JPS63197987A - 表示装置用電極板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、高密度多端子の表示パネルへのＩＣ実装をよ
り容易とした表示装置用電極板を提供するものである。

特にフリップチップ形状のｉＣチップ、フィルムキャリ
ヤーにインナーリードボンディングされたＩＣチップ、
フラットパッケージやリードレスキャリヤーに組み込ま
れた［Ｃチップ等を液晶ディスプレイの表示部外の端子
部に実装せしめるための表示装置用電極板に関する。

〈従来の技術〉 従来はプリント配線基板（以下ＰＣＢと呼ぶ）とよばれ
ろ銅貼り積層板の共通信号線に直接デュアルインライン
パッケージ（以下ＤＥＰと呼ぶ）やフラット　バンク　
パッケージ（以下ＦＰと呼ぶ）上の個別信号線を各々ノ
・ンダ付けしていた。さらに液晶ディスプレイ（以下Ｌ
ＣＤ）、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、プラ
ズマディスプレイ等の表示パネルとはフレキシブルプリ
ントサーキット（以下ＦＰＣ）を用いてヒートシールや
ハンダ付げにより個別信号線から共通信号線へ直接組付
けを行って表示パネルを作製していた。

〈発明が解決しようとする問題点〉 ＰＣＢは１〜２ｍｍ程度の厚みの板であり、また、ＤＩ
Ｐｊ？ＦＦＰも容積があるため表示パネルの薄型化には
限界があった。

フィルムキャリヤ方式のＩＣ実装はフリップチップ方式
より集積度が高く、かつ、ワイヤーボンディング方式よ
り自動化しやすいという長所をもっているが、多端子の
表示パネルへの実装に際しては共通信号線と個別信号線
を結ぶ配線に場所をとるため問題があり、特に隣接する
ＩＣとの共通信号線のとりあいは共通信号線全体の幅だ
け回路の配線をまたぐ長さのジャンパー線が必要で、こ
のジャンパー線の扱いがきわめて煩雑なものとなってい
た。

〈問題を解決するための手段〉 本発明は、共通信号線より側部へ個別信号線を引き出す
表示装置用電極板において、共通信号線上を個別信号線
が横断する部分を基板上に二層配線に構成したことを特
徴とする表示装置用電極板である。

本発明において、カラーの液晶表示を行うため電極板上
にカラーフィルターを形成する場合は二層配線部の絶縁
層をカラーフィルターの材料と同じもので形成すること
が簡便である。加えて１表示の信頼性を向上させるため
絶縁層の構成を、ピンホール等電気的欠陥の少ない有機
材料と、水分透過性の低い無機材料・との２層構成とし
ても良い。

共通信号線は電気伝導性の良い金属材料が適切であるが
、下地の接着層として基板との付着力のすぐれた金属酸
化物や金属クロムを施してのち、Ｃｕ。

Ａｌ、Ｎｉ等の金属を積層させることが好しい。

ワイヤーボンディングやはんだ付を行う場合にはさらに
Ａｕやはんだのめっきを施しても良い。

絶縁層は、フォトリングラフの手法でパターン形成でき
る感光性のあるフォトレジスト材料が適切であるが、エ
ポキシ、アルキッド、アクリル等の印刷可能な樹脂でス
クリーン印刷もしくはオフセット印刷しても良い。絶縁
層をカラーフィルターと同じ材料とする場合は、ゼラチ
ン、低分子量ゼラチン、グリユー、カゼイン、ポリビニ
ルアルコール等の水溶性樹脂や商品名ＪＤＳ、ＪＭＣ（
いずれも日本合成ゴム製）のようなアクリル系のレジス
トであっても良い。これらはカラーフィルターと同時に
絶縁層を形成できる長所がある。

しかしながら有機材料のみではその通水性や吸湿性のた
め信頼性が十分でない場合は、蒸着、スパッタリング、
イオンブレーティング等で無機材料による膜をさらに積
層しても良い。こうした無機材料には、５ｉ０２、Ｍｇ
Ｏ−Ａｌ２Ｏ５％ＭｙＦ、ＺｒＯ２、’ｌ’ａ２０ｓ等
があり、金属マスクを用いたマスキングや、印刷やフォ
トレジストによるリフトオフの手法でパタニングするこ
とができる。

個別信号線は、ＩＴＯと呼ばれるＩｎ２Ｏ５ＳｎＯ２系
のもの、５ｎ０２に酸化アンチモンを添加したもの、Ｚ
ｎＯＫ　Ａ、ｌｊ　２０　ｓを添加したもの等可視域で
透過率が高く、導電性の良い材料で形成すれば良い。

これらの材料による個別信号線はスパッタリングやイオ
ンブレーティングで膜付けし、フォトリソグラフの手法
でパタニングできる。

〈作用〉 共通信号線と個別信号線との結線を、個別信号線接続時
に結線すべき共通信号線を飛び越える配線を行なわなく
とも、既に二層配線をして引き出されている本発明の基
板の個別信号線と駆動側の個別信号線を結線するだけで
容易に間違いなく結線を行なう事が出来る。

〈発明の詳細な 説明を実施例とともに詳細に説明する。

第１図は本発明の表示装置用電極板を用いた液晶ディス
プレイを模式的に示したものである。

基板ｉｌｌ上に、シフトレジスタのクロックパルス入出
力線・交流同期のための信号入力線・液晶駆動用のバイ
アス電源線等の各々ドライバーＩＣｔ５１に共通な共通
信号線（１１１〜（１８１と、絶縁層（８）と、絶縁層
（８）上の個別信号線（６）がそれぞれ形成しである。

共通信号線（１１１〜（１８１は各々個別信号線（６）
とはナナメになっている絶縁層（８）の縁の接点（７）
でコンタクトしている。共通信号線引）〜（１８１はク
ロム１０００Ａ。

ニッケル３０００Ａ、金５０ＯＡの金属薄膜層で形成し
た。絶縁層（８）は１，５μｍゼラチン膜の上に二酸化
硅素を２００ＯＡ積層した２層構成である。個別信号線
は２００ＯＡの厚みで積層しである。

なお、この様な実施例はドライバーＩＣ（５１はポリイ
ミドのフィルムキャリヤ（４）にインナーボンディング
され、フィルムキャリヤーのアウターリード（９）、（
１０）は基板とはんだ付けする事が出来るはんだ付けの
基板表面には上記共通信号線と同じ構成の金属薄膜層が
形成されている。

以上の実施例において、各々配線、信号線上にシリコン
樹脂等の保護層を形成しても良い。また。

第１図ではフィルムキャリヤーからのアウターリードは
上下２方向で示したが、上下左右の４方向に出しても良
（、また、リード本数については制限するものでない。

〈発明の効果〉 本発明は、共通信号線と交わる個別信号線を予め基板上
で２層配線せしめたため、各々共通信号線のジャンパー
線をワイヤーポンディング等で形成させる必要がない。

カラーフィルターを形成すると同時に絶縁層をパタニン
グできるため、製造プロセス上のメリットが高い。ポリ
イミド等のフィルムキャリヤの面積を最小限にでき、か
つドライバーやコントローラー等のＩＣチップモ容易に
ガラス等の透明な基板に直付でき、小型、薄型のディス
プレイを提供できた。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の表示装置用電極を用いた液晶ディス
プレイの一部を模式的に示した部分平面図である。 （１）・・・基板 （２）・・・対向電極板 （６）・・・個別信号線 （４）・・・フィルムキャリヤ （３）・・・ドライバーｌＣ ｕ１１〜ａ＆・・・共通信号線

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）共通信号線より側部へ個別信号線を引き出す表示装
   置用電極板において、共通信号線上を個別信号線が横断
   する部分を基板上に二層配線で構成している事を特徴と
   する表示装置用電極板。 ２）共通信号線と個別信号線の間の絶縁層がカラーフィ
   ルターを構成する材質と同一である事を特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の表示装置用電極板。 ３）前記絶縁層が有機材料と無機材料の二層構成である
   事を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の表示装置用
   電極板。