JPS63197691A - カラー転写用感熱転写記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

カラー転写用感熱転写記録媒体およびその製造方法

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JPS63197691A
JPS63197691A JP62025488A JP2548887A JPS63197691A JP S63197691 A JPS63197691 A JP S63197691A JP 62025488 A JP62025488 A JP 62025488A JP 2548887 A JP2548887 A JP 2548887A JP S63197691 A JPS63197691 A JP S63197691A
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Kunihiro Koshizuka
国博 腰塚
Takao Abe
隆夫 阿部
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Konica Minolta Inc
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    • B41M5/38207Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by aspects not provided for in groups B41M5/385 - B41M5/395
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカラー転写用の感熱転写記録媒体およびその製
造方法に関する。さらに詳しくは1本発明は、紙表面の
平滑性が低い被転写媒体についても良質な印字を形成さ
せることのできるカラー転写用の感熱転写記録媒体およ
びその製造方法に関する。
[発明の背景] 感熱転写方法でカラー転写を行なう場合に、用いる感熱
転写記録媒体としては、支持体上に、用いる被転写媒体
の転写方向の長さに対応した長さに赤色、黄色および青
色の着色剤が配列された着色剤部を繰り返し単位とする
インク層か塗設されたものが使用されている。そして、
このようなカラー転写用の感熱転写記録媒体においては
、インク層が支持体上に直接積層された一層構成を採る
のが一般的である。
しかしながら、この感熱転写記録媒体には、被転写媒体
の表面平滑度により印字品質が左右されるという問題が
ある。即ち、表面平滑度の高い被転写媒体には品質の高
い印字が可能であるが、平滑性の低い被転写媒体を用い
た場合には著しく印字品質が低下する。
この問題点は、最も典型的な被転写媒体であり、かつ広
範に使用されている紙を使用する場合に、特に障害とな
る。即ち、表面平滑度の高い紙はむしろ特殊であり、通
常の紙は繊維の絡み合いにより、その表面にかなりの凹
凸を有している。
たとえば、ベック平滑度がlO秒程度であるラフベーパ
ーにおいては、凸部頂上から凹部最深部迄が10pm以
上ある部分が数多く存在している。このようなラフベー
パーに熱転写による印字を行うと、印字濃度が低かつた
り、印字の、一部が欠けたりして印字品質が著しく低下
する。
一方、感熱転写記録媒体の膜強度の向上や熱転写性能の
向上を目的として1着色剤を含む層と支持体の間に接着
層や剥離層と呼ばれる層を介在させる技術が既に知られ
ている。
例えば、特公昭60−18:1192号公報には、第一
インク層、第二インク層および第三インク層の三層構成
の感熱転写記録媒体であって、第二インク層の溶融粘度
および凝集力が他の層よりも大であるものがラフベーパ
ーに、対して良好な転写性能を有する旨記載されている
。そして、この公報中には1着色剤をブロック状に塗分
けてカラー転写用の感熱転写記録媒体とすることができ
ることが示されている。
一般に、こうした感熱転写記録媒体は、通常。
各層の形成成分が溶融するまで加熱してこれを塗布する
方法、あるいは、有機溶媒に溶解もしくは分散した塗布
液を塗布する方法によって製造される。
しかしながら1本発明者の検討によると、こうした方法
により製造した感熱転写記録媒体は、色重ねを行なう際
に、既に転写されている部分の着色剤が、この部分の熱
溶融性物質などが一部溶融状態になることにより新たに
転写された着色部分に混入する。こうした場合には、転
写部分に色にごりが発生するとの問題がある。
なお、感熱転写記録媒体の製造に際して、塗工法の選択
は、単なる工程上の問題によるとの考え方が主流を占め
、塗工法と得られる感熱転写記録媒体との相関関係につ
いてはほとんど検討がなされていないのが現状である。
[発明の目的] 本発明は、前記問題点を解消するためになされたもので
あって、本発明の第一の目的は1表面平滑性の低い被転
写媒体に対して高いカラー印字品質で転写可能な感熱転
写記録媒体を提供することである。
本発明の第二の目的は、色にごりのない感熱転写記録媒
体を提供することである。
本発明の第三の目的は、表面平滑性の低い被転写媒体に
対して高いカラー印字品質で転写可能な感熱転写記録媒
体を容易に製造することができる方法を提供することで
ある。
[前記目的を達成するための手段] 本発明は、前記目的を達成するための第一の発明の構成
は、長尺状の支持体と、該支持体上に積層された。該支
持体の長さ方向に黄色着色剤、赤色着色剤および青色着
色剤が順次配列されてなる着色剤部を繰り返し単位とす
る少なくとも一層の剥離性着色剤層と、該剥離性着色剤
層上に積層された実質的に無色の熱軟化性層とを含むこ
とを特徴とするカラー転写用感熱転写記録媒体である。
第二の発明の構成は、長尺状の支持体上に、少なくとも
一層の、黄色着色剤、赤色着色剤および青色着色剤をそ
れぞれ独立に含有する三種の剥離性着色剤層形成成分を
感熱転写記録予定長さに対応させてホットメルト塗工法
により該支持体の長さ方向に順次塗布して剥離性着色剤
層を形成した後、該剥離性着色剤層上に、実質的に無色
の熱軟化性層形成成分の水性エマルジョンを塗布するこ
とを特徴とするカラー転写用感熱転写記録媒体の製造方
法である。
以下、本発明をより具体的に説明する。
第1図に本発明のカラー転写用感熱転写記録媒体の長さ
方向の断面図の例を示す。
第1図に示すように、本発明のカラー転写用感熱転写記
録媒は、概略、長尺状の支持体1と、この支持体l上に
積層された剥離性着色剤層2と、この剥離性着色剤層2
上に積層された熱軟化性層3とを含む構成を有している
剥離性着色剤層2は、長尺状の支持体lの長さ方向に黄
色着色剤Y、赤色着色剤Rおよび青色着色剤Bが順次配
列されてなる着色剤部を繰り返し単位として塗設されて
いる。
一支持体一 本発明のカラー転写用感熱転写記録媒体に用いられる長
尺状の支持体は、良好な耐熱強度を有し、寸法安定性お
よび表面平滑性の高いことが望ましい。
その材料としては1例えば、普通紙、コンデンサー紙、
ラミネート紙およびコート紙等の紙類。
ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチ
レン、ポリプロピレンおよびポリイミド等の樹脂フィル
ム類2紙と樹脂フィルムとの複合体ならびにアルミ箔等
の金属シート等がいずれも好適に使用される。
支持体の厚さは、良好な熱伝導性を得る上で。
通常の場合、60ILm以下であり、特に1.5〜15
#Lmであること好ましい。
なおまた、本発明の略熱転写記録媒体は、その支持体裏
面側の構成は任意であり、スティッキング防止層等のバ
ッキング層を設けてもよい。
−剥離性着色剤層− 次いで、前記支持体上に剥離性着色剤層を積層する。
剥離性着色剤層は、着色剤、熱溶融性物質と熱可塑性樹
脂とを含有し、このうちの熱溶融性物質の有する属性が
支配的になっている層であって、主に、熱軟化性層と支
持体との接着性および剥離性を調節する役割を果たす層
である。
この層の10口℃における粘度は、通常は、500cp
s以下であり、特に2〜200cp!lの範囲内にある
ことが好ましい。
500cpSより高いと、この剥離性着色剤層の膜付き
性が低下することかある。
この剥離性着色剤層の層厚は、通常は、0.5〜5IL
mの範囲内(好ましくは1.0〜3.0 JLIIIの
範囲内)にある。
この剥離性・着色剤層の特性は、主に熱溶融性物質によ
り付与される。そこで、熱溶融性物質の含有率は、通常
は、この層に含まれる熱溶融性物質と熱可塑性樹脂との
合計重量に対して、50重量%以上とする。特に、50
〜97重量%の範囲内(さらに好ましくは、60〜95
重量%の範囲内)に設定することか好ましい、50重量
%より少ないと剥離性か低下することがあり、ラフベー
パーなどに対する転写性能か低下することがある。
本発明で用いる熱溶融性物質は、柳本旧P−2型を用い
て測定した融点が、通常は、40〜150℃の範囲内に
ある固体または半固体状物質である。
熱溶融性物質の具体例としては、カルナバロウ、木ロウ
、オウリキュリーロウおよびニスパルロウ等の植物ロウ
; 蜜ロウ、昆虫ロウ、セラックロウおよび鯨ロウ等の動物
ロウ: パラフィンワックス、マイクロクリスタルワックス、ポ
リエチレンワックス、エステルワックスおよび酸ワツク
ス等の石油ロウ:ならびに。
モンタンロウ、オシケライトおよびセレシン等の鉱物ロ
ウ等のワックス類を挙げることができ、さらにこれらの
ワックス類などの他に、バルミチン酸、ステアリン酸、
マルガリン酸およびベヘン酸等の高級脂肪酸: パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニ
ルアルコール、マルガニルアルコール、ミリシルアルコ
ールおよびエイコサノール等の高級アルコール: バルミチン酸セチル、バルミチン酸ミリシル、ステアリ
ン酸セチルおよびステアリン酸ミリシル等の高級脂肪酸
エステル: アセトアミト、プロピオン酸アミド、バルミチン酸アミ
ド、ステアリン酸アミドおよびアミドワックス等のアミ
ド類;ならびに。
ステアリルアミン、ベヘニルアミンおよびバルミチルア
ミン等の高級アミン類が挙げられ、これらは単独で用い
てもよいし併用してもよい。
本発明においては、上記の熱溶融性物質のなかでも上記
方法により測定した融点が50〜100℃の範囲内にあ
るワックスを用いることが好ましい。
熱可塑性樹脂の例としては、エチレン系共重合体、ポリ
アミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、セルロース系樹脂、ロジン系樹脂、アイオノ
マー樹脂および石油系樹脂等の樹脂類。
天然ゴム、スチレンブタジェンゴム、イソプレンゴムお
よびクロロブレンゴムなどのエラストマー類、 エステルガム、ロジンマレイン酸樹脂、ロジンフェノー
ル樹脂および水添ロジン等、のロジン誘導体、ならびに
、 フェノール樹脂、テルペン樹脂、シクロペンタジェン樹
脂および芳香族系炭化水素樹脂等の軟化点50〜150
℃の高分子化合物などを挙げることができる。
この中でも好ましい熱可塑性樹脂としては、アクリル系
樹脂か挙げられる。
アクリル系樹脂は、たとえば、アクリル酸およびメタク
リル酸等の一塩基性カルボン酸あるいはそのエステルと
、これらと共重合し得る少なくとも一種のモノマーとを
乳化重合させることにより得られる。この際に使用する
カルボン酸モノマーとしては、(メタ)アクリル酸メチ
ルエステル、(メタ)アクリル酸エチルエステル、(メ
タ)アクリル酸イソプロピルエステル、(メタ)アクリ
ル酸ブチルエステル、(メタ)アクリル酸イソブチルエ
ステル、(メタ)アクリル酸アミルエステル、(メタ)
アクリル酸ヘキシルエステル、(メタ)アクリル酸オク
チルエステル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシ
ルエステル、(メタ)アクリル酸デシルエステル、(メ
タ)アクリル酸ドデシルエステル、(メタ)アクリル酸
ヒドロキシエチルエステルおよび(メタ)アクリル酸ヒ
ドロキシエチルエステル等が挙げられる。また共重合し
得る千ツマ−としては、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化
ビニリデン、無水マレイン酸、無水フマル酸、スチレン
、2−メチルスチレン、クロルスチレン、アクリロニト
リル、ビニルトルエン、N−メチロールアクリルアミド
、N−メチロールメタクリルアミド、N−ブトキシメチ
ルアクリルアミド、N−ブトキシメタクリルアミド、ビ
ニルピリジンおよびN−ビニルピロリドン等が挙げられ
、これらの一種あるいは二種以上より選ばれる。
また、##可塑性樹脂として、ジエン系コポリマーも好
適に使用できる。具体的には、ブタジェン、イソプレン
、イソブチレンおよびクロロブレン等のジエン糸上ツマ
−と、上記共重合し得る七ツマ−との乳化重合物を挙げ
ることができ、この乳化重合物の具体的な例としては、
ブタジェン−スチレン重合物、ブタジェン−スチレン−
ビニルとリジン重合物、ブタジェン−アクリロニトリル
重合物、クロロブレン−スチレン重合物およびクロロブ
レン−アクリロニトリル重合物等がある。
さらに、好ましいポリマーとしては、エチレン共重合体
を挙げることができる。例えば、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸イソブチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−
塩化ビニル共重合体およびエチレン−アクリル酸金属塩
共重合体等である。
本発明のカラー転写用感熱転写記録媒体において使用す
る着色剤は、黄色着色剤、赤色着色剤および青色着色剤
である。そして、通常は、黄色着色剤を含有する剥離性
着色剤層形成成分と、赤色着色剤を含有する剥離性着色
剤層形tr&分と、青色着色剤を含有する剥離性着色剤
層形1*分とを感熱転写予定長さくたとえば転写する用
紙の長さ)に繰り返し塗布する。なお、黄色着色剤、赤
色着色剤および青色着色剤の配列順序には、特に限定は
ない。
そして、本発明の感熱転写記録媒体においては、実質的
に着色剤の全量がこの熱軟化性層に含まれている。
本発明で使用する三色の着色剤としては、無機顔料、有
機顔料および有機染料などを使用することができる。
前記赤色着色剤としては、たとえば、ローダミンレーキ
B、不溶性アゾ系赤色顔料(ナフトール系)(例、ブリ
リアントカーメルBS、レイクカーメルFB、レイクレ
ッド4R、ファーストレッドFGR。
レイクボルト5B、トルイジンマーロン)、不溶性アゾ
系赤色顔料(アニライド系)(例、ピラゾールレット)
および溶性アゾ系赤色顔料(例、レイクオレンジ、ブリ
リアントカーヌル3B、ブリリアントカーメル6B、ブ
リリアントスカーレットG、レイクレッドC、レイクレ
ットD、レイクレットR、ワ・ンチンクレッド、レイク
ボルト10B、ボンマーロンし、ボンマーロンM)を挙
げることができる。
黄色顔料としては、たとえば、バンザイエローA、不溶
性アゾ系赤色顔料(アニライド系)(例、ファーストイ
エローG、ファーストイエロー10G、ジアゾオレンジ
)および染色レーキ系黄色顔料(例、イエローレイク)
を挙げることができる。
青色顔料としては、たとえば、フタロシアニン系青色顔
料(例、フタロシアニンブルー、ファーストスカイブル
ー)染色レーキ系青色顔料(例、バイオレットレイク、
ブルーレイク)、建築系(バット系)青色顔料(例、フ
ァーストブルーレイク)およびその他の顔料(例、アル
カリブルー)を挙げることができる。
なお、本発明においては、白色着色剤(例、二酸化チタ
ン、酸化亜鉛)および黒色着色剤(例、カーボンブラッ
ク)などを各着色剤部の色調を損なわない範囲内で添加
してもよく、さらにこれらが別途白色着色剤部あるいは
黒色着色剤部を形成していてもよい。
着色剤の含有率は、剥離性着色剤層の重量に対して通常
は、5へ35重量%であるのが好ましい。
剥離性着色剤層は少なくとも一層設けられていることが
必要であり、本発明においては、たとえば熱溶融性物質
と熱可塑性樹脂との配合比率の異なる剥離性着色剤層を
精層するなど二層以上の剥離性着色剤層を積層すること
もできる。
剥離性着色剤層は、前記の成分の外に、剥離性を調箇す
るため界面活性剤を含むものであってもよい。本発明で
用いる代表的な界面活性剤の例としては、ポリオキシエ
チレン鎖含有化合物を挙げることができる。
さらに、無機あるいは有機微粒子(金属粉、シリカゲル
など)あるいは、オイル類(アマニ油鉱油など)を添加
することもできる。
剥離性着色剤層は、水性塗工法、有機溶媒を用いた塗工
法などを採用して塗設することができるか、本発明にお
いては、通常は、ホットメルト塗布法を採用して塗設す
る。
ホットメルト塗布法は、熱溶融性物質および着色剤、さ
らに、所望により加えられる熱可塑性樹脂などとを混合
し、この混合物を加熱し熱溶融性物質などを溶融状態に
して支持体上に塗布する方法である。ホットメルト塗布
法を採用する場合、加熱温度は、少なくとも熱溶融性物
質が溶融状態になればよく、通常は、150℃以下であ
る。この場合、溶融成分の塗布は、ワイヤーバーを用い
た塗布方法など公知の方法を採用して行なうことができ
る。
一熱軟化性層一 こうして剥離性着色剤層を塗設した後、この剥離性着色
剤層の上に少なくとも一層の熱軟化性層が塗設される。
熱軟化性層は、前述の熱可塑性樹脂および熱溶融性物質
を含み、このうち熱可塑性樹脂の有する属性が支配的に
なる層である。従って、この層における熱可塑性樹脂の
含有率は、この層における熱可塑性樹脂と熱溶融性物質
との合計量に対して、通常は50〜90重量%の範囲内
にあり、さらに60〜90重量%の範囲内とすることが
好ましい。
さらに、この熱軟化性層は、100°Cに加熱した際の
粘度が、400〜8000cpsの範囲にあることが好
ましい。
また、この熱軟化性層の膜厚は、通常、0.6〜5.0
gmであり、特に1.0〜4.0g、mであるのが好ま
しい。
この熱軟化性層は、熱溶融性物質と熱可塑性樹脂とを含
む水性エマルジョンを調製し、この水性エマルジョンを
用いて水性塗工する方法により塗設することが好ましい
水性塗工に直接使用する水性エマルジョンは。
前記の熱可塑性樹脂の水性エマルジョンおよび熱溶融性
物質の水性エマルジョンなどを混合し、さらにこれに所
望により他の成分を分散させたものを用いることが好ま
しい。
なお、8可塑性樹脂あるいは熱溶融性物質の水性エマル
ジョンは、市販されているものであってもよい。
これらの水性エマルジョンは、前記の熱溶融性物質ある
いは熱可塑性樹脂を乳化剤を含有する系で、転相法、高
圧乳化法および超音波分散法等の公知の方法を利用して
水中に乳化させることにより調製することがてきる。乳
化剤としては、ノニオン系、アニオン系、カチオン系お
よび両性イオン系のいずれの乳化剤であっても使用でき
る。
さらに、この水性エマルジョンは、前記乳化剤の外にフ
ッ素系界面活性剤を含有させるのが良い、フッ素系界面
活性剤の含有により、ブロッキング性が向上する。
このフッ素系界面活性剤の添加量は熱軟化性層の全固形
分に対し、 O,OS〜3%が好ましく、特に、0.1
〜2%が好ましい。
さらに、水性エマルジョンは、その粘度を調整するため
の成分として、たとえばポリアクリル酸ナトリウムのよ
うな増粘剤を含むものであってもよいし、コロイダルシ
リカの如き表面すべり性を向上させる物質を含有してい
てもよい。また、水性エマルジョンには、水溶性ポリマ
ーを添加して用いてもよい。
熱軟化性層の塗設に用いる水性エマルジョン中の層形J
&酸成分合計の含有率は、通常は、5〜50重量%の範
囲内に設定される。
水性エマルジョンは、ワイヤーバーを用いた塗布方法、
グラビアコート法、キスコート法およびカレンダーコー
ト法などの公知の方法を採用して塗布することができる
塗布された水性エマルジョンは、水が除去されることに
より、エマルジョンを構成する粒子(熱軟化性層形成成
分粒子)が、そのまま、もしくはこれと類似する形態(
たとえば、押しつぶされた球状)で熱軟化性層を構成し
、それぞれの粒子は、隣接する粒子と接する点もしくは
面て相互に接着している。したがって、感熱転写の際に
は、これらの球状あるいはこれに類似する形態の粒子が
、ある程度独立して作用し、良好な印字品質を与える。
また、熱軟化性層を水系塗布することにより塗布の段階
で剥離性色材層と熱軟化性層とが混合されることがなく
両者は非連続層を形成して区画がはっきりしている。
さらに、この層は、実質的に着色剤を含有していないの
で、重転写により色重ねを行なう際に、着色剤は、常に
この層を介して積層されることとなる。したがって、転
写された着色剤が混合されることが少ない。
なお、熱軟化性層は、実質的に無色であり、一層塗設さ
れているのであるが、さらに二層以上積層することも、
できる。
−その他一 本発明の感熱転写記録媒体は、前述のようにしした支持
体上に、剥離性着色剤層および熱軟化性層が積層されて
いればよいか、さらに、この熱軟化性層上に、オーバー
コート層を積層することもできる。
こうして各層を塗設した後、所望により乾燥工程、表面
平滑化処理工程などを経て所望の形状に裁断されて本発
明の感熱転写記録媒体となる。
このようにして得られる感熱転写記録媒体の平面形状に
ついては特に限定が無く、一般にタイプライタ−リボン
状あるいはラインプリンター等に用いられる広幅のテー
プ状などの形J!で使用される。
この感熱転写記録媒体を用いるkA熱転写方法は1通常
の感熱転写記録方法と異なるものではないか、熱源とし
て最も典型的な熱ヘッドを使用する場合を例にして説明
する。
まず、感熱転写記録媒体の熱軟化性層と記録媒体たとえ
ば転写紙とを密着させ、必要に応じてさらに転写紙の背
面からプラテンによって熱パルスを与えながら、熱ヘッ
ドによって熱パルスを与えて、所望の印字ないし転写パ
ターンに対応させて剥離性着色剤層および熱軟化性層を
局部的に加熱する。剥離性着色剤層および熱軟化性層の
被加熱部は、その温度が上昇し、剥離性着色剤層および
熱軟化性層が速やかに軟化し、被転写媒体上に転写され
る。そして、黄色、赤色および青色を重ねて転写するこ
とにより、所望のカラー転写ができる。
[発明の効果] 本発明の感熱転写記録媒体は、支持体上に少なくとも一
層の剥離性着色剤層と、この上に少くとも一層の熱軟化
性層が積層されており、熱軟化性層を水性塗工すること
により表面平滑性の高い転写紙は勿論のこと1表面平滑
性の低い転写紙にも、高い品質でカラー転写を行うこと
ができる。
そして、本発明のカラー転写用感熱転写記録媒体を用い
て色重ねをする場合には、軟化もしくは溶融状態になっ
て重ね合わされる部分に含まれる着色剤と、すでに転写
された部分に含まれる着色剤とが混合することがなく、
シたがって1色にごりの発生が少ない。
さらに、こうした優れた特性を有する感熱転写記録媒体
を本発明の製造方法を採用することにより容易に製造す
ることができる。また、本発明の製造方法は、実質的に
有機溶媒を使用しな%、sので、有機溶媒により作業環
境を汚染することもない。
[実施例] 以下1本発明の実施例を挙げるが、本発明カイこれによ
り限定されることはない、なお、以下に用いる「部」と
は「重量部」を示す。
(実施例1) 厚さ3.5kmのポリエチレンテレフタレートフィルム
上に着色剤が異なる下記の三種類の剥離性着色剤層塗布
組成物を膜厚2.5#Lmになるように、それぞれの着
色剤を含む組成物をJIS規格A4の紙の横幅に相当す
る長さにホットメルト塗布し1本発明の感熱転写記録媒
体の剥離性着色剤層を形成した。
−。
パラフィンワックス(融点70℃)・・・80部エステ
ルワックス・・・・・・・・・・15部エチレン−酢酸
ビニル共重合体・・・・ 5部着色剤・・・・・・・・
・・・・・・・20部なお、黄色着色剤としてハンザイ
エローA(熱軟化性層塗布液組成l)、赤系着色剤とし
てローダミンレーキB(熱軟化性層塗布液組成■)、青
色着色剤としてフタロシアニンブルー(熱軟化性層塗布
液組成■)を用いて三種の塗布組成物を調製した。
次に、下記に示す熱軟化性層塗布液組成物をワイヤーバ
ーな用いて膜厚1.5 p、mになるように剥離性着色
剤層の上に塗布して、カラー転写用感熱転写記録媒体を
製造した。
□ I パラフィンワックス水系エマルジョン・・20部エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体水系 エマルジョン・・・・・・・・・・・・・20部アクリ
ル系樹脂水系エマルジョン・・・・40部ロジン系樹脂
水系エマルジョン・・・・・20部(上記、エマルジョ
ンにおける「〜部」との表示はエマルジョン中の有効成
分の換算gIQ部である。) なお、上記組成物を層形成成分の含有率が27重量%に
なるように調整し、次いで組成物全体重量の1重量%の
イソプロパツールを添加した。
得られたカラー転写用感熱転写記録媒体をサーマルプリ
ンター(24F?)ニジリアルヘット、プラテン圧::
150gハ?F、印加エネルギー:35sJPヴド、プ
ラテンゴム硬度: 70” )を用いて、20cpsの
印字速度でラフベーパー(スピカボンド紙、べ・ンク平
滑度lO秒)に記録(印字)シ、印字品質を評価した。
印字部分を目視観察して印字品質を判定した。
その結果、非常に鮮明なアルファべ・ントを再現され、
ボイドの発生は認められなかった。また各色の組み合わ
せによる印字を行なったところ、良好に重ね印字を行な
うことができ、色彩も良好であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の感熱転写記録媒体の長さ方向におけ
る断面図である。 l:長尺状の支持体、2:剥離性着色剤層、3:熱軟化
性層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長尺状の支持体と、該支持体上に積層された、該
    支持体の長さ方向に黄色着色剤、赤色着色剤および青色
    着色剤が順次配列されてなる着色剤部を繰り返し単位と
    する少なくとも一層の剥離性着色剤層と、該剥離性着色
    剤層上に積層された実質的に無色の熱軟化性層とを含む
    ことを特徴とするカラー転写用感熱転写記録媒体。
  2. (2)長尺状の支持体上に、少なくとも一層の、黄色着
    色剤、赤色着色剤および青色着色剤をそれぞれ独立に含
    有する三種の剥離性着色剤層形成成分を感熱転写記録予
    定長さに対応させてホットメルト塗工法により該支持体
    の長さ方向に順次塗布して剥離性着色剤層を形成した後
    、該剥離性着色剤層上に、実質的に無色の熱軟化性層形
    成成分の水性エマルジョンを塗布することを特徴とする
    カラー転写用感熱転写記録媒体の製造方法。
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