JPH0664788B2 - 情報信号再生装置 - Google Patents

情報信号再生装置

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JPH0664788B2
JPH0664788B2 JP59269885A JP26988584A JPH0664788B2 JP H0664788 B2 JPH0664788 B2 JP H0664788B2 JP 59269885 A JP59269885 A JP 59269885A JP 26988584 A JP26988584 A JP 26988584A JP H0664788 B2 JPH0664788 B2 JP H0664788B2
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【発明の詳細な説明】 <技術分野> 本発明は、記録媒体から情報信号を再生する情報信号再
生装置に関し、詳しくは、特に互いに異なる周波数を有
する複数種のパイロツト信号が多数の並列するトラツク
に対して所定の順序で情報信号と重畳して記録されてい
るテープ状記録媒体をその長手方向に所定の速度で走行
させ、該媒体から前記情報信号を回転ヘツドで再生する
ための装置に関するものである。
<従来技術の説明> 従来より、この種の装置としては、所謂4周波方式でト
ラツキンク制御を行うタイプのビデオテープレコーダ
(VTR)があり、以下本明細書ではこの種のVTRを
例にとって説明する。
第1図はこの種のVTRによる記録パターンを示す図で
ある。第1図に於いて1は磁気テープ、2は記録トラツ
ク群である。記録トラツク群2中の各トラツクのf
,f,fは夫々各トラツクのビデオ信号に重畳
されているパイロツト信号の周波数を示す。例えばf
=102.5KHz≒6.5f,f=118.9KHz≒
7.5f,f=148.7KHz≒9.5f,f=1
65.2KHz≒10.5fと設定されている。一般には
−f=f−fでf≠fとなる様設定され
る。
Ha,Hbは互いにアジマス角の異なるヘツドで、
,fのパイロツト信号が重畳されているトラツク
(以下TR,TR)がヘツドHaで、f,f
パイロツト信号が重畳されているトラツク(以下T
,TR)がヘツドHbで夫々記録再生される。各
トラツク間の間隔(第1図にTpで示す)はヘツドH
a,Hbの幅より狭く設定され、記録時には周知のガー
ドバンドレスのアジマス重ね書きが行われている。
この種のVTRに於いてトラツキングエラー信号を得る
ための手法は以下の通りである。第1図に示す様にヘツ
ドがオントラツク状態であれば、ビデオ信号を再生して
いるトラツク(主トラツク)に隣接する両側のトラツク
に重畳されているパイロツト信号もこのヘツドから再生
される。これはパイロツト信号がビデオ信号に比べて低
周波であり、アジマス記録に伴うアジマスロスを生じな
いためである。そこでこれら両隣接トラツクから再生さ
れるパイロツト信号レベルを比較してやれば、ヘツドと
主トラツクとの位置関係が検出できこれをトラツキング
エラー信号としている。
ところで、この様な4周波方式によりトラツキングエラ
ー信号を得る場合に、記録用ヘツドと再生用ヘツドが同
じヘツド幅であれば、ガードバンドレスで記録されてい
る場合にのみ正確なトラツキングエラー信号が得られる
ものであった。
第2図はトラツク間にガードバンドが形成されている磁
気テープ上の記録パターンを示す図である。f
,f,fについては第1図と同様である。今、
ヘツドHaがTRをトレースしているとすると、上述
の方法でトラツキングエラー信号を得ようとしても、ヘ
ツドHaが第2図に於いてHa′に示す位置からHa″
に示す位置のどこにあつてもトラツキングエラー信号は
変化しない。従ってトラツキング制御は不可能であり、
一般的にはテープを走行させるキヤプスタンのサーボ系
の特性を依存してHa′またはHa″に示す状態でヘツ
ドが磁気テープ1をトレースすることになる。そのため
ガードバンドが形成されている記録パターンからは満足
な再生ビデオ信号を得ることはできなかった。
他方、VTRに於いては長時間の記録が行える様に通常
のトラツクピツチより狭いトラツクピツチでの記録が可
能な機種が提案、実施されている。ところで4周波方式
のトラツキング制御を行うVTRに於いて、この様に異
なるトラツクピツチでの記録再生を実現しようとする
と、ガードバンドレス記録を行う必要性から記録再生ヘ
ツドのヘツド幅は通常の記録再生モード(以下SP)時
のトラツクピツチより広く設定してやらねばならない。
この時に長時間の記録再生を実現するための記録再生モ
ード(以下LP)の記録を行うと全て重ね書きとなって
しまい、この影響によりビデオ信号の良好な記録再生が
行なえないものであった。
SP,LP夫々にヘツド幅の異なる専用の記録再生ヘツ
ドを設けることも考えられる。しかし近年のVTRは、
スローモーシヨン再生、静止画再生等のトリツクプレイ
も必要な機能となってきており、そのためにも別の専用
ヘツドを設けなければならず、ヘツド数が増大してしま
う。このヘツド数の増大は磁気テープの寿命を縮め、か
つ回転ヘツドシリンダの調整を難しくすると云う問題が
ある。また更にはVTRのコストアップ。ロータリート
ランス間のクロストークによる信号の劣化、回転ヘツド
シリンダの小型、薄型化の障害等様々な問題が生じてし
まう。
<発明の目的> 本発明は上述の如き問題に鑑み、トラツク間にガードバ
ンドがある様な記録フオーマツトに於いても、情報信号
と重畳記録されているパイロツト信号を用いて正確なト
ラツキングエラー信号を得ることのできる情報信号再生
装置を提供することを目的とする。
<実施例による説明> 以下、本発明をVTRに適用した実施例を用いて詳細に
説明する。
(第1の実施例) 第3図(A),(B)はこの実施例のVTRのヘツド構
成を示す図、第4図(A),(B)はこのVTRによる
テープトレースの様子を説明するための図、第5図はこ
の実施例のVTRの再生系の概略構成を示す図である。
第3図(A)に於いて11はヘツドHa,Hb,Hc,
Hdを有する回転シリンダであり、ヘツドHa,ヘツド
HbはLP,SPに係らず記録再生を行うための回転ヘ
ツドである。ヘツドHaとヘツドHbは第3図(B)に
示す如く回転面が同じで互いに180°の位相差をもっ
て回転する様に構成されており、かつ互いに異なるアジ
マス角を有している。ヘツドHc,ヘツドHdはLP,
SPに於ける特殊再生を行うための回転ヘツドであり、
共にヘツドHa,Hbと同一の回転面上を回転する。但
し、ヘツドHc,ヘツドHdはヘツドHa,ヘツドHb
に対して回転位相が90°遅れている。またヘツドHc
及びヘツドHdのアジマス角は共にヘツドHaと同じで
ある。尚ヘツドHa〜Hdは全てヘツド幅が等しいもの
とする。
第4図(A),(B)に於いて、12はLPに於ける記
録トラツク群、13はSPに於ける記録トラツク群であ
る。今、LPの再生時に於いて、ヘツドHaが第4図
(A)に示す如くTR1をオントラツク状態でトレース
しているとすると、その直後のヘツドHcの中心の走査
軌跡の中心線はTR1とTR2の境界と一致する。また
ヘツドHbがTR3をオントラツク状態でトレースして
いるとすると、その直後のヘツドHdの走査軌跡の中心
線はTR3とTR1の境界と一致する。ヘツドHaがT
R4を、ヘツドHbがTR2をオントラツク状態でトレ
ースしている時も夫々同様にそれらの直後にヘツドHc
はTR4とTR3、ヘツドHdはTR2とTR4の境界
上をトレースする。
一方、SPの再生時に於いてヘツドHaが第4図(A)
に示す如くTR1をオントラツク状態でトレースしてい
るとすると、その直後のヘツドHcの走査軌跡の中心線
はTR1とTR2との間のガードバンドの中心線と一致
する。またヘツドHbがTR3をオントラツク状態でト
レースしているとすると、その直後のヘツドHdの走査
軌跡の中心線はTR3とTR1間のガードバンドの中心
線と一致する。もちろんヘツドHaがTR4を、ヘツド
HbがTR2をオントラツク状態でトレースしている場
合も夫々同様にそれらの直後にヘツドHcはTR4とT
R3、ヘツドHdはTR2とTR4間のガードバンド上
をトレースする。
上の説明より明らかな様に、SP,LP両モードに於い
て、記録時と同じ速度で磁気テープ1を走行させヘツド
Ha,Hbでビデオ信号を再生する場合に、ヘツドH
a,Hbがオントラツクする条件はヘツドHc,Hdで
再生される2種類のパイロツト信号のレベルが等しいこ
とである。言い変えればこれら2種類のパイロツト信号
のヘツドHc,Hdからの再生レベルを比較すればヘツ
ドHa,Hbの主トラツクからのずれ量が検出できる。
従ってトラツキングエラーの方向さえ検出してやればこ
れをトラツキングエラー信号として利用できる。
次に第5図各部の動作について説明する。まず通常再生
時の動作について説明する。ヘツドHa,ヘツドHbよ
り再生された信号はスイツチ14にて交互に取出され、
連続信号とされて後、スイツチ18のN側端子を介して
ビデオ信号処理回路21へ供給され周知の再生信号処理
が行われる。ビデオ信号処理回路21で元のテレビジヨ
ン信号の形態となったビデオ信号は端子21を介して出
力される。尚スイツチ14はシリンダ11の回転位相を
検出する検出器16より得た30Hzの矩形波信号によ
ってその切換が制御される。
一方、ヘツドHc,ヘツドHdの再生出力信号もスイツ
チ15にて連続信号とされて後、乗算器23に供給され
る。この時スイツチ15は検出器16より得た30Hz
の矩形波信号をヘツドHcとヘツドHaの回転位相差
分、即ち90°分位相をシフトした30Hzの矩形波信
号によって、その切換が制御される。乗算器23ではス
イツチ15より出力される信号と発振器20より発振さ
れる周波数 のリフアレンス信号とが乗算される。fを8.5f
するとf,f,f,fとの差の周波数成分は夫
々2f,f,f,2fとなる。ここで第4図を
参照するに、互いに隣接するトラツクより再生されるパ
イロツト信号とfとの差の周波数成分は一方がf
ら他方が2fであり、これらが発生する方向は1トラ
ツク毎に反対となる。
バンドパスフイルタ(BPF)24はf成分を、BP
F25は2f成分を夫々分離するためのもので、これ
らの出力は夫々検波回路26,27でレベル検波され
る。これら検波回路26,27の出力は比較回路28で
レベル比較される。この比較回路28の出力は1トラツ
クをトレースする期間(1/60秒)毎に反転アンプ2
9を介したものと介さないものとが、スイツチ30より
交互に取り出され、トラツキングエラー信号を得る。
尚、スイツチ30の切換は移相器17より得た30Hz
の矩形波信号によって制御される。こうした得たトラツ
キングエラー信号はキヤプスタンモータ制御回路31に
供給され、キヤプスタン32の位相を制御する。33は
ピンチローラはキヤプスタン32と共にテープ1を挾持
する。上述の如き構成により通常の再生時に於いて記録
トラツクにヘツドHa及びヘツドHbを完全にオントラ
ツクさせることができる。尚上述の動作はSP,LPに
共通で、キヤプスタンモータ制御回路中の速度制御系の
制御目標がSP,LPで異なるだけである。
次に特殊再生について説明する。ここではヘツドHc及
びヘツドHdを用いたスチル再生について説明する。テ
ープ1の停止位置はLPに於いては、ヘツドHc、ヘツ
ドHdが共に第4図(A)に於いてSTで示す一点鎖
線内をトレースする様に決定する。またSPに於いて
は、ヘツドHc,ヘツドHdが共に第4図(B)に於い
てSTで示す一点鎖線内をトレースする様に決定して
やる。この時、再生ビデオ信号が得られる領域はS
,ST内の斜線で示す部分であり、これより明ら
かな様にノイズバーの生じない所謂フイールドスチル再
生が行える。
スチル再生時に於いて、スイツチ18はSP,LPに係
わらず図中T側に示す端子に接続され、スイツチ15で
得た連続波信号がビデオ信号処理回路21に供給され
る。この時のテープ停止位置の制御については本発明と
は直接関係しないため省略する。
上述の実施例のVTRによればトラツクピツチが各ヘツ
ドのヘツド幅の2倍以下であれば、いかなるトラツクピ
ツチで記録されていても、キヤプスタン制御系の制御目
標を切換えるだけで正確なトラツキングエラー信号を検
出することができる。
尚、上述の構成に於いてLPではガードバンドレス記録
が行われているので、従来通りヘツドHa、ヘツドHb
の出力を用いて隣々接のトラツクより再生されるパイロ
ツト信号レベルを比較してトラツキングエラー信号を得
る様に構成することも可能である。
また、ヘツドHc及びヘツドHdのヘツド幅について
は、これらのヘツドの中心がヘツドHa及びヘツドHb
の中心と同一回転面上を回転する様に配されてさえいれ
ば自由に選択することができる。
(第2の実施例) 第6図(A),(B)はこの実施例のVTRのヘツド構
成を示す図、第7図(A),(B)はこのVTRによる
テープトレースの様子を説明するための図、第8図はこ
の実施例のVTRの再生系の概略構成を示す図である。
第6図(A)に於いて11′はヘツドHa,Hb,H
e,Hfを有する回転シリンダであり、ヘツドHa,ヘ
ツドHbは前出第1の実施例のVTRと同様にLP,S
Pに係らず記録再生を行うための回転ヘツドである。ヘ
ツドHaとヘツドHbとは第6図(B)に示す如く互い
に180°の位相差をもって同一の回転面上を回転する
様に構成されており、かつ互いに異なるアジマス角を有
している。またこれらのヘツドHa,Hbのヘツド幅は
等しい。ヘツドHe,ヘツドHfは後述する様にトラツ
キングエラー信号を得る際、特殊再生をする際に用いる
ヘツドであり、夫々ヘツドHbと同一のアジマス角、同
一のヘツド幅を有するヘツドである。ヘツドHfはヘツ
ドHaに対して、またヘツドHeはヘツドHbに対して
回転位相がθ°遅れている。このθ°はヘツドHaとヘ
ツドHf及びヘツドHbとヘツドHeが同じトラツクを
トレースした際に、当該トラツク上に記録されているビ
デオ信号のm水平走査間分(mは整数)に対応づけられ
ている。またヘツドHe,ヘツドHfの回転面はSPモ
ードに於けるトラツクピツチ(Ts)の1/2分だけ、
ヘツドHa,ヘツドHbの回転面に対してシフトしてい
る。またヘツドHe,ヘツドHfのヘツド幅もヘツドH
bやヘツドHaと等しい。
次に本実施例に於けるSPとLPのトラツクピツチの
比、即ち記録時のテープ走行速度の比は2:1であるも
のとして、各ヘツドのトレースの様子について説明す
る。今LPの通常再生時に於いて、ヘツドHa,ヘツド
Hbが第7図(A)に示す如くTR4,TR3をオント
ラツク状態でトレースしているとすると、ヘツドHf,
ヘツドHeはTR2,TR4をオントラツク状態でトレ
ースしていることになる。またヘツドHa,ヘツドHb
がTR1,TR2をオントラツク状態でトレースしてい
るとすると、ヘツドHf,ヘツドHeはTR3,TR1
をオントラツク状態でトレースすることになる。
従って、LP時に於いてはヘツドHa、ヘツドHbを用
いて通常再生を行う際、ヘツドHfとヘツドHeの出力
信号を用いても、従来の4周波方式に基く手法でトラツ
キングエラー信号を得ることが可能である。即ちヘツド
HfとヘツドHeの主走査トラツクを挾んで隣接する2
つのトラツクからのパイロツト信号の再生成分を比較す
ることによって、トラツキングエラー信号を得ることが
できる。
一方SPの通常再生時に於いて、ヘツドHa,ヘツドH
bが第7図(B)に示す如くTR1,TR3をオントラ
ツク状態でトレースしているとすると、ヘツドHf,ヘ
ツドHeの走査軌跡の中心線は、TR1とTR3間、T
R3とTR4間のガードバンドの中心線と一致する。ま
たヘツドHa,ヘツドHbがTR4,TR2をオントラ
ック状態でトレースしている時は、ヘツドHf,ヘツド
Heの走査軌跡の中心線がTR4とTR2間,TR2と
TR1間のガードバンドの中心線と一致する。
従ってSP時にはヘツドHf,ヘツドHeで再生される
2種類のパイロツト信号のレベルが等しければヘツドH
a,ヘツドHbが夫々再生すべきトラックにオントラッ
クすることになる。即ちヘッドHf,Heで再生される
2種類のパイロット信号の再生レベルを比較することに
よってトラッキングエラー信号を得ることができる。
次に第8図各部の動作について説明する。第8図に於い
て第5図と同様の構成要素については同一番号を付す。
LPの通常再生時の動作についてまず説明する。ヘッド
Ha,ヘッドHbより再生された信号はスイッチ41に
て交互に取出され連続信号とされて、ビデオ信号処理回
路21で元の信号形態に戻されて後、端子22より出力
される。尚この時スイッチ43はN側に接続されてお
り、スイッチ41は前出検出器16の出力信号に基いて
1/60秒毎に接続が切換られている。
この時は勿論従来装置と同様に、ヘッドHaとヘッドH
bの出力信号を用い、これにf,f,f,f
順序で周波数の変化するリファレンス信号を乗算してf
,3f成分を検出することによってトラキングエラ
ー信号を得る様に構成している。即ち、スイッチ44は
LP時、L側に接続され、スイッチ41で得た連続信号
が乗算器45に供給される。この時のヘッドHaとヘッ
ドHbの主走査トラックは当然TR1,TR2,TR
4,TR3という順序になる。これに対し、スイッチ6
5,スイッチ66は前述の検出器16の位相検出信号
(30Hzの矩形波信号)で制御され、スイッチ60は
この位相検出信号を分周器59で1/2分周した信号
(15Hzの矩形波信号)で制御される。これに伴い乗
算器45に供給されるリファレンス信号の周波数は
,f,f,fの順となる。即ち、f発生回
路61,f発生回路62,f発生回路63,f
生回路64の出力が適宜択一的に取出されるものであ
る。
この時乗算器44より出力されるパイロット信号成分は
第7図(A)を参照すれば、主走査トラックに隣接する
一方の隣接トラックからはf,他方からは3fとな
る。またこれらが発生する方向は1/60秒毎に反転す
る。
BPF46はf成分を、BPF48は3f成分を夫
々分離するためのもので、これらの出力は検波回路4
9,51で夫々レベル検波された後、比較回路54でレ
ベル比較される。更にこの比較回路54の出力信号は、
反転アンプ56を介したものと介さないものとがスイッ
チ57で選択的に出力される。このスイッチ57は前述
の検出器16による回転位相検出信号によって制御さ
れ、その結果、スイッチ57の信号はトラキイングエラ
ー信号としてスイッチ58のL側端子を介してキヤプス
タンモータ制御回路31に供給され、キヤプスタン32
の位相を制御する。
次にSPの通常再生時の動作について説明する。ビデオ
信号はLP時と同様にヘツドHa、ヘツドHbの出力信
号から再生され、端子22より出力される。一方、トラ
ツキングエラー信号はヘツドHe、ヘツドHfの出力信
号によって検出可能である。従って、スイツチ44はS
側に接続されており、乗算器45へはヘツドHe、ヘツ
ドHfの出力信号が1/60秒毎に供給される。
ヘツドHe、ヘツドHfは順次各トラック間のガードバ
ンドの中心をトレースする。この時得られるパイロツト
信号はfとf,fとf,fとf,fとf
という順序となる。これに対して乗算器45に供給さ
れるリフアレンス信号の周波数ローテーシヨンはf
,f,fとれなる。そしてこれによって互いに
隣接するトラツクより再生されるパイロツト信号とリフ
アレンス信号との差の周波数成分は3fと2f,2
とf,3fと2f,2fとfというロー
テーシヨンとなる。
BPF47は2f成分を検出するためのもので、この
出力は検波回路50でレベル検波される。比較回路52
では検波回路49と検波回路50の出力がレベル比較さ
れ、比較回路53では検波回路50と検波回路51の出
力がレベル比較される。即ち前者はf成分と2f
分、後者は2f成分と、3f成分に係るものであ
る。
これらの比較回路52,53の出力はスイツチ55に供
給され、トラック毎に択一的に出力されトラツキングエ
ラー信号となる。この様にして得られたトラツキングエ
ラー信号はスイツチ58のS側端子を介してキヤプスタ
ンモータ制御回路31に供給される。
最後に特殊再生について説明する。まずヘツドHe,ヘ
ツドHfを用いたスチル再生について説明する。LPの
スチル再生はヘツドHe,ヘツドHfが共に第7図
(A)に於けるSTで示す一点鎖線内をトレースする
様なテープ1を停止させればよく、一方SPのスチル再
生は同様にヘツドHe、ヘツドHfが共に第7図(B)
に於けるSTで示す一点鎖線内をトレースする様テー
プ1を停止させれば良い。この時再生ビデオ信号が得ら
れる領域は夫々ST,ST内の斜線で示す部分であ
り、これらによってノイズバーの生じない良好なフイー
ルドスチル再生が行える。
またスローモーシヨン再生はヘツドHe,ヘツドHfを
用いて上述のスチル再生、ヘツドHa,ヘツドHbを用
いた通常再生を組合せによって実現することができる。
尚この際はテープの間欠送りや前述のテープ停止位置の
際のテープの走行制御の詳細については本発明と直接関
係しないため省略する。
上述の実施例のVTRによればヘツド数が4個であるに
も係らず、LP,SPに於ける記録再生、トラツキング
制御、スロー、スチル等の特殊再生が良好に行えるもの
である。
尚、ヘツドHe及びヘツドHfのヘツド幅はそれらの中
心の回転面がヘツドHa,ヘツドHbの中心の回転面と
SPのトラツクピツチの1/2だけシフトしてさえいれ
ば自由に選択することができる。
(構成の一部変更等について) 尚、上述の説明は全てVTRについて行ったが、デジタ
ルオーデイオテープレコーダ等の他の機種に対して本発
明を適用することも可能であり、互いに180°の位相
差をもつて回転するヘツド対で情報信号を再生する際に
これとはトラツク間隔の1/2だけシフトしてトレース
する他のヘツド対によりトラツキングをとる様に構成し
ていれば本発明による効果は十分に得られるものであ
る。
<効果の説明> 以上、実施例を用いて説明した様に、本発明によればト
ラツク間にガードバンドがある様な記録フオーマツトで
あつても、互いに180°の位相差をもって回転する回
転ヘツド対で情報信号を再生する際に、これらとはトラ
ツク間隔の1/2だけシフトした位置をトレースする第
2の回転ヘツドの再生出力を用いることにより正確なト
ラツキングエラー信号を得ることのできる情報信号再生
装置が提供されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のVTRにより記録パターンを示す図、 第2図は、トラツク間にガードバンドが形成されている
磁気テープ上の記録パターンを示す図、 第3図(A),(B)は本発明の一実施例のVTRのヘ
ツド構成を示す図、 第4図(A),(B)は同実施例のVTRによりテープ
トレースの様子を説明するための図、 第5図は同実施例のVTRの再生系の概略構成を示す
図、 第6図(A),(B)は本発明の他の実施例のVTRの
ヘツド構成を示す図、 第7図(A),(B)は同実施例のVTRによるテープ
トレースの様子を説明するための図、 第8図は同実施例のVTRの再生系の概略構成を示す図
である。 1は記録媒体としての磁気テープ、12,13はトラツ
ク群、24,25は夫々バンドパスフイルタ、26,2
7は夫々検波回路、28は比較回路、31はキヤプスタ
ンモータ制御回路、32はキヤプスタン、46,47,
48は夫々バンドパスフイルタ、49,50,51は夫
々検波回路、52,53,54は比較回路、Ha,Hb
は第1のヘツド対としての回転ヘツド、Hc,Hd及び
He,Hfは夫々第2のヘツド対としての回転ヘツド、
,f,f,fは夫々パイロツト信号の周波数
である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる周波数を有する複数種のパイ
    ロット信号が、第1のモードまたは第1のモードに対し
    てトラックピッチの狭い第2のモードにて形成された多
    数の並列するトラックに対して所定の順序で情報信号と
    共に記録されている記録媒体から前記情報信号を再生す
    る装置であって、 前記記録媒体をトレースして前記情報信号を再生するた
    めの第1のヘッド部と、 前記第1のヘッド部がトレースするトラックに対して、
    前記第1のモードにて形成されたトラックの1/2トラ
    ックピッチ分ずれた位置にて前記トラックをトレースす
    るように配置された第2のヘッド部と、 前記第1のヘッド部によって前記情報信号を再生する際
    に、前記第2のヘッド部から再生されるパイロット信号
    を用いてトラッキングエラーを指示するトラッキングエ
    ラー信号を形成するエラー検出手段とを備え、 前記トラッキングエラー信号に基づいて前記第1のヘッ
    ド部に対するトラッキング制御を行うことを特徴とする
    情報信号再生装置。
  2. 【請求項2】前記第1のヘッド部の一方と前記第2のヘ
    ッド部とは回転面が同じで、回転移送が90°異なるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の情報信号
    再生装置。
  3. 【請求項3】前記第1のヘッド部の一方と前記第2のヘ
    ッド部とは回転面が異なり、かつ回転位相が大略一致し
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    情報信号再生装置。
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