JPS63195806A - マルチpcm磁気記録再生装置における消去装置 - Google Patents

マルチpcm磁気記録再生装置における消去装置

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JPS63195806A
JPS63195806A JP2625887A JP2625887A JPS63195806A JP S63195806 A JPS63195806 A JP S63195806A JP 2625887 A JP2625887 A JP 2625887A JP 2625887 A JP2625887 A JP 2625887A JP S63195806 A JPS63195806 A JP S63195806A
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erasing
signal
head
rotary
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JP2625887A
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Koji Fujita
浩司 藤田
Shigeyuki Ito
滋行 伊藤
Kouji Shikaniwa
耕治 鹿庭
Yoshizumi Wataya
綿谷 由純
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気テープの順逆両走行方向において記録・
再生が可能なマルチPCM磁気記録再生装置における消
去装置に関するものである。
〔従来の技術〕
最近のヘリカルスキャン方式VTRでは、音声信号の高
品位化をはかる傾向にある。その具体的手段の1つとし
ては、音声信号をディジタル信号に変換(以下、PCM
音声信号という)し、1フイ一ルド期間ごとに時間軸圧
縮した後、該PCM音声信号を映像信号記録トラックの
延長上であり、且つ、2つの磁気ヘッドがテープ上を走
査する期間(以下、オーバーラツプ期間という)に形成
されるトラックに記録するオーバーラツプ磁気記録方式
がある。
また、このような音声信号を時間軸圧縮しPCM記録を
行うVTRとしては、その他、例えば特開昭58−22
2402号公報において、オーバーラツプ期間のみなら
ず、映像信号の記録されるトラックにも時間圧縮PCM
音声信号を記録する方式が提案されている。以下、この
方式をPCMマルチトラック磁気記録方式と称すと共に
、この方式を用いた磁気記録再生装置をマルチPCM磁
気記録再生装置と称す。
この提案例では、映像信号記録トラックを例えば、5等
分し、それぞれに時間軸圧縮PCM音声信号を記録する
ことにより、オーバーラツプ期間を含め、合計6つのP
CM音声トラック(以下、この6つのトラックを分割ト
ラックまたはチャンネルトラックと称す。)を形成する
ものである。
従って、このVTRをオーディオ専用機として使用する
場合は、通常のビデオ用として使用、する場合の6倍の
記録時間が得られ、高品位なPCM音声信号の長時間記
録が実現できる。
また、このPCMマルチトラック磁気記録方式における
各分割トラックごとのトラッキングをとる方法の一例と
して、4周波のパイロット信号の多重記録によるATF
方式がテレビジョン学会誌1986年8月号の第44頁
から第45頁に記載されている。
ATFトラッキング方式とは、第24図のテープパター
に示すように、トラック毎に周波数の異なるパイロット
信号、f、岬102.5KHz。
f24119.0KHz、f3吋165.2KHz。
f4弁148.7KHzを、順次デビオ信号とともに、
2つの録再回転ヘッド21a、21bで記録し、再生時
は、再生トラックのパイロット信号と、該トラックに隣
接する2つのトラックのパイロット信号との各々の差周
波数を求め、それらのレベルが互いに同レベルになるよ
うに、トラッキング制御を行いながら、再生を行う。こ
れにより、トラッキング調整箇所がいらなくなり、操作
が簡単化される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記した従来技術においては、マルチPCM磁気記録再
生装置における消去方法について配慮されていなかった
従って、信号を再度記録する際には、記録された信号の
上に消去することなく新たに信号を記録する重ね記録を
行うことになる。しかし、重ね記録では低域信号成分が
残存してしまうので、特に、トラッキング制御系にAT
Fトラッキング方式を用いた場合、ATFパイロット信
号が低周波であること、またPCM変調方式によっては
低域信号成分が発生することから、重ね記録では、AT
Fパイロット信号や上記低域信号成分が残存してしまっ
て、再生時に正常なATF制御が不可能となるばかりで
なく、PCMの誤り率が劣化してしまうという問題があ
る。
従って、マルチPCM磁気記録再生装置においでは、信
号を再度記録するに際して、予め、十分なトラックごと
の消去が必要である。
そこで、消去法の一例として回転消去ヘッドによる回転
消去法がある。即ち、第25図に示す様に、シリンダ2
5上に、回転消去ヘッド29aを、録再回転ヘッド21
a、21bに対して、p h=+−(Tpニドラックピッチ)の段差をつけて、上
記録再回転ヘッド21aよりシリンダ回転方向に対しθ
F=90°先行した位置に取付け、上記録再回転ヘッド
に先行して既記能トラックを消去するものである。した
がって、消去電流を流す期間を制御することにより、上
記分割トラックごとの消去が行える。
第26図に、テープ順方向走行時における上記消去ヘッ
ドによるテープ消去状態を示す。
また、上記従来技術におけるマルチPCM磁気記録再生
装置においては、一方向(順方向)の記録(または再生
)しかできず、従って、例えば、前記した6つの分割ト
ラックのうち、先ず、成るトラックに信号を順方向に順
次記録(または再生)し、テープ端まできたら、今度は
逆方向に信号を他のトラックに連続して記録(または再
生)して、それを交互に繰り返すことにより長時間の記
録(または再生)を行う様な、連続記録再生については
配慮されていなかった。
しかし、多量の情報が記録できるマルチPCM磁気記録
再生装置においては、上記した連続記録再生は重要な機
能であり、従って、テープの逆方向記録時における消去
も必要になってくる。しかしながら、第25図に示すヘ
ッド構成をそのまま、テープ逆走行方向の回転消去に適
応すると、第27図に示すように、回転消去ヘッド29
aが録再回転ヘッド21bのトレースした後を走査し、
記録したエリアを消去してしまうという問題があった・ そこで、本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を
解決し、磁気テープ走行方向の順逆両方向について記録
・再生が可能なマルチPCM磁気記録再生装置において
、磁気テープ走行方向の順方向、逆方向の何れの場合に
おいても、録再ヘッドに先行して消去を行うことができ
る消去装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために、本発明では、シリンダ
上に、録再回転ヘッドに対し該シリンダの回転軸方向に
各々所定の段差を持つ2つの回転消去ヘッドを、該回転
軸方向に沿って隣接させて配し、その両者を一体化して
複合回転消去ヘッドを構成すると共に、消去電流を発生
させる手段と、前記複合回転消去ヘッドを構成する2つ
の回転消去ヘッドのうち、磁気テープの走行方向に応じ
て何れか一方に前記消去電流を供給する手段と、を具備
するようにした。
〔作用〕
前記複合回転消去ヘッドは、シリンダの回転軸方向に、
前記録再回転ヘッドに対し、例えば、−方は−Tp(T
pニドラックピッチ)の段差を、他方は一−TPの段差
を持つ2つの回転消去ヘラドを、前記回転軸方向に沿っ
て並べ、その両者を一体化することにより構成される。
そして、前記消去電流供給手段によって、テープ順方向
走行時には、上記複合回転消去ヘッド内の−Tpの段差
を持つ回転消去ヘッドへ前記消去電流を流し、テープの
逆方向走行時には、上記複消去ヘッドへ前記消去電流を
流すようにする。
この様にして、前記複合回転消去ヘッドによって、所定
のチャンネルトラックに記録されたPCM信号を消去す
ることにより、消去不十分による再生時の誤トラツキン
グや、PCM誤り率の劣化を防止することができる。ま
た、テープ順逆両走行方向において、録再回転ヘッドに
先行して回転消去が行えるので、従来の様に、記録した
エリアを直ぐさま消去してしまうようなこともなくなる
更にまた、複合回転消去ヘッド1個のみによって回転消
去が行えるので、シリンダも超小型化することができ、
装置全体も小さくでき、また、コストの面でも安くて済
む。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明する
第1図は本発明の一実施例としての消去装置を具備した
マルチPCM磁気記録再生装置を示すブロック図である
第1図に示すマルチPCM磁気記録再生装置では、録再
回転ヘッドが2個にて構成され、磁気テープ走行方向の
順逆両方向において、信号の記録・再生が可能となって
いる。尚、第1図においては、その記録系のみが示して
あり、再生系については省略しである。
第1図において、1は音声信号の入力端子、2は低域ろ
波器(LPF)、3はノイズリダクション(NR)、4
はアナログデジタル変換器(ADコンバータ)、5はP
CMプロセッサ、6は記録アンプ、7aはF E (F
 lying E rase)ゲート発生器、8は消去
キャリア発生器、9はクロック発生器、10はゲート信
号発生器、11は順・逆消去ヘッド切換えスイッチ、1
2はテープ走行方向切換入力端子、13はチャンネルト
ラック選択入力端子、14は5W30DL発生器、15
はサーボ回路、16はサーボ基準信号発生器(RE F
 30発生器)、17は5W30発生器、18は磁気テ
ープ、19a、19bはキャプスタン、20a。
20bはピンチローラ、21a、21bは録再回転ヘッ
ド、23は磁気テープ18の順逆両走行方向に消去可能
な複合回転消去ヘッド、24はシリンダ回転位相検出ヘ
ッド(タックヘッド)、25はシリンダ、26.27は
テープガイド、である。
以下、信号の流れに従い、第1図における信号の記録動
作について説明をする。
第1図において、入力端子1より入力された音声信号は
、15KHzにカットオフ特性を持つLPF2によって
帯域制限され、NR3によってダイナミックレンジが−
に圧縮され、ADコンバーり4へ入力される。ADコン
バータ4は、クロック発生器9より供給される例えば周
波数が2f(f は映像信号の水平同期信号周波数)の
サンプリングパルスSCKを用い、入力音声信号をサン
プリングし、その後、ディジタル信号に変換してPCM
プロセッサ5へ供給する。
PCMプロセッサ5は入力されたディジタル音声信号を
、例えば1フイ一ルド期間(シリンダ回転周期の1/2
期間)ごとにひとまとまりとし、インターリーブ、誤り
検出・訂正符号の付加を行うと共に、5W30DL発生
器14より供給されるタイミング信号5W30DLを基
準に時間軸圧縮した後、パルスコード変調を行い、出力
する。
また、PCMプロセッサ5は、クロック発生器9と、ゲ
ート信号発生器10にマスタークロックMCKを供給し
ている。
次に、PCMプロセッサ5から出力されたPCM音声信
号(以下、RECPCM信号という)は記録アンプ6へ
送出される。記録アンプ6では、5W30DL発生器1
4からのタイミング信号5W30DLとゲート信号発生
器10からのゲート信号(以下、PCMGT信号という
)と、サーボ回路15からの4fパイロット信号とによ
って、所定のタイミングで、RECPCM信号を記録信
号(以下、R8G信号という)として、録再ヘッド21
a及び21bへ送出し、その録再ヘッド21a、21b
によって、第2図に示す6つのチャンネルトラック(N
α1〜Nα6)のうち選択された1つのチャンネルトラ
ックに記録する。
この記録タイミングを第3図を用いて詳しく説明する。
第3図において、TPは、シリンダ25の1回転ごとに
、録再回転ヘッド21a及び21bの回転位相と所定の
位相関係でタックヘッド24から発生されるタックパル
ス信号(以下、TP倍信号いう)である。5W30は、
TP倍信号り5W30発生器17にて、発生されるヘッ
ド位相検出信号(以下、信号5W30という)である。
ここで、上記信号5W30と録再回転ヘッド21a及び
21bの位相関係は、録再回転ヘッド21aが、シリン
ダ25に216″巻きつけである磁気テープ18の入側
から36°経過した時点で、信号5W30は立ち下がり
、録再回転ヘッド21bが磁気テープ18の入側から3
6°経過時点で立ち上がるようになっている。したがっ
て、信号5W30がローレベルの期間は、録再回転ヘッ
ド21aが第2図に示したNα2からNα6のトラック
上を走査し、信号5W30がハイレベルの期間は、録再
回転ヘッド21bが第2図のNα2からNα6のトラッ
クを走査する。
また、第3図において、5W30DL (SW30DL
1〜5W30DL6)は信号5W30の位相を36″・
(N−1)[Nは第2図に示すトラックナンバを示す]
遅延した信号であり、5W30DL発生器14において
作成される。そして、5W30DL発生器14では、入
力端子13より供給されるトラック選択信号TR8によ
り、作成された5W30DL1〜5w30DL6のうち
、記録すべきトラックにそのタイミングが一致している
信号、1つが選択され出力される。
5W30DL発生器14から出方した信号5w30DL
は、前述の如く、PCMプロセッサ5に供給され、時間
軸圧縮の基準タイミング信号として用いられると共に、
また、記録アンプ6に供給されて、記録信号であるR8
G信号の供給光、即ち、録再ヘッド21aに供給するか
ヘッド21bに供給するかを切換えるための切換タイミ
ング信号として用いらる。
次に、第3図において、PCMGT (1)がらPCM
GT (6)は、記録アンプ6から録再回転ヘッド21
aまたは21bに供給されるR8G信号のタイミング(
言い換えれば、録再回転ヘッド21a、21bにおける
記録タイミング)を決定するゲート信号であり、このP
C:MGT信号がハイレベル期間のみ、記録すべきPC
M音声信号がR8G信号として、録再回転ヘッド21a
または21bに供給され、磁気テープ18上に記録され
る。
また、このPCMGT信号は上記信号SW30DLのエ
ツジを基準に、PCMプロセッサ5で発生されるマスタ
ークロックMCKをカウントすることにより、ゲート発
生器10にて発生される。
尚、第3図において、PCMGT信号における添数字は
、5W30DL添字に対応している。即ち、PCMGT
 (1)〜PCMGT (6)は、それぞれ5W30D
L1〜5W30DL6の各立ち上がりエツジの手前36
°の時点で立ち上がり、その幅はPCM音声信号の記録
すべき期間と等しくなっている。
次に、第3図において、R2O(1)からR2O(6)
は、録再回転ヘッド21aまたは21bに供給される記
録信号、即ち、記録すべきPCM音声信号を示している
。R8G信号内に示すa及びbは、それぞれR8G信号
の供給光、即ち、録再回転ヘッド21aに供給されるか
21bに供給されるかを示している。尚、以下、R8G
信号のうち、録再回転ヘッド21aのみに供給される信
号をR3GA信号と称し、また、録再回転ヘッド21b
のみに供給される信号をR8GB信号と称す。
さて、次に、第1図において、シリンダ回転及びテープ
走行の各サーボの動作について説明する。
まず、シリンダサーボでは、シリンダ25の回転により
タックヘッド24から発生されるタックパルスTPを基
準に、ヘッド位相検出信号5W30を前述の如く、5W
30発生器17において発生させ、サーボ回路15によ
り、この信号5w30と、サーボ系のREF30発生器
16より発生される基準信号REF30とが同期するよ
うにシリンダ25の回転を制御する。
ここで、上記基準信号REF30は、例えば水晶発振子
を利用した発振器により発生されており、周波数が安定
した信号である。本実施例では、この基準信号REF3
0の周波数をフレーム周波数の約30 Hzに選定して
いる。
一方、テープ走行サーボでは、サーボ回路15・ 17
 ・ によって、キャプスタン19a、19bの回転位相を、
上記基準信号RE F 30に同期させることにより行
っている。
テープ走行方向の制御は、入力端子12からサーボ回路
5へ入力されるテープ走行方向指示入力により決定され
、順方向走行の場合は、キャプスタン19aが正転され
、ピンチローラ20aとの間に磁気テープ18をはさみ
回転する事により、順方向(実線矢印)に磁気テープ1
8を一定速度で走行させ、逆方向走行の場合は、キャプ
スタン19bが逆転され、ピンチローラ20bとの間に
磁気テープ18をはさみ回転する事により、逆方向(破
線矢印)に磁気テープ18を一定速度で走行させる。
次に、本発明の主眼となる複合回転消去ヘッド23につ
いて説明をする。
前述した様に、従来では、第25図に示した様なヘッド
構成であった為、テープ逆方向走行の際に、回転消去ヘ
ッド29aが録再回転ヘッド21bのトレースした後を
走査してしまって、記録し・ 18 ・ たエリアを消去してしまうという問題があった。
そこで、この問題を解決するヘッド構成として、第4図
に示す如きものが考えられる。
第4図は、テープの順逆走行方向に夫々専用の回転消去
ヘッドを備えた従来のシリンダを示す平面図及び正面図
であり、第4図において、29aはテープ順方向専用回
転消去ヘッド、29bはテープ逆走行方向専用回転消去
ヘッドである。
即ち、第4図に示す様に、シリンダ25上に、シリンダ
回転方向に対し、録再回転ヘッド21aより θF=9
0°先行した位置に、録再回転へツドに対してh= −
’rp (Tp : トラックピッチ)の段差をつけて
回転消去ヘッド29aを取り付け、また、ヘッド21b
より θF=90°先行した位置に、同じ<h=−−T
pの段差をつけてヘッド29bを取り付け、そして、テ
ープ順走行方向のときには回転消去ヘッド29aで回転
消去を行い、また、逆走行方向のときには回転消去ヘッ
ド29bにて回転消去を行うようにする。こうすること
により、テープの順走行方向のみならず、逆走行方向に
おいても、録再回転ヘッド21a、21bの両者に先行
して回転消去が行えるようになるので、記録したエリア
を直ぐさま消去してしまうことはない。
しかしながら、第4図に示したヘッド構成では次の様な
問題点がある。即ち、第4図に示すヘッド構成では、回
転消去ヘッドが180°対向した位置に2系統必要であ
り、その上、録再回転ヘッドの2系統をあわせると合計
4ヘツド構成となってしまって、シリンダ25が小型化
できないという問題がある。また、ヘッド1系統に対し
1組必要となるロータリトランスの数も増えてしまって
装置全体の小形化も困難となる。また更に、ヘッドの数
が増えるということは、コストの面でも高くつき、また
、製造段階においても、ヘッドの位置決め工程などが増
えてしまうという問題がある。
そこで、本実施例では、回転消去ヘッドとして、第5図
及び第6図に示す様な複合回転消去ヘッド23を用いる
こととする。
第5図は本発明におけるテープ順逆走行方向・ 19 
・ 対応の複合回転消去ヘッド23を1個備えたシリンダを
示す平面図及び正面図、第6図は第1図の複合回転消去
ヘッド及び順・逆消去ヘッド切換スイッチを示す斜視図
、である。
即ち、複合回転消去ヘッド23は、テープ順走行方向専
用回転消去ヘッド29aとテープ逆走行方向専用回転消
去ヘッド29bを、ヘッドギャップ方向に並べて一体化
した構成になっており、シリンダ25上の、シリンダ回
転方向に対し録再回転ヘッド21bより θF=90°
先行した位置に取り付けられている。
この様に、本実施例では、第4図に示した2個の回転消
去ヘッド29aと29bを一体化して成る複合回転消去
ヘッドを用いることにより、ヘッド構成を3系統にする
ことができ、超小型化、低コスト化が実現できる。
次に、以上説明した様な複合回転消去ヘッド23を用い
て行われる、本実施例における回転消去の動作について
説明する。
第1図に示すマルチPCM磁気記録再生装置で・ 91
 身 ・ 20・ は、回転消去動作時に、第2図のテープパターンに示さ
れるテープ幅方向に6分割されたチャンネルトラックN
α1〜Nα6のうち、所望のチャンネルトラック1区分
のみを消去していく。
しかしここで問題となるのは、6分割のうちの1区分の
みを消去しなければならないのだが、隣接チャンネルト
ラック間のずれ等によって所望消去トラック外のトラッ
クを消去しないように制御しなければならない点である
。そこで、このような誤消去が起こらぬように、複合回
転消去ヘッド23と、録再回転ヘッド21a、21bの
ヘッド取り付は位置に対応した位相関係でもって、6分
割のうちの1区分に相当する消去タイミングを制御する
必要がある。
以下、上記実現方法を第7図〜第9図を用いて詳細に説
明する。
第7図は、複合回転消去ヘッド23へ供給する消去信号
の発生タイミングを説明するためのタイムチャート、第
8図は録再回転ヘッド21a。
21bと、複合回転消去ヘッド23の取り付は配・ 2
2・ 置を説明するための説明図、である。
第7図において、5W30DLは前述した如く、ヘッド
位相検波出力信号5W30の位相を36°・(N−1)
遅延させた信号である。また、R8GAは前述した様に
録再回転ヘッド21aに供給される記録信号、R8GB
は同じく録再回転ヘッド21bに供給される記録信号で
ある。また、FEGTは、第1図のFEゲート発生器7
aから出力される信号であり、FESGは、複合回転消
去ヘッド23へ供給される消去信号(消去電流)である
そこで、先ず、第1図に示す様に、FEゲート発生器7
aは、5W30DL発生器14から得られる第7図に示
す信号5W30DLと、クロック発生器9からの基準ク
ロックRCKとによって、FEGT信号を作成する。次
に、このFEGT信号は、消去キャリア発生器8に入力
され、回転消去ヘッド23へ供給される消去信号FES
Gの発生期間を制御するためのゲート信号として用いら
れる。即ち、消去キャリア発生器8では、その内部で発
生される消去キャリア信号を、F E G T信号のハ
イレベル期間のみ出力して消去信号FESGとして順・
逆消去ヘッド切換えスイッチ11へ供給する。
次に、順・逆消去ヘッド切換えスイッチ11では、テー
プ走行方向切換入力端子12より入力されるテープ走行
方向指示入力により、テープ走行方向に応じて切換えら
れる。即ち、順方向走行の場合は、第6図に示す様に上
側端子に接続されて、消去キャリア発生器8から入力さ
れた消去信号FESGを複合回転消去ヘッド23のテー
プ順走行方向専用回転消去ヘッド29aに供給し、また
、逆方向走行の場合は、下側端子に接続されて、消去信
号FESGを同じくテープ逆走行方向専用回転消去ヘッ
ド29bに供給する。
これにより、テープ順走行方向、逆走行方向の両方向に
おいて、録再回転ヘッド21a、21bの両者に先行し
て回転消去が行えるようになり、従って、従来の様に、
記録したエリアを直ぐさま消去してしまうようなことも
ない。
−23。
尚、ここで、重要なのはFEGT信号の位相関係である
。即ち、第8図に示す様に、複合回転消去ヘッド23は
、シリンダ回転方向に対し録再回転ヘッド21bより 
θF=90°先行した位置にあるため、第7図に示す様
に、FEGT信号は、R8GB信号より θF=90°
の位相進みで前記消去キャリア信号をゲートしなければ
ならない。
以下、このFEGT信号について更に詳しく説明する。
第9図に、第1図のFEゲート発生器7aの具体的な構
成を示すブロック図を、第10図に、第9図のFEゲー
ト発生器7aの動作タイムチャートを、それぞれ示す。
第9図において、40はゲート計数カウンタ、41はF
EGTデコーダ、45はRSフリップフロップ、46は
GT制御、である。
第9図に示す様に、FEゲート発生器7aでは、ゲート
計数カウンタ40により、信号5W30DLの立下りエ
ツジをリセットタイミングとして、クロック発生器9か
らの基準クロックRCKを力・25 ・ ° 24゜ ラントする。そして、FEGTデコーダ41では、その
カウント値が所定の値となったときに、GTS信号、G
TR信号としてパルス信号をそれぞれ出力する。即ち、
このGTS信号、GTR信号が第10図に示す様に、そ
れぞれ、FEGT信号の立上りエツジ、立下りエツジを
示す信号となる。
次に、このGTS信号はRSフリップフロップ45のS
端子に、GTR信号は同じくR端子に入力され、その結
果、RSフリップフロップ45において、R8Q信号が
得られる。そして、このR8Q信号はGT制御46に入
力され、その出力として、FEGT信号が得られる。こ
こで、FEGT信号の位相関係が前述した如き関係とな
る様にする為には、FEGT信号が、記録アンプ6に入
力される第10図に示すPCMGT信号(PCM音声信
号の記録される期間を示すゲート信号)より θF=9
0’の位相進みを持つようにすれば良く、即ち、信号5
W30DLのエツジを基準とし、信号5W30DLの立
上りエツジから(36°十θF) = 126″  の
点で立上り% 1チヤンネイレト・26 ・ ラック分の消去期間の θε:= 35.85’後、す
なわち、信号5W30DLの立上りエツジから(36’
 + (咋−θε) ) =90.’15°の点で立下
る様にすれば良い。
また、第11図は第2図に示したテープ記録パターンの
6分割したチャンネルトラックのうち、1区分(Nα1
のチャンネルトラック)を消去した場合のテープ消去パ
ターンを示す説明図である。
複合回転消去ヘッド23による消去幅は、第11図に示
すようにトラック幅Ws、P(Ws、は後述するSPモ
ード時のトラック幅)の2倍とし、複合回転消去ヘッド
23の1回転で2フイ一ルド分の消去を行う。したがっ
て、FEGT信号は、第10図に示す様に360°毎に
1回出力させるようにGT制御46にて、出力ゲートを
制御する。
以上は、録再回転ヘッドが2系統である場合の実施例に
ついてであった。次に、録再回転ヘッドが4系統、すな
わち、テープ標準スピードモード(以下、SPモードと
いう)と、テープ標準スピードの1/2倍速モード(以
下、LPモードという)で、それぞれ録再専用ヘッドを
2系統ずつもつ場合の、本発明の実施例について説明す
る。
第12図は本発明の他の実施例としての消去装置を具備
した、録再回転ヘッドが4系統のマルチPCM磁気記録
再生装置を示すブロック図である。
即ち、第12図に示すマルチPCM磁気記録再生装置は
、録再回転sp用ヘッド21a、21bとLP用ヘッド
22a、22bと本発明による複合回転消去ヘッド23
の合計5ヘツド構成となっている。尚、第12図におい
ては、その記録系のみが示してあり、再生系については
省略しである。
第12図の信号処理過程は、第1図の場合とほとんど同
様であることから、同様な部分の動作説明は省略し、異
なる点のみ説明する。尚、SPモードの場合は第1図の
動作と同様であるため、LPモードの場合のみについて
以下説明する。
第12図のマルチPCM磁気記録再生装置では、SPモ
ードとLPモードの切換えが必要であるため、入力端子
28からSPモードとLPモードの切換指示信号が入力
される。
・27 ・ この信号は、サーボ回路15に入力され、SPとLP夫
々のモードに応じて、テープスピードをコントロールす
ると共に、記録アンプ6にも入力され、SPとLP夫々
のモードに応じて、録再回転sp用ヘッド21a、21
b又はLP用ヘッド22a、22bのいずれかに記録信
号を切換えて送出する。
第13図はLPモードの場合における複合回転消去ヘッ
ド23へ供給する消去信号の発生タイミングを説明する
ためのタイムチャート、第14図は、録再回転SP用ヘ
ッド21a、21bと録再回転LP用ヘッド22a、2
2bと1.複合回転消去ヘッド23の取り付は配置を説
明するための説明図、である。
第13図において、5W30DLは、前述した如く、ヘ
ッド位相検波出力信号5W30の位相を36’(N−1
)遅延させた信号である。 また、R8GA’は、録再
回転LP用ヘッド22bに供給される記録信号、R8G
B’は録再回転L’P用ヘッド22aに供給される記録
信号である。また、・28 ・ FEGTは、第12図のFEゲート発生器7bから出力
される信号であり、FESGは、複合回転消去ヘッド2
3へ供給される消去信号である。
先ず、第12図に示す様に、前述した入力端子28に入
力されるSP/LPモード切換指示信号がFEゲート発
生器7bに供給される。FEゲート発生器7bでは、こ
の指示信号によりLPモードであることを指示されると
、5W30DL発生器14から得られる第13図に示す
信号SW30DLと、クロック発生器9からの基準クロ
ックRCKとによって、LPモードに応じたFEGT信
号を作成する。次に、このFEGT信号は、消去キャリ
ア発生器8に入力され、回転消去ヘッド23へ供給され
る消去信号FESGの消去期間を制御するためのゲート
信号として用いられる。即ち、消去キャリア発生器8で
は、その内部で発生される消去キャリア信号を、FEG
T信号がハイレベル期間のみ出力して消去信号FESG
として順・逆消去ヘッド切換えスイッチ11へ供給する
それ以後の動作は、第1図の実施例の場合と同様・30
 ・ である。
ここで重要なのは、LP用FEGT信号の位相関係であ
る。即ち、第14図に示す様に、複合回転消去ヘッド2
3は、シリンダ回転方向に対し、sp録再回転sp用ヘ
ト21bより θF=90゜先行した位置に、また、録
再回転SP用ヘッド21bは録再回転LP用ヘッド22
aよりθ。=1.7°先行した位置に、それぞれ取り付
けであるため、LPモードの場合、FEGT信号は、第
13図に示す様に、R8GB’ より(θF+θり)=
91.7° の位相進みで、前記消去キャリア信号をゲ
ートしなければならない。
第15図に、第12図のFEゲート発生器7bの具体器
な構成を示すブロック図を、第16図に、第15図のF
Eゲート発生器7bの動作タイムチャートを、それぞれ
示す。
第15図に示すFEゲート発生器7bは、SP用FEG
T信号とLP用FEGT信号の2系統の信号がモード別
によって切換えられる様な構成になっている。内部構成
は、第9図に示したFEゲート発生器7aに、LP用F
EGT信号の立上りエツジ、立下りエツジを示す信号を
発生させるためのLPGTデコーダ42と、spモード
とLPモードとでデコーダ出力を切換えるスイッチ43
゜44をそれぞれ追加したものとなっている。
また、LP用FEGT信号の位相関係が前述した如き関
係となる様にする為には、FEGT信号が、第16図に
示すPCMGT信号より(θF十θD)=91.76の
位相進みを持つようにすれば良く、即ち、信号5W30
DLのエツジを基準とし、信号5W30DLの立上りエ
ツジから(36″+or十〇、)=127.7° の点
で立上り、1チヤンネルトラツク分の消去期間の転=3
5.85″後、すなわち、信号5W30DLの立上りエ
ツジから(36’+13.+flρ−θε)=91.8
5°の点で立下る様にすれば良い。
また、第17図は、LPモードにおいて、テープ記録パ
ターンの6分割したチャンネルトラックのうち、1区分
(Nα1のチャンネルトラック)を消去した場合のテー
プ消去パターンを示す説明図、31 。
である。
テープ記録パターンにおいて、LPモード時のトラック
幅WLPはSPモード時のトラック幅W5戸(第11図
参照)に比べ一の幅になる為、第17図の消去パターン
に示すように、複合回転消去へラド23による消去幅は
、LPモードでは、トラック幅WL、の4倍とし、複合
回転消去ヘッド23の1回転で4フイ一ルド分の消去を
行う。したがって、LP用FEGT信号は、第16図に
示す様に7206毎に1回出力させるように、GT制御
46にて、出力ゲートを制御する。
以上のように、録再回転ヘッドがSP用とLP用の2系
統を備えた場合においては、複合回転消去ヘッド23へ
供給する消去信号のタイミングをSPモードとLPモー
ドで変えることにより、所望の消去トラックを正確に消
去することができる。
次に、本実施例における複合回転消去ヘッド23に供給
される消去信号(消去憧流)FESGの発生期間θE 
について、第18図〜第23図を用いて詳細に説明する
・11 9 ・32 ・ 第18図に、マルチPCM磁気記録再生装置によるテー
プ記録パターン及び記録される信号フォーマットを示す
。また第19図に、上記信号フォーマットの内容を示す
第18図に示す様に磁気テープ18上には、テープ幅方
向に6分割のチャンネルトラックが記録され、1チャン
ネルトラック当りそれぞれシリンダ巻付は角36°から
成る。
その1チヤンネルトラツクの内分けは、A、B。
C,D、Hの5エリアに分割されており、第19図に示
す様に、Aの部分は再生時にデータに同期したクロック
を再生する為の予備エリアのクロックラインIであり、
例えば、エリアは2.946で、オール“1”が記録さ
れている。
Bの部分は、Aの部分と同様でクロックライン■であり
、例えば、エリアは2.06°で、オール“1”が記録
されている。(クロックライン■はクロックラインイン
の最小値)。
Cの部分はPCM音声データであり、エリアは例えば2
6.32°で、410 I+とI′′  が記録さ・3
4 ・ れている。
Dの部分はアフターレコーディングのためのマージンで
あり、例えば、エリアは2.06°で、無記録である。
Eの部分は上下隣接トラックの分離エリアのガードであ
り、エリアは例えば2.62°で、無記録である。
さて、そこで、消去信号(消去電流)FESGの発生期
間θF 、即ち、第16図に示したFEGT信号のハイ
レベルの期間は、以下に示す偏差、及び第18図のテー
プ記録信号フォーマットから決定する。
偏差とは、 (1)α偏差(sp時α9.ア=0.68°。
〃 αH,p=0.34°) (2)他己録再のテープ記録パターン偏差(θ、=±1
.03°) (3)回転消去ヘッドの取り付は精度による偏差(θF
t =±1.0’ ) の3偏差である。
ここで上記3偏差について説明する。
(1)のαH偏差は、第20図及び第21図に示す様に
、隣接トラック間のテープパターン段差(斜線部分:S
Pモード時αJ4gp=0.68°。
LPモード時αH1p = 0 、34°)である。
第20図に示すLPモードテープパターンにおいて、N
α1のチャンネルトラックの消去は、1度に4フイ一ル
ド分の消去により行われる。したがって、αH偏差は、
mトラックではO,m+1トラツクでは  = 0 、
346.  m +2 トラックではαHLp 2a   =0.64°、m+3トラツクでは3 a、
4Lp1p =1.03° となる。また、第21図に示すspモー
ドテープパターンにおいて、Nα1のチャンネルトラッ
クの消去は、1度に2フイ一ルド分の消去により行われ
る。したがって、α1.偏差は、mトラックではO,m
+1トラツクで 鮨5p = 0 、68°となる。
本実施例では、α、Iが最大のLPモード時の3αHt
p  を考慮し、消去信号FESGの発生期間(hを設
定する。
・35 ・ (2)の他己録再のテープ記録パターン偏差は、第12
図のタックヘッド24及び、録再回転ヘッド21a、2
1b及び22a、22bの取り付は精度から決まるテー
プ記録ポジション偏差の事をいい、規格上±1.03°
以内と決められている。
(3)の複合回転消去ヘッド23の取り付は精度による
偏差は、本実施例の場合、例えばθFE ”±1.0°
と設定した。
以下、消去期間(即ち、消去信号FESGの発生期間)
の設定手順について説明する。
第22図に、マルチPCM磁気記録再生装置によるテー
プ記録パターンを示し、また第23図に。
Nn 3のチャンネルトラックの標準テープパターンT
PIと、上記偏差のうち、(2)の他己録再のテープ記
録パターンの正・負の偏差0丁 を加えたテープパター
ンTP2.TP3と、をそれぞれ示す。
今、消去期間(即ち、消去信号FESGの発生期間)の
範囲を決定するにあたり、以下の条件を設定する。
(1)Nn3のチャンネルトラックを消去する。
・37 ・ ・36 ・ (2)隣接トラック(Nα2.Nα4)のクロックライ
ン■とPCM音声データエリアは消去しなV)。
以上の条件を基に、TP2のテープパターンを、TP3
のテープパターンのmトラックを基準に、θFg=+1
.0’  の偏差をもった回転消去ヘッド23によって
、1チヤンネルトラツク(36°)領域で消去(第23
図のTP3消去エリア)した場合、TP2のmトラック
のNα4のトラックチャンネルの先端(第23図の斜線
I) ■=α9+θT+θ、E=3.06’ と、m+1トラツクのNα4トラツクチヤンネルの先端
(第22図の斜線K) K=θア+θFE=2.03’ と、を消去する。
すなわち、I  (3,06″)−クロックラインI 
 (2,94” )=0.12°クロツクライン■を消
去してしまい、上記設定条件を越えている。
従って、消去領域は、少なくとも、第23図に示したT
P3消去エリアの終端から0.12°手・38 ・ 前の地点までとする。
次に、TP3のテープパターンを、TP2のテープパタ
ーンのmトラックを基準に、θFe=−1゜0°の偏差
をもった回転消去ヘッド23によって36°領域で消去
(第23図のTP2消去エリア)した場合、TP3のm
トラックのNα2のトラックチャンネルの後(第23図
の斜線L) L=20T十転、=3.06″ と、m+1トラツクのNα2トラツクチヤンネルの後(
第23図の斜1J) J=鮨+2θア+θFE==4.Q96と、を消去する
すなわち、最悪状態においても、 アフレコマージン(2,06°)+ガード(2,62°
)>J の関係が成り立ち、特に問題はない。
以上から、本実施例における消去信号FESGの発生期
間θ1は、k=35.85° が最適値である。
尚、本実施例では、−例として先に設定した条件を基に
、上記した如く、消去期間(即ち、消去信号FESGの
発生期間)の最適値を決定したが。
しかし、前記設定条件を変えることによって、消去期間
の最適値は36°領域以下の範囲内で変化することは明
らかである。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、テー
プの順逆間走行方向における記録・再生が可能なマルチ
PCM磁気記録再生装置において、テープの順走行方向
のみならず、逆走行方向においても、録再回転ヘッドに
先行して回転消去が行えるので、従来の如く、記録した
エリアを直ぐざま消去してしまうことはない。
また、本発明によれば、その様な回転消去は、1個の複
合回転消去ヘッドで可能となるため、シリンダへのヘッ
ド取り付はスペースも小さくできて装置の小形化が達成
でき、またコストの面でも安くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての消去装置を・39 
・ 具備したマルチPCM磁気記録再生装置を示すブロック
図、第2図は一般的なマルチPCM磁気記録再生装置に
よるテープ記録パターンを示す説明図、第3図は第1図
の要部信号のタイムチャート、第4図は従来のヘッド構
成を示す平面図及び正面図、第5図は本発明におけるヘ
ッド構成を示す平面図及び正面図、第6図は第1図の複
合回転消去ヘッド及び順・逆消去装置ヘッド切換スイッ
チを示す斜視図、第7図は第1図における消去信号の発
生タイミングを説明するためのタイムチャート、第8図
は第1図における録再回転ヘッドと複合回転消去ヘッド
の取り付は配置を説明するための説明図、第9図は第1
図のFEゲート発生器の具体的な構成を示すブロック図
、第10図は第9図のFEゲート発生器の動作タイムチ
ャート、第11図は第1図の実施例において1チヤンネ
ルトラツクを消去した場合のテープ消去パターンを示す
説明図、第12図は本発明の他の実施例としての消去装
置を具備したマルチPCM磁気記録再生装置を示すブロ
ック図、第13図は第12図における、1   俸 ・40 ・ 消去信号の発生タイミングを説明するためのタイムチャ
ート、第14図は第12図における録再回転ヘッドと複
合回転消去ヘッドの取り付は配置を説明するための説明
図、第15図は第12図のFEゲート発生器の具体的な
構成を示すブロック図、第16図は第15図のFEゲー
ト発生器の動作タイムチャート、第17図は第12図の
実施例においてLPモード時に1チヤンルトラツクを消
去した場合のテープ消去パターンを示す説明図、第18
図は一般的なマルチPCM磁気記録再生装置によるテー
プ記録パターン及び記録される信号フォーマットを説明
するための説明図、第19図は第18図の信号フォーマ
ットの内容を説明するための説明図、第20図及び第2
1図はそれぞれ隣接トラック間のテープパターン段差を
説明するための説明図、第22図は一般的なマルチPC
M磁気記録再生装置によるテープ記録パターンを示す説
明図、第23図は第12図の実施例において消去信号F
ESGの発生期間の決定の仕方を説明するための説明図
、第24図は従来よりあるATF・42 ・ トラッキング方式を説明するための説明図、第25図は
従来のヘッド構成を示す平面図及び正面図、第26図及
び第27図は第25図の回転消去ヘッドによる、テープ
順方向走行時及びテープ逆方向走行時におけるテープ消
去状態をそれぞれ示した説明図、である。 7・・・FEゲート発生器、8・・・消去キャリア発生
器、9・・・クロック発生器、10・・・ゲート信号発
生器、11・・・順・逆消去ヘッド切換スイッチ、21
a、21b・・・録再回転ヘッド(録再回転SP用ヘッ
ド)、22a、22b・・・録再回転LP用ヘッド、2
3・・・複合回転消去ヘッド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シリンダ上に略180度対向して配設される少なく
    とも1組の録再回転ヘッドと、前記シリンダに巻装され
    る磁気テープを順方向または逆方向へ走行させる手段と
    、を有し、前記シリンダの回転により前記録再回転ヘッ
    ドで交互に前記磁気テープ上を斜めに走査して、該磁気
    テープ上のその幅方向に分割して設定される複数のチャ
    ンネルトラックに、PCM(パルス・コード・モジュレ
    ーション)信号を記録しまたは再生することの可能なマ
    ルチPCM磁気記録再生装置において、 前記シリンダ上に、前記録再回転ヘッドに対し該シリン
    ダの回転軸方向に各々所定の段差を持つ2つの回転消去
    ヘッドを、該回転軸方向に沿って隣接させて配し、その
    両者を一体化して複合回転消去ヘッドを構成すると共に
    、消去電流を発生させる手段と、前記複合回転消去ヘッ
    ドを構成する2つの回転消去ヘッドのうち、前記磁気テ
    ープの走行方向に応じて何れか一方に前記消去電流を供
    給する手段と、を具備したことを特徴とするマルチPC
    M磁気記録再生装置における消去装置。 2、特許請求の範囲第1項に記載の消去装置において、
    前記録再回転ヘッドの取付け偏差をΔθ(度)、前記チ
    ャンネルトラックの数をn、前記磁気テープの前記シリ
    ンダへの巻装時の巻付け角をψ(度)、該シリンダの角
    速度をω(度/sec)とした時、前記消去電流発生手
    段による前記消去電流の発生期間T(sec)は、 T・ω≦(ψ/n)−|Δθ| の関係を満たすことを特徴とするマルチPCM磁気記録
    再生装置における消去装置。
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