20〜1500重世部、好ましくは30〜80
0重量部混合される。低軟化点化合物へが30重量部以
下の場合は、定着時におけるスチレン系重合体又はスチ
レン系共重合体との融和が充分でなく、低軟化点化合物
AとBとの総和が50重量部以下では定着ローラの定着
温度または定着圧力を下げるには不充分である。一方、
低軟化点化合物AとBの総和が3000重量部以上では
、耐ブロッキング性および耐久性が低下する傾向が強ま
る。好ましくは低軟化点化合物A及びBの総和口が10
00重1部以下が良い。スチレン系重合体またはスチレ
ン系共重合体との良好な融和性を得るには、低軟化点化
合物A及びBの総和量を基準にして、低軟化点化合物A
が10〜90重量%含有されるのが好ましい。
本発明の重合トナーを形成するために適用出来る重合性
単量体は、スチレンまたはスチレン誘導体であり、スチ
レンまたはスチレン誘導体と共重合されるべき重合性単
量体は反応基としてCH2=Cく基を有するモノマーで
ある。例えば、スチレン、0−メチルスチレン、m−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチ
レン、p−フェニルスチレン、p−クロルスチレン、3
.4−ジクロルスチレン、p−エチルスチレン、214
−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−t
ertブチルスチレン、p−n−へキシルスチレン、p
−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p
−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン等の
スチレンおよびその誘導体;酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル、ベンジェ酸ビニルなどのビニルエステル類;ア
クリル酸、メタクリ酸、マレイン酸、マレイン酸ハーフ
エスレル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタ
クリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタ
クリル酸ドデシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル
、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル、メ
タクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチ
ルアミノエチルなどのα−メチレン脂肪族モノカルボン
酸エステル類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸プロピル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ド
デシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ス
テアリル、アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フ
ェニルなどのアクリフル酸エステル類;ビニルメチルエ
ーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエー
テルなどのビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビ
ニルへキシルケトン、メチルイソプロペニルケトンなど
のビニルケトン類−N−ビニルピロール、N−ビニルカ
ルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリ
ドンなどのN−ビニル化合物;ビニルナフタリン類;ア
クリロニトリル、メタクリレートリル、アクリルアミド
などのアクリル酸もしくはメタリル酸誘導体などのビニ
ル基の如き反応性の二重結合を有する単量体がある。こ
れらを単独あるいは二種以上用いても良い。必要に応じ
て、架橋剤を使用しても良い。架橋剤として、ジビニル
ベンゼン、ジビニルナフタリン、ジエチレングリコール
ジメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレー
ト等を例示し得る。架橋剤の添加■は、通常重合性単量
体100重量部に対して0.1〜5重量部使用される。
また、これらの重合性単量体の重合体を単量体組成物中
に少量添加しても良い。上記した単量体の中で、スチレ
ン、アルキル基の如き置換基を有するスチレン、または
スチレンとアクリル酸アルキルエステル及び/又はメタ
クリル酸アルキルエステル単量体との混合単量体から生
成された重合トナーは、現像性、耐久性を考慮した場合
好ましい。
又、単m体の重合時に添加剤として極性基を有する極性
重合体、極性共重合体または環化ゴムを添加して重合性
単量体を重合すると好ましい重合トナーを得ることがで
きる。極性重合体、極性共重合体または環化ゴムは、重
合性単量体ioo重量部に対して0.5〜50重量部、
好ましくは1〜40重量部を添加するのが良い。0.5
重量%以下では、充分な疑似カプセル構造をとることが
難しく、50重量部以上では、重合性単量体の量が不足
して重合トナーとしての特性が低下する傾向が強くなる
。極性重合体、極性共重合体または環化ゴムを加えた重
合性単量体組成物を該極性重合体と逆荷電性の分散剤を
分散せしめた水性媒体の水相中に懸濁させ、重合させる
ことが好ましい。即ち、重合性単量体組成物中に含まれ
るカチオン性又はアニオン性重合体、カチオン性又はア
ニオン性共重合体またはアニオン性環化ゴムは水性媒体
中に分散している逆荷電性のアニオン性又はカチオン性
分散剤とトナーとからなる粒子表面で静電気的に引き合
い、粒子表面を分散剤が覆うことにより粒子同志の合一
を防ぎ、安定化せしめると共に、添加した極性重合体、
極性共重合体または環化ゴムがトナーとなる粒子表層部
に集まる為、一種の殻のような形態となり、得られた粒
子は疑似的なカプセルとなる。そして、粒子表層部に集
まった比較的高分子徂の極性重合体、極性共重合体また
は環化ゴムは多量の芳香族基を有する低軟化点化合物A
及び低軟化点化合物Bをトナー粒子内部に内包するので
、本発明の重合トナー粒子にブロッキング性、現像性、
耐摩耗性の優れた性質を付与する。本発明に使用し得る
極性重合体(極性共重合体及び環化ゴムを包含する)及
び逆荷重性分散剤を以下に例示する。尚、極性重合体は
GPCで測定した重量平均分子mが5,000〜500
,000のものが重合性単1体に良好に溶解し、耐久性
も有するので好ましく使用される。
(1)  カチオン性重合体としては、ジメチルアミン
エチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルアクリコ
ート等含窒素単量体の重合体、スチレンと該含窒素単量
体との共重合体もしくはスチレン、不飽和カルボン酸エ
ステル等と該含窒素単量体との共重合体がある。
(ii)  アニオン性重合体としてはアクリロニトリ
ル等のニトリル系単量体、塩化ビニル等の含ハロゲン系
単量体、アクリル酸等の不飽和カルボン酸、不飽和二塩
基酸、不飽和二塩基酸の無水物の重合体またはスチレン
と該単量体との共重合体がある。
分散剤としては、水性媒体中で単量体組成物粒子を分散
安定化する能力を有し、水に難溶性の無機微粉末が好ま
しい。水性媒体中への分散剤の添加量は水を基準として
0.1〜50重量%(好ましくは1〜20重1%)添加
するのが良い。
(iii)  アニオン性分散剤としては、アエロジル
# 200゜#800(日本アエロジル社製)等のコロ
イダルシリカがある。
(iv)  カチオン性分散剤としては酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、カップリング剤処理によるア
ミノアルキル変性コロイダルシリカ等の親水性正帯電性
シリカ微粉末等がある。
上述の極性重合体または共重合体のかわりにアニオン性
を有する環化ゴムを使用しても良い。
磁性重合トナーを生成するには、単量体組成物に磁性粒
子を添加する。この場合、磁性粒子は着色剤の役割をも
かねている。本発明に用い得る磁性粒子としては、磁場
の中に置かれて磁化される物質が用いられ、例えば鉄、
コバルト、ニッケルなどの強磁性金属の粉末もしくはマ
グネタイト、ヘマタイト、フェライトなどの合金や化合
物の粉末があげられる。粒径が0.05μm〜5μm1
好ましくは0.1−1μmである磁性微粒子が用いれら
れる。
この磁性粒子の含有量はトナー重量に対し、10〜60
重量%、好ましくは20〜50重量%が良い。又、これ
ら磁性微粒子はシランカップリング剤、チタンカップリ
ング剤等の処理剤あるいは適当な反応性の樹脂等で処理
されていても良い。この場合磁性微粒子の表面積、表面
に存在する水酸基の密度にもよるが、5重量%以下(好
ましくは0.1〜3重量%)の処理1で十分な重合性単
量体及び低軟化点化合物への分散性が得られ、トナー物
性に対しても悪影響を及ぼさない。重合トナーは着色剤
を含有しており、着色剤としては従来より知られている
染料、カーボンブラック、カーボンブラックの表面を樹
脂で被覆しているグラフト化カーボンブラックの如き顔
料が使用可能である。着色剤は、重合体および低軟化点
化合物を基準にして0.5〜30重量%含有される。ト
ナー中には必要に応じて荷電制御剤、流動性改質剤を添
加(内添)しても良い。荷電制御剤および流動性改質剤
はトナー粒子と混合(外添)して用いても良い。荷電制
御剤としてはカルボキシル基又は含窒素基を有する有機
化合物の金属錯体、含金属染料、ニグロシン等がある。
流動性改質剤または潜像担持体(感光体)表面のクリー
ニング補助剤としてはコロイダルシリカ、脂肪酸金属塩
などがある。又、増1の目的で炭酸カルシウム、微粉状
シリカ等の充填剤を0.5〜20重量%の範囲でトナー
中に配合してもよい。さらにトナー粒子相互の凝集を防
止して流動性を向上するために、テフロン微粉末または
ステアリン酸亜鉛粉末のような流動性向上剤を配合して
もよい。熱ロール定着時の離型性を良くするスチレンモ
ノマーをグラフト結合した低分子量炭化水素化合物(例
えば重責平均分子fi 500〜5000)を芳香族基
を有する低軟化点化合物Aとした場合、炭化水素化合物
は疎水性であり、極性重合体、極性共重合体または環化
ゴムに比べ粒子表面には出に(く重合トナーの内部に押
し込まれる形となる。その結果、多量の芳香族基を有す
る低軟化点化合物を含有していても、内包化されている
ため耐久性、耐ブロッキング性に優れる。そして加熱定
着時または加熱加圧定着時に内包されている芳香族基を
有する低軟化点化合物はスチレン系重合体または共重合
体を溶解または相溶するので低温・低圧定着性を顕著に
改善する。また、定着時にスチレン系重合体又は共重合
体が相溶することによって粘度が高くなるので定着ロー
ラに対しての耐オフセット性が向上する。
本発明に係る重合トナーを二成分現像剤に適用する場合
、通常のトナーとキャリアーの配合比で適用可能であり
、例えばトナー1重1部に対してキャリアー1〜500
重量部を混合して使用される。
懸濁方法は、着色剤(本発明においては磁性体も包含し
ている)、重合性単量体100重量部に対して低軟化点
化合物50−1000重量部および添加剤等を均一に溶
解、又は分散せしめた単量体組成物を、0.1〜50重
量%懸濁安定剤(例えば、難溶解性分散剤)を含有する
水性媒体(例えば重合温度よりも5°C以上、好ましく
はlo’c〜30°C以上の温度に加温されている)中
に通常の撹拌機又はホモミキサー、ホモジナイザ等によ
り分散せしめる。好ましくは溶融または軟化された単量
体組成物の粒子が所望のトナー粒子のサイズ、一般に3
0μm以下(例えば体積平均粒径0,1〜20μm)の
大きさを有する様に撹拌速度、時間および水性媒体の温
度を調整する。その後、分散安定剤の作用によりほぼそ
の状態が維持される様、撹拌を粒子の沈降が防止される
程度に行いながら、水性媒体の液温を重合温度まで下げ
る。重合温度は50℃以上、好ましくは55〜80℃、
特に好ましくは60〜75°Cの温度に設定し、撹拌し
ながら実質的に非水溶性の重合開始剤を添加し重合を行
う。反応終了後、生成したトナー粒子を洗浄、分散安定
剤の除去、濾過、デカンテーション、遠心等の如き適当
な方法により回収し乾燥することにより本発明の重合ト
ナーが得られる。懸濁重合法においては、通常重合性単
1体および芳香族基を有する低軟化点化合物Aおよび低
軟化点化合物Bの混合物100重量部に対し水200〜
3000重量部を水性分散媒として使用する。
また、適当な安定化剤、例えばポリビニルアルコール、
ゼラチン、メチルセルロース、メチルハイドロプロピル
セルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロースのナトリウム塩、ポリアクリル酸およびそれらの
塩、デンプン、ガムアルギン酸塩、ゼイン、カゼイン、
リン酸三カルシウム、タルク、硫酸バリウム、ベントナ
イト、水酸化アルミニウム、水酸化第二鉄、水酸化チタ
ン、水酸化ナトリウム等のいずれか1種または混合物を
水性媒体に本発明の製造方法に悪影響を与えない程度に
含有されたものも使用しても良い。
また、前記無機分散安定剤の均一な分散のために、界面
活性剤を本発明の製造方法に悪影響を与えない程度に使
用してもよい。これは上記分散安定剤の所期の作用を促
進するためのものであり、その具体例としては、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、テトラデシル硫酸ナ
トリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸
ナトリウム、アリル−アルキル−ポリエーテルスルホン
酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ラウリン酸ナト
リウム、カプリン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリウム
、カプロン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、オレ
イン酸カルシウム、3.3−ジスルホンジ、フェニル尿
素−4,4−ジアゾ−ビス−アミノ−8−ナフトール−
6−スルホン酸ナトリウム、オルト−カルボキシベンゼ
ン−アゾ−ジメチルアニリン、2.2.5.5−テトラ
メチル−トリフェニルメタン−4,4−ジアゾ−ビス−
β−ナフト−ル−ジスルホン酸ナトリウム、その他を挙
げることができる。しかしながら、親水性の有機安定剤
または界面活性剤を使用した場合には重合トナーの耐湿
性が低下することに留意する必要がある。
また、水に易溶性の重合単量体は水中で乳化重合を同時
におこし、できた懸濁重合物を小さな乳化重合粒子で汚
染するので水溶性の重合禁止剤、例えば金属塩等を加え
て水相での乳化重合を防ぐこともよい。また、水性媒体
の粘度をまして重合時の粒子の合一を防ぐために、水に
グリセリン、グリコールなどを添加することも可能であ
る。
また、易溶性重合性単量体の水への溶解度減少のために
NaCl!、KCl5Na2S04などの塩類を水性媒
体に加えても良い。また単量体組成物中の極性重合体ま
たは塩化ゴムの極性基のイオン化を高めるために塩酸の
如きブレンステッド酸を水性媒体へ添加することも可能
である。特に、塩酸の如き、ブレンスレッド酸を水性媒
体中に添加することは、アニオン性重合体、アニオン性
共重合体または環化ゴムの効果をより高める上で有効で
ある。
本発明に係る重合トナーは、公知の乾式静電荷像現像法
に適用できる。例えば、カスケード法、磁気ブラシ法、
マイクロトーニング法などの二成分現像法;導電性−成
分現像法、絶縁性−成分現像法、ジャンピング現像法な
どの磁性トナーを使用する一成分現像法:粉末雲法およ
びファーブラシ法:トナー担持体上に静電気的力によっ
て保持されることによって現像部へ搬送され、現像され
る非磁性−成分現像法:電界カーテン法により現像部へ
搬送され現像される電界カーテン現像法などに適用可能
である。乾式現像法に特に好ましく適用できるが、場合
により湿式現像法のトナーとしても使用され得る。
〔実施例′〕
以下、実施例に基づいて本発明の詳細な説明する。
実施例1 上記成分をアトライターにより温度80℃で4時間孔合
してプレ単量体組成物を調製した。得られたプレ単量体
組成物2980重量部に芳香族基を有する低軟化点化合
物としてベンゼン環を有するベトロジン100(軟化点
100°C9三井石油化学工業製)1000重量部及び
パラフィンワックス155°F(軟化点69℃) 20
00重量部を加えて、さらに加熱混合した。調製した単
量体組成物のうちの250重団部を、アミノ変性シリカ
(アエロジル200の100重量部をアミノプロピルト
リエトキシシラン5重金部で処理したもの)20重量部
および00lN塩酸25重量部を含有する85℃に加温
された蒸留水1200重量部の水性媒体へTKホモミキ
サーの撹拌下に投入し、投入後15分間10.00Or
pmで撹拌して、分散造粒した。
造粒後液温を60℃に下げ、重合開始剤として2.2′
−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)3重
量部および2,2′ −アゾビスイソブチロニトリル1
.5重量部を水性媒体へ添加して、30分間撹拌した。
さらに、撹拌をパドル刃撹拌に変えて60℃で10時間
撹拌し、重合を完結させた。
得られた重合トナー含有の水性媒体を冷却し、脱水し、
水酸化ナトリウム溶液で洗浄してアミノ変性シリカを溶
解除去し、水洗し、脱水し、乾燥して(必要に応じて分
級して微粒子状の不用成分粒子を除去し)体積平均粒径
6.0μm (100μmのアパーチャーを使用してコ
ールタ−カウンターで測定)の重合トナーを得た。得ら
れた重合トナーは、スチレン−メタクリル酸2−エチル
ヘキシル共重合体100重量部に対してベトリジン約5
0重量部及びパラフィンワックス約100重量部を含有
していた。また、得られたトナーは50℃の環境に一日
放置してもブロッキングは発生しなかった。このことか
ら、ベトロジン及びパラフィンワックスは重合トナー粒
子内部に内包化していることが知見された。
得られた重合トナー10重量部、ステアリン酸亜鉛粉末
0.1重量部、疎水性シリカ(アエロジルR972゜日
本アエロジル社製) o、i重量部、および平均粒径4
0μmの絶縁性キャリアー粒子(四三酸化鉄75重量部
とエポキシ樹脂25重量部から形成)90重量部を混合
して現像剤を調製し、下記条件で現像をおこなった。
感光体 ・・・・・・・・・・・・・・・・・アモルフ
ァスシリコン感光体複写速度 ・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
600mm/see静電潜像形成条件 暗電位 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・ +450vスリーブ径 −−−−−32mm (
周速600 mm / 5ec)磁性体のN、S磁極の
スリーブ表面の 垂直方向の磁束密度 ・・・・・・・・・・・・100
0ガウス現像剤層の厚さ ・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.2mmス
リーブと感光体表面との距離・・・300 p m現像
バイアス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・+150v (DC)3.0KHz、  1.4K
Vpp (AC)定着条件 ・定着ローラ鋼鉄性芯金上PFA30μm・加圧ローラ
上シリコーンゴム (ゴム硬度906)・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・KE−55
0肉厚・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・1mmニップ幅・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 m
 m定着圧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・30 k g / cイ〜40kg/
crrr前記条件下で、アモルファスシリコン感光体上
に形成された静電潜像は、前記の現像剤により良好に現
像された。さらに、この現像されたトナー像を普通紙上
に静電転写し、前記定着条件で、定着ロール表面温度1
20°Cとして良好な定着性が得られた。又、上記以上
の温度において、オフセット性が改善されている為、高
速複写を多数枚行う場合の定着ロールの温度を十分筒(
保つことが可能であり、150℃以上に設定してもオフ
セットを発生せず良好な定着画像が得られた。
実施例2 ベトロジン1000重世部及びパラフィン155°F2
.000重量部のかわりに、芳香族基含有変性ポリエチ
レンT1163 (三井石油化学工業(m製)(軟化点
94°C)1000重量部およびパラフィン155°F
(軟化点69°C) 1,500重量部を使用し、分散
造粒時の水性媒体の液温を80°Cにする以外は実施例
1と同様にして体積平均粒径5.8μmの重合トナーを
生成し得られた重合トナーは、スチレン−メタクリル酸
2−エチルヘキシル共重合体100重量部に対して変性
ポリエチレンT1163約50重量部及びパラフィン7
5重量部を含有していた。実施例1と同様にして得た普
通紙上のトナー像を実施例1と同じ定着装置で定着温度
130℃で定着したところ良好に定着した。又、実施f
!A11同様、等量の芳香族基含有変性ポリエチレンT
1163を含む為、オフセット温度が定着温度に対し2
0℃以上高まり、高速定着性を向上させると共に定着装
置の温度制御中を広く取れることとなった。
実施例3 上記成分をアトライターで4時間混合して単量体組成物
を調製した。別途アミノ変性シリカ20重量部、0.I
N塩酸25重量部および蒸留水1200重量部からなる
水性媒体を75℃に加温し、TKホモミキサーの撹拌下
で上記単量体組成物278重量部を水性媒体へ投入し、
投入後10.00Orpmで30分間撹拌し、造粒後水
性媒体を60℃に冷却した。重合開始剤として、2,2
′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)5
重量部および2.2′アゾビスイソブチロニトリル2重
量部を添加後さらに30分間撹拌した。その後、通常の
撹拌機により回転数1100rpで撹拌しながら60°
Cで10時間反応させた。その後実施例1と同様にして
後処理したところ粒度分布のシャープな体積平均粒径7
.0μmの重合トナーが得られた。得られた重合トナー
は、スチレン−メタクリル酸2−エチルヘキシル共重合
体100重量部に対して変性ポリエチレンTl189を
100重量部及びパラフィンを75重量部を含有してい
た。
実施例1と同様にして得た普通紙上のトナー画像はロー
ラ表面温度120℃で定着したところ良好に定着した。
又、オフセット温度は、定着温度よりも20〜30℃以
上高(なった。
比Ju牲ユ 上記成分をアトライターにより温度60℃で4時間混合
して単量体組成物を調製した。
得られた単1体組成物254重量部に2. 2’ −ア
ゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)を6重量
部及び2,2′ −アゾビスイソブチロニトリルを3f
fiffi部添加し混合したものを、アミン変性シリカ
(アエロジル200の100重量部をアミノプロピルト
リエトキシシラン5重量部で処理したもの)20重量部
、および0.IN塩酸25重量部を含有する60℃に加
温された蒸留水1200重量部の水性媒体へT Kホモ
ミキサーの撹拌下に投入し、投入後15分間10.00
Orpmで撹拌して、分散造粒した。
さらに、撹拌をパドル刃撹拌に変えて60℃で10時間
撹拌し、重合を完結させた。次いで、実施例1と同様に
して後処理して体積平均粒径5.3μmの重合トナーを
得た。得られた重合トナーは、ポリスチレン100重量
部に対してパラフィンワックス約20重量部を含有して
いた。得られた重合トナー10重量部、ステアリン酸亜
鉛粉末0.1重量部、疎水性シリカ(アエロジルR97
2,日本アエロジル社製)0.1重量部および平均粒径
40μmのキャリアー粒子(実施例1と同様のもの)9
0重量部を混合して現像剤を調製した。調製した現像剤
を使用して実施例1と同様にして現像、転写、定着をお
こなったところ、定着温度180℃以上で実用に供し得
る定着画像が得られた。又、220°C以上で定着が可
能となるも、オフセット領域が定着温度に対し10度以
上の昇温しか許さ′れず定着装置の安定性が乏しくなっ
た。
比較例2 上記成分をアトライターにより温度60°Cで4時間混
合して単量体組成物を調製した。
得られた単量体組成物254重量部に2,2′ −アゾ
ビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)を0゜5重
量部及び2.2′ −アゾビスイソブチロニトリルを0
.2重量部添加し混合したものを、アミノ変性シリカ(
アエロジル200の100重量部をアミノプロピルトリ
エトキシシラン5重量部で処理したもの)20重量部お
よび0.INN塩酸2徂する60℃に加温された蒸留水
1200重量部の水性媒体へTKホモミキサーの撹拌下
に投入し、投入後15分間1 0,OOOrpmで撹拌
して、分散造粒した。
さらに、撹拌をパドル刃撹拌に変えて60℃で10時間
撹拌し、重合をおこなった。次いで、実施例1と同様に
して後処理したところ粒径が100μm以上の粒子が多
数あり、そのままでは静電荷像現像用トナーとして実用
に供し得なかった。そのため、分級して体積平均粒径約
8μmの粒子を得たが、耐ブロッキング性が不充分であ
った。
〔発明の効果〕
本発明は以上のような装置と現像材を用いているから、
定着時に余分な熱が転写紙に奪われず、かつ、現像剤が
常圧時の軟化点よりもはるかに低い温度で定着可能とな
るため、エネルギーロスが少なく、高速定着が可能なシ
ステムが得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例たる定着装置を示す概略側面図
、 第2図は本発明の定着装置を用いた電子写真装置の概略
側面図を示す。 13・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・ヒートロール、14・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・加圧ロール、15・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
分離爪、16・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・加圧用バネ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部に熱源を持ち、該熱源により加熱昇温される
    ローラを少なくとも対の一本とする熱ローラ対間にトナ
    ー像を有する最終転写材を挾持搬送し、該トナー像を定
    着する熱ローラ定着方法において、該熱ローラ対間に掛
    かる圧力が20kg/cm^2以上150kg/cm^
    2以下であり、且つ、該トナー像を形成するトナーが懸
    濁重合法によって生成された静電荷像現像用重合トナー
    であり、スチレン系重合体またはスチレン系共重合体1
    00重量部、軟化点40〜130℃を有し且つ芳香族基
    を有する低軟化点化合物A30〜1500重量部、前記
    低軟化点化合物以外の軟化点40〜130℃を有する低
    軟化点化合物B20〜1500重量部および着色剤を含
    有している重合トナーであることを特徴とする熱ローラ
    定着方法。
  2. (2)内部に熱源を持ち、該熱源により加熱昇温される
    ローラを少なくとも対の一本とする熱ローラ対間にトナ
    ー像を有する最終転写材を挾持搬送し、該トナー像を定
    着する熱ローラ定着装置において、懸濁重合法によって
    生成された静電荷像現像用重合トナーであり、スチレン
    系重合体またはスチレン系共重合体100重量部、軟化
    点40〜130℃を有し且つ芳香族基を有する低軟化点
    化合物A30〜1500重量部、前記低軟化点化合物以
    外の軟化点40〜130℃を有する低軟化点化合物B2
    0〜1500重量部および着色剤を含有している重合ト
    ナーから形成されているトナー像を定着するための熱ロ
    ーラ対であって、該熱ローラ対間に掛かる圧力が20k
    g/cm^2以上150kg/cm^2以下に調整され
    ている熱ローラ対を有することを特徴とする熱ローラ定
    着装置。
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