JPS63199428A - 光ドライエツチング装置及び方法 - Google Patents

光ドライエツチング装置及び方法

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JPS63199428A
JPS63199428A JP3295387A JP3295387A JPS63199428A JP S63199428 A JPS63199428 A JP S63199428A JP 3295387 A JP3295387 A JP 3295387A JP 3295387 A JP3295387 A JP 3295387A JP S63199428 A JPS63199428 A JP S63199428A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 〔従来の技術〕 従来、この種の光ドライエツチング装置及び方法として
は、エキシマレーザ光や水銀ランプ光なとの遠紫外光(
波長約3000人〜1000人)を光源とした装置・方
法が提案・開発されている。第6図に従来の光ドライエ
ツチング装置の構成を示す。この従来の光ドライエツチ
ング装置及び方法は、エキシマレーザや水銀ランプなど
の遠紫外光源/で発生した遠紫外光コを遠紫外光を透過
する石英ガラスやフッ化カルシウム等の材料かう成る窓
3を介してチェンバーμ内に導き、エツチングガス導入
ロタから塩素等のエツチングガスをチェンバー弘内に導
入して所定のエツチングガス圧力とし、エツチングガス
またはエツチングガスと基板支持台2に保持された被加
工基板7の表面を遠紫外光2′で励起して被加工基板7
をエツチングするものであった。
これらの従来の技術は、例えば、堀池、岡野。
間板「応用物理」第53巻第1/号(/りg≠)ppり
79、あるいは、ティー:7ジイ、アール。
カワバタ、エイチ、コミャ;アンドエイチ、シミズ、エ
クステンデドアブストラクト オブザ エイティーンス
 コンファレンスオン ソリッド・ステート デバイセ
ズアンドマテリアルズ(T、Fujii+ R,Kaw
abata+  H,Komiya and H。
51m1zu、 Extended Abstraet
s of the /J’−thConference
 on 5olid −8tate Devices 
and Materials)(/りf&)pp、20
/−20≠に記載されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
通常良く用いられるエツチングガスの光励起や光イオン
化の断面積は約/ OeV以上のホトンエネルギーをも
つ光(波長にしておおよそ1000^以下)に対して大
きくなワていることが知られている。第7図にその一例
としてエツチングガスとして良く知られている六フッ化
イオウ(SF6)  ガスと酸素(O2)ガスとの吸収
断面積のスペクトルデータ(’Photoabsorp
tion + Photoionization 、 
andPhotoelectron 5pectros
eopy ” J、 Berkowitz、 Acad
emicPress+ New York (/ 97
り))を示す。
この図から明らかなようにこれらのエツチングガスの吸
収断面積は波長1000^〜100λ 程度の真空紫外
光の範囲で大きく、これらの波長の光は良く吸収される
。そしてこれらの波長の光は、ホトンエネルギーにして
/ OeV以上なので、エツチングガス分子を励起・イ
オン化・分離させるエネルギーを充分に持っており、光
ドライエツチングに最も適した光であると考えられてい
た。
従来の遠紫外光を用いたドライエツチング法では、10
00λ以上の波長の光を光源としていたため、エツチン
グガスの吸収断面積が小さいばかりでなく、ホトンエネ
ルギーも小さいためにエツチングガスを励起させるのに
励起で消費するパワーよシもはるかに大きなパワーの光
を供給せねばならなかった。あるいは遠紫外光でも割合
に分解し易い塩素〔Qt2)ガスをエツチングガスに用
いる等の方法をとらねばならなかった。
真空紫外光が光ドライエツチング用の光源として適して
いると考えられていたにもがかわらず、適用することが
できなかった理由がいくつがある。
その一つは、真空紫外光がどのような物質に対しても吸
収され易いために真空中でしか存在できないことであり
、例えば第2図の従来の光ドライエツチング装置では遠
紫外光2の通路が大気であったシヘリウムガス中であっ
たりすることができないばかシでなく、窓3も使用する
ことができない。
窓3を極く薄<C0,2μm以下程度)することによっ
て真空紫外光を透過させることができるが、エツチング
を起こさせるに必要なパワー密度を持つ真空紫外光を透
過させようとするとこのような極く薄い窓は耐えること
ができずに破れてしまう。
この欠点は、光源が超高真空状態である電子シンクロト
ロン放射光発生装置を光ドライエツチングの真空紫外用
光源として用いることを困難ならしめていた。また、ガ
スで満たされた電極間を電気的に放電させて得られる放
電ガスプラズマから真空紫外光を得ることができるが、
この真空紫外光についても光源とエツチングガスを導入
するチェンバーとの仕切シに窓を用いることができず、
まだ、発生する真空紫外光のパワー密度が小さいために
光ドライエツチングへの利用は困難でありた。
真空紫外光のこのような物質に吸収され易い性質は、凹
面鏡等を用いて集光しそのパワー密度を大きくすること
をも困難ならしめている。
以上のような理由により真空紫外光を用いた光ドライエ
ツチングはその実現が困難であった。
〔問題点を解決するだめの手段〕
上記の問題点を解決するため本発明は電子シンクロトロ
ン放射光源と該電子シンクロトロン放射光源からの真空
紫外光を導く差圧排気部と該差圧排気部の先に接続され
、少なくともエツチングガス導入口及び被エツチング物
保持部とを有するチェンバーとを具備し、前記チェンバ
ー内に所定圧力のエツチングガスが導入された状態で前
記真空紫外光が前記真空紫外光源から直接前記チェンバ
ー内に導入されるようになされている光ドライエツチン
グ装置であって、前記電子シンクロトロン放射光源は電
子シンクロトロン放射光発生装置と集光装置とから成り
、集光された真空紫外光を供給する真空紫外光源を適用
し得る光ドライエツチング装置を提案するものである。
まだ、上記光ドライエツチング装置を用いた光トライエ
ツチング方法として、電子シンクロトロンから放射され
る真空紫外光を、差圧排気手段を通してエツチングチェ
ンバー内に導き、前記エツチングチェンバー内に供給さ
れたエツチングガスまたは前記エツチングガスと被エツ
チング物表面の両方を照射し、被エツチング物をエツチ
ングする光ドライエツチング方法であって、前記エツチ
ングガスには六フッ化イオウ(SF6)ガスまたはSF
6ガスと酸素(O2)ガスの混合ガスを、また、前記被
エツチング物にはシリコンまたは酸化シリコンを適用し
得る光ドライエツチング方法を提案するものである。
〔作用〕
上記の電子シンクロトロン放射光発生装置は、指向性が
鋭どくパワー密度の大きい真空紫外光を放射せしめる。
上記の集光装置は電子シンクロトロン放射光発生装置か
ら放射される放射光を集光しそのパワー密度を大きくす
る。また、上記の差圧排気部は超高真空状態で動作する
電子シンクロトロン放射光発生装置と低真空状態のエツ
チングチェンバーとを窓々して接続せしめる。さらに、
上記の電子シンクロトロンからの真空紫外光はエツチン
グガスを効率良く励起せしめ、他の励起光源とは異なる
エツチング特性を生じせしめる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明の光ドライエツチング装置の実施例を説
明するだめの基本的な構成を示す模式図である。第1図
において、Uで示した部分は電子シンクロトロン放射光
発生装置(電子蓄積リングの場合もある)を示し、IO
は電子軌道リング、//は偏向磁石を示す。電子軌道リ
ング10内でほぼ光速に等しい速度に加速された電子は
この偏向磁石//によってその軌道が曲げられ、曲線軌
道部から曲線の接線方向にシンクロトロン放射光/2を
放出する。このシンクロトロン放射光/2は鋭い指向性
を有しており、その強度の波長分布(スペクトル)は第
2図に示すような連続分布を有している。第2図のスペ
クトルは、電子の加速電圧が2夕OeVで曲線部の曲率
半径がgz乙mの電子シンクロトロン放射光発生装置か
ら放射される放射光のスペクトルであり、縦軸のフォト
ン数ンをカウントしたときの数である。この図から分か
るように、シンクロトロン放射光は波長の短かいX線か
ら紫外光よりも波長の長い光までを連続的に放射する。
同図にはレーザの発振限界も示したが、シンクロトロン
放射光にはレーザでは得られないしかもパワー密度の高
い真空紫外光が含まれている。本発明者らはこの真空紫
外光を用いた光ドライエツチングに初めて成功し、ここ
にその光ドライエツチング装置と方法を提案するもので
ある。なお、電子シンクロトロン放射光発生装置の詳細
については、単行本[)・ンドブック オン−l〇  
 − シンクロトロン ラジエーション /A、 /B」イー
イー、コック編ノース・ホーランド出版(/り♂3年)
(’ HANDBOOK ON 5YNOH囮T囮N 
RADIATION /A。
/ B ”  cd、 by B、 −E、 KOOH
,N0RTHHOLLAND PUB。
co、 (/?I3) )が詳しいので参照されたい。
偏向磁石//によって発生せられたシンクロトロン放射
光/2は、電子軌道リング10に連結された光取p出し
部/3から取り出され、速断バルブ/4’を介してミラ
ーチェンバー27中のトロイダルミラー2gに導かれ、
集光されて差圧排気部/夕及び/乙を介してチェンバ/
7内に導かれる。ここで、シンクロトロン放射光7.2
が導出される光取り出し部/3から差圧排気部/乙まで
の真空経路をビームラインと呼び、電子軌道リングに近
い方をビームラインの上流側、遠い方を下流側と呼ぶこ
とにする。電子軌道リングIO、ビームライン及びチェ
ンバー/7は−続きの空間でつながっている。
チェンバー77にはエツチングガス導入口/♂、基板支
持台/り、電極、20及び被加工基板2/が図示のよう
に配置されている。電極−〇に電圧を印加する電源22
はエツチングを増速させるものであるが、これは必ずし
も必要ではない。基板支持台/りの接地に関しても同様
である。エツチングガス導入口/ざからエツチングガス
を導入し、差圧排気部/夕、/1.を動作させてシンク
ロトロン放射光/2をチェンバー/7内に導入すれば被
加工基板2/をエツチングすることができる。
チェンバー/7内に導入されたエツチングガスは排気部
23及びビームライン下流の差圧排気部/j及び/lに
よって排気されるが、排気部23は必ずしも必要ではな
い。差圧排気部/!及び/乙に関しては、チェンバー7
7内でエツチングを行なうに必要な望ツチングガス圧力
が0. / Torr 程度のオーダーである一方、 
−−−1、−に保つ必要があるので、このような圧力差
を保てるだけの性能を有していなければならない。差圧
排気の性能を上げるにはガスが流れる経路の真空コンダ
クタンスを小さくし、排気能力を大きくすれば良い。た
だし、真空コンダクタンスを小さくするためにビームラ
インの径をしぼるとその分シンクロトロン放射光がしぼ
られるのでなるべく多くのシンクロトロン放射光がチェ
ンバー/7内に導入されるように差圧排気部を設計する
。この差圧排気部とチェンバー/7内の被加工基板2/
との位置関係については、その設計によっては真空紫外
光がエツチングガスによって吸収されて被加工基板2/
の近くに到達しなくなることもあり得るので注意を要す
る。
ビームライン上流に設けられている速断パルプフグは、
それよシも下流側のミラーチェンバー、27や差圧排気
部/夕などの真空度が許容範囲よシも悪化したときに閉
じるようになされているがこれは安全のために設けられ
ている。また、図示を省略してたが、差圧排気部/!、
及び/乙の部分にも電磁パルプが設けられておシ、下流
側の圧力が異常に高くなった時に閉じるようになされて
いるトロイダルミラー2とは、シンクロトロン放射光7
.2を集光してそのパワー密度を大きくするために設置
されておシ、シンクロトロン放射光/2がチェンバー1
7近傍で焦点を結ぶような曲率の曲面を持たせである。
シンクロトロン放射光/2は、このトロイダルミラー、
2fの曲面に平均の入射角にして≠度程度で斜めに入射
される。このような浅い角度で入射するのは真空紫外光
を充分にする働きも持ワている。光の各波長に対するミ
ラーの反射率は、ミラー表面の材質と入射角度に寄シ、
所望のカットオフ特性をもつミラーをこの部位に設置す
ることができる。トロイダルミラー2g及ヒミラーチエ
ンバー27は、シンクロトロン放射光/2のパワー密度
がエツチングを生じさせるのに充分大きければ設けなく
とも良い。
第1図に示した装置においては、被加工基板2/の主面
がシンクロトロン放射光7.2に平行に置かれる構造の
ものを示したが、第3図に示すようガシンクロトロン放
射光/2が被加工基板、2/の表面を照射するような構
造のものも第1図のものに変わって設置される場合もあ
る。第3図において第1図と同じ番号のものは同じもの
を示しているが、2グはその中心に穴の明いた電極、2
.3−は縦形の基板支持台、2乙は基板支持台、2J′
を上下に移動させるだめの移動機構である。
次に、上記の光ドライエツチング装置を用いて行なう本
発明の光ドライエツチング方法について実施例に基いて
詳細に説明する。
以下、本発明を成すに至った一実施例について述べる。
本実施例においては第3図に示した構造のエソチンクチ
ェンハーヲ用いシンクロトロン放射光/2が直接被加工
基板、2/を照射するようにした。エツチングガス導入
口/どよシ六フッ化イオウCSF6 )ガスをチェンバ
ー77内の圧力がθ、 / Torrに々るように導入
し、これに酸素(O2)ガスを混入した。このとき差圧
排気系/夕及び/2の動作によシミラーチェンバー、2
7よシも上流側は1O−9Torr台以上の真空度を保
つようにした。排気部、23はチェンバー内のエツチン
グガス圧力を上げるだめに停止した。また、電源、22
も停止し電極2グには電圧を印加しなかった。基板2/
には面方位C100)のn型単結晶シリコン(Si )
基板と、この基板を熱酸化して形成した酸化シリコン(
SiO□)膜がその表面に形成された基板を用いた。エ
ツチング実験は電子軌道リングIOの電子蓄積電流(リ
ング電流)が9090−2O0のときに行なった。また
、トロイダルミラー2gは表面が白金でコートされたも
のを用い、シンクロトロン放射光/2の入射角を約弘度
とした。
この場合、計算によれば約10^以下の波長のX線はカ
ットオフされている。
第≠図は8F6ガスと02ガスの混合ガスの02ガス濃
度((6)に対するSiとSiO□のエツチング速度(
A、 / min )  を示す実験結果である。リン
グ電流を100mkに規格化して示しだ。この図から、
シンクロトロン放射光を励起光源としてSiとSin、
、のエツチングが可能であること。この実験系では5I
02の方が81  よシもエツチング速度が大きいこと
。酸素ガス濃度を大きくして行くに従い5in2のエツ
チング速度は余9減少しないがslのエツチング速度は
急激に減少し、酸素ガス濃度が約g係でエツチングされ
なくなること等がわかる。
この実験系でのSiとsIO□のエツチング速度は、半
導体装置の製造工程で通常用いられている反応性イオン
エツチング(RIE) (平行平板電極の一方に被加工
基板を置き、エツチングガスを導入して平行平板電極間
で高周波放電させ、エツチングガスプラズマ中のイオン
成分を被加工基板に多量に衝突させることによって方向
性エツチングを行なうもの)での81とS L02のエ
ツチング速度の傾向と異なっている。すなわち、反応性
イオンエツチング(エツチングガスには通常四フッ化炭
素(OF、)又はOF、十〇□が用いられる)ではsl
とS i O2のエツチング速度比(Si / 5in
2)が30−70程度であるのに対して、本実験系では
エツチングのされ易さがSiとSiO2で逆になってお
9゜しかも、酸素濃度をg%以上とするとエツチング速
度比は無限大となシ、極めて高いエツチング選択比が得
られている。この違いは、高周波励起と光励起による違
いであると考えられる。第7図のエツチングガスの吸収
断面積のスペクトルからエツチングガスはシンクロトロ
ン放射光のうち真空紫外光(波長100λ〜1000λ
)を良く吸収することがわかるので、実際にも真空紫外
光によって励起されエツチングを生じせしめているもの
と考えられる。
次に、第5図に光照射部と非照射部のエツチング段差形
状を測定した結果を示す。このエツチング実験ではエツ
チングガスにはSF、ガスのみを用いた。第5図かられ
かるように、Sin、の方は段差が急峻で光照射部のみ
がエツチングされているのに対し、Slの方は段差がな
だらかで非照射部もエツチングされている。この傾向は
SF、ガスに02 ガスを添加しても同様であった。S
iO□の方が光照射部のみがエツチングされるのは表面
励起光化学反応が支配的であることを意味し、Slの方
が非照射部もエツチングされるのはエッチングガス分子
が気相中で励起されて生ずる活性種によってエツチング
が進行していることを示唆している。
このような性質を用いると、第1図に示した構造のエツ
チングチェンバーで上述の実験と同様な1実験を行なっ
た場合、被加工基板2/の表面にシンクロトロン放射光
を照射しないようにすれば、5in2をほとんどエツチ
ングせずに81のみをエツチングすることも可能である
。この場合にも高い選択比が得られることが第≠図と第
5図のデータから明らかであり、従って、基板配置をこ
のように変えることによってSlと5in)、のいずれ
か一方のみを高い選択比をもりてエツチングすることが
可能となる。
上記の実験ではチェンバー/7内の電極2弘に電圧を印
加しなかったが、これに負の直流電圧を印加するとエツ
チングが増速されることが観測された。これは、シンク
ロトロン放射光で励起されたエツチングガスのイオンが
電界によって被加工基板に集められるためと考えられる
。この方法はエツチング速度を上げるのに有効である。
このように、本発明の光ドライエツチング方法では従来
のドライエツチング法には見られないエツチング特性が
生じ、このようなエツチング特性は、半導体装置の製造
や将来の超薄膜デバイスの製造等に大いに貢献し得るも
のと考えられる。
上述の実施例ではエツチングガスにはSF、ガスと02
ガスを、被加工基板にはSlとS + 02を用いたが
、本発明がこれらの材料に限られることがないことは、
通常のドライエツチングの傾向から明らかである。すな
わち、他のエツチングガスと基板の組み合わせに対して
も、シンクロトロン放射光のパワー密度と差圧排気部の
性能とエツチングチェンバー内の被加工基板の配置、エ
ツチングガス圧力やそれらの混合比、さらには電極に印
加する電圧の大きさ等を適当に設定することによってエ
ツチングを生じせしめることが可能である。この場合、
本実施例で示したような従来のドライエツチングでは見
られないエツチング特性が得られるであろう。
〔発明の効果〕
本発明の光ドライエツチング装置は、電子、シンクロト
ロン放射光発生装置を光源に用いており、これを直接エ
ツチングチェンバー内に導入しているので、強力な真空
紫外光でエツチングガスを励起することができる。真空
紫外光はそのホトンエネルギーが分子を励起するのに必
要なエネルギーよシも太きいためあらゆる種類のエツチ
ングガスを励起することができる。従って、従来のエキ
シマレーザ光等を光源に用いた光ドライエツチングと比
較してエツチングガスと被加工基板の種類に対する適用
範囲を格段に広げることができる。また、従来のエツチ
ング技術では得られないエツチング特性が得られるので
、半導体装置の製造等に適用した場合に有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の特徴を最も良く表わしている光ドライ
エツチング装置の一実施例の基本的構成を示す模式図、
第2図は電子シンクロトロン放射光発生装置が放出する
放射光の強度スペクトルを示す図、第3図はエツチング
チェンバ一部の別の構成を示す図、第≠図及び第5図は
本発明の光ドライエツチング法を用いて得られる一実験
結果(エツチング特性)を表わす図、第2図は従来の光
ドライエツチング装置と方法を説明するための模式図、
第7図はエツチングガスの吸収スペクトルを示す図であ
る。 /・・・遠紫外光源、λ、2′・・・遠紫・外光、3・
・・窓、u、/、7・・・チェンバー、j+  /♂・
・・エツチングガス導入口、乙、/り、2j・・・基板
支持台、 7゜2/・・・被加工基板、IO・・・電子
軌道リング、//・・・偏光磁石、/2・・・シンクロ
トロン放射光、/3・・・光取り出、し部、/≠・・・
速断バルブ、is、it・・・差圧排気部、20,2≠
・・・電極、22・・・電源1.23・・・排気部1.
2t・・・移動機構、27・・・トロイダルミ7−1,
2.5’・・・ミラーチェンバー。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電子シンクロトロン放射光源と該電子シンクロト
    ロン放射光源からの真空紫外光を導く差圧排気部と該差
    圧排気部の先に接続され、少なくともエッチングガス導
    入口及び被エッチング物保持部とを有するチェンバーと
    を具備し、前記チェンバー内に所定圧力のエッチングガ
    スが導入された状態で前記真空紫外光が前記真空紫外光
    源から直接前記チェンバー内に導入されるようになされ
    ていることを特徴とする光ドライエッチング装置。
  2. (2)前記電子シンクロトロン放射光源は電子シンクロ
    トロン放射光発生装置と集光装置とから成り、集光され
    た真空紫外光を供給する真空紫外光源であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の光ドライエッチン
    グ装置。
  3. (3)電子シンクロトロンから放射される真空紫外光を
    、差圧排気手段を通してエッチングチェンバー内に導き
    、前記エッチングチェンバー内に供給されたエッチング
    ガスまたは前記エッチングガスと被エッチング物表面の
    両方を照射し、被エッチング物をエッチングすることを
    特徴とする光ドライエッチング方法。
  4. (4)前記エッチングガスは六フッ化イオウ(SF_6
    )ガスまたはSF_6ガスと酸素(O_2)ガスの混合
    ガスであり、前記被エッチング物はシリコン(Si)ま
    たは酸化シリコン(SiO_2)であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項に記載の光ドライエッチング方
    法。
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