JPS6194062A

JPS6194062A - 低分子量ワツクス含有トナ−組成物による現像方法

Info

Publication number: JPS6194062A
Application number: JP60185658A
Authority: JP
Inventors: ロバート　ジエイ　グルーバー; ロナルド　ジエイ　コウク; ジヨン　エフ　ナツプ
Original assignee: Xerox Corp
Current assignee: Xerox Corp
Priority date: 1984-08-31
Filing date: 1985-08-23
Publication date: 1986-05-12
Also published as: US4578338A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】介里■宜」本発明は一般に像の現像方法に関し、さらに詳♀■には
、本発明は種々の低分子量ワックス組成物を含む１−ナ
ー組成物による静電潜像の改良された現像方法に関する
。即ち、本発明の１つの実施態様においては、パイトン
（Ｖｉ　ｔｏｎ　：登録商標）定着機ロールのような柔
軟性定着機ロールを有する静電像形成装置での像の定着
方法が提供され、該定着機ロールではシリコーンオイル
を包含するはく離流体が定着ラヂヂュードおよび使用す
るトナー組成物のはく離特性とを改良する目的で使用さ
れまたそのＩ・ナー組成物は樹脂粒子とある種の添加剤
ワックスが使用されるものである。従って、本発明のト
ナーおよび現像剤組成物は静電電子写真装置特に柔軟性
定着機ロールを使用し減少量のシリコーンオイルを用い
る像形成装置において像の現像を促進−に有用である。

一般に、静電像を現像するのに用いる従来技術の現像剤
組成物はトナー像を紙のような永久基体に紙をロールに
接触させることにより定着させ得るもので、そのロール
表面はトナー粒子をそれに粘着するのを防止することが
できる材料からなっている。しかしながら、通常この方
法では、定着ロールの表面を熱溶融状態の１−ナー像と
接触させており、それでその一部がこのロールの表面に
付着し残存し得る。このことはｌ・ナー像の一部をトナ
ー像が引き続いて定着されるその次のシートの表面に転
写せしめ、そのために周知の望ましくないオフセント現
象をもたらしめる。

オフセット化を実質的に消去させる目的で、さらに詳し
くは、トナー粒子の定着手段表面への付着を防止するた
めに、シリコーンオイルのようなオフセント防、止用液
体の薄膜で覆うことのできるあるタイプのロールが使用
されている。これらのオイルは大いに有効であるが、こ
れらオイルを使用する装置は、例えば、オイルの供給手
段を必要とするので複雑で高価になる。また、シリコー
ンオイルは望ましくない臭いを発するだけでなく、機械
の構成部上に決着してトナー粒子をそのシリコーンオイ
ル上に集合せしめ付着させる。機械構成部上のトナー粒
子の集積は像品質が悪影丞を受ける点で不都合であり、
これらの機械構成部は周期的に清浄および／または取換
えを行なわねばならず装置のメンテナンス費用にはね返
る。

静電電子写真複写機で使用する１つのバイ１−ン定着機
ロールは酸化鉛とデュポン　パイトンＥ−４３０樹脂、
即ち、フン化ビニリデン−へキサフルオロ　プロピレン
　コポリマーとから炸裂された軟質ロールからなる。こ
のロールは約１５部の酸化鉛と１００部のパイトンＥ−
４３０とを含メ、その混合物をブレンドし昇温下にロー
ル基体上で硬化させる。明らめ・に、酸化鉛の機能は架
橋用の脱フン化水素による不飽和を発生させることおよ
びトナー組成物のはく離機構を与えることである。

優れた像品質がバイミーン定着機ロールによって得られ
るが、ある場合においては、帯電調整剤がトナー組成物
の一部をなすときに１−ナ一定着機の適応性の問題が生
ずる。例えば、第４級アンモニウム化合物およびセチル
　ピリジニウム　クロライドを含むアルキル　ピリジニ
ウム化合物のようなある種の特別な帯電調整添加剤はこ
れら定着機ロールのパイトンと反応するようである。例
えば、セチル　ピリジニウム　クロライドはトナー混合
物の１部であるとき定着殿ロールに含まれる酸化鉛によ
って触媒的に分解されるようであり、高不飽和化合物を
もたらし、これが不飽和のパイトンＥ−４３０物質と重
合し縮合する。この点において、パイトン定着機ロール
は黒変し、多数の表面クラックを生じ、その表面は硬質
化し、それによって像品質の劣下をもたらす。

また、″正帯電型トナー組成物（Ｐｏｓｉｔｉｖｅｌｙ
Ｃｈａｒｇｅｄ　Ｔｏｎｅｒ　Ｃｏｍｐｏｓｉｔｉｏｎ
　）　”なる名称の米国特許出願第４３４，１９８号に
は、樹脂粒子、顔料粒子、低分子量ワックス物質および
帯電促進添加物とからなるトナー組成物が開示されてい
る。これらの１−ナー組成物はシリコーンオイルのよう
なオフセット防止流体を必要としない静電像形成装置に
おいては特に有用である。これに対し、本発明によれば
、減少量のオフセット防止液体が使用され、使用するト
ナー組成物の定着ラチチュード温度は望ましく上昇する
。

英国特許第１，４４２．１３３５号には分子量約１００
０〜約６，０００のポリエチレンおよびポリプロピレン
の如ぎ低分子量ワックスを含むＩ・ナー組成物が開示さ
れている。この英国特許によれば、得られるトナー組成
物は改良されたオフセノＩ−１１Ｓ−性を有している。

米国特許第４，４０９，３１２号はバインダー物質、ワ
ックスおよび顔料からなる乾燥現像剤を開示している。

この特許に教示されたワックス類はポリプロピレン　ワ
ックスである。

米国特許第３，９９３，４８３号にはグループ八として
分類された限定されたグループから選択され、た少なく
とも１つのメンバーとグループＢとして分類された低分
子■ワ・ノクス様物質のグループから選択された少なく
とも１つのノンバーとを含む液状現像剤が開示されてい
る。低分子量ポリプロピレンはグループＢのメンバーで
ある。

米国特許第’１，３６７．２７５号には、着色剤（仰れ
Ｉまたは染料）、バインダー樹脂および定着助剤とから
なるトナーを開示している。この特許においては、定着
助剤はワックス、脂肪酸アミドまたは金属石けんからな
る群から選ばれた少なくとも１つの化合物からなる。低
分子量ポリプロピレンは定着助剤の例として言及されて
いる。

ヨーロッパ特許第００６６４７０号には、バインダー、
磁性粉末、第一の帯電調整剤および第２の帯電調整剤と
からなる一成分現像剤が開示されている。

特定の実施例において、その現像剤は８部の低分子量ポ
リプロピレンおよび０．６４部のスピロン　ブラ・ンク
（Ｓｐｉｌｏｎ　　Ｂｌａｃｋ　）とを含む。

特開昭５７−２２２４８号には、エポキシ樹脂、カーボ
ンブラックおよび低分子量ポリプロピレンとから本質的
になる静電現像用トナーが開示されている。

特開昭５７−８４４６０号には、粉末状ワックスを含む
現像剤が開示されている。この特許において、ポリプロ
ピレンはトナーに使用できる好ましいワックスとして言
及されている。

特開昭８９７６７号には、エポキシ樹脂、帯電付与剤お
よび低分子量ポリプロピレンからなる静電像の現像用ト
ナーが開示されている。

ヨーロッパ特許第００５９１０９号にはバインダー物質
、ワックスおよび顔料からなる乾燥現像剤が開示されて
いる。１つの実施例において、プリオライド八〇Ｌ　（
ＲＴＭ）　、エバフレックス４２０（ＲＴＭ）　、ポリ
プロピレン、アイロンブランクおよびテイテトライソプ
ロボキザイドの使用を開示しでいる。

特開昭５７−１６８２５’３号には、低分子量ポリプロ
ピレンを含む通常の乾燥トナーが開示されている。

実質的数の商業的に使用される静電電子写真（象形成装
置はその中でシリコーンオイルのような各種のオフセッ
ト防止用液体を含んでおり、これらのオイルは多くの欠
点を有している番）れども、それら欠点のいくらかを消
去した組成物および方法が開発されて来ている。従って
、静電電子写真像形成装置でのシリコーンオイルの使用
は発展し続けており、かくしてそのようなオイルを使用
する方法が要求されている。さらに、使用するシリコー
ンオイルの量を幾分か減少させ得かつトナー組成物の定
着ラチチュードを望ましく増大させ（写る方法が要求さ
れている。さらにまた、低分子量ワックスを含むトナー
組成物によりまたバイトン定着機ロールのような柔軟性
定着機ロールを使用して像を現像する方法が要求されて
いる。また、軟質の柔軟性定着機ロールを使用しかつ現
像剤組成物が低分子量ワックスに加えて帯電促進添加剤
を含む像形成方法が要求されている。

発明の要約本発明の目的は使用するトナー組成物が低分子量ワック
スを含む静電潜像の現像方法を提供することがある。

本発明の別の目的は柔軟性定着機ロールを使用し、使用
する定着機オイルの量を実質的に減少させた静電潜像の
現像方法を提供することである。

本発明の別の目的は定着を柔軟性定着ロールで行いトナ
ー組成物が改良された定着ラチチュードを有する静電潜
像の現像方法を提供することである。

本発明のさらに別の目的はトナー組成物がポリプロピレ
ンまたはポリエチレンのような低分子量ワックスを含め
、有意に減少した量の定着機オイルを柔軟性バイトン定
着機ロールに対して用いる静電潜像の現像方法を提供す
ることである。

本発明のさらに別の目的は、ポリプロピレンまたはポリ
エチレンのような低分子量ワックスおよび帯電促進添加
剤を含め、さらに使用する定着機オイルの量を有意に減
少させ得る、負帯電型静電潜像の現像方法を提供するこ
とである。さらに、本発明の別の目的においては、最終
像を定着するのに用いる最小定着温度を低下させて動力
消費の望ましい低減を可能にしかつ定着要素の寿命を改
良して定着装置の延長された使用を可能にする静電潜像
の現像方法を提供する。

本発明のさらに別の目的は減少量のシリコーンオイルを
像品質に悪影響を与えることなしに使用する静電潜像の
現像方法を提供することである。

本発明の別の目的は、複写品質を現像した像をその上に
有する基体上のオイルの量を減少させた点で望ましく改
良し、また機械の汚染を少量のオイルしか現像工程で使
用しないために低減させた、像の現像方法を提供するこ
とである。

本発明の上記および他の目的は有意に減少させた量の定
着機オイルを用いる改良された静電潜像の現像方法を提
供することによって達成される。

さらに詳細には、ある局面において、本発明は（１）光
導電性像形成部材上に静電潜像を形成させ、（２）この
潜像を低分子量ワックスを含むトナー組成物で現像し、
（３）現像した像を適当な基体に転写し、さらに（４）
像を柔軟性定着機ロールで定着させることからなり、使
用する定着機オイルの量が、従来技術の約６浦／頁〜約
！ＪｕＪｌ／頁の使用に比べて、約ＬｕＡ／頁〜約４矧
／頁好ましくは約２パ／頁〜約３誠／頁である改良され
た静電潜像の現像および定着方法に関する。しかも、本
発明方法によれば、定着ラチチュードの範囲は約り０℃
〜約３０℃望ましく増大する。

本発明のトナー組成物に使用できる樹脂の具体的例には
、ポリエステル、スチレン／メタクリレート、ポリアミ
ド、エポキシ、ポリウレタン、ビニル樹脂、ジカルボン
酸とジフエトルを含むジオールとの高分子エステル交換
生成物のような多くの適当な公知物質がある。適当なビ
ニル樹脂は各種ビニルモノマーのポモポリマーまたはそ
の２種以上のコポリマーを包含する。ビニルモノマ一単
位の代表的な例には、スチレン、ｐ−クロロスチレン；
エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン等のエ
ヂレン系不飽和モノオレフィン頻；ジオレフィン類；酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸
ビニル等のビニルエステル類；メチル　アクリレート、
エチル　アクリレート、ｎ−ブチル　アクリレート、イ
ソブチルアクリレ−１−、ドデシル　アクリレ−１・、
ｎ−オクチル　アクリレート、２−クロロ　エチル　ア
クリレート、フェニル　アクリレート、メチルアルファ
ークロロ　アクリレート、メチルメタクリレ−１・、エ
チル　メククリレート、ブチル　メ　゛タフリレート等
のアルファメチレン脂肪族モノカルボン酸のエステル類
；アクリロニトリル、メククリロニトリル、アクリルア
ミド；ビニル　メチル　エーテル、ビニル　イソブチル
　エーテル、ビニル　エチル　エーテル等のビニル　エ
ーテル類；スチレン−ブタジェン樹脂を包合する六ｌイ
ン類、特に１９８２年１２月２７日に出願され、″スチ
レン　ブタジェン　プラスチサイザー　トナー組成物（
Ｓｔｙｒｅｎｅ　Ｂｕｔａｄｉｅｎｅ　　Ｐｌａｓｔｉ
ｃｉｚｅｒＴｏｎｅｒ　Ｃｏｍｐｏｓｉｔｉｏｎ　Ｂｌ
ｅｎｄ　）　”なる名称の米国特許出願第４５３，２５
３号に記載されている高割合のスチレンを含む樹脂（該
米国出願の記載は参考としてすべて本明細書に引用する
）；およびこれらの混合物である。

好ましいトナー樹脂は、ポリスチレン　メタクリレート
樹脂、スチレン−ブタジェン樹脂、米国特許第３，６５
５，３７４号に記載されているもののようなポリエステ
ル樹脂（該米国特許の記載は参考として本明細書にすべ
て引用する）、ジメチル　テレフタレート、１，３−ブ
タンジオールおよびペンタエリスリトールから得られる
ポリエステル樹脂、およびプリオライｈ　（ｐｌｉｏｌ
ｉｔｅ）樹脂から選択される。プリオライド樹脂はスチ
レンが約８０〜約９５重量％の量で存在しブタジェンが
約５〜約２０重量％の量で存在するスチレンとブタジェ
ンのコポリマーであると信じられている。本発明で非常
に有用であることが判っている特定のスチレンーブクジ
エン樹脂は約８９％のスチレンと１１％のブタジェンか
らなり、その中に可塑剤を含む（上記米国特許第４５３
．２５３号参照）。

トナー樹脂は全成分に対し約１００％の総量を与える１
−ナー組成物を提供する量で存在する。従って、非磁性
トナー組成物においては、トナー樹脂は一般に約６０〜
約９０重量％の量好ましくは約８０〜約８５重量％の量
で存在する。１つの好ましい実施態様においては、トナ
ー組成物は約９０重量％の樹脂粒子、５重量％のカーボ
ンブラック顔料粒子、および５重量％の低分子量ワック
スとからなる。

種々の公知の適当な着色剤および／または顔料粒子、例
えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、酸化鉄の混
合物であるマピコブラソクのような磁性粒子等をトナー
組成物に混入できる。顔料粒子は高着色トナー組成物を
与えるのに十分な量で存在して記録用部材上に可視像を
形成するのを可能にする。即ち、例えば、顔料粒子は、
磁性物質を別にすれば、トナー組成物中に約２〜１０重
量％の量で存在し得るであろう。マピコブラックのよう
な磁性顔料に関しては、一般に約２〜１０重量％好まし
くは約２０〜約５０重量％の量でトナー組成物中に混入
できる。

磁性粒子はトナー組成物に唯一の顔料として存在し得る
が、これらの粒子はカーボンブラックのような他の顔料
と混合してもよい。即ち、例えば゛、本発明のこの実施
態様においては、約５〜約１０重量％の量のカーボンブ
ラックと約１０〜約５０重量％の磁性顔料が存在する。

他の割合の組合せも本発明の目的が達せられる限り使用
できる。

トナー組成物に混入するワックス物質は一般に約５００
〜約２０　、０００の分子量を有し、好ましいのは約１
，０００〜約５，０００の分子量のものである。本発明
の範囲に屈する低分子量ワックス物質の具体的な例とし
ては、アライドケミカル社およびベトロライト　コーポ
レーション社より商業的に入手できるポリエチレン、イ
ーストマン　ケミカルプロダクツ社より商業的に入手で
きるエポレンＮ　−１５（Ｅｐｏｌｅｎｅ　Ｎ　−１５
）　、サンヨーカセイに、に、より入手できるビスコー
ル５５０−Ｐ低分子量ポリプロピレン等がある。使用す
る商業的に入手可能なポリエチレンは約１　、０００〜
約１＋５００の分子量を有し、一方商業的に入手できる
ポリプロピレンは約４，０００〜約６，０００の分子量
を有する。本発明で有用なポリエチレンおよびポリプロ
ピレン組成物の多くは英国特許第１，４４２，８３５号
に例示されている。

ワックス成分は１−ナー組成物に各種の適当な量で存在
し得るが一般には、これらワックスは約２〜約２０重量
％の量好ましくは約５〜約１０重量％の量で存在する。

現像剤組成物に使用するキャリヤー成分の具体的例には
、トナー粒子の極性と反対極性の電荷を摩擦電気的に得
ることのできる物質であり、ガラス、スヂール、ニッケ
ル、鉄フェライト、二酸化ケイ素等がある。これらのキ
ャリヤーはコーティングありあるいは無しで使用でき、
そのコーティングばＥ、１．デュポン社から入手できる
ポリフッ化ビニリデンを含むフッ化ポリマーからなり得
る。

さらに、再現性のある凹凸の表面に特徴を有しそれによ
り比較的大きい外表面を与えるニッケルの房状キャリヤ
ーピースも使用できる（米国特許第３．８４７，６（１
４号および第３，７６７．５９８号参照）。コーティン
グしたキャリヤー粒子の直径は約５０ミフロン〜約１０
００ミクロンであり、キャリヤー粒子に十分な密度と不
活性さをもたせて現像工程中の静電像への付着を防止す
る。

キャリヤー成分はトナー組成物と各種の適当な組合せで
混合できるが、最良の結果は約１００〜２００重量部の
キャリヤー粒子に対して約１〜約３重量部のトナー粒子
によって得られる。

本発明のさらに別の局面においては、使用するトナー組
成物は任意成分として、トナー粒子に正の電荷をイ」与
するための帯電促進添加剤を含み得る。これらの添加剤
は、トナー組成物に約０．５〜約２０重■％の量で混入
され、現像剤混合物中に混合するか顔料粒子」二にコー
ティングされ得る。

各種の公知の有効な帯電促進添加剤が使用でき、ステア
リル　ヘンシル　アンモニウム　パラ−トルエン　スル
ホネ−１・、ステアリル　ジノチルフェネチル　アンモ
ニウム　メチル　スルボネー１〜、ステアリル　ジメチ
ル　フェネチル　アンモニウム　バラ−トルエン　スル
ホネ−１・、セチルジエチル　ヘンシル　アンモニウム
　メチル　ザルフェー１−、ミリスチル　ジメチル　フ
ェネチルアンモニウム　バラ−１−ルエン　スルボネ−
１へ、セチル　ジエチル　ヘンシル　アンモニウム　メ
チル　スルフェ−１・等の有機ホルボン酸塩および硫酸
塩（例えば、米国特許第４，３３８，３９０号参照、そ
の記載は参考として本明細書にすべて引用する）；アル
キル　ピリジニウム　ハライド類；および第４級アンモ
ニウム塩である。本発明のＩ−ナー組成物に混入する好
ましい帯電促進添加剤はセチル　ピリジニウム　クロラ
イドおよびステ了りルジメチル　フェネチル　アンモニ
ウム　バラ−１−ルエン　スルホネートを包含する。

樹脂粒子、顔料粒子、帯電促進添加剤および低分子量ワ
ックスとを溶融吹混合し次いで機械的に摩砕することを
包含する多くの公知方法が本発明のトナー組成物を１１
％するのに使用できる。他の方法にはスプレー乾燥法、
熔融分散法、分散重合法および押出加工法のような当該
技術において周知の方法がある。例えば、樹脂粒子、顔
料粒子、帯電促進添加剤および低分子量ワックスの溶媒
溶液を調整された条件下にスプレー乾燥し、それによっ
て所望のトナー組成物を得る。この方法で調製したトナ
ーはキャリヤー物質に対して正に帯電したトナー組成物
を与え、これらのトナーは本明細書で示すような改良さ
れた性質を示す。

本発明のトナーおよび現像剤組成物は静電潜像、特に負
に帯電した像形成部材上に含まれる潜像において極めて
有用である。本発明の現像剤組成物を用いる場合には、
実質量のシリコーンオイルのようなはく離流体を使用す
る必要なく　＋−ナーのオフセットを防止する。即ち、
本発明の組成物は最小量のトナーはく離物質でもってｌ
−ナーオフセットを防止する。さらに、前述した如く、
本発明のトナー組成物は帯電促進添加剤の存在により正
に帯電させることができる。

使用できる像形成表面の例には各種の公知感光体組成物
、特に、通常、多層型感光体材料を包含する有機感光体
で生ずる負に帯電するものがある。

多層型感光性材料の具体的例には、米国特許第４．２６
５，９９０号に記載されているような基体、光励起層お
よび移送層とを含むものがある（該米国特許の記載は参
考として本明細書にすべて引用する）。

光励起層の例には三方晶セレン、金属フタロシアニン、
無金属フタロシアニンおよびバナジル　フタロシアニン
があり、移送物質の例には樹脂バインダー中に分散させ
た各種ジアミンがある。本発明の実施に使用できる他の
有機感光性物質には、ポリビニル　カルバゾール、４−
ジメチル　アミノ　ベンジリデン、ベンズヒドラジド；
２−ベンジリデンーアミノ力ルハゾール、（２−二ｊ−
ロ−ヘンジリデン）−ｐ−ブロモアニリン；２，４−ジ
フェニル−キナゾリン、　１．．２．４−１〜リアジン
；】、５−ジフェニル−３−メチル　ピラゾリン２−　
＜４’　−ジメチル−アミノ　フェニル）−ベンゾキサ
ゾール；３−アミノ−カルバゾール；ボリビニル力ルバ
ヅールー１−リトロ　フルオレノン帯電転移コンプレッ
クス；およびこれらの混合物がある。また、本発明の改
良方法はセレン、セレン合金およびハロゲンドーピング
　セレン合金からなる像形成部材を使用する静電潜像の
現象に有用である。

次の実施例はさらに本発明の特定の実施態様を明確にす
るために説明されるもので、これらの実施例は例示を目
的とし本発明の範囲を限定することでないことに注意さ
れたい。部およびパーセントは特に断わらない限り重量
による。

割旬例　１１３６ｇ５ｆ％のスチレンーフ゛クジエン樹Ｊｉｌｔ（
８９／１１．８９重量％のスチレンと１１重量％のブタ
ジェン）、６重量％のカーボンブラック粒子、オヨび８
重量％の低分子量ワックスポリプロピレン（サンヨーカ
セイｒ１−よりビスコール５５０−ｐとして商業的に入
手できるもの）とを含むトナー組成物を、１２０℃に維
持したバンバリー混合装置内で溶出１ブレンドし次いで
機械的に摩砕することにより調製した。

次に、１重量部の上記で調製したｌ・ナー組成物を２０
０重量部のトリフルオロエチレンと塩化ビニルノコボリ
ア　−（ＦＰＣ−４６１）　　］−，２５％でコーティ
ングしたスチールコアからなるキャリ十−粒子と混合す
ることにより調製した。　続いて、上記で調製した現像
剤組成物をパイ１−ン定着機ロール、シリコーンはく離
流体３７！を有し感光体がセレン−ひ素合金であるゼロ
ックス　コーポレーション９２００コピー装置に導入し
た。静電潜像を」軍記合金感光体上に形成させ、現像後
、像を紙に転写し定着をハイトン定着機ロールで行った
。５０００回の像形成サイクルですぐれた解像力を有す
る現像を得、また、ポリプロピレンソックスなしのトナ
ー組成物を使用したときの頁当り約６〜約９矧の定着機
オイルに比較し、現像した像の１頁当りわずかに約３ノ
え工の定着機オイルしか使用しなかった。

このトナー組成物の定着ラチチュードはポリプロピレン
ワックスなしの同じトナー組成物の定着温度ラチチュー
ド３０°Ｆ（−１，１°ｃ）に比較し６０°Ｆ　（１６
，５°Ｃ）であった。

さらに、ポリプロピレンワックスを含むトナー組成物を
現象に用いたときトナー像のオフセント化はなかった。

これに刻し、同じトナー組成物をポリプロピレンワック
スなしで使用したときは像の有意のオフセ・ノ１〜化が
生した。さらにまた、ポリプロピレンワックスなしのト
ナー組成物を用いたときは］・ナー粒子の望ましくない
築積があった。

また、ポリプロピレンワックスを含む現像剤においては
３５，０００回以上のコピーサイクルで９２００定着機
ロール」二に実質的なトナーの決着がみられなかった点
ですぐれたはく離特性が得られた。

本発明の他の変形は本明細書の記載に基づいて当業者に
とって容易であろう。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）１）光導電性像形成部材上に静電潜像を発生させ
、２）この潜像を、トナー樹脂粒子、顔料粒子および約
５００約２００００の分子量を有するワックス成分とか
らなるトナー組成物で現像し、３）現像した像を適当な
基体に転写し、続いて４）転写した像を柔軟性定着機ロ
ールで定着させることからなり、消費した定着機オイル
の量が現像した像の１頁当り約１μｌ〜約３μｌである
静電潜像を現像し定着する方法。
（２）定着機ロールが軟質定着機ロールである特許請求
の範囲第（１）項記載の方法。
（３）使用した定着機オイルが頁当り３μｌである特許
請求の範囲第（１）項記載の方法。
（４）トナー樹脂粒子がスチレン−メタクリレートコポ
リマー、スチレン−アクリレートコポリマーおよびスチレン−ブタジエンコポリマーからなる
群より選ばれる特許請求の範囲第（１）項記載の方法。
（５）スチレン−メタクリレートコポリマーがスチレン
−ｎ−ブチルメタクリレートであり、スチレン−ブタジ
エンコポリマーが約７５〜９５重量％スチレンと約５〜約２５重量％のブタジエン
からなる熱可塑性樹脂である特許請求の範囲第（４）項
記載の方法。
（６）顔料粒子がカーボンブラックである特許請求の範
囲第（１）項記載の方法。
（７）顔料粒子がマグネタイトである特許請求の範囲第
（１）項記載の方法。
（８）ワックス物質がポリエチレンまたはポリプロピレ
ンである特許請求の範囲第（１）項記載の方法。
（９）ワックス物質が約１重量％〜約１０重量％の量で
存在するポリエチレンまたはポリプロピレンである特許
請求の範囲第（１）項記載の方法。
（１０）トナー組成物中に、帯電促進添加剤をさらに含
ませる特許請求の範囲第（１）項記載の方法。
（１１）トナー組成物がさらにキャリヤー粒子を含む特
許請求の範囲第（１０）項記載の方法。
（１２）帯電促進添加剤がアルキル　ピリジニウムハラ
イド、有機スルホン酸塩化合物および有機硫酸塩化合物
からなる群から選ばれる特許請求の範囲第（１０）項記
載の方法。
（１３）アルキル　ピリジニウム化合物がセチル　ピリ
ジニウム　クロライドである特許請求の範囲第（１２）
項記載の方法。
（１４）有機硫酸塩がステアリル　ジメチル　フェネチ
ル　アンモニウム　パラ−トルエン　スルホネートであ
る特許請求の範囲第（１２）項記載の方法。