JP3624846B2 - 記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は回転ヘッドにより磁気テープに記録トラックをヘリカルに記録再生する記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ビデオテープレコーダ(以後VTRと略す)など磁気テープを媒体とした磁気記録再生装置においては、よりいっそうの高密度記録による装置の小型化、ディジタル化の開発がなされている。記録密度を上げ、互換性能を確保するためには、ヘッドとトラックの正確なトラッキングを行うことが重要であり、記録時に情報信号にパイロット信号を多重し、再生時にこのパイロット信号を用いてトラッキングをとるATF(Automatic Frequency Control:自動周波数制御)方式と呼ばれるトラッキング制御法を採用したVTRが実用化されている。以下に図面を参照しながら、上記した従来の磁気記録再生装置の一例について説明する。
【0003】
図14は従来の磁気記録再生装置のブロック図、図15はそのトラッキング制御の原理を示す図である。以下、図14、図15を用いてその動作について説明する。
【0004】
まず、記録時には回転シリンダ1に取り付けられた回転ヘッド3によって磁気テープ2上に斜めの記録トラック4が順次形成される。このとき、回転ヘッド3には記録される情報信号の他にトラッキング用のパイロット信号が記録手段7により周波数多重あるいは時間多重されている。この場合はF1、F2の2種類のパイロット信号が1本おきに交互に記録される例を示す。このパイロット信号は一般に情報信号と干渉しない低周波の1〜4種類の周波数が選ばれ、順次切り換えられて記録される。再生時には再生手段8により再生された信号はテープ位置誤差検出手段9によりトラッキング誤差を検出され、テープ走行制御手段13において、速度誤差検出手段16により速度誤差が検出され、トラッキング誤差と速度誤差は加算手段14で加算される。駆動手段15は加算手段14より出力される加算結果によりキャプスタンモータ5を駆動し、ピンチローラ6にはさまれた磁気テープ2はトラッキングをとりながら一定の速度で送られる。
【0005】
次に、記録されたトラックを再生時にいかにしてトラッキングをとるかを、図15を用いて示す。再生しようとするトラック4b上を回転ヘッド3が通過する時、回転ヘッド3には情報信号の他に隣接するトラック4a、4cからのパイロット成分F1、F2が誘起されるのでそれらの量を比較することによって回転ヘッド3と希望するトラックとの相対位置関係を知ることができる。すなわち、図15の回路構成はテープ位置誤差検出手段の回路構成を示し、帯域通過フィルタ40a、40bにより選択されたF1,F2成分はそれぞれ、AM検波回路41a、42bによってそのレベルに応じた直流成分に変換され、減算手段42によって比較される。減算手段42の出力は回転ヘッド3と希望するトラック4bとの相対位置誤差、すなわちトラッキング誤差となっている。テープ位置誤差検出手段9で検出されたトラッキング誤差は、テープ走行制御手段13に加えられ、キャプスタンモータ5を動かして、回転ヘッド3がトラック4bの真中にくるように、テープの送りを制御する。(例えば、特開平2ー59538号公報)。
【0006】
次に、記録済みテープの情報信号のトラックにつないで連続して次のシーンを記録するつなぎ撮り動作について説明する。つなぎ撮りは、つなぎ点(以下、編集点)よりプリロールし、再生を開始し、編集点で再生から記録に切り換え、新たな情報信号を記録していく。図15の(a)はプリロール期間の回転ヘッド3とトラック4の位置関係、同図(b)は編集点での回転ヘッド3とトラック4との位置関係とつなぎ点での記録トラックを示す。前述のようにトラッキング制御により、トラックの中心に回転ヘッドがくるように制御されるため記録を開始する編集点では、幅広のヘッドで記録すると直前のトラック4dに食い込む形で次のトラックが記録された後、以下順次新たなトラックが一定のトラックピッチで形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の記録再生装置において、幅広の記録ヘッドを用いると編集点の直前のトラックがやせてしまう欠点があった。また、トラックの並びが編集点を境に位相ずれを起こすので再生時にトラッキングがずれてしまう欠点もあった。これらの症状は再生時に編集点付近でノイズが発生しやすくなり、信頼性を著しく阻害するものであった。
【0008】
以上のことから、編集点直前のトラックやせ、編集点から先のトラッキング位相のずれが発生しない記録再生装置が望まれていた。
【0009】
本発明は上記問題点に鑑み、プリロール期間中に正確に安定なトラックシフトを行い、編集点でトラックの不連続をなくすことができる信頼性の高い情報記録再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本発明の記録再生装置は、第1のテープ位置検出手段が再生したパイロット信号より回転ヘッドとトラックとの相対位置誤差を検出し、第2のテープ位置検出手段が再生信号に含まれるタイミング信号より相対位置誤差または、標準のテープ送り速度とのテープ送り誤差を検出し、トラックシフト制御手段は第2のテープ位置検出手段の出力より所定量のオフセットを印加し、切り換えスイッチが第1のテープ位置検出手段の出力を選択し、テープ走行制御手段がトラッキング制御をした後、トラックシフト制御手段の出力を選択する。
【0011】
本発明は上記した構成によって、プリロール期間に安定して精度良くトラックシフトを行うことができるので、再生時に編集箇所でもトラックやせ、トラッキング位相ずれの生じない信頼性の高い情報記録再生装置を提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の発明は、磁気テープにその長手方向に対して斜めにトラックを形成するように信号を記録し、前記トラックより前記信号の再生を行う回転ヘッドを備えたシリンダと、前記回転ヘッドへ情報信号およびトラッキング用パイロット信号を供給し、前記磁気テープに記録させる記録手段と、前記回転ヘッドより再生信号並びに前記パイロット信号を取り出す再生手段と、テープ送り速度を検出し速度誤差を出力すると共に、前記磁気テープを駆動するテープ走行制御手段と、前記パイロット信号から前記回転ヘッドと前記トラックとの相対位置を示す相対位置誤差信号を検出する第1のテープ位置誤差検出手段と、前記速度誤差を積分し、テープ送り位置誤差信号を出力する積分器からなる第2のテープ位置誤差検出手段と、前記第2のテープ位置誤差検出手段の出力に対して、前記回転ヘッドと前記トラックが所望の相対位置になるよう、所定量のオフセットを印加してトラックシフト制御信号を生成するトラックシフト制御手段と、前記第1のテープ位置誤差検出手段の出力と前記トラックシフト制御手段の出力を切り換える切り換えスイッチを備え、前記切り換えスイッチにより、前記第1のテープ位置誤差検出手段の出力を選択し、前記テープ走行制御手段は前記第1のテープ位置誤差検出手段が出力する前記相対位置誤差信号に応じて前記磁気テープに対してトラッキング制御を行った後、前記トラックシフト制御手段の出力を選択するよう切り換え、前記テープ走行制御手段は前記トラックシフト制御手段が出力する前記トラックシフト信号に応じて前記磁気テープのトラッキング位置を所定量シフトさせることを特徴とする記録再生装置であり、第2のテープ位置誤差検出手段は第1のテープ位置誤差検出手段の出力によりトラッキング制御時に、タイミング信号の検出時刻から回転ヘッドとトラックとの相対位置誤差信号を検出し、平均化してテープ位置誤差基準信号を生成しホールドすると共に前記相対位置誤差信号と前記テープ位置誤差基準信号との差分を出力することを特徴とする。これにより、記録開始点直前で、テープ送り位置誤差あるいはトラッキング誤差にオフセットを加え、記録トラックのエッジを下地に合わせているので、編集点におけるトラックやせ、トラッキング位相のずれが発生しない。これにより、つなぎ点をまたがって再生する場合でもノイズの発生する心配のない安定した信頼性の高い編集が可能である。
【0013】
第2のテープ位置誤差検出手段は前記速度誤差信号を積分し、テープ送り位置誤差信号を出力する積分器であることを特徴とする記録再生装置であり、第2のテープ送り位置誤差検出手段として速度誤差の積分値であるテープ送り位置誤差信号を検出する様にする事によって検出ゲイン、リニアリティのばらつきの影響を受けない正確なトラックシフトが可能となる。
さらに、CTL信号を再生するためのリニアトラックやCTLヘッドも必要なく、CTL制御を行うための特別なトラッキング誤差検出回路も必要としないので、これにより簡単な構成で実現することができる。
【0014】
本発明の第2の発明は、第1のテープ位置誤差検出手段の出力によるトラッキング制御時に、第2のテープ位置誤差検出手段は回転ヘッドとトラックとの相対位置誤差信号を平均化したテープ位置誤差基準信号を基準に前記相対位置誤差信号を出力することにより、第2のテープ位置誤差検出手段のゼロ点を補正することができ、シフト後のヘッド位置をより正確なものにすることができる。
【0015】
本発明の第3の発明は、第1の発明において、第2のテープ位置誤差検出手段はシリンダの回転に同期したヘッド切り換え信号または、回転基準信号と、再生信号に含まれる少なくとも1つのタイミング信号との時間差をもとに回転ヘッドと前記トラックとの相対位置誤差信号を検出することを特徴とする記録再生装置であり、第2のテープ位置誤差検出手段としてタイミング検出信号と回転に同期した信号の時間差で検出したトラッキング誤差を検出する様にする事によって検出ゲイン、リニアリティのばらつきの影響を受けない正確なトラックシフトが可能である。
【0016】
本発明の第4の発明は、第1の発明において、テープ走行制御手段は磁気テープのテープ送り速度を検出し、速度誤差信号を出力する速度誤差検出手段を備え、第2のテープ位置誤差検出手段は前記速度誤差信号を積分し、テープ送り位置誤差信号を出力する積分器と、シリンダの回転に同期したヘッド切り換え信号または、回転基準信号と、再生信号に含まれる少なくとも1つのタイミング信号との時間差をもとに回転ヘッドとトラックの相対位置誤差信号を検出する時間差検出器を備え、第2のテープ位置誤差検出手段は前記タイミング信号が検出される時には前記時間差検出器の出力、前記タイミング信号が検出されないときには前記積分器の出力を選択して出力することを特徴とする記録再生装置であり、速度誤差を積分したテープ送り位置誤差と、タイミング検出信号と回転に同期した信号との時間差で検出したトラッキング誤差とをタイミング信号検出の有無によって切り換える様に構成することによって、タイミング信号が何らかの理由で検出できなくなった場合でも安定にトラックシフト動作をさせることができる。
【0017】
本発明の第5の発明は、第1の発明において、第2のテープ位置誤差検出手段は互いに異なるアジマスのヘッドから再生されるそれぞれのタイミング信号の時間差をもとに回転ヘッドと前記情報トラックとの相対位置誤差信号を出力することを特徴とする記録再生装置であり、LアジマスとRアジマスのトラックからそれぞれLchとRchのタイミング信号を検出し、時間差を検出することにより、検出ゲイン、リニアリティのばらつきの影響を受けない正確なトラックシフトが可能である。
【0018】
本発明の第6の発明は、第4の発明において、積分器の初期値として直前の時間差検出器の出力を代入することを特徴とした記録再生装置であり、その時の積分器の初期値として直前の時間差検出器の出力を換算して代入することにより、切り換え直前のトラッキングのゆられを反映させたトラックシフトが可能となり、精度の向上がはかれる。
【0019】
本発明の第7の発明は、積分器の初期値として直前の第1のテープ位置誤差検出手段の出力を代入することを特徴とする記録再生装置であり、残留トラッキング誤差分まで補正してトラックシフトをさせることができるので、シフト量の精度の向上がみこめる。
【0020】
本発明の第8の発明は、速度誤差信号の平均値を検出してホールドし、前記速度誤差信号との差分を第2のテープ位置誤差検出手段へ出力する速度誤差補正手段を備え、切り換えスイッチにより第一のテープ位置誤差検出手段の出力を選択し、前記速度誤差補正手段が前記速度誤差の平均値をホールドした後、前記切り換えスイッチをトラックシフト制御手段に切り換えることを特徴とする記録再生装置であり、第1のテープ位置誤差検出手段の出力によるトラッキング制御時に、第2のテープ位置誤差検出手段は回転ヘッドとトラックとの速度置誤差信号を平均化し差分を出力することにより、第2のテープ位置誤差検出手段のゼロ点を補正することができ、シフト後のヘッド位置をより正確なものにすることができる
【0022】
本発明の第9の発明は、記録トラックピッチをTp、記録ヘッド幅をTwとする時、トラックシフト量を(Tw−Tp)/2より小とすることを特徴とする記録再生装置であり、トラックシフト量をヘッドの幅広分より少なく設定することにより、編集点で同一アジマスの消し残りが出る危険を少なくすることができる。
【0023】
また、速度誤差の積分値であるテープ送り位置誤差信号あるいは再生信号に含まれるタイミング信号の検出時刻をつかって検出したトラッキング誤差信号を用いるため検出ゲイン、リニアリティのばらつきの影響を受けない正確なトラックシフトが可能である。
【0024】
以下、本発明の記録再生装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0025】
(実施の形態1)
図1は本実施の形態における記録再生装置の一構成を示すブロック図である。図1において、図14に示した従来の記録再生装置と同様の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0026】
図1において、10は再生手段8により再生された再生信号に含まれる少なくとも1つのタイミング信号の検出タイミングを用いてトラックと回転ヘッド3との相対位置誤差信号を検出、あるいは速度誤差検出手段16より出力される速度誤差信号よりテープ位置誤差信号を検出する第2のテープ位置誤差検出手段、11は第2のテープ位置誤差検出手段10より出力される相対位置誤差あるいはテープ位置誤差よりトラックシフト信号を生成するトラックシフト制御手段、12は第1のテープ位置誤差検出手段9の出力とトラックシフト制御手段11の出力を切り換えてテープ走行制御手段13に入力する切り換えスイッチである。また、9は図14のテープ位置誤差検出手段9と同一であるが、本実施の形態では、テープ位置誤差検出手段が2つあるため、第1のテープ位置誤差検出手段と称す。
【0027】
まず、記録手段7では少なくとも1つのタイミング信号を含む情報信号とトラッキング用のパイロット信号を多重して回転ヘッド3に供給する。ここで、タイミング信号は1シンクブロック毎のデータに付随する同期信号や、ディジタルビデオカセット(DVC)で使われるITI領域の同期信号、または単一の周波数を特定の場所に多重された信号が使われる。パイロット信号は従来例のように2つの周波数を記録信号の低域に1トラックおきに多重してもよい。また、8mmVTRのように4周波のパイロット信号でもDAT(Digital Audio Tape)のように1周波でもかまわない。再生時には再生手段8により再生パイロット信号を取り出し、第1のテープ位置誤差検出手段9でトラック4と回転ヘッド3との相対位置誤差信号、すなわちトラッキング誤差が検出される。第1のテープ位置誤差検出手段9は例えば従来例の図15に示す構成で両隣のトラックから漏れこむそれぞれのパイロット信号のレベル差を検出すればよい。この場合、切り換えスイッチ12は第1のテープ位置誤差検出手段9に倒されているので、第1のテープ位置誤差検出手段9の出力は切り換えスイッチ12を通ってテープ走行制御手段13に加えられる。テープ走行制御手段13においては、加算手段14が速度誤差検出手段16によりキャプスタンモータ5の周波数発電器から検出した速度誤差信号と第1のテープ位置誤差検出手段9が検出した相対位置誤差信号を加算してテープ送り制御信号を作る。駆動手段15は加算手段14より出力されたテープ送り制御信号によりキャプスタンモータ5を回転させ、磁気テープ2の走行を制御する。
【0028】
図2はつなぎ撮り時の記録トラックパターン図である。第1のテープ位置誤差検出手段9は、左右の隣接トラックからのパイロット成分の漏れレベルの量を比較して制御するのでトラック4の真中に回転ヘッド3がくるように自動的に制御される。図2の(a)はこのときの制御位置を示し、回転ヘッド3は再生すべきトラック4bの真上にある。
【0029】
次に、つなぎ撮りなどで途中から記録に移行して次のシーンを記録していく場合を説明する。つなぎ撮り時には前回記録した最後のトラックより一定量プリロールして戻った後、切り換えスイッチ12を第1のテープ位置誤差検出手段9に倒し、テープ走行制御手段13では図2の(a)に示すように、第1のテープ位置誤差検出手段9の出力と速度誤差検出手段16の出力の加算結果に応じてトラッキング制御をかけ、下地のトラックと同期を取る。その後、第2のテープ位置誤差検出手段10は速度誤差検出手段16より出力される速度誤差信号より標準のテープ送り速度からのテープ送り誤差信号を検出、あるいは、再生手段8から読み出される少なくとも1つのタイミング信号の検出時刻から速度誤差誤差信号を検出する。トラックシフト制御手段11は第2のテープ位置誤差検出手段10の出力に所定量のオフセットを印加してトラックシフト制御信号を作成する。オフセットはトラックの境界と回転ヘッドの3のエッジが一致するよう与えられる。この場合、切り換えスイッチ12をトラックシフト制御手段11側に倒し、テープ走行制御手段13ではトラックシフト制御信号と速度誤差検出手段16の出力の加算結果に応じて磁気テープ2の送りを制御する。図2(b)にこの場合のトラックと回転ヘッドの位置関係を示す。同図に示すように、トラックの境界と回転ヘッド3のエッジが一致した位置までトラッキング動作点をシフトし、その後、記録に移行する。以下、同じトラックピッチで記録トラックを形成していく。
【0030】
以下、第2のテープ位置誤差検出手段10の動作について詳細に説明する。
【0031】
まず、速度誤差信号よりテープ位置誤差信号を検出する第2のテープ位置誤差検出手段について説明する。図3はこの場合の第2のテープ位置誤差検出手段10の一構成例を示すブロック図である。
【0032】
図3において、30は速度誤差検出手段16より出力される速度誤差信号とラッチ回路31の出力を加算する加算手段、31は加算手段30の出力を保持し、加算手段30への入力とするラッチ回路、32は速度誤差信号を積分してテープ送り誤差を算出する積分器である。
【0033】
テープ走行制御手段13の速度誤差検出手段16で検出された速度誤差信号はクロックCLKが入るたびにラッチ回路31、加算手段30によって積分され、位置のディメンジョンを持つテープ送り位置誤差信号となる。ラッチ回路31の初期値および初期値代入指令は切り換えスイッチ12を第1のテープ位置誤差検出手段9からトラックシフト制御手段11側に倒す時点で0を代入する、または、そのときの第1のテープ位置誤差検出手段が出力する相対位置誤差信号を換算して代入する様に動作させる。特に初期値として直前の相対位置誤差信号を換算して代入する場合には、切り換える時点の残留トラッキング誤差分まで補正してトラックシフトをさせることができるのでさらにシフト量の精度の向上が見込める。このように、第2のテープ位置誤差検出手段10においては、検出ゲインはラッチCLKの周波数あるいは積分係数(図示せず)で決まるためトラックシフト制御手段11で加えるオフセットで正確にトラッキング位置をシフトさせることが可能である。
【0034】
次に、再生手段8から読み出されるタイミング信号の検出時刻から検出される相対位置誤差信号を検出する第2のテープ位置誤差検出手段について説明する。
【0035】
図4はこの場合の第2のテープ位置誤差検出手段の一構成例を示すブロック図である。図4において、401は再生手段8により再生される再生信号に含まれるタイミング検出信号とヘッド切り換え信号より相対位置誤差信号を検出する時間差検出器である。また、図5はトラック4の位置と回転ヘッド3の位置より相対誤差信号を検出する原理を示す図である。
【0036】
時間差検出器401はシリンダ1の回転に同期したヘッド切り換え信号または回転基準信号のエッジから再生信号に含まれるタイミング信号を検出するまでの時間差を検出する。図5に示すように、磁気テープ2の走行が遅れてトラック4の位置が回転ヘッド3より右にくるとタイミング信号の検出タイミングは少し早まり、左にくると遅れることから、時間差検出器401で検出された時間差で速度位置誤差信号を検出することが可能である。このように、第2のテープ位置誤差検出手段10において、検出タイミングのずれは、テープパターンのトラック角、シリンダの回転速度などで一意に決まり、ばらつかないので、トラックシフト制御手段11によって正確なトラックシフトが可能となる。
【0037】
さらに、テープ位置誤差信号または速度位置誤差信号を検出する第2のテープ位置誤差検出手段について説明する。
【0038】
図6はこの場合の第2のテープ位置誤差検出手段の構成を示すブロック図である。図6において、601は積分器32と時間差検出器401の出力を再生手段8により再生される再生信号に含まれるタイミング検出信号の有無により切り換えスイッチ602を制御するタイミング信号有無検出手段、602はタイミング信号有無検出手段601の制御に従って、積分器32または時間差検出器401のいずれかの出力を選択するよう切り替わる切り換えスイッチである。
【0039】
タイミング信号有無検出手段601はタイミング検出信号が検出される場合には時間差検出器401の出力を選択するよう切り換えスイッチ602を制御し、タイミング検出信号が検出されない場合は積分器32の出力を選択するよう切り換えスイッチ602を制御する。このように、再生信号に含まれるタイミング検出信号が何らかの理由で検出できなくなった場合でも、速度誤差信号によりテープ位置誤差信号が検出できるため、安定にトラックシフト動作をさせることができる。
【0040】
以下、トラックシフト制御手段の詳細な動作を説明する。図7はトラックシフト制御手段11の一構成例を示すブロック図である。
【0041】
図7において、701は第2のテープ位置誤差検出手段10より出力される信号とトラックシフトオフセット回路703の出力を加算して出力する加算手段、702は切り換えスイッチ12によりトラックシフト制御手段11が選択された後に閉じるシフトスイッチ、703は予め設定されているシフト量を印加するトラックシフトオフセット回路である。
【0042】
シフトスイッチ702は切り換えスイッチ12が選択された後、閉じる。加算手段701は第2のテープ位置誤差検出手段10より出力される信号に対して、トラックの境界と回転ヘッド3のエッジが一致するようトラックシフトオフセット回路703に予め設定されているシフト量を印加して、出力する。
【0043】
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1における第2のテープ位置誤差検出手段が、LアジマスとRアジマスのトラックからそれぞれLchとRchのタイミング信号を検出し、時間差を検出することでトラッキング誤差検出を行う場合について説明する。
【0044】
図8は本実施の形態における第2のテープ位置誤差検出手段10の一構成例を示すブロック図である。図9は再生信号のなかのLchおよびRchタイミング信号からトラッキング誤差信号を検出する方法を示した原理図である。
【0045】
図8において、801は再生手段8により再生された再生信号に含まれるLchタイミング検出信号、Rchタイミング検出信号より相対位置誤差を検出する時間差検出器である。
【0046】
図9において、回転ヘッド3Lの右隣にトラック4Lがずれている場合にはLchのタイミング信号は少し早く、回転ヘッド3Rの右隣にトラック4Rがずれている場合にはRchのタイミング信号は逆に遅く検出される。時間差検出器801は検出された時間差でトラッキング誤差を検出する。ここで、検出タイミングのずれは、アジマス角とシリンダの回転速度で決まる為、正確なトラックシフトをさせることができる。
【0047】
次に、本実施の形態の第2のテープ位置誤差検出手段10が実施の形態1で説明した積分器も持つ記録再生装置について説明する。
【0048】
図10は本実施の形態における第2のテープ位置誤差検出手段10の一構成例を示す図である。図10において、実施の形態1同様の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0049】
図10において、1001はLchタイミング検出信号およびRchタイミング検出信号の有無により積分器32と時間差検出器801の出力を切り換えスイッチ1002で切り換える切り換タイミング信号有無検出手段、1002はタイミング信号有無検出手段1001の制御に従って、積分器32または時間差検出器801の出力のいずれかを選択するように切り替わる切り換えスイッチである。
【0050】
タイミング信号有無検出手段1001はLchタイミング検出信号およびRchタイミング検出信号が検出される場合には時間差検出器801の出力を選択するよう切り換えスイッチ102を制御し、検出されない場合は積分器32の出力を選択するよう切り換えスイッチ102を制御する。このように、Lchタイミング検出信号およびRchタイミング検出信号が何らかの理由で検出できなくなった場合でも、速度誤差によりテープ位置誤差により、誤差が検出できるため、安定にトラックシフト動作をさせることができる。
【0051】
(実施の形態3)
本実施の形態では実施の形態1における第2のテープ位置誤差検出手段に含まれ、速度誤差信号を補正する補正回路について説明する。
【0052】
図11は第2のテープ位置誤差検出手段10において、速度誤差検出手段16より出力された速度誤差信号の残留誤差を補正する補正回路の一構成を示すブロック図である。
【0053】
図11において、1101は入力された速度誤差信号より積分手段1102で検出した残留誤差を減算して速度誤差信号を補正する減算手段、1102は減算手段1101が出力する補正誤差信号より残留誤差を検出する積分手段、1103はホールドスイッチである。
【0054】
他のVTRで書かれた下地のトラックにつないで記録する場合などでは、VTR毎に微妙にテープ送り速度が違う為、残留速度誤差が生じてしまう。本実施の形態の補正回路は、速度誤差検出手段16より出力された速度誤差信号の残留誤差を補正する。すなわち、減算手段1101は速度誤差検出手段16より出力される速度誤差信号から、積分手段1102より検出された残留誤差を減算することにより補正し、補正後の速度誤差信号として出力する。積分手段1102は減算手段1101より出力される補正後の速度誤差信号を積分して残留誤差を検出する。積分手段1102が残留誤差を検出した後、ホールドスイッチ1103は開き、残留分を減算手段1101でキャンセルする。このように第2のテープ位置誤差検出手段に補正回路を設けることによって、速度誤差を積分して基準値からのテープ送り誤差を検出する場合にトラックシフト量の誤差をさらに小さくすることができる。
【0055】
(実施の形態4)
本実施の形態では、CTLヘッドを設け、CTLパルスを用いてテープ送り位置誤差を検出する記録再生装置について説明する。
【0056】
図12は本実施の形態における記録再生装置の一構成を示すブロック図である。図12において、実施の形態1の記録再生装置と同様の構成には同一の参照符号を付し、説明を省略する。図12において、17はリニアトラック18にCTLパルスを書き込むCTLヘッドである。
【0057】
本実施の形態では、CTLパルスを用いてテープ送り位置誤差を検出する動作を中心に説明する。
【0058】
本実施の形態の記録再生装置では、磁気テープ2の走行経路中にCTLヘッド17が設けられている。記録時にシリンダ1の回転に同期して、CTLヘッド17によりCTLパルスがリニアトラック18に書き込まれている。第2のテープ位置誤差検出手段10はリニアトラック18から再生されるCTLパルスと回転ヘッド3の回転に同期したヘッド切り換え信号、または回転基準信号を位相比較して、テープ送り位置誤差信号を作成する。本実施の形態でも第1のテープ位置誤差検出手段9は回転ヘッド3で検出した左右の隣接トラックからのパイロット信号を比較して誤差信号を生成しているので正確にトラック中央をヘッドが走査する様に制御可能である。また、第2のテープ位置誤差検出手段10はCTL信号と回転に同期した信号との位相比較で誤差信号を検出するのでゲイン、リニアリティのばらつきはなく正確なトラックシフトを実現できる。従って、第1のテープ位置誤差検出手段9でトラッキング制御をかけたのち、第2のテープ位置誤差検出手段10に切り換えることで、精度が高く安定なトラックシフトが可能となる。
【0059】
また、本実施の形態の記録再生装置では、第1のテープ位置誤差検出手段9を選択しているときのテープ送り位置誤差信号を平均化してテープ位置誤差基準信号を生成し、ホールドすると共にテープ位置誤差信号とテープ位置誤差基準信号との差分を出力するようにすることで切り換え時の誤差のずれを防止することが可能である。
【0060】
図13は第1のテープ位置誤差検出手段9に設けている補正回路の一構成例を示すブロック図である。図13において、1300は入力されるテープ送り位置誤差信号と平均化回路1301より出力されるテープ位置誤差基準信号の差分をとる減算手段、1301は入力されるテープ送り位置誤差信号を平均化してテープ位置誤差基準信号を生成する平均化回路、1302はホールドスイッチである。
【0061】
減算手段1300は再生手段8より出力されるテープ送り位置誤差信号に対して、平均化回路1301より出力されたテープ位置誤差基準信号を減算することにより補正し、補正後のテープ送り位置誤差信号として出力する。平均化回路1301は再生手段8より出力されるテープ送り位置誤差信号を平均化してテープ位置誤差基準信号を生成する。平均化回路1301がテープ位置誤差基準信号を生成した後、ホールドスイッチ1302は開く。
【0062】
このように第1のテープ位置誤差検出手段に補正回路を設けることによって、更にシフト精度を向上できる。また、本実施の形態の補正回路は第2のテープ位置誤差検出手段に速度誤差補正手段として設け、入力される相対位置誤差信号またはテープ送り位置誤差信号を補正することもできる。
【0063】
なお、本発明において各実施の形態は別々に説明したが、いくつかを同時に組み合わせても良い。
【0064】
また、各実施の形態で説明した以外にも本発明の主旨を逸脱しない範囲でいろいろな変形が可能である。
【0065】
また、本発明では、記録トラックピッチをTp、記録ヘッド幅をTwとする時、トラックシフト量を本来の幅広分の(Tw−Tp)/2より小に選ぶことで、トラックシフト量がわずかにずれた場合でも影響の大きな同一アジマスの消し残りが出ない様にすることが出来る。
【0066】
【発明の効果】
以上のように本発明の記録再生装置は、プリロール期間に安定して精度良くトラックシフトを行うことができるので、再生時に編集箇所でもトラックやせ、トラッキング位相ずれの生じない信頼性の高い情報記録再生装置を提供することができる。
さらに、第2のテープ位置誤差検出手段は速度誤差信号を積分し、テープ送り位置誤差信号を出力する積分器で構成することによって、CTL制御を行うための特別なトラッキング誤差検出回路なども必要としないので、簡単な構成で実現でき、しかも検出ゲイン、リニアリティのばらつきの影響を受けないトラックシフトが可能な記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における記録再生装置の構成を示すブロック図
【図2】つなぎ撮り時の記録トラックパターンを示す図
【図3】本発明の実施の形態1における第2のテープ位置誤差検出手段の構成を示すブロック図
【図4】同第2のテープ位置誤差検出手段の他の構成を示すブロック図
【図5】同トラックの位置と回転ヘッドの位置より相対誤差を検出する原理を示す図
【図6】同第2のテープ位置誤差検出手段の他の構成を示すブロック図
【図7】同第2のテープ位置誤差検出手段における補正回路の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態2における第2のテープ位置誤差検出手段の他の構成を示すブロック図
【図9】同トラッキング誤差信号の検出方法を示した図
【図10】補正回路の構成を示す図
【図11】本発明の実施の形態3における第2のテープ位置誤差検出手段の他の構成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態4における記録再生装置の構成を示すブロック図
【図13】補正回路の他の構成を示すロック図
【図14】従来の記録再生装置の構成を示すブロック図
【図15】従来の記録再生装置における記録トラックパターン図
【符号の説明】
1 シリンダ
2 磁気テープ
3 回転ヘッド
4 トラック
5 キャプスタンモータ
6 ピンチローラ
7 記録手段
8 再生手段
9 第1のテープ位置誤差検出手段
10 第2のテープ位置誤差検出手段
11 トラックシフト制御手段
12 切り換えスイッチ
13 テープ走行制御手段
14 加算手段
15 駆動手段
16 速度誤差検出手段
17 CTLヘッド
18 リニアトラック
Claims (10)
- 磁気テープにその長手方向に対して斜めにトラックを形成するように信号を記録し、前記トラックより前記信号の再生を行う回転ヘッドを備えたシリンダと、前記回転ヘッドへ情報信号およびトラッキング用パイロット信号を供給し、前記磁気テープに記録させる記録手段と、前記回転ヘッドより再生信号並びに前記パイロット信号を取り出す再生手段と、テープ送り速度を検出し速度誤差を出力すると共に、前記磁気テープを駆動するテープ走行制御手段と、前記パイロット信号から前記回転ヘッドと前記トラックとの相対位置を示す相対位置誤差信号を検出する第1のテープ位置誤差検出手段と、前記速度誤差を積分し、テープ送り位置誤差信号を出力する積分器からなる第2のテープ位置誤差検出手段と、前記第2のテープ位置誤差検出手段の出力に対して、前記回転ヘッドと前記トラックが所望の相対位置になるよう、所定量のオフセットを印加してトラックシフト制御信号を生成するトラックシフト制御手段と、前記第1のテープ位置誤差検出手段の出力と前記トラックシフト制御手段の出力を切り換える切り換えスイッチを備え、前記切り換えスイッチにより、前記第1のテープ位置誤差検出手段の出力を選択し、前記テープ走行制御手段は前記第1のテープ位置誤差検出手段が出力する前記相対位置誤差信号に応じて前記磁気テープに対してトラッキング制御を行った後、前記トラックシフト制御手段の出力を選択するよう切り換え、前記テープ走行制御手段は前記トラックシフト制御手段が出力する前記トラックシフト信号に応じて前記磁気テープのトラッキング位置を所定量シフトさせることを特徴とする記録再生装置。
- 第2のテープ位置誤差検出手段は第1のテープ位置誤差検出手段の出力によりトラッキング制御時に、タイミング信号の検出時刻から回転ヘッドとトラックとの相対位置誤差信号を検出し、平均化してテープ位置誤差基準信号を生成しホールドすると共に前記相対位置誤差信号と前記テープ位置誤差基準信号との差分を出力することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
- 第2のテープ位置誤差検出手段はシリンダの回転に同期したヘッド切り換え信号または、回転基準信号と、再生信号に含まれる少なくとも1つのタイミング信号との時間差をもとに回転ヘッドと前記トラックとの相対位置誤差信号を検出することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
- テープ走行制御手段は磁気テープのテープ送り速度を検出し、速度誤差信号を出力する速度誤差検出手段を備え、第2のテープ位置誤差検出手段は前記速度誤差信号を積分し、テープ送り位置誤差信号を出力する積分器と、シリンダの回転に同期したヘッド切り換え信号または、回転基準信号と、再生信号に含まれる少なくとも1つのタイミング信号との時間差をもとに回転ヘッドとトラックの相対位置誤差信号を検出する時間差検出器を備え、第2のテープ位置誤差検出手段は前記タイミング信号が検出される時には前記時間差検出器の出力、前記タイミング信号が検出されないときには前記積分器の出力を選択して出力することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
- 第2のテープ位置誤差検出手段は互いに異なるアジマスのヘッドから再生されるそれぞれのタイミング信号の時間差をもとに回転ヘッドと前記情報トラックとの相対位置誤差信号を出力することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
- テープ走行制御手段はテープ送り速度を検出し、速度誤差信号を出力する速度誤差検出手段を備え、第2のテープ位置誤差検出手段は前記速度誤差信号を積分し、テープ送り位置誤差信号を出力する積分器と、互いに異なるアジマスのヘッドから再生されるそれぞれのタイミング信号の時間差をもとに回転ヘッドと前記情報トラックとの相対位置誤差信号を検出する時間差検出器を備え、前記タイミング信号が検出される時には前記時間差検出器の出力、前記タイミング信号が検出されないときには前記積分器の出力を選択して出力することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
- 積分器の初期値として直前の時間差検出器の出力を代入することを特徴とする請求項4または請求項6記載の記録再生装置。
- 積分器の初期値として直前の第1のテープ位置誤差検出手段の出力を代入することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
- 速度誤差信号の平均値を検出してホールドし、前記速度誤差信号との差分を第2のテープ位置誤差検出手段へ出力する速度誤差補正手段を備え、切り換えスイッチにより第一のテープ位置誤差検出手段の出力を選択し、前記速度誤差補正手段が前記速度誤差の平均値をホールドした後、前記切り換えスイッチをトラックシフト制御手段に切り換えることを特徴とする請求項1または請求項4または請求項6記載の記録再生装置。
- 記録トラックピッチをTp、記録ヘッド幅をTwとする時、トラックシフト量を(Tw−Tp)/2より小とすることを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
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