JPS63198517A

JPS63198517A - 絶縁スペ−サ

Info

Publication number: JPS63198517A
Application number: JP2968287A
Authority: JP
Inventors: 雅文武井
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-02-13
Filing date: 1987-02-13
Publication date: 1988-08-17
Anticipated expiration: 2011-03-21
Also published as: JPH0828929B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は抵抗体を介して接地したシールドを備える絶縁
スペーサに関する。

（従来の技術）一般にガス絶縁開閉装置やガス絶縁母線においては、高
電圧導体を接地容器内に絶縁支持するために絶縁スペー
サが使用されている。

ここで、一般的な絶縁スペーサを第２図を用いて説明す
る。絶縁スペーサ１０はエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂
からなり中央部が突出した円板状の絶縁スペーサ本体１
１と、この絶縁スペーサ本体１１の中央部に埋込まれた
接続導体１２と、絶縁スペーサ本体１１の外周に配置し
た金属フランジ１３とを僅えている。

また、絶縁スペーサ本体１１の金属フランジ１３側には
、電界緩和用のリング状のシールド１４が埋込まれてい
る。

そして、絶縁スペーサ１０は夫々高電圧導体１を挿通し
た二つの接地容器２間に気密に挟持されている。また、
二つ接地容器２は夫々のフランジ間に金属フランジ１３
を挟持することにより電気的に接続されている。他方、
二つの高電圧導体１は夫々接続導体１２と嵌合し電気的
に接続されている。

これにより、高電圧導体１は接地容器２内に絶縁支持さ
れている。

さらに、従来のシールド１４は通常複数箇所で接地され
ている。そして、シールド１４は少なくとも一箇所で第
３図に示す構成で接地されている。即ち、シールド１４
には絶縁スペーサ本体ｌｌ内に埋込まれた金具１５の一
端が接続されている。この金具１５の他端は絶縁スペー
サ本体１１外に導出され、金属フランジ１３に着脱自在
に取付けた蓋１６に接続されている。これにより、シー
ルド１４は金具１５、蓋１６を介して金属フランジ１３
に接地されている。

また、シールド１４は少なくとも一箇所で第４図に示す
構成で接地されている。即ち、シールド１４には絶縁ス
ペーサ本体１１内に埋込まれた金具１７の一端が接続さ
れている。この金具１７の他端は絶縁スペーサ本体１１
外に導出され、先端に抵抗体１８を固着し金属フランジ
１３に着脱自在に取付けた！！１９に接続されている。

これにより、シールド１４は金具１７、抵抗体１８及び
蓋１９を介して金属フランジ１３に接地されている。

そして、シールド１４に誘起される電圧を測定する場合
、抵抗体１８を介して接地しない側の蓋１６を取外し、
代りに金具１５にコンデンサが接続され、このコンデン
サの端子電圧が測定器にて測定される。

しかしながら、シールド１４の電圧測定時に、高電圧導
体１にインパルスまたはサージ波が入った場合、シール
ド１４は高電位になるとともにこのシールド１４に接続
された金具１７も高電位となる。このため、高電位の金
具１７と零電位の蓋１９間に設けられた抵抗体１８に放
電が生じ、抵抗体１８は損傷する。

（発明が解決しようとする問題点）このように、従来の絶縁スペーサにおいては、サージ波
等により抵抗体が損傷する虞れがある。

本発明は上記問題点を除去するために成されたもので、
インパルスまたはサージ波が侵入した場合でも抵抗体が
損傷することのない信頼性の高い絶縁スペーサを提供す
ることを目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成するために、本発明においては。

抵抗体の絶縁スペーサ本体側に金属フランジとの間に微
少ギャップを形成する導体を接続している。

（作　　用）このように構成することにより、サージ波等の侵入によ
りシールドの電位が上昇しても、抵抗体の絶縁強度に達
すると、微少ギャップで放電が発生するので、抵抗体の
損傷が防止される。

（実　施　例）以下、本発明の一実施例を第１図を参照して説明する。

尚、従来の絶縁スペーサと相等部品について同一符号を
付して説明する。

シールド１４には、絶縁スペーサ本体１１内に埋込まれ
た金具２０の一端を接続する。この金属２０の他端ハ、
絶縁スペーサ本体１１と金属フランジ１３間に形成した
空間部に導出されている。そして、絶縁スペーサ本体１
１の外周面には、導出された金具２０を包囲する円筒状
の絶縁物２１を配置する。また、この絶縁物２１には導
体２２が支持されている。この導体２２は、絶縁物２１
の反絶縁スペーサ本体１１側に当接する円板状の基部２
２ａと、この基部２２ａの中央部に位置し絶縁物２１内
に嵌入されるとともに先端が金具２０に接続される突出
部２２ｂとから構成されている。そして、導体の基部２
２ａ側面は微少ギャップをもって金属フランジ１３より
離隔されている。

また、金属フランジ１３には絶縁物２１、導体２２を絶
縁収納し外部と絶縁スペーサ本体１１とを連通ずる孔１
３ａを密閉する着脱自在の蓋２３を取付ける。さらに導
体２２とｆｉ２３間には抵抗体２４を接続する。

これにより、シールド１４は金具２０、導体２２、抵抗
体２４及び蓋２３を介して金属フランジ１３に接地され
る。

尚、抵抗体を介して接地しない側の構成は第３図に示す
従来の絶縁スペーサと同様とする。

そして、シールド１４に誘起される電圧を測定する場合
、高電圧導体１にインパルスまたはサージ波が侵入する
ことがある。これにより、シールド１４は高電位になる
とともにこのシールド１４に接続された金具２０及び導
体２２も高電位となる。しかしながら、導体２２は金属
フランジ１３と微少ギャップをもって配置しているので
、抵抗体２４の絶縁強度以上になると、導体２２と金属
フランジ１３間で放電が発生する。

従って、抵抗体２４は損傷することがなく、信頼性の高
い絶縁スペーサを提供することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明においては抵抗体の絶縁ス
ペーサ本体側に金属フランジとの間に微少ギャップを形
成する導体を接続したので、抵抗体の絶縁強度以上の電
位上昇が生じても微少ギャップで放電させることができ
、抵抗体が損傷することがない信頼性の高い絶縁スペー
サを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す絶縁スペーサの部分断
面図、第２図は一般的な絶縁スペーサを示す部分断面図
、第３図は一般的な絶縁スペーサのシールドの直接接地
を示す部分断面図、第４図は従来の絶縁スペーサのシー
ルドの抵抗体接地を示す部分断面図である。１・・・高電圧導体、　　　２・・・接地容器、１０・
・・絶縁スペーサ、　　１１・・・絶縁スペーサ本体、
１２・・・接続導体、　　　　１３・・・金属フランジ
、　　　　　　′１３ａ・・・孔、　　　　　　　１４
・・・シールド。１５・・・金具、　　　　　　　１６・・・蓋、１７・
・・金具、　　　　　　１８・・・抵抗体。１９・・・蓋、　　　　　　　２０・・・金具、２１・
・・絶縁物、　　　　　２２・・・導体、２２ａ・・・
基部、　　　　　　２２ｂ・・・突出部、２３・・・蓋
、　　　　　　　２４・・・抵抗体。代理人　弁理士　則　近　憲　佑同　　三俣弘文第１図第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

絶縁スペーサ本体の外周に金属フランジを配置し、前記
絶縁スペーサ本体の前記金属フランジ側にシールドを埋
込むとともに、このシールドを抵抗体を介して前記金属
フランジに接地した絶縁スペーサにおいて、前記抵抗体
の前記絶縁スペーサ本体側には前記金属フランジとの間
に微少ギャップを形成する導体を接続したことを特徴と
する絶縁スペーサ。